JP3344424B2 - 有機電解液二次電池 - Google Patents

有機電解液二次電池

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JP3344424B2
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  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、充放電特性と安全性を
改良した二次電池、特にリチウム二次電池に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】リチウム二次電池は負極活物質としてリ
チウム金属を用いると、充放電の繰り返しにより充電時
に活性の高い樹枝状のリチウム金属(デンドライト)や
苔状のリチウム金属(モス)が生成し、それが直接また
はそれが脱落して間接的に正極活物質と接触して内部短
絡を起こすことがあり、きわめて大きな危険をはらんで
いる。その対策として、リチウム合金(Al、Al−M
n(US 4,820,599)、Al−Mg(特開昭
57−98977)、Al−Sn(特開昭63−6,7
42)、Al−In、Al−Cd(特開平1−144,
573))を用いる方法が提案されているが、リチウム
金属を用いているので本質的な解決になっていない。ま
た、リチウム金属を用いない方法として、リチウムイオ
ンまたはリチウム金属を吸蔵・放出できる焼成炭素質化
合物(特開昭58−209,864、同61−214,
417、同62−88,269、同62−90,863
同62−216,170、同63−13,282、同6
3−24,555、同63−121,247、同63−
121,257、同63−155,568、同63−2
76,873、同63−314,821、特開平1−2
04,361、同1−221,859、同1−274,
360、同2−284,354など)を用いる方法が提
案されているが、容量が小さいのみならず、急速充放電
が難しく、過放電や過充電に対する安全上においても本
質的な解決になっていない。さらに、製造上、表面積が
非常に大きいので、完全な脱水がむずかしいといった欠
点があり、更なる改良方法が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、安全
かつ良好な充放電サイクル特性を持つ負極材料を用いた
有機電解液二次電池を得ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、少なく
とも正極活物質、負極活物質及び有機電解質からなる二
次電池であって、負極活物質に2〜15個の環からなる
縮合環含有化合物を単独又は混合して用いることにより
達成することができる。
【0005】本発明の二次電池は、ペリレン系顔料の
種又は2種以上を負極合剤中に含むものであり、リチウ
ムを吸蔵する能力に優れ、充放電サイクル特性を低下さ
せることなくかつ安全面においても良好な性能を示し
た。本発明の二次電池には、ペリレン系顔料の1種又は
2種以上を用いることができる。具体的には、ペリレン
系顔料では、ペリレンレッド、ペリレンバーミリオン、
ペリレンスカーレット、ペリレンマルーンなどが挙げら
れる。本発明のペリレン系顔料は1種でもよいが2種以
上混合してよい。
【0006】本発明のペリレン系顔料の1種又は2種以
上を含有する負極合剤には、通常用いる導電材料、結着
剤や補強剤などを添加することが出来る。導電材料とし
て、例えば、アセチレンブラックやケッチェンブラック
などのカーボンブラック、前記黒鉛、黒鉛構造を含む焼
成炭素質材料や銀(特開昭63−148,554)ある
いはポリフェニレン誘導体(特開昭59−20,97
1)などが用いられる。それらの中でも特にアセチレン
ブラックや該焼成炭素質材料が好ましい。導電材料の使
用量は、負極が必要な導電性を示す量であればよいが、
負極合剤当たり0.5〜25%が好ましく、それらのな
かでも3〜20%が好ましく、さらに、5〜15%が好
