JP3342713B2 - エポキシ樹脂水性分散物の製造方法 - Google Patents

エポキシ樹脂水性分散物の製造方法

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ゾルテイア・ジヤーマニー・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンデイトゲゼルシヤフト
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エポキシ樹脂水性分散
物の製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】ドイツ特許出願公開第3,643,751
号明細書には、脂肪族ポリオールおよびエポキシ化合物
との縮合生成物が乳化剤として存在するもので製造され
るエポキシ樹脂水性分散物が既に開示されている。しか
しながら水の他に、これらの水性分散物は常にある量の
有機溶剤を含有している。
【0003】
【発明の構成】本発明者は、ドイツ特許出願公開第3,
643,751号明細書に記載されている様にエポキシ
樹脂を乳化剤の存在下製造する代わりに、エポキシ樹
脂を単独で製造しそしてエポキシ樹脂の製造が完了する
まで乳化剤を添加しない場合に、このような溶剤の量を
更に減らしそしてこの種のエポキシ樹脂水性分散物にお
いて個々の使用上の技術特性も更に改善できることを見
出した。
【0004】従って本発明は、 (1)20〜75重量% (分散物全体を基準として)の (a)分子当たり平均して少なくとも一つ、好ましくは
少なくとも二つのエポキシ基および90〜3000g/
molのエポキシ当量を有する一種以上のエポキシ化合
物50〜95重量% 、殊に55〜85重量% と (b)芳香族ポリオール5〜50重量% 、殊に15〜4
5重量%との縮合生成物であるエポキシ樹脂; (2)3〜20重量% 、殊に4〜15重量% (分散物全
体を基準として)の (a)200〜20,000g /molの平均分子量
(MW )を持つ脂肪族ポリオールと、分子当たり少なく
とも二つのエポキシ基および90〜3000g /mol
のエポキシ当量を持つエポキシ化合物との縮合生成物2
0〜100重量% 、殊に40〜60重量% ──ただし、
OH基とエポキシ基との当量比が1:0.85〜1:
1.5でありそしてこの縮合生成物のエポキシ当量が5
000〜400,000g /molである──、 (b)有機溶剤50重量% まで、殊に30重量% までお
よび (c)水80重量% まで、殊に15〜60重量%を含有
する乳化剤; (3)10重量% (分散物全体を基準として)までの、
存在していてもよい(2)b)に相当する溶剤を含む有
機溶剤10重量% まで;および (4)100重量% にする量の水を含有するエポキシ樹
脂水性分散物を製造する方法に関する。
【0005】この方法は、エポキシ樹脂(1)を乳化剤
(2)および場合によっては、(3)に相当する有機溶
剤と一緒に最初に攪拌しそして次に水と一緒に攪拌する
ことを包含している。
【0006】本発明に従う分散物の(1)に相当するエ
ポキシ樹脂は350〜4000、殊に400〜3000
g /molのエポキシ当量を有している。分散した樹脂
の平均粒度は一般に1.0μm より大きくなく、0.2
〜0.8μm が好ましい。分散物全体中のこの樹脂の割
合は20〜75重量% 、好ましくは約25〜65重量%
である。
【0007】(1)a)および(2)a)に相当する
1,2−エポキシ化合物は、分子当たりに平均して少な
くとも一つより多い、好ましくは少なくとも二つのエポ
キシ基を有しているポリエポキシドである。これらのエ
ポキシ化合物は飽和または不飽和の脂肪族、脂環式、芳
香族および/またはヘテロ環式であり、水酸基を含有し
ていてもよい。これらは追加的に、混合または反応の条
件のもとで問題のある副反応を起こさない置換基および
/または官能基、例えばアルキル−またはアリール置換
基、エーテル基およびこれらの類似基を含有していても
よい。
【0008】これらのエポキシ化合物は、多価、好まし
くは二価のアルコール、フェノール類、これらフェノー
ル類の水素化生成物および/またはノボラック(一価ま
たは多価フェノール類とアルデヒド類、特にホルムアル
デヒドとを酸触媒の存在下に反応させて得られる反応生
成物)である。これらのエポキシ化合物のエポキシ当量
は90〜500、殊に100〜350g /molである
のが好ましい。
【0009】以下に多価フェノール類の例を記す:レゾ
ルシノール、ハイドロキノン、2,2−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)−プロパン(ビスフェノールA)、ジ
ヒドロキシジフェニルメタンの異性体混合物(ビスフェ
ノールF)、テトラブロモビスフェノールA、4,4’
−ジヒドロキシジフェニルシクロヘキサン、4,4’−
ジヒドロキシ−3,3’−ジメチル−ジフェニルプロパ
ン、4,4’−ジヒドロキシビフェニル、4,4’−ジ
ヒドロキシベンゾフェノ−ル、1,1−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)エタン、2,2−ビス〔4−(2−ヒ
ドロキシプロポキシ)フェニル〕プロパン、1,1−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)イソブタン、2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシ−第三ブチルフェニル)−プロパ
ン、ビス(2−ヒドロキシ−ナフチル)メタン、1,5
−ジヒドロキシ−ナフタレン、トリス(4−ヒドロキシ
フェニル)メタン、ビス(4−ヒドロキシ−フェニル)
エーテル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン
等、並びに上記化合物のハロゲン化−および水素化生成
物。ここではビスフェノールAが特に有利である。
【0010】挙げることのできる多価アルコールの例に
は、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール、ポリエチレングリコール(n=1
〜35)、プロピレン−1,2−グリコール、ポリプロ
ピレングリコール(n=1〜15)、プロピレン−1,
3−グリコール、ブタン−1,4−ジオール、ペンタン
−1,5−ジオール、ヘキサン−1,6−ジオール、ヘ
キサン−1,2,6−トリオール、グリセロール、
ペンタングリコール、シクロヘキサンジメタノール、ト
リメチロールエタン、トリメチロールプロパンおよび脂
肪族−または芳香族ポリオール、例えばトリメチロール
