JP3344530B2 - デジタル信号伝送方法およびデジタル信号復調装置 - Google Patents

デジタル信号伝送方法およびデジタル信号復調装置

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JP3344530B2
JP3344530B2 JP18296595A JP18296595A JP3344530B2 JP 3344530 B2 JP3344530 B2 JP 3344530B2 JP 18296595 A JP18296595 A JP 18296595A JP 18296595 A JP18296595 A JP 18296595A JP 3344530 B2 JP3344530 B2 JP 3344530B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種デジタル機器
の間でデジタル信号を伝送するためのデジタル信号伝送
方法に関するものであり、特に、データクロックに同期
した複数のデジタル信号と、当該データクロックとを伝
送するデジタル信号伝送方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、デジタル機器間でデジタル信
号を伝送する際には、様々な伝送方法が用いられてい
る。広く使われている伝送方式としては、例えば、各系
統のデジタル信号を、それぞれ別の伝送系で伝送するパ
ラレル伝送方法や、1つの伝送系を時分割することによ
り複数系統のデジタル信号を伝送するシリアル伝送方法
が挙げられる。
【0003】上記シリアル伝送方法は、1つの伝送系を
時分割し、分割された時間毎に対応する系統のデジタル
信号を伝送する方法である。この方法においては、伝送
系を伝送されるデジタル信号がどの系統のデジタル信号
に対応しているかを受信部が判断する必要があり、送信
部および受信部における処理が複雑になる。さらに、当
該判断に必要な情報を上記伝送系で伝送する場合は、該
情報とデジタル信号とを区別する必要があるため、送信
部および受信部における処理が更に複雑になる。
【0004】したがって、送信部および受信部の構成を
簡略化したい場合には、各系統のデジタル信号にそれぞ
れ専用の伝送系を割り当て、そのまま伝送するパラレル
伝送方法が用いられることが多い。また、複数系統のデ
ジタル信号を数ビットに符号化して、そのビット数分の
伝送系でパラレルに伝送するデジタル信号伝送方法も行
われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
パラレル伝送方法によるデジタル信号伝送方法において
は、デジタル信号の系統の数だけの伝送系、あるいは、
符号化したビット数分の伝送系を必要とする。さらに、
各系統のデジタル信号がデータクロックに同期している
場合には、当該データクロックを別の伝送系で伝送する
必要がある。
【0006】したがって、上記従来のデジタル信号伝送
方法においては、伝送系の数を減らすことが困難である
という問題を生じている。各伝送系は、送信部、受信
部、および伝送線などを備えているため、伝送系の増加
は、伝送手段全体の構成の複雑化や大型化を招来する。
特に、光伝送を行う場合、光送信部、光受信部、および
光ケーブルなどは、電気を用いて伝送する場合の各部に
比べて構造が複雑で小型化しにくいため、上記問題の解
決が切望されている。
【0007】本発明は、上記の問題点を鑑みてなされた
ものであり、その目的は、データクロックと、該データ
クロックに同期する複数系統のデジタル信号とを、1系
統のデジタル信号として伝送できる簡便な方法を実現す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るデ
ジタル信号伝送方法は、上記課題を解決するために、デ
ータクロックに同期のとれた複数系統のデジタル信号を
1系統の伝送用デジタル信号に変調して伝送した後、復
調するデジタル信号伝送方法であって、上記伝送用デジ
タル信号は、上記データクロックに同期して入力される
複数系統のデジタル信号の2値レベルの組み合わせに対
して予め決められたパルス幅を有し、上記データクロッ
クの周期と同一の周期であり、上記伝送用デジタル信号
の立ち上がり毎に異なる2値レベルをとる立ち上がりク
ロックを生成し、該立ち上がりクロックの略偶数倍の周
波数の高速クロックを発振させて、上記データクロック
