JP2008007294A - 折機 - Google Patents
折機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008007294A JP2008007294A JP2006180694A JP2006180694A JP2008007294A JP 2008007294 A JP2008007294 A JP 2008007294A JP 2006180694 A JP2006180694 A JP 2006180694A JP 2006180694 A JP2006180694 A JP 2006180694A JP 2008007294 A JP2008007294 A JP 2008007294A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- web
- cylinder
- folding
- holding
- cutting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H45/00—Folding thin material
- B65H45/12—Folding articles or webs with application of pressure to define or form crease lines
- B65H45/28—Folding in combination with cutting
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H45/00—Folding thin material
- B65H45/12—Folding articles or webs with application of pressure to define or form crease lines
- B65H45/16—Rotary folders
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2406/00—Means using fluid
- B65H2406/10—Means using fluid made only for exhausting gaseous medium
- B65H2406/12—Means using fluid made only for exhausting gaseous medium producing gas blast
- B65H2406/122—Nozzles
Landscapes
- Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
Abstract
【課題】紙幅や折仕様の変更を行う際でも、紙詰まり等の発生を防止することができる折機を提供する。
【解決手段】ウエブ1を搬送する上下テンションローラ11a,11b,12a,12b等と、上テンションローラ11a,11bからのウエブ1を断裁する断裁胴21と、断裁胴21によって断裁されるウエブ1の先端側を保持する折胴22とを備えている折機101において、下テンションローラ12a,12b等と折胴22との間のウエブ1を折胴22の外周面側へ向けて付勢するようにウエブ1へエアを吹き付ける第一のエアノズル71と、下テンションローラ12a,12b等から搬送されるウエブ1の搬送方向上流側の端部が下テンションローラ12a,12bと折胴22との間に少なくとも位置しているときに、第一のエアノズル71からエアを吹き出させるように第一の開閉弁75を制御する制御装置50とを備えた。
【選択図】図9
【解決手段】ウエブ1を搬送する上下テンションローラ11a,11b,12a,12b等と、上テンションローラ11a,11bからのウエブ1を断裁する断裁胴21と、断裁胴21によって断裁されるウエブ1の先端側を保持する折胴22とを備えている折機101において、下テンションローラ12a,12b等と折胴22との間のウエブ1を折胴22の外周面側へ向けて付勢するようにウエブ1へエアを吹き付ける第一のエアノズル71と、下テンションローラ12a,12b等から搬送されるウエブ1の搬送方向上流側の端部が下テンションローラ12a,12bと折胴22との間に少なくとも位置しているときに、第一のエアノズル71からエアを吹き出させるように第一の開閉弁75を制御する制御装置50とを備えた。
【選択図】図9
Description
本発明は、搬送されたウエブをシートに断裁して、当該シートを折って折丁にする折機に関する。
搬送されたウエブをシートに断裁して、当該シートを折って折丁にする従来の折機の一例を図18に示す。
図18に示すように、対をなす上テンションローラ111a,111bの下方には、対をなす下テンションローラ112a,112bが配設されている。上テンションローラ111a,111bと下テンションローラ112a,112bとの間には、印刷されたウエブ1の幅方向にミシン目を入れる横ミシン胴113a及びその受胴113bが配設されている。
下テンションローラ112a,112bの下方には、印刷されたウエブ1を幅方向に断裁する断裁刃を有する断裁胴121が配設されている。断裁胴121には、断裁されたウエブ1のシートの前端側を保持する針と当該シートの任意の位置を幅方向に沿って折る折ブレードとを備えた折胴122が対接している。折胴122には、上記シートの折られた上記位置をくわえるくわえ板と上記シートを折った折丁2の任意の位置を幅方向に沿って折れるように設定可能な折ブレードとを有する第一くわえ胴123が対接している。第一くわえ胴123には、上記折丁2の任意の位置をくわえるくわえ板を有する第二くわえ胴124が対接している。
第二くわえ胴124の近傍には、ローラ131aに掛け回された搬送ベルト131bにより折丁2を搬送する搬送装置131が配設されている。搬送装置131の搬送ベルト131bの走行方向下流側には、羽根車132が配設されている。羽根車132の下方には、折丁2を排出する排紙コンベア133が配設されている。なお、図18中、134はチョッパブレードである。
このようにして構成された従来の折機の作用を次に説明する。
フォーマにより縦折されたウエブ1が上テンションローラ111a,111bを介して横ミシン胴113aと受胴113bとの間に送給されることにより、当該ウエブ1は、当該横ミシン胴113a及び受胴113bにより横ミシン目が所定の間隔ごとに形成された後、下テンションローラ112a,112bを介して断裁胴121と折胴122との間に送給されることにより、断裁胴121により所定の間隔ごとにシート状に断裁されて折胴122に保持される。
折胴122に保持されたシートが第一くわえ胴123との対接位置にまで搬送されると、当該シートは、折胴122の前記折ブレードと第一くわえ胴123の前記くわえ板との協働によって、その任意の位置が折り込まれるように当該第一くわえ胴123にくわえ替えされることにより、折丁2として当該第一くわえ胴123に保持される。
第一くわえ胴123に保持された折丁2が第二くわえ胴124との対接位置にまで搬送されると、当該折丁2をさらに折り込む場合には、当該折丁2は、第一くわえ胴123の前記折ブレードと第二くわえ胴124の前記くわえ板との協働によって、さらに折り込まれるように当該第二くわえ胴124にくわえ替えされて保持される一方、上記折丁2をさらに折り込む必要がない場合には、上記折丁2は、第一くわえ胴123から第二くわえ胴124に単にくわえ替えされて保持される。このようにしてシートは、平行一回折(二つ折り)、平行二回折(四つ折)、デルタ折(三つ折)のいずれかの折丁2に形成される。
