JP3339843B2 - Icカードによる電子決済方法 - Google Patents

Icカードによる電子決済方法

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JP3339843B2 JP32723099A JP32723099A JP3339843B2 JP 3339843 B2 JP3339843 B2 JP 3339843B2 JP 32723099 A JP32723099 A JP 32723099A JP 32723099 A JP32723099 A JP 32723099A JP 3339843 B2 JP3339843 B2 JP 3339843B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカードを用い
た電子決済システムに関し、特にデビット方式による電
子決済システムに関する。
【0002】
【従来の技術】情報通信ネットワークを基盤とする電子
商取引が進展しつつある中で、確実で安全性の高い電子
決済システムの構築が重要な課題となっている。電子決
済システムの1つであるデビット方式を適用した、いわ
ゆるデビット・カードが我国でも本年から使用開始され
た。デビット方式においては、顧客が加盟店において商
品等を購入する際に加盟店が顧客の銀行預金口座残高を
確認し、購入代金を顧客の口座から引落し、加盟店の口
座に移転することとなる。従って、加盟店にとって代金
未払いのリスクがない。この処理において顧客は、通常
デビット・カードを加盟店に提示し、加盟店は、当該カ
ードを店舗に設置された端末に適用することにより、ネ
ットワークを通して当該顧客の銀行預金口座残高を確認
する。
【0003】基本的に従来のデビット・カード・システ
ムにおいては、顧客と加盟店が商品等を売買取引する都
度、当該顧客の預金口座の残高照会をオンラインにてか
つリアルタイムにて実行している。ただし、実際に決済
を行うためには、当該取引の具体的内容及び価格等のデ
ータを含む売上データを伝送する必要があるが、この売
上データ伝送を残高照会と同時に行って即時口座引落と
しを実行するシングル・メッセージ方式と、残高照会と
は別に時間的に遅れて売上データを伝送し引落としを実
行するデュアル・メッセージ方式とがある。これらは、
口座引落としがリアルタイム処理であるかバッチ処理で
あるかの違いがあるのみで本質的な差異はない。
【0004】図11は、シングル・メッセージ方式によ
るデビット・カード・システム100を概略的に示した
構成図である。実線はリアルタイム処理を、点線及び破
線はバッチ処理を示す。図12は、図11に示すシステ
ムにおける通常の売買取引処理の流れ図である。図11
を参照しつつ図12の流れ図を説明する。デビット・カ
ード11は、デビット・イシュア30が発行する。我国
では銀行がデビット・イシュアとなり得る。デビット・カ
ード11のカード保有者10は、加盟店20での商品等
購入においてデビット・カード11により決済すること
ができる。先ず図12のステップ111において、売買
取引しようとする顧客すなわちカード保有者が加盟店に
対してデビット・カード11を提示し、カード・システ
ムによる決済処理を依頼する。次に、ステップ112に
おいて、加盟店端末12に当該カード11を適用し、ネ
ットワーク13を介しオンラインにてカード保有者の銀
行預金口座14の残高を照会する。すなわち、カード保
有者の口座残高が取引対象の商品価格より多いか否かを
確認する。ここで、カード保有者の口座14は、当該デ
ビット・カードの発行者である銀行に存する口座であ
る。シングル・メッセージ方式においては、このとき同
時に売上データも共に伝送される。口座残高が商品価格
よりも多ければ、ステップ113において、カード保有
者の口座から引落としを実行する。その後、ステップ1
14において、加盟店端末12を介し所定の印刷出力等
により処理結果が通知される。その後ステップ115に
おいてバッチ処理にて決済が行われる。ステップ112
において、カード保有者の口座残高が商品価格に満たな
ければ、取引拒否され、ステップ116においてその旨
が通知される。
【0005】図11に示すバッチ処理による決済は例示
であって図示の構成に限られない。通常は、デビット・
アクアイアラ17(加盟店契約を行う者)が、加盟店口
座15へ代金の立替払いを行い、デビット・アクアライ
ア17は、カード保有者の口座14から代金を回収す