を復調することを特徴としている。
【0009】上記構成においては、伝送用デジタル信号
の周期により、データクロックの周期を復元できると共
に、当該伝送用デジタル信号のパルス幅に応じて、予め
決められている2値レベルの組み合わせの複数系統のデ
ジタル信号を復元できる。
【0010】したがって、従来のようにパラレル伝送す
る場合に必要だった、複数系統のデジタル信号を伝送す
る複数の伝送系と、データクロックを伝送する伝送系と
を必要とすることなく、1つの伝送系によって、データ
クロックに同期した複数系統のデジタル信号と当該デー
タクロックとを伝送できる。
【0011】従来に比べて、伝送系の数を大幅に削減で
きるので、各伝送系に必要な、送信部、受信部、および
伝送線の数を削減でき、デジタル信号の伝送に用いられ
る伝送手段全体の構成を大幅に簡略化できる。
【0012】請求項2の発明に係るデジタル信号復調装
置は、請求項1記載の伝送用デジタル信号を復調するデ
ジタル信号復調装置であって、以下の手段を講じたこと
を特徴としている。
【0013】すなわち、上記伝送用デジタル信号の立ち
上がりを検出する度に、現在の出力とは異なる2値レベ
ルを記憶し、記憶した2値レベルを出力する立ち上がり
検出部と、上記伝送用デジタル信号に同期する、該伝送
用デジタル信号と同一の周波数を有するデータクロック
上記立ち上がり検出部により出力された立ち上がりク
ロックの略偶数倍の周波数を有する高速クロックとを生
成するクロック生成手段と、伝送用デジタル信号のパル
ス幅を測定するパルス幅測定手段と、上記パルス幅測定
手段によって測定されたパルス幅に基づき、該パルス幅
に対応する上記で予め決められた2値レベルの組み合わ
せを持つ複数系統のデジタル信号を生成する信号生成手
段とを備えている。
【0014】また、上記パルス幅測定手段には、上記ク
ロック生成手段で生成される高速クロックの周期を数え
てパルス幅を測定する計数手段が設けられている。
【0015】なお、クロック生成手段は、PLL( Pha
se Lock Loop)回路などにより実現され、上記伝送用デ
ジタル信号に同期する、当該伝送用デジタル信号と同一
の周波数のデータクロックと、該伝送用デジタル信号の
整数倍の周波数の高速クロックとを発振させるものであ
る。
【0016】上記構成により、デジタル信号復調装置
は、伝送用デジタル信号の周期からデータクロックを復
調すると共に、パルス幅から各系統のデジタル信号を復
調できる。これにより、従来のシリアル伝送方法におけ
るデジタル信号復調装置のように時分割する必要がない
ため、比較的簡単な構成で複数系統のデジタル信号を復
調できる。したがって、動作速度が速く、遅延時間の短
いデジタル信号復調装置を容易に実現できる。この結
果、変調前のデジタル信号と同じ周期で、デジタル信号
を復調することが容易にできる。また、従来のパラレル
伝送方法に比べて、必要とされるデジタル信号復調装置
の数を大幅に削減できる。加えて、データクロックを復
調する際に用いられる高速クロックによってパルス幅を
測定しているので、パルス幅を測定するためのクロック
を別に設けずにパルス幅を測定できる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について、図
1ないし図3に基づいて説明すると以下の通りである。
【0018】本発明に係るデジタル信号伝送方法によ
り、デジタル信号を伝送する伝送装置は、図2に示すよ
うに、データクロックφ1と、該データクロックφ1に
同期する、例えば2系統のデジタル信号d11・d12
とを伝送用デジタル信号o1へ変調する変調部1、変調
された伝送用デジタル信号o1からデータクロックφ2
と2系統のデジタル信号d21・d22とを復調する復
調部2、および、両者間を結び、上記伝送用デジタル信
号o1を伝送する、例えば光ケーブルなどのデジタル伝
送線3を備えている。
【0019】本実施形態においては、2系統のデジタル
信号d11・d12が伝送されるので、伝送される2値
レベルの組み合わせは、通常4通りであり、各組み合わ
せに対して、互いに異なるパルス幅のパルスp00、p
01、p10、およびp11が割り当てられている。上
記各パルスのパルス幅は、データクロックφ1の周期T
より短い値に設定されている。
【0020】なお、本実施形態では、説明の便宜上、2
系統の入力されるデジタル信号d11・d12を1系統
の伝送用デジタル信号o1に変換する場合について説明
