JP2022129977A - ウェブ搬送装置および折機並びにオフセット輪転印刷機 - Google Patents

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大輔 大川
Daisuke Okawa
崇光 道法
Takamitsu Doho
浩司 西山
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Abstract

【課題】ウェブ搬送装置および折機並びにオフセット輪転印刷機において、ウェブのずれを抑制し、しわの誘発を低減させる。【解決手段】縦折りされた第1のウェブと縦折りされた第2のウェブとが重ねられた集合ウェブを挟持して搬送可能な第1ニッピングローラおよび第2ニッピングローラと、第1ニッピングローラおよび第2ニッピングローラの間へ搬送される第2のウェブを第2ニッピングローラとの間で挟持して搬送可能な送りローラとを備え、送りローラは、第2ニッピングローラにおける第2のウェブの巻き付け角度範囲に配置される。【選択図】図1

Description

本開示は、縦折りされたウェブを搬送するウェブ搬送装置、ウェブ搬送装置を備える折機、折機を備えるオフセット輪転印刷機に関するものである。
例えば、新聞用オフセット輪転印刷機は、給紙装置と印刷装置とウェブパス装置と折機とから構成される。折機は、三角板と、折胴および鋸胴と、一対の折込ローラとを有する。三角板により縦折りされたウェブは、前端部が折胴に保持された状態で折胴に巻付けられ、鋸胴の鋸刃により横裁断される。横裁断されたシートは、折胴の折ブレードにより折胴から引き剥がされると共に、搬送方向の中間部に折り目が付けられる。中間部に折り目が付けられたシートは、一対の折込ローラにより挟持されることで、横折りされて折帖である新聞が製作されて順次排紙される。
折機は、複数の三角板を有することから、セクション折りが可能である。セクション折りとは、例えば、第1三角板で縦折りした第1のウェブと第2三角板で縦折りした第2のウェブとを重ねて搬送し、第1のウェブと第2のウェブとが重なった状態で横裁断した後に横折りすることである。この場合、第1三角板で縦折りした第1のウェブと第2三角板で縦折りした第2のウェブとのいずれか一方の搬送経路を変更し、共通のニッピングローラへ導く必要がある。このような新聞用オフセット輪転印刷機の折機として、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。
特許第4689690号公報
新聞は、広げた大きさが2頁となり、一般的に、左右の各頁の周囲が余白部となり、左頁と右頁の間が余白部となる。三角板で縦折りされたウェブは、一対のニッピングローラにより袋側の余白部とペラ側の余白部が挟持された状態で搬送される。ところが、見開き面では、左頁と右頁の間の領域が印刷面となることがある。この場合、見開き面の中央部が印刷面となるウェブは、中央部の印刷面が縦折りされたウェブの袋側に位置することとなり、ニッピングローラに挟持されて搬送される。このとき、見開き面の中央部の印刷面に汚れ(対向面のセットオフ汚れ)が発生することがある。そのため、見開き面の中央部に印刷面があるウェブをニッピングローラにより搬送する場合、ニッピングローラによる袋側の挟持圧を低減することで、印刷面における汚れの発生を抑制している。
ところが、見開き面の中央部に印刷面があるウェブで、且つ、セクション折を実施するとき、第1のウェブと第2のウェブとを重ねてニッピングローラにより搬送すると、ウェブがずれてしわが発生してしまうという課題がある。すなわち、第1のウェブと第2のウェブとが重なった集合ウェブは、ニッピングローラにより搬送されるとき、ペラ側が所定の圧力で挟持されるものの、袋側の挟持圧が低いことから、第2のウェブの袋側がペラ側に流れてずれやすく、しわが発生しやすい。また、集合ウェブは、袋側のテンションが低くなるため、ニッピングローラの上流側のウェブが余りやすくなり、それが断続的にニッピングローラに引き込まれる現象が起きてずれが発生しやすく、しわも発生しやすくなる。第2のウェブのずれは、特に、タブロイド紙などで多く発生する。
本開示は、上述した課題を解決するものであり、ニッピングローラにより搬送されるときのウェブのずれを抑制してしわの誘発を低減させるウェブ搬送装置および折機並びにオフセット輪転印刷機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本開示のウェブ搬送装置は、縦折りされた第1のウェブと縦折りされた第2のウェブとが重ねられた集合ウェブを挟持して搬送可能な第1ニッピングローラおよび第2ニッピングローラと、前記第1ニッピングローラおよび前記第2ニッピングローラの間へ搬送される前記第2のウェブを前記第2ニッピングローラとの間で挟持して搬送可能な送りローラと、を備え、前記送りローラは、前記第2ニッピングローラにおける前記第2のウェブの巻き付け角度範囲に配置される。
また、本開示の折機は、ウェブを縦折りする第1三角板および第2三角板と、前記第1三角板で縦折りされた前記第1のウェブと前記第2三角板で縦折りされた前記第2のウェブとが重ねられた前記集合ウェブを挟持して搬送する前記ウェブ搬送装置と、前記ウェブ搬送装置で搬送された前記集合ウェブを横裁断する折胴および鋸胴と、前記折胴および前記鋸胴により横裁断された前記集合ウェブを横折りする一対の折込ローラと、を備える。
また、本開示のオフセット輪転印刷機は、ウェブを供給する給紙装置と、前記給紙装置から供給された前記ウェブに印刷を行う印刷装置と、前記印刷装置により印刷された前記ウェブから折帖を形成する前記折機と、を備える。
本開示のウェブ搬送装置および折機並びにオフセット輪転印刷機によれば、ニッピングローラにより搬送されるときのウェブのずれを抑制してしわの誘発を低減させることができる。
図1は、第1実施形態の折機を表す概略図である。 図2は、第1実施形態のウェブ搬送装置を表す概略図である。 図3は、ウェブ搬送装置を表す平面模式図である。 図4は、一般的なウェブ搬送装置を表す概略図である。 図5は、第1実施形態のウェブ搬送装置の第1変形例を表す概略図である。 図6は、第1実施形態のウェブ搬送装置の第2変形例を表す概略図である。 図7は、第1実施形態のウェブ搬送装置の第3変形例を表す概略図である。 図8は、第1実施形態のウェブ搬送装置の第4変形例を表す概略図である。 図9は、第1実施形態のウェブ搬送装置の第5変形例を表す概略図である。 図10は、第1実施形態の新聞用オフセット輪転印刷機を表す概略構成図である。 図11は、一般的な折機を表す概略図である。 図12は、第2実施形態の折機を表す概略図である。 図13は、第2実施形態の折機の変形例を表す概略図である。
以下に図面を参照して、本開示の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。また、実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。
[第1実施形態]
<新聞用オフセット輪転印刷機>
図10は、第1実施形態の新聞用オフセット輪転印刷機を表す概略構成図である。本実施形態の新聞用オフセット輪転印刷機は、印刷装置の版胴のサイズが4頁幅×1頁周長に設定された4×1輪転印刷機であるが、版胴のサイズが4頁幅×2頁周長に設定された4×2輪転印刷機であってもよい。
本実施形態の印刷機は、図10に示すように、新聞用オフセット輪転印刷機10である。新聞用オフセット輪転印刷機10は、給紙装置Rと、インフィード装置Iと、印刷装置Uと、ウェブパス装置Dと、折機Fとを備える。
給紙装置Rは、複数(本実施形態では、7台)の給紙ユニットR1~R7を有する。インフィード装置Iは、複数(本実施形態では、7台)のインフィードユニットI1~I7を有する。印刷装置Uは、複数(本実施形態では、6台)の印刷ユニットU1~U6を有する。ウェブパス装置Dは、複数(本実施形態では、2台)のウェブパスユニットD1,D2を有する。折機Fは、複数(本実施形態では、2台)の折ユニットF1,F2を有する。
