JP3339538B2 - 双方向catvシステム - Google Patents

双方向catvシステム

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JP3339538B2
JP3339538B2 JP07594595A JP7594595A JP3339538B2 JP 3339538 B2 JP3339538 B2 JP 3339538B2 JP 07594595 A JP07594595 A JP 07594595A JP 7594595 A JP7594595 A JP 7594595A JP 3339538 B2 JP3339538 B2 JP 3339538B2
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厚典 櫻井
輝秀 北
輝久 兼子
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1つの中央制御装置と
複数のCATV端末から構成される双方向CATVシス
テムに関し、特にCATV端末からの情報を中央制御装
置が収集する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のCATVシステムの高機能化に伴
い、CATV端末は単に映像信号を受信するだけでな
く、CATV端末から中央制御装置に各種情報を送信す
ることが可能となっている。この形態は、双方向CAT
Vシステムとして既に運用されており、例えば、CAT
V端末が蓄積した視聴に関する情報を中央制御装置が収
集するという、オンライン視聴率調査等に使用されてい
る。
【0003】このような従来の双方向CATVシステム
においては、ある情報をCATV端末に蓄積させる際に
は、中央制御装置がその旨の制御信号をCATV端末に
送信し、また、CATV端末で蓄積された情報を収集す
る際には、中央制御装置が各CATV端末をポーリング
することによって実現していた(例えば、特開平4−2
90089号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
双方向CATVシステムでは、CATV端末に情報を蓄
積させる必要が発生する度に、中央制御装置がCATV
端末にその旨の制御信号を送信する必要があった。その
ために、蓄積させる頻度が多くなった場合には、中央制
御装置が繰り返して制御信号を送る必要があり、伝送路
の通信トラフィックが増大していた。そのために、他の
必要な通信が確保されなくなるという不都合が生じてい
た。
【0005】また、伝送路への雑音の混入等によって、
CATV端末が中央制御装置からの制御信号を正常に受
信できなかった場合には、所定の時刻が経過してしまう
ために、CATV端末は、もはやその時刻における情報
の蓄積ができないという問題もあった。さらに、各CA
TV端末に蓄積された情報の収集に際しては、中央制御
装置は、全てのCATV端末に対してポーリングするこ
とによって逐一に情報を収集した。そのために、全く情
報が蓄積されていないCATV端末に対してもポーリン
グが行われ、情報の収集時においても伝送路での無駄な
通信トラフィックが発生したり、必要な情報を収集する
のに長時間を要するという問題があった。
【0006】そこで、本発明はかかる問題点に鑑みてな
されたものであり、双方向CATVシステムにおいて中
央制御装置がCATV端末に情報を蓄積させたりその情
報を収集するに際し、伝送路での無駄な通信トラフィッ
クを発生させることがない双方向CATVシステム、即
ち、伝送効率及び信頼性の高い双方向CATVシステム
を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の双方向CATVシステムは、1つの中央制御
装置と複数のCATV端末から構成される双方向CAT
Vシステムであって、前記CATV端末は、時計とCA
TV端末の操作を指示する操作手段と、記憶手段と、所
定の規則に従って前記時計の時刻及び前記操作手段から
の指示の内容を読み取って前記記憶手段に蓄積して記憶
させる蓄積手段と、前記記憶手段に蓄積されたデータを
所定の規則に従って中央制御装置に送信する送信手段と
を備え、前記中央制御装置は、CATV端末が送信した
データを受信する受信手段を備えることを特徴とする。
【0008】また、上記記載の双方向CATVシステム