プロパンまたはビスフェノールAとエチレンオキサイド
および/またはプロピレンオキサイドとの反応生成物が
ある。ポリプロピレン−グリコール(n=8〜10)、
シクロヘキサンジメタノールおよび、ビスフェノールA
とプロピレンオキサイドとの反応生成物がここでは特に
適している。
【0011】エピクロルヒドリンまたは類似のエポキシ
化合物と脂肪族−、脂環式−または芳香族ポリカルボン
酸、例えば蓚酸、コハク酸、アジピン酸、グルタル酸、
フタル酸、テレフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、ナフ
タレン−2,6−ジカルボン酸および二量体化リノレン
酸との反応によって得られるポリカルボン酸のポリグリ
シジルエステルを使用することも可能である。例えばジ
グリシジル−アジペート、ジグリシジル−フタレートお
よびジグリシジル−ヘキサヒドロフタレートがある。
【0012】適するエポキシ化合物の広範なリストが
A.M.Paquinのハンドブック、“Epoxid
verbindungen und Epoxidha
rze”(“エポキシ化合物およびエポキシ樹脂”)、
Springer出版社、ベルリン1958、第IV章、
およびLee、Neville、“Handbooko
f the Epoxy Resins”(“エポキシ
樹脂のハンドブック”)、McGraw−Hill B
ook Co.、1967、第2章に記載されている。
上記エポキシ化合物は個々にまたは混合物として使用で
きる。
【0013】(1)b)に相当する芳香族ポリオールと
しては、化合物(1)a)および(2)a)について上
述したOH基含有芳香族化合物、即ち多価−、好ましく
は二価フェノール類、それらのハロゲン化生成物および
/またはノボラックが好ましい。ビスフェノールAが特
にここでも有利である。
【0014】化合物(2)a)の脂肪族ポリオール類
は、600〜12,000、特に2000〜8000の
平均分子量(MW ;ゲルパーミッション−クロマトグラ
フィーによって測定、ポリスチレンを標準とする)およ
び一般に10〜600、殊に15〜120のOH価を有
するポリエーテルポリオール類(ポリアルキレングリコ
ール類)が好ましい。これらのポリエーテルポリオール
類は末端に第一OH基だけを含有しているのが好まし
い。ここで挙げられる例には、エチレンオキサイドおよ
びプロピレンオキサイドのブロックコポリマー並びにポ
リエチレン−、ポリプロピレン−およびポリブチレン−
グリコール類があり、それぞれのポリアルキレン−グリ
コールの混合物も使用できる。ポリエチレン−グリコー
ルを用いるのが有利である。
【0015】乳化剤(2)a)は上記ポリエーテルポリ
オールをポリグリシジルエーテルと適当な触媒の存在下
に50〜200℃、特に90〜170℃で縮合すること
によって製造するのが好ましく、OH基とエポキシ基と
の当量比は1:0.85〜1:1.5、殊に1:0.9
5〜1:1.25でありそして縮合生成物のエポキシ当
量は少なくとも5000g /mol、殊に100,00
0g /mol〜400,000g /molである。
【0016】乳化剤(2)a)を製造する為の適する触
媒には、強い無機−および有機塩基、例えば水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化バリ
ウム、水酸化ストロンチウムおよびアルカリ金属アルコ
レート、例えばナトリウムメチレート、リチウムメチレ
ート、ナトリウムエチレートおよびカリウムドデシレー
ト、およびカルボン酸のアルカリ金属塩、例えばナトリ
ウム−およびリチウム−ステアレートがある。他の適す
る触媒は強い無機系および有機系プロトン酸、例えば燐
酸、硫酸、テトラフルオロボレートおよびベンゼンスル
ホン酸がある。ルイス酸も触媒として使用できる。挙げ
ることのできる例には四塩化錫(IV)、チタン(IV)- テト
ラクロライド、チタン(IV)- テトライソプロピレート、
トリエチルオキソニウム−テトラフルオロボートおよ
びボロン−トリフルオライドおよびそれの錯塩、例えば
燐酸、酢酸(1:1および1:2)、メタノール、ジエ
チルエーテル、テトラヒドロフラン、フェノール、エチ
レングリコール−モノエチルエーテル、ポリエチレング
リコール(Mw 200)、ジメチル−スルホキシド、ジ
−n−ブチルエーテル、ジ−n−ヘキシルエーテル、コ
ハク酸、脂肪族−、脂環式−および芳香脂肪族アミン類
および窒素系ヘテロ環化合物類がある。
【0017】BF3 −ジエチルエーテル、BF3 −酢酸
および水性テトラフルオロボレートを触媒として使用す
るのが好ましい。触媒の量は、反応混合物を基準として
一般に0.1〜5、殊に0.1〜1重量% である。触媒
を溶剤、例えばジエチルエーテル、グリコールエーテ
ル、環状エーテル、ケトンまたはこれらの類似物に希釈
することによって良好に供給できる。
【0018】乳化剤を製造する為に、水酸基およびエポ
キシ基を含有する化合物より成る反応用混合物を、縮合
が十分な速度、即ち30分〜5時間で進行する温度に加
熱する。この反応は一般に、エポキシ基の減少を示すエ
ポキシ当量の増加によって追跡する。この反応は反応温
度以下に冷却することによて終了し得る。
【0019】この様にして得られる縮合生成物(2)
a)はエポキシ樹脂分散物の製造の為の乳化剤(2)
してそのまま(100% )で使用できる。しかしながら
取扱いの容易さから、混合物全体を基準として20〜9
9% 、殊に40〜60% の縮合生成物(2)a)と、5
0% まで、殊に30% までの有機溶剤(2)b)および
1〜80% 、殊に15〜60% の水(2)c)より成る
水性媒体との混合物を製造しそしてこの混合物を乳化剤
(2)として使用するのが有利である。成分(2)b)
に相当する可能な有機溶剤には特にグリコール類、グリ
コール類とアルコールおよび酸とのモノ−および/また
はジエーテル類および−エステル類、炭素原子数1〜1
2の枝分かれしたまたは直鎖状のアルキル残基を持つ脂
肪族アルコール類、脂環式−および芳香脂肪族アルコー
ル類、エステル類およびケトン類があり、これらの溶剤
は個々にまたは混合状態で使用することが可能である。
挙げることのできる例には、エチレングリコール、エチ
レングリコール−モノメチルエーテル、エチレングリコ
ール−ジメチルエーテル、ジエチレングリコール−ジメ
チルエーテル、プロピレングリコール、プロピレングリ
コール−モノメチルエーテル、プロピレングリコール−
ジメチルエーテル、ブチルグリコール、ブチルジグリコ
ール、メトキシプロパノール、エトキシプロパノール、
エタノール、プロパン−1−オールおよび−2−オー
ル、ブタノール、シクロヘキサノール、ジアセトンアル