る。デビット・アクアライア17は複数となる場合があ
り、その場合決済処理が煩雑となるので1つのブランド
16が一括して決済処理を行うことが一般的である。デ
ビット・イシュア30、デビット・アクアライア17及
びブランド16は、機能的区別であって必ずしも別個の
組織である必要はなく、一組織が複数の機能を兼ねる場
合もあり得る。
【0006】図13は、デュアル・メッセージ方式によ
るデビット・カード・システム200を概略的に示した
構成図である(以下、各図面における共通または類似の
構成要素については同一の符号を用いる)。図14は、
図13に示すシステムにおける通常の売買取引処理の流
れ図である。図13を参照しつつ図14の流れ図を説明
する。先ず図14のステップ211において、売買取引
しようとする顧客すなわちカード保有者10が加盟店2
0に対してデビット・カード11を提示し、カード・シ
ステムによる決済処理を依頼する。次に、ステップ11
2において、加盟店端末12に当該カード11を適用
し、ネットワーク13を介しオンラインにてカード保有
者の銀行預金口座14の残高を照会する。すなわち、カ
ード保有者の口座残高が取引対象の商品価格より多いか
否かを確認する。ここで、カード保有者の口座14は、
当該デビット・カードの発行者(図13中、デビット・
イシュア20)である銀行における口座である。デュア
ル・メッセージ方式においては、このとき売上データは
同時に伝送されない。口座残高が商品価格よりも多けれ
ば、ステップ213において、カード保有者の口座内に
商品価格に相当する保留預金を確保する。この保留預金
の部分は預金拘束され、引出し不能となる。これは、口
座引落しがリアルタイム処理されないことによる代金未
払いのリスクを回避するためである。その後、ステップ
214において、加盟店端末12を介し所定の印刷出力
等により処理結果が通知される。さらにステップ215
において、所定の時点で売上データがバッチ処理でネッ
トワーク13を通して伝送された後、保留預金の減額す
なわち口座引落としが実行され、その後ステップ215
において前述のシングル・メッセージ方式と同様に決済
処理が行われる。ステップ212において、カード保有
者の口座残高が商品価格に満たなければ、取引拒否さ
れ、ステップ217においてその旨が通知される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上述べた通り、従来
のデビット・カード・システムは、売買取引の都度、顧
客の口座残高をリアルタイムにてオンライン照会し即時
引落としまたは即時預金保留を実行するため、代金未払
いのリスクはないが、一方、その通信コスト及び通信処
理時間の負担が大きな問題となる。特に、販売単価が低
額になればなるほど売上金額に占める処理コストの割合
が高くなることは、リテール分野における発展が期待さ
れる当該システムにおいて大きな障害となるものであ
る。
【0008】また一方、電子決済用カードに要求される
セキュリティを確保するため、従来の磁気カードからI
Cカードへの移行が進みつつある。ICカードは、磁気
カードに比べ改竄・偽造等が困難であることに加えて、
大量の情報を保有できるという利点を備える。従って、
従来、カード発行者の顧客マスタすなわちコンピュータ
により管理していた情報(未払い残高、引出可能残高、
口座残高等)をICカード内に保有し管理することによ
り、従来の口座照会等のオンライン処理を不要とできる
可能性がある。
【0009】以上の状況に鑑み、本発明は、電子決済シ
ステムの1つであるデビット・カード・システムにおい
実行される方法であって、セキュリティ性の高いIC
カードを用いることにより、リアルタイム照会による通
信コストを大幅に低減できかつ支払い代行者等にとって
未払いによる損害リスクが回避できる電子決済方法を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を解決するべ
く、本発明は以下の構成を提供する。
【0011】
【0012】(1)本発明によるICカードを用いた電
子決済方法においては、ICカードを発行する銀行のコ
ンピュータが、カード保有者の口座内にICカード内残
高とオフライン売上未決済額との和に相当する保留預金
の枠を設け、前記コンピュータとネットワークを介して
接続された加盟店端末が、取引代金の電子決済にあたり
ICカード内に記憶されているICカード内残高上限値
及びICカード内残高を読み取り、該ICカード内残高