しているが、2値レベルの組み合わせに対応するパルス
幅の数を増やすことにより、2系統以上のデジタル信号
を1系統の伝送用デジタル信号o1として伝送すること
ができる。
【0021】以下では、2値レベルの一方を1で、他方
を0で表し、デジタル信号d11の2値レベルa1とデ
ジタル信号d12の2値レベルa2と組み合わせを、
(a1,a2)のように表記する。例えば、デジタル信
号d11の2値レベルが1で、デジタル信号d12の2
値レベルが0であるとき、デジタル信号d11・d12
の2値レベルの組み合わせは、(1,0)で表記され
る。
【0022】ここで、デジタル信号d11・d12の2
値レベルの組み合わせとパルスとの対応の一例を図3に
示す。すなわち、デジタル信号d11・d12の2値レ
ベルの組み合わせ(0,0)は、パルス幅w00のパル
スp00と対応し、組み合わせ(0,1)は、パルス幅
w01のパルスp01と対応している。また、組み合わ
せ(1,0)に対しては、パルス幅w10のパルスp1
0が割り当てられ、組み合わせ(1,1)に対しては、
パルス幅w11のパルスp11が割り当てられている。
【0023】図2に示すように、上記変調部1は、デー
タクロックφ1に同期するデジタル信号d11・d12
の2値レベルの組み合わせを認識するデータ認識部11
と、データクロックφ1と略同時に立ち上がり、該デー
タ認識部11の認識に基づいたパルス幅を有するパルス
である伝送用デジタル信号o1を生成するパルス生成部
12とを備えている。
【0024】上記データ認識部11は、データクロック
φ1の立ち上がり毎に、上記デジタル信号d11・d1
2の2値レベルの組み合わせを認識し、該組み合わせに
対して予め決められているパルス幅を示すパルス幅設定
値を出力する。
【0025】パルス生成部12は、データクロックφ1
の立ち上がりと略同時に出力である伝送用デジタル信号
o1を立ち上げると共に、マスタークロックck1の立
ち上がり回数を数え、パルス生成部12が上記パルス幅
設定値を数える間、伝送用デジタル信号o1をHiレベ
ルに保つ。パルス幅設定値を越えると、パルス生成部1
2は、伝送用デジタル信号o1をLowレベルに立ち下
げて、次のデータクロックφ1の立ち上がりを待つ。
【0026】これにより、パルス生成部12は、データ
クロックφ1と略同時に立ち上がり、デジタル信号d1
1・d12の2値レベルの組み合わせに応じたパルス幅
を有するパルスを伝送用デジタル信号o1としてデジタ
ル伝送線3へ出力する。
【0027】なお、上記マスタークロックck1は、分
周してデータクロックφ1を生成するためのものであ
り、データクロックφ1と同期している。また、マスタ
ークロックck1は、データクロックφ1と比べて十分
高い周波数のクロックであり、該クロックの立ち上がり
回数を数えることにより、上記組み合わせに対応する各
パルス幅を区別できる。
【0028】変調部1で変調された伝送用デジタル信号
o1は、1本のデジタル伝送線3を介して、復調部2へ
伝送される。当該復調部2は、データクロックφ2を復
調する立ち上がり検出部21およびPLL( Phase Loc
k Loop)回路22(クロック生成手段)と、各系統のデ
ジタル信号d21・d22を復調するカウンタ25(パ
ルス幅測定手段および計数手段)、およびデータ生成部
26(信号生成手段)とを備えている。
【0029】上記立ち上がり検出部21は、フリップ・
フロップなどからなり、伝送用デジタル信号o1の立ち
上がりを検出する度に、現在の出力とは異なる2値レベ
ルを記憶し、記憶した2値レベルを出力する。したがっ
て、立ち上がり検出部21は、伝送用デジタル信号o1
の立ち上がりと略同時に立ち上がり、2倍の周期を持つ
立ち上がりクロックck2を出力する。
【0030】また、上記PLL回路22は、PLL発振
部23と分周器24とからなっている。PLL発振部2
3は、立ち上がりクロックck2の略2k倍(kは予め
設定された整数)の周波数を持つ高速クロックck3を
発振させると共に、当該立ち上がりクロックck2と、
上記高速クロックck3を分周して得られる、立ち上が
りクロックck2と略同一の周波数の比較クロックck
4とを比較して、両者の立ち上がり時点が同一となるよ
うに高速クロックck3の周期を調整する。
【0031】例えば、上記比較クロックck4が立ち上
がりクロックck2より早く立ち上がる場合は、高速ク
ロックck3の周期を僅かに長く変化させ、遅く立ち上