において、前記蓄積手段は、前記操作手段からの指示が
あった場合に、その指示の内容と直前に獲得していた指
示の内容とが異なるときに、いずれかの指示の内容をそ
の指示を獲得した時刻と共に前記記憶手段に蓄積して記
憶させることを特徴とすることもできる
【0009】また、上記記載の双方向CATVシステム
において、前記蓄積手段は、前記操作手段からの指示が
あった場合に、その指示の内容と直前に獲得していた指
示の内容とが異なり、かつ、それぞれの指示があった時
刻の間隔が所定の値を超えるときに、いずれかの指示の
内容をその指示があった時刻と共に前記記憶手段に蓄積
して記憶させることを特徴とすることもできる
【0010】また、上記記載の双方向CATVシステム
において、前記蓄積手段は、前記操作手段からの指示が
あった場合に、その指示の内容と直前に獲得していた指
示の内容とが異なり、かつ、それぞれの指示があった時
刻の間隔が所定の値を超えるときに、いずれかの指示の
内容をその指示があった時刻と共に前記記憶手段に蓄積
して記憶させ、前記操作手段からの指示があった場合
に、その指示の内容と直前に獲得していた指示の内容と
が異なり、かつ、それぞれの指示があった時刻の間隔が
所定の値を超えないときに、いずれかの指示の内容を前
記記憶手段に蓄積して記憶させることを特徴とすること
もできる
【0011】また、上記記載の双方向CATVシステム
において、前記中央制御装置はさらに、CATV端末で
のデータの蓄積の方法に関する命令をCATV端末に送
信する蓄積指示手段を有し、前記蓄積手段は、前記中央
制御装置からの命令に従って、前記時計の時刻及び前記
操作手段からの指示の内容を読み取って前記記憶手段に
蓄積して記憶させることを特徴とすることもできる
【0012】また、上記記載の双方向CATVシステム
において、前記中央制御装置からの命令は、CATV端
末がデータを蓄積すべき時刻を指定するものであり、前
記蓄積手段は、前記時計の時刻が前記中央制御装置から
指定された時刻と一致したときに、直前の前記操作手段
の指示の内容を前記記憶手段に蓄積して記憶させること
を特徴とすることもできる
【0013】また、上記記載の双方向CATVシステム
において、前記中央制御装置からの命令は、CATV端
末が蓄積すべきデータの種類を指定するものであり、前
記蓄積手段は、前記操作手段からの指示の内容が前記中
央制御装置から指定された種類のデータと一致する又は
一致しない場合に、その指示があった時刻を一致又は不
一致の情報と共に前記記憶手段に蓄積して記憶させるこ
とを特徴とすることもできる
【0014】また、上記記載の双方向CATVシステム
において、前記中央制御装置からの命令は、CATV端
末が蓄積すべきデータを判断するための基準時間を指定
するものであり、前記蓄積手段は、前記操作手段からの
指示があった場合に、その指示の内容と直前に獲得して
いた指示の内容とが異なり、かつ、それぞれの指示があ
った時刻の間隔が前記基準時間を超えるときに、いずれ
かの指示の内容をその指示があった時刻と共に前記記憶
手段に蓄積して記憶させることを特徴とすることもでき
【0015】また、上記記載の双方向CATVシステム
において、前記送信手段は、前記記憶手段に蓄積された
データが満杯になった場合に、蓄積データを前記中央制
御装置に送信することを特徴とすることもできる
た、上記記載の双方向CATVシステムにおいて、前記
送信手段は、予め指定された所定のデータが前記記憶手
段に蓄積された場合に、蓄積データを前記中央制御装置
に送信することを特徴とすることもできる
【0016】
【作用】1つの中央制御装置と複数のCATV端末から
構成される双方向CATVシステムであって、前記CA
TV端末は、時計とCATV端末の操作を指示する操作
手段と、記憶手段と、所定の規則に従って前記時計の時
刻及び前記操作手段からの指示の内容を読み取って前記
記憶手段に蓄積して記憶させる蓄積手段と、前記記憶手
段に蓄積されたデータを所定の規則に従って中央制御装
置に送信する送信手段とを備え、前記中央制御装置は、
CATV端末が送信したデータを受信する受信手段を備
えることを特徴とする双方向CATVシステムによれ
ば、CATV端末において、所定の規則に従って、操作
手段からの指示内容及び時刻が記憶手段に蓄積して記憶
される。蓄積されたデータは、所定の規則に従って中央
制御装置に収集される。