第二くわえ胴124に保持された折丁2は、前記搬送装置131の搬送ベルト131bに受け渡されて搬送され、羽根車132を介して排紙コンベア133上に送出され、次工程に搬出される。
前述したような従来の折機において、例えば、当初と異なる紙幅のウエブ1が継ぎ足された場合や、折丁2の折仕様を途中で変更する場合には、異なる紙幅のウエブ1が折機の内部に送給されるときや、折丁2の折仕様を変更するときに、折機を一旦停止し、前記上テンションローラ111a,111bと前記横ミシン胴113a及び前記受胴113bとの間でウエブ1を切断した後、折機を一時的に作動させて、切断位置よりも送給方向下流側のウエブ1を断裁胴121と折胴122との間等に引き続き送給して折作業を施して、当該切断位置よりも送給方向下流側に位置するシートや折丁2を折機の内部から排出してから、変更する紙幅や折仕様に対応するように搬送装置131等を始めとした折機内の各種の機器の設定を変更して、折機を作動させて折作業を再開するようにしている。
ところで、ウエブ1は、折機内に送給される前に前記フォーマにより縦折されていることから、幅方向でバランスが異なってしまうため、上述したように前記上テンションローラ111a,111bと前記横ミシン胴113a及び前記受胴113bとの間で切断された後に、切断位置よりも送給方向下流側が断裁胴121と折胴122との間に送給されるときに、切断側の端部側がよじれるように倒れやすかった。
このように折機の内部にあるシートや折丁2を排出する際にウエブ1の切断側の端部側が傾倒してしまうと、ウエブ1の傾倒した部分にそのまま折作業が施されてしまうため、前記羽根車132等で紙詰まり等の不具合を起こしやすいという問題があった。
このようなことから、本発明は、紙幅や折仕様の変更を行う際でも、紙詰まり等の発生を防止することができる折機を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための、第一番目の発明に係る折機は、ウエブを搬送するウエブ搬送手段と、前記ウエブ搬送手段からの当該ウエブを断裁する回転可能な断裁胴と、前記断裁胴の外周面に対向するようにして配設されて当該断裁胴によって断裁され前記ウエブの先端側を保持する回転可能な保持胴とを備えている折機において、前記ウエブ搬送手段と前記保持胴との間の前記ウエブを当該保持胴の外周面側へ向けて付勢するように当該ウエブへエアを吹き付ける第一のエア吹付手段と、前記ウエブ搬送手段から搬送される前記ウエブの搬送方向上流側の端部が当該ウエブ搬送手段と前記保持胴との間に少なくとも位置しているときに、前記第一のエア吹付手段からエアを吹き出させるように当該第一のエア吹付手段を制御する制御手段とを備えていることを特徴とする。
第二番目の発明に係る折機は、第一番目の発明において、前記ウエブ搬送手段と前記保持胴との間に配設されて前記ウエブを案内するガイド部材と、前記ウエブ搬送手段と前記保持胴との間を前記ガイド部材側へ向けて付勢するように当該ウエブへエアを吹き付ける第二のエア吹付手段とを備え、前記制御手段が、前記ウエブ搬送手段から搬送される前記ウエブの搬送方向上流側の端部が当該ウエブ搬送手段と前記保持胴との間に少なくとも位置しているときに、前記第二のエア吹付手段からエアを吹き出させるように当該第二のエア吹付手段を制御するものであることを特徴とする。
第三番目の発明に係る折機は、第一番目の発明において、前記ウエブ搬送手段の前記ウエブの搬送方向上流側に配設されて当該ウエブを搬送方向に沿って折るウエブ縦折手段を備えていることを特徴とする。
本発明に係る折機によれば、ウエブ搬送手段から搬送されるウエブの搬送方向上流側の端部がウエブ搬送手段と保持胴との間に少なくとも位置しているときに、第一のエア吹付手段からエアを吹き出させるようにしたことから、ウエブ搬送手段と保持胴との間のウエブを支持胴の外周面で確実に支持することができるので、幅方向に異なったバランスとなったウエブであっても、切断された送給方向下流側のウエブの切断側の端部側の傾倒を防止することができ、紙詰まり等を防止することができる。
本発明に係る折機の実施形態を図1〜7に基づいて説明する。図1は、折機を組み込んだ印刷機の概略構成図、図2は、図1の矢線II方向からみた折機の全体概略構成図、図3は、図2の矢線 III部の抽出拡大図、図4は、図2の折胴及び第一くわえ胴の周辺の概略構成図、図5は、図2の折胴及び第一くわえ胴の駆動系の概略構成図、図6は、図1の印刷機の駆動系のブロック図、図7は、制御系のブロック図である。
図1に示すように、ウエブ1は、給紙装置102及びインフィード装置102aから連続的に送出され、印刷装置103において、第一〜四印刷ユニット103a〜103dを通過して各種の印刷が施され、乾燥装置104において加熱乾燥されて、冷却装置105において冷却された後、ウエブパス装置101aにおいてテンション調整及び方向変更されて、ウエブ縦折手段であるフォーマ101bにおいて搬送方向(長手方向)に沿って縦折されてから、折機101内に送給されるようになっており、当該折機101は、以下のような構造となっている。
図2,3に示すように、ウエブ1を挟むように対をなした第一送給ローラである上テンションローラ11a,11bの下方には、ウエブ1を挟むように対をなした第三送給ローラである下テンションローラ12a,12bが配設されている。上テンションローラ11a,11bと下テンションローラ12a,12bとの間には、印刷されたウエブ1の幅方向にミシン目を入れる横ミシン胴13a及びその受胴13bが配設されている。上テンションローラ11a,11bの上方には、ウエブ1を挟むように対をなした第二送給ローラである補助ローラ14a,14bが配設されている。
前記上テンションローラ11a,11bは、第一送給ローラ移動手段であるアクチュエータ11cの作動により、一方のローラ11aが、他方のローラ11bに対して接近離反することができるようになっている。前記補助ローラ14a,14bは、第二送給ローラ移動手段であるアクチュエータ14cの作動により、一方のローラ14aが、他方のローラ14bに対して接近離反することができるようになっている。
前記補助ローラ14a,14bと上テンションローラ11a,11bとの間には、切断刃15が配設されており、当該切断刃15は、アクチュエータ16の作動により、ウエブ1を幅方向に沿って切断することができるようになっている。上テンションローラ11a,11bと横ミシン胴13a及び受胴13bとの間には、上端を中心にして揺動できるように支持されたガイドプレート19aが配設されている。ガイドプレート19aの下端側には、切断刃17が配設されている。
前記ガイドプレート19aの下端には、アクチュエータ18の先端がピン連結されており、当該アクチュエータ18のロッドを伸長させることにより、上記切断刃17でウエブ1を幅方向に沿って切断することができると共に、ガイドプレート19aの下端側をウエブ1のパスライン上に位置させて、切断した上方側のウエブ1の送給方向を給紙側(図2,3中、真下側)から排紙側(図2,3中、左側)のガイドプレート19b,19cへ切り換えることができるようになっている。