がる場合は、高速クロックck3の周期を僅かに短く変
化させることによって、立ち上がりクロックck2と高
速クロックck3の同期をとる。なお、上記高速クロッ
クck3の周波数を立ち上がりクロックck2の2k倍
の周波数より若干高く設定しておき、比較クロックck
4が立ち上がりクロックck2より早く立ち上がる度に
高速クロックck3を間引いて、立ち上がりクロックc
k2と高速クロックck3との同期をとってもよい。
【0032】分周器24は、上記PLL発振部23で発
振される高速クロックck3を2k分周して上記比較ク
ロックck4を生成すると共に、当該高速クロックck
3をk分周してデータクロックφ2を生成する。
【0033】なお、上記PLL発振部23の発振周波数
および分周器24の分周比を決める整数kは、PLL発
振部23が発振させる高速クロックck3の立ち上がり
回数を数えることにより、互いに異なる2値レベルの組
み合わせに対応する各パルス幅を区別できるように、パ
ルス幅の数より大きな数に設定される。一般にPLL回
路においては、周波数の変動を抑えると同時にHiレベ
ルの期間とLowレベルの期間を略同一にするために上
記kは十分大きな値に設定されている。
【0034】一方、カウンタ25は、上記高速クロック
ck3の立ち上がり回数をカウントして伝送用デジタル
信号o1がHiレベルである時間(すなわちパルス幅)
を測定する。また、データ生成部26は、該カウンタ2
5のカウント値に基づいて、伝送用デジタル信号o1の
パルス幅を判別し、該パルス幅に対応する2値レベルの
組み合わせを持つ2系統のデジタル信号d21・d22
を生成する。
【0035】上記の構成において、図1に示すデータク
ロックφ1と、該データクロックφ1に同期したデジタ
ル信号d11・d12とが入力された場合の伝送装置各
部の動作を図1および図2に基づいて説明すると以下の
通りである。
【0036】例えば、データクロックφ1の立ち上がり
時点の1つである、図1に示す時間t1においては、各
デジタル信号d11・d12の2値レベルの組み合わせ
は(0,0)である。
【0037】したがって、変調部1におけるデータ認識
部11は、データクロックφ1の立ち上がり時にデジタ
ル信号d11・d12の2値レベルの組み合わせ(0,
0)を認識し、該組み合わせ(0,0)に対応したパル
ス幅w00を示すパルス幅設定値を出力する。
【0038】パルス生成部12は、時間t1において、
データクロックφ1の立ち上がりと略同時に出力をHi
レベルに立ち上げると共に、マスタークロックck1の
立ち上がり回数を数え計時する。パルス生成部12が数
えた回数がパルス幅w00を示すパルス幅設定値を越え
ると、パルス生成部12は出力をLowレベルに立ち下
げて、データクロックφ1が次に立ち上がるまで待機す
る。この結果、時間t1からは、データクロックφ1と
略同時に立ち上がり、パルス幅w00のパルスP1が生
成される。
【0039】続いて、データクロックφ1の次の立ち上
がり時間である時間t2からは、時間t1と略同様に、
データクロックφ1の立ち上がり時におけるデジタル信
号d11・d12の2値レベルの組み合わせ(1,0)
に対応するパルス幅w10のパルスP2が生成される。
【0040】他のデータクロックφ1の各立ち上がり時
においても同様に、変調部1は、デジタル信号d11・
d12の2値レベルの組み合わせに応じたパルス幅を有
し、当該データクロックφ1と略同時に立ち上がるパル
スを生成する。これにより、デジタル信号d11・d1
2とデータクロックφ1とは、伝送用デジタル信号o1
へと変調される。
【0041】上記伝送用デジタル信号o1の立ち上がり
周期は、データクロックφ1の周期と同じくTであり、
各パルスのパルス幅がデジタル信号d11・d12の2
値レベルの組み合わせに対応している。
【0042】上記伝送用デジタル信号o1がデジタル伝
送線3を介して、復調部2に伝送されると、復調部2
は、伝送された伝送用デジタル信号o1から、データク
ロックφ2と、デジタル信号d21・d22とを、それ
ぞれ復調する。
【0043】すなわち、データクロックφ2を復調する
ために、立ち上がり検出部21は、上記伝送用デジタル
信号o1の立ち上がり毎に異なる2値レベルをとる立ち
上がりクロックck2を生成する。伝送用デジタル信号
o1の立ち上がりが周期Tの等間隔であるため、立ち上
がりクロックck2は、周期が2Tで、周期に対するH
