JP3344629B2 - 折畳み補助装置 - Google Patents

折畳み補助装置

Info

Publication number
JP3344629B2
JP3344629B2 JP2000101588A JP2000101588A JP3344629B2 JP 3344629 B2 JP3344629 B2 JP 3344629B2 JP 2000101588 A JP2000101588 A JP 2000101588A JP 2000101588 A JP2000101588 A JP 2000101588A JP 3344629 B2 JP3344629 B2 JP 3344629B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
folding
continuous paper
gas
cylinder
outer peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000101588A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001278540A (ja
Inventor
和朗 山口
博司 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Kikai Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Kikai Seisakusho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Kikai Seisakusho Co Ltd filed Critical Tokyo Kikai Seisakusho Co Ltd
Priority to JP2000101588A priority Critical patent/JP3344629B2/ja
Publication of JP2001278540A publication Critical patent/JP2001278540A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3344629B2 publication Critical patent/JP3344629B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Cutting Devices (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、重ね合わせられ
た連続紙を折胴の外周面に巻き付け予め定められた長さ
に裁断し、折胴の軸線と平行に折り畳む折畳装置に関
し、詳細には、折胴の近傍の連続紙送り込み上流側に気
体吹き出し手段が設けられ、連続紙と折胴の外周面との
間に向けて気体を吹き出し、折胴の外周面に巻き付けら
れる連続紙の折胴の外周面に接する側の送りが他側の連
続紙の送りに遅れないように気体の流れによって下流に
送り出すようにした折畳み補助装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術における複数枚重ね合わせら
れた連続紙を折胴の外周面に巻き付け予め定められた長
さに裁断し、折胴の軸線と平行に折り畳む折畳装置とし
ては、例えば「新聞印刷ハンドブック」(1997年4
月10日、社団法人日本新聞協会発行)の第89ぺ一ジ
に開示され、図4に示されたようなもの(以下第1従来
技術という)がある。
【0003】また、特開平3−36164号公報「印刷
機の折り装置用裁断装置」に開示されているような装置
の連続紙の送り込みにおける相対する2つの胴の上流側
に位置し、両胴間に送り込まれる連続紙に向かって、空
気を下流側へ送る複数の送風ノズルが設けられている装
置(以下第2従来技術という)がある。
【0004】第l従来技術の輪転機の折畳装置は、連続
紙Wを複数枚重ね合わせて下流の裁断・折畳機構51に
向けて案内するニッピングローラー装置54と、ニッピ
ングローラー装置54から複数枚重ね合わせられて送ら
れた連続紙Wを裁断して折り畳む折胴52及び鋸胴53