ましい。該焼成炭素質材料に関して、これらは導電性を
与えるだけの化合物であればよいので、本発明の目的や
使用量は前記出願の公知資料とは明らかに異なる。
【0007】結着剤としては、天然多糖類、合成多糖
類、合成ポリヒドロキシ化合物、合成ホリアクリル酸化
合物や含弗素化合物がおもに用いられる。それらの中で
も澱粉、カルボキシメチルセルロ−ス、ジアセチルセル
ロ−ス、ヒドロキシプロピルセルロ−ス、エチレングリ
コ−ル、ポリアクリル酸、ポリテトラフルオロエチレン
やポリ弗化ビニリデンなどが好ましい。補強剤として
は、リチウムと反応しない繊維状物が用いられる。例え
ば、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維、テフロン
繊維などの合成ポリマ−や炭素繊維が好ましい。繊維の
大きさとしては、長さが0.1〜4mm、太さが0.1
〜50デニ−ルが好ましい。特に、1〜3mm、1〜6
デニ−ルが好ましい。負極合剤はコイン型電池やボタン
形電池では、加圧してペレットとして用いたり、集電体
の上に塗布した後圧延したり、該合剤のプレスシ−トと
集電体を重ねて圧延したりして、シ−ト状電極を作成
し、該シ−ト状電極を巻取って円筒型電池に用いること
ができる。本発明の負極材料は電池組み込み前または組
み込み後にリチウムを含有させることができる。組み込
み前に含有させる場合は、予め電気化学的に含有させる
方法(充電)が好ましい。また組み込み後に含有させる
場合は、電池の充電により含有させる方法が好ましい。
【0008】本発明に用いることのできる正極活物質と
しては、無機化合物や有機化合物のいずれからでも選ぶ
ことができる。無機化合物としては、還移金属カルコゲ
ナイドまたはこのLi化物が用いられる。還移金属カル
コゲナイドの具体例として、MnO2 、Mn2 4 、M
2 3 、CoO2 、Cox Mn1-x y 、Nix Co
1-X y 、VX Mn1-y 、FeX Mn1-x y 、V2
5 、V3 8 、V6 13、Cox 1-X y 、MoS
2 、MoO3 、TiS2 などから選ばれる。ここで、x
=0.1〜0.85、y=2〜3から選ばれる。特に好
ましくはLia Cob c d である。ここで、a=0
〜1.1、b=0.15〜0.9、c=1−b、d=2
〜2.5。遷移金属カルコゲナイトのLi化物はリチウ
ムを含む化合物と混合して焼成する方法やイオン交換法
が主に用いられる。還移金属カルコゲナイドの合成法は
よく知られた方法でよいが、特に空気中や不活性ガス雰
囲気下で200〜1500℃で焼成することが好まし
い。
【0009】有機化合物としては、よく知られたアニオ
ンド−パント型とカチオンド−パント型の両方とも用い
ることができる。カチオンド−パント型正極活物質は、
ポリアセン誘導体(特開昭58−209,864な
ど)、ハイドロキノン誘導体や液体正極活物質としてS
−S化合物などから選ぶことができる。カチオンド−パ
ント型正極活物質の還元体へリチウムを組み込む方法
は、合成時か、上記還移金属カルコゲナイド正極活物質
と同じ方法で組み込むことができる。好ましくは、合成
時かイオン交換法から選ばれる。アニオンド−パント型
正極活物質としては、ポリアニリン誘導体(モレキュラ
− クリスタル アンド リキッドクリスタル 121
巻 173 (1985)、特開昭60−197,72
8、同63−46,223、同63−243,131、
特開平2−219,823など)、ポリピロ−ル誘導体
(ジャ−ナルオブ ケミカル ソサエティ− ケミカル
コミュニケ−ション 854(1979)、DE
3,223,544A3A、同307,954A、特開
昭62−225,517、同63−69、824、特開
平1−170,615など)、ポリチオフェン誘導体
(特開昭58−187,432、特開平1−12,77
5など)、ポリアセン誘導体(特開昭58−209,8
64など)、ポリパラフェニレン誘導体などから選ばれ
る。各誘導体は共重合体も含まれる。高分子電極材料
は、よく知られた方法で合成することができるが、なか