【0017】また、上記記載の双方向CATVシステム
において、前記蓄積手段は、前記操作手段からの指示が
あった場合に、その指示の内容と直前に獲得していた指
示の内容とが異なるときに、いずれかの指示の内容をそ
の指示を獲得した時刻と共に前記記憶手段に蓄積して記
憶させることを特徴とすることもでき、この様な双方向
CATVシステムによれば、CATV端末において、視
聴者からの指示内容が変化した場合にだけ、その指示内
容と時刻が蓄積して記憶される。また、上記記載の双方
向CATVシステムにおいて、前記蓄積手段は、前記操
作手段からの指示があった場合に、その指示の内容と直
前に獲得していた指示の内容とが異なり、かつ、それぞ
れの指示があった時刻の間隔が所定の値を超えるとき
に、いずれかの指示の内容をその指示があった時刻と共
に前記記憶手段に蓄積して記憶させることを特徴とする
こともでき、この様な双方向CATVシステムによれ
ば、CATV端末において、視聴者からの指示内容が変
化した場合にだけ、その指示内容及び時刻が蓄積して記
憶される。但し、その指示内容が頻繁に変化したときに
は、それらは記憶されない。
【0018】また、上記記載の双方向CATVシステム
において、前記蓄積手段は、前記操作手段からの指示が
あった場合に、その指示の内容と直前に獲得していた指
示の内容とが異なり、かつ、それぞれの指示があった時
刻の間隔が所定の値を超えるときに、いずれかの指示の
内容をその指示があった時刻と共に前記記憶手段に蓄積
して記憶させ、前記操作手段からの指示があった場合
に、その指示の内容と直前に獲得していた指示の内容と
が異なり、かつ、それぞれの指示があった時刻の間隔が
所定の値を超えないときに、いずれかの指示の内容を前
記記憶手段に蓄積して記憶させることを特徴とすること
もでき、この様な双方向CATVシステムによれば、C
ATV端末において、視聴者からの指示内容が変化した
場合にだけ、その指示内容及び時刻が蓄積して記憶され
る。但し、その指示内容が頻繁に変化したときには、そ
の指示内容だけが記憶される。また、上記記載の双方向
CATVシステムにおいて、前記中央制御装置はさら
に、CATV端末でのデータの蓄積の方法に関する命令
をCATV端末に送信する蓄積指示手段を有し、前記蓄
積手段は、前記中央制御装置からの命令に従って、前記
時計の時刻及び前記操作手段からの指示の内容を読み取
って前記記憶手段に蓄積して記憶させることを特徴とす
ることもでき、この様な双方向CATVシステムによれ
ば、CATV端末でのデータの蓄積の方法に関する命令
が中央制御装置11からCATV端末に送信される。C
ATV端末においては、その命令に従って、操作手段か
らの指示内容及び時刻が記憶手段に蓄積して記憶され
る。
【0019】また、上記記載の双方向CATVシステム
において、前記中央制御装置からの命令は、CATV端
末がデータを蓄積すべき時刻を指定するものであり、前
記蓄積手段は、前記時計の時刻が前記中央制御装置から
指定された時刻と一致したときに、直前の前記操作手段
の指示の内容を前記記憶手段に蓄積して記憶させること
を特徴とすることもでき、この様な双方向CATVシス
テムによれば、CATV端末において、予め中央制御装
置から指定された時刻における操作手段からの指示内容
が蓄積して記憶される。また、上記記載の双方向CAT
Vシステムにおいて、前記中央制御装置からの命令は、
CATV端末が蓄積すべきデータの種類を指定するもの
であり、前記蓄積手段は、前記操作手段からの指示の内
容が前記中央制御装置から指定された種類のデータと一
致する又は一致しない場合に、その指示があった時刻を
一致又は不一致の情報と共に前記記憶手段に蓄積して記
憶させることを特徴とすることもでき、この様な双方向
CATVシステムによれば、CATV端末において、予
め中央制御装置から指定された種類のデータが発生した
場合に、発生に関する時刻が蓄積して記憶される。
【0020】また、上記記載の双方向CATVシステム
において、前記中央制御装置からの命令は、CATV端
末が蓄積すべきデータを判断するための基準時間を指定
するものであり、前記蓄積手段は、前記操作手段からの
指示があった場合に、その指示の内容と直前に獲得して
いた指示の内容とが異なり、かつ、それぞれの指示があ
った時刻の間隔が前記基準時間を超えるときに、いずれ
かの指示の内容をその指示があった時刻と共に前記記憶