コール、ベンジルアルコール、エチルアセテート、アセ
トンおよびメチルイソブチルケトンがある。ブチルグリ
コール、メトキシプロパノール、エトキシプロパノー
ル、プロパン−2−オールおよび/またはベンジルアル
コールを用いるのが有利である。
【0020】エポキシ樹脂分散物は4〜15重量% の乳
化剤(2)を含有しているのが好ましい。成分(3)に
相当する可能な有機溶剤には、(2)b)に相当する上
記の溶剤並びに水と混和しないかおよび/または水に不
溶の溶剤も含まれる。挙げることのできる例には、芳香
族化合物、例えばトルエンまたはキシレン、ケトン類、
例えばメトキシヘキサノンまたはシクロヘキサノン、お
よびエステル類、例えばエチル−3−エトキシプロピオ
ナートがある。溶剤は個々にまたは混合状態で使用でき
る。有利な溶剤にはここでもブチルグリコール、メトキ
シプロパノール、エトキシプロパノール、プロパン−2
−オールおよび/またはベンジルアルコールが挙げられ
る。
【0021】分散物中の有機溶剤の全含有量は、溶剤
(2)b)および(3)の合計量を計算し且つ分散物全
体を基準として10重量% まで、殊に6重量% より少な
い。本発明に従う組成物中に存在してもよい挙げること
のできる慣用の添加物の例には、通例の塗料用添加物、
例えば顔料、顔料ペースト、酸化防止剤、レベリング剤
および/または増粘(thickener)、消泡剤
および/または湿潤剤、反応性希釈剤、フィラー、触
媒、保存剤、保護コロイドおよびこれらの類似物があ
る。後記の硬化剤および他の硬化性樹脂の如きこれらの
添加物は、場合によっては加工直前にのみ分散物に添加
してもよい。
【0022】本発明のエポキシ樹脂の為に使用できる硬
化剤には、この目的で知られている硬化剤および/また
は硬化用化合物(エポキシ硬化剤)、例えば塩基性硬化
剤(アミン系硬化剤)、例えばポリアミン類、マンニッ
ヒ塩基および、アミン類がポリエポキシド類およびポリ
アミドアミン類の如きポリマーに付加した付加生成物が
ある。
【0023】酸性硬化剤、例えばポリカルボン酸および
それの酸無水物並びに多価フェノール類を使用すること
も可能である。水酸基および/またはアミノ基を含有す
る合成樹脂、例えばアミノ−またはフェノール樹脂もこ
の目的に適している。
【0024】本発明のエポキシ樹脂分散物は、場合によ
っては、いわゆる潜在的硬化剤、即ち高温度、例えば
60〜250℃でだけエポキシ化合物に対して架橋作用
を発揮する化合物によって硬化させることができる。か
ゝる硬化剤の例には尿素、ジシアンジアミド、イミダゾ
ール、グアニジン、ヒドラジドおよび上記各化合物の誘
導体がある。これら潜在的硬化剤の内、ジシアンジアミ
ドを使用するのが有利である。
【0025】好ましくは室温でおよび/またはより低い
温度で硬化させる為の塩基性硬化剤(アミン系冷間硬化
剤)は、一般にエポキシ当量とアミノ水素との当量比
1:(0.75〜2.0)で使用され、その例にはポリ
アルキレンアミン類、例えばジエチレントリアミン、ト
リエチレンテトラミン、テトラエチレン−ペンタミン、
ペンタエチレンヘキサミン等、また2,2,4−および
/または2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジアミ
ン、ビス−(3−アミノプロピル)−アミン、1,4−
ビス(3−アミノプロピル)ピペラジン、N,N−ビス
(3−アミノプロピル)エチレンジアミン、ネオペンタ
ンジアミン、2−メチル−ペンタン−1,5−ジアミ
ン、1,3−ジアミノペンタン、ヘキサメチレンジアミ
ン等および脂環式アミン類、例えば1,2−および/ま
たは1,3−ジアミノシクロヘキサン、1,4−ジアミ
ノ−3,6−ジエチルシクロヘキサン、1,2−ジアミ
ノ−4−エチルシクロヘキサン、1−シクロヘキシル−
3,4−ジアミノシクロヘキサン、イソホロンジアミン
およびそれらの反応生成物、4,4’−ジアミノジシク
ロヘキシル−メタンおよび−プロパン、2,2−ビス
(4−アミノシクロヘキシル)−メタンおよび−プロパ
ン、3,3’−ジメチル−4,4’−ジアミノジシクロ
ヘキシルメタン、3−アミノ−1−シクロヘキシルアミ
ノプロパンおよび1,3−および1,4−ビス(アミノ
メチル)シクロヘキサンがある。
【0026】使用される芳香脂肪族アミン類には、特
に、脂肪族系アミノ基が存在するもの、例えばメタ−お
よびパラ−キシリレンジアミンまたはそれの水素化生成
物がある。
【0027】上記各アミン類はそのままでもまたは混合
物としても使用できる。適するマンニッヒ塩基はポリア
ミン類、好ましくはジエチレントリアミン、トリエチレ
ンテトラミン、イソホロンジアミン、2,2,4−およ
び/または2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジア
ミンおよび1,3−および1,4−ビス(アミノメチ
ル)シクロヘキサン、特にメタ−およびパラ−キシリレ
ンジアミンとアルデヒド類、殊にホルムアルデヒドとを
縮合することによっておよび、アルデヒド類に対して反
応性の少なくとも一つの環上位置を持つ一価−または多
価フェノール類、例えば種々のクレゾール類およびキシ
レノール類、パラ第三ブチルフェノール、レゾルシノー
ル、4,4’−ジヒドロキシジフェニルメタンおよび
2,2−(4,4’−ジヒドロキシジフェニル)プロパ
ン、特にフェノールまたはノニルフェノールとを縮合す
ることによって製造される。
【0028】可能なアミン/エポキシ−付加生成物の例
には、ポリアミン類、例えばエチレンジアミン、プロピ
レンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、2,2,4−
および2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジアミ
ン、メタキシリレンジアミンおよび/またはビス(アミ
ノメチル)シクロヘキサンを、末端モノ−またはポリエ
ポキシド、例えばプロピレンオキサイド、ヘキセンオキ
サイドおよびシクロヘキセンオキサイドと反応させて得
た反応生成物またはグリシジルエーテル類、例えばフェ
ニルグリシジルエーテル、第三ブチル−グリシジルエー
テル、エチルヘキシル−グリシジルエーテルおよびブチ
ル−グリシジルエーテルと反応させて得た反応生成物ま
たはグリシジルエステル類、例えばバーサテック酸のグ
リシジルエステル、Cardura E(Shell社
の製品)と反応させて得た反応生成物または(1)a)
および/または(1)b)の所に記載したポリグリシジ
ルエーテルおよび−エステル類と反応させて得た反応生
成物がある。
【0029】本発明のエポキシ樹脂分散物を硬化する為
に使用できるポリアミドアミン類は、ポリアミン類とモ