からなる裁断・折畳機構51と、対向した1対のフオル
ディングローラー55、55とを備えている。
【0005】その折畳装置においては、裁断・折畳機構
51の折胴52・鋸胴53間に複数枚重ね合わせられて
送り込まれた連続紙Wは、対向して互に反対方向に回転
する折胴52・鋸胴53間で折胴52の軸線と平行に裁
断されるのであるが、裁断と略同時に、裁断位置より上
流側の連続紙Wは、裁断位置の上流位置、即ち裁断され
た先端縁部を折胴52内に設けられた針56で厚さ方向
に貫通され、折胴52の外周面に仮止めされ、折胴52
に巻き付けられて、折胴52の回転方向に誘導される。
針56により誘導された連続紙Wの先端縁部が折胴52
の適宜回転位置まで送られたときに、針56が引っ込
み、略同時に連続紙Wの上流側で次の裁断が行われる。
【0006】裁断され所定の長さになった連続紙Wは、
裁断と略同時に、先端縁部と次の裁断で裁断された後端
縁部との中央部が図示しない折胴52内に設けられた折
ブレードにより折胴52の下の2つのフォルディングロ
ーラー55、55間へ差し込まれ、前記中央部で折胴5
2の軸線と平行に折り畳まれ、二つ折りの印刷物となっ
て機外へ排出される。そして、上記のような裁断及び折
畳みが繰り返される。
【0007】第2従来技術の印刷機の折り装置用裁断装
置は、垂直方向に案内される連続紙のための2つの紙裁
ち胴において、2つの紙裁ち胴の間へ送り込まれる連続
紙の両側に配置され、連続紙と紙裁ち胴との間の間隙内
に向け空気を送る複数の送風ノズルと、送風ノズルに空
気供給源より空気を供給する空気供給導管とで構成され
る機構が設けられている。そして、両側の送風ノズルか
ら吹き出した空気により、2つの紙裁ち胴間の最も隙間
の狭い個所より下流にエアークッションを形成し、この
作用により、連続紙が裁断部の刃にくっつくのが防止さ
れると共に下流に案内される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の第1従来技術の
重ね合わせられた連続紙を折胴の外周面に巻き付け予め
定められた長さに裁断し、折胴の軸線と平行に折り畳む
折畳装置では、重ね合わせられた連続紙が折胴の外周面
に巻き付けられた際、重ね合わせの厚さのため、折胴の
外周面に接している側が折胴の外周面に接しない側より
も巻き付き長さが僅かに短く、折り畳みが繰り返される
と、巻き付き長さが短かった分が折胴の上流側に蓄積さ
れ、折胴近傍上流の連続紙の折胴の外周面に接する側に
弛みが生じる。その結果、折胴で畳まれるときにしわと
なるので、品質のよくない折畳み印刷物が生産された。
【0009】また、上記の第2従来技術の装置は、両側
の送風ノズルから吹き出した空気は連続紙が裁断部の刃
にくっつくのを防ぐと共に、紙裁ち胴から下流側へ切断
された連続紙をまっすぐな状態で搬送するためのエアー
クッションを形成するためのものである。
【0010】従って、連続紙を折胴の外周面に巻き込み
予め定められた長さに裁断し、折胴の軸線と平行に折り
畳む折畳み機構において、連続紙が折胴の外周面に巻き
込まれた際の、折胴上流側の連続紙の折胴の外周面に接
する側に発生する弛みに起因したしわへは対応できな
い。
【0011】この発明は、上記の従来の技術がもつ課題
を一挙に解決しようとするもので、折畳装置の折胴に複
数枚重ね合わせられた連続紙が巻き付けられて誘導され
た場合に折胴の上流側で連続紙の折胴の外周面に接する
側に生じる弛みをなくすための折畳み補助装置を提供す
ることを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の折畳み補助装
置は、重ね合わせられた連続紙を対向した折胴と鋸胴と
の間に送り込み、折胴の外周面に巻き付けて予め定めら
れた長さに裁断すると共に、折胴の軸線と平行に折り畳
む折畳装置に設けられており、折胴・鋸胴間に送り込ま
れる連続紙の折胴側で、且つ両胴対向位置の近傍の連続
紙送り込み上流側に設けられ、少なくとも連続紙と折胴
の外周面との間に向かって気体を吹き出す気体吹き出し
手段と、気体吹き出し手段に接続されて設けられ、気体
吹き出し手段に気体を供給する気体導入管と、気体供給
源及び該気体供給源と気体導入管とを接続する配管部か