が該取引代金以上であるか否かを判断し、該取引代金以
上であると判断した場合には、該ICカード内残高から
該取引代金を減額した後に、該取引代金に係る売上デー
タをバッチ処理にてネットワークを介して前記コンピュ
ータへ伝送し、前記コンピュータが、前記売上データに
基づいて前記保留預金内の前記ICカード内残額及び前
記オフライン売上未決済額を更新した後、該保留預金内
の該オフライン売上未決済額の口座引落しを実行するこ
とを含むICカードによる電子決済方法において、次の
ステップを構成要素として有することを特徴とする。 (a)前記加盟店端末が、前記ICカード内残高が前記
取引代金に満たないと判断した場合には、リアルタイム
かつオンラインにて前記カード保有者の口座を照会し、
「(カード保有者口座残高−保留預金)+ICカード内
残高」が該取引代金以上であるか否かを判断するステッ
プ。 (b)前記ステップ(a)で前記加盟店端末が「(カー
ド保有者口座残高−保留預金)+ICカード内残高」が
該取引代金以上であると判断した場合に、前記コンピュ
ータがリアルタイムで該カード保有者口座残高から該取
引代金の口座引落しを実行するステップ。 (c)前記ステップ(b)の後、前記加盟店端末が
「(カード保有者口座残高−保留預金)+ICカード内
残高」が前記ICカード内残高上限値以上であるか否か
を判断するステップ。 (d)前記ステップ(c)で前記加盟店端末がICカー
ド内残高上限値以上であると判断した場合に、前記加盟
店端末が前記ICカード内のICカード内残高を該IC
カード内残高上限値まで回復すると共に、前記コンピュ
ータが前記保留預金を「ICカード内残高+オフライン
売上未決済額」に更新するステップ。
【0013】(2)上記(1)のICカードを用いた電
子決済方法においてさらに、(e)前記ステップ(c)
で前記加盟店端末がICカード内残高上限値に満たない
と判断した場合に、前記加盟店端末が前記ICカード内
の前記ICカード内残高を「カード保有者口座残高−オ
フライン売上未決済額」に回復すると共に、前記コンピ
ュータが前記保留預金を「ICカード内残高+オフライ
ン売上未決済額」に更新するステップを有することを特
徴とする。
【0014】(3)上記(1)のICカードを用いた電
子決済方法においてさらに、(f)前記ステップ(a)
で前記加盟店端末が「(カード保有者口座残高−保留預
金)+ICカード内残高」が該取引代金に満たないと判
断した場合に、該加盟店端末がICカードによる電子決
済を拒否するステップと、(g)上記ステップ(f)の
後、前記加盟店端末が「(カード保有者口座残高−保留
預金)+ICカード内残高」が前記ICカード内残高上
限値以上であるか否かを判断するステップと、(h)前
記ステップ(g)で前記加盟店端末がICカード内残高
上限値以上であると判断した場合に、該加盟店端末が前
記ICカード内のICカード内残高を該ICカード内残
高上限値まで回復すると共に、前記コンピュータが前記
保留預金を「ICカード内残高+オフライン売上未決済
額」に更新するステップとを有することを特徴とする。
【0015】(4)上記(3)のICカードを用いた電
子決済方法においてさらに、(i)前記ステップ(g)
で前記加盟店端末が「(カード保有者口座残高−保留預
金)+ICカード内残高」が前記ICカード内残高上限
値に満たないと判断した場合に、該加盟店端末が前記I
Cカード内の前記ICカード内残高を「カード保有者口
座残高−オフライン売上未決済額」に回復すると共に、
前記コンピュータが前記保留預金を「ICカード内残高
+オフライン売上未決済額」に更新するステップを有す
ることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図10を参照して
本発明によるデビット・カード・システムの実施形態を
説明する。先ず図1により、主要な構成要素を定義す
る。図1(A)は、デビット・カード保有者が開設してい
る銀行預金口座14を模式的に示している。円柱全体
が、カード保有者の預金口座の残高21を示す。口座残
高21は、保留預金22の部分とそれ以外の部分23か
らなる。保留預金22は預金拘束された部分であり、預
金引出不能の部分である。因みに、デビット・カード申
込時においては、保留預金22の額は、図1(B)に示す
ICカード内残高上限値41と同額に設定される。
【0017】売買取引が実行されると、保留預金22の
額は変動するが、その内訳は、「ICカード内残高+オ
フライン売上未決済額」となる。これについては後述の