このような本実施形態では、切断刃15、アクチュエータ16等により第二ウエブ切断手段を構成し、切断刃17、アクチュエータ18等により第一ウエブ切断手段を構成し、アクチュエータ18、ガイドプレート19a〜19c等により送給方向切換手段を構成し、第一送給ローラである上テンションローラ11a,11b、第一送給ローラ移動手段であるアクチュエータ11c等によりウエブ送給手段を構成し、前記上テンションローラ11a,11b、下テンションローラ12a,12b、補助ローラ14a,14b等によりウエブ搬送手段を構成している。
図2,4に示すように、下テンションローラ12a,12bの下方には、印刷されたウエブ1を幅方向に沿って断裁する断裁刃21aを有する断裁胴21が配設されている。断裁胴21には、断裁されたウエブ1のシートの前端側を保持する針22aを周方向に沿って所定の間隔で複数設けた折胴用第一シリンダ22Aに、上記シートの任意の位置を幅方向に沿って折る折ブレード22bを周方向に沿って所定の間隔で複数設けた折胴用第二シリンダ22Bを周方向に移動できるように同軸上に組み込んだダブルシリンダ型の保持胴である折胴22が対接している。
前記折胴22には、上記シートの折られた上記位置をくわえるくわえ板23aを周方向に沿って所定の間隔で複数設けた第一くわえ胴用第一シリンダ23Aに、上記シートを折った折丁2を幅方向に沿って折る折ブレード23bを周方向に沿って所定の間隔で複数設けた第一くわえ胴用第二シリンダ23Bを周方向に移動できるように同軸上に組み込んだダブルシリンダ型の第一くわえ胴23が対接している。第一くわえ胴23には、上記折丁2の任意の位置をくわえるくわえ板24aを有する第二くわえ胴24が対接している。
図5に示すように、前記断裁胴21を回転駆動させる断裁胴駆動軸41aには、駆動ギア40と噛み合う断裁胴ギア41bが設けられている。前記折胴22の前記第一シリンダ22Aを回転駆動させる第一シリンダ駆動軸42Aaには、前記断裁胴ギア41bと噛み合う第一シリンダギア42Abが設けられている。前記第一シリンダ駆動軸42Aaには、上記折胴22の前記第二シリンダ22Bを回転駆動させる第二シリンダ駆動軸42Baが、位相調整を行う折胴用差動装置42c(ハーモニックドライブ(商標)装置からなる)を介して連結されている。上記第二シリンダ駆動軸42Baには、第二シリンダギア42Bbが設けられている。
前記第一くわえ胴23の前記第一シリンダ23Aを回転駆動させる第一シリンダ駆動軸43Aaには、前記第二シリンダギア42Bbと噛み合う第一シリンダギア43Abが設けられている。上記第一シリンダ駆動軸43Aaには、上記第一くわえ胴23の前記第二シリンダ23Bを回転駆動させる第二シリンダ駆動軸43Baが、位相調整を行う第一くわえ胴用差動装置43c(ハーモニックドライブ(商標)装置からなる)を介して連結されている。上記第二シリンダ駆動軸43Baには、第二シリンダギア43Bbが設けられている。前記第二くわえ胴24を回転駆動させる第二くわえ胴駆動軸44aには、前記第二シリンダギア43Bbと噛み合う第二くわえ胴ギア44bが設けられている。
また、前記折胴用差動装置42cには、前記折胴22の前記第一シリンダ22Aに対して第二シリンダ22Bの位相を変更するように前記第二シリンダ駆動軸42Baを回転させる折胴位相調整モータ42dが連結されている。前記第一くわえ胴用差動装置43cには、前記第一くわえ胴23の前記第一シリンダ23Aに対して前記第二シリンダ23Bの位相を変更するように前記第二シリンダ駆動軸43Baを回転させる第一くわえ胴位相調整モータ43dが連結されている。
なお、前記差動装置42c,43cは、ウェーブジェネレータと、当該ウェーブジェネレータの外周に嵌合したフレクスプラインと、当該フレクスプラインの外周に噛合した一対のサーキュラスプラインと、サーキュラスプラインの一方及び他方にそれぞれ螺着する出力ギア及び入力ギアとを基本要素とし、サーキュラスプラインの歯数をフレクスプラインの歯数より多くしている公知の差動機構となっている。
このため、折胴位相調整モータ42dを停止させたときの折胴用差動装置42cは、駆動ギア40からの動力を、断裁胴ギア41b及び折胴22の前記第一シリンダギア42Abを介して当該折胴22の前記第二シリンダギア42Bb及び第一くわえ胴23の前記第一シリンダギア43Abにそのまま伝達させ、第一くわえ胴位相調整モータ43dを停止させたときの第一くわえ胴用差動装置43cは、上記第一シリンダギア43Abからの動力を、当該第一くわえ胴23の前記第二シリンダギア43Bb及び前記第二くわえ胴ギア44にそのまま伝達させることができる。
そして、折胴位相調整モータ42dを作動させると、折胴用差動装置42cの作動により、前記折胴22の前記第一シリンダギア42Abに対する前記第二シリンダギア42Bbの位相変更が行われると同時に、当該折胴22の前記第二シリンダギア42Bbの位相変更に伴う回転に連動して、前記第一くわえ胴23の前記第一シリンダギア43Ab、前記第二シリンダギア43Bb及び前記第二くわえ胴ギア44bも当該折胴22の当該第二シリンダギア42Bbの位相と整合するように同期回転し、さらに、第一くわえ胴位相調整モータ43dを作動させると、第一くわえ胴用差動装置43cの作動により、前記第一くわえ胴23の前記第一シリンダギア43Abに対する前記第二シリンダギア43Bbの位相変更が行われると同時に、当該第一くわえ胴23の当該第二シリンダギア43Bbの位相変更に伴う回転に連動して、前記第二くわえ胴ギア44bも当該第一くわえ胴23の当該第二シリンダギア43Bbの位相と整合するように同期回転するようになっているのである。
このように前記位相調整モータ42d,43dを作動させて前記ギア42Bb,43Ab,43Bb,44bの位相を変更し、折胴22の前記第一シリンダ22A及び前記第二シリンダ22B、第一くわえ胴23の前記第一シリンダ23A及び前記第二シリンダ23B、第二くわえ胴24の位相関係を変更することにより、折胴22の針22a及び折ブレード22b、第一くわえ胴23のくわえ板23a及び折ブレード23b、第二くわえ胴24のくわえ板24aの位相関係を切り替えて、折丁2の折仕様等を変更することができるのである。
このような本実施形態では、前記駆動軸42Aa,42Ba、前記ギア42Ab,42Bb、前記差動装置42c、前記モータ42d等により折胴用位相調整手段を構成し、前記駆動軸43Aa,43Ba、前記ギア43Ab,43Bb、前記差動装置43c、前記モータ43d等により第一くわえ胴用位相調整手段を構成している。
図2,4に示すように、前記下テンションローラ12a,12bと前記断裁胴21及び前記折胴22との間の当該折胴22寄りには、エアポンプ(図示省略)に接続されて当該折胴22の外周面側へ開口部を向けた第一のエアノズル71が当該折胴22の外周面との間に前記ウエブ1を介在させるように配設されている。前記下テンションローラ12a,12bと前記第一のエアノズル71との間、すなわち、前記下テンションローラ12a,12bと前記断裁胴21及び前記折胴22との間の当該下テンションローラ12a,12b寄りには、ウエブ1を案内するガイド部材であるガイドプレート74が配設されると共に、エアポンプ(図示省略)に接続されて当該ガイドプレート74側へ開口部を向けた第二のエアノズル72が上記ガイドプレート74との間に上記ウエブ1を介在させるように配設されている。
