JP3728453B2 - グラビア塗工装置 - Google Patents

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知弘 米田
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政美 中本
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株式会社ヒラノテクシード
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、グラビア塗工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は、従来のグラビア塗工装置100の説明図である。
【0003】
このグラビア塗工装置100は、塗工液を溜める液槽102の上部にグラビアロール104を配し、グラビアロール104の後方に、グラビアロール104の周面に付着した塗工液を掻落すための掻落しブレード106を設けたものである。
【0004】
このグラビア塗工装置100で塗工液を基材1に塗工する場合には、案内ロール108,110によって前から後ろに向かって搬送される基材1の下面に、グラビアロール104の一部を接触させ、その下面に塗工液を塗工するものである。
【0005】
また、図示はしないが従来よりグラビアロールの下周面に塗工液を吹付けるノズルを配した構造のグラビア塗工装置も知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近では生産効率を上げるためグラビア塗工装置100のグラビアロール104を高速(例えば、60m/分)で回転させて塗工作業を行う場合がある。
【0007】
この場合に、グラビアロール104への塗工液の密着性が低速で回転しているときよりも悪くなり、塗工面にムラが発生するという問題点があった。
【0008】
そして、紙のような基材1に塗工を行う時にはそのムラが余り目立たないが、透明フィルムに透明な塗工液を塗工する場合には、そのムラが目立つという問題点があった。
【0009】
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、グラビアロールを高速で回転させても塗工液をムラなく塗工することができるグラビア塗工装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、塗工液を溜める液漕と、前記液漕の上部に配されてその下周面が塗工液に浸漬されたグラビアロールと、前記グラビアロールの後方であって前記液槽外部に配され、前記グラビアロールの周面上の塗工液を掻き落とす掻落しブレードと、を有し、前から後に向かって搬送される長尺状の基材の下面に、前記回転するグラビアロールの上周面の一部が接触して塗工液を塗工するグラビア塗工装置において、前記液漕の内部で、かつ、前記グラビアロールの下方に塗工液のチャンバーが配され、前記チャンバーの前壁の上端部より前ブレードが突設され、この前ブレードの上端部が前記グラビアロールの前下周面に接し、かつ、前記前ブレード及び前記前ブレードと前記グラビアロールとの接触位置が前記液槽内部に配され、前記チャンバーの後壁の上端部より後ブレードが突設され、この後ブレードの上端部が前記グラビアロールの後下周面に接し、かつ、前記後ブレード及び前記後ブレードと前記グラビアロールとの接触位置が前記液槽内部に配され、前記液漕へ塗工液を供給する第1供給手段と、前記チャンバーへ塗工液を一定の圧力で供給する第2供給手段を有し、前記第1供給手段は塗工液の液高さが前記前ブレード及び後ブレードと前記グラビアロールとの接触位置よりも高い位置になるように供給することを特徴とするグラビア塗工装置である。
【0011】
請求項2の発明は、前記基材が透明性、または、半透明性を有するフィルムであり、前記塗工液が透明性、または、半透明性を有するものであることを特徴とする請求項1記載のグラビア塗工装置である。
【0012】
本発明のグラビア塗工装置であると、チャンバー内部でグラビアロールの下周面に塗工液が密着し、さらに液槽内部を通って基材への塗工位置に回転するため、グラビアロールを高速で回転させても塗工部分にムラが発生することがない。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施例を図1及び図2に基づいて説明する。
【0014】
図1は本実施例のグラビア塗工装置10の横から見た縦断面図であり、図2は正面から見た一部欠裁図である。
【0015】
これら図面に示すように、塗工液を溜める液槽12の上部の中央にグラビアロール14が配されている。このグラビアロール14は、図1において反時計回りに回転する。また、液槽12の前壁16のやや後方には、液槽12を前後方向に区画するための隔壁18が設けられている。また、前壁16には、塗工液を供給するための第1供給口20が左側、中央部、右側に開口し(図2参照)、これら第1供給口20には、塗工液を供給する第1ポンプ22がそれぞれ接続されている。
【0016】
そして、第1供給口20から供給された塗工液は隔壁18の下部付近を通過して、液漕12の中央部に至る。
【0017】
液槽12の後壁23の後方には、液槽12の後端部から溢れた塗工液を受けるためのオーバーフロータンク24が設けられている。このオーバーフロータンク24の底部には循環パイプ26の一端が開口し、この循環パイプ26は塗工液26を溜める塗工液タンク28に至る。なお、第1ポンプ22はこの塗工液タンク28に溜まった塗工液を供給する。
【0018】
グラビアロール14の後方であって、液槽12の上部には、掻落しブレード30が配されている。この掻落しブレード30は、グラビアロール14の周面に付着した不要な塗工液を掻落す。
【0019】
グラビアロール14の前上方及び後上方にはそれぞれ案内ロール32,34が配され、基材1を搬送している。また、これら案内ロール32,34の間に位置する基材1の下面にグラビアロール14の上端部が接触する。
【0020】
液槽12の内部であって、かつ、グラビアロール14の下方には、塗工液のチャンバー36が配されている。このチャンバー36は、図2に示すようにグラビアロール14の軸方向に沿って配されている。チャンバー36は、前壁36a、後壁36b、左右両側壁、底面より構成され、液漕12と区切られている。
【0021】
チャンバー36の前壁36aの上端部からは前ブレード38が突設され、その上端部はグラビアロール14の前下周面に接触している。また、チャンバー36の後壁36bの上端部から後ブレード40が突設され、その上端部もグラビアロール14の後下周面に接触している。この前ブレード38及び後ブレード40によってチャンバー36内部と液槽12とが区画された状態となっている。なお、前ブレード38及び後ブレード40の両側部は、仕切り板を配して液漕12と完全に仕切ってもよく、また、開放状態でもよい。
【0022】
チャンバー36の底面のやや上方には、隔壁42が設けられている。また、チャンバー36の底面には、塗工液の第2供給口44が左側、中央部、右側に開口し、これら第2供給口44には塗工液を供給するための第2ポンプ46が接続されている(図2参照)。なお、この第2ポンプ46は塗工液タンク28の塗工液を供給している。
【0023】
上記構成のグラビア塗工装置10によって透明な基材1(例えば、透明フィルム)に透明な塗工液を塗工する場合について説明する。
【0024】
図1に示すように、第2ポンプ46によって、チャンバー36内部に塗工液を供給し、その内部を塗工液で充填する。そして、この場合にグラビアロール14の下周面に塗工液が一定の圧力Pで押圧するような状態とする。一方、第1ポンプ22から塗工液を供給して、液槽12に満たし、グラビアロール14の下周面を浸漬させる。この場合に塗工液の液高さは、前ブレード38及び後ブレード40の接触位置よりも高い位置に設定する。
【0025】
この状態でグラビアロール14を図1に示すように反時計回りに回転させると、グラビアロール14の周面にチャンバー36の部分で塗工液が付着し、さらに液槽12を経て掻落しブレード30の位置に至る。この位置で不要な塗工液が掻落とされ、基材1の下面にこの適切な量が付着したグラビアロール14の上端部が接触して、塗工を行う。
【0026】
この塗工を行う場合に、前記したようにチャンバー36内部において塗工液が一定の圧力Pでグラビアロール14の下周面に押圧されて付着する。この押圧力Pは、第2ポンプ46の供給量によって決定される。隔壁42が存在するため、周方向及び軸方向に亘って全体的に均一な圧力Pで付着を行うことができる。
【0027】
また、前ブレード38及び後ブレード40によって、このチャンバー36と液槽12とは区画された状態であるため、均一な状態で付着した塗工液がそのまま基材1に塗工される。したがって、グラビアロール14を高速回転(例えば、60m/分)で回転させても、従来のように塗工部分が不均一になってムラが発生したりすることがない。
【0028】
【発明の効果】
以上により本発明のグラビア塗工装置であると、グラビアロールを高速で回転させても、チャンバー内部で塗工液が押圧されて均一に付着するため、グラビアロール上で塗工液の乱れが発生することなく、基材の下面にムラなく均一に塗工液を塗工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示すグラビア塗工装置の横から見た縦断面図である。
【図2】 同じく正面から見た一部欠裁図である。
【図3】 従来のグラビア塗工装置の縦断面図である。
【符号の説明】
10 グラビア塗工装置
12 液槽
14 グラビアロール
22 第1ポンプ
28 塗工液タンク
30 掻落しブレード
36 チャンバー
38 前ブレード
40 後ブレード
46 第2ポンプ

