JP3340902B2 - 帯状の繊維集合体の製造方法及びその装置 - Google Patents

帯状の繊維集合体の製造方法及びその装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パルプ等からなる
帯状の繊維集合体の製造方法及びその装置に関するもの
であり、更に詳しくは、所定位置にて切断され、使い捨
ておむつや生理用ナプキンのような吸収性物品等の吸収
体として好適に用いられる帯状の繊維集合体の製造方法
及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】使い捨
ておむつや生理用ナプキンのような吸収性物品の製造装
置においては、一般に幾つかの渡り部がある。渡り部と
は、一般にコンベアとコンベアとの接続部分であって機
械装置が不連続になる部分をいう。かかる渡り部を有す
る製造装置を用いて吸収性物品を製造する場合には、下
記のような不都合が生じる。
【0003】即ち、上記吸収性物品に用いられる吸収体
は、フラッフパルプ等のパルプ繊維からなるパルプウエ
ブを具備する。そして、一般に、該パルプウエブには、
図8に示すようなフラップ部220と呼ばれる延出部
が、該パルプウエブ200の本体210の長手方向両側
縁部から外方に延出するように設けられている。そし
て、吸収性物品を製造する場合には、上記パルプウエブ
200は、先ず図9に示すような帯状の連続体300と
して製造され、上記フラップ部220に相当する部分に
は、図9に示すような耳部320が所定間隔をおいて形
成される。次いで、吸水性ポリマー及びパルプをティッ
シュ等の吸収紙で包持してなる台紙の上に上記帯状の連
続体が重ね合わされ、所定位置にて切断されることによ
り、積層構造の吸収体が得られる。更にこの吸収体は、
後続の工程において、トップシート及びバックシートの
連続体により挟持されると共に、ギャザーを形成するた
めに必要な弾性ゴムが該トップシート及びバックシート
間に配される。そして最後に、所定の位置で切断するこ
とにより吸収性物品が得られる。
【0004】ここで、上記台紙の幅は、上記パルプウエ
ブ200のうちの上記本体210の幅とほぼ等しいの
で、上記帯状の連続体300における耳部320は、上
記台紙からはみ出た状態のまま搬送されることとなる。
即ち、上記耳部320は上記台紙によって支持されてお
らず、パルプ繊維がゆるく絡み合っただけの密度の低い
状態(例えば、約0.02g/cm3 程度)にある。か
かるパルプウエブの帯状の連続体300が上記渡り部を
通過する過程においては、上述の通り上記耳部320は
上記台紙によって支持されていないので、上記渡り部を
通過する際の振動(衝撃)や自重により変形したり、場
合によっては破断してしまうことがある。
【0005】上記の不都合を回避すべく、例えば、下記
に述べるような提案(1)及び(2)等がなされてい
る。 (1)上記パルプウエブの帯状の連続体300が上記渡
り部を通過する際に、該渡り部の下方から圧縮エアをブ
ローして、垂下しようとする上記耳部320を水平に保
持する。 (2)上記耳部320を有しないような一定幅のパルプ
ウエブの帯状の連続体を用い、後工程においてトリミン
グすることにより所定形状となす。
【0006】しかしながら、上記提案(1)の方法で
は、上記耳部320の形状が曲線的であると、安定に保
持することが困難であるという欠点がある。また、上記
提案(2)の方法では、トリミング装置が別途必要とな
り製造設備が複雑となると共に、トリミングによってカ
ットされた部分が大量に発生し、製造コストが高くなる
という欠点がある。
【0007】従って、本発明の目的は、耳部を有する帯
状の繊維集合体を安定に且つ簡便に製造する方法及びそ
の装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明者らは鋭意検討したところ、パルプウエブの幅方
向における圧縮力をコントロールする、即ち、上記耳部
をより圧縮してその密度を高めることにより該耳部の剛
性が高まり、上記渡り部を通過する際にも該耳部の変形
や破断が防止され得ることを知見した。
【0009】本発明は、上記知見に基づきなされたもの