iレベルの時間の比であるデューティー比が略50%の
クロックとなる。
【0044】PLL回路22は、PLL発振部23によ
り立ち上がりクロックck2の略2k倍の周波数の高速
クロックck3を発振させ、該クロックck3と分周器
24により2k分周して得られる比較クロックck4と
が略同時に立ち上がるように、高速クロックck3の周
波数を調整する。この結果、立ち上がりクロックck2
に同期し、該クロックck2の略2k倍の周波数の高速
クロックck3が得られる。また、分周器24は、クロ
ックck3をk分周してデータクロックφ2を生成す
る。
【0045】上記データクロックφ2は、立ち上がりク
ロックck2と同期し、立ち上がりクロックck2の2
倍の周波数のクロックである。立ち上がりクロックck
2の周期が2Tであるため、データクロックφ2の周期
はTとなる。また、データクロックφ1と伝送用デジタ
ル信号o1と立ち上がりクロックck2とが略同時に立
ち上がるため、データクロックφ2は、データクロック
φ1より僅かに遅れて立ち上がる。この結果、変調前の
データクロックφ1と同じ周期を持ち、該クロックφ1
と略同時に立ち上がるデータクロックφ2が復調され
る。
【0046】一方、各系統のデジタル信号d21・d2
2を再生するために、カウンタ25は、伝送用デジタル
信号o1がHiレベルにある時間を高速クロックck3
の立ち上がり回数を数えることによって計測する。
【0047】カウンタ25のよるカウント値は、伝送用
デジタル信号o1のパルス幅を示しており、該カウント
値に基づいて、データ生成部26は、パルス幅に対応す
る2値レベルの組み合わせを得る。データ生成部26
は、得られた2値レベルの組み合わせにしたがって、デ
ジタル信号d21・d22を復元する。
【0048】例えば、図1に示すパルスP1のパルス幅
w00は、2値レベルの組み合わせ(0,0)に対応す
る。したがって、カウンタ25のカウント値は、パルス
幅w00を示す。データ生成部26は、該カウント値に
基づき、2値レベルが共に0であるデジタル信号d21
およびd22をそれぞれ復調する。
【0049】また、図1に示すパルスP2のパルス幅w
10は、2値レベルの組み合わせ(1,0)に対応す
る。したがって、データ生成部26は、2値レベルが1
であるデジタル信号d21と、2値レベルが0であるデ
ジタル信号d22とを生成する。
【0050】上記カウンタ25およびデータ生成部26
においては、各パルスのパルス幅を判別してデジタル信
号d21・d22を生成している。したがって、伝送用
デジタル信号o1の立ち上がりに比べて、ある程度遅れ
てデジタル信号d21・d22が生成される。
【0051】本実施形態において、データ生成部26
は、パルス幅の測定が確実に終わっている時点である、
図3に示す最長のパルス幅w11が経過した時点で、デ
ジタル信号d21・d22を生成している。カウンタ2
5およびデータ生成部26は、カウンタ回路および比較
回路などの簡単な回路で実現できるため、データ生成部
26で生ずる遅延時間は僅かである。したがって、上記
パルスP1に対応するデジタル信号d21・d22は、
時間t1より略w11だけ遅れた時間t3から、上記パ
ルスP2に対応するデジタル信号d21・d22は、時
間t2より略w11だけ遅れた時間t4から出力され
る。各パルスのパルス幅の判別に要する時間である最長
のパルス幅w11が周期Tより短いため、各デジタル信
号d21・d22は、変調前のデジタル信号d11・d
12と同じ周期で復調される。また、データクロックφ
1に対するデジタル信号d21・d22の遅延時間は、
1クロック以内に抑えられる。
【0052】なお、最長のパルス幅の時間を待たなくて
も、最長のパルス幅の次に長いパルス幅を越えた時点
で、最長のパルスであるか否かを判別できる。この時点
でデジタル信号d21・d22を生成することにより、
上記遅延時間をさらに短くすることができる。
【0053】以上のように、本実施形態に係るデジタル
信号伝送方法を用いた伝送装置においては、予め、複数
系統のデジタル信号の2値レベルの組み合わせを、伝送
用デジタル信号のパルス幅とを対応させておく。そし
て、同時に入力されるデジタル信号の2値レベルの組み
合わせに応じたパルス幅を持ち、データクロックφ1と
同じ周期を持つ伝送用デジタル信号o1に変調すること
によって、複数系統のデジタル信号とデータクロックφ
1とを1系統のデジタル伝送線3により伝送できる。