でも酸化重合法や電解重合法が好ましい。この有機高分
子化合物については、「導電性高分子」 緒方直哉編
講談社サイエンティフィック刊 (1990) に詳細
に記載されている。正極合剤は負極合剤と同じ構成から
つくることができる。
【0010】電解質としては、プロピレンカ−ボネ−
ト、エチレンカ−ボネ−ト、γ−ブチロラクトン、1,
2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、2−メチ
ルテトラヒドロフラン、ジメチルスルフォキシド、1,
3−ジオキソラン、ホルムアミド、ジメチルホルムアミ
ド、ジオキソラン、アセトニトリル、ニトロメタン、リ
ン酸トリエステル(特開昭60−23,973)、トリ
メトキシメタン(特開昭61−4,170)、ジオキソ
ラン誘導体(特開昭62−15,771、同62−2
2,372、同62−108,474)、スルホラン
(特開昭62−31,959)、3−メチル−2−オキ
サゾリジノン(特開昭62−44,961)、プロピレ
ンカ−ボネ−ト誘導体(特開昭62−290,069、
同62−290,071)、テトラヒドロフラン誘導体
(特開昭63−32,872)、エチルエ−テル(特開
昭63−62,166)、1,3−プロパンサルトン
(特開昭63−102,173)などの非プロトン性有
機溶媒の少なくとも一種以上を混合した溶媒とその溶媒
に溶けるリチウム塩、例えば、ClO4 - 、BF4 -
PF 6 - 、CF3 SO3 - 、CF3 CO2 - 、AsF6
- 、SbF6 - 、B10Cl10 2-(特開昭57−74,9
74)、(1,2−ジメトキシエタン)2 ClO
4 - (特開昭57−74,977)、低級脂肪族カルボ
ン酸塩(特開昭60−41,773)、AlCl4 -
Cl- 、Br- 、I- (特開昭60−247,26
5)、クロロボラン化合物(特開昭61−165,95
7)、四フェニルホウ酸(特開昭61−214,37
6)などの一種以上から構成されている。なかでも、プ
ロピレンカ−ボネ−トと1,2−ジメトキシエタンの混
合液にLiClO4 あるいはLiBF4 を含む電解液が
代表的である。
【0011】また、電解液の他に次の様な固体電解質も
用いることができる。固体電解質としては、無機固体電
解質と有機固体電解質に分けられる。無機固体電解質に
は、Liの窒化物、ハロゲン化物、酸素酸塩などがよく
知られている。なかでも、Li3 N、LiI、Li5
2 、Li3 N−LiI−LiOH、LiSiO4 、L
iSiO4 −LiI−LiOH(特開昭49−81,8
99)、xLi3 PO4 −(1−x)Li4 SiO
4 (特開昭59−60,866)、Li2 SiS3 (特
開昭60−501,731)、硫化リン化合物(特開昭
62−82,665)などが有効である。有機固体電解
質では、ポリエチレンオキサイド誘導体か該誘導体を含
むポリマ−(特開昭63−135,447)、ポリプロ
ピレンオキサイド誘導体か該誘導体を含むポリマ−、イ
オン解離基を含むポリマ−(特開昭62−254,30
2、同62−254,303、同63−193,95
4)、イオン解離基を含むポリマ−と上記非プロトン性
電解液の混合物(米国特許4,792,504、同4,
830,939、特開昭62−22,375、同62−
22,376、同63−22,375、同63−22,
776、特開平1−95,117)、リン酸エステルポ
リマ−(特開昭61−256,573)、非プロトン性
極性溶媒を含有させた高分子マトリックス材料(米国特
許4,822,701、同4,830,939,特開昭
63ー239,779、特願平2ー30,318、同2
−78,531)が有効である。さらに、ポリアクリロ
ニトリルを電解液に添加する方法もある(特開昭62−
278,774)。また、無機と有機固体電解質を併用
する方法(特開昭60−1,768)も知られている。
【0012】セパレ−タ−は、イオン透過度が大きく、
所定の機械的強度を持つ、絶縁性の薄膜である。耐有機
溶剤性と疎水性からポリプレピレンなどのオレフィン系