この場合、印刷ユニットU1~U6を6台として説明したが、各印刷ユニットU1~U6は、4色刷りが可能であると共に、上下に分割して12台の2色刷りが可能な印刷ユニットU11,U12,U21・・・U61,U62として用いることができる。
また、2つの折ユニットF1,F2を上下に並べて記載したが、実際には、紙面に直交する方向に並んで配置される操作側折ユニットF1と駆動側折ユニットF2となっている。更に、印刷装置Uを2つの部分から記載したが、機能上2つに分けて記載しただけであり、実際には、1つの装置となっている。
そして、本実施形態の新聞用オフセット輪転印刷機10では、図示しない建屋の1階の床面上に給紙ユニットR1~R7が設置され、2階にインフィードユニットI1~I7が設置され、2階及び3階に印刷ユニットU1~U6が設置され、3階から5階にウェブパス装置Dが設置され、また、2階、3階に折機Fが設置されている。
給紙装置Rにおいて、給紙ユニットR1~R7は、ほぼ同様の構成をなし、ウェブ(印刷媒体)Wがロール状に巻かれた3つの巻取紙を保持する保持アームを有する。保持アームを回動することで、巻取紙を給紙位置に回動することができる。インフィード装置Iにおいて、インフィードユニットI1~I7は、ほぼ同様の構成をなし、印刷装置Uの各印刷ユニットU1~U6に送り込むウェブWの張力を調整することで、印刷装置Uを走行するウェブWの張力を適正値に安定して維持する。なお、給紙装置Rからインフィード装置IまでのウェブWの張力は、給紙ユニットR1~R7に設けられた図示しないブレーキ装置により行われる。
印刷装置Uにおいて、印刷ユニットU1~U6は、両面4色印刷を行うことができる多色刷印刷ユニットである。但し、各印刷ユニットU1~U6は、上下に分割することで、両面2色印刷を行うことができる印刷ユニットU11~U62とすることができる。印刷ユニットU11~U62は、ほぼ同様の構成をなし、インキ供給装置、版胴、ブランケット胴などを有する。
ウェブパス装置Dにおいて、ウェブパスユニットD1は、印刷ユニットU1~U3に対して設けられ、ウェブパスユニットD2は、印刷ユニットU4~U6に対して設けられる。ウェブパスユニットD1,D2は、ほぼ同様の構成をなし、ウェブWを縦方向(ウェブWの搬送方向)に沿ってその幅方向の中央部で裁断するスリッタ、縦裁断したウェブWの搬送経路を設定するターンバー、ウェブWにおける天地長手方向における絵柄位置を調整するコンペンセータなどを有する。
印刷ユニットU1~U3で印刷が施された各ウェブWは、ウェブパスユニットD1にて、スリッタにより縦裁断され、ターンバーにより搬送経路が変更され、コンペンセータにより絵柄位置が調整されてから所定の順番に重ね合わされる。また、印刷ユニットU4~U6で印刷が施された各ウェブWは、ウェブパスユニットD2にて、スリッタにより縦裁断され、ターンバーにより搬送経路が変更され、コンペンセータにより絵柄位置が調整されてから所定の順番に重ね合わされる。また、印刷ユニットU4~U6で印刷が施された各ウェブWが、ウェブパスユニットD1を経由し、印刷ユニットU1~U3で印刷が施された各ウェブWの上に入るパターンもある。
折機Fにて、2つの折ユニットF1,F2は、操作側と駆動側に配設される。ウェブパスユニットD1から複数のウェブWが重ねられて導入されると、折ユニットF1は、このウェブWを縦折りし、所定の長さで横裁断し、横折りして折帖を形成し、新聞として排紙する。また、ウェブパスユニットD2から複数のウェブWが重ねられて導入されると、折ユニットF2は、このウェブWを縦折りし、所定の長さで横裁断し、横折りして折帖を形成し、新聞として排紙する。なお、本実施形態では折ユニットF1,F2を2つ設けているが、折ユニットF2を設けずに、折ユニットF1の1台にて全てのウェブWを重ねて縦折りし、所定の長さで横裁断し、横折りして折帖を形成し、新聞として排紙してもよい。
図11は、一般的な折機を表す概略図である。
図10および図11に示すように、折機Fは、第1折ユニットF1と、第2折ユニットF2とを有する。第1折ユニットF1と第2折ユニットF2は、ほぼ同様の構成をなす。第1折ユニットF1は、第1折ラインF11と第2折ラインF12とを有する。第1折ラインF11は、三角板11と、折胴12と、鋸胴13と、一対の折込ローラ14と、羽根車15と、排紙コンベア16とを備える。第2折ラインF12は、三角板21と、折胴22と、鋸胴23と、一対の折込ローラ24と、羽根車25と、排紙コンベア26とを備える。なお、図示しないが、第2折ユニットF2も同様である。
第1折ラインF11は、鉛直方向の最上部にドラグローラ31が配置され、ドラグローラ31の下方に三角板11が配置される。ドラグローラ31は、ウェブパスユニットD1(図10参照)で所定の順番に重ねられた複数の第1のウェブW1を三角板11に搬送する。三角板11は、ドラグローラ31により搬送された複数の第1のウェブW1を縦折りする。折胴12および鋸胴13は、三角板11の下方に配置される。折胴12は、三角板11により縦折りされた第1のウェブW1を保持して搬送する、鋸胴13は、縦折りされた第1のウェブW1を横裁断して複数の第1シートS1を形成する。また、三角板11と折胴12および鋸胴13との間に、一対のリードインローラ32、一対の上ニッピングローラ33、一対の下ニッピングローラ34が配置される。
第2折ラインF12は、鉛直方向の最上部にドラグローラ41が配置され、ドラグローラ41の下方に三角板21が配置される。ドラグローラ41は、ウェブパスユニットD1(図10参照)で所定の順番に重ねられた複数の第2のウェブW2を三角板21に搬送する。三角板21は、ドラグローラ41により搬送された複数の第2のウェブW2を縦折りする。折胴22および鋸胴23は、三角板21の下方に配置される。折胴22は、三角板21により縦折りされた第2のウェブW2を保持して搬送する、鋸胴23は、縦折りされた第2のウェブW2を横裁断して複数の第2シートS2を形成する。また、三角板21と折胴22および鋸胴23との間に、一対のリードインローラ42、一対の上ニッピングローラ43、一対の下ニッピングローラ44が配置される。なお、上述の説明では、折ラインF11,F12の各ドラグローラ31,41を個別に駆動したが、一体としたドラグローラを用いてもよい。
そのため、第1折ラインF11に搬送された第1のウェブW1は、ドラグローラ31により三角板11に搬送されて縦折りされる。縦折りされた第1のウェブW1は、リードインローラ32、上ニッピングローラ33、下ニッピングローラ34により折胴12と鋸胴13の間に搬送される。折胴12は、第1のウェブW1の先端部を保持したまま回転する。折胴12は、所定の回転位置で鋸胴13と協働して第1のウェブW1を横裁断し、所定長さの第1シートS1を形成する。
折胴12がさらに回転すると、第1のウェブW1の保持を解除する。同時に、図示しない折ブレードが外方に突出し、第1シートS1を折胴12の周面から引き剥がす。すると、第1シートS1は、長手方向における中間部が折られて折り目が付けられる。一対の折込ローラ14は、第1シートS1を挟持することで、横折りして第1折帖N1を形成する。一対の折込ローラ14により形成された第1折帖N1は、羽根車15の各羽根により順次受け取られ、排紙コンベア16上に受け渡されて排紙される。
一方、第2折ラインF12に搬送された第2のウェブW2は、ドラグローラ41により三角板21に搬送されて縦折りされる。縦折りされた第2のウェブW2は、リードインローラ42、上ニッピングローラ43、下ニッピングローラ44により折胴22と鋸胴23の間に搬送される。折胴22は、第2のウェブW2の先端部を保持したまま回転する。折胴22は、所定の回転位置で鋸胴23と協働して第2のウェブW2を横裁断し、所定長さの第2シートS2を形成する。
