JP3344404B2 - ドライバ回路 - Google Patents

ドライバ回路

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JP3344404B2 JP2000070642A JP2000070642A JP3344404B2 JP 3344404 B2 JP3344404 B2 JP 3344404B2 JP 2000070642 A JP2000070642 A JP 2000070642A JP 2000070642 A JP2000070642 A JP 2000070642A JP 3344404 B2 JP3344404 B2 JP 3344404B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドライバ回路に関
し、特に、高速小振幅信号伝送用CMOS差動電流出力
回路に好適なドライバ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】動作周波数が数百MHz以上の高速信号
伝送が必要となるCMOS集積回路においては、EMI
ノイズ低減や動作マージン等の波形品質向上の観点か
ら、抵抗終端型の定電流駆動差動出力回路が主流になっ
ている。従来のドライバ回路においては、図4に示す様
に、入力信号端子41にHレベルを印加し、入力信号端
子40にLレベル信号を印加すると、P型MOSトラン
ジスタ(以下、PMOS)P45、N型MOSトランジ
スタ(以下、NMOS)N47からなるインバータは、
接地電位と同電位の低レベルを出力し、PMOSP4
6、NMOSN48からなるインバータは、電源電圧と
同電位のHレベルを出力し、スイッチングトランジスタ
NMOSN1はオフし、スイッチングトランジスタNM
OSN2はオンする。トランジスタN3は、他のNMO
Sとカレントミラー接続され、定電流が流れる様にゲー
ト電圧が設定される。その定電流Iは、トランジスタN
2に流れるため、抵抗R3には電流が流れず、正相出力
端子1は、外部終端電源VDDEと同電位となり、又、
抵抗R4の電位効果により逆相出力端子2は、(VDD
E−I×R4)のLレベル信号を出力する。一方、入力
信号端子41にLレベルを印加し、入力信号端子40に
Hレベル信号を印加すると、PMOSP45、NMOS
N47からなるインバータは、電源電圧と同電位のHレ
ベルを出力し、PMOSP46、NMOSN48からな
るインバータは接地電位と同電位のLレベルを出力し、
NMOSN1はオンし、NMOSN2はオフする(正確
には差動電流式に従った電流がスイッチングトランジス
タの双方に流れるが、電流が流れない方のトランジスタ
の電流はほぼ無視できるため、オン、オフの表記を使用
する)。その結果、ゲートに定電圧が供給される事によ
るNMOSN3で決定される定電流Iは、トランジスタ
N1に流れるため、抵抗R3の電位効果により正相出力
端子1は、(VDDE-I×R3)のLレベル信号を出
力し、抵抗R4には電流が流れず、逆相出力端子2は外
部終端電源VDDEと同電位となるHレベル信号を出力
する。差動スイッチング時の入力端子同相電圧は、図5
の点線に示すように、VDDI/2となり、出力段の定
電流源N3のドレイン電圧VDcは、トランジスタN1
のゲート・ソース間電圧をVgns1とすると、下記
(1)式で表される。
【0003】 VDc=VDDI/2−Vgns1…(1) また、差動入力時の定電流源N3のドレイン電圧VDd
は、下記式で表される。
【0004】VDd=VDDI-Vgns1…(2) ここで、トランジスタN3のドレイン容量をCとする
と、差動から同相電圧変化時にドレイン電位が変動した
事により放電される電荷量は下記式で表される。
【0005】 ΔQ=C×ΔVD=C×(VDDI/2)…(3) 高速伝送線路ではZo=50Ω前後の特性インピーダン
スが広く使用され、R3=R4=50Ωであり、また出
力振幅を500mV程度に設定したい場合は、出力電流
は10mAとなる。N3に流れる定電流源は、一般にカ
レントミラーで供給されるため、カレントミラー用トラ
ンジスタの相対精度を重視するため、トランジスタのゲ
ート長は長くされる。従って10mAという大電流と相
対精度のため長いゲート長になり、定電流源トランジス
タは非常に大きいサイズとなり、ドレイン容量が大きく
なる。
【0006】上記した従来技術の第1の問題点は、40
0MHz近辺の周波数では3〜4mA程度の電流値で十
分外部負荷を駆動できるが、動作周波数が1GHz程度
以上になってくると、定電流駆動タイプのドライバ回路
では外部の負荷を高速で駆動するために、10mA程度
の電流が必要になり、出力部の定電流源用トランジスタ
のサイズを大きくする必要がある。その影響として、ス
イッチングトランジスタのゲートに差動スイッチング時
のクロスポイントとなる同相電圧が入力される瞬間、ス
イッチングトランジスタのゲート・ソース間電圧VGS
の影響により、定電流源用トランジスタのドレイン電圧
が低下し、定電流源用トランジスタN3が非飽和領域で
動作し、定電流性が崩れることや、前述したドレイン容
量Cの充電電流が必要となるため、差動スイッチングト
ランジスタが両方オンする状態になり波形が乱れるとい
う問題があった。
【0007】又、第2の問題点は、トランジスタの低電
圧化に伴い論理回路を構成する前段の電源電圧が低くな
り、論理回路を構成する前段の電源電圧が外部LSIと
の信号送受信を行う出力段の電源電圧に対して低い場合