説明から明らかとされる。
【0018】預金口座残高21内に、保留預金22の部
分が存在する場合、預金者がICカード以外の手段で自
由に利用可能な口座残高は、「カード保有者口座残高−
保留預金」すなわち符号23で示す部分となる。
【0019】図1(B)は、本システムで用いられるデビ
ット・カードすなわちICカード11の構成を模式的に
示している。ICカード11内には、ICチップ40が
組み込まれており、加盟店端末を通して所定のデータの
読取書込が可能である。本システムにおいては、ICチ
ップ40内に少なくともカード保有者のICカード内残
高上限値41と、IC内カード内残高42とが記憶され
ている。ICカード内残高上限値41とは、ICカード
内に確保している残高の上限値であり、カード申込時に
設定される固定値である。ICカード内残高は、現在I
Cカードに確保している残高であり、カード保有者が売
買取引を実行すると変動する。
【0020】図2は、本システムによる最も基本的な処
理を示す概略構成図であり、図3はその流れ図である。
図2中、実線はリアルタイム処理を、点線及び破線はバ
ッチ処理を示す(以下の同様の図面において同じ)。図
3のステップ311において、カード保有者10が加盟
店20において商品等を購入しようとし、デビット・カ
ード11による決済処理を依頼する。依頼を受けた加盟
店20は、ICカード11を加盟店端末12に適用す
る。そしてステップ312において、ICカード11内
のICカード内残高が商品価格以上であるか否かを判断
する。ICカード内残高が商品価格以上であれば、ステ
ップ313において加盟店端末12は、カード保有者の
銀行口座14を照会することなく当該商品等の売買取引
を承認する。そして、ICカード内残高を商品価格に相
当する額だけ減額する処理を行う。ステップ314にお
いて、カード保有者10へICカード11を返却すると
共に処理結果(取引内容の詳細を含む印刷出力等)を渡
す。このように、本システムの特徴の1つは、ICカー
ド11内の残高が十分であると判断された場合には、ネ
ットワーク13を介するリアルタイムでオンラインの口
座残高照会を実行することなく、当該売買取引を承認す
ることである。本システムでは、この処理を「オフライ
ン承認」と称する。
【0021】その後のステップは、バッチ処理で行われ
る。例えば、幾つかの取引をまとめて毎日または数日後
にネットワーク13を介して銀行30へ新規の売上デー
タが伝送される。この新規売上データに基づいて、カー
ド保有者口座14内の保留預金22の内容が更新され
る。すなわち、図1(A)中の保留預金22内のオフライ
ン売上未決済額に対して、新規売上データに含まれる商
品価格に相当する額が加えられる。
【0022】次にステップ315の口座引落しが実行さ
れることにより、保留預金22内のオフライン売上未決
済額が引落とされる。これにより、保留預金22内から
オフライン売上未決済額が消失し、保留預金22は、新
規売上データに含まれる売買取引後のICカード内残高
と一致することとなる。
【0023】さらにステップ316において、やはりバ
ッチ処理にて加盟店口座への支払い及び支払い代行者間
での精算が行われ決済が完了する。
【0024】図4及び表1は、図2及び図3に示した処
理の簡単な実例を示している。このカードのICカード
内残高上限値は1万円に設定されており、処理依頼時
(図3のステップ311)におけるICカード内残高は
上限値まで残っている。一方、この時点のカード保有者
の口座残高は3万円であり、ICカード内残高上限値と
同額の保留預金の枠が1万円設定されている。
【0025】カード保有者が8千円の商品を購入しよう
としたとする。ICカード内残高が商品価格以上である
のでオフライン承認される(図3のステップ313)。
この時点で、ICカード内残高は商品価格分だけ減額さ
れて2千円となるが、一方、預金口座の状態には変動が
ない。その後、バッチ処理で売上データが銀行へ送られ
ると、保留預金内にオフライン決済未処理額8千円が設
定され、口座引落しが実行されるとこの額が引落とされ
る(図3のステップ315)。従って、口座引落し後、
口座の保留預金額は2千円となる。当然ながら、カード
保有者の口座残高全体も8千円減額となり22,000円とな
る。
【0026】
【表1】
【0027】上記の通り、ICカード内残高が商品価格
以上である限り、オフライン承認による売買取引が可能
となる。これにより、従来売買取引の都度行われていた