前記第一のエアノズル71とウエブ1との間には、ウエブ1を案内するガイドプレート73が配設されている。前記ガイドプレート73には、前記第一のエアノズル71からのエアを通過させる孔73aが形成されている。
図2に示すように、第二くわえ胴24の近傍には、ローラ31aに掛け回された搬送ベルト31bにより折丁2を搬送する搬送装置31が配設されている。搬送装置31の搬送ベルト31bの走行方向下流側には、羽根車32が配設されている。羽根車32の下方には、折丁2を排出する排紙コンベア33が配設されている。排紙コンベア33の近傍には、折丁2の有無を検知する折丁検知手段である折丁センサ51が配設されている。
このような本実施形態では、断裁胴21等により断裁手段を構成し、折胴22、第一くわえ胴23、第二くわえ胴24等により胴群を構成すると共に折り曲げ手段を構成し、搬送装置31、羽根車32、排紙コンベア33等により折丁搬送手段を構成している。なお、図2中、34はチョッパブレードである。
また、前記駆動ギア40、搬送装置31、羽根車32、排紙コンベア33は、図6に示すように、印刷機の給紙装置102、印刷装置103、乾燥装置104、冷却装置105等に対して動力を付与する主動力源61の動力伝達系に第一のクラッチ62を介して接続すると共に、当該駆動ギア40、搬送装置31、羽根車32、排紙コンベア33のみに動力を付与する副動力源63に第二のクラッチ64を介して接続している。
他方、前記ローラ11a,12a,14a、前記横ミシン胴13a,13bは、前記主動力源61の動力伝達系に印刷機の給紙装置102、印刷装置103、乾燥装置104、冷却装置105等と同様にして接続、すなわち、第一のクラッチ62を介することなく接続している。
つまり、前記ローラ11a,12a,14a、前記横ミシン胴13a,13bは、印刷機の給紙装置102、印刷装置103、乾燥装置104、冷却装置105等と一緒になって主動力源61の作動に連動し、前記駆動ギア40、搬送装置31、羽根車32、排紙コンベア33は、前記第一のクラッチ62を接続することにより、前記ローラ11a,12a,14a、前記横ミシン胴13a,13bと共に、印刷機の給紙装置102、印刷装置103、乾燥装置104、冷却装置105等と一緒になって主動力源61の作動に連動し、主動力源61の作動を停止しているときに、前記第一のクラッチ62を切断して第二のクラッチを接続すると共に副動力源63を作動させることにより、印刷機の給紙装置102、印刷装置103、乾燥装置104、冷却装置105等だけでなく、前記ローラ11a,12a,14a、前記横ミシン胴13a,13bの作動を停止させた状態で独立して作動させることができるようになっているのである。
そして、図7に示すように、上記動力源61,63、上記クラッチ62,64の作動源、前記アクチュエータ11c,14c,16,18の作動源には、ウエブ1の紙幅や折丁2の折仕様等の条件を選択入力すると、選択された当該紙幅や折仕様等に対応して、前記胴21〜24や搬送装置31等のような折機101内の各種の機器の設定を変更するように前記位相調整モータ42d,43d等を作動させる制御手段である制御装置50の出力部が電気的に接続されている。
また、前記制御装置50の出力部には、前記第一のエアノズル71及び前記第二のエアノズル72と前記エアポンプとの間にそれぞれ設けられた電磁式の第一,第二の開閉弁75,76が電気的に接続している。他方、前記折丁センサ51は、制御装置50の入力部に電気的に接続されており、当該制御装置50は、紙幅や折仕様等の条件の選択入力に伴って、上記折丁センサ51からの信号に基づいて、上記動力源61,63、上記クラッチ62,64、上記アクチュエータ11c,14c,16,18、前記開閉弁75,76の作動を制御すると共に、前記胴21〜24や搬送装置31等のような折機101内の各種の機器の設定変更を行うように前記位相調整モータ42d,43d等を作動させるようになっている。
なお、本実施形態においては、前記第一のエアノズル71、前記第一の開閉弁75、前記エアポンプ等により第一のエア吹付手段を構成し、前記第二のエアノズル72、前記第二の開閉弁76、前記エアポンプ等により第二のエア吹付手段を構成している。
このようにして構成された本実施形態に係る折機の作用を図8〜16に基づいて以下に説明する。図8は、折機の作用説明図、図9は、図8に続く作用説明図、図10は、図9に続く作用説明図、図11は、図9に続く他の作用説明図、図12は、図11に続く作用説明図、図13は、図12に続く作用説明図、図14は、制御系のフロー図、図15は、図14に続くフロー図、図16は、図15に続くフロー図である。
図14〜16に示すように、まず、開始ボタンをONにすると(S1)、制御装置50は、アクチュエータ11cを伸長させて(ON)、上テンションローラ11aを他方のローラ11bに対接させると共に、第一のクラッチ62を接続して(ON)、主動力源61を作動させる(ON)。なお、このとき、第二のクラッチ64は切断され(OFF)、副動力源63の作動は停止している。
そして、前記フォーマ101bにより縦折されたウエブ1が上テンションローラ11a,11bを介して横ミシン胴13aと受胴13bとの間に送給されると、当該ウエブ1は、横ミシン目が所定の間隔ごとに形成された後、下テンションローラ12a,12bを介して断裁胴21と折胴22との間に送給されて、所定の間隔ごとにシート状に断裁されて折胴22に保持される。
折胴22に保持されたシートが第一くわえ胴23との対接位置にまで搬送されると、当該シートは、折胴22の折ブレード22bと第一くわえ胴23のくわえ板23aとの協働によって、そのシートが折り込まれるように当該第一くわえ胴23にくわえ替えされることにより、折丁2として当該第一くわえ胴23に保持される。
第一くわえ胴23に保持された折丁2が第二くわえ胴24との対接位置にまで搬送されると、当該折丁2をさらに折り込む場合には、当該折丁2は、第一くわえ胴23の折ブレード23bと第二くわえ胴24のくわえ板24aとの協働によって、さらに折り込まれるように当該第二くわえ胴24にくわえ替えされて保持される一方、上記折丁2をさらに折り込む必要がない場合には、上記折丁2は、第一くわえ胴23から第二くわえ胴24に単にくわえ替えされて保持される。
第二くわえ胴24に保持された折丁2は、前記搬送装置31の搬送ベルト31bに受け渡されて搬送され、羽根車32を介して排紙コンベア33上に送出され、次工程に搬出される。そして、新たな折仕様や新たな紙幅に変更する必要がなく、設定された枚数の折丁2を搬送装置31へ排出した場合には、終了ボタンをONにすることにより(S30)、制御装置50は、主動力源61の作動を停止して(OFF)、第一のクラッチ62を切断し(OFF)、アクチュエータ11cを収縮させて(OFF)、上テンションローラ11aを他方のローラ11bから離反させることで(S31)、終了することができる。
そして、上述したようにしてウエブ1を折丁2としている際に、例えば、折丁2の折仕様及び新たな紙幅の少なくとも一方を途中で変更する場合には、前記制御装置50に新たな折仕様及び新たな紙幅の少なくとも一方を選択入力すると(S3)、当該制御装置50は、ウエブ1の印刷位相を所定の位置に位置させるように前記主動力源61を作動させてから停止させ(OFF)、前記第一のクラッチ62を切断する(OFF)と共に、前記開閉弁75,76を開放して(ON)前記エアポンプからのエアを前記エアノズル71,72から吹き出させる(S4)。