らなり、気体供給源より気体導入管に気体を供給する気
体供給手段とを具備し、前記気体吹き出し手段により、
少なくとも折胴・鋸胴間に送り込まれる連続紙と折胴の
外周面との間に気体が吹き出され、この気体の流れによ
り、連続紙の折胴の外周面に接する側が連続紙の他側に
遅れないように下流側へ送り出されるように構成されて
いる。
【0013】そして、気体吹き出し手段は、対向した折
胴と鋸胴との間に送り込まれる連続紙と折胴の外周面と
の間に気体を吹き出す第l気体吹き出し手段単独か、該
第l気体吹き出し手段と、折胴と鋸胴との対向位置より
上流側の連続紙の折胴の外周面に接する側の面に向けて
気体を吹き出す第2気体吹き出し手段とから構成され、
各気体吹き出し手段が連続紙の紙幅方向に設けられ、且
つ連続紙の紙幅方向の全域にわたり略均一に気体が吹き
出されるように設けられている。
【0014】更に、気体吹出し手段の気体の吹出し量を
調整する気体吹出し量調整手段が気体導入管と気体供給
源とを接続する配管部に設けられたり、気体吹き出し手
段の気体吹き出し方向が変更可能に構成されていること
が好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態における折
畳み補助装置を備えた折畳装置を図面を参照して説明す
る。輪転機において、夫れ夫れ図示しない少なくともl
つの給紙装置及び印刷装置が配備され、更にその下流に
図1に示される裁断・折畳機構1を具備した折畳装置が
配備されている。
【0016】給紙装置に装着された巻取紙より引き出さ
れたそれぞれの連続紙Wが印刷装置において印刷された
後、複数枚重ね合わせられて案内され、折畳装置におい
て所定の長さに裁断された上、折り畳まれて印刷物が生
産されるようになっている。
【0017】折畳装置は、複数枚重ね合わせられた連続
紙Wを長手方向に二つ折りにすることができる図示しな
い少なくともlつのフォーマーと、フォーマーで長手方
向に二つ折りされた連続紙Wを相対する向きで回転して
下流側の裁断・折畳機構1に向けて案内する少なくとも
l対のニッピングローラー8,8と、ニツピングローラ
ー8,8で案内された連続紙Wを挟むよう連続紙Wの幅
方向と平行に設けられ、連続紙Wをその軸と平行に裁断
して、折り畳む、折胴2と鋸胴3とからなる裁断・折畳
機構1と、後で説明する裁断・折畳機構1の折胴2に設
けられる図示しない折ブレードにより差し込まれる前記
連続紙Wが裁断された印刷物を、差し込まれた位置に折
り目付けして下流へ送り出すフォルディングローラー
5、5と、フォルディングローラー5、5により送られ
てきた印刷物を、機外へ排出する図示しないコンベヤー
に受け渡す図示しない羽根車とで構成されている。
【0018】裁断・折畳機構1の鋸胴3には、折胴2と
の間で連続紙Wを予め定められた長さに裁断する鋸刃9
が設けられており、折胴2には、裁断された連続紙Wの
先端縁部を厚さ方向に貫通し、折胴2の外周面に仮止め
し、連続紙Wを折胴2に巻き付けて折胴2の回転方向に
送る紙幅方向に複数並んで設けられた針4,4・・・
と、折胴2に巻き付けられて回転方向に案内された連続
紙Wの送り方向長さの略中央部をフォルディングローラ
ー5、5間に差し込む図示しない折ブレードとが設けら
れている。
【0019】次に上記の実施の形態における折畳装置の
作用について説明する。給紙装置に装着された巻取紙よ
り引き出されたそれぞれの連続紙Wは、印刷装置におい
て印刷された後、複数枚重ね合わせられてフォーマーに
案内され、フォーマーにより長手方向に二つ折りされた
上、相対する向きで回転するニツピングローラー8,8
に挟まれて裁断・折畳機構1の折胴2・鋸胴3間に送り
込まれる。
【0020】そして、連続紙Wは、相対する向きで回転
する折胴2・鋸胴3間で鋸胴3の鋸刃9により折胴2の
軸線と平行に裁断位置で順次所定の長さに裁断されるの
であるが、裁断と略同時に、裁断位置より上流側の連続
紙Wは、折胴2内に設けられかつ折胴2の予め定められ
た適宜の回転位相において折胴2の外周面から出入りす
る紙幅方向に複数設けられた針4、4・・・で裁断位置
の直ぐ上流位置の先端縁部が厚さ方向に貫通され、折胴
2の外周面に仮止めされた上で、折胴2の回転に従って