折胴22がさらに回転すると、第2のウェブW2の保持を解除する。同時に、図示しない折ブレードが外方に突出し、第2シートS2を折胴22の周面から引き剥がす。すると、第2シートS2は、長手方向における中間部が折られて折り目が付けられる。一対の折込ローラ24は、第2シートS2を挟持することで、横折りして第2折帖N2を形成する。一対の折込ローラ24により形成された第2折帖N2は、羽根車25の各羽根により順次受け取られ、排紙コンベア26上に受け渡されて排紙される。この場合、折機Fでは、折ユニットF1,F2が各ウェブパスユニットD1,D2からのウェブW1,W2を処理するだけでなく、各折ユニットF1,F2の一方がまとめて処理することもできる。
<第1実施形態の折機>
図1は、第1実施形態の折機を表す概略図である。
図1に示すように、折機Fの第1折ユニットF1(第2折ユニットF2)は、2つの折ラインF11,F12を有する。そのため、第1折ユニットF1(第2折ユニットF2)は、セクション折りが可能である。セクション折りでは、例えば、第1折ユニットにて、第1折ラインF11の三角板(第1三角板)11により第1のウェブW1が縦折りされると、縦折りされた第1のウェブW1(本紙)は、リードインローラ32および上ニッピングローラ33を介して下ニッピングローラ34へ送られる。一方、第2折ラインF12の三角板(第2三角板)21により第2のウェブ(セクション紙)W2が縦折りされると、縦折りされた第2のウェブW2は、リードインローラ42および上ニッピングローラ43を介して第1折ラインF11の下ニッピングローラ34へ送られる。第1のウェブW1と第2のウェブW2は、下ニッピングローラ34で重ねられて集合ウェブWSとなり、折胴12および鋸胴13へ送られる。このとき、集合ウェブWSは、後述するように、第1のウェブW1に対して第2のウェブW2がずれやすく、ずれによるしわも発生することがある。
第1実施形態のウェブ搬送装置50は、第1折ユニットの下ニッピングローラ34に設けられる。ウェブ搬送装置50は、第1のウェブW1に重なる前の第2のウェブW2を押さえることでずれを抑制し、しわの誘発を低減させる。
<ウェブ搬送装置の構成>
図2は、第1実施形態のウェブ搬送装置を表す概略図、図3は、ウェブ搬送装置を表す平面模式図である。なお、以下の説明では、図2および図3にて、左側の下ニッピングローラ34を第1下ニッピングローラ34Aとし、右側の下ニッピングローラ34を第2下ニッピングローラ34Bとして説明する。
図2および図3に示すように、第1下ニッピングローラ34Aは、軸方向の一端部側と他端部側にそれぞれカラー51,52が設けられる。カラー51,52は、外径が第1下ニッピングローラ34Aの本体の外径より大きい。カラー51,52は、ウェブW1,W2の余白部に対応した位置に設けられる。第2下ニッピングローラ34Bは、軸方向の一端部側と他端部側にそれぞれカラー53,54が設けられる。カラー53,54は、外径が第2下ニッピングローラ34Bの本体の外径より大きい。カラー53,54は、ウェブW1,W2の余白部に対応した位置に設けられる。そして、第1下ニッピングローラ34Aのカラー51,52と、第2下ニッピングローラ34Bのカラー53,54とは、径方向に対向して配置される。
第1下ニッピングローラ34Aは、軸方向の各端部が支持部材55,56により回転自在に支持される。支持部材55,56は、上部が支持軸57,58により左右のフレーム59,60に回動自在に支持される。また、第1下ニッピングローラ34Aは、一方の端部がユニバーサルジョイント61を介して連結された軸部62がフレーム59に回転自在に支持され、軸部62に駆動装置63が連結される。駆動装置63は、第1下ニッピングローラ34Aを駆動回転可能である。
また、第1下ニッピングローラ34Aおよび第2下ニッピングローラ34Bは、ニップ圧調整装置64Aと隙間調整装置64Bが設けられる。ニップ圧調整装置64Aは、第1下ニッピングローラ34Aと第2下ニッピングローラ34Bとのニップ圧を調整可能である。隙間調整装置64Bは、第1下ニッピングローラ34Aと第2下ニッピングローラ34Bとの隙間量を調整可能である。ニップ圧調整装置64Aは、第1エアシリンダ64aおよび第2エアシリンダ64bを有する。第1エアシリンダ64aおよび第2エアシリンダ64bは、ブラケット66,67を介してフレーム59,60に支持される。第1エアシリンダ64aは、駆動ロッドが支持部材55の下部に連結され、第2エアシリンダ64bは、駆動ロッドが支持部材56の下部に連結される。隙間調整装置64Bは、駆動モータ201および調整ねじ202を有する。駆動モータ201および調整ねじ202は、第2エアシリンダ64bの下方、つまり、集合ウェブWSにおける袋側に配置される。駆動モータ201は、図示しないブラケットを介してフレーム60に支持される。調整ねじ202は、駆動モータ201により駆動回転可能であり、先端部が支持部材56の下部に螺合する。なお、本実施形態では、調整ねじ202を駆動モータ201により駆動回転しているが、手動で動かしてもよい。また、隙間調整装置64Bを集合ウェブWSにおけるペラ側に配置してもよい。
第2下ニッピングローラ34Bは、軸方向の各端部が支持部材68,69により回転自在に支持される。支持部材68,69は、連結部材70,71により左右のフレーム59,60に支持される。また、第2下ニッピングローラ34Bは、一方の端部がユニバーサルジョイント72を介して連結された軸部73がフレーム59に回転自在に支持され、軸部73に駆動装置74が連結される。駆動装置74は、第2下ニッピングローラ34Bを駆動回転可能である。
第1エアシリンダ64aに供給するエア圧を調整すると、支持部材55が支持軸57を中心として回動し、第1下ニッピングローラ34Aの一端部側のカラー51が第2下ニッピングローラ34Bのカラー53を押圧すると押圧力(ニップ圧)を調整することができる。また、第2エアシリンダ64bに供給するエア圧を調整すると、支持部材56が支持軸58を中心として回動し、第1下ニッピングローラ34Aの他端部側のカラー52が第2下ニッピングローラ34Bのカラー54を押圧すると押圧力を調整することができる。このとき、駆動モータ201により調整ねじ202を回転して調整ねじ202を支持部材69に押し付けると、支持部材69は固定されているので、第2エアシリンダ64b(ニップ圧調整装置64A)によって調整された第1下ニッピングローラ34Aと第2下ニッピングローラ34Bの袋側の押圧力(ニップ圧)に抗して、第1下ニッピングローラ34Aの他端部側のカラー52が移動し、第2下ニッピングローラ34Bのカラー54との隙間を調整することができる。なお、隙間調整装置64Bにより、第1下ニッピングローラ34Aにおける一端部側と他端部側の隙間量を異なる値に調整することができる。
ウェブ搬送装置50は、第1送りローラ75と第2送りローラ76とを有する。第1送りローラ75は、第2下ニッピングローラ34Bの軸方向の一端部側に設けられるカラー53に径方向に対向して配置される。第2送りローラ76は、第2下ニッピングローラ34Bの軸方向の他端部側に設けられるカラー54に径方向に対向して配置される。
第1送りローラ75および第2送りローラ76は、それぞれブラケット77,78に回転自在に支持される。ブラケット77,78は、駆動装置79,80が設けられる。駆動装置79,80は、それぞれ第1送りローラ75および第2送りローラ76を駆動回転可能である。また、ブラケット77,78は、移動装置としての第1エアシリンダ81および第2エアシリンダ82の駆動ロッドが連結される。第1エアシリンダ81および第2エアシリンダ82は、ブラケット83,84を介してフレーム59,60に支持される。