次に、前記制御装置50は、アクチュエータ18を伸長させて(ON)(S5)、切断刃17によりウエブ1を切断すると共に(図8参照)、切断された送給方向上流側のウエブ1が横ミシン胴13aと受胴13bとの間に入り込まないようにガイドプレート19aにより防止する。
続いて、上記制御装置50は、アクチュエータ11cを収縮させて(OFF)(S6)、上テンションローラ11aを他方のローラ11bから離反させることにより、切断された送給方向上流側のウエブ1が給紙されないようにした後、第二のクラッチ64を接続する(ON)と共に副動力源63を作動させる(ON)ことにより(S7)、前記胴21〜24、搬送装置31、羽根車32、排紙コンベア33のみを作動させて、下テンションローラ12a,12b、上記胴13a,13b,21〜24、搬送装置31、羽根車32、排紙コンベア33に存在する、すなわち、切断された送給方向下流側のみのシートや折丁2を外部に搬出する(図9参照)。
このとき、前記エアノズル71,72からエアが吹き出ていることから、前記下テンションローラ12a,12bと前記断裁胴21及び前記折胴22との間のウエブ1は、前記ガイドプレート74及び前記折胴22の外周面に確実に支持されるようになるので、切断された送給方向下流側のウエブ1の送給方向上流側の端部側が傾倒してしまうようなことはない。
続いて、前記制御装置50は、折丁センサ51からの信号に基づいて、折機101の内部に残存した折丁2等がすべて送出されたことを検出すると(S8)、前記開閉弁75,76を閉止して(OFF)前記エアノズル71,72からのエアの吹き出しを停止させる(S9)。そして、新たな折仕様が選択入力されている場合には(S10)、当該折仕様条件に対応して前記胴21〜24や搬送装置31等の折機101内の各種の機器の設定を変更するように前記位相調整モータ42d、43d等を作動させる(S11,S12)。他方、新たな折仕様が選択入力されていない場合には、前記位相調整モータ42d、43d等を作動させずに当該工程を省略する。
次に、前記制御装置50は、副動力源63の作動を停止させ(OFF)、前記第二のクラッチ64を切断し(OFF)(S13)、新たなウエブ1の紙幅が選択入力されていない場合には(S14)、アクチュエータ18を収縮させて(OFF)、切断刃17及びガイドプレート19aを当初の位置に戻すと共に、アクチュエータ11cを伸長させて(ON)、上テンションローラ11aを他方のローラ11bに対接させた後、前記第一のクラッチ62を接続して(ON)、主動力源61を作動させる(ON)ことにより(S15)、切断された送給方向上流側の前記ウエブ1の給紙側への送給を開始する(図10参照)。
そして、制御装置50は、折丁検出センサ51からの信号に基づき、排紙コンベア33に折丁2が搬出されていることを検出、すなわち、折機101の内部にウエブ1が供給されたことを検出すると(S16)、主動力源61の作動を停止させて(OFF)、第一のクラッチ62を切断し(OFF)、アクチュエータ11cを収縮させて(OFF)、上テンションローラ11aを他方のローラ11bから離反させることにより(S17)、新たな折仕様の設定を終了する。
他方、送給されたウエブ1を折丁2としている際に、例えば、当初のウエブ1と異なる紙幅のウエブ1を継ぎ足した場合、すなわち、新たな紙幅が選択入力されている場合には(S14)、アクチュエータ11cを伸長させて(ON)(S18)、上テンションローラ11aを他方のローラ11bに対接させることにより、切断された送給方向上流側のウエブ1の送給を可能にすると共に、主動力源61を作動させて(ON)(S19)、当該上テンションローラ11a,11bを駆動回転させることにより、切断された送給方向上流側の前記ウエブ1を排紙側へ案内するように前記ガイドプレート19a〜19cを介して送出する(図11参照)。なお、このとき、第一のクラッチ62及び第二のクラッチ64は切断されると共に、副動力源63の作動は停止している。
そして、前記印刷装置103に設けられたロータリエンコーダ等のウエブ送給量検出手段により、上記ウエブ1の送給量に基づいて、新たに継ぎ足されたウエブ1の先端が前記ガイドプレート19a〜19c上にまで到達したことを検出、すなわち、新たな紙幅のウエブ1が切断刃15と対向する位置に到達すると(S20)、前記制御装置50は、主動力源61の作動を一旦停止し(OFF)(S21)、アクチュエータ14cを伸長させて(ON)(S22)、補助ローラ14aを他方のローラ14bに対接させてウエブ1を当該補助ローラ14a,14b間で保持した後、アクチュエータ16を伸長させて(ON)(S23)、切断刃15により当該ウエブ1を補助ローラ14a,14bと上テンションローラ11a,11bとの間で切断する(図12参照)。
次に、前記制御装置50は、アクチュエータ16を収縮させて(OFF)(S24)、切断刃15を当初の位置に戻すと共に、アクチュエータ11cを収縮させて(OFF)(S25)、上テンションローラ11aを他方のローラ11bから離反させると、新たに継ぎ足されたウエブ1の先端側が排紙側に排出される。
続いて、前記制御装置50は、アクチュエータ18を収縮させて(OFF)(S26)、切断刃17及びガイドプレート19aを当初の位置に戻し、主動力源61を作動させて(ON)(S27)、前記補助ローラ14a,14bを駆動回転させることにより、上記切断刃15で切断された送給方向上流側のウエブ1の給紙側への送給を開始し、前記印刷装置103に設けられたロータリエンコーダ等のウエブ送給量検出手段により、上記ウエブ1の送給量に基づいて、上記ウエブ1の先端が上テンションローラ11a,11b間を通過したことを検出すると(S28)、前記アクチュエータ14cを収縮させて(OFF)、補助ローラ14aを他方のローラ14bから離反させると共に、アクチュエータ11cを伸長させて(ON)、上テンションローラ11aを他方のローラ11bに対接させ、ウエブ1の送給を当該補助ローラ14a,14bから上テンションローラ11a,11bに切り換えると共に、前記第一のクラッチ62を接続して(ON)、前記胴21〜24、搬送装置31、羽根車32、排紙コンベア33も作動させる(S29)(図13参照)。
そして、制御装置50は、折丁検出センサ51からの信号に基づき、排紙コンベア33に折丁2が搬出されていることを検出、すなわち、折機101の内部にウエブ1が供給されたことを検出すると(S16)、主動力源61の作動を停止させて(OFF)、第一のクラッチ62を切断し(OFF)、アクチュエータ11cを収縮させて(OFF)、上テンションローラ11aを他方のローラ11bから離反させることにより(S17)、新たな紙幅への設定を終了する。
つまり、本実施形態に係る折機101においては、ウエブ1を切断刃17で切断するときから、内部のシートや折丁2を外部に排出し終えるときまで、前記エアノズル71,72からエアを吹き出すことにより、前記下テンションローラ12a,12bと前記断裁胴21及び前記折胴22との間に位置するウエブ1を前記ガイドプレート74及び前記折胴22の外周面で確実に支持するようにしたのである。
このため、前記フォーマ101bにより縦折されて幅方向に異なったバランスとなったウエブ1であっても、切断刃17で切断された送給方向下流側のウエブ1の切断側の端部側の傾倒を防止することができる。