の不織布やガラス繊維などが用いられている。
【0013】また、放電や充放電特性を改良する目的
で、以下に示す化合物を電解質に添加することが知られ
ている。例えば、ピリジン(特開昭49−108,52
5)、トリエチルフォスファイト(特開昭47−4,3
76)、トリエタノ−ルアミン(特開昭52−72,4
25)、環状エ−テル(特開昭57−152,68
4)、エチレンジアミン(特開昭58−87,77
7)、n−グライム(特開昭58−87,778)、ヘ
キサリン酸トリアミド(特開昭58−87,779)、
ニトロベンゼン誘導体(特開昭58−214,28
1)、硫黄(特開昭59−8,280)、キノンイミン
染料(特開昭59−68,184)、N−置換オキサゾ
リジノンとN, N, −置換イミダリジノン(特開昭59
−154,778)、エチレングリコ−ルジアルキルエ
−テル(特開昭59−205,167)、四級アンモニ
ウム塩(特開昭60−30,065)、ポリエチレング
リコ−ル(特開昭60−41,773)、ピロ−ル(特
開昭60−79,677)、2−メトキシエタノ−ル
(特開昭60−89,075)、AlCl3 (特開昭6
1−88,466)、導電性ポリマ−電極活物質のモノ
マ−(特開昭61−161,673)、トリエチレンホ
スホルアミド(特開昭61−208,758)、トリア
ルキルホスフィン(特開昭62−80,976)、モル
フォリン(特開昭62−80,977)、カルボニル基
を持つアリ−ル化合物(特開昭62−86,673)、
ヘキサメチルホスホリックトリアミドと4−アルキルモ
ルフォリン(特開昭62−217,575)、二環性の
三級アミン(特開昭62−217,578)、オイル
(特開昭62−287,580)、四級ホスホニウム塩
(特開昭63−121,268)、三級スルホニウム塩
(特開昭63−121,269)などが挙げられる。
【0014】また、電解液を不燃性にするために含ハロ
ゲン溶媒、例えば、四塩化炭素、三弗化塩化エチレンを
電解液に含ませることができる。(特開昭48−36,
632) また、高温保存に適性をもたせるために電解
液に炭酸ガスを含ませることができる。(特開昭59−
134,567)
【0015】また、正極活物質に電解液あるいは電解質
を含ませることができる。例えば、前記イオン導電性ポ
リマ−やニトロメタン(特開昭48−36,633)、
電解液の添加(特開昭57−124,870)が知られ
ている。また、正極活物質の表面を改質することが出来
る。例えば、金属酸化物の表面をエステル化剤により処
理(特開昭55ー163,779)したり、キレート化
剤で処理(特開昭55ー163,780)、導電性高分
子(特開昭58−163,188、同59−14,27
4)、ポリエチレンオキサイドなど(特開昭60−9
7,561)により処理することができる。また、負極
活物質の表面を改質することもできる。例えば、イオン
導電性ポリマーやポリアセチレン層を設ける(特開昭5
8−111,276)、LiCl(特開昭58−14
2,771)、エチレンカーボネイト(特開昭59−3
1,573)などにより処理することができる。
【0016】電極活物質の担体として、正極には、通常
のステンレス鋼、ニッケル、アルミニウムの他に、導電
性高分子用には多孔質の発泡金属(特開昭59−18,
578)、チタン(特開昭59−68,169)、エキ
スパンドメタル(特開昭61−264,686)、パン
チドメタル、負極には、通常のステンレス鋼、ニッケ
ル、チタン、アルミニウムの他に、多孔質ニッケル(特
開昭58−18,883)、多孔質アルミニウム(特開
昭58−38,466)、アルミニウム焼結体(特開昭
59−130,074)、アルミニウム繊維群の成形体
(特開昭59−148,277)、ステンレス鋼の表面
を銀メッキ(特開昭60−41,761)、フェノール
樹脂焼成体などの焼成炭素質材料(特開昭60−11
2,254)、Al−Cd合金(特開昭60−211,
779)、多孔質の発泡金属(特開昭61−74,26
8)などが用いられる。
