JP3345056B2 - 配管内検査走行装置 - Google Patents

配管内検査走行装置

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は配管内の検査走行装置に
係り、特に閉経路で異径部があるボイラ等の配管内を走
行し検査するのに好適な配管内検査走行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ボイラの配管は、内部を高圧かつ高温の
水または蒸気が循環する異径部を伴なう閉経路となって
いる。したがって、このような閉経路配管内の劣化や腐
食の状況調査をする場合には、電気事業法「発電用火力
設備の技術基準」で法的規制(単に法的規制という)を
受けない範囲である内径60mm未満の小径孔を配管の側
面に設け、この孔からファイバースコープなどの検査具
を配管内に挿入して検査するのが一般的である。
【0003】また、配管の一部(管径程度の長さ)を切
断撤去し、当該部からテレビカメラ等を搭載した点検走
行装置を配管内に挿入して検査する装置も提案されてい
る(特公平3−49381号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のファイ
バースコープによる配管内の検査は、検査者がファイバ
ースコープのファイバー部を手で動かしながら検査して
いるので検査している場所の位置的精度が悪く、そのう
え検査者が記録を採取する必要がある。さらにファイバ
ー部は剛性が小さいためファイバースコープの対物レン
ズと被検査面の距離が一定に保てず定倍率での検査がで
きない等、検査の信頼性の面でも問題がある。
【0005】また、従来の管内点検走行装置では、配管
の一部切断撤去および検査後の復旧作業に多大な工数を
必要とするばかりでなく、このような工事は法的規制を
受け容易に行なうことができない等の問題がある。この
ため新たな配管内検査装置の開発が要望されている。本
発明は、前記かかる事情に鑑みなされたものであり、配
管の一部を切断撤去することなく配管の側面に設ける小
径孔から配管内に走行車および点検車を挿入して検査す
ることによって、大幅な工数低減と信頼性の高い検査が
容易にできる配管内検査走行装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本願発明は、被検管内に挿入され該管内を走行検査する
配管内検査走行装置において、前記被検管の管壁に設け
た小径孔より管内に挿入され、先端が配管の軸芯と一致
するように湾曲して設けられたガイド管と、該ガイド管
により被検管内に案内されローラ駆動装置により搬送さ
れて一方向のみに屈曲する中空連結体と、この連結体の
搬送力により被検管内を走行する走行車と、該走行車と
中継ユニットにより自在結合され被検管内を検査する検
査装置を首振りおよび回動自在に設けた点検車と、前記
被検管の内壁と接して走行する車輪を有し、液体圧シリ
ンダにより前記走行車および点検車を調芯支持する伸縮
アームとを備えたことを特徴とする配管内検査走行装置
に関する。
【0007】
【0008】
【作用】本発明の検査装置は、遠隔制御される駆動装置
により配管内を走行する走行車に連結された点検車に搭
載され、検査結果はケーブルを介し接続されている表示
装置でモニターおよび記録されているので、被検査位置
精度がよく、検査員が検査記録の採取をする必要がな
い。そのうえ走行車および点検車は配管内壁と接して走
行する車輪を具備した伸縮自在アームを備え、流体圧シ
リンダーによって調芯走行するので一定条件(定倍率)
での検査ができる。
【0009】さらに、走行車および点検車は、中継ユニ
ットとの連結部から折り曲げた状態で、配管の側面に設
けた小径孔より配管内に挿入されるので配管の一部切断
撤去および復旧作業の必要がなく、法的規制を受けるこ
ともない。
【0010】
【実施例】以下、図1ないし図8を参照して、本発明の
一実施例について説明する。図1ないし図5は、本発明
による配管内検査走行装置の一実施例を示す構成図で、
異径配管1(単に配管という)の内面を遠隔位置から検
査している状況を示している。図中符号2は走行車を示
し、駆動装置3の駆動モーター4により搬送される中空
連結体5と連結され管内を走行するようになっている。
前記、中空連結体5の作動原理は中空連結体5と摩擦抵
抗をもたせて接触させた送りローラ6を駆動モーター4
で回転させることによって配管1の管壁に開けた小径孔