したがって、本実施形態によれば、紙幅や折仕様の変更を行う際でも、前記羽根車132等での紙詰まり等を防止することができる。
なお、本実施形態では、ウエブ1を切断刃17で切断するとき(S5)から、内部のシートや折丁2を外部に排出し終えるとき(S8)まで、前記エアノズル71,72からエアを吹き出させるように前記制御装置50で前記開閉弁75,76を制御するようにしたが、本発明は、これに限らず、切断刃17で切断された搬送方向下流側のウエブ1の搬送方向上流側の端部が前記下テンションローラ12a,12bと折胴22との間に少なくとも位置しているときに、前記エアノズル71,72からエアを吹き出させるように前記制御装置50で前記開閉弁75,76を制御すれば、本実施形態の場合と同様な作用効果を得ることができる。
また、本実施形態では、前記下テンションローラ12a,12bと前記断裁胴21及び前記折胴22との間の当該折胴22寄りに第一のエアノズル71を配設する一方、前記下テンションローラ12a,12bと前記断裁胴21及び前記折胴22との間の当該下テンションローラ12a,12b寄りにガイドプレート74を配設すると共に、第二のエアノズル72を配設し、これらエアノズル71,72からエアを吹き出すことにより、前記ウエブ1を前記ガイドプレート74及び前記折胴22の外周面に支持させるようにしたが、前記第二のエアノズル72を省略して、第一のエアノズル71だけとし、当該第一のエアノズル71のみからエアを吹き出して、前記ウエブ1を前記折胴22の外周面に支持させることだけでも、本実施形態の場合と同様な効果を得ることができる。しかしながら、本実施形態のように、第一のエアノズル71及び第二のエアノズル72の両方を設けると、ウエブ1の切断側の端部側の傾倒をより確実に防止することができるので、非常に好ましい。
また、本実施形態では、当初のウエブ1と異なる紙幅のウエブ1を継ぎ足した場合、すなわち、新たな紙幅が選択入力されている場合(S14)において、第一のクラッチ62及び第二のクラッチ64を切断すると共に、副動力源63の作動を停止して主動力源61を作動させることにより、前記胴21〜24、搬送装置31、羽根車32、排紙コンベア33を作動させることなく、前記ローラ11a,12a,14a、前記横ミシン胴13a,13bを作動させるようにしたが(S18〜S28)、例えば、第一のクラッチ62を切断する一方、第二のクラッチ64を切断することなく接続したままの状態で副動力源63の作動を停止して主動力源61を作動させることにより、前記胴21〜24、搬送装置31、羽根車32、排紙コンベア33を作動させることなく、前記ローラ11a,12a,14a、前記横ミシン胴13a,13bを作動させるようにすることも可能である。
また、本実施形態では、前記駆動ギア40、搬送装置31、羽根車32、排紙コンベア33を、図6に示したように、印刷機の給紙装置102、印刷装置103、乾燥装置104、冷却装置105等に対して動力を付与する主動力源61の動力伝達系に第一のクラッチ62を介して接続すると共に、当該駆動ギア40、搬送装置31、羽根車32、排紙コンベア33のみに動力を付与する副動力源63に第二のクラッチ64を介して接続し、前記ローラ11a,12a,14a、前記横ミシン胴13a,13bを、前記主動力源61の動力伝達系に印刷機の給紙装置102、印刷装置103、乾燥装置104、冷却装置105等と同様にして接続、すなわち、第一のクラッチ62を介することなく接続するようにしたが、例えば、図17に示すように、前記駆動ギア40、搬送装置31、羽根車32、排紙コンベア33のみに動力を付与する動力源65aと、前記ローラ11a,12a,14a、前記横ミシン胴13a,13bのみに動力を付与する動力源65bとを折機101に設けると共に、印刷機の給紙装置102、印刷装置103、乾燥装置104、冷却装置105等に個別に動力源65c〜65fをそれぞれ設け、制御手段により、これら動力源65a〜65fの同期作動及び個別作動を可能とするようにしてもよい。
また、本実施形態では、主動力源61、副動力源63、前記クラッチ62,64、前記第一ウエブ切断手段、前記第二ウエブ切断手段等を制御して行う場合について説明したが、主動力源61、前記第一ウエブ切断手段、前記第二ウエブ切断手段等を制御して行うようにすることも可能である。この場合、切断刃17で切断された搬送走行上流側のウエブ1は、折仕様の切り替え時に、紙幅変更の有無にかかわらず、排紙側に排紙され続けられ、搬送方向下流側のウエブ1は、排紙コンベア33側に搬送される。
本発明に係る折機は、幅方向に異なったバランスとなったウエブであっても、切断された送給方向下流側のウエブの切断側の端部側の傾倒を防止することができ、紙詰まり等を防止することができるので、印刷産業や製本産業等において極めて有益に利用することができる。
1 ウエブ
2 折丁
11a,11b 上テンションローラ
11c アクチュエータ
12a,12b 下テンションローラ
13a 横ミシン胴
13b 受胴
14a,14b 補助ローラ
14c アクチュエータ
15 切断刃
16 アクチュエータ
17 切断刃
18 アクチュエータ
19a〜19c ガイドプレート
21 断裁胴
21a 断裁刃
22 折胴
22A 折胴用第一シリンダ
22a 針
22B 折胴用第二シリンダ
22b 折ブレード
23 第一くわえ胴
23A 第一くわえ胴用第一シリンダ
23a くわえ板
23B 第一くわえ胴用第二シリンダ
23b 折ブレード
24 第二くわえ胴
24a くわえ板
31 搬送装置
31a ローラ
31b 搬送ベルト
32 羽根車
33 排紙コンベア
34 チョッパブレード
40 駆動ギア
41a 断裁胴駆動軸
41b 断裁胴ギア
42Aa 第一シリンダ駆動軸
42Ab 第一シリンダギア
42Ba 第二シリンダ駆動軸
42Bb 第二シリンダギア
42c 折胴用差動装置
42d 折胴用位相調整モータ
43Aa 第一シリンダ駆動軸
43Ab 第一シリンダギア
43Ba 第二シリンダ駆動軸
43Bb 第二シリンダギア
43c 第一くわえ胴用差動装置
43d 第一くわえ胴用位相調整モータ
44a 第二くわえ胴駆動軸
44b 第二くわえ胴ギア
50 制御装置
51 折丁センサ
61 主動力源
62 第一のクラッチ
63 副動力源
64 第二のクラッチ
65a〜65f 動力源
71 第一のエアノズル
72 第二のエアノズル
73,74 ガイドプレート
75 第一の開閉弁
76 第一の開閉弁
101 折機
101a ウエブパス装置
101b フォーマ
102 給紙装置
103 印刷装置
103a 第一印刷ユニット
103b 第二印刷ユニット
103c 第三印刷ユニット
103d 第四印刷ユニット
104 乾燥装置
105 冷却装置
2 折丁
11a,11b 上テンションローラ
11c アクチュエータ
12a,12b 下テンションローラ
13a 横ミシン胴
13b 受胴
14a,14b 補助ローラ
14c アクチュエータ
15 切断刃
16 アクチュエータ
17 切断刃
18 アクチュエータ
19a〜19c ガイドプレート
21 断裁胴
21a 断裁刃
22 折胴
22A 折胴用第一シリンダ
22a 針
22B 折胴用第二シリンダ
22b 折ブレード
23 第一くわえ胴
23A 第一くわえ胴用第一シリンダ
23a くわえ板