であり、ウエブ本体にその長手方向両側縁部から外方に
延出した相対向する一対の耳部が所定間隔を置いて設け
られた、パルプ繊維からなる帯状の繊維集合体の製造方
法において、上記繊維集合体の形成後、該繊維集合体を
その長手方向に沿って、少なくとも一方が通気性を有す
る一対のベルト間に挟持させて搬送し、 上記耳部に対応
する大径ロール及び上記ウエブ本体に対応する小径ロー
ルを具備する段付きロールと平滑ロールとからなり且つ
少なくとも一方のロールの表面が弾性部材から構成され
ている一対のロール圧縮手段によって、上記ベルトの上
下から、上記耳部を上記ウエブ本体よりも強力に圧縮す
ることを特徴とする帯状の繊維集合体の製造方法を提供
することにより、上記目的を達成したものである。
【0010】また、本発明は、上記方法に好ましく用い
られる装置として、ウエブ本体にその長手方向両側縁部
から外方に延出した相対向する一対の耳部が所定間隔を
置いて設けられた、パルプ繊維からなる帯状の繊維集合
体の製造装置であって、上記繊維集合体をその長手方向
に沿って挟持し且つ搬送させる一対のベルト;及び上記
耳部に対応する大径ロール及び上記ウエブ本体に対応す
る小径ロールを具備する段付きロールと平滑ロールとか
らなり且つ少なくとも一方のロールの表面が弾性部材か
ら構成されている一対のロール圧縮手段であって、上記
ベルトの上下から上記繊維集合体を圧縮可能なロール圧
縮手段;を有し、 上記ベルトの少なくとも一方が通気性
を有することを特徴とする帯状の繊維集合体の製造装置
を提供するものである。
【0011】本発明の製造方法においては、上記繊維集
合体のうち上記耳部が上記ウエブ本体よりも強く圧縮さ
れる。その結果、該耳部の密度は、該ウエブ本体の密度
よりも高くなる。即ち、該耳部の剛性が該ウエブ本体の
剛性よりも高くなるので、上記渡り部を通過する際の振
動(衝撃)や自重によって変形・破断することが防止さ
れる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の方法について図面
を参照して説明する。ここで、図1は本発明の製造方法
に好ましく用いられる装置を側面からみた概略図であ
り、図2は吸収紙、繊維集合体及び台紙が積層された状
態を示す模式図であり、図3は図2におけるA−A線断
面図であり、図4は図2におけるB−B線断面図であ
り、図5はプレスロールユニットを側面からみた概略図
であり、図6は図5におけるA−A線断面図であり、そ
して図7は繊維集合体の好ましい圧縮の状態を示す模式
図である。
【0013】図1に示す本発明の製造方法に好ましく用
いられる装置10は、積繊チャンバー12、積繊チャン
バー12の下方に位置する積繊ドラム14、該積繊ドラ
ム14とその最下部において当接するバキュームコンベ
ア16、該バキュームコンベア16と共に繊維集合体を
挟持し且つ搬送するプレスベルト18、並びに該バキュ
ームコンベア16及び該プレスベルト18を上下方向か
ら圧縮するプレスロールユニット20を有する。また、
上記バキュームコンベア16の進行方向折り返し部22
には、繊維集合体を次工程へと搬送するための搬送コン
ベア24が隣接して設けられ、該バキュームコンベア1
6と該搬送コンベア24との間には、渡り部26が存す
る。
【0014】図1に示す装置10においては、フラッフ
パルプ等のパルプ繊維は、積繊チャンバ12から積繊ド
ラム14上に積繊される。該積繊ドラム14の表面に
は、図2に示すような形状を有するパルプウエブの連続
体、即ち帯状の繊維集合体が形成されるような凹部(図
示せず)が設けられており、上記パルプ繊維は上記凹部
中に積繊し、その結果、上記連続体が形成される。な
お、上記パルプ繊維としては、上述のフラッフパルプの
みならず、吸収性物品の吸収体として通常用いられてい
るものを特に制限無く用いることができる。
【0015】上記積繊ドラム14は、図1に示す矢印方
向に回転しており、その最下部において通気性を有する
メッシュベルトからなるバキュームコンベア16と当接
している。該バキュームコンベア16には、その内部に
バキュームゾーン28が設けられており、該バキューム