【0054】また、復調部2は、上記デジタル伝送線3
により伝送された伝送用デジタル信号o1の周期からデ
ータクロックφ2を復調すると共に、伝送用デジタル信
号o1のパルス幅から該パルス幅に対応した2値レベル
の組み合わせを持つデジタル信号を復調する。
【0055】したがって、従来のパラレル伝送方法に比
べ、伝送系の数を大幅に削減できる。この結果、各伝送
系に必要とされる送信部、受信部、および伝送線の数を
大幅に削減でき、伝送装置全体の構成を簡略化できる。
【0056】また、本実施形態に係る復調部2において
は、PLL回路22によりデータクロックφ2を復調す
ると共に、伝送用デジタル信号o1のパルス幅を測定す
る際、PLL回路22で生成される高速クロックck3
をカウントすることによりパルス幅を測定してデジタル
信号d21・d22を復調している。
【0057】それゆえ、従来のシリアル伝送方法に比べ
簡単な構成の復調装置で複数系統のデジタル信号を復調
できる。したがって、動作速度が速く遅延時間の短い復
調装置を容易に実現できる。
【0058】また、パルス幅計測用のクロックを別に設
けることなく、伝送用デジタル信号o1のパルス幅を測
定できる。さらに、伝送用デジタル信号o1の立ち上が
りと略同時に、高速クロックck3が立ち上がるため、
両者間の同期ズレに起因する計測誤差を生ずることがな
い。この結果、復調部2の構成を複雑にすることなく、
高い精度でパルス幅を測定できる。
【0059】なお、本実施形態においては、デジタル信
号d11・d12が取り得る全ての2値レベルの組み合
わせに対して、異なるパルス幅のパルスを割り当ててい
るが、デジタル信号d11・d12が取ることのない2
値レベルの組み合わせに対しては、異なるパルス幅のパ
ルスを割り当てる必要がない。これにより、同時に取り
得ない2値レベルの組み合わせが存在する場合には、割
り当てるパルスの数を削減でき、パルス幅を測定する際
に必要とされる精度を低く抑えることができる。
【0060】また、伝送用デジタル信号o1を伝送する
伝送路としては、電線や光ケーブルなどの有線のもの
や、赤外線などの無線のものを用いることができる。上
記伝送路がパルスを伝送できるものであれば、本実施形
態と略同じ効果が得られる。
【0061】
【発明の効果】請求項1の発明に係るデジタル信号伝送
方法は、以上のように、データクロックに同期のとれた
複数系統のデジタル信号を1系統の伝送用デジタル信号
に変調して伝送した後、復調するデジタル信号伝送方法
であって、上記伝送用デジタル信号は、上記データクロ
ックに同期して入力される複数系統のデジタル信号の2
値レベルの組み合わせに対して予め決められたパルス幅
を有し、上記データクロックの周期と同一の周期であ
り、上記伝送用デジタル信号の立ち上がり毎に異なる2
値レベルをとる立ち上がりクロックを生成し、該立ち上
がりクロックの略偶数倍の周波数の高速クロックを発振
させて、上記データクロックを復調する構成である。
【0062】それゆえ、従来のようにパラレル伝送する
場合に必要だった、複数系統のデジタル信号を伝送する
複数の伝送系と、データクロックを伝送する伝送系とを
必要とすることなく、1つの伝送系によって、データク
ロックに同期した複数系統のデジタル信号と当該データ
クロックとを伝送できる。この結果、従来に比べて、伝
送系の数を大幅に削減でき、伝送手段全体の構成を簡略
化できるという効果を奏する。
【0063】請求項2の発明に係るデジタル信号復調装
置は、以上のように、上記伝送用デジタル信号の立ち上
がりを検出する度に、現在の出力とは異なる2値レベル
を記憶し、記憶した2値レベルを出力する立ち上がり検
出部と、上記伝送用デジタル信号に同期する、該伝送用
デジタル信号と同一の周波数を有するデータクロックと
上記立ち上がり検出部により出力された立ち上がりクロ
ックの略偶数倍の周波数を有する高速クロックとを生成
するクロック生成手段と、伝送用デジタル信号のパルス
幅を測定するパルス幅測定手段と、上記パルス幅測定手
段によって測定されたパルス幅に基づき、該パルス幅に
対応する上記で予め決められた2値レベルの組み合わせ
を持つ複数系統のデジタル信号を生成する信号生成手段
とを備え、上記パルス幅測定手段には、上記クロック生
成手段で生成される高速クロックの周期を数えてパルス
幅を測定する計数手段が設けられている構成である。
【0064】上記構成によって、デジタル信号復調装置