手段に蓄積して記憶させることを特徴とすることもで
き、この様な双方向CATVシステムによれば、CAT
V端末において、視聴者からの指示内容が変化した場合
にだけ、その指示内容及び時刻が蓄積して記憶される。
但し、予め中央制御装置から指定された頻度よりも頻繁
に指示内容が変化したときには、それらは記憶されな
い。また、上記記載の双方向CATVシステムにおい
て、前記送信手段は、前記記憶手段に蓄積されたデータ
が満杯になった場合に、蓄積データを前記中央制御装置
に送信することを特徴とすることもでき、この様な双方
向CATVシステムによれば、CATV端末において、
蓄積されたデータが満杯になった場合に、蓄積データが
中央制御装置に収集される。
【0021】また、上記記載の双方向CATVシステム
において、前記送信手段は、予め指定された所定のデー
タが前記記憶手段に蓄積された場合に、蓄積データを前
記中央制御装置に送信することを特徴とすることもで
き、この様な双方向CATVシステムによれば、CAT
V端末において、予め中央制御装置から指定されたデー
タが蓄積された場合に、蓄積データが中央制御装置に収
集される。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。 (第1実施例)図1は、本発明の第1実施例に係る双方
向CATVシステムの構成図である。本システムは、1
つの中央制御装置11、伝送路13、及び複数のCAT
V端末12から構成される。各CATV端末12a、1
2b、12cは、中央制御装置11と伝送路13a、1
3b、13cでスター状に接続されている。
【0023】図2は、本実施例における中央制御装置1
1の構成を示すブロック図である。中央制御装置11
は、映像送信部21、CPU22、データ変復調部23
及び信号混成部24から構成される。映像送信部21
は、ヘッドエンド装置などからなり、CATV端末12
に送信する映像・音声信号の源である。
【0024】CPU22は、CATV端末12にデータ
を蓄積させるための制御命令を送信したり、CATV端
末12が送信したデータを受信したりする。CPU22
は、その他に、中央制御装置11の各構成部や図示され
ていない周辺装置を制御し、視聴者からの指示を得た
り、収集したデータを周辺装置に出力したりする。デー
タ変復調部23は、データ信号の変調及び復調をする。
【0025】信号混成部24は、映像送信部21及びデ
ータ変復調部23から送られてくる映像信号とデータ信
号を混成して伝送路13に送出したり、伝送路13から
受信したデータ信号をデータ変復調部23に送ったりす
る。図3は、本実施例におけるCATV端末12の構成
を示すブロック図である。CATV端末12は、映像検
波部31、TV部32、データ変復調部33、CPU3
4、時計部35、リモコン受信部36、リモコン部38
及び記憶装置37から構成される。
【0026】映像検波部31は、伝送路13より受信し
た信号から映像・音声信号だけを検波する。TV部32
は、映像検波部31から送られてきた映像・音声信号に
基づいて映像を表示したり音声を出力したりする。デー
タ変復調部33は、伝送路13より受信した信号からデ
ータ信号だけを検波・復調してCPU34にデータを送
ったり、CPU34から送られてくるデータを変調して
伝送路13に送出したりする。
【0027】CPU34は、中央制御装置11から送信
されてくる制御命令を解読し、その解読結果に従って時
計部35及びリモコン受信部36からの情報を記憶装置
37に蓄積させたり、蓄積したデータを中央制御装置1
1に送信したりする。時計部35は、カレンダーの機能
を有し、CPU34に時刻情報を提供している。
【0028】リモコン受信部36は、リモコン部38か
らの操作情報を無線で受信し、その情報をCPU34に
提供している。リモコン部38は、数値や矢印などのキ
ーからなり、視聴者がCATV端末12を操作したり、
CATV端末12に蓄積させるデータを入力したりする
ためのものである。
【0029】記憶装置37は、半導体メモリなどからな
り、CPU34から送られてくるデータを記憶する。記
憶装置37は、記憶するデータの種類に応じて蓄積デー
タ記憶部37aと一時データ記憶部37bに分類され
る。蓄積データ記憶部37aは、中央制御装置11に送
信すべきデータを蓄積する。一時データ記憶部37b
は、中央制御装置11から送られてきた制御命令や時計