折胴2の外周面に巻き付けられて、折胴2の回転方向に
誘導される。針4、4・・・により誘導された連続紙W
の先端縁部が折胴2の適宜回転位置まで送られたときに
針4、4・・・が引込み、略同時に連続紙Wの上流側で
次の裁断が行われる。
【0021】裁断され所定の長さになった連続紙Wは、
裁断と略同時に、先端縁部と次の裁断で裁断された後端
縁部との中央部が図示しない折胴2内に設けられた折ブ
レードにより折胴2の下の対向した2つのフォルディン
グローラー5、5間へ差し込まれ、フォルディングロー
ラー5、5により前記中央部で折胴2の軸線と平行に折
り畳まれ、二つ折りの印刷物となって機外へ排出され
る。そして、上記のような裁断及び折畳みが繰り返され
る。
【0022】上記のように、折胴2の針4、4・・・で
連続紙Wの裁断位置の直ぐ上流位置の先端縁部が厚さ方
向に貫通され、折胴2の外周面に仮止めされた上で、折
胴2の回転に従って折胴2の外周面に巻き付けられると
き、重ね合わせられ上、長手方向に二つ折りにされた連
続紙Wの折胴2の外周面に接する側6と他側(折胴2の
外周面に接しない側)7(図1参照)とでは複数枚から
なる連続紙Wの厚さにより長さに差が生じ、連続紙Wの
他側7の方が折胴2の外周面に接する側6に比べ多く
(長く)なる。
【0023】従って、巻き付き長さの短い折胴2の外周
面に接する側6の連続紙Wの上流側に短い分だけ余剰と
して蓄積されて、弛み17が生じ、その結果しわとなっ
た折畳み印刷物が生産される原因となる。特に前記折畳
装置のフォーマーを複数台使用して二つ折りされた各連
続紙を集合して複数セクションの連続紙を折胴2・鋸胴
3間に巻き込んだ場合、特に折胴の外周面に接するセク
ションの連続紙が薄ぺ一ジの場合に弛み17が生じ易
い。
【0024】そこで、折畳装置には、折胴2に複数枚重
ね合わせられた連続紙Wが巻き付けられて案内された場
合に、折胴2の上流側で連続紙Wの折胴2と接する側に
弛みをなくすための折畳み補助装置が設けられている。
【0025】発明の実施の第1形態における折畳み補助
装置11は、図1に示されるように裁断・折畳機構1の
折胴2・鋸胴3間の近傍で且つ連続紙Wの送り込みにお
ける上流側の折胴2側に設けられ、気体吹出し手段(以
下、空気吹出しノズル12とする)と、気体導入管(以
下、空気導入管13とする)と、気体供給手段(以下、
空気供給手段14とする)とで構成されている。
【0026】詳細には図1及び図2に示されるように、
空気吹出しノズル12は、連続紙Wの幅方向に複数設け
られ、折胴2・鋸胴3間に送り込まれる連続紙Wと折胴
2の外周面との間に向かって空気を吹き出すようになっ
ている。空気導入管13は、折胴2の軸線と略平行に折
畳装置の図示しないフレームに両端が支持され上、空気
吹出しノズル12・・・に空気を供給するように連続紙
Wの紙幅方向に設けられた前記空気吹出しノズル12・
・・に接続されている。
【0027】また、図l及び図2に矢印で示すように、
空気導入管13は、長手方向及び管状の中心をまわりに
変位可能に支持されて、空気吹出しノズル12の空気吹
出し位置と空気吹き出し方向とが変更され得るようにし
てもよく、更に空気吹き出しノズル12と空気導入管1
3とが例えば図示しないベローズ形伸縮管継手で連結さ
れ、空気吹き出しノズル12の空気吹き出し方向が広範
囲に変更され得るようにしてもよい。
【0028】空気供給手段14は、少なくとも空気供給
源15及び配管部19を備え、空気供給源15から配管
部19を介して空気導入管13に加圧した空気を供給す
る。空気吹出しノズル12・・・から吹き出す空気吹出
し量を調整し得る気体吹出し量調整手段(以下、空気吹
出し量調整手段16とする)が空気供給源15と空気導
入管13との間の配管部19に設けられ、空気吹き出し
ノズル12・・・から吹き出される空気の量を調整可能
にするようにしてもよい。
【0029】また、空気吹出しノズル12は、例えば連
続紙Wの全幅方向に亘たるスリット状開口を有する構成
(図示せず)となり、連続紙Wの幅方向全域に亘たり略
均一に空気を吹き出すようになっていてもよい。
【0030】そして、折畳み補助装置11において、連
続紙Wの紙幅方向に複数設けた空気吹出しノズル12・