は、比較的簡単な構成で複数系統のデジタル信号を復調
できる。また、必要とされる伝送系の数は、パラレル伝
送方法のデジタル信号復調装置に比べて少ない。この結
果、複数系統のデジタル信号を復調するデジタル信号復
調装置の構成を簡略化できるという効果を奏する。した
がって、デジタル信号復調装置の動作速度を向上させ、
遅延時間を短くすることが容易である。この結果、変調
前のデジタル信号と同じ周期で復調するデジタル信号復
調装置を容易に実現できるという効果も併せて奏する。
【0065】加えて、データクロックを復調する際に用
いられる高速クロックを用いてパルス幅を測定してい
る。この結果、パルス幅を測定するためのクロックを別
に設ける必要がなく、デジタル信号復調装置の構成をさ
らに簡略化できるという効果を併せて奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のデジタル信号伝送方法を
用いてデジタル信号を伝送するデジタル信号伝送装置の
各部の波形を示す波形図である。
【図2】上記デジタル信号伝送装置の要部を示す構成図
である。
【図3】上記デジタル信号伝送方法において、入力され
たデジタル信号の2値レベルの組み合わせと出力される
伝送用デジタル信号のパルスとの対応の一例を示す波形
図である。
【符号の説明】
1 変調部 2 復調部(復調装置) 3 デジタル伝送線21 立ち上がり検出部 22 PLL回路(クロック生成手段) 25 カウンタ(パルス幅測定手段および計数手段) 26 データ生成部(信号生成手段)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−200847(JP,A) 特開 昭53−72669(JP,A) 特開 昭64−13820(JP,A) 特開 平6−296184(JP,A) 特開 昭55−130261(JP,A) 特開 昭56−61013(JP,A) 特開 昭55−38714(JP,A) 特開 昭58−103257(JP,A) 特公 昭41−2406(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 25/49 H03M 5/08 H03K 9/08 H04L 5/00 H04L 7/027

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データクロックに同期のとれた複数系統の
    デジタル信号を1系統の伝送用デジタル信号に変調して
    伝送した後、復調するデジタル信号伝送方法であって、 上記伝送用デジタル信号は、上記データクロックに同期
    して入力される複数系統のデジタル信号の2値レベルの
    組み合わせに対して予め決められたパルス幅を有し、上
    記データクロックの周期と同一の周期であり、 上記伝送用デジタル信号の立ち上がり毎に異なる2値レ
    ベルをとる立ち上がりクロックを生成し、該立ち上がり
    クロックの略偶数倍の周波数の高速クロックを発振させ
    て、上記データクロックを復調する ことを特徴とするデ
    ジタル信号伝送方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の伝送用デジタル信号を復調
    するデジタル信号復調装置であって、上記伝送用デジタル信号の立ち上がりを検出する度に、
    現在の出力とは異なる2値レベルを記憶し、記憶した2
    値レベルを出力する立ち上がり検出部と、 上記伝送用デジタル信号に同期する、該伝送用デジタル
    信号と同一の周波数を有するデータクロックと上記立ち
    上がり検出部により出力された立ち上がりクロックの略
    偶数倍の周波数を有する高速クロックとを生成するクロ
    ック生成手段と、 伝送用デジタル信号のパルス幅を測定するパルス幅測定
    手段と、 上記パルス幅測定手段によって測定されたパルス幅に基
    づき、該パルス幅に対応する上記で予め決められた2値
    レベルの組み合わせを持つ複数系統のデジタル信号を生
    成する信号生成手段とを備え、 上記パルス幅測定手段には、上記クロック生成手段で生
    成される高速クロックの周期を数えてパルス幅を測定す
    る計数手段が設けられていることを特徴とするデジタル
    信号復調装置。
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