部35及びリモコン受信部36から獲得した情報を一時
的に記憶する。
【0030】次に、以上のように構成された双方向CA
TVシステムの動作について、視聴率調査をする場合を
例にとり具体的に説明する。本実施例においては、各C
ATV端末12は、視聴者の選局に関する情報を、常
時、蓄積データ記憶部37aに蓄積している。この時の
動作手順を、図4のフローチャートに従って説明する。
【0031】視聴者がリモコン部38を用いてチャネル
を変更すると(ステップS41)、CPU34は、チャ
ネル変更が行われた時刻と新たに選局されたチャネルの
数値とをそれぞれ時計部35及びリモコン受信部36か
ら読み取り、一時データ記憶部37bに格納する(ステ
ップS42)。CPU34は、読み取った2つの情報と
直前に読み取った2つの情報とを比較することによっ
て、過渡的なチャネル変更であったかどうかを判断する
(ステップS43)。例えば、直前に選局されたときか
ら10秒経過するまでの間にチャネル変更が行われた場
合には、チャネルの変更が無かったものとみなされる。
これによって、頻繁にチャネルの変更が行われた場合の
ような過渡的な選局情報を蓄積データ記憶部37aに格
納してしまうことを回避し、蓄積データ記憶部37aを
有効活用することができる。
【0032】判断の結果、過渡的なチャネル変更でなか
った場合には、その時刻と選局されたチャネルの数値を
対にして1つのレコードとして蓄積データ記憶部37a
に蓄積していく(ステップS44)。蓄積すべきレコー
ドの数が蓄積データ記憶部37aの記憶容量を超えた場
合には、最も古いレコードに最新のレコードを上書きし
ていく。従って、蓄積データ記憶部37aには、常に視
聴者の選局に関する最新の履歴情報が記録されているこ
とになる。
【0033】視聴率調査を実施する必要が生じた場合に
は、中央制御装置11は、各CATV端末12をポーリ
ングすることによって、各CATV端末12に蓄積され
たレコードを一括して収集していく。これによって、中
央制御装置11において、過去の任意の時刻における視
聴率を算出することが可能になる。
【0034】以上の説明から明らかなように、本実施例
においては、各CATV端末12が常に過去の視聴率に
関する情報を蓄積している。従って、視聴率に関する情
報が必要となる時刻の度に中央制御装置11が制御命令
を送信していた従来の双方向CATVシステムと比較し
て、本システムでは、中央制御装置11が頻繁にそのよ
うな制御命令を送信する必要がない。 (第2実施例)次に、本発明の第2実施例に係る双方向
CATVシステムについて、クイズ番組の放送の場合を
例にとって説明する。
【0035】本システムの構成は、第1実施例における
双方向CATVシステムと同じである。但し、第1実施
例においては、各CATV端末12は、常時、データを
蓄積していたが、本実施例においては、各CATV端末
は、予め中央制御装置11から指示された命令に従って
必要なデータを蓄積する点において、第1実施例の場合
と異なる。
【0036】このクイズ番組では、視聴者は、次々に出
題されるクイズに対して、決められた時間内にリモコン
部38を操作して回答していく形態がとられている。中
央制御装置11と各CATV端末12とのデータ通信の
やりとりを図5に従って説明する。先ず、中央制御装置
11のCPU22は、クイズ番組の開始にあたり、各C
ATV端末12に対して視聴者の回答を蓄積させるため
の制御命令を作成して伝送路13に送出する(ステップ
S51)。その際の制御命令のフレーム構成を図6に示
す。
【0037】制御命令は、図6に示されるように、識別
番号61、固有情報部62及び誤り訂正符号63からな
る。識別番号61は、制御命令の種類を識別するための
番号である。この命令の他にも各種制御命令が中央制御
装置11から送出されるが、それぞれの制御命令には、
その命令を区別するための識別番号が割り当てられてい
る。固有情報部62は、複数の時刻を指示した情報から
なり、各CATV端末12がリモコン部38からの情報
を蓄積すべき時刻を指定したものである。誤り訂正符号
63は、制御命令が伝送によるデータ誤りを生じた場合
に、そのデータ誤りを訂正するための符号である。
【0038】この制御命令を受信した各CATV端末1
2では、CPU34は、その制御命令を一時データ記憶
部37bに格納する。次に、中央制御装置11は、クイ
ズ番組を放送する。第1問目のクイズが放送されると
