JP2697629B2 - 速度変換装置 - Google Patents

速度変換装置

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JP2697629B2
JP2697629B2 JP6219732A JP21973294A JP2697629B2 JP 2697629 B2 JP2697629 B2 JP 2697629B2 JP 6219732 A JP6219732 A JP 6219732A JP 21973294 A JP21973294 A JP 21973294A JP 2697629 B2 JP2697629 B2 JP 2697629B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、第1の伝送速度を有す
る入力データ信号を第2の伝送速度を有する出力データ
信号に速度変換する速度変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、速度変換装置は、例えば、第1
及び第2の通信装置を有する通信システムに用いられて
おり、これら第1及び第2の通信装置は伝送路伝送速度
を有する伝送路を介して互いに接続されている。そし
て、この通信システムは、例えば、ディジタル無線装置
である。
【0003】例えば、第1の通信装置と第2の通信装置
とが伝送路を介して通信を行う際、入力伝送速度(第1
の伝送速度)を有する入力データ信号を伝送路伝送速度
(第2の伝送速度)を有する出力データ信号に変換する
必要がある。一方、伝送路を介して受信した受信データ
信号は伝送路伝送速度を有しているので、伝送路伝送速
度を入力伝送速度に変換する必要がある。つまり、第1
及び第2の通信装置はそれぞれ速度変換装置を有する必
要がある。そして、このような速度変換装置として、例
えば、特開平1−42958号公報に記載された速度変
換装置が知られている。
【0004】ここで、図5を参照して、従来の速度変換
装置について概説する。
【0005】図示の速度変換装置は、送信速度変換部1
1及び受信速度変換部12を備えており、送信速度変換
部11は第1の伝送速度(入力伝送速度)を有する送信
入力データ信号を第2の伝送速度(伝送路伝送速度)を
有する送信出力データ信号に速度変換する。一方、受信
速度変換部12は第2の伝送速度を有する受信入力デー
タ信号を第1の伝送速度を有する受信出力データ信号に
速度変換する。
【0006】送信速度変換部11は第1及び第2の送信
入力端子21及び22を備えており、第1の送信入力端
子21は第1の書込クロック発生回路23に接続されて
いる。第2の送信入力端子22は第1のメモリ24に接
続されている。この第1のメモリは、例えば、FIFO
メモリである。
【0007】第2の送信入力端子22から第1の伝送速
度を有する送信入力データ信号が第1のメモリ24に与
えられる。一方、第1の書込クロック発生回路23に
は、送信データ信号に同期して第1の送信入力端子21
から送信クロック信号が与えられる。第1の書込クロッ
ク発生回路23は予め定められた分周率で送信クロック
信号を分周して第1の書込クロック信号を発生する。そ
して、この第1の書込クロック信号に応じて、第1のメ
モリ24は送信入力データ信号を記憶入力データ信号と
して記憶する。そして、後述するようにして、この記憶
入力データ信号は第1の読出クロック信号によって第1
のメモリ24から第1の読出データ信号として読み出さ
れる。
【0008】第1の書込クロック信号及び第1の読出ク
ロック信号は第1の位相比較回路25に与えられ、ここ
で、位相比較される。そして、第1の位相比較回路24
はその位相差を表す第1の位相制御信号を生成する。こ
の第1の位相制御信号はPLL回路26に与えられる。
【0009】第1のPLL回路26では、第1の位相制
御信号に応じて第1の制御クロック信号を送出する。こ
の第1の制御クロック信号は予め定められた周波数を有
しており、読出制御回路27と第1の読出クロック発生
回路28に与えられる。
【0010】読出制御回路27では第1の制御クロック
信号に応じてフレームパルス信号を生成する。このフレ
ームパルス信号は、後述する第1の出力データ信号のフ