リアルタイム・オンライン承認のコストを大幅に削減す
ることができる。
【0028】しかしながら、ICカード内残高は、商品
購入する毎に減額されていくので、いずれは、ICカー
ド内残高が商品価格に満たない事態が生じる。すなわち
図3のステップ312において否(N)と判断される場
合である。本システムでは、かかる事態の処理も配慮さ
れている。
【0029】図5は、図3のステップ312においてI
Cカード内のICカード内残高が商品価格に満たないと
判断された場合の処理の概略構成図であり、図6はその
流れ図である。先ず、図6のステップ411において、
加盟店端末12は、ネットワーク13を介しカード保有
者の預金口座14に対してリアルタイム・オンライン照
会を実行し、「(カード保有者口座残高−保留預金)+I
Cカード内残高」が商品価格以上であるか否かを判断す
る。言い換えるならば、カード保有者口座残高のうちオ
フライン売上未決済額を除いた部分の額(すなわちカー
ド保有者の利用可能な口座残高)が、商品購入可能な額
であるか否かを判断する。ステップ411において、カ
ード保有者の利用可能な口座残高が商品価格以上である
ならば、ステップ412において、リアルタイムで口座
引落しが実行される。
【0030】次に、ステップ413乃至415におい
て、リアルタイム・オンライン処理によりICカード内
の残高回復処理が実行される。先ず、ステップ413に
おいて、「(カード保有者口座残高−保留預金)+ICカ
ード内残高」が、設定されたICカード内残高上限値以
上であるか否かを判断する。カード保有者の利用可能な
口座残高が、ICカード内残高上限値以上であれば、新
たに上限値一杯までICカード内残高を回復させること
ができる。従って、ステップ414においてICカード
内残高を上限値まで回復させる。一方、カード保有者の
利用可能な口座残高が、ICカード内残高上限値に満た
ない場合は、ステップ415において、ICカード内残
高を「カード保有者口座残高−オフライン売上未決済
額」に更新する。ステップ415の場合、上限値には満
たないがカード保有者の利用可能な最大限の値までカー
ド内残高が回復されることとなる。
【0031】ステップ414または415において、I
Cカード内残高の回復処理を行った後、ステップ416
において、カード保有者の口座残高における保留預金の
回復処理を行う。保留預金は、「ICカード内残高+オ
フライン売上未決済額」となるように更新される。
【0032】次に、ステップ417において処理結果
が、カード保有者に渡される。その後ステップ418に
おいて、バッチ処理による決済が完了する。
【0033】このように、本システムにおいては、カー
ド保有者が意識的にICカード内の残高回復処理を行う
必要がない。カード保有者の口座残高が十分である限
り、売買取引が可能であることはもちろんのこと、もし
ICカード内残高が上限値以下に減少していれば自動的
に上限値まで回復されることになる。従って、本システ
ムのカード保有者は、カード内残高に注意を払う必要が
ない。例えば、従来、預金口座から電子マネーをICカ
ードに移転して利用するシステムがあるが、そのような
システムでは、カード保有者は常にカード内残高が十分
であるか否かに注意する必要があり、カード保有者自ら
がカード内に電子マネーを再充填しなければならない。
かかる電子マネー・システムと比較して本システムは、
格段に利用者にとっての利便性に優れている。
【0034】図7及び表2は、図5及び図6に示した処
理の簡単な実例を示している。カードのICカード内残
高上限値は1万円に設定されているが、処理依頼時(図
3のステップ311)におけるICカード内残高は1千
円まで減少している。一方、この時点のカード保有者の
口座残高は2万2千円であり、そのうち保留預金の額は
2千円となっている。保留預金のうち、1千円はオフラ
イン売上未決済額分である。
【0035】このとき、カード保有者が1万6千円の商
品を購入しようとしたとする。ICカード内残高1千円
が商品価格に満たないので(図3のステップ312)、
リアルタイム・オンラインでの処理が開始される。オン
ライン照会により、「(カード保有者口座残高−保留預
金)+ICカード内残高」が2万1千円であり、商品価
格1万6千円以上であると判断されるので、オンライン
口座引落しが実行される。引落し後、カード保有者口座
残高は6千円となり、このうち保留預金が2千円(内1
千円はオフライン売上未決済額)となる。