ノ−またはポリカルボン酸、例えば二量体化脂肪酸とを
反応させることによって得られる。
【0030】上記のポリアミン類の他に有利に使用され
るアミン系硬化剤には、100〜2000の分子量を有
する水溶性ポリオキシアルキレン−ジアミン類および−
ポリアミン類、例えばTexaco社からJeffam
inesの商標で市販さている商品、および容易に水
に分散する硬化剤、例えばドイツ特許出願公告第2,3
32,177号明細書およびヨーロッパ特許第0,00
0,605号明細書に記載されたもの、例えば変性した
アミン付加生成物がある。
【0031】更に迅速におよび/または更に完全に硬化
を達成する為に、上述のアミン系硬化剤を含有する本発
明のエポキシ樹脂分散物から得られる被覆剤を50〜1
20℃に15〜120分加熱してもよい。
【0032】エポキシ当量とカルボキシル当量との当量
比1:(0.75〜2)で一般に使用される適する酸性
硬化剤は、水溶性のまたは水に混和し得るポリカルボン
酸である。かゝるポリカルボン酸の例にはシクロペンタ
ンテトラカルボン酸、シクロブタンテトラカルボン酸、
ブタン−1,2,3,4−テトラカルボン酸、酒石酸、
マロン酸、リンゴ酸、コハク酸、アコニット酸等があ
る。他の適する酸性硬化剤には、場合によっては、これ
ら酸の酸無水物または、炭素原子数2〜12、殊に2〜
6の多価アルコール、例えばネオペンチルグリコール、
グリセロール、トリメチロールエタンまたは−プロパ
ン、アルカンジオール類および、一つ以上のエーテル橋
を有していてもよいそれのオリゴマー類、例えばエチレ
ングリコール、プロパンジオールおよびブタンジオール
との酸性エステルがある。該エステル類は少なくとも二
つの遊離カルボキシル基を有している。ポリカルボン酸
硬化剤として、カルボン酸、例えばピロメリット酸、ト
リメリット酸、フタル酸、エンドメチレン−テトラヒド
ロフタル酸またはエンドメチレン−ヘキサヒドロフタル
酸、マレイン酸、フマル酸および/またはそれの酸無水
物──それが存在する場合──と多価アルコール、例え
ば上述のものとの、二つ以上のカルボキシル基を持つ酸
性エステルを、水に十分に溶解するかおよび/または水
で十分に希釈できる限り使用することができる。ポリカ
ルボン酸を酸性硬化剤として使用するのが好ましい。
【0033】上述の酸性硬化剤を含有するエポキシ樹脂
分散物の硬化は一般に高温、例えば60〜220℃、殊
に80〜200℃で15〜150分の間に行われる。更
に完全な硬化を達成する為におよび/または十分な硬化
に必要とされる温度を下げる為に、少量の化合物を上記
酸性硬化剤添加して、カルボキシル基/エポキシ基−
反応触媒作用をさせてもよい。適する化合物の例には
強いプロトン酸、例えば燐酸またはパラトルエン−スル
ホン酸、第三アミン類、例えばトリエチルアミンまたは
N,N−ジメチル−ベンジルアミン、窒素系ヘテロ環化
合物、例えばイミダゾール、ピリジンおよびそれらの誘
導体、トリアルキル−およびトリアリール−ホスフィン
類および相応するホホニウム化合物および金属塩およ
び/またはキレート類、例えば錫(II)オクトエートがあ
る。
【0034】上記の硬化剤の代わりにまたはそれに加え
て、アミノ−および/またはフェノール樹脂を全固形分
含有量を基準として5〜50重量% 、好ましくは10〜
35重量% の量で硬化の為に使用してもよい。場合によ
っては、分散を水の添加によって10〜80重量% の
全固形分含有量に調整する。かゝるアミノ樹脂の例には
アミノアルデヒド樹脂、即ちアルデヒド類とメラミンと
の縮合生成物(メラミン樹脂)、アルデヒド類と尿素と
の縮合生成物(尿素樹脂)、アルデヒド類とアセトグ
ナミンとの縮合生成物(アセトグナミン樹脂)または
類似の化合物、および/または相応する予備縮合生成物
がある。メラミンの有利なアルデヒド縮合生成物には、
特にアルキル基がメチル−またはn−またはイソブチル
基、好ましくはメチル基であるメラミンメチロール−ア
ルキルエーテル類、例えばヘキサメトキシメチルメラミ
ン、エトキシメトキシメチルメラミン、モノメチロール
ペンタメトキシメチルメラミン、ジメチロールテトラメ
トキシメチレンメラミン、トリメチロールトリメトキシ
メチレンメラミンおよび実質的にモノマー構造を持つ類
似物および相応するオリゴマーまたはポリマー生成物が
ある。
【0035】挙げることのできるフェノール樹脂硬化剤
は、レゾール類、ホルムアルデヒド/フェノールカルボ
ン酸樹脂およびフェノール樹脂前駆体である。市販のエ
ーテル化された水希釈性フェノール樹脂レゾールが有利
である。
【0036】必要な場合には、酸性触媒、例えばパラト
ルエンスルホン酸、シクロヘキサンスルファミン酸、酸
性ブチル燐酸エステルおよび燐酸──必要な場合には
(アミン)塩──も、硬化反応を促進させて、低温でま
たは短時間に硬化するフィルムまたは被覆物を製造する
ためにフェノール−および/またはアミノ樹脂を含む分
散物に添加してもよい。これらの酸性触媒の量は、全固
形分含有量を基準として例えば2重量% である。
【0037】その他の硬化し得る樹脂の例には、水性媒
体中に分散することができ且つヒドロキシアルキル−ア
クリル酸エステル、ヒドロキシアルキッド類、ポリエス
テル類、エポキシ樹脂およびこれらの類似物を基礎する
樹脂がある。これらの他の樹脂の割合は例えば、混合物
の全固形分含有量が約10〜80重量% 、殊に20〜4
0重量% であるように計算して添加することができる。
この分散物から製造される生成物の性質は、かゝる樹脂
の添加によって色々に影響され得る。従って、例えば耐
黄変性をアクリレート樹脂の添加によって増大させるこ
とが可能であり、他方、アルキッド樹脂の存在が分散物
から製造される被覆物の弾性を顕著に改善する。
【0038】本発明のエポキシ樹脂分散物の全固形分含
有量は10〜80重量% である。一般には35〜70重
量% 、特に45〜65重量% であるのが好ましい。水含
有量は20〜80重量% 、殊に30〜60重量% であ
る。
【0039】この分散物の粘度は一般に200〜30,
000mPa.s、殊に750〜7000mPa.sで
ある。本発明の方法で製造されるエポキシ樹脂分散物
は、一方においては、その良好な貯蔵安定性に特徴があ
り、これは二次分散の為に平均粒度が小さいことに帰因
しており、そしてもう一方においては、有機溶剤含有量
が非常に僅かであるかまたは零であることに特徴があ
る。更に、既に公知のエポキシ樹脂分散物に比較して、
本発明の方法で製造される分散物を用いて製造される被
覆物は多種にわたる優れた使用上の技術的特性を示し、
例えば水に対して非常に鈍感であり、硬度の改善と共に
弾性が非常に良好であり、広範な種々の物質への接着が
良好乃至非常に良好であり、金属材料等に被覆した時に
耐蝕効果が優れている。