レー周期を表す。さらに、読出制御回路27は、第1の
制御クロック信号に応じて予め定められた周期で第1の
禁止信号を送出する。そして、この第1の禁止信号は第
1の読出クロック発生回路28に送られる。
【0011】前述したように、第1の制御クロック信号
は第1の読出クロック発生回路28に与えられており、
第1の読出クロック発生回路28では第1の制御クロッ
ク信号に応答して前述の第1の読出クロック信号を発生
する。第1の読出クロック発生回路28では第1の禁止
信号を受けると、第1の読出クロック信号の発生を停止
する。この結果、第1の読出データ信号はオーバーヘッ
ドビットスロット又は位置を有する出力フレームを有す
るとともに第1の伝送速度と異なる第2の伝送速度を持
つことになる。図示の例では、第2の伝送速度は第1の
伝送速度よりも高い。
【0012】この第1の読出データ信号は、例えば、第
1の送信出力端子31を介して変調回路(図示せず)に
第1の出力データ信号として送られる。同様にして、フ
レームパルス信号が第2の送信出力端子32を介して変
調回路に送られる。フレームパルス信号に応じて、変調
回路では第1の出力データ信号を変調信号に変調して送
信信号として伝送路に送出する。
【0013】いま、第1の通信装置が送信信号を送出し
たとすると、この送信信号は第2の通信装置において受
信信号として受信される。そして、この受信信号は復調
信号に復調される。さらに、第2の通信装置では、復調
信号との同期を確立して受信クロック信号、受信フレー
ムパルス信号、及び受信データ信号を生成する。この受
信データ信号は第2の伝送速度を有している。そして、
これら受信クロック信号、受信フレームパルス信号、及
び受信データ信号は第2の通信装置において受信速度変
換部12に送られる。
【0014】受信速度変換部12は第1乃至第3の受信
入力端子41乃至43を備えている。第1の受信入力端
子41は第2の書込クロック発生回路44及び書込制御
回路45に接続されており、第2の受信入力端子42は
書込制御回路45に接続されている。そして、第3の受
信入力端子43は第2のメモリ36に接続されている
(この第2のメモリは、例えば、FIFOメモリで構成
される)。
【0015】第2のメモリ46には第3の受信入力端子
43を介して受信データ信号が与えられる。第2の書込
クロック発生回路44では第1の受信入力端子41to
与えられる受信クロック信号を予め定められた分周率で
分周して第2の書込クロック信号を発生する。そして、
第2のメモリ46には第2の書込クロック信号に応じて
受信データ信号が第2の記憶データ信号として記憶され
る。この第2の記憶データ信号は、後述するように第2
の読出クロック信号に応じて第2のメモリ46から第2
の出力データ信号として読み出される。
【0016】書込制御回路45には第1及び第2の受信
入力端子41及び42を介してそれぞれ受信クロック信
号及び受信フレームパルス信号が与えられており、書込
制御回路45では、これら受信クロック信号及び受信フ
レームパルス信号に基づいて受信データ信号のオーバー
ヘッドビットスロットの位置で第2の禁止信号を生成す
る。第2の禁止信号を受けると、第2の書込クロック発
生回路44は第2の書込クロックの発生を停止する。そ
の結果、オーバーヘッドビットスロットが第2のメモリ
に記憶されることはない。
【0017】第2の書込クロック信号及び第2の読出ク
ロック信号は第2の位相比較回路47に与えられ、ここ
で位相比較される。そして、第2の位相比較回路47は
その位相差を表す第2の位相制御信号を送出する。
【0018】第2のPLL回路48では従来から知られ
ているように、第2の位相制御信号に基づいて所定の周
波数を有する第2の制御クロック信号を生成する。
【0019】第2の制御クロック信号に応じて、第2の
読出クロック発生回路49は第2の読出クロックを発生
し、これによって、第2のメモリから第2の記憶データ
信号が第2の出力データ信号として読み出される。この
第2の出力データ信号は第1の伝送速度を有している。
そして、この第2の出力データ信号は、例えば、受信出
力端子51から処理装置に送られ、ここで、処理され
る。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】いま、第1の伝送速度