【0036】次にICカード内残高回復処理が行われ
る。この場合、カード保有者の利用可能な口座残高4千
円とICカード内残高1千円を合計してもICカード内
残高上限値の1万円に満たない。従って、カード保有者
口座残高6千円からオフライン売上未決済額1千円を差
し引いた5千円を新たなICカード内残高とする。
【0037】さらに、カード保有者口座の保留預金回復
処理において、ICカード内残高5千円にオフライン売
上未決済額1千円を加えた6千円が新たな保留預金とさ
れる。すなわち、カード保有者の口座残高全体が保留預
金となるため、自由に引出可能な部分はなくなる。
【0038】
【表2】
【0039】最後に、図6のステップ411において、
「(カード保有者口座残高−保留預金)+ICカード内残
高」が商品価格に満たなかった場合の処理について説明
する。図8は、この場合の処理の概略構成図を示してお
り、図9は流れ図を示す。この場合、カード保有者の利
用可能な口座残高が商品価格に満たないため、売買取引
を承認することができない。従って、ステップ511に
おいて、取引拒否が決定される。
【0040】しかしながら、引き続きステップ512乃
至514において、図6のステップ413乃至415と
同様に、ICカード内残高回復処理が実行される。先
ず、ステップ512において、「(カード保有者口座残
高−保留預金)+ICカード内残高」が、設定されたI
Cカード内残高上限値以上であるか否かを判断する。カ
ード保有者の利用可能な口座残高が、ICカード内残高
上限値以上であれば、新たに上限値一杯までICカード
内残高を回復させることができる。従って、ステップ5
13においてICカード内残高を上限値まで回復させ
る。一方、カード保有者の利用可能な口座残高が、IC
カード内残高上限値に満たない場合は、ステップ514
において、ICカード内残高を「カード保有者口座残高
−オフライン売上未決済額」に更新する。ステップ51
4の場合、上限値には満たないがカード保有者の利用可
能な最大限の値までカード内残高が回復される。
【0041】さらに、ステップ515において、カード
保有者の口座残高における保留預金の回復処理を行う。
保留預金は、「ICカード内残高+オフライン売上未決
済額」となるように更新される。最後に、ステップ51
6において、売買取引が拒否された旨並びにICカード
内残高の回復の処理結果が、カード保有者に渡される。
【0042】図8及び図9に示すように、売買取引自体
は拒否される場合であっても、オンライン照会を行うこ
とによりICカード内残高の回復及び保留預金の回復処
理は自動的に実行される。
【0043】図10及び表3は、図8及び図9に示した
処理の簡単な実例を示している。カードのICカード内
残高上限値は1万円に設定されているが、処理依頼時
(図3のステップ311)におけるICカード内残高は
2千円まで減少している。一方、この時点のカード保有
者の口座残高は2万2千円であり、そのうち保留預金の
額は2千円となっている。この例では、保留預金のうち
にオフライン売上未決済額分はない。
【0044】このとき、カード保有者が2万4千円の商
品を購入しようとしたとする。先ず、ICカード内残高
2千円が商品価格に満たないので(図3のステップ31
2)、リアルタイム・オンラインでの処理が開始され
る。オンライン照会の結果、「(カード保有者口座残高
−保留預金)+ICカード内残高」が2万2千円であ
り、商品価格2万4千円に満たないので(図6のステッ
プ411)、売買取引の拒否が決定される。従って、こ
の時点ではICカード内及びカード保有者口座内に変動
は生じない。その後、ICカード内残高回復処理が行わ
れる。この場合、カード保有者の利用可能な口座残高2
万円とICカード内残高2千円を合計すると、ICカー
ド内残高上限値の1万円以上となる。従って、ICカー
ド内残高をICカード内残高上限値の1万円まで回復さ
せる。
【0045】さらに、カード保有者口座の保留預金回復
処理において、ICカード内残高1万円が新たな保留預
金とされる。この場合、オフライン売上未決済額分がな
いからである。本システムにおいては、オンライン取引
拒否の場合であっても、ICカード内残高及び保留預金
の回復処理が自動的に実行され、カード保有者にとって
最大限の利便性が確保されることとなる。
【0046】
【表3】
【0047】
【発明の効果】以上述べた通り、本発明は、セキュリテ
ィ性の高いICカードを用いたデビット・カード・シス
テムにおいて、ICカード内に記憶されたカード内残高