より管内に挿入され、先端が配管の軸芯と一致するよう
に湾曲して設けられたガイド17に沿わせて搬送させる
ようになっている。また、実施例においては中空連結体
5は図1のように一方向のみに湾曲する。
【0011】また、検査装置7を搭載した点検車8は、
走行車2と中継ユニット9を介し自在結合されており、
走行車2にけん引され管内を走行、検査するようになっ
ている。これらの走行車2および点検車8は、エアーシ
リンダ12a、12bによって開き角度(θ)が調整で
きる伸縮自在アーム13によって配管1の軸芯と一致す
るように支持、走行されるようになっている。さらに、
中継ユニット9との結合部は、エアーシリンダ21a、
21bによってスライドスリーブ18a、18bが移動
し、折れ曲がるようになっている。
【0012】一方、テレビカメラ10および照明11を
備えた検査装置7は回動モーター19ならびに首振りモ
ーター20によって回動、首振りできるようになってい
る。また、テレビカメラ10で検出した映像は、遠隔設
置されているモニタ14に表示されると同時に記録装置
15に記録されるようになっている。前記した駆動モー
ター4、回動モーター19、首振りモーター20は遠隔
位置に設置した演算処理装置16によって制御され、中
空連結体5の搬送距離、検査装置7の回動角度および首
振り角度(α)は演算処理装置16に精度よく表示され
るようになっている。
【0013】つぎに、このように構成された本装置を用
いて、配管1の内面を検査する場合について説明する。
図6ないし図8は走行車2および点検車8を配管1の側
面に設けた小径孔から配管内に挿入する手順を示してい
る。まず、中継ユニット9に具備されているエアーシリ
ンダ21a、21bに負圧を加えスライドスリーブ18
a、18bを図3、図4に示す矢印A側に移動せしめ、
走行車2と中継ユニット9および点検車8と中継ユニッ
ト9との結合部で折り曲げるとともに、走行車2および
点検車8に内蔵されているエアーシリンダ12a、12
bのイ室にエアーを供給し、伸縮自在アーム13をそれ
ぞれ、走行車2および点検車8の本体内に収納させる。
このような状態で配管1の側面に設けた小径孔を通過さ
せる。そして、小径孔を先に通過する点検車8のエアー
シリンダ12bのイ室のエアーを排出しながらロ室にエ
アーを供給し、伸縮自在アーム13を拡げながらエアー
シリンダ21bに正圧を加えスライドスリーブ18bを
B側に移動させ点検車8と中継ユニット9との結合部を
固定させる。さらに装置の挿入を続け、走行車2が小径
孔を通過した時点で走行車2のエアーシリンダ12aの
イ室のエアーを排出しながらロ室にエアーを供給し、伸
縮自在アーム13を拡げながら、エアーシリンダ21a
に正圧を加えスライドスリーブ18aをB側に移動させ
走行車2と中継ユニット9との結合部を固定させる。こ
こで、走行車2および点検車8に具備している伸縮自在
アーム13先端の車輪22が全て配管内壁と接するまで
エアーシリンダ12a、12bにエアーを供給すると、
走行車2および点検車8を配管1の軸芯に調芯させるこ
とができる。また、駆動装置3を小径孔部に取り付け中
空連結体5が走行車2の軸芯に位置するようにガイド1
7に噛み合うナット23により調整する。
【0014】つぎに、遠隔位置に設置した演算処理装置
16に適正な検査条件を入力すると駆動装置3および検
査装置7に対し、最適な制御値を演算し、各装置の動き
を制御する。ここで、駆動装置3は演算処理装置16の
制御によりモーター4を回転させ中空連結体5を搬送
し、この中空連結体5と連結されている点検車2および
走行車2に中継ユニット9を介し連結されている点検車
8は配管内走行する。また、検査装置7は、演算処理装
置16の制御により、回動モーター19を回転させ、テ
レビカメラ10および照明装置11が回転する。さら
に、首振りモーター20を回転させると回転力はウォー
ム24に伝達され、このウォーム24に噛み合うウォー
ムギャ25を回転させ、テレビカメラ10および照明1
1は首振り動作する。このような動作で得られるテレビ
カメラ10の映像は遠隔設置されているモニタ14に表
示するとともに記録装置15に出力され記録される。な
お、テレビカメラ、照明装置、回動モーター、首振りモ
ーターは、点検車および走行車のエアーシリンダ中空軸
内ならびに屈曲連結体内を経由したケーブルによって遠
隔設置している機器と電気的に結合されている。
【0015】また、点検車、走行車、中継ユニットのエ