(ステップS52)、視聴者は、TV部32を見ながら
リモコン部38の数値キー等を操作することによって、
予め決められた回答締切時間内にそのクイズに対する回
答を出す。
【0039】CPU34は、リモコン受信部36から送
られてくる視聴者の操作情報を一時データ記憶部37b
に格納する。その際に、2回以上の操作情報が送られて
きた場合には、一時データ記憶部37bに上書きするこ
とによって最新の操作情報だけを格納する。CPU34
は、時計部35からの時刻と一時データ記憶部37bに
格納された制御命令の固有情報部62の第1番目の時刻
とを比較し、それらが一致した場合に一時データ記憶部
37bに格納されていた操作情報を蓄積データ記憶部3
7aに転送して格納する(ステップS53)。これによ
って、蓄積データ記憶部37aには、第1問目のクイズ
に対する視聴者の回答が記録されたことになる。
【0040】続いて、中央制御装置11は、第2問目の
クイズを放送する(ステップS54)。この場合にも、
第1問目の場合と同様の動作が行われ、蓄積データ記憶
部37aには、第2問目のクイズに対する視聴者の回答
が第1問目の回答に追加して記憶される(ステップS5
5)。その際、CPU34は、一時データ記憶部37b
に格納された制御命令の固有情報部62の第2番目の時
刻を参照するが、その点だけが第1問目の場合と異な
る。
【0041】以上の動作は、出題されるクイズの回数だ
け繰り返して行われる。その結果、蓄積データ記憶部3
7aには出題されたクイズの数に相当する数の回答デー
タが蓄積して記憶される。蓄積されたデータは、クイズ
番組の終了後に、中央制御装置11が各CATV端末1
2をポーリングすることによって(ステップS56)、
中央制御装置11に一括して収集される(ステップS5
7)。
【0042】以上の説明から明らかなように、本実施例
においては、CATV端末12にデータを蓄積させるに
際し、そのための制御命令が、クイズ番組の開始時に中
央制御装置11から1度送られただけである。即ち、中
央制御装置11からの1回の指示のみによって、複数の
時刻におけるデータが各CATV端末12に蓄積されて
いる。従って、データを蓄積させる必要が発生する度に
制御命令が送信されていた従来の双方向CATVシステ
ムと比較して、本システムにおいては、制御命令が送信
された回数が減っている。 (第3実施例)次に、本発明の第3実施例に係る双方向
CATVシステムについて、特定チャネルの視聴率調査
をする場合を例にとって説明する。
【0043】本システムの構成は、第1実施例における
双方向CATVシステムと同じである。また、本実施例
は、各CATV端末が予め中央制御装置11から指示さ
れた命令に従って必要なデータを蓄積する点において第
2実施例と共通するが、蓄積する情報の内容及び蓄積さ
れたデータの回収方法において第1実施例や第2実施例
と異なる。
【0044】先ず、中央制御装置11のCPU22は、
視聴率調査の開始にあたり、各CATV端末12に対し
て特定チャネルの視聴情報を蓄積させるための制御命令
を作成して伝送路13に送出する。その際の制御命令の
フレーム構成は、第2実施例の場合と同じであり、図6
に示される通りである。但し、固有情報部62には、視
聴率の調査を行う1つのチャネルを表す数値が書き込ま
れている。
【0045】この制御命令を受信した各CATV端末1
2では、CPU34は、その制御命令を一時データ記憶
部37bに格納する。視聴者がリモコン部38を用いて
チャネルを変更すると、CPU34は、変更が行われた
時刻と新たに選局されたチャネルの数値とをそれぞれ時
計部35及びリモコン受信部36から読み取る。そし
て、読み取ったチャネルと、既に一時データ記憶部37
bに格納されている制御命令の固有情報部62に書き込
まれているチャネルとを比較する。
【0046】比較の結果、それらのチャネルが一致する
場合には、CPU34は、チャネル変更が行われた時刻
を蓄積データ記憶部37aの所定の場所に蓄積して格納
する。一方、それらのチャネルが一致しない場合には、
CPU34は、チャネル変更が行われた時刻をそのチャ
ネルの視聴を終了した時刻として、蓄積データ記憶部3
7aの所定の場所に蓄積して格納する。
【0047】CPU34は、視聴者がチャネル変更を行
う度に、以上の処理を繰り返して行う。これによって、
蓄積データ記憶部37aには、視聴者が特定チャネルを