【0040】本発明の方法に従ってエポキシ樹脂分散物
を製造する為には、エポキシ樹脂(1)を最初に成分
(1)a)および(1)b)を高温、一般に100〜2
20℃、好ましくは150〜180℃で縮合反応促進用
触媒の存在下に縮合することによって製造する。
【0041】二種以上のエポキシ化合物(1)a)を使
用する場合には、縮合反応を好ましくは二段階で実施
し、最初の反応で一種以上の成分(1)a)を(1)
b)に相当する成分と、最初の得られる縮合生成物が5
000g/molより大きい、殊に20,000g/m
olより大きいエポキシ当量を持つような割合で反応さ
せそして別の縮合反応において、最初のこの縮合生成物
を(1)a)に相当する他のエポキシ化合物と反応させ
て最後に所望のエポキシ樹脂(1)を得る。
【0042】適する縮合用触媒の例にはホスフィン類、
例えばトリフェニルホスフィン、ホスホニウム塩、例え
ばベンジルトリメチル−ホスホニウム−クロライド、第
三アミン類、例えばN,N−ジメチルベンジルアミン、
第四アンモニウム塩、例えばテトラメチルアンモニウム
−クロライド、アルカリ金属水酸化物、例えば水酸化ナ
トリウムおよび水酸化リチウム、アルカリ金属炭酸塩、
例えば炭酸ナトリウムおよび炭酸リチウム、有機酸のア
ルカリ金属塩、例えば蟻酸ナトリウム、安息香酸リチウ
ムおよびリチウムステアレート、およびルイス酸、例え
ば三弗化硼素およびそれの錯塩、四塩化チタン、塩化錫
およびトリエチルオキソニウム−テトラフルオライドが
ある。
【0043】次に、乳化剤(2)および場合によって
は、(3)に相当する有機溶剤をエポキシ樹脂(1)に
添加しそしてこの混合物を若干時間、殊に15〜180
分、特に30〜90分攪拌する。乳化剤を高温、例えば
60〜200℃、殊に70〜120℃で添加するのが好
ましい。
【0044】適当量の水(4)を次いで激しい攪拌下に
好ましくは数回に分けて配量供給して、水性分散物を形
成する。水も好ましくは高温、例えば30〜100℃、
殊に50〜90℃で添加するのが好ましい。
【0045】エポキシ樹脂(1)は一般に、適当な分散
装置、例えば高速羽根型攪拌機、動らせんリボン型攪
拌羽根、コロイド−ミル、ホモゲナイザー、ディソルバ
ーまたは高い剪断力の他の高速混合機にて水中に分散さ
せる。
【0046】硬化剤および他の硬化性樹脂を使用直前に
だけ分散物に添加するのが好ましい。既に上述した卓越
した使用特性、例えば接着、硬度、耐蝕作用、水および
化学品に対する耐久性等に関する特性のために、本発明
の方法で得られる分散物は適当な硬化剤および添加物と
組合わせることによって、広範囲の用途分野の為の被覆
剤、下塗り剤、塗料材料、成形材料および硬化性材料の
製造に適している。例えばこのものは広範な基材、特に
粗くそして多孔質の基材、例えば木材、鉱物物質(例え
ばコンクリートおよび石)、ガラス、プラスチックス
(例えばポリエチレン、ポリプロピレン等)、複合材
料、セラミックおよび予備処理したまたは未予備処理
への保護用−および/または装飾用被覆材の製造に使
用できる。それらの性質は一回塗り塗装に明らかに適し
ている本発明に従う分散物を製造するのに有利である。
接着性上塗り層はそのまま変化なく残し得るが、下塗り
塗装として、即ち同じ被覆材料または他の慣用の被覆材
料より成る別の被覆物の為の基材としても有用である
【0047】別の可能性は、水希釈性接着剤を製造する
為に分散物を使用することである。これらは繊維材料、
有機系および/または無機系材料のための結合剤として
およびプラスチック−セメントの添加物としても使用で
きる。
【0048】分散物を被覆材料としてまたは専ら水を基
礎とする塗料として使用する場合には、慣用の方法、例
えば刷毛塗り、スプレー塗装、浸漬塗装またはロール塗
装によって基材に適用する。冷間硬化の為に硬化剤を混
入しないという条件のもとで、被覆物を硬化に充分な時
間、一般に5〜60分間、80〜250℃に加熱するこ
とによって硬化る。
【0049】
【実施例】1.乳化剤の製造(2) 1) 4000g /molの平均分子量(MW )の工業
品質のポリエチレング リコール309g および、1
83g /molのエポキシ当量のビスフェノール Aを
基礎とするポリグリシジルエーテル34.1g を一緒に
100℃に加熱し そして0.35mlの50% 濃度水
性テトラフルオロ硼酸を攪拌しながら添加 する。OH
基とエポキシ基との当量比は1:1.20である。この
混合物を更 に130℃に加熱しそして、縮合生成物の
エポキシ当量が約350,000g /molに成るまで
この温度に維持する。冷却後に、この乳化剤は脆弱でワ
ックス状の固い粘稠性を示す。
【0050】2) 実施例I.1)に従って製造された
250g の縮合生成物を250g の水に、攪拌および約
80℃に静かに加熱しながら溶解する。得られる透明で
弱い黄色の乳化剤溶液は3500mPa.sの粘度(ウ
ベローデ粘度計で25℃で測定)および50% の固形分
含有量を有している。
【0051】3) 実施例I.1)に従って製造された
250g の縮合生成物を125g の水と125g のプロ
パン−2−オールとの混合物に、攪拌および約70℃に
静かに加熱しながら溶解する。得られる透明で僅かに帯
黄色の乳化剤溶液は2300mPa.sの粘度(ウベロ
ーデ粘度計で25℃で測定)および50% の固形分含有
量を有している。II.本発明に従う分散物の製造 1) 温度計、羽根型攪拌機、還流冷却器および滴加ロ
ートを備えた1リットルの四つ首フラスコ中に、330
g /molのエポキシ当量のポリプロピレン−グリコー
ル−ジグリシジルエーテル58g およびビスフェノール
A91g を不活性窒素ガス雰囲気で攪拌下に130℃に
加熱する。Shell Chemieの触媒1201型
170mgの添加後に、この混合物を更に160℃に
加熱しそして反応生成物のエポキシ当量が100,00
0g /molより大きくなるまで、この温度に維持す
る。次に120℃に冷却しそして183g /molのエ
ポキシ当量の、ビスフェノールAを基礎とするポリグリ
シジルエーテル288g をこの温度で添加する。更に2
00mgの触媒1201の添加後に、混合物を160℃
に加熱しそして生成物が460g /molのエポキシ当
量を有するまで、この温度に維持する。次いで反応混合
物を120℃に冷却し、実施例I.1)に従って製造さ
れた乳化剤37g を攪拌下に添加しそして温度を1.5
時間の間に85℃に下げる。約600回転/分の攪拌機
速度で、150g の脱イオン水を15分にわたって一様
に配量供給しそして次にこの混合物を、温度が70℃に
下がる間、60分攪拌する。生じる水性分散物を次いで
260g の脱イオン水で希釈する。この分散物は52.