に、スイッチングトランジスタに入力される同相電圧が
さらに低くなり、その結果、更に、定電流源用トランジ
スタN3のドレイン電圧が低下しまうという欠点があっ
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した従来技術の欠点を改良し、特に、出力段の定電流用
のトランジスタのドレイン電圧を高く保つことで、この
定電流用のトランジスタを常に飽和領域で動作せしめ、
これにより、高速の電流駆動CMOS差動ドライバ回路
の波形品質を高め、伝送特性を向上させた新規なドライ
バ回路を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、基本的には、以下に記載されたような技
術構成を採用するものである。
【0010】即ち、本発明に係わるドライバ回路の第1
態様は、ドレインが正相出力端子に接続されている第1
のNチャネルMOSトランジスタと、ドレインが逆相出
力端子に接続されている第2のNチャネルMOSトラン
ジスタと、ソースが接地され、ゲートが第1の電源に接
続され、ドレインが前記第1のNチャネルMOSトラン
ジスタのソースおよび前記第2のNチャネルMOSトラ
ンジスタのソースに接続される第3のNチャネルMOS
トランジスタとからなる出力段を備え、入力段に差動信
号を入力し、前記出力段から差動信号を出力するドライ
バ回路において、前記ドライバ回路の第2の電源と前記
第1のNチャネルMOSトランジスタのゲート間に接続
される第1の抵抗と、前記第2の電源と前記第2のNチ
ャネルMOSトランジスタのゲート間に接続される第2
の抵抗と、ドレインが前記第1のNチャネルMOSトラ
ンジスタのゲートに接続される第4のNチャネルMOS
トランジスタと、ドレインが前記第2のNチャネルMO
Sトランジスタのゲートに接続される第5のNチャネル
MOSトランジスタと、ソースが接地され、ゲートが第
3の電源に接続され、ドレインが前記第4のNチャネル
MOSトランジスタのソースおよび前記第5のNチャネ
ルMOSトランジスタのソースと接続される第6のNチ
ャネルMOSトランジスタとからなり、前記第4のNチ
ャネルMOSトランジスタのゲートを正相入力端子、前
記第5のNチャネルMOSトランジスタのゲートを逆相
入力端子とするレベルシフト回路を有することを特徴と
するものである。
【0011】叉、第2態様は、ドレインが正相出力端子
に接続されている第1のNチャネルMOSトランジスタ
と、ドレインが逆相出力端子に接続されている第2のN
チャネルMOSトランジスタと、ソースが接地され、ゲ
ートが第1の電源に接続され、ドレインが前記第1のN
チャネルMOSトランジスタのソースおよび前記第2の
NチャネルMOSトランジスタのソースに接続される第
3のNチャネルMOSトランジスタとからなる出力段を
備え、入力段に差動信号を入力し、前記出力段から差動
信号を出力するドライバ回路において、ゲートを正相入
力端子とし、ドレインが接地され、ソースが前記第2の
NチャネルMOSトランジスタのゲートに接続される第
1のPチャネルMOSトランジスタと、ゲートを逆相入
力端子とし、ドレインが接地され、ソースが前記第1の
NチャネルMOSトランジスタのゲートに接続される第
2のPチャネルMOSトランジスタと、ソースを前記第
2の電源に接続し、ゲートが第3の電源に接続され、ド
レインが前記第2のNチャネルMOSトランジスタのゲ
ートに接続される第3のPチャネルMOSトランジスタ
と、ソースが第2の電源に接続され、ゲートが前記第3
の電源に接続され、ドレインが前記第1のNチャネルM
OSトランジスタのゲートに接続される第4のPチャネ
ルMOSトランジスタとからなるレベルシフト回路を設
けたことを特徴とするものであり、叉、第3態様は、前
記第3の電源は、前記第2の電源の電圧変動に応じて、
前記第3及び第4のPチャネルMOSトランジスタの電
流を変化せしめるように構成したことを特徴とするもの
であり、叉、第4態様は、前記第3の電源は、ソースが
前記第2の電源に接続され、ゲートが接地される第5の
PチャネルMOSトランジスタと、ソースが前記第2の
電源に接続され、ドレインが前記第5のPチャネルMO
Sトランジスタのドレインと共通接続され、ゲート電位
が所定の電位に設定された第6のPチャネルMOSトラ
ンジスタと、ドレインとゲートとが前記第5、第6のP
チャネルMOSトランジスタのドレインに接続され、ソ
ースが接地される第4のNチャネルMOSトランジスタ
と、ソースを接地し、ゲートが前記第4のNチャネルM
OSトランジスタのゲートに接続される第5のNチャネ
ルMOSトランジスタと、ソースが前記第2の電源に接
続され、ドレインとゲートとが前記第5のNチャネルM
OSトランジスタのドレインに接続され、且つ、ドレイ
ンとゲートとが前記第3及び第4のPチャネルMOSト
ランジスタのゲートに接続される第7のPチャネルMO
Sトランジスタとで構成したことを特徴とするものであ
る。
【0012】叉、第5態様は、ドレインが正相出力端子
に接続されている第1のNチャネルMOSトランジスタ
と、ドレインが逆相出力端子に接続されている第2のN
チャネルMOSトランジスタと、ソースが接地され、ゲ
ートが第1の電源に接続され、ドレインが前記第1のN
チャネルMOSトランジスタのソースおよび前記第2の
NチャネルMOSトランジスタのソースに接続される第
3のNチャネルMOSトランジスタとからなる出力段を
備え、入力段に差動信号を入力し、前記出力段から差動
信号を出力するドライバ回路において、前記ドライバ回