23B 第一くわえ胴用第二シリンダ
23b 折ブレード
24 第二くわえ胴
24a くわえ板
31 搬送装置
31a ローラ
31b 搬送ベルト
32 羽根車
33 排紙コンベア
34 チョッパブレード
40 駆動ギア
41a 断裁胴駆動軸
41b 断裁胴ギア
42Aa 第一シリンダ駆動軸
42Ab 第一シリンダギア
42Ba 第二シリンダ駆動軸
42Bb 第二シリンダギア
42c 折胴用差動装置
42d 折胴用位相調整モータ
43Aa 第一シリンダ駆動軸
43Ab 第一シリンダギア
43Ba 第二シリンダ駆動軸
43Bb 第二シリンダギア
43c 第一くわえ胴用差動装置
43d 第一くわえ胴用位相調整モータ
44a 第二くわえ胴駆動軸
44b 第二くわえ胴ギア
50 制御装置
51 折丁センサ
61 主動力源
62 第一のクラッチ
63 副動力源
64 第二のクラッチ
65a〜65f 動力源
71 第一のエアノズル
72 第二のエアノズル
73,74 ガイドプレート
75 第一の開閉弁
76 第一の開閉弁
101 折機
101a ウエブパス装置
101b フォーマ
102 給紙装置
103 印刷装置
103a 第一印刷ユニット
103b 第二印刷ユニット
103c 第三印刷ユニット
103d 第四印刷ユニット
104 乾燥装置
105 冷却装置
Claims (3)
- ウエブを搬送するウエブ搬送手段と、
前記ウエブ搬送手段からの当該ウエブを断裁する回転可能な断裁胴と、
前記断裁胴の外周面に対向するようにして配設されて当該断裁胴によって断裁される前記ウエブの先端側を保持する回転可能な保持胴と
を備えている折機において、
前記ウエブ搬送手段と前記保持胴との間の前記ウエブを当該保持胴の外周面側へ向けて付勢するように当該ウエブへエアを吹き付ける第一のエア吹付手段と、
前記ウエブ搬送手段から搬送される前記ウエブの搬送方向上流側の端部が当該ウエブ搬送手段と前記保持胴との間に少なくとも位置しているときに、前記第一のエア吹付手段からエアを吹き出させるように当該第一のエア吹付手段を制御する制御手段と
を備えていることを特徴とする折機。 - 請求項1において、
前記ウエブ搬送手段と前記保持胴との間に配設されて前記ウエブを案内するガイド部材と、
前記ウエブ搬送手段と前記保持胴との間の前記ウエブを前記ガイド部材側へ向けて付勢するように当該ウエブへエアを吹き付ける第二のエア吹付手段と
を備え、
前記制御手段が、前記ウエブ搬送手段から搬送される前記ウエブの搬送方向上流側の端部が当該ウエブ搬送手段と前記保持胴との間に少なくとも位置しているときに、前記第二のエア吹付手段からエアを吹き出させるように当該第二のエア吹付手段を制御するものである
ことを特徴とする折機。 - 請求項1において、
前記ウエブ搬送手段の前記ウエブの搬送方向上流側に配設されて当該ウエブを搬送方向に沿って折るウエブ縦折手段を備えている
ことを特徴とする折機。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006180694A JP2008007294A (ja) | 2006-06-30 | 2006-06-30 | 折機 |
EP07012588A EP1873104A1 (en) | 2006-06-30 | 2007-06-27 | Folding apparatus |
CNA2007101124976A CN101096251A (zh) | 2006-06-30 | 2007-06-28 | 折页机 |
US11/770,556 US20080001339A1 (en) | 2006-06-30 | 2007-06-28 | Folder |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006180694A JP2008007294A (ja) | 2006-06-30 | 2006-06-30 | 折機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008007294A true JP2008007294A (ja) | 2008-01-17 |
Family
ID=38653232
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006180694A Pending JP2008007294A (ja) | 2006-06-30 | 2006-06-30 | 折機 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20080001339A1 (ja) |
EP (1) | EP1873104A1 (ja) |
JP (1) | JP2008007294A (ja) |
CN (1) | CN101096251A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9481543B2 (en) | 2012-11-21 | 2016-11-01 | Kabushiki Kaisha Tokyo Kikai Seisakusho | Variable cutoff folding device and printer comprising variable cutoff folding device |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102008012034A1 (de) * | 2008-02-29 | 2009-09-03 | Manroland Ag | Falzaufbau einer Rollenrotationsdruckmaschine und Verfahren zum Betreiben desselben |
US8100038B2 (en) | 2008-11-19 | 2012-01-24 | Goss International Americas, Inc. | Folder for adjustably tensioning a web and method of adjusting web tension as a web is cut |
ES2569879T3 (es) * | 2011-08-31 | 2016-05-12 | Sca Hygiene Products Ab | Método y aparato para producir una pila de productos higiénicos plegados |
US20140121091A1 (en) * | 2012-10-26 | 2014-05-01 | Kabushiki Kaisha Tokyo Kikai Seisakusho | Variable cutoff folding device and printer comprising variable cutoff folding device |
CN110963354B (zh) * | 2019-12-23 | 2021-01-05 | 高斯图文印刷系统(中国)有限公司 | 一种32开折页到24开折页的切换方法 |