8重量% の固形分含有量、4400mPa.sの粘度
(ブルックフィールド粘度計、No.3のスピンドルで
12回転/分にて25℃で測定)および579nmの平
均粒度(光子相関スペクトロスコピー(Photon
correlation spectroscopy:
PCS)、単一モード評価)を有している。
【0052】2) 温度計、羽根型攪拌機、還流冷却器
および滴加ロートを備えた1リットルの四つ首フラスコ
中に、330g /molのエポキシ当量のポリプロピレ
ン−グリコール−ジグリシジルエーテル58g およびビ
スフェノールA91g を不活性窒素ガス雰囲気で攪拌下
に130℃に加熱する。Shell Chemieの触
媒1201 150mgの添加後に、この混合物を更に
155〜160℃に加熱しそして反応生成物のエポキシ
当量が100,000g /molより大きくなるまで、
この温度に維持する。次に120〜130℃に冷却しそ
して183g /molのエポキシ当量の、ビスフェノー
ルAを基礎とするポリグリシジルエーテル288g およ
び更に200mgの上記触媒を添加する。次 に温度を
160℃に高めそしてこの混合物を生成物が460〜4
70g /mo lのエポキシ当量を有するまで、攪拌す
る。90〜95℃に冷却した後に、実 施例I.2)に
従って製造された乳化剤76g を添加しそしてこの混合
物を、 温度が80〜85℃に降下するまでの間、約
1.5時間攪拌する。約600回 転/分の攪拌機速度
で85g の脱イオン水を15分にわたって配量供給しそ
し てこの混合物を65〜75℃で攪拌する。90分後
に、更に165g の脱イオ ン水を配量供給しそして混
合物を60分攪拌する。最後に、生じた溶剤不含の 水
性分散物を更に75g の脱イオン水で希釈しそしてRi
edel−de H aen社の保存剤Mergal−
K9N 900mgを添加する。この分散物 は55.
9重量% の固形分含有量、800mPa.sの粘度(ブ
ルックフィー ルド粘度計、No.3のスピンドルで3
0回転/分にて25℃で測定)および 559nmの平
均粒度(PCS、単一モード評価)を有している。3) 温度計、羽根型攪拌機、還流冷却器および滴加ロ
ートを備えた1リットルの四つ首フラスコ中に、330
g /molのエポキシ当量のポリプロピレン−グリコー
ル−ジグリシジルエーテル59g およびビスフェノール
A91g を不活性窒素ガス雰囲気で攪拌下に120〜1
25℃に加熱しそしてShellChemieの触媒1
201 170mgを添加する。次いでこの反応混合物
を155〜160℃に加熱しそして生成物のエポキシ当
量が100,000g /molより大きくなるまで、こ
の温度に維持する。120〜130℃に冷却した後に、
183g /molのエポキシ当量の、ビスフェノールA
を基礎とするポリグリシジルエーテル288g および更
に150mgの上記触媒を添加しそして混合物を再び1
50〜160℃に高める。縮合生成物が460〜470
g /molのエポキシ当量を有するまで、この温度を維
持し、次いで95℃に冷却する。実施例I.3)に従っ
て製造された乳化剤76g を充分に攪拌しながら添加し
そしてこの混合物を、温度が75〜80℃に降下するま
での間、60分攪拌する。約600回転/分の攪拌機速
度で70g の脱イオン水を15分にわたって均一に配量
供給しそしてこの混合物を45分攪拌する。更に90g
の脱イオン水を65℃で配量供給しそして混合物を60
分攪拌する。最後に、生じた水性分散物を更に190g
の脱イオン水で希釈しそしてRiedel−de Ha
en社の保存剤Mergal−K9N 900mgを添
加する。製造された分散物は52.4重量% の固形分含
有量、2300mPa.sの粘度(ブルックフィールド
粘度計、No.3のスピンドルで12回転/分にて25
℃で測定)および298nmの平均粒度(PCS、単一
モード評価)を有している。
【0053】4) 温度計、羽根型攪拌機、還流冷却器
および滴加ロートを備えた1リットルの四つ首フラスコ
中に、330g /molのエポキシ当量のポリプロピレ
ン−グリコール−ジグリシジルエーテル37g 、ビスフ
ェノールA11g およびテトラブロモビスフェノールA
109g を不活性ガスとしての窒素ガスの雰囲気で攪拌
下に120℃に加熱する。100mgの、Shell
Chemieの触媒1201を添加した後に、混合物を
更に160℃に加熱しそして反応生成物のエポキシ当量
が60,000g /molより大きくなるまで、この温
度に維持する。120℃に冷却し、183g /molの
エポキシ当量の、ビスフェノールAを基礎とするポリグ
リシジルエーテル182g および更に130mgの上記
触媒を添加しそして混合物を再び160〜170℃に高
める。縮合生成物が590g /molのエポキシ当量を
有した時に、冷却しそして実施例I.3)に従う乳化剤
76g を90℃の温度で添加する。乳化剤を更に75℃
に冷却しながら60分攪拌し、次いで54g の脱イオン
水を600回転/分の攪拌機速度で配量供給しそしてこ
の混合物を90分攪拌する。更に73g の脱イオン水を
添加しそして混合物を50〜60℃で90分攪拌する。
最後に、水性分散物を更に144g の脱イオン水で希釈
する。この分散物は55重量% の固形分含有量、170
0mPa.sの粘度(ブルックフィールド粘度計、N
o.2のスピンドルで12回転/分にて25℃で測定)
および790nmの平均粒度(PCS、単一モード評
価)を有している。
【0054】5) 滴加ロート、羽根型攪拌機、還流冷
却器および温度計を備えた1リットルの四つ首フラスコ
中に、ビスフェノールA81g および330g /mol
のエポキシ当量のポリプロピレン−グリコール−ジグリ
シジルエーテル48g を不活性ガスとしての窒素ガスの
雰囲気で攪拌下に120〜130℃に加熱する。400
mgのトリフェニルホスフィンの添加後に、混合物を更
に160〜170℃に加熱しそして縮合生成物のエポキ
シ当量が70,000g /molより大きくなるまで、
この温度に維持する。120℃に冷却し、183g /m
olのエポキシ当量の、ビスフェノールAを基礎とする
ポリグリシジルエーテル172g を添加しそしてこの混
合物を次いで、生成物が795g /molのエポキシ当
量を有するまで、160〜170℃に再び加熱する。反
応混合物を90〜95℃に冷却した時に、実施例I.