アーシリンダも、中継ユニット内、走行車のエアーシリ
ンダ中空軸内および屈曲連結体内を経由したチューブに
よって遠隔設置した供給装置より供給を行なっている。
上記した実施例では、点検車にテレビカメラを搭載検査
する場合について説明したが、本発明における点検車に
搭載する検査装置は放射線検査装置、超音波検査装置、
渦流検査装置であってもなんら問題なく検査できること
はいうまでもない。また、走行車および点検車を支持す
る伸縮自在アームの数は被検管の形状により2本以上の
複数にすることもできる。
【0016】なお、配管内にガイドを介して屈曲する連
結体を挿入する状況の詳細を図9に示す。
【0017】
【発明の効果】以上記述したごとく、本発明の配管内検
査走行装置によれば、配管の一部を切断撤去しなくて
も、配管の壁面に設けた小径孔から走行車および点検車
を配管内に挿入、検査を行なうことができ、これによっ
て従来多大な工数を要していた配管の一部切断撤去なら
びにこれらの復旧工事が省略できるばかりか、配管を切
断撤去しないので、この工事に関わる法的規制を受ける
ことがなくなり、容易に検査ができる。
【0018】また、検査装置は配管の軸芯に調芯を走行
する点検車に搭載され、これらの検査装置および点検車
の動きは演算処理装置により最適制御されているので従
来のファイバースコープによる手動探傷に比べ信頼性の
高い検査が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の配管内検査走行装置の一実施例を示す
全体構成図。
【図2】図1のII−II矢視図。
【図3】走行車の詳細図。
【図4】点検車の詳細図。
【図5】検査装置の詳細図。
【図6】、
【図7】、
【図8】走行車および点検車を配管の側面に設けた小径
孔から配管内に挿入する手順を示す説明図。
【図9】ガイドを介した連結体挿入図。
【符号の説明】
1…配管、2…走行車、3…駆動装置、4…駆動モータ
ー、5…中空連結体、6…送りローラ、7…検査装置、
8…点検車、9…中継ユニット、10…テレビカメラ、
11…照明、12a、12b…エアーシリンダ、13…
伸縮自在アーム、14…モニタテレビ、15…記録装
置、16…演算処理装置、17…ガイド、18a、18
b…スライドスリーブ、19…回動モーター、20…首
振りモーター、21a、21b…エアーシリンダ、22
…車輪、23…ナット、24…ウォーム、25…ウォー
ムギャ、26…バネ、27…リベット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F22B 37/02 G01N 21/88

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検管内に挿入され該管内を走行検査す
    る配管内検査走行装置において、前記被検管の管壁に設
    けた小径孔より管内に挿入され、先端が配管の軸芯と一
    致するように湾曲して設けられたガイド管と、該ガイド
    管により被検管内に案内されローラ駆動装置により搬送
    されて一方向のみに屈曲する中空連結体と、この連結体
    の搬送力により被検管内を走行する走行車と、該走行車
    と中継ユニットにより自在結合され被検管内を検査する
    検査装置を首振りおよび回動自在に設けた点検車と、
    記被検管の内壁と接して走行する車輪を有し、液体圧シ
    リンダにより前記走行車および点検車を調芯支持する伸
    縮アームとを備えたことを特徴とする配管内検査走行装
    置。
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ES2147394T3 (es) * 1995-10-16 2000-09-01 Siemens Ag Procedimiento y dispositivo para la introduccion en una tuberia de un manipulador autopropulsado para interiores de tubos.
JP6292895B2 (ja) * 2014-01-20 2018-03-14 株式会社クボタ 管調査装置
JP6874278B2 (ja) * 2016-05-16 2021-05-19 東京電力ホールディングス株式会社 遠隔操作調査装置

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