Claims (2)

  1. 塗工液を溜める液漕と、
    前記液漕の上部に配されてその下周面が塗工液に浸漬されたグラビアロールと、
    前記グラビアロールの後方であって前記液槽外部に配され、前記グラビアロールの周面上の塗工液を掻き落とす掻落しブレードと、
    を有し、
    前から後に向かって搬送される長尺状の基材の下面に、前記回転するグラビアロールの上周面の一部が接触して塗工液を塗工するグラビア塗工装置において、
    前記液漕の内部で、かつ、前記グラビアロールの下方に塗工液のチャンバーが配され、
    前記チャンバーの前壁の上端部より前ブレードが突設され、この前ブレードの上端部が前記グラビアロールの前下周面に接し、かつ、前記前ブレード及び前記前ブレードと前記グラビアロールとの接触位置が前記液槽内部に配され、
    前記チャンバーの後壁の上端部より後ブレードが突設され、この後ブレードの上端部が前記グラビアロールの後下周面に接し、かつ、前記後ブレード及び前記後ブレードと前記グラビアロールとの接触位置が前記液槽内部に配され、
    前記液漕へ塗工液を供給する第1供給手段と、前記チャンバーへ塗工液を一定の圧力で供給する第2供給手段を有し、前記第1供給手段は塗工液の液高さが前記前ブレード及び後ブレードと前記グラビアロールとの接触位置よりも高い位置になるように供給する
    ことを特徴とするグラビア塗工装置。
  2. 前記基材が透明性、または、半透明性を有するフィルムであり、
    前記塗工液が透明性、または、半透明性を有するものである
    ことを特徴とする請求項1記載のグラビア塗工装置。
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