路の第2の電源と前記第1のNチャネルMOSトランジ
スタのゲート間に接続される第1の抵抗と、前記ドライ
バ回路の第2の電源と前記第2のNチャネルMOSトラ
ンジスタのゲート間に接続される第2の抵抗と、ドレイ
ンが前記第1のNチャネルMOSトランジスタのゲート
に接続される第4のNチャネルMOSトランジスタと、
ドレインが前記第2のNチャネルMOSトランジスタの
ゲートに接続される第5のNチャネルMOSトランジス
タと、ソースが接地され、ゲートが第3の電源に接続さ
れ、ドレインが前記第4のNチャネルMOSトランジス
タのソースおよび前記第5のNチャネルMOSトランジ
スタのソースに接続される第6のNチャネルMOSトラ
ンジスタとからなる第1のレベルシフト回路を有し、更
に、ゲートを正相入力端子とし、ドレインが接地され、
ソースが前記第4のNチャネルMOSトランジスタのゲ
ートに接続される第1のPチャネルMOSトランジスタ
と、ゲートを逆相入力端子とし、ドレインが接地され、
ソースが前記第5のNチャネルMOSトランジスタのゲ
ートに接続される第2のPチャネルMOSトランジスタ
と、ソースを前記第2の電源に接続し、ゲートが第4の
電源に接続され、ドレインが前記第4のNチャネルMO
Sトランジスタのゲートに接続される第3のPチャネル
MOSトランジスタと、ソースを前記第2の電源に接続
し、ゲートが前記第4の電源に接続され、ドレインが前
記第5のNチャネルMOSトランジスタのゲートに接続
される第4のPチャネルMOSトランジスタとからなる
第2のレベルシフト回路を有することを特徴とするもの
であり、叉、第6態様は、前記第4の電源は、前記第2
の電源の電圧変動に応じて、前記第3及び第4のPチャ
ネルMOSトランジスタの電流を変化せしめるように構
成したことを特徴とするものであり、叉、第7態様は、
前記第4の電源は、ソースが前記第2の電源に接続さ
れ、ゲートが接地される第5のPチャネルMOSトラン
ジスタと、ソースが前記第2の電源に接続され、ドレイ
ンが前記第5のPチャネルMOSトランジスタのドレイ
ンと共通接続され、ゲート電位が所定の電位に設定され
た第6のPチャネルMOSトランジスタと、ドレインと
ゲートとが前記第5、第6のPチャネルMOSトランジ
スタのドレインと接続され、ソースが接地される第7の
NチャネルMOSトランジスタと、ソースを接地し、ゲ
ートが前記第7のNチャネルMOSトランジスタのゲー
トに接続される第8のNチャネルMOSトランジスタ
と、ソースが前記第2の電源に接続され、ドレインとゲ
ートとが前記第8のNチャネルMOSトランジスタのド
レインと接続され、且つ、ドレインとゲートとが前記第
3、第4のPチャネルMOSトランジスタのゲートに接
続される第7のPチャネルMOSトランジスタとで構成
したことを特徴とするものであり、叉、第8態様は、前
記出力段の電源として第5の電源が設けられ、前記第2
の電源の電源電圧は、論理回路を構成する内部領域用に
使用し、前記第2の電源電圧は、前記第5の電源電圧よ
り低く、前記レベルシフト回路の入力信号は、前記第2
の電源を使用する回路から供給され、前記第5の電源を
使用するMOSトランジスタのゲート酸化膜は、前記第
2の電源を使用するMOSトランジスタのゲート酸化膜
よりも厚く形成したことを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係わるドライバ回路は、
ドレインが正相出力端子に接続されている第1のNチャ
ネルMOSトランジスタと、ドレインが逆相出力端子に
接続されている第2のNチャネルMOSトランジスタ
と、ソースが接地され、ゲートが第1の電源に接続さ
れ、ドレインが前記第1のNチャネルMOSトランジス
タのソースおよび前記第2のNチャネルMOSトランジ
スタのソースに接続される第3のNチャネルMOSトラ
ンジスタとからなる出力段を備え、入力段に差動信号を
入力し、前記出力段から差動信号を出力するドライバ回
路において、前記ドライバ回路の第2の電源と前記第1
のNチャネルMOSトランジスタのゲート間に接続され
る第1の抵抗と、前記第2の電源と前記第2のNチャネ
ルMOSトランジスタのゲート間に接続される第2の抵
抗と、ドレインが前記第1のNチャネルMOSトランジ
スタのゲートに接続される第4のNチャネルMOSトラ
ンジスタと、ドレインが前記第2のNチャネルMOSト
ランジスタのゲートに接続される第5のNチャネルMO
Sトランジスタと、ソースが接地され、ゲートが第3の
電源に接続され、ドレインが前記第4のNチャネルMO
Sトランジスタのソースおよび前記第5のNチャネルM
OSトランジスタのソースと接続される第6のNチャネ
ルMOSトランジスタとからなり、前記第4のNチャネ
ルMOSトランジスタのゲートを正相入力端子、前記第
5のNチャネルMOSトランジスタのゲートを逆相入力
端子とするレベルシフト回路を有することを特徴とする
ものである。
【0014】このように構成することで、出力段のスイ
ッチングトランジスタに入力される信号振幅を小さくす
ると共に、差動時と同相入力時のゲート電位差を少なく
することにより、出力段の定電流源トランジスタのドレ
イン変動を抑え、これにより、定電流源用トランジスタ
が非飽和領域で動作し、定電流性が崩れることを防止す
る。
【0015】また、出力段の定電流源トランジスタのド
レイン変動を抑えることで、ドレイン容量の充電電流
で、差動スイッチングトランジスタが共にオンすること
による波形の乱れを防止する。
【0016】