をf1、第2の伝送速度をf2で表すと、第1及び第2
の伝送速度の関係は、f2=(m/n)f1となる。な
お、m及びnは自然数であり、m>nである。m/nは
変換前の伝送速度(周波数)f1と変換後の伝送速度
(周波数)f2との比を表しており、所望のf2を得る
ためには、mとnとの組み合わせによって実現する必要
がある。
【0021】従来の速度変換装置では、予め定められた
長さの単位でオーバーヘッドビットの位置を予め固定的
に定めておき、送信側においてオーバーヘッドビットを
付加して、受信側においてオーバーヘッドビットを除去
するようにしているから、所望の第2の伝送速度f2を
得るためには、自然数mを大きくする必要がある。つま
り、自然数mを大きくすれば、自然数nの取り得る値が
増えることになって、第2の伝送速度f2を種々選択で
きることになる。ところが、第1の出力データ信号がフ
レーム長Lの出力フレームを備えている際、このフレー
ム長Lは自然数mよりも大きくなければならない(フレ
ーム長Lは自然数mに依存し、mが大きくなるとフレー
ム長Lは長くなる)。つまり、第2の伝送速度はフレー
ム長Lで規定されることになる。このため、従来の速度
変換装置では、フレーム長Lに無関係に所望の伝送速度
を決定することが極めて難しいという問題点がある。
【0022】本発明の目的はフレーム長さに無関係に所
望の伝送速度を得ることのできる速度変換装置を提供す
ることにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、第1の
伝送速度を有する送信入力データ信号を送信クロック信
号に応じて第2の伝送速度を有する送信出力データ信号
に速度変換する送信速度変換部を備える速度変換装置に
おいて、前記送信速度変換部は、第1の書込クロック信
号に応じて前記送信入力データ信号を第1の書込データ
信号として記憶する第1のメモリ手段と、前記送信クロ
ック信号に応じて前記第1の書込クロック信号を生成す
る第1の生成手段と、前記第1の書込クロック信号及び
第1の読出クロック信号に応じて第1のクロック制御信
号を生成する第2の生成手段と、前記第1のクロック制
御信号に応答して第1の禁止信号と前記送信出力データ
信号の送信フレーム周期を表す第1のフレームパルス信
号とを生成する第3の生成手段と、前記第1のクロック
制御信号に応じて動作し前記第1のフレームパルス信号
に基づいて予め定められたパターンを有する速度制御信
号を生成するとともに該速度制御信号に応答して別の禁
止信号を生成する第4の生成手段と、前記第1のクロッ
ク制御信号に応じて前記第1の読出クロック信号を生成
して前記第1のメモリ手段から前記第1の書込データ信
号を第1の読出データ信号として読み出し、前記第1の
禁止信号又は前記別の禁止信号に応答して前記第1の読
み出しクロック信号の発生を停止する第1の発生手段
と、前記速度制御信号及び前記第1のフレームパルス信
号に応答して所定のロジックパターンを有する情報信号
を前記第1の読出データ信号に多重して前記送信出力デ
ータ信号を生成する多重化手段とを有すること特徴とす
る速度変換装置が得られる。
【0024】この際、前記第1の読出データ信号は複数
のサブフレームを有する出力信号フォーマットを備え、
前記サブフレームの各々はオーバーヘッドビットスロッ
トを有しており、前記多重化手段は前記サブフレームの
前記オーバーヘッドビットスロットのうち少なくとも一
つに前記情報信号を挿入して前記送信出力信号を生成す
る。そして、前記情報信号は特定のオーバーヘッドビッ
トスロットが前記送信入力データ信号のデータビットを
有しているか否かを表す。
【0025】さらに、本発明では、前記送信出力信号に
基づいて得られ、前記第2の伝送速度の受信入力データ
信号、受信クロック信号、及び前記受信入力データ信号
のフレーム周期を表す受信フレームパルス信号を受け、
前記受信クロック信号及び前記受信フレームパルス信号
に応じて前記受信入力データ信号を前記第1の伝送速度
を有する受信出力データ信号に速度変換する受信速度変
換部を有し、該受信速度変換部は、第2の書込クロック
信号に応じて前記受信入力データ信号を第2の書込デー