2)に従って製造された乳化剤67g を添加しそして温
度が75〜80℃に低下する間、反応混合物を90分間
充分に攪拌する。次いで80g の脱イオン水を約600
回転/分の攪拌機速度で配量供給しそしてこの混合物を
70分攪拌する。温度が65〜70℃に降下した時に、
更に120g の脱イオン水を配量供給しそして混合物を
60分攪拌する。最後に、溶剤不含の水性分散物を更に
40g の脱イオン水で希釈しそしてRiedel−de
Haen社の保存剤Mergal−K9N 800m
gを添加する。この分散物は54.8重量% の固形分含
有量、400mPa.sの粘度(ブルックフィールド粘
度計、No.2のスピンドルで12回転/分にて25℃
で測定)および731nmの平均粒度(PCS、単一モ
ード評価)を有している。
【0055】6) 温度計、羽根型攪拌機、還流冷却器
および滴加ロートを備えた1リットルの四つ首フラスコ
中に、330g /molのエポキシ当量のポリプロピレ
ン−グリコール−ジグリシジルエーテル59g およびビ
スフェノールA91g を窒素ガス雰囲気で攪拌下に12
5℃に加熱し、そして次にShell Chemieの
触媒1201 160mgを添加する。この混合物を次
いで160℃に加熱しそして生成物のエポキシ当量が1
00,000g /molより大きくなるまで、この温度
に維持する。120〜130℃に冷却した後に、183
g/molのエポキシ当量の、ビスフェノールAを基礎
とするポリグリシジルエーテル288g および更に15
0mgの上記触媒を添加しそしてこの混合物を再び15
0〜160℃に加熱する。反応生成物が460〜470
g /molのエポキシ当量を有するまで、この温度を維
持し、そして100℃に冷却する。次いで24g のキシ
レンを添加しそして混合物を1時間攪拌する。実施例
I.3)に従って製造された乳化剤94g を充分な攪拌
下に添加しそして混合物を60分攪拌する。その際に温
度が75〜80℃に降下する。約600回転/分の攪拌
機速度で88g の脱イオン水を15分にわたって均一に
配量供給しそしてこの混合物を45分攪拌する。更に8
5g の脱イオン水を65℃で配量供給しそして混合物を
60分攪拌する。最後に、生成した水性分散物を更に2
76g の脱 イオン水で希釈する。製造された分散物は
48.3重量% の固形分含有量、1 100mPa.s
の粘度(ブルックフィールド粘度計、No.3のスピン
ドル で12回転/分にて25℃で測定)および294
nmの平均粒度(PCS、単 一モード評価)を有して
いる。
【0056】7) 温度計、羽根型攪拌機、還流冷却器
および滴加ロートを備えた1リットルの四つ首フラスコ
中に、330g /molのエポキシ当量のポリプロピレ
ン−グリコール−ジグリシジルエーテル58g およびビ
スフェノールA93.5g を不活性ガスとしての窒素ガ
ス雰囲気で攪拌下に120℃に加熱する。Shell
Chemieの触媒1201 150mgの添加後に、
この混合物を更に160℃に加熱しそして反応生成物の
エポキシ当量が78,000g /molより大きくなる
まで、この温度に維持する。120℃に冷却し、183
g/molのエポキシ当量の、ビスフェノールAを基礎
とするポリグリシジルエーテル142g 、Scheri
ng AGのEurepox(登録商標)RV−C 1
42.5g (シクロヘキサンジメタノールのジグリシジ
ルエーテル、174g/molのエポキシ当量)および
更に200g の上記触媒を添加しそしてこの混合物を再
び160〜170℃に加熱する。縮合生成物が460g
/molのエポキシ当量を有する時に、混合物を冷却し
そして実施例I.3)に従う乳化剤71g を75℃の温
度で添加する。乳化剤を75℃に更に冷却しながら60
分攪拌し、次に110g の脱イオン水を600回転/分
の攪拌機速度のもとで配量供給しそしてこの混合物を9
0分攪拌する。これに続いて更に75g の脱イオン水を
添加しそしてこの混合物を50〜60℃で90分攪拌す
る。水性分散物を最後に、更に155g の脱イオン水で
希釈する。この分散物は54.0重量% の固形分含有
量、1950mPa.sの粘度(ブルックフィールド粘
度計、No.2のスピンドルで12回転/分にて25℃
で測定)および506nmの平均粒度(PCS、単一モ
ード評価)を有している。
【0057】8) 滴加ロート、羽根型攪拌機、還流冷
却器および温度計を備えた1リットルの四つ首フラスコ
中に、ビスフェノールA61g および330g /mol
のエポキシ当量のポリプロピレン−グリコール−ジグリ
シジルエーテル58g を窒素ガスの雰囲気で攪拌下に1
20〜130℃に加熱する。150mgの、Shell
Chemieの触媒1201を添加した後に、混合物
を更に160〜165℃に加熱しそして縮合生成物のエ
ポキシ当量が60,000g /molより大きくなるま
で、この温度に維持する。120℃に冷却し、ビスフェ
ノールAを基礎とするポリグリシジルエーテル(183
g /molのエポキシ当量)158.5g 、DOW D
eutschland Inc.のエポキシ樹脂XU
71891.00(ビスフェノールAとプロピレンオキ
サイドとの反応生成物のジグリシジルエーテル、340
g /molのエポキシ当量)および上記触媒200mg
を添加し、次いでこの混合物を、生成物から450g /
molのエ ポキシ当量を有するまで、160〜165
℃に再び加熱する。反応混合物を9 0〜95℃に冷却
した時に、実施例I.2)に従って製造された乳化剤7
6g を添加しそしてこの混合物を90分、充分に攪拌
し、その際に温度が80〜8 5℃に降下する。65g
の脱イオン水を約600回転/分の攪拌機速度で配量
供給しそしてこの混合物を60分攪拌する。最後に、溶
剤不含水性分散物を更 に185g の脱イオン水で希釈
しそしてRiedel−de Haen社の保 存剤M
ergal−K9N 860mgを添加する。この分散
物は53.8重 量% の固形分含有量、1200mP
a.sの粘度(ブルックフィールド粘度計 、No.2
のスピンドルで12回転/分にて25℃で測定)および
359nm の平均粒度(PCS、単一モード評価)を
有している。III.使用試験 本発明の分散物( 実施例II.3、II.8およびII.9) および
従来技術(ドイツ特許第3,643,751号明細書)
に従う分散物をいくつかの使用試験に付し、その結果を