第1エアシリンダ81を作動することで、第1送りローラ75を移動し、第2下ニッピングローラ34Bのカラー53との挟持圧を調整することができる。また、第2エアシリンダ82を作動することで、第2送りローラ76を移動し、第2下ニッピングローラ34Bのカラー54との挟持圧を調整することができる。また、第1エアシリンダ81および第2エアシリンダ82を作動することで、第1送りローラ75および第2送りローラ76を第2下ニッピングローラ34Bから離間する退避位置に移動することができる。
送りローラ75,76は、第2下ニッピングローラ34Bに近接して配置される。すなわち、送りローラ75,76は、第2ニッピングローラ34Bにおける第2のウェブW2の巻き付け角度αの範囲に配置される。ここで、第2のウェブW2の巻き付け角度αとは、第2のウェブW2が第2ニッピングローラ34Bの外周面に接触している角度である。具体的に、送りローラ75,76を、第2のウェブW2の巻き付け角度範囲である180度以下に位置させる。好ましきは、送りローラ75,76を、第2のウェブW2の巻き付け角度範囲である120度以下に位置されることが好ましい。さらに、好ましきは、送りローラ75,76を、第2のウェブW2の巻き付け角度範囲である90度以下に位置されることが好ましい。
本実施形態では、第1下ニッピングローラ34Aの回転中心Oaと第2下ニッピングローラ34Bの回転中心Obを接続する接続線L1を0度としたとき、第2のウェブW2の巻き付け角度αは、第2下ニッピングローラ34Bの回転中心Obを中心として、0度から図2の時計回り方向に90度までの角度範囲としている。送りローラ75,76の回転中心Ocは、この0度から90度までの角度範囲に配置されることが好ましいが、30度から90度の角度範囲に配置されることがさらに好ましい。
そして、第2のウェブW2は、鉛直方向に沿う鉛直線L2対して、30度から90度の傾斜角度範囲βで第2下ニッピングローラ34Bと送りローラ75,76の間に供給されることが好ましい。但し、傾斜角度範囲βは、0度から180度の範囲にあればよい。
<ウェブ搬送装置の作用>
図1に示すように、折機Fにて、第1折ユニットF1の折ラインF11,F12を用いてセクション折りを実施する。すなわち、三角板11により縦折りされた第1のウェブW1(本紙)は、リードインローラ32および上ニッピングローラ33を介して下ニッピングローラ34へ送られる。一方、三角板21により縦折りされた第2のウェブ(セクション紙)W2は、リードインローラ42および上ニッピングローラ43を介して下ニッピングローラ34へ送られる。第1のウェブW1と第2のウェブW2は、下ニッピングローラ34で重ねられて集合ウェブWSとなり、折胴12および鋸胴13へ送られる。
また、第1のウェブW1の見開き面にて、左頁と右頁の間の領域が印刷面の場合、一対の下ニッピングローラ34により挟持されて搬送されるとき、見開き面の中央部の印刷面に汚れが発生することがある。そのため、隙間調整装置64Bにより第1下ニッピングローラ34Aのカラー52と第2下ニッピングローラ34Bのカラー54との隙間量を大きく調整することで、集合ウェブWSにおける袋側の挟持圧(挟持力)を低減する。
すなわち、図2および図3に示すように、駆動モータ201により調整ねじ202を回転し、調整ねじ202を支持部材69に押し付ける。支持部材69は固定されているので、ニップ圧調整装置64Aによって調整された、第1下ニッピングローラ34Aと第2下ニッピングローラ34Bとの押圧力(ニップ圧)に抗して、第1下ニッピングローラ34Aの他端部側のカラー52が移動し、と第2下ニッピングローラ34Bのカラー54との隙間を紙厚よりも大きく設定する。すると、第1下ニッピングローラ34Aのカラー52と第2下ニッピングローラ34Bのカラー54とによる集合ウェブWSの袋側の挟持圧が所定値より低下するように調整される。そのため、見開き面の中央部に印刷面がある集合ウェブWSは、一対の下ニッピングローラ34A,34Bによる袋側の挟持圧が低減され、印刷面における汚れの発生が抑制される。なお、隙間調整装置64Bは、集合ウェブWSの袋側の挟持圧を調整可能としたが、ペラ側の挟持圧を調整可能としてもよい。
ところが、このとき、集合ウェブWSは、一対の下ニッピングローラ34A,34Bによる集合ウェブWSのペラ側の挟持圧が所定値に設定され、集合ウェブWSのペラ側を適正に挟持しているものの、一対の下ニッピングローラ34A,34Bによる集合ウェブWSの袋側の挟持圧が低減されることから、第1のウェブW1に対して第2のウェブW2がずれやすい。第1のウェブW1は、本紙であり、または、ブロード紙であり、ウェブWが多数重ねられて縦折りされていることから十分な剛性がある。一方、第2のウェブW2は、セクション紙であり、または、タブロイド紙であることから、ウェブWが1枚または少数重ねられて縦折りされていることから剛性が不十分である。そのため、集合ウェブWSは、第1のウェブW1に対して第2のウェブW2がずれたとき、しわが発生しやすい。
そこで、本実施形態にて、ウェブ搬送装置50は、第2下ニッピングローラ34Bの軸方向の一端部側にカラー53に対向して配置される第1送りローラ75と、第2下ニッピングローラ34Bの軸方向の他端部側にカラー54に対向して配置される第2送りローラ76とを有する。縦折りされた第2のウェブW2は、第1送りローラ75よび第2送りローラ76と第2下ニッピングローラ34Bの各カラー53,54とで挟持された状態で、第1下ニッピングローラ34Aと第2下ニッピングローラ34Bとの間へ供給される。
すなわち、第1下ニッピングローラ34Aと第2下ニッピングローラ34Bとの間へ供給された集合ウェブWSは、第2のウェブW2の上流側が第1送りローラ75および第2送りローラ76と第2下ニッピングローラ34Bとにより挟持されている。そのため、集合ウェブWSは、袋側の挟持圧が低減されていても、第1のウェブW1に対して第2のウェブW2がずれることが抑制される。また、第1下ニッピングローラ34Aと第2下ニッピングローラ34Bとの袋側の挟持圧をペラ側の挟持圧より低く調整することで、第2のウェブW2の見開き面の中央部の印刷面における汚れの発生が抑制される。
図4は、一般的なウェブ搬送装置を表す概略図である。図4に示すように、第1のウェブW1に対する第2のウェブW2のずれを抑制するため、一対の下ニッピングローラ34A,34Bより上流側に第2のウェブW2を挟持する一対の支持ローラ001,002を配置することが考えられる。すなわち、第2のウェブW2は、一対の支持ローラ001,002により挟持された状態で、第1下ニッピングローラ34Aと第2下ニッピングローラ34Bとの間に供給される。
ところが、このような構成の場合、レイアウト上、一対の支持ローラ001,002を第2下ニッピングローラ34Bの近傍に配置することが困難となる。そのため、一対の支持ローラ001,002における第2のウェブW2のニップ部と、第1下ニッピングローラ34Aと第2下ニッピングローラ34Bとにおける第2のウェブW2のニップ部とが遠くなってしまう。すると、第1下ニッピングローラ34Aと第2下ニッピングローラ34Bとの間へ供給された集合ウェブWSは、第2のウェブW2の上流側が一対の支持ローラ001,002により挟持されるものの、両者の距離が遠くなる。そのため、集合ウェブWSにおける袋側の挟持圧が低減されたとき、第1のウェブW1に対する第2のウェブW2のずれを適正に抑制することが困難となる。
一方、本実施形態では、第1送りローラ75および第2送りローラ76と第2下ニッピングローラ34Bとの距離が短いことから、集合ウェブWSにおける袋側の挟持圧が低減されても、第1のウェブW1に対する第2のウェブW2のずれを適正に抑制することができる。