タ信号として記憶する第2のメモリ手段と、前記受信ク
ロック信号及び前記受信フレームパルス信号に応答して
前記オーバーヘッドビットスロットの位置を表す第2の
禁止信号を生成する第5の生成手段と、前記受信入力デ
ータ信号、前記受信クロック信号、及び前記受信フレー
ムパルス信号を受け、前記情報信号が予め定められた状
態を表しているか否かを判定して、前記情報信号が前記
予め定められた状態を表している際前記特定のオーバー
ヘッドビットスロットの位置を表す第3の禁止信号を生
成する判定手段と、前記受信クロック信号に応じて前記
第2の書込クロック信号を発生して前記第2のメモリ手
段に前記受信入力データ信号を前記第2の書込データ信
号として書き込むとともに前記第2の禁止信号又は前記
第3の禁止信号に応答して前記第2の書込クロック信号
の発生を停止する第2の発生手段と、前記第2の書込ク
ロック信号及び第2の読出クロック信号に応じて第2の
クロック制御信号を生成する第6の生成手段と、前記第
2のクロック制御信号に応じて前記第2の読出クロック
信号を生成して前記第2のメモリ手段から前記第2の書
込データ信号を前記受信出力データ信号として読み出す
第7の生成手段とを有することを特徴とする速度変換装
置が得られる。
【0026】
【実施例】以下本発明について実施例によって説明す
る。まず、図4を参照して、図4には本発明による速度
変換装置で用いられるフレームフォーマットの一例が示
されている(後述する多重化回路から出力される出力デ
ータ信号の信号フォーマットの一例が示されている)。
図示の例では、1フレームは20個のサブフレームから
構成されており、1サブフレームは10ビットのデータ
信号(10個のデータビット)と1ビットのオーバーヘ
ッドビットスロットを備えている。なお、図中、オーバ
ーヘッドビットスロットはo1乃至o20で示されてい
る。そして、オーバーヘッドビットスロットo20は調
整用ビットとして割り当てられ、フレームによってデー
タ信号であったり、空き(周波数調整)ビットであった
りする。また、フレーム中には、調整用ビットの他に、
調整用ビットの状態(データ信号又は空きビットである
か)を示す情報ビットがあり、この情報ビットとして3
ビットのオーバーヘッドビットスロットが用いられる。
【0027】図1を参照して、図示の速度変換装置は図
5に関連して説明した第1及び第2の通信装置に備えら
れている。この速度変換装置は送信速度変換部61及び
受信速度変換部62を備えている。この速度変換装置に
おいて、図5に示す速度変換装置と同一の構成要素につ
いては同一の参照番号を付す。送信速度変換部61は図
5に示す第1の読出クロック発生回路とのその機能が異
なる第1の読出クロック発生回路63を備えており、さ
らに、速度制御回路64及び多重化回路65を備えてい
る。
【0028】一方、受信速度変換部62は図5に示す第
2の書込クロック発生回路44とはその機能が異なる第
2の書込クロック発生回路66を備えており、さらに、
判定回路67を備えている。
【0029】図1及び図2を参照して、第1の書込クロ
ック発生回路23には図2(a)に示す送信クロック信
号が与えられる。この送信クロック信号は、前述したよ
うに、送信入力データ信号に同期している。また、第1
のメモリ24には、第1の伝送速度を有する送信入力デ
ータ信号が第2の送信入力端子22から与えられる。送
信入力データ信号は、図2(b)に示すように、第1乃
至第N(Nは2以上の整数)の入力データビットi1乃
至iNを備えている。なお、図2(b)においては、単
に第1乃至第20の入力データビットi1乃至i20が
示されている。
【0030】前述したように、第1の書込クロック発生
回路からの第1の書込クロック信号によって、第1のメ
モリ24には送信入力データ信号が第1の記憶データ信
号として書き込まれる。そして、この第1の記憶データ
信号は第1の読出クロック信号によって第1の読出デー
タ信号として第1のメモリ24から読み出される。そし
て、後述するように、この第1の読出データ信号は、図
2(c)に示す出力フォーマットを有している。
【0031】第1の書込クロック信号及び第1の読出ク
ロック信号を受け、第1の位相比較回路25は第1のP
LL回路26に第1の位相制御信号を送る。そして、第