・・から吹き出された空気が連続紙Wと折胴2の外周面
との間の両者が接する位置に吹き付けられる。空気吹出
しノズル12・・・から吹き出された空気は、連続紙W
と折胴2の外周面の接触開始部において急に絞られた閉
路18に入り、連続紙Wの幅方向に逃げると共に、折胴
2の回転に従って連続紙Wの折胴2の外周面に接する側
を押し広げつつ両者の間に入り込むように流れをつく
り、閉路18の連続紙Wの折胴2の外周面に接する側を
折胴2の外周面に沿って折胴2の回転方向に送り出す。
【0031】従って、連続紙Wの折胴2の外周面への巻
き付き長さは、折胴2の外周面に接する側6と他側7と
で差がなくなり、連続紙Wの折胴2の外周面に接する側
の上流側に余剰として蓄積されることがないので弛み1
7の発生が防止される。
【0032】発明の実施の第2形態における折畳み補助
装置11’は、図3に示されるように上記の発明の実施
の第1形態における折畳み補助装置11の空気吹出しノ
ズル12と同様に設けた第1気体吹き出し手段(以下、
第1空気吹出しノズル12’・・・とする)と、折胴2
と鋸胴3との対向位置より上流側の位置で、連続紙Wの
折胴2の外周面に接する側の面に向かって空気を吹き出
し可能であるように設けた第2気体吹き出し手段(以
下、第2空気吹出しノズル20とする)とが同一の空気
導入管13’に接続されて設けられている。
【0033】この折畳み捕助装置11’によれば、重ね
合わせられた連続紙Wがニッピングローラー8,8から
送り出され、折胴2・鋸胴3間に送り込まれる連続紙W
は、ニッピングローラー8,8と折胴2・鋸胴3の対向
位置との間で、折胴2の外周面に接する側が連続紙Wの
走行方向の上流側と下流側の2個所で空気吹出しノズル
20・・・及び空気吹出しノズル12’・・・により空
気が吹き付けられる。
【0034】連続紙Wの折胴2の外周面に接する側は、
空気吹出しノズル20・・・により空気が吹き付けられ
ることで張りが与えられ、また、空気吹出しノズル1
2’・・・により下流側へ吹き付けられることにより前
記図1及び図2を参照して説明した実施の第1形態の場
合と同様の作用が生じ、折胴2の外周面に接する側は弛
みのない状態で送り出され、更に、連続紙Wの折胴2の
外周面に接する側は、空気吹出しノズル12’・・・に
より折胴2の外周面に沿って折胴2の回転方向に送り出
される。
【0035】従って、連続紙Wの折胴2の外周面への巻
き付き長さは、折胴2の外周面に接する側6と他側7と
で差がなく、連続紙Wの折胴2の外周面側の上流側に余
剰として蓄積することがないので、弛み17の発生が防
止される。
【0036】上記の実施の第1、第2形態の折畳み捕助
装置により、折胴2の外周面に接する側6と他側7との
差がなく安定した状態で折胴2の外周面に巻き付けられ
た連続紙Wは、続いて折胴2・鋸胴3間で、鋸胴3の鋸
刃9により折胴2の軸線と平行に裁断され、図示しない
折ブレードで対向したフォルディングローラー5、5間
に差し込まれ、折り畳まれて機外へ排出される。そし
て、上記のような動作が繰り返される。
【0037】また、実施の第1形態と実施の第2形態と
のいずれにおいても次のことがいえる。前記空気吹出し
ノズル12、12’、20の空気吹き出し位置と吹き出
し方向を変更可能にすることで、空気吹出しノズル1
2、12’、20の空気吹き出し方向の設定が容易かつ
こまかく行うことが可能になるとともに、折胴2に巻き
付けられる複数重ね合わせられた連続紙Wのいろいろな
厚さの違いにより生じる連続紙Wの折胴2の外周面に接
する側6と他側7との連続紙Wの長さの差をなくすため
に空気吹出しノズル12、12’、20の空気吹き出し
位置及び吹き出し方向を最適な状態に変更することが可
能となり、これによって、閉路18の連続紙Wの折胴2
の外周面に接する側を折胴2の外周面に沿って折胴2の
回転方向に効率よく送り出すことができるので、連続紙
Wの厚さにさほど影響されることなく連続紙Wの折胴2
の外周面に接する側6の上流側の弛み17の発生を防止
できる。
【0038】また、空気吹出し量調整手段16により空
気吹出しノズル12、12’、20から吹き出す空気の
量を複数重ね合わせられた連続紙Wの厚さに合わせて調