【0017】集電体としては、構成される電池において
化学変化を起こさない電子伝導体であればよい。例え
ば、通常用いられるステンレス鋼、チタンやニッケルの
他に、銅のニッケルメッキ体(特開昭48−36,62
7)、銅のチタンメッキ体、硫化物の正極活物質にはス
テンレス鋼の上に銅処理したもの(特開昭60−17
5,373)などが用いられる。電池の形状はコイン、
ボタン、シート、シリンダーなどいずれにも適用でき
る。
【0018】
【実施例】以下に実施例をあげ、本発明をさらに詳しく
説明するが、発明の主旨を越えない限り、本発明は実施
例に限定されるものではない。 実施例1 負極材料として、ペリレンスカーレット80重量%、導
電剤としてアセチレンブラック10重量%、結着剤とし
てテトラフルオロエチレン/ジアセチルセルロース
(1:1)10重量%の混合比で混合した合剤を乾燥
後、圧縮成形させた負極ペレット(15mmΦ)を用い
た。正極材料として、LiCoO2 を84重量%、導電
剤としてアセチレンブラックを10重量%、結着剤とし
てテトラフルオロエチレンを6重量%の混合比で混合し
た合剤を乾燥後、圧縮成形させた正極ペレット(13m
mΦ)を用いた。電解質として1mol/l LiBF
4 (プロピレンカーボネートと1,2−ジメトキシエタ
ンの当容量混合液)を用い、更にセパレーターとして微
孔性のポリプロピレン不織布を用いて、その電解液を不
織布に含浸させて用いた。そして、図1のようなコイン
型リチウム電池を作製した。このリチウム電池を0.5
mA/cm2 および2mA/cm2 の電流密度、2mA
Hの充放電深度で充放電試験を行った。また、10サイ
クル充放電後の負極の表面状態を走査型電子顕微鏡で観
察した。 実施例2正極 材料としてLi0.5 Co0.5 0.5 2.5 を用いた
以外は実施例1と同様な電池を作製し、充放電試験及び
負極の表面状態の観察を行った。
【0019】比較例1、2 負極材料として、特開昭62−90,863記載のポリ
アクリロニトリル繊維焼成体を含む負極を用いた以外は
実施例1、2と同様な電池を作製し、充放電試験および
負極の表面状態の観察を行った。 比較例3、4 負極材料として、特開平2−284,354記載のフラ
ン樹脂焼成体を含む負極を用いた以外は実施例1、2と
同様の電池を作製し、充放電試験および負極の表面状態
の観察を行った。実施例と比較例の結果を表1にまとめ
て示した。
【0020】
【表1】
【0021】1)A:変化なし B:少しデンドライトまたはモス状リチウムが見られる C:かなりデンドライトまたはモス状リチウムが見られ
【0022】
【発明の効果】本発明のように、負極活物質に2〜15
個の環からなる縮合環含有化合物を用いることにより、
充放電サイクル特性を低下させることなく、負極表面に
デンドライトまたはモス状リチウムを作らない安全な二
次電池を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に使用したコイン型電池の断面図を示し
たものである。
【符号の説明】
1 負極封口板 2 負極合剤ペレット 3 セパレ−タ− 4 正極合剤ペレット 5 集電体 6 正極ケ−ス 7 ガスケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 4/02 H01M 4/36 - 4/62 H01M 10/40

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも正極活物質、負極活物質、及
    び有機電解質からなる二次電池であって、負極活物質に
    ペリレン系顔料の1種又は2種以上を用いることを特徴
    とする有機電解液二次電池。
  2. 【請求項2】 該正極活物質にLiaCobcdを用い
    ることを特徴とする請求項1に記載の有機電解液二次電
    池。(式中、a=0〜1.1、b=0.15〜0.9、
    c=1−b、d=2〜2.5)
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