1のPLL回路26は、第1の位相制御信号に基づい
て、図2(d)に示す第1の制御クロック信号を読出制
御回路27、読出クロック発生回路63、及び速度制御
回路64に与える。
【0032】前述のように、読出制御回路27は、第1
の制御クロック信号に応じてフレームパルス信号及び第
1の禁止信号を生成する。具体的には、読出制御回路2
7は、第1の制御クロック信号のクロックパルス数をカ
ウントして第1のカウント値を生成する。そして、第1
のカウント値が所定の値になると、例えば、10になる
と、読出制御回路27は、図2(e)に示すハイレベル
を有する第1の禁止信号を送出する。
【0033】出力フォーマット期間は予め読出制御回路
27にセットされており、読出制御回路27は第1の制
御クロック信号のクロックパルス数をカウントとして第
2のカウント値を生成する。第2のカウント値が出力フ
ォーマット期間と同じ値になると、読出制御回路27
は、図2(f)に示すフレームパルス信号を送出する。
ただし、第20サブフレームのオーバーヘッドビットス
ロットの位置(図4のo20の位置)では、第1の禁止
信号は送出されない。
【0034】第1の読出クロック発生回路63では、図
2(d)に示す第1の制御クロック信号に応じて第1の
読出クロック信号を発生する。そして、第1の禁止信号
を受けると、第1の読出クロック発生回路63は第1の
読出クロックの発生を停止する。この結果、第1の記憶
入力データ信号は第1のメモリ24から読み出されな
い。
【0035】前述のように、第1のカウント値が“1
0”になると、第1の禁止信号が読出制御回路27から
第1の読出クロック発生回路63に与えられる。従っ
て、第1の読出データ信号は10ビット毎に空又はオー
バーヘッドビットスロットを備えることになる。具体的
には、第1の読出データ信号は、図2(c)に示す出力
フォーマットを備えることになる。つまり、第1のオー
バーヘッドビットスロットo1が第10の入力データビ
ットi10の後に挿入され、第2のオーバーヘッドビッ
トスロットo2が第20の入力データビットi20の後
に挿入されることになる。
【0036】前述のように、第1の制御クロック信号及
びフレームパルス信号が速度制御回路64に与えられて
おり、速度制御回路64は第1の制御クロック信号に応
じて動作し、フレームパルス信号に基づいて速度制御信
号を生成する。
【0037】図1及び図2を参照して、図3(a)に示
すように、読出制御回路27はフレーム期間を有するフ
レームパルス信号を生成する。速度制御信号はハイレベ
ル及びローレベルを有する所定のパターンを備えてい
る。具体的には、速度制御信号は第1乃至第M(Mは2
以上の整数)の信号部を備えており、これら第1乃至第
Mの信号部はこの順で繰り返される。図示の例では、整
数Mの値は“8”である。第1、第3、及び第5の信号
部は、図3(b)に示すように、フレーム期間に亘って
ハイレベルを備えている。第2、第4、第6、第7、及
び第8の信号部は、図3(b)に示すように、フレーム
期間に亘ってローレベルを備えている。さらに、速度制
御回路64は別の禁止信号を送出する。図3(c)に示
すように、この別の禁止信号は、第1、第3、及び第5
の信号部の立ち下がりに対応する位置で禁止パルスを有
している。そして、この別の禁止信号は第1の読出クロ
ック発生回路63に与えられる。この別の禁止信号が与
えられると、第1の読出クロック発生回路63は第1の
読出クロック信号の発生を停止する。
【0038】図1及び図4を参照して、いま、第1の読
出データ信号が第1乃至第K(Kは2以上の整数)のサ
ブフレームを有する出力フレームフォーマットを備えて
いるものとする。そして、各サブフレームは10個のデ
ータビットとオーバーヘッドビットスロットを有してい
る。図示の例では、整数Kは“20”であり、前述の説
明から容易にわかるように、8フレームにおいて、第2
0サブフレームのオーバーヘッドビットスロットは、5
フレームはデータ信号が挿入され、残りの3フレームで
は空きビットとなる。
【0039】多重化回路65は、フレームパルス信号に
よって所定の情報ビットの位置を求め、第1の読出デー
タ信号の情報ビットに速度制御信号を多重化して、第1