【実施例】以下に、本発明に係わるドライバ回路の具体
例を図面を参照しながら詳細に説明する。
【0017】(第1の具体例)図1は、本発明に係わる
ドライバ回路の第1の具体例を示す回路図であって、図
1には、ドレインが正相出力端子1に接続されている第
1のNチャネルMOSトランジスタN1と、ドレインが
逆相出力端子2に接続されている第2のNチャネルMO
SトランジスタN2と、ソースが接地され、ゲートが第
1の電源3に接続され、ドレインが前記第1のNチャネ
ルMOSトランジスタN1のソースおよび前記第2のN
チャネルMOSトランジスタN2のソースに接続される
第3のNチャネルMOSトランジスタN3とからなる出
力段を備え、入力段に差動信号を入力し、前記出力段か
ら差動信号を出力するドライバ回路において、前記ドラ
イバ回路の第2の電源VDDIと前記第1のNチャネル
MOSトランジスタN1のゲート間に接続される第1の
抵抗R1と、前記第2の電源VDDIと前記第2のNチ
ャネルMOSトランジスタN2のゲート間に接続される
第2の抵抗R2と、ドレインが前記第1のNチャネルM
OSトランジスタN1のゲートに接続される第4のNチ
ャネルMOSトランジスタN4と、ドレインが前記第2
のNチャネルMOSトランジスタN2のゲートに接続さ
れる第5のNチャネルMOSトランジスタN5と、ソー
スが接地され、ゲートが第3の電源6に接続され、ドレ
インが前記第4のNチャネルMOSトランジスタN4の
ソースおよび前記第5のNチャネルMOSトランジスタ
N5のソースと接続される第6のNチャネルMOSトラ
ンジスタN6とからなり、前記第4のNチャネルMOS
トランジスタN4のゲートを正相入力端子4、前記第5
のNチャネルMOSトランジスタN5のゲートを逆相入
力端子5とするレベルシフト回路を有することを特徴と
するドライバ回路が示されている。
【0018】なお、本発明では、出力段の電源として第
4の電源VDDEが設けられ、前記第2の電源VDDI
の電源電圧は、論理回路を構成する内部領域用に使用
し、前記第2の電源電圧は、前記第5の電源電圧より低
く、前記レベルシフト回路の入力信号は、前記第2の電
源VDDIを使用する回路から供給され、前記第4の電
源VDDEを使用するMOSトランジスタのゲート酸化
膜は、前記第2の電源VDDIを使用するMOSトラン
ジスタのゲート酸化膜よりも厚く形成されている。
【0019】以下に、第1の具体例を更に詳細に説明す
る。
【0020】図1を参照すると、本発明の第1の具体例
は、論理回路を構成する内部領域(図示せず)と外部L
SIとの信号送受信を行う外部領域とを備え、内部領域
の電源VDDIの電圧が外部領域の電源VDDEの電圧
より低く、外部領域用のMOSトランジスタのゲート酸
化膜が内部領域用のMOSトランジスタのゲート酸化膜
よりも厚く形成した半導体集積回路である。そして、電
流を外部に出力する差動出力段及びその前段に抵抗負荷
型の差動回路を有し、この抵抗負荷の差動回路は、内部
領域の信号レベルを電位を高く且つ小振幅に変換して、
差動出力段に出力し、従来、差動出力段に電源電圧振幅
の信号が入力されたのに比較して、電位の変化を小さく
し、これにより、出力段の定電流トランジスタN3のド
レイン電位変動が発生しないように構成したものであ
る。
【0021】このように構成されたドライバ回路におい
て、入力端子4は正相入力端子、入力端子5は逆相入力
端子であり、その論理Hレベルは内部領域の電源電圧V
DDIと同電位であり、その論理Lレベルは接地電位で
ある。トランジスタN3、N6は、他のNMOSとカレ
ントミラー接続され、定電流が流れるように、ゲート電
位が設定される。正相入力端子4にHレベル、逆相入力
端子5にLレベルが入力されると、トランジスタN4は
オンし、トランジスタN5はオフする。従って、トラン
ジスタN6で決定される定電流I2はトランジスタN4
に流れ、トランジスタN4のドレイン電位は、(VDD
I-I2×R1)となる。一方、トランジスタN5には
電流が流れないので、トランジスタN5のドレイン電位
はVDDIとなり、トランジスタN1はオフ、トランジ
スタN2はオンする。従って、トランジスタN3で決定
される定電流I1は、トランジスタN2に流れるため、
正相出力端子1はVDDEと同電位となり論理レベルH
を出力し、逆相出力端子2は、(VDDE-I1×R
4)となり論理レベルLを出力する。
【0022】さて、差動スイッチング時の同相電位VD
cは、下記式(4)で表される。
【0023】 VDc={VDDI+(VDDI−I2×R1)}/2 =VDDI−(I2×R1/2)...(4) 従って、トランジスタN3のドレイン電位VDdは、下
記式で表される。
【0024】VDd=VDc−Vgns1...(5) ここで、トランジスタN3のドレイン容量をCjとする
と、差動から同相電圧変化時にドレイン電位が変動した
ことによる放電される電荷量は下記式で表される。
【0025】 Q=Cj×ΔVD=Cj×I2×R1/2…(6) 従って、式(3)と式(6)とを比較すれば明らかなよ
うに、トランジスタN3のドレインの電圧変化は、(VD
DI/2)から(I2×R1/2)に大幅に減少してい
ることがわかり、これにより、本発明の目的が達成され
ていることが容易に理解される。
【0026】(第2の具体例)図2は、本発明に係わる
ドライバ回路の第2の具体例を示す回路図であって、図
2には、ドレインが正相出力端子1に接続されている第
1のNチャネルMOSトランジスタN1と、ドレインが
逆相出力端子2に接続されている第2のNチャネルMO