すなわち、図2に示すように、第2のウェブW2の見開き面の中央部の印刷面における汚れの発生を抑制するため、第1下ニッピングローラ34Aと第2下ニッピングローラ34Bとによる集合ウェブWSの袋側の挟持圧を低くしたい。すると、ウェブW1とウェブW2との間でずれが発生しやすくなる。そこで、少なくとも第2のウェブW2の袋側を第2下ニッピングローラ34Bとの間で挟持する第2送りローラ76を設ける。そのため、集合ウェブWSは、第1下ニッピングローラ34Aと第2下ニッピングローラ34Bとで挟持されたとき、第2のウェブW2の上流側が第2送りローラ76と第2下ニッピングローラ34Bとにより挟持される。すると、第1のウェブW1に対する第2のウェブW2のずれが抑制される。
この場合、第1送りローラ75および第2送りローラ76の位置は、第2下ニッピングローラ34Bに近い位置であることが望ましい。つまり、第1下ニッピングローラ34Aと第2下ニッピングローラ34Bとによる集合ウェブWSの挟持位置に対して、送りローラ75,76と第2下ニッピングローラ34Bとによる第2のウェブW2の挟持位置は、近いことが望ましい。本実施形態では、送りローラ75,76を第2下ニッピングローラ34Bに対接するように、第2ニッピングローラ34Bにおける第2のウェブW2の巻き付け角度範囲に配置している。送りローラ75,76と第2下ニッピングローラ34Bにより第2のウェブW2の挟持位置を、第1下ニッピングローラ34Aと第2下ニッピングローラ34Bとによる集合ウェブWSの挟持位置に近づけることで、第1下ニッピングローラ34Aと第2下ニッピングローラ34Bとが集合ウェブWSを挟持しているとき、送りローラ75,76は、第2下ニッピングローラ34Bに巻き付けられている第2のウェブW2を押さえるため、第2のウェブW2のずれを効果的に抑制できる。つまり、第2のウェブW2は、第2下ニッピングローラ34Bの外周面の2か所で挟持されることとなり、集合ウェブWSは、第1のウェブW1に対する第2のウェブW2のずれが抑制される。
本実施形態では、送りローラ75,76にて、第2下ニッピングローラ34Bに巻き付けられている第2のウェブW2を押さえるため、第1のウェブW1に対する第2のウェブW2のずれを効果的に抑制できる。第2のウェブW2のずれを抑制するために、送りローラ75,76だけを配置すればよいことから、図4に表す構成に比べて構造を簡素化できる。印刷ユニットU1は、多種類のウェブWの搬送形態を実現可能であることから、第1下ニッピングローラ34Aおよび第2下ニッピングローラ34Bの周辺部に多種類のウェブ搬送経路がある。そのため、第1下ニッピングローラ34Aおよび第2下ニッピングローラ34Bの周辺部に、例えば、一対のニッピングローラなどから構成される大型のウェブ支持装置を設けると、第2のウェブW2の支持位置と集合ウェブWSの挟持位置との距離が遠くなるだけでなく、ウェブ支持装置が邪魔になってウェブWの搬送に支障をきたしてしまう。本実施形態では、送りローラ75,76を配置すればよいだけであることから、ウェブWの搬送に支障をきたすことなく、簡単な構成で適正に第2のウェブW2のずれを抑制できる。
<ウェブ搬送装置の変形例>
なお、本発明のウェブ搬送装置は、上述したウェブ搬送装置50の構成に限定されるものではない。図5は、第1実施形態のウェブ搬送装置の第1変形例を表す概略図、図6は、第1実施形態のウェブ搬送装置の第2変形例を表す概略図、図7は、第1実施形態のウェブ搬送装置の第3変形例を表す概略図、図8は、第1実施形態のウェブ搬送装置の第4変形例を表す概略図、図9は、第1実施形態のウェブ搬送装置の第5変形例を表す概略図である。
第1実施形態の第1変形例において、図5に示すように、ウェブ搬送装置50Aは、第1送りローラ75と第2送りローラ76と第3送りローラ85とを有する。第1送りローラ75は、第2下ニッピングローラ34Bの軸方向の一端部側に設けられるカラー53に径方向に対向して配置される。第2送りローラ76は、第2下ニッピングローラ34Bの軸方向の他端部側に設けられるカラー54に径方向に対向して配置される。第3送りローラ85は、第2下ニッピングローラ34Bの軸方向における中間部の外周面に径方向に対向して配置される。
第1送りローラ75および第2送りローラ76は、上述した構成と同様である。第3送りローラ85は、ブラケット86に回転自在に支持される。ブラケット86は、駆動装置87が設けられる。駆動装置87は、第3送りローラ85を駆動回転可能である。また、ブラケット86は、移動装置としての第3エアシリンダ88の駆動ロッドが連結される。第3エアシリンダ88を作動することで、第3送りローラ85を移動し、第2下ニッピングローラ34Bとの挟持圧を調整することができと共に、第3送りローラ85を第2下ニッピングローラ34Bから離間して退避位置に移動することができる。
第1実施形態の第2変形例において、図6に示すように、ウェブ搬送装置50Bは、ニッピングローラ(第3ニッピングローラ)89有する。ニッピングローラ89は、軸方向の一端部側と他端部側にそれぞれカラー90,91が設けられる。カラー90,91は、外径がニッピングローラ89の本体の外径より大きい。カラー90,91は、第2下ニッピングローラ34Bのカラー53,54の径方向に対向して配置される。
ニッピングローラ89は、軸方向の各端部が支持部材92,93に回転自在に支持される。ニッピングローラ89は、駆動装置(図示略)により駆動回転可能である。また、ニップ圧調整装置64Aと隙間調整装置64B(いずれも図2参照)が設けられる。なお、ニッピングローラ89は、第1下ニッピングローラ34Aとほぼ同様の構成である。
第1エアシリンダ94を作動することで、支持部材92を介してニッピングローラ89の一端部側を移動し、カラー90と第2下ニッピングローラ34Bのカラー53との挟持圧を調整することができる。また、第2エアシリンダ95を作動することで、支持部材93を介してニッピングローラ89の他端部側を移動し、カラー91と第2下ニッピングローラ34Bのカラー54との挟持圧を調整することができる。
第1実施形態の第3変形例において、図7に示すように、折ユニットF1にて、折ラインF11,F12を用いてセクション折りを実施するとき、第1のウェブW1(本紙)は、三角板11により縦折りされた後、リードインローラ32および上ニッピングローラ33を介して下ニッピングローラ34A,34Bへ送られる。一方、第2のウェブ(セクション紙)W2は、三角板21により縦折りされた後、リードインローラ42および上ニッピングローラ43を介して下ニッピングローラ34A,34Bへ送られる。ウェブ搬送装置50Cは、上ニッピングローラ43と下ニッピングローラ34A,34Bとの間に、第2のウェブW2を第2下ニッピングローラ34Bと送りローラ75,76との間へ案内するガイドローラ96が設けられる。ガイドローラ96は、第2下ニッピングローラ34Bと送りローラ75,76の間に供給される第2のウェブW2の供給角度を調整可能である。すなわち、ガイドローラ96により、第2下ニッピングローラ34Bと送りローラ75,76の間に供給される第2のウェブW2の傾斜角度が、例えば、鉛直線に対して30度から90度の範囲で調整可能とすることが好ましいが、0度から180度の範囲で調整可能とするとよい。例えば、図7に二点鎖線で表すように、ガイドローラ96を下ニッピングローラ34A,34Bより下方に配置することで、第2のウェブW2の傾斜角度を大きくすることができる。
そのため、縦折りされた第2のウェブW2は、リードインローラ42からガイドローラ96の下方側を通って送りローラ75,76と第2下ニッピングローラ34Bとの間へ供給される。このとき、ガイドローラ96により第2下ニッピングローラ34Bにおける第2のウェブW2の巻き付け角度が適切になり、送りローラ75,76と第2下ニッピングローラ34Bは、適正に第2のウェブW2を挟持することができる。