コンベア16をその外方から吸引している。上記積繊ド
ラム14によって積繊・形成された帯状の繊維集合体
(図示せず)は、該積繊ドラム14の最下部において上
記バキュームコンベア16上に転移する。
【0016】上記繊維集合体の転移に際しては、該繊維
集合体と上記バキュームコンベア16との間に、吸水性
ポリマー及びパルプをティッシュ等の吸収紙で包持して
なる帯状の台紙(図示せず)が挿入されると共に、該繊
維集合体上にティッシュ等の帯状の吸収紙(図示せず)
が積層される。即ち、上記バキュームコンベア16上
に、上記台紙、上記繊維集合体及び上記吸収紙の3層構
造からなる帯状の積層体が形成される。該積層体は、上
記バキュームゾーン28による吸引によって、上記バキ
ュームコンベア16上に保持された状態で搬送される。
【0017】上記積層体について図2〜図4を参照して
説明すると、上述の通り、該積層体30は、上記台紙3
2、上記繊維集合体34及び上記吸収紙36がこの順に
積層されてなる帯状のものである。上記繊維集合体は、
ウエブ本体38にその長手方向両側縁部から外方に延出
した相対向する一対の耳部40が所定間隔を置いて設け
られた帯状のものであり、上述の通りパルプ繊維からな
るものである。図2〜図4に示すように、上記ウエブ本
体38部分における上記繊維集合体34の幅は、上記吸
収紙36の幅とほぼ同寸法である。また、上記耳部40
における上記繊維集合体34の幅は、上記台紙32及び
上記吸収紙36の幅よりも大きくなされている。即ち、
上記繊維集合体34は、そのウエブ本体38部分におい
て上記台紙によって支持されているが、上記耳部40に
おいてはこれを支持するものはない。
【0018】上記バキュームコンベア16上を搬送され
る上記積層体30は、図2に示すように、その全幅にわ
たって該バキュームコンベア16上に載置されている。
従って、上記繊維集合体における上記耳部40は、上記
台紙によって支持されてはいないものの、上記バキュー
ムコンベア16によって支持されているので、該バキュ
ームコンベア16上を搬送されている間は変形したり破
断することはない。
【0019】上記バキュームコンベア16上を搬送され
る上記積層体30は、該バキュームコンベア16とプレ
スベルト18との間に挿通され、更に前方に搬送され
る。即ち、上記繊維集合体34を含む上記積層体30
は、上記バキュームコンベア16と上記プレスベルト1
8とからなる一対のベルトの間に挟持され且つ搬送され
る。該プレスベルト18は、その幅が該バキュームコン
ベア16の幅とほぼ同寸法である。なお、上述の通り、
上記バキュームコンベア16は通気性を有するメッシュ
ベルトであり、上記プレスベルト18は、通気性を有し
ない平ベルト又は通気性を有するメッシュベルトのどち
らでもよい。このように、上記繊維集合体34を含む上
記積層体30を挟持し且つ搬送する上記一対のベルトの
少なくとも一方が通気性を有することにより、上記積層
体30の内部の空気が圧縮により外部に排除されると
き、上記積層体30の変化を防止できるので好ましい。
【0020】一対の上記ベルトに挟持され且つ搬送され
る上記積層体30は、更に前方に送られ、ロール圧縮手
段としてのプレスロールユニット20に達する。該プレ
スロールユニットについて図5及び図6を参照して説明
する。
【0021】図5及び図6に示すように、上記プレスロ
ールユニット20は、一対の上下ロール42及び44か
ら構成される。ここで、上ロール42は、平滑ロールで
ある。一方、下ロール44は、上記耳部に対応する大径
ロール46及び上記ウエブ本体に対応する小径ロール4
8を具備する段付きロールである。なお、図5及び図6
に示す下ロール44は、2つの大径ロール46の間に小
径ロールが配されており、且つ2つの大径ロール46及
び小径ロール48が一体化した段付きロールである。こ
の場合、上ロール42又は下ロール44の何れか一方は
上下方向に可動式になっており、ロール間は開閉自在に
なされている。
【0022】上ロール42及び下ロール44の材質には
特に制限はないが、少なくとも一方のロールの表面は弾
性を有する。ロールの表面が弾性を有することにより、
上記繊維集合体34に厚みや重量の分布がある場合で