SトランジスタN2と、ソースが接地され、ゲートが第
1の電源3に接続され、ドレインが前記第1のNチャネ
ルMOSトランジスタN1のソースおよび前記第2のN
チャネルMOSトランジスタN2のソースに接続される
第3のNチャネルMOSトランジスタN3とからなる出
力段を備え、入力段に差動信号を入力し、前記出力段か
ら差動信号を出力するドライバ回路において、ゲートを
正相入力端子27とし、ドレインが接地され、ソースが
前記第2のNチャネルMOSトランジスタN2のゲート
に接続される第1のPチャネルMOSトランジスタP2
1と、ゲートを逆相入力端子28とし、ドレインが接地
され、ソースが前記第1のNチャネルMOSトランジス
タN1のゲートに接続される第2のPチャネルMOSト
ランジスタP22と、ソースを第2の電源VDDIに接
続し、ゲートが第3の電源29に接続され、ドレインが
前記第2のNチャネルMOSトランジスタN2のゲート
に接続される第3のPチャネルMOSトランジスタP2
3と、ソースが前記第2の電源VDDIに接続され、ゲ
ートが前記第3の電源29に接続され、ドレインが前記
第1のNチャネルMOSトランジスタN1のゲートに接
続される第4のPチャネルMOSトランジスタP24と
からなるレベルシフト回路を設けたことを特徴とするド
ライバ回路が示されている。
【0027】この場合、前記第3の電源29は、ソース
が前記第2の電源VDDIに接続され、ゲートが接地さ
れる第5のPチャネルMOSトランジスタP25と、ソ
ースが前記第2の電源VDDIに接続され、ドレインが
前記第5のPチャネルMOSトランジスタP25のドレ
インと共通接続され、ゲート電位が所定の電位に設定さ
れた第6のPチャネルMOSトランジスタP26と、ド
レインとゲートとが前記第5、第6のPチャネルMOS
トランジスタP25、P26のドレインに接続され、ソ
ースが接地される第4のNチャネルMOSトランジスタ
N24と、ソースを接地し、ゲートが前記第4のNチャ
ネルMOSトランジスタN24のゲートに接続される第
5のNチャネルMOSトランジスタN25と、ソースが
前記第2の電源に接続され、ドレインとゲートとが前記
第5のNチャネルMOSトランジスタN25のドレイン
に接続され、且つ、ドレインとゲートとが前記第3及び
第4のPチャネルMOSトランジスタP23、P24の
ゲートに接続される第7のPチャネルMOSトランジス
タP27とで構成している。
【0028】また、前記第3の電源29は、前記第2の
電源VDDIの電圧変動に応じて、前記第3及び第4の
PチャネルMOSトランジスタP23、P24の電流を
変化せしめるように構成している。
【0029】以下に、第2の具体例を更に詳細に説明す
る。
【0030】入力端子27は正相入力端子、入力端子2
8は逆相入力端子であり、入力される論理Hレベルは内
部領域の電源電圧VDDIと同電位であり、論理Lレベ
ルは接地電位である。トランジスタN3は他のNMOS
トランジスタとカレントミラー接続され、所望の定電流
が流れるようにゲート電圧が設定される。トランジスタ
P23、P24の端子29には定電圧が入力され、トラ
ンジスタP23、P24には所望の定電流が流れる。ト
ランジスタP21、P22によりPMOSのソースフォ
ロワー接続となり、正相入力端子27にHレベル、逆相
入力端子28にLレベルが入力されると、トランジスタ
P21、P22のドレイン電圧は、それぞれ入力端子か
らPMOSのVGSの値だけシフトされた電圧が出力さ
れ、出力段は、その差動信号を受信し、トランジスタN
1はオフ、トランジスタN2はオンする。従って、トラ
ンジスタN3で決定される定電流I1はトランジスタN
2に流れるため、正相出力端子1は電源VDDEと同電
位となり、論理レベルHを出力し、逆相出力端子2は、
(VDDE−I1×R4)となり論理レベルLを出力す
る。
【0031】このように、第2の具体例においても、正
相入力端子27、逆相入力端子28に入力する信号の論
理LレベルをトランジスタP21、P22のゲート・ソ
ース間電圧分だけ、高くレベルシフトすることで、トラ
ンジスタN3のドレイン電圧の低下を防止している。
【0032】(第3の具体例)図3は、本発明に係わる
ドライバ回路の第3の具体例を示す回路図であって、図
3には、ドレインが正相出力端子1に接続されている第
1のNチャネルMOSトランジスタN1と、ドレインが
逆相出力端子2に接続されている第2のNチャネルMO
SトランジスタN2と、ソースが接地され、ゲートが第
1の電源3に接続され、ドレインが前記第1のNチャネ
ルMOSトランジスタN1のソースおよび前記第2のN
チャネルMOSトランジスタN2のソースに接続される
第3のNチャネルMOSトランジスタN3とからなる出
力段を備え、入力段に差動信号を入力し、前記出力段か
ら差動信号を出力するドライバ回路において、前記ドラ
イバ回路の第2の電源VDDIと前記第1のNチャネル
MOSトランジスタN1のゲート間に接続される第1の
抵抗R1と、前記第2の電源VDDIと前記第2のNチ
ャネルMOSトランジスタN2のゲート間に接続される
第2の抵抗R2と、ドレインが前記第1のNチャネルM
OSトランジスタN1のゲートに接続される第4のNチ
ャネルMOSトランジスタN4と、ドレインが前記第2
のNチャネルMOSトランジスタN2のゲートに接続さ
れる第5のNチャネルMOSトランジスタN5と、ソー
スが接地され、ゲートが第3の電源6に接続され、ドレ
インが前記第4のNチャネルMOSトランジスタN4の
ソースおよび前記第5のNチャネルMOSトランジスタ