の出力信号を生成する。即ち、第20サブフレームのオ
ーバーヘッドビットスロットにデータビットが挿入され
ていると、第1乃至第3の情報ビットはそれぞれ論理
“0”とされる。一方、第20サブフレームのオーバー
ヘッドビットスロットが空スロットであると、第1乃至
第3の情報ビットはそれぞれ論理“1”とされる。図4
において、例えば、第1の情報ビットは、第2サブフレ
ームのオーバーヘッドビットスロットに挿入され、第2
の情報ビットは第6サブフレームのオーバーヘッドビッ
トスロットに挿入される。そして、第3の情報ビットは
第10サブフレームのオーバーヘッドビットスロットに
挿入される。
【0040】上記の第1の出力データ信号は変調回路に
送られ、ここで送信信号に変調される。
【0041】図1のみを参照して、いま、図5に関連し
て説明したように、第1の通信装置が送信信号を伝送路
に送出したものとする。この送信信号は第2の通信装置
において、受信信号として受信される。第2の通信装置
では受信信号を復調信号に復調する。さらに、第2の通
信装置では、復調信号の同期を確立して、受信クロック
信号、受信フレームパルス信号、及び第2の伝送速度を
有する受信データ信号を生成する。そして、第2の通信
装置において、これら受信クロック信号、受信フレーム
信号、及び受信データ信号は受信速度変換部62に与え
られる。
【0042】受信速度変換部62において、第1の受信
入力端子41は書込制御回路45、第2の書込クロック
信号発生回路66、及び判定回路67に接続されてい
る。第2の受信入力端子42は書込制御回路45及び判
定回路67に接続されている。第3の受信入力端子43
は第2のメモリ46及び判定回路67に接続されてい
る。
【0043】第1の受信入力端子41から受信クロック
信号を受けると、図5で説明したように、第2の書込ク
ロック信号発生回路66は第2の書込クロック信号を発
生する。第2の書込クロック信号に応じて、第2のメモ
リ46には受信データ信号が第2の書込(記憶)データ
信号として書き込まれる(記憶される)。
【0044】図5で説明したように、書込制御回路45
では、受信クロック信号及び受信フレームパルス信号に
応じて受信データ信号の各オーバーヘッドビットスロッ
トの位置で第2の禁止信号を生成する。そして、第2の
禁止信号に応答して、第2の書込クロックパルス発生回
路66は第2の書込クロック信号の発生を停止する。
【0045】図1及び図4を参照して、判定回路67に
は、受信データ信号中の第1乃至第3の情報ビットの位
置を示す位置データが備えられている。具体的には、判
定回路67は、第1、第2、及び第3の情報ビットがそ
れぞれ第2のサブフレームのオーバーヘッドビットスロ
ット、第6のサブフレームのオーバーヘッドビットスロ
ット、及び第10のサブフレームのオーバーヘッドビッ
トスロットに挿入されていることを知っている。従っ
て、判定回路67は、受信クロック信号及び受信フレー
ムパルス信号に応じて受信データ信号中の第1乃至第3
の情報ビットの位置をサーチして、第1乃至第3の情報
ビットを第1乃至第3の引抜ビットして受信データ信号
から引き抜く。
【0046】判定回路67は第1乃至第3の引抜ビット
がそれぞれ論理“0”であるか否かを判定して、第1乃
至第3の引抜ビットの内少なくとも2つが論理“1”で
あると、判定回路67は、第20サブフレームのオーバ
ーヘッドビット位置で第2の速度制御信号を生成して、
この第2の速度制御信号を第2の書込クロック信号発生
回路45に与える。そして、第2の速度制御信号に応答
して、第2の書込クロック信号発生回路45は第2の書
込クロック信号の発生を停止する。
【0047】図5で説明したように、第2の書込データ
信号は、第2の読出クロック信号発生回路49から与え
られる第2の書込クロック信号に応じて、第2のメモリ
46から第2の出力データ信号として読み出される。そ
して、この第2の出力データ信号は、例えば、受信出力
端子51を介して処理装置に与えられ、ここで処理され
る。
【0048】なお、上述の実施例では、情報信号が第1
乃至第3の情報ビットを備える場合について説明した
が、情報信号は第1の情報ビットのみを備えてもよく、
この場合には、判定回路67は第1の情報ビットが、例