CN110963356B (zh) * | 2019-12-23 | 2021-01-05 | 高斯图文印刷系统(中国)有限公司 | 一种8开折页到16开折页之间的切换方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0336164A (ja) * | 1989-06-01 | 1991-02-15 | Man Roland Druckmas Ag | 印刷機の折り装置用断裁装置 |
JP2001278540A (ja) * | 2000-04-03 | 2001-10-10 | Tokyo Kikai Seisakusho Ltd | 折畳み補助装置 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2261729C3 (de) | 1972-12-16 | 1975-10-02 | Fa. E.C.H. Will, 2000 Hamburg | Vorrichtung an einem rotierenden Querschneider |
JP3782207B2 (ja) * | 1997-06-13 | 2006-06-07 | 株式会社小森コーポレーション | 輪転印刷機 |
US6364305B1 (en) * | 1999-12-28 | 2002-04-02 | Pitney Bowes Inc. | System and method for providing sheets to an inserter system |
JP3760383B2 (ja) | 2002-10-25 | 2006-03-29 | 株式会社東京機械製作所 | シート出し装置 |
JP4450385B2 (ja) * | 2004-04-30 | 2010-04-14 | 株式会社小森コーポレーション | 折機 |
-
2006
- 2006-06-30 JP JP2006180694A patent/JP2008007294A/ja active Pending
-
2007
- 2007-06-27 EP EP07012588A patent/EP1873104A1/en not_active Withdrawn
- 2007-06-28 CN CNA2007101124976A patent/CN101096251A/zh active Pending
- 2007-06-28 US US11/770,556 patent/US20080001339A1/en not_active Abandoned
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0336164A (ja) * | 1989-06-01 | 1991-02-15 | Man Roland Druckmas Ag | 印刷機の折り装置用断裁装置 |
JP2001278540A (ja) * | 2000-04-03 | 2001-10-10 | Tokyo Kikai Seisakusho Ltd | 折畳み補助装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9481543B2 (en) | 2012-11-21 | 2016-11-01 | Kabushiki Kaisha Tokyo Kikai Seisakusho | Variable cutoff folding device and printer comprising variable cutoff folding device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20080001339A1 (en) | 2008-01-03 |
CN101096251A (zh) | 2008-01-02 |
EP1873104A1 (en) | 2008-01-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4450385B2 (ja) | 折機 | |
JP2008007294A (ja) | 折機 | |
US7798039B2 (en) | Cross cutting device and method for operating such a cross cutting device | |
EP3370960B1 (de) | Laminierungsmaschine und ein verfahren zum laminieren zumindest eines materials | |
JPS6118677A (ja) | 巻取り紙輪転印刷機における着籍用折り畳みのための紙折り装置 | |
EP2230078B1 (en) | Printer for corrugated cardboard sheet and box-making machine for corrugated cardboard sheet | |
EP3535124B1 (de) | Laminierungsmaschine | |
WO2009118915A1 (ja) | 新聞製作システム及び新聞の製作方法 | |
EP1531060B1 (en) | Bookbinding machine and prebinding apparatus | |
EP2055657A2 (de) | Verfahren zum Steuern der Zufuhr von Bogen zu einer Bogendruckmaschine | |
US20120165174A1 (en) | Single web single-fold apparatus and method | |
US5429579A (en) | Varible size folding machine | |
JP2007118251A (ja) | 輪転印刷機およびその制御方法 | |
JP5502371B2 (ja) | 印刷機及び印刷方法 | |
JP7439921B2 (ja) | 後処理装置 | |
JP4700402B2 (ja) | 丁合された印刷紙から形成された印刷製品を綴付ける装置 | |
JP6388660B2 (ja) | 印刷機及び印刷方法 | |
JP2009126616A (ja) | 輪転印刷機 | |
WO2010047376A1 (ja) | 印刷機の排紙装置及びその運転方法 | |
JP2007119105A (ja) | 輪転印刷機用ウェブ処理装置,折機及びバリアブルカットオフ輪転印刷機並びに輪転印刷機の胴の周速度変更方法 | |
JPWO2005105638A1 (ja) | 折機の平行折装置 | |
US20120013063A1 (en) | Folding machine | |
JP2000185858A (ja) | 折機の排紙ピッチ切り換え装置 | |
JP2009274168A (ja) | 紙切装置及び方法並びに印刷機 | |
JP5731140B2 (ja) | 印刷機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090218 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110112 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110125 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110802 |