N5のソースと接続される第6のNチャネルMOSトラ
ンジスタN6とからなる第1のレベルシフト回路を有
し、更に、ゲートを正相入力端子37とし、ドレインが
接地され、ソースが前記第4のNチャネルMOSトラン
ジスタN4のゲートに接続される第1のPチャネルMO
SトランジスタP31と、ゲートを逆相入力端子38と
し、ドレインが接地され、ソースが前記第5のNチャネ
ルMOSトランジスタN5のゲートに接続される第2の
PチャネルMOSトランジスタP32と、ソースを前記
第2の電源VDDIに接続し、ゲートが第4の電源に接
続され、ドレインが前記第4のNチャネルMOSトラン
ジスタN4のゲートに接続される第3のPチャネルMO
SトランジスタP33と、ソースを前記第2の電源VD
DIに接続し、ゲートが前記第4の電源に接続され、ド
レインが前記第5のNチャネルMOSトランジスタN5
のゲートに接続される第4のPチャネルMOSトランジ
スタP34とからなる第2のレベルシフト回路を有する
ことを特徴とするドライバ回路が示されている。
【0033】この場合、前記第4の電源は、ソースが前
記第2の電源VDDIに接続され、ゲートが接地される
第5のPチャネルMOSトランジスタP35と、ソース
が前記第2の電源VDDIに接続され、ドレインが前記
第5のPチャネルMOSトランジスタP35のドレイン
と共通接続され、ゲート電位が所定の電位に設定された
第6のPチャネルMOSトランジスタP36と、ドレイ
ンとゲートとが前記第5、第6のPチャネルMOSトラ
ンジスタP35、P36のドレインと接続され、ソース
が接地される第7のNチャネルMOSトランジスタN3
7と、ソースを接地し、ゲートが前記第7のNチャネル
MOSトランジスタN37のゲートに接続される第8の
NチャネルMOSトランジスタN38と、ソースが前記
第2の電源VDDIに接続され、ドレインとゲートとが
前記第8のNチャネルMOSトランジスタN38のドレ
インと接続され、且つ、ドレインとゲートとが前記第
3、第4のPチャネルMOSトランジスタP33、P3
4のゲートに接続される第7のPチャネルMOSトラン
ジスタP37とで構成している。
【0034】以下に、第3の具体例を更に詳細に説明す
る。
【0035】入力端子37は正相入力端子、入力端子3
8は逆相入力端子であり、入力される論理Hレベルは、
内部領域の電源電圧VDDIと同電位であり、論理Lレ
ベルは接地電位である。トランジスタN3、N6は他の
NMOSとカレントミラー接続され、所望の定電流が流
れるようにゲート電圧が設定される。トランジスタP3
6は他のPMOSとカレントミラー接続され、所望の定
電流が流れるようにゲート電圧が設定される。トランジ
スタP35は、ゲートが接地されているため、電源電圧
VDDIが高くなれば電流が多く流れ、電源電圧VDD
Iが低くなれば電流が少なくなるようになっている。ト
ランジスタN37には、トランジスタP35、P36の
ドレイン電流の合計の電流が流れ込み、トランジスタN
37でカレントミラー接続された電流は、トランジスタ
P37に流れ込み、カレントミラー接続によりトランジ
スタP33、P34の電流が決定される。トランジスタ
P31、P32はPMOSのソースフォロワー接続とな
り、正相入力端子37にHレベル、逆相入力端子38に
Lレベルが入力されると、トランジスタP31、P32
のドレイン電圧は、それぞれ入力端子からPMOSのV
GSの値だけシフトされた電圧が出力される。従って、
トランジスタN4はオンし、トランジスタN5はオフす
る。トランジスタN6で決定される定電流I2はトラン
ジスタN4に流れ、トランジスタN4のドレイン電位
は、(VDDI-I2×R1)となる。一方、トランジ
スタN5には電流が流れないので、トランジスタN5の
ドレイン電位はVDDIとなり、トランジスタN1はオ
フ、トランジスタN2はオンする。トランジスタN3で
決定される定電流I1は、トランジスタN2に流れるた
め、正相出力端子1はVDDEと同電位となり、論理レ
ベルHを出力し、逆相出力端子2は(VDDE−I1×
R4)となり、論理レベルLを出力する。高速動作を実
現するために、出力段のスイッチングトランジスタN
1、N2のサイズは大きくなるため、トランジスタN
4、N5をスイッチングするその前段の第2のレベルシ
フト用差動回路の電流も大きい必要があり、同相電圧入
力時には、出力段における定電流源用トランジスタN3
のドレイン電位が下がることによる問題と同様な問題が
第2のレベルシフト用差動回路でも発生する。PMOS
のソースフォロワー接続からなる第1のレベルシフト回
路は、この第2のレベルシフト回路における同相入力時
の定電流源用トランジスタのドレイン電位の変化を抑え
るように働く。第2の電源VDDIの電源電圧が低い場
合は、トランジスタP33、P34が非飽和領域で動作
する事があり、トランジスタP31、P32のソースに
出力される信号振幅が少なくなる。また、第2の電源V
DDIの電源電圧が高い場合には、入力信号端子37、
38に入力される信号振幅が大きいため、トランジスタ
N4、N5の入力振幅には電源電圧依存性が出てしまう
が、それを防止するためP35の作用により、電源電圧
が高くなれば、トランジスタP33、P34に電流が多
く流れて、トランジスタP31、P32のソース電位を
高くし、小振幅動作を確保している。
【0036】
【発明の効果】第1の効果は、出力段の定電流源トラン
ジスタが非飽和領域で動作することを防止することがで
きることである。
【0037】その理由は、出力段のスイッチングトラン