第1実施形態の第4変形例において、図8に示すように、折ユニットF1にて、折ラインF11,F12を用いてセクション折りを実施するとき、第1のウェブW1(本紙)は、三角板11により縦折りされた後、リードインローラ32および上ニッピングローラ33を介して下ニッピングローラ34A,34Bへ送られる。一方、第2のウェブ(セクション紙)W2は、三角板21により縦折りされた後、リードインローラ42および上ニッピングローラ43を介して下ニッピングローラ34A,34Bへ送られる。ウェブ搬送装置50Dは、上ニッピングローラ43と下ニッピングローラ34A,34Bとの間に、第2のウェブW2を第2下ニッピングローラ34Bと送りローラ75,76との間へ案内するガイドローラ97が設けられる。ガイドローラ97は、第2下ニッピングローラ34Bと送りローラ75,76の間に供給される第2のウェブW2の供給角度を調整可能である。すなわち、ガイドローラ97により、第2下ニッピングローラ34Bと送りローラ75,76の間に供給される第2のウェブW2傾斜角度が、例えば、鉛直線に対して0度から180度の傾斜角度範囲に調整される。
そのため、縦折りされた第2のウェブW2は、リードインローラ42からガイドローラ97の上方側を通って送りローラ75,76と第2下ニッピングローラ34Bとの間へ供給される。このとき、ガイドローラ97により第2下ニッピングローラ34Bにおける第2のウェブW2の巻き付け角度が適切になり、送りローラ75,76と第2下ニッピングローラ34Bは、適正に第2のウェブW2を挟持することができる。
第1実施形態の第5変形例において、図9に示すように、折ユニットF1にて、折ラインF11,F12を用いてセクション折りを実施するとき、第1のウェブW1(本紙)は、三角板11により縦折りされた後、リードインローラ32および上ニッピングローラ33を介して第2折ラインF12の下ニッピングローラ44A,44Bへ送られる。一方、第2のウェブ(セクション紙)W2は、三角板21により縦折りされた後、リードインローラ42および上ニッピングローラ43を介して下ニッピングローラ44A,44Bへ送られる。ウェブ搬送装置50Eは、上ニッピングローラ43と下ニッピングローラ44A,44Bとの間に、第2のウェブW2を第2下ニッピングローラ44Bと送りローラ75,76との間へ案内するガイドローラ98が設けられる。ガイドローラ98は、第2下ニッピングローラ44Bと送りローラ75,76の間に供給される第2のウェブW2の供給角度を調整可能である。すなわち、ガイドローラ98により、第2下ニッピングローラ44Bと送りローラ75,76の間に供給される第2のウェブW2傾斜角度が、例えば、鉛直線に対して0度から180度の傾斜角度範囲に調整される。
そのため、縦折りされた第2のウェブW2は、リードインローラ42からガイドローラ98に案内されて送りローラ75,76と第2下ニッピングローラ44Bとの間へ供給される。このとき、第2のウェブW2は、ガイドローラ98により送りローラ75,76と第2下ニッピングローラ44Bとの間に入り込む方向に変更され、送りローラ75,76と第2下ニッピングローラ44Bは、適正に第2のウェブW2を挟持することができる。
[第2実施形態]
図12は、第2実施形態の折機を表す概略図である。なお、上述した第1実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図12に示すように、折ユニットF1は、第1折ラインF11と第2折ラインF12を有する。第1折ラインF11は、三角板11と、折胴12と、鋸胴13と、一対の折込ローラ14と、羽根車15と、排紙コンベア16とを備える。また、第1折ラインF11は、三角板102を備える。第2折ラインF12は、三角板21と、折胴22と、鋸胴23と、一対の折込ローラ24と、羽根車25と、排紙コンベア26とを備える。また、第2折ラインF12は、三角板112を備える。
第1折ラインF11は、三角板11の上方にドラグローラ31が配置される。折胴12および鋸胴13は、三角板11の下方に配置される。三角板11と折胴12および鋸胴13との間に、一対のリードインローラ32、一対の上ニッピングローラ33、一対の下ニッピングローラ34A,34Bが配置される。また、第1折ラインF11は、三角板11の上方にドラグローラ101、三角板102、一対のリードインローラ103、一対の上ニッピングローラ104が配置される。
第2折ラインF12は、三角板21の上方にドラグローラ41が配置される。折胴22および鋸胴23は、三角板21の下方に配置される。三角板21と折胴22および鋸胴23との間に、一対のリードインローラ42、一対の上ニッピングローラ43、一対の下ニッピングローラ44A,44Bが配置される。また、第2折ラインF12は、三角板21の上方にドラグローラ111、三角板112、一対のリードインローラ113、一対の上ニッピングローラ114が配置される。
折ユニットF1にて、折ラインF11,F12を用いてセクション折りを実施するとき、第1のウェブW1(本紙)は、三角板11により縦折りされた後、リードインローラ32および上ニッピングローラ33を介して下ニッピングローラ34A,34Bへ送られる。一方、第2のウェブ(セクション紙)W2は、三角板21により縦折りされた後、リードインローラ42および上ニッピングローラ43を介して下ニッピングローラ34A,34Bへ送られる。また、第3のウェブW3(セクション紙)は、三角板102により縦折りされた後、リードインローラ103および上ニッピングローラ104を介して複数のガイドローラ105,106,107,121により下ニッピングローラ34A,34Bへ送られる。一方、第4のウェブ(セクション紙)W4は、三角板112により縦折りされた後、リードインローラ113および上ニッピングローラ114を介して複数のガイドローラ115,116,117,121により下ニッピングローラ34A,34Bへ送られる。
このとき、縦折りされた第2のウェブW2と第3のウェブW3と第4のウェブW4は、第1送りローラ75および第2送りローラ76と第2下ニッピングローラ34Bとで挟持された状態で、第1下ニッピングローラ34Aと第2下ニッピングローラ34Bとの間へ供給される。そのため、第2のウェブW2と第3のウェブW3と第4のウェブW4が第1のウェブW1に重ねられ、第1下ニッピングローラ34Aと第2下ニッピングローラ34Bとに挟持されて搬送されるとき、第2のウェブW2と第3のウェブW3と第4のウェブW4は、第1送りローラ75および第2送りローラ76と第2下ニッピングローラ34Bとにより挟持されていることから、ずれが抑制される。
図13は、第2実施形態の折機の変形例を表す概略図である。
図13示すように、折ユニットF1は、第1折ラインF11と第2折ラインF12を有する。第1折ラインF11は、三角板11と、折胴12と、鋸胴13と、一対の折込ローラ14と、羽根車15と、排紙コンベア16とを備える。また、第1折ラインF11は、三角板102を備える。第2折ラインF12は、三角板21と、折胴22と、鋸胴23と、一対の折込ローラ24と、羽根車25と、排紙コンベア26とを備える。また、第2折ラインF12は、三角板112を備える。
折ユニットF1にて、折ラインF11,F12を用いてセクション折りを実施するとき、第1のウェブW1(本紙)は、三角板11により縦折りされた後、リードインローラ32および上ニッピングローラ33を介して第2折ラインF12の下ニッピングローラ44A,44Bへ送られる。一方、第2のウェブ(セクション紙)W2は、三角板21により縦折りされた後、リードインローラ42および上ニッピングローラ43を介して下ニッピングローラ44A,44Bへ送られる。また、第3のウェブW3(セクション紙)は、三角板102により縦折りされた後、リードインローラ103および上ニッピングローラ104を介して複数のガイドローラ105,106,107,122により下ニッピングローラ44A,44Bへ送られる。一方、第4のウェブ(セクション紙)W4は、三角板112により縦折りされた後、リードインローラ113および上ニッピングローラ114を介して複数のガイドローラ115,116,122により下ニッピングローラ44A,44Bへ送られる。