えば、論理“1”であると、第2の速度制御信号を出力
する。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、フレ
ーム中に周波数調整ビットを設け、フレームによってデ
ータ信号又は空き(周波数調整)ビットとするようにし
たので、第2の伝送速度f2を決めるnを自然数から正
の実数に拡張することができる。その結果、所望の伝送
速度を得るためのmの選択の自由度が向上して、所望の
伝送速度を得る際フレーム長に囚われることが少なくな
るという効果がある。
【0050】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による速度変換装置の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】図1に示す速度変換装置の動作を説明するため
のタイミングチャートである。
【図3】図1に示す速度制御回路の動作を説明するため
のタイミングチャートである。
【図4】図1に示す多重化回路から出力される出力デー
タ信号の信号フォーマットを示す図である。
【図5】従来の速度変換装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
11,61 送信速度変換部 12,62 受信速度変換部 23,44,66 書込クロック発生回路 24,46 メモリ 25,47 位相比較回路 26,48 PLL回路 27 読出制御回路 28,49,63 読出クロック発生回路 45 書込制御回路 64 速度制御回路 65 多重化回路 67 判定回路

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の伝送速度を有する送信入力データ
    信号を送信クロック信号に応じて第2の伝送速度を有す
    る送信出力データ信号に速度変換する送信速度変換部を
    備える速度変換装置において、前記送信速度変換部は、
    第1の書込クロック信号に応じて前記送信入力データ信
    号を第1の書込データ信号として記憶する第1のメモリ
    手段と、前記送信クロック信号に応じて前記第1の書込
    クロック信号を生成する第1の生成手段と、前記第1の
    書込クロック信号及び第1の読出クロック信号に応じて
    第1のクロック制御信号を生成する第2の生成手段と、
    前記第1のクロック制御信号に応答して第1の禁止信号
    と前記送信出力データ信号の送信フレーム周期を表す第
    1のフレームパルス信号とを生成する第3の生成手段
    と、前記第1のクロック制御信号に応じて動作し前記第
    1のフレームパルス信号に基づいて予め定められたパタ
    ーンを有する速度制御信号を生成するとともに該速度制
    御信号に応答して別の禁止信号を生成する第4の生成手
    段と、前記第1のクロック制御信号に応じて前記第1の
    読出クロック信号を生成して前記第1のメモリ手段から
    前記第1の書込データ信号を第1の読出データ信号とし
    て読み出し、前記第1の禁止信号又は前記別の禁止信号
    に応答して前記第1の読み出しクロック信号の発生を停
    止する第1の発生手段と、前記速度制御信号及び前記第
    1のフレームパルス信号に応答して所定のロジックパタ
    ーンを有する情報信号を前記第1の読出データ信号に多
    重して前記送信出力データ信号を生成する多重化手段と
    を有すること特徴とする速度変換装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された速度変換装置にお
    いて、前記第2の生成手段は、前記第1の書込クロック
    信号と前記第1の読出クロック信号とを比較して、前記
    第1の書込クロック信号と前記第1の読出クロック信号
    との位相差を表す第1の位相制御信号を生成する第1の
    位相比較回路と、前記第1の位相制御信号に基づいて前
    記第1のクロック制御信号を生成する第1のPLL回路
    とを有することを特徴とする速度変換装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載された速度変換装置にお