が商品価格以上であれば、オンライン照会を行うことな
く、オフラインにて取引承認を行うことにより、リアル
タイム・オンライン照会の実行頻度を低減することがで
きる。これにより、従来システムにおいて取引毎にリア
ルタイム・オンライン照会に要していたコストが大幅に
削減される。従って、本デビット・カード・システム
は、リテール分野を含む広い金融分野における実際的な
電子決済システムとして極めて有効なシステムとなり得
る。
【0048】加えて、支払い代行者等にとって、カード
保有者の口座内に保留預金枠が設けられることにより、
売買取引の都度オンライン照会及びリアルタイム口座引
落しを行わないことによる未払いのリスクが確実に回避
できることも本システムの利点である。
【0049】さらに、本システムは、カード保有者にと
っても利便性に優れている。オフライン承認で支払い可
能という点では、従来の電子マネー・システムとの共通
点を有するが、利用者にとって金銭価値の再充填を行う
手間が不要であり、ICカード内残高が自動回復される
という点において画期的である。またそれと同時に、預
金口座内のカード利用可能枠すなわち保留預金もまた自
動更新されるという点でも画期的である。
【0050】また、ICカード内残高上限値が、未払い
リスク回避のために低く抑えられている場合であって
も、オフライン処理からオンライン処理へと自動的に切
り替わることにより、カード保有者の預金口座残高をチ
ェックをして高額の買い物にも対応することができる。
このように本発明は、極めて柔軟性の高い電子決済サー
ビスを提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、デビット・カード保有者が開設してい
る銀行預金口座を模式的に示す図であり、(B)は、IC
カード内に記憶される情報を模式的に示す図である。
【図2】本発明による最も基本的処理を示す概略構成図
である。
【図3】図2の処理の流れ図である。
【図4】図2及び図3に示した処理の簡単な実例を模式
的に示す図である。
【図5】図3のステップ312において、否(N)と判
断された場合の処理の概略構成図である。
【図6】図5の処理の流れ図である。
【図7】図5及び図6に示した処理の簡単な実例を模式
的に示す図である。
【図8】図6のステップ411において、否(N)と判
断された場合の処理の概略構成図である。
【図9】図8の処理の流れ図である。
【図10】図8及び図9に示した処理の簡単な実例を模
式的に示す図である。
【図11】従来のシングル・メッセージ方式によるデビ
ット・カード・システムを概略的に示した構成図であ
る。
【図12】図11に示すシステムにおける通常の売買取
引処理の流れ図である。
【図13】従来のダブル・メッセージ方式によるデビッ
ト・カード・システムを概略的に示した構成図である。
【図14】図13に示すシステムにおける通常の売買取
引処理の流れ図である。
【符号の説明】
10 カード保有者 11 デビット・カード(ICカード) 12 加盟店端末 13 ネットワーク 14 カード保有者の口座 15 売上データ 16 ブランド 17 デビット・アクアイアラ 18 加盟店の口座 20 加盟店 21 カード保有者口座残高 22 保留預金 30 デビット・イシュア(銀行) 40 ICチップ 41 ICカード内残高上限値 42 ICカード内残高
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−282562(JP,A) 特開 平11−16028(JP,A) 特開 平5−266053(JP,A) 特開 平2−244394(JP,A) 特開 昭62−133565(JP,A) 特開 平4−209085(JP,A) 遊佐洋,電子マネーの次はオフライ ン・デビット、簡便な電子認証サービス も提供,日経デジタルマネーシステム, 日本,日経BP社,1999年11月15日,第 54号,p.8 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/60 G07D 9/00 G06K 17/00 JICSTファイル(JOIS)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICカードを発行する銀行のコンピュー
    タが、カード保有者の口座内にICカード内残高とオフ
    ライン売上未決済額との和に相当する保留預金の枠を設
    け、 前記コンピュータとネットワークを介して接続された加