このとき、縦折りされた第2のウェブW2と第3のウェブW3と第4のウェブW4は、第1送りローラ75および第2送りローラ76と第2下ニッピングローラ44Bとで挟持された状態で、第1下ニッピングローラ44Aと第2下ニッピングローラ44Bとの間へ供給される。そのため、第2のウェブW2と第3のウェブW3と第4のウェブW4が第1のウェブW1に重ねられ、第1下ニッピングローラ44Aと第2下ニッピングローラ44Bとに挟持されて搬送されるとき、第2のウェブW2と第3のウェブW3と第4のウェブW4は、第1送りローラ75および第2送りローラ76と第2下ニッピングローラ44Bとにより挟持されていることから、ずれが抑制される。
[本実施形態の作用効果]
第1の態様に係るウェブ搬送装置は、縦折りされた第1のウェブW1と縦折りされた第2のウェブW2とが重ねられた集合ウェブWSを挟持して搬送可能な第1下ニッピングローラ34A,44Aおよび第2下ニッピングローラ34B,44Bと、第1下ニッピングローラ34A,44Aおよび第2下ニッピングローラ34B,44Bの間へ搬送される第2のウェブW2を第2下ニッピングローラ34B,44Bとの間で挟持して搬送可能な送りローラ75,76,85またはニッピングローラ89とを備え、送りローラ75,76,85またはニッピングローラ89は、第2下ニッピングローラ34B,44Bにおける第2のウェブW2の巻き付け角度範囲に配置される。
第1の態様に係るウェブ搬送装置は、縦折りされた第2のウェブW2が送りローラ75,76,85またはニッピングローラ89と第2下ニッピングローラ34B,44Bとで挟持された状態で、第1下ニッピングローラ34A,44Aと第2下ニッピングローラ34B,44Bとの間へ供給される。そのため、集合ウェブWSが第1下ニッピングローラ34A,44Aと第2下ニッピングローラ34B,44Bとに挟持されて搬送されるとき、第2のウェブW2は、上流側が送りローラ75,76,85またはニッピングローラ89と第2下ニッピングローラ34B,44Bとにより挟持されていることから、ずれが抑制される。また、第2のウェブW2は、第2下ニッピングローラ34B,44Bの外周面で挟持されることとなり、集合ウェブWSは、第1のウェブW1に対する第2のウェブW2のずれを抑制することができる。その結果、一対の下ニッピングローラ34A,34B,44A,44Bにより搬送されるときの集合ウェブWSのずれを抑制し、しわの誘発を低減させることができる。
第2の態様に係るウェブ搬送装置は、縦折りされた第2のウェブW2を第2下ニッピングローラ34B,44Bと送りローラ75,76,85またはニッピングローラ89との間へ案内するガイドローラ96,97,98を設ける。これにより、第2のウェブW2を第2下ニッピングローラ34B,44Bと送りローラ75,76,85またはニッピングローラ89との間へ適正な角度で供給することができる。
第3の態様に係るウェブ搬送装置は、ガイドローラ96,97,98は、第2下ニッピングローラ34B,44Bと送りローラ75,76,85またはニッピングローラ89の間に供給される第2のウェブW2の供給角度を調整可能である。これにより、第2のウェブW2を適正な角度で供給することができる。
第4の態様に係るウェブ搬送装置は、第2下ニッピングローラ34B,44Bが、軸方向における一端部と他端部に径方向の外方に突出する一対のカラー53,54を有し、一対のカラー53,54それぞれに径方向に対向して配置される送りローラ75,76を設ける。これにより、簡単な構成で第1のウェブW1に対する第2のウェブW2のずれを抑制することができる。
第5の態様に係るウェブ搬送装置は、一対のカラー53,54の間に第2下ニッピングローラ34B,44Bの外周面に対向して配置される第3送りローラ85を設ける。これにより、第2のウェブW2は、幅方向の3か所が挟持されることとなり、第1のウェブW1に対する第2のウェブW2のずれを適正に抑制することができる。
第6の態様に係るウェブ搬送装置は、第2下ニッピングローラ34B,44Bに径方向に対向して配置されるニッピングローラ(第3ニッピングローラ)89を設ける。これにより、第1のウェブW1に対する第2のウェブW2のずれを適正に抑制することができる。
第7の態様に係るウェブ搬送装置は、送りローラ75,76,85またはニッピングローラ89を駆動回転する駆動装置79,80,87を設ける。これにより、送りローラ75,76,85またはニッピングローラ89と第2下ニッピングローラ34Bとに挟持された第2のウェブW2を高精度に搬送することができる。
第8の態様に係るウェブ搬送装置は、送りローラ75,76,85またはニッピングローラ89を第2下ニッピングローラ34Bの径方向に移動する移動装置としてのエアシリンダ81,82,88,94,95を設ける。これにより、送りローラ75,76,85またはニッピングローラ89と第2下ニッピングローラ34B,44Bとによる第2のウェブW2の挟持圧を適正圧に供給することができる。
第9の態様に係るウェブ搬送装置は、第1下ニッピングローラ34A,44Aにおける軸方向の端部と第2下ニッピングローラ34B,44Bにおける軸方向の端部との隙間量を調整可能な隙間調整装置64Bを有し、縦折りされた第1のウェブW1および第2のウェブW2の袋側が第1下ニッピングローラ34A,44Aの端部と第2下ニッピングローラ34B,44Bの端部とで挟持されるとき、送りローラ76またはニッピングローラ89は、第2下ニッピングローラ34Bの端部側に配置される。これにより、隙間調整装置64Bにより第1下ニッピングローラ34A,44Aと第2下ニッピングローラ34B,44Bとの袋側の隙間量を所定期より低く調整することで、第2のウェブW2の見開き面の中央部の印刷面における汚れの発生を抑制することができる。このとき、第2のウェブW2は、上流側が第2送りローラ76およびニッピングローラ89と第2下ニッピングローラ34B,44Bとにより挟持されていることから、ずれの発生を抑制することができる。
第10の態様に係る折機は、ウェブW1,W2を縦折りする三角板(第1三角板および第2三角板)11,21と、三角板11で縦折りされた第1のウェブW1と三角板21で縦折りされた第2のウェブW2とが重ねられた集合ウェブWSを挟持して搬送するウェブ搬送装置50,50A,50B,50C,50D,50Eと、ウェブ搬送装置50,50A,50B,50C,50D,50Eで搬送された集合ウェブWSを横裁断する折胴12,22および鋸胴13,23と、折胴12,22および鋸胴13,23により横裁断された集合ウェブWSを横折りする一対の折込ローラ14,24とを備える。これにより、ウェブ搬送装置50,50A,50B,50C,50D,50Eにて、集合ウェブWSが第1下ニッピングローラ34A,44Aと第2下ニッピングローラ34B,44Bとに挟持されて搬送されるとき、第2のウェブW2は、送りローラ75,76,85またはニッピングローラ89と第2下ニッピングローラ34B,44Bとにより挟持されていることから、ずれが抑制される。その結果、一対の下ニッピングローラ34A,34B,44A,44Bにより搬送されるときの集合ウェブWSにおけるしわの誘発を抑制することができる。
第11の態様に係るオフセット輪転印刷機は、ウェブWを供給する給紙装置Rと、給紙装置Rから供給されたウェブWに印刷を行う印刷装置Uと、印刷装置Uにより印刷されたウェブWから折帖Nを形成す折機Fとを備える。これにより、折機Fにて、集合ウェブWSのずれが抑制されることとなり、一対の下ニッピングローラ34A,34B,44A,44Bにより搬送されるときの集合ウェブWSのずれを抑制し、しわの誘発を低減させることができる。