整することを可能にすることで、いろいろな厚さの違い
に合わせて、折胴2に巻き付けられる連続紙Wの折胴2
の外周面に接する側6の送り量を調整することが可能と
なり、連続紙Wの厚さにさほど影響されることなく連続
紙Wの折胴2の外周面に接する側6の上流側の弛み17
の発生を防止できる。
【0039】また、空気吹出しノズルから空気を連続紙
Wの幅方向全域にわたり略均一に吹き出すようにするこ
とで、連続紙Wの幅方向にむらなく空気を吹き付けるこ
とが可能であり、吹き付けられた空気が閉路18に入
り、連続紙Wの折胴2の外周面に接する側を押し広げる
効果を更に高めることができるので、気体の吹出し量が
比較的少なくとも閉路18の連続紙Wの折胴2の外周面
に接する側を折胴2の外周面に沿って折胴2の回転方向
に効率よく送り出すことが可能である。
【0040】
【発明の効果】この発明、即ち請求項1記載の発明によ
る折畳装置の折畳み補助装置においては、複数重ね合わ
せられた連続紙が裁断・折畳機構の折胴の外周面に巻き
付けられて案内され裁断され折畳まれる際に、連続紙の
折胴の外周面に接する側と折胴外周面との問に気体吹出
し手段より気体が吹き付けられ、その気体の流れによっ
て連続紙の折胴の外周面に接する側が積極的に送り出さ
れるようにしたことにより、折胴の外周面に接する側の
連続紙と他側の連続紙との折胴の外周面に巻き付けられ
る長さに差ができないので、折胴より上流側で、連続紙
の折胴の外周面との接する側に弛みが生じない。従っ
て、しわのない折畳み印刷物が生産できる。
【0041】請求項2記載の発明による折畳装置の折畳
み補助装置においては、上記の請求項1記載の発明によ
る効果に加えて、折胴の上流側の連続紙の折胴の外周面
に接する側に、走行方向の上流側と下流側の2個所で気
体吹出し手段より気体が吹き付けられるので、連続紙に
張りが与えられ、安定した状態で連続紙の折胴の外周面
に接する側が積極的に送り出され、そのため折胴の外周
面に接する側の連続紙と他側の連続紙との折胴の外周面
に巻き付けられる長さに更に差がなくなり、折胴より上
流側で、連続紙の折胴の外周面に接する側に弛みが生じ
ない。従って、しわの発生が一層良好に防止される。
【0042】請求項3記載の発明による折畳装置の折畳
み補助装置においては、更に、気体吹き出し手段から気
体が連続紙の幅方向全域に亘たり略均一に吹き出される
ので、連続紙の幅方向にむらなく気体が吹き付けられ、
連続紙の折胴の外周面に接する側が折胴の外周面に沿っ
て折胴の回転方向に効率よく送り出される。従って、気
体の作用効率が良く、気体の吹出し量を比較的少なくす
ることができて省エネルギーに有効である。
【0043】請求項4記載の発明による折畳装置の折畳
み補助装置においては、気体吹出し手段の気体吹き出し
位置及び気体吹き出し方向が重ね合わせられた連続紙の
厚さの違いにより変更されることで、また、請求項5記
載の発明による折畳装置の折畳み補助装置においては、
気体吹出し量調整手段より気体吹出し手段から吹き出す
気体の量が重ね合わせられた連続紙の厚さの違いにより
調整されることで、連続紙の折胴の外周面に接する側が
気体の流れで送り出される量が調整され得ると共に、折
胴に巻き付けられる連続紙の折胴の外周面に接する側と
他側との連続紙の長さの差が連続紙の厚さにさほど影響
されなくすることができる。
【0044】更に、請求項4記載の発明による折畳装置
の折畳み補助装置においては、気体吹出し手段の気体吹
き出し位置と気体吹出し方向とが変更可能であるので、
気体吹出し手段の気体吹き出し位置と気体吹出し方向と
の設定を極めて容易に且つ微細に行うことが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の第1形態における折畳み補助
装置を設けた裁断・折畳機構の正面概略図である。
【図2】この発明の実施の第1形態における折畳み補助
装置を設けた裁断・折畳機構の平面概略図である。
【図3】この発明の実施の第2形態における折畳み補助
装置を設けた裁断・折畳機構の正面概略図である。
【図4】従来の技術における裁断・折畳機構の正面概略
図である。
【符号の説明】