以下の二つの表で比較する: 表1 本発明の分散物 実施例II.3 実施例II.7 ──────────────────────────────────── 分散物 100 部 100部 ヨーロッパ特許605号明細書、実施例5c 16.5部 22部 に従う硬化剤 ──────────────────────────────────── 指触乾燥性(室温) 150分 200分 不粘着性(室温) 240分 360分 24時間後の振かん硬度 90秒 30秒 7日後の振かん硬度 170秒 57秒 膜が濁るまでの時間 2時間 2.5時間 24時間貯蔵後の耐水性 1 0〜1 500時間の熱帯試験の後の ウエット膜接着性 盤目試験(cc)1 cc1 1週間後のエリクセン試験値 9mm 10mm 4週間後のエリクセン試験値 7mm 10mm ──────────────────────────────────── 表1(続き) 本発明の分散物 ドイツ特許第36 実施例II.8 43751 の分散物 ──────────────────────────────────── 分散物 100 部 100 部 ヨーロッパ特許605号明細書、実施例5c 20 部 20 部 に従う硬化剤 ──────────────────────────────────── 指触乾燥性(室温) 200分 45分 不粘着性(室温) 360分 110分 24時間後の振かん硬度 25秒 75秒 7日後の振かん硬度 48秒 145秒 膜が濁るまでの時間 2.5時間 3.5時間 24時間貯蔵後の耐水性 0〜1 1 500時間の熱帯試験の後の ウエット膜接着性 盤目試験(cc)1 cc 4 1週間後のエリクセン試験値 10mm 3mm 4週間後のエリクセン試験値 9mm 1mm ────────────────────────────────────試験条件の説明: 1.指触乾燥性:塗膜の上にばら蒔いたガラス製ビーズ
が、硬化後にもはや塗装用ブラシで除くことができな
い。 2.不粘着性 :ガラス製ビーズが硬化後に塗装用ブラ
シで除くことができる。 3.ケーニッヒ(Koenig)の振かん硬度:DIN
53,157 4.膜の濁り:硬化剤および分散物を混合した後に、2
00μm のウエット膜厚の膜をそれぞれ30分延伸す
る。硬化後の膜の濁り(haze)が加工時間の最後を
示しておりそして試験の結果として記録する。 5.室温で24時間貯蔵した後の耐水性:200μm の
ウエット膜厚の膜をガラス板の上で延伸し、室温で水中
に24時間貯蔵して試験した。評価の尺度は1=非常に
良好〜5=悪いである。 6.ウエット膜接着性:エナメル−ラッカを、酸洗いし
た鉄板の上にスプレーして、約50〜60μm の乾燥膜
厚をもたらす。7日間乾燥した後に、この被覆されたこ
の板を高温多湿(tropical)試験(40℃、1
00% の相対湿度)に付す。500時間の負 荷の後
に、この板状物を取り出しそして室温で2時間貯蔵し、
その後に碁盤目 試験によって接着性を測定する(IS
O2409)。 7.DIN ISO 1520に従う弾性の測定(“エ
リクセン試験値”):被覆された板を、7日、14日お
よび4週間乾燥した後にエリクセン深絞り 試験で試験
する。深絞りは、ラッカの表面に最初にクラックが生じ
るかまたは フィルムが基体から剥離し初めた時に中止
する。深絞り値はmmである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 イエルグ− ペーター・ガイスラー ドイツ連邦共和国、インゲルハイム、ゼ ルツタールストラーセ、137 (72)発明者 クラウス・ゴードアウ ドイツ連邦共和国、キートリッヒ、ハル ブリッターストラーセ、9 (72)発明者 ミッヒヤエル・ヘーネル ドイツ連邦共和国、ウイースバーデン、 タウヌスストラーセ、37 (56)参考文献 特開 昭63−168425(JP,A) 特開 昭58−114831(JP,A) 特開 平2−124931(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 63/00 C09D 163/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1)20〜75重量% (分散物全体を基
    準として)の (a)分子当たり平均して少なくとも一つ、好ましくは
    少なくとも二つのエポキシ基および90〜3000g/
    molのエポキシ当量を有する一種以上のエポキシ化合
    物50〜95重量% と (b)芳香族ポリオール5〜50重量%との縮合生成物
    であるエポキシ樹脂; (2)3〜20重量% (分散物全体を基準として)の (a)200〜20,000g /molの平均分子量
    (MW )を持つ脂肪族ポリオールと、分子当たり少なく
    とも二つのエポキシ基および90〜3000g /mol
    のエポキシ当量を持つエポキシ化合物との縮合生成物2
    0〜100重量% ──ただし、OH基とエポキシ基との
    当量比が1:0.85〜1:1.5でありそしてこの縮
    合生成物のエポキシ当量が5000〜400,000g
    /molである──、 (b)有機溶剤50重量% までおよび (c)水80重量% までを含有する乳化剤; (3)10重量% (分散物全体を基準として)までの、
    存在していてもよい(2)b)に相当する溶剤を含む有
    機溶剤;および (4)100重量% にする量の水を含有するエポキシ樹
    脂水性分散物を製造する方法において、エポキシ樹脂
    (1)を乳化剤(2)および場合によっては、(3)に
    相当する有機溶剤と最初に,15〜180分間、60〜
    200℃で攪拌しそして次に水と一緒に30〜100℃
    で攪拌することを特徴とする、上記方法。
  2. 【請求項2】 更に、慣用の添加物、硬化剤および/ま
    たは硬化性樹脂も分散物に添加する請求項1に記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 乳化剤を70〜120℃で添加する請求
    項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 水を50〜90℃で添加する請求項1に
    記載の方法。
  5. 【請求項5】 グリコール類、グリコール類とアルコー
    ル類および酸とのモノ−および/またはジエーテル類お
    よび−エステル類、炭素原子数1〜12の枝分かれした
    または直鎖状のアルキル残基を持つ脂肪族アルコール
    類、脂環式−および芳香脂肪族アルコール類、エステル
    類、ケトン類および芳香族溶剤が個々にまたは混合状態
    で有機溶剤として存在するもとで実施する請求項1に記
    載の方法。
  6. 【請求項6】 乳化剤(2)が80% までの水および5
    0% までの有機溶剤としてのグリコール類、グリコール
    類とアルコール類および酸とのモノ−および/またはジ
    エーテル類および−エステル類、炭素原子数1〜12の
    枝分かれしたまたは直鎖状のアルキル残基を持つ脂肪族
    アルコール類、脂環式−および芳香脂肪族アルコール
    類、エステル類、ケトン類またはそれらの混合物とで組
    成される水性媒体に溶解した溶液を用いて実施する請求
    項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 20〜80重量% の全水含有量の分散物
    を製造する請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 全量で10重量% までの有機溶剤を含有
    する分散物を製造する請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 乳化剤(2)の量が分散物全体を基準と
    して4〜15重量%である請求項1に記載の方法。
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