なお、上述した実施形態では、本発明の送りローラとしての第1送りローラ75、第2送りローラ76、第3送りローラ85、ニッピングローラ89を駆動装置79,80,87により駆動回転可能としたが、駆動装置79,80,87をなくして連れ回り可能としてもよい。また、本発明の送りローラとしての第1送りローラ75、第2送りローラ76、第3送りローラ85、ニッピングローラ89をエアシリンダ81,82,88,94,95により直線移動可能としたが、下ニッピングローラ34A,34Bのように回動可能としてもよい。また、エアシリンダ81,82,88,94,95に代えて油圧シリンダなどの液圧式シリンダや駆動モータなどにより移動可能としてもよい。
また、上述した実施形態では、本紙としての第1のウェブW1を一対の下ニッピングローラ34(34A,34B)に対して鉛直方向や左方向から供給されるように構成したが、実施形態に記載した供給方向に限定されるものではない。また、セレクション紙としてのウェブW2,W3,W4も、実施形態に記載した供給方向に限定されるものではない。
また、上述した本実施形態では、2段の上ニッピングローラ33,43および下ニッピングローラ34,44を設け、ウェブ搬送装置50,50A,50B,50C,50D,50Eを2段目の下ニッピングローラ34,44に適用したが、この構成に限定されるものではない。集合ウェブWSを挟持して搬送可能なニッピングローラであれば、どの位置のニッピングローラにも適用することができる。
また、上述した実施形態では、見開き面の中央部の印刷面が設けられたセレクション紙としてのウェブWを搬送するときに、本発明の送りローラとしての第1送りローラ75、第2送りローラ76、第3送りローラ85、ニッピングローラ89を適用したが、セレクション紙としてのウェブWの搬送を安定されるために本発明の送りローラを適用してもよい。
また、上述した実施形態では、オフセット輪転印刷機を新聞用オフセット輪転印刷機10に適用して説明したが、この印刷機に限定されるものではない。例えば、商業用オフセット輪転印刷機などに適用してもよい。
R 給紙装置
R1~R7 給紙ユニット
I インフィード装置
I1~I7 インフィードユニット
U 印刷装置
U1~U6,U11~U62 印刷ユニット
D ウェブパス装置
D1,D2 ウェブパスユニット
F 折機
F1 第1折ユニット
F2 第2折ユニット
10 新聞用オフセット輪転印刷機(オフセット輪転印刷機)
11,21 三角板
12,22 折胴
13,23 鋸胴
14,24 折込ローラ
15,25 羽根車
16,26 排紙コンベア
31,41 ドラグローラ
32,42 リードインローラ
33,43 上ニッピングローラ
34,44 下ニッピングローラ
34A,44A 第1下ニッピングローラ
34B,44B 第2下ニッピングローラ
50,50A,50B,50C,50D,50E ウェブ搬送装置
51,52,53,54 カラー
55,56 支持部材
57,58 支持軸
59,60 フレーム
61 ユニバーサルジョイント
62 軸部
63 駆動装置
64A ニップ圧調整装置
64B 隙間調整装置
64a 第1エアシリンダ
64b 第2エアシリンダ
66,67 連結部材
68,69 支持部材
70,71 連結部材
72 ユニバーサルジョイント
73 軸部
74 駆動装置
75 第1送りローラ
76 第2送りローラ
77,78 ブラケット
79,80 駆動装置
81 第1エアシリンダ
82 第2エアシリンダ
83,84 連結部材
85 第3送りローラ
86 ブラケット
87 駆動装置
88 第3エアシリンダ
89 ニッピングローラ(第3ニッピングローラ)
92,93 支持部材
94 第1エアシリンダ
95 第2エアシリンダ
96,97,98 ガイドローラ
101,111 ドラグローラ
102,112 三角板
103,113 リードインローラ
104,114 上ニッピングローラ
105,106,107,115,116,117 ガイドローラ
201 駆動モータ
202 調整ねじ
W ウェブ
W1 第1のウェブ
W2 第2のウェブ
W3 第3のウェブ
W4 第4のウェブ
WS 集合ウェブ
S1 第1シート
S2 第2シート
N1 第1折帖
N2 第2折帖

Claims (11)

  1. 縦折りされた第1のウェブと縦折りされた第2のウェブとが重ねられた集合ウェブを挟持して搬送可能な第1ニッピングローラおよび第2ニッピングローラと、
    前記第1ニッピングローラおよび前記第2ニッピングローラの間へ搬送される前記第2のウェブを前記第2ニッピングローラとの間で挟持して搬送可能な送りローラと、
    を備え、
    前記送りローラは、前記第2ニッピングローラにおける前記第2のウェブの巻き付け角度範囲に配置される、
    ウェブ搬送装置。
  2. 縦折りされた前記第2のウェブを前記第2ニッピングローラと前記送りローラとの間へ案内するガイドローラを有する、
    請求項1に記載のウェブ搬送装置。
  3. 前記ガイドローラは、前記第2ニッピングローラと前記送りローラの間に供給される前記第2のウェブの供給角度を調整可能である、
    請求項2に記載のウェブ搬送装置。
  4. 前記第2ニッピングローラは、軸方向における一端部と他端部に径方向の外方に突出する一対のカラーを有し、前記送りローラは、前記一対のカラーそれぞれに径方向に対向して配置される一対の第1送りローラおよび第2送りローラを有する、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のウェブ搬送装置。
  5. 前記送りローラは、前記一対のカラーの間に前記第2ニッピングローラの外周面に対向して配置される第3送りローラを有する、
    請求項4に記載のウェブ搬送装置。
  6. 前記送りローラは、前記第2ニッピングローラに径方向に対向して配置される第3ニッピングローラを有する、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のウェブ搬送装置。
  7. 前記送りローラを駆動回転する駆動装置が設けられる、
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のウェブ搬送装置。
  8. 前記送りローラを前記第2ニッピングローラの径方向に移動する移動装置が設けられる、
    請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のウェブ搬送装置。
  9. 前記第1ニッピングローラにおける軸方向の端部と前記第2ニッピングローラにおける軸方向の端部との隙間量を調整可能な隙間調整装置を有し、縦折りされた前記第1のウェブおよび前記第2のウェブの袋側が前記第1ニッピングローラの端部と前記第2ニッピングローラの端部とで挟持されるとき、前記送りローラは、前記第2ニッピングローラの端部側に配置される、
    請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のウェブ搬送装置。
  10. ウェブを縦折りする第1三角板および第2三角板と、
    前記第1三角板で縦折りされた前記第1のウェブと前記第2三角板で縦折りされた前記第2のウェブとが重ねられた前記集合ウェブを挟持して搬送する請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のウェブ搬送装置と、
    前記ウェブ搬送装置で搬送された前記集合ウェブを横裁断する折胴および鋸胴と、
    前記折胴および前記鋸胴により横裁断された前記集合ウェブを横折りする一対の折込ローラと、
    を備える折機。
  11. ウェブを供給する給紙装置と、
    前記給紙装置から供給された前記ウェブに印刷を行う印刷装置と、
    前記印刷装置により印刷された前記ウェブから折帖を形成する請求項10に記載の折機と、
    を備えるオフセット輪転印刷機。
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