1 裁断・折畳機構 2 折胴 3 鋸胴 4 針 5 フオルディングローラー 6 連続紙Wの折胴2の外周面に接する側 7 連続紙Wの折胴2の外周面に接しない側 8 ニッピングローラー 9 鋸刃 11,11’ 折畳み補助装置 12 空気吹出しノズル 12’ 第1空気吹出しノズル 13,13’ 空気導入管 14 空気供給手段 15 空気供給源 16 空気吹出し量調整手段 17 弛み 18 閉路 19 配管部 20 第2空気吹出しノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−36164(JP,A) 実開 昭59−140835(JP,U) 実開 昭61−105361(JP,U) 実開 昭58−166430(JP,U) 実開 平4−26969(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 45/28 B26D 1/40 501 B26D 7/06

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重ね合わせられた連続紙を対向した折胴
    と鋸胴との間に送り込み、折胴の外周面に巻き付けて予
    め定められた長さに裁断すると共に、折胴の軸線と平行
    に折り畳む折畳装置において、 折胴・鋸胴間に送り込まれる連続紙の折胴側で、且つ両
    胴対向位置の近傍の連続紙送り込み上流側に設けられ、
    少なくとも連続紙と折胴の外周面との間に向かって気体
    を吹き出す気体吹き出し手段と、気体吹き出し手段に気
    体供給源より気体を供給する気体供給手段とを具備し、 前記気体吹き出し手段により、少なくとも折胴・鋸胴間
    に送り込まれる連続紙と折胴の外周面との間に気体が吹
    き出され、この気体の流れにより、連続紙の折胴の外周
    面に接する側が連続紙の他側に遅れないように下流側へ
    送り出されるように構成されたことを特徴とする折畳み
    補助装置。
  2. 【請求項2】 気体吹き出し手段が、対向した折胴と鋸
    胴との間に送り込まれる連続紙と折胴の外周面との間に
    気体を吹き出す第l気体吹き出し手段と、折胴と鋸胴と
    の対向位置より上流側の連続紙の折胴の外周面に接する
    側の面に向けて気体を吹き出す第2気体吹き出し手段と
    からなり、各気体吹き出し手段が連続紙の紙幅方向に設
    けられたことを特徴とする請求項lに記載の折畳み補助
    装置。
  3. 【請求項3】 連続紙の紙幅方向の全域にわたり略均一
    に気体が吹き出されるように気体吹き出し手段が設けら
    れたことを特徴とする請求項l又は請求項2に記載の折
    畳み補助装置。
  4. 【請求項4】 気体吹き出し手段の気体吹き出し方向が
    変更可能に構成されたことを特徴とする請求項1乃至請
    求項3のいずれかに記載の折畳み補助装置。
  5. 【請求項5】 気体供給手段は、気体吹き出し手段に空
    気を供給する配管部を備え、気体吹出し手段の気体の吹
    出し量を調整する気体吹出し量調整手段が配管部に設け
    られたことを特徴とする請求項l乃至請求項4のいずれ
    かに記載の折畳み補助装置。
JP2000101588A 2000-04-03 2000-04-03 折畳み補助装置 Expired - Lifetime JP3344629B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000101588A JP3344629B2 (ja) 2000-04-03 2000-04-03 折畳み補助装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000101588A JP3344629B2 (ja) 2000-04-03 2000-04-03 折畳み補助装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001278540A JP2001278540A (ja) 2001-10-10
JP3344629B2 true JP3344629B2 (ja) 2002-11-11

Family