も、上記耳部40を安定的に圧縮することができるので
好ましい。なお、図5及び図6に示すプレスロールユニ
ット20においては、下ロール44の表面が弾性部材5
0から構成されている。該弾性部材50としては、例え
ばゴム材料やプラスチック材料等を用いることができ
る。
【0023】上記プレスロールユニット20について更
に説明すると、図5及び図6に示すように、上ロール4
2は、上記プレスベルト18を介して、上記繊維集合体
34を含む上記積層体30を上方から圧縮する。一方、
下ロール44は、上記バキュームコンベア16を介し
て、上記繊維集合体を含む上記積層体30を下方から圧
縮する。
【0024】上記繊維集合体34を含む上記積層体30
の圧縮について図6を参照して説明すると、該積層体3
0は、上記バキュームコンベア16及び上記プレスベル
ト18に挟持された状態で、上下ロール42及び44に
よって圧縮される。この場合、上述の通り、上記バキュ
ームコンベア16はメッシュベルトであり可撓性を有す
るから、上記積層体30を介しての上ロール42による
押圧により、下ロールの表面形状に沿って変形する。従
って、下ロール44のうちの小径ロール48と、上ロー
ル42との間に挿通される上記積層体(即ち、上記台紙
32、上記繊維集合体34のウエブ本体38、及び上記
吸収紙36)はそれ程強くは圧縮されない。一方、下ロ
ール44のうちの大径ロール46と、上ロール42との
間に挿通される部分、即ち、上記繊維集合体34の耳部
40は強く圧縮される。その結果、上記繊維集合体34
のうち、上記耳部40は上記ウエブ本体38よりも強力
に圧縮される。従って、圧縮された上記耳部40は、そ
の密度が高まることにより剛性が高まるので、渡り部を
通過する際にもその変形や破断が防止される。
【0025】このように、上記耳部40は、その剛性が
上げられることにより、安定的に渡り部を通過すること
ができる。
【0026】また、本発明においては、図7に示すよう
に、上記繊維集合体34のうち、上記耳部40及び上記
ウエブ本体38の長手方向両側部52が、該ウエブ本体
38の長手方向中央部付近54よりも強力に圧縮されて
いることが一層好ましい。上記繊維集合体34をこのよ
うに圧縮することで、圧縮される部分が連続の帯状とな
るので、上記耳部40の剛性が一層高まり、該耳部40
の変形や破断が一層防止される。この場合、上記ウエブ
本体38が圧縮される幅Wは、その長手方向側縁部から
内側に15〜20mmであることが十分な剛性を得る点
から好ましい。
【0027】上記プレスロールユニット20により圧縮
を受けた上記繊維集合体34は、図1に示すように、渡
り部26を経て、搬送コンベア24により吸収性物品の
製造において通常行われる後工程へと移送される。この
場合、上記繊維集合体34における上記耳部40は、上
述の通り圧縮を受け、その剛性が高くなっているので、
該繊維集合体34が上記渡り部26を通過する際にも、
該耳部40が変形したり破断することが防止される。な
お、上記後工程としては、一般に、上記帯状の積層体3
0を所定の位置にて切断して個々の吸収体にする工程、
該吸収体の下にバックシートの連続体を配すると共に、
ウエストギャザー及びレッグギャザーを形成するための
弾性ゴムを該バックシート上に貼設する工程、該吸収体
を覆うようにトップシートの連続体を配し且つ該トップ
シートと該バックシートとを接合する工程、並びに該ト
ップシートと該バックシートとの接合部を切断して個々
の吸収性物品にする工程等が含まれる。
【0028】本発明の製造方法は、所定形状で形成され
た帯状の繊維集合体が、コンベアの渡り部を通過する前
に適用されることが特に効果的である。しかしながら、
本発明の製造方法は、かかる場合にのみ適用されるもの
ではなく、吸収性物品の製造における他の工程において
も必要に応じて適用されるものである。
【0029】以上、本発明を、その好ましい実施形態に
基づき説明したが、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、種々の変更形態が可能である。例えば、
上記下ロール44においては、大径ロール46及び小径
ロール48は一体化せずに別体となしてもよい。また、