    盟店端末が、取引代金の電子決済にあたりICカード内
    に記憶されているICカード内残高上限値及びICカー
    ド内残高を読み取り、該ICカード内残高が該取引代金
    以上であるか否かを判断し、該取引代金以上であると判
    断した場合には、該ICカード内残高から該取引代金を
    減額した後に、該取引代金に係る売上データをバッチ処
    理にてネットワークを介して前記コンピュータへ伝送
    し、 前記コンピュータが、前記売上データに基づいて前記保
    留預金内の前記ICカード内残額及び前記オフライン売
    上未決済額を更新した後、該保留預金内の該オフライン
    売上未決済額の口座引落しを実行することを含むICカ
    ードによる電子決済方法において、 (a)前記加盟店端末が、前記ICカード内残高が前記
    取引代金に満たないと判断した場合には、リアルタイム
    かつオンラインにて前記カード保有者の口座を照会し、
    「(カード保有者口座残高−保留預金)+ICカード内
    残高」が該取引代金以上であるか否かを判断するステッ
    プと、 (b)前記ステップ(a)で前記加盟店端末が「(カー
    ド保有者口座残高−保留預金)+ICカード内残高」が
    該取引代金以上であると判断した場合に、前記コンピュ
    ータがリアルタイムで該カード保有者口座残高から該取
    引代金の口座引落しを実行するステップと、 (c)前記ステップ(b)の後、前記加盟店端末が
    「(カード保有者口座残高−保留預金)+ICカード内
    残高」が前記ICカード内残高上限値以上であるか否か
    を判断するステップと、 (d)前記ステップ(c)で前記加盟店端末がICカー
    ド内残高上限値以上であると判断した場合に、前記加盟
    店端末が前記ICカード内のICカード内残高を該IC
    カード内残高上限値まで回復すると共に、前記コンピュ
    ータが前記保留預金を「ICカード内残高+オフライン
    売上未決済額」に更新するステップとを有することを特
    徴とするICカードによる電子決済方法。
  2. 【請求項2】 (e)前記ステップ(c)で前記加盟店
    端末がICカード内残高上限値に満たないと判断した場
    合に、前記加盟店端末が前記ICカード内の前記ICカ
    ード内残高を「カード保有者口座残高−オフライン売上
    未決済額」に回復すると共に、前記コンピュータが前記
    保留預金を「ICカード内残高+オフライン売上未決済
    額」に更新するステップを有することを特徴とする請求
    項1に記載のICカードによる電子決済方法。
  3. 【請求項3】 (f)前記ステップ(a)で前記加盟店
    端末が「(カード保有者口座残高−保留預金)+ICカ
    ード内残高」が該取引代金に満たないと判断した場合
    に、該加盟店端末がICカードによる電子決済を拒否す
    るステップと、 (g)上記ステップ(f)の後、前記加盟店端末が
    「(カード保有者口座残高−保留預金)+ICカード内
    残高」が前記ICカード内残高上限値以上であるか否か
    を判断するステップと、 (h)前記ステップ(g)で前記加盟店端末がICカー
    ド内残高上限値以上であると判断した場合に、該加盟店
    端末が前記ICカード内のICカード内残高を該ICカ
    ード内残高上限値まで回復すると共に、前記コンピュー
    タが前記保留預金を「ICカード内残高+オフライン売
    上未決済額」に更新するステップとを有することを特徴
    とする請求項1に記載のICカードによる電子決済方
    法。
  4. 【請求項4】 (i)前記ステップ(g)で前記加盟店
    端末が「(カード保有者口座残高−保留預金)+ICカ
    ード内残高」が前記ICカード内残高上限値に満たない
    と判断した場合に、該加盟店端末が前記ICカード内の
    前記ICカード内残高を「カード保有者口座残高−オフ
    ライン売上未決済額」に回復すると共に、前記コンピュ
    ータが前記保留預金を「ICカード内残高+オフライン
    売上未決済額」に更新するステップを有することを特徴
    とする請求項3に記載のICカードによる電子決済方
    法。
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