ID=18615601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000101588A Expired - Lifetime JP3344629B2 (ja) 2000-04-03 2000-04-03 折畳み補助装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3344629B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008007294A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Komori Corp 折機
JP5718504B1 (ja) * 2014-02-14 2015-05-13 株式会社東京機械製作所 折装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001278540A (ja) 2001-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6250220B1 (en) Anti-wrinkle system for a web offset press
JP3032763B1 (ja) 輪転機におけるウエブ紙走行張力制御装置を備えた給紙部
BRPI0306598B1 (pt) Máquina de rebobinar para a produção de toras de papel e método de produção de toras de papel
US5365843A (en) Printing press with web breaking assembly
JP3344629B2 (ja) 折畳み補助装置
US6669617B1 (en) Paper web folding and cutting apparatus
JP3782207B2 (ja) 輪転印刷機
JP2935201B2 (ja) 輪転印刷機におけるフォーマ折り方法および装置
JP7312677B2 (ja) ウェブの張力調整装置および方法並びに印刷機
JPS61136867A (ja) 横切断装置に巻取紙を供給するための装置
JP4064773B2 (ja) 輪転印刷機
JP4308058B2 (ja) 折機
JP5881880B1 (ja) オフセット輪転機の折胴装置を用いた印刷方法
JP4951701B2 (ja) 折装置
JP3348399B2 (ja) 折畳装置の排出装置
JP2004142052A (ja) シート出し装置
JP3355457B2 (ja) ニッピングローラー装置
JP2000127352A (ja) 輪転印刷機のウェブ張力制御装置及びウェブ張力制御方法
JPH08230148A (ja) 新聞輪転印刷機用折機
JPH01220668A (ja) ウエブ連続接合切替え装置
JP3801357B2 (ja) ウエブのスプライス装置
JP2022129977A (ja) ウェブ搬送装置および折機並びにオフセット輪転印刷機
JPH01181681A (ja) 印刷機のプラウ折り装置
JP2549869Y2 (ja) 抄紙機プレスパートの通紙装置
JP2000335820A (ja) 折り畳み紙面を有する印刷物及びその製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3344629

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080830

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110830

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110830

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140830

Year of fee payment: 12

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term