ジスタに入力する信号の電位を高く設定し、定電流源ト
ランジスタのドレイン電位を降下させないようにしてい
るためである。
【0038】第2の効果は、同相電圧入力時の出力段の
定電流源トランジスタのドレイン電位変動を抑えるた
め、同相から差動への遷移時に出力段のスイッチングト
ランジスタが同時にオンすることや、ドレイン容量充電
のための過剰電流を抑制し、品質の高い波形を得ること
ができる点である。
【0039】その理由は、出力段のスイッチングトラン
ジスタに入力する信号の電位変化を小さく低く設定し、
差動時と同相時の定電流源トランジスタのドレイン電位
変動を少なくし、充放電が必要な電荷量を少なくしてい
るためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の具体例のドライバ回路の回路図
である。
【図2】本発明の第2の具体例のドライバ回路の回路図
である。
【図3】本発明の第3の具体例のドライバ回路の回路図
である。
【図4】従来のドライバ回路の回路図である。
【図5】本発明と従来例におけるトランジスタN3の電
位変化を示すグラフである。
【符号の説明】
N1〜N6、P1〜P6 トランジスタ R1〜R4 抵抗 1、2 出力端子 3〜9 入力端子
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03K 19/00 H03K 17/00 H04L 25/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドレインが正相出力端子に接続されてい
    る第1のNチャネルMOSトランジスタと、ドレインが
    逆相出力端子に接続されている第2のNチャネルMOS
    トランジスタと、ソースが接地され、ゲートが第1の電
    源に接続され、ドレインが前記第1のNチャネルMOS
    トランジスタのソースおよび前記第2のNチャネルMO
    Sトランジスタのソースに接続される第3のNチャネル
    MOSトランジスタとからなる出力段を備え、入力段に
    差動信号を入力し、前記出力段から差動信号を出力する
    ドライバ回路において、 前記ドライバ回路の第2の電源と前記第1のNチャネル
    MOSトランジスタのゲート間に接続される第1の抵抗
    と、前記第2の電源と前記第2のNチャネルMOSトラ
    ンジスタのゲート間に接続される第2の抵抗と、ドレイ
    ンが前記第1のNチャネルMOSトランジスタのゲート
    に接続される第4のNチャネルMOSトランジスタと、
    ドレインが前記第2のNチャネルMOSトランジスタの
    ゲートに接続される第5のNチャネルMOSトランジス
    タと、ソースが接地され、ゲートが第3の電源に接続さ
    れ、ドレインが前記第4のNチャネルMOSトランジス
    タのソースおよび前記第5のNチャネルMOSトランジ
    スタのソースと接続される第6のNチャネルMOSトラ
    ンジスタとからなり、前記第4のNチャネルMOSトラ
    ンジスタのゲートを正相入力端子、前記第5のNチャネ
    ルMOSトランジスタのゲートを逆相入力端子とするレ
    ベルシフト回路を有することを特徴とするドライバ回
    路。
  2. 【請求項2】 ドレインが正相出力端子に接続されてい
    る第1のNチャネルMOSトランジスタと、ドレインが
    逆相出力端子に接続されている第2のNチャネルMOS
    トランジスタと、ソースが接地され、ゲートが第1の電
    源に接続され、ドレインが前記第1のNチャネルMOS
    トランジスタのソースおよび前記第2のNチャネルMO
    Sトランジスタのソースに接続される第3のNチャネル
    MOSトランジスタとからなる出力段を備え、入力段に
    差動信号を入力し、前記出力段から差動信号を出力する
    ドライバ回路において、 ゲートを正相入力端子とし、ドレインが接地され、ソー
    スが前記第2のNチャネルMOSトランジスタのゲート
    に接続される第1のPチャネルMOSトランジスタと、
    ゲートを逆相入力端子とし、ドレインが接地され、ソー
    スが前記第1のNチャネルMOSトランジスタのゲート
    に接続される第2のPチャネルMOSトランジスタと、
    ソースを前記第2の電源に接続し、ゲートが第3の電源
    に接続され、ドレインが前記第2のNチャネルMOSト
    ランジスタのゲートに接続される第3のPチャネルMO
    Sトランジスタと、ソースが第2の電源に接続され、ゲ
    ートが前記第3の電源に接続され、ドレインが前記第1
    のNチャネルMOSトランジスタのゲートに接続される
    第4のPチャネルMOSトランジスタとからなるレベル
    シフト回路を設けたことを特徴とするドライバ回路。
  3. 【請求項3】 前記第3の電源は、前記第2の電源の電
    圧変動に応じて、前記第3及び第4のPチャネルMOS
    トランジスタの電流を変化せしめるように構成したこと
    を特徴とする請求項2記載のドライバ回路。
  4. 【請求項4】 前記第3の電源は、ソースが前記第2の
    電源に接続され、ゲートが接地される第5のPチャネル
    MOSトランジスタと、ソースが前記第2の電源に接続
    され、ドレインが前記第5のPチャネルMOSトランジ
    スタのドレインと共通接続され、ゲート電位が所定の電