上記繊維集合体34は、上記台紙32及び上記吸収紙3
6と共に圧縮しなくてもよく、該繊維集合体34単独で
圧縮してもよい。また、上記プレスロールユニットにお
いては、上ロールを段付きロールとし、下ロールを平滑
ロールとしてもよい。また、上記繊維集合体34は上記
積繊ドラム14によって形成される代わりに他の手段に
よって形成されてもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、耳部を有する繊維集合
体の製造に際して、該耳部をより圧縮してその密度を高
めることにより該耳部の剛性が高まり、該繊維集合体が
渡り部を通過する際にも該耳部の変形や破断が防止され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法に好ましく用いられる装置を
側面からみた概略図である。
【図2】吸収紙、繊維集合体及び台紙が積層された状態
を示す模式図である。
【図3】図2におけるA−A線断面図である。
【図4】図2におけるB−B線断面図である。
【図5】プレスロールユニットを側面からみた概略図で
ある。
【図6】図5におけるA−A線断面図である。
【図7】繊維集合体の好ましい圧縮の状態を示す模式図
である。
【図8】吸収性物品に用いられるパルプウエブを示す模
式図である。
【図9】パルプウエブが連続して形成される状態を示す
模式図である。
【符号の説明】
12 積繊チャンバー 14 積繊ドラム 16 バキュームコンベア 18 プレスベルト 22 プレスロールユニット 24 搬送コンベア 26 渡り部 28 バキュームゾーン 30 積層体 32 台紙 34 繊維集合体 36 吸収紙 38 ウエブ本体 40 耳部 42 上ロール 44 下ロール 46 大径ロール 48 小径ロール 50 弾性部材 52 ウエブ本体の長手方向側縁部 54 ウエブ本体の長手方向中央部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエブ本体にその長手方向両側縁部から
    外方に延出した相対向する一対の耳部が所定間隔を置い
    て設けられた、パルプ繊維からなる帯状の繊維集合体の
    製造方法において、 上記繊維集合体の形成後、該繊維集合体をその長手方向
    に沿って、少なくとも一方が通気性を有する一対のベル
    ト間に挟持させて搬送し、 上記耳部に対応する大径ロール及び上記ウエブ本体に対
    応する小径ロールを具備する段付きロールと平滑ロール
    とからなり且つ少なくとも一方のロールの表面が弾性部
    材から構成されている一対のロール圧縮手段によって、
    上記ベルトの上下から、 上記耳部を上記ウエブ本体より
    も強力に圧縮することを特徴とする帯状の繊維集合体の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 上記耳部及び上記ウエブ本体の長手方向
    両側部を、該ウエブ本体の長手方向中央部付近よりも強
    力に圧縮する、請求項1記載の繊維集合体の製造方法。
  3. 【請求項3】 ウエブ本体にその長手方向両側縁部から
    外方に延出した相対向する一対の耳部が所定間隔を置い
    て設けられた、パルプ繊維からなる帯状の繊維集合体の
    製造装置であって、 上記繊維集合体をその長手方向に沿って挟持し且つ搬送
    させる一対のベルト;及び上記耳部に対応する大径ロー
    ル及び上記ウエブ本体に対応する小径ロールを具備する
    段付きロールと平滑ロールとからなり且つ少なくとも一
    方のロールの表面が弾性部材から構成されている一対の
    ロール圧縮手段であって、上記ベルトの上下から上記繊
    維集合体を圧縮可能なロール圧縮手段;を有し、 上記ベルトの少なくとも一方が通気性を有 することを特
    徴とする帯状の繊維集合体の製造装置。
  4. 【請求項4】 上記大径ロール及び上記小径ロールが一
    体化している、請求項記載の繊維集合体の製造装置。
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