    いて、前記第1のメモリ手段にはFIFOメモリが用い
    られていることを特徴とする速度変換装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載された速度変換装置にお
    いて、前記第1の読出データ信号は複数のサブフレーム
    を有する出力信号フォーマットを備え、前記サブフレー
    ムの各々はオーバーヘッドビットスロットを有してお
    り、前記多重化手段は前記サブフレームの前記オーバー
    ヘッドビットスロットのうち少なくとも一つに前記情報
    信号を挿入して前記送信出力信号を生成するようにした
    ことを特徴とする速度変換装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載された速度変換装置にお
    いて、前記情報信号は特定のオーバーヘッドビットスロ
    ットが前記送信入力データ信号のデータビットを有して
    いるか否かを表すことを特徴とする速度変換装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載された速度変換装置にお
    いて、さらに、前記送信出力信号に基づいて得られ、前
    記第2の伝送速度の受信入力データ信号、受信クロック
    信号、及び前記受信入力データ信号のフレーム周期を表
    す受信フレームパルス信号を受け、前記受信クロック信
    号及び前記受信フレームパルス信号に応じて前記受信入
    力データ信号を前記第1の伝送速度を有する受信出力デ
    ータ信号に速度変換する受信速度変換部を有し、該受信
    速度変換部は、第2の書込クロック信号に応じて前記受
    信入力データ信号を第2の書込データ信号として記憶す
    る第2のメモリ手段と、前記受信クロック信号及び前記
    受信フレームパルス信号に応答して前記オーバーヘッド
    ビットスロットの位置を表す第2の禁止信号を生成する
    第5の生成手段と、前記受信入力データ信号、前記受信
    クロック信号、及び前記受信フレームパルス信号を受
    け、前記情報信号が予め定められた状態を表しているか
    否かを判定して、前記情報信号が前記予め定められた状
    態を表している際前記特定のオーバーヘッドビットスロ
    ットの位置を表す第3の禁止信号を生成する判定手段
    と、前記受信クロック信号に応じて前記第2の書込クロ
    ック信号を発生して前記第2のメモリ手段に前記受信入
    力データ信号を前記第2の書込データ信号として書き込
    むとともに前記第2の禁止信号又は前記第3の禁止信号
    に応答して前記第2の書込クロック信号の発生を停止す
    る第2の発生手段と、前記第2の書込クロック信号及び
    第2の読出クロック信号に応じて第2のクロック制御信
    号を生成する第6の生成手段と、前記第2のクロック制
    御信号に応じて前記第2の読出クロック信号を生成して
    前記第2のメモリ手段から前記第2の書込データ信号を
    前記受信出力データ信号として読み出す第7の生成手段
    とを有することを特徴とする速度変換装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載された速度変換装置にお
    いて、前記第6の生成手段は、前記第2の書込クロック
    信号と前記第2の読出クロック信号とを比較して前記第
    2の書込クロック信号と前記第2の読出クロック信号と
    の位相差を表す第2の位相制御信号を生成する第2の位
    相比較回路と、前記第2の位相制御信号に基づいて前記
    第2のクロック制御信号を生成する第2のPLL回路と
    を有することを特徴とする速度変換装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載された速度変換装置にお
    いて、前記第2のメモリ手段にはFIFOメモリが用い
    られていることを特徴とする速度変換装置。
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