    位に設定された第6のPチャネルMOSトランジスタ
    と、ドレインとゲートとが前記第5、第6のPチャネル
    MOSトランジスタのドレインに接続され、ソースが接
    地される第4のNチャネルMOSトランジスタと、ソー
    スを接地し、ゲートが前記第4のNチャネルMOSトラ
    ンジスタのゲートに接続される第5のNチャネルMOS
    トランジスタと、ソースが前記第2の電源に接続され、
    ドレインとゲートとが前記第5のNチャネルMOSトラ
    ンジスタのドレインに接続され、且つ、ドレインとゲー
    トとが前記第3及び第4のPチャネルMOSトランジス
    タのゲートに接続される第7のPチャネルMOSトラン
    ジスタとで構成したことを特徴とする請求項2記載のド
    ライバ回路。
  5. 【請求項5】 ドレインが正相出力端子に接続されてい
    る第1のNチャネルMOSトランジスタと、ドレインが
    逆相出力端子に接続されている第2のNチャネルMOS
    トランジスタと、ソースが接地され、ゲートが第1の電
    源に接続され、ドレインが前記第1のNチャネルMOS
    トランジスタのソースおよび前記第2のNチャネルMO
    Sトランジスタのソースに接続される第3のNチャネル
    MOSトランジスタとからなる出力段を備え、入力段に
    差動信号を入力し、前記出力段から差動信号を出力する
    ドライバ回路において、 前記ドライバ回路の第2の電源と前記第1のNチャネル
    MOSトランジスタのゲート間に接続される第1の抵抗
    と、前記ドライバ回路の第2の電源と前記第2のNチャ
    ネルMOSトランジスタのゲート間に接続される第2の
    抵抗と、ドレインが前記第1のNチャネルMOSトラン
    ジスタのゲートに接続される第4のNチャネルMOSト
    ランジスタと、ドレインが前記第2のNチャネルMOS
    トランジスタのゲートに接続される第5のNチャネルM
    OSトランジスタと、ソースが接地され、ゲートが第3
    の電源に接続され、ドレインが前記第4のNチャネルM
    OSトランジスタのソースおよび前記第5のNチャネル
    MOSトランジスタのソースに接続される第6のNチャ
    ネルMOSトランジスタとからなる第1のレベルシフト
    回路を有し、 更に、ゲートを正相入力端子とし、ドレインが接地さ
    れ、ソースが前記第4のNチャネルMOSトランジスタ
    のゲートに接続される第1のPチャネルMOSトランジ
    スタと、ゲートを逆相入力端子とし、ドレインが接地さ
    れ、ソースが前記第5のNチャネルMOSトランジスタ
    のゲートに接続される第2のPチャネルMOSトランジ
    スタと、ソースを前記第2の電源に接続し、ゲートが第
    4の電源に接続され、ドレインが前記第4のNチャネル
    MOSトランジスタのゲートに接続される第3のPチャ
    ネルMOSトランジスタと、ソースを前記第2の電源に
    接続し、ゲートが前記第4の電源に接続され、ドレイン
    が前記第5のNチャネルMOSトランジスタのゲートに
    接続される第4のPチャネルMOSトランジスタとから
    なる第2のレベルシフト回路を有することを特徴とする
    ドライバ回路。
  6. 【請求項6】 前記第4の電源は、前記第2の電源の電
    圧変動に応じて、前記第3及び第4のPチャネルMOS
    トランジスタの電流を変化せしめるように構成したこと
    を特徴とする請求項5記載のドライバ回路。
  7. 【請求項7】 前記第4の電源は、ソースが前記第2の
    電源に接続され、ゲートが接地される第5のPチャネル
    MOSトランジスタと、ソースが前記第2の電源に接続
    され、ドレインが前記第5のPチャネルMOSトランジ
    スタのドレインと共通接続され、ゲート電位が所定の電
    位に設定された第6のPチャネルMOSトランジスタ
    と、ドレインとゲートとが前記第5、第6のPチャネル
    MOSトランジスタのドレインと接続され、ソースが接
    地される第7のNチャネルMOSトランジスタと、ソー
    スを接地し、ゲートが前記第7のNチャネルMOSトラ
    ンジスタのゲートに接続される第8のNチャネルMOS
    トランジスタと、ソースが前記第2の電源に接続され、
    ドレインとゲートとが前記第8のNチャネルMOSトラ
    ンジスタのドレインと接続され、且つ、ドレインとゲー
    トとが前記第3、第4のPチャネルMOSトランジスタ
    のゲートに接続される第7のPチャネルMOSトランジ
    スタとで構成したことを特徴とする請求項5記載のドラ
    イバ回路。
  8. 【請求項8】 前記出力段の電源として第5の電源が設
    けられ、前記第2の電源の電源電圧は、論理回路を構成
    する内部領域用に使用し、前記第2の電源電圧は、前記
    第5の電源電圧より低く、前記レベルシフト回路の入力
    信号は、前記第2の電源を使用する回路から供給され、
    前記第5の電源を使用するMOSトランジスタのゲート
    酸化膜は、前記第2の電源を使用するMOSトランジス
    タのゲート酸化膜よりも厚く形成したことを特徴とする
    請求項1乃至7のいずれかに記載のドライバ回路。
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