視聴していた時刻情報が蓄積して記録されることにな
る。本実施例における視聴率調査は、指示された時刻か
らの視聴情報だけを蓄積している点、指示されたチャネ
ルの視聴情報だけを蓄積している点、及び時刻情報だけ
を蓄積している点において、第1実施例の場合と異な
る。従って、本システムは、同じ容量の蓄積データ記憶
部37aであってもより長時間の視聴情報の蓄積ができ
る。
【0048】次に、中央制御装置11が各CATV端末
12に蓄積されたデータを収集する方法について説明す
る。図7は、その際の制御信号のやりとりを示す図であ
る。中央制御装置11は、全てのCATV端末12に対
して一斉同報による問い合わせ信号を定期的に送出する
(ステップS701)。問い合わせ信号を受信したCA
TV端末のうち、蓄積データ記憶部37aでの記憶量が
満杯となっているCATV端末12は、自己を識別する
情報を重畳した応答信号を中央制御装置11に対して送
信する(ステップS702)。
【0049】応答信号を受信した中央制御装置11は、
応答信号に重畳された識別情報から発信源のCATV端
末12を知り、そのCATV端末に対してデータ要求信
号を送信する(ステップS703)。データ要求信号を
受信した該当CATV端末12は、蓄積データ記憶部3
7aに蓄積された情報をデータ応答信号に重畳させて、
中央制御装置11に送信する(ステップS704)。こ
れによって、該当CATV端末12に蓄積されていた全
てのデータが中央制御装置11に回収されたことにな
る。送信を終えた該当CATV端末12は、自己の蓄積
データ記憶部37aのデータを消去して、新たな情報の
蓄積に備える。
【0050】ここで、複数のCATV端末12が、同時
にデータの満杯状態になる場合が考えられる。その場合
には、それらのCATV端末12が同時に応答信号を送
出するために応答信号が重複し、中央制御装置11は、
正常に応答信号を受信することができない(ステップS
705〜706)。そのために、中央制御装置11から
データ要求信号が送信されることもない。
【0051】そこで、各CATV端末12は、応答信号
を送出したにも拘らず一定時間が経過してもデータ要求
信号を受信できなかった場合には、次に問い合わせ信号
を受信してから応答信号を返信するまでの待機時間を乱
数によって決められる時間に変更する。これによって、
再び応答信号が重複することを回避し(ステップS70
7〜709)、データが満杯になった全てのCATV端
末12の蓄積データを収集することができる(ステップ
S710〜715)。
【0052】以上のようなデータの収集方法によって、
蓄積データが満杯になっているCATV端末12のデー
タだけが中央制御装置11に収集される。従って、デー
タの蓄積の有無に拘らず全てのCATV端末12をポー
リングしていた従来の双方向CATVシステムと比較
し、本システムにおいては伝送路の通信トラフィックが
減少している。
【0053】以上、本発明に係る双方向CATVシステ
ムについて、実施例に基づいて説明したが、本発明はこ
れらの実施例に限られないことは勿論である。即ち、 (1)第1実施例では、図1に示されるように、伝送路
13がスター状網に構成されているが、この形態に限定
されるものではない。例えば、ツリー状網の構成であっ
てもよい。 (2)第1実施例では、頻繁にチャネルの変更が行われ
た場合には、それらの過渡的な選局に関する情報は全く
蓄積データ記憶部37aに格納されなかったが、このよ
うな方法に限定されるものではない。例えば、過渡的な
選局が行われた場合であっても、選局された全てのチャ
ネル情報だけを蓄積データ記憶部37aに格納する方法
であってもよい。これによって、過渡的な選局が行われ
た場合であっても、より詳細なチャネルに関する履歴デ
ータを得ることができる。
【0054】また、過渡的な選局であるかどうかを判断
する時間を、「番組」の放送中の場合と「CM]の放送
中の場合とで異なる値にすることもできる。その際、放
送中の映像が「番組」であるか「CM]であるかは、受
信した副音声信号等により区別すればよい。これによっ
て、よりきめ細かい視聴状況を把握することが可能とな
る。 (3)第1実施例では、各CATV端末12が蓄積した
視聴率に関する履歴データの全てが中央制御装置11に
一括して収集されたが、このような収集方法に限定され
るものではない。例えば、中央制御装置11が各CAT
V端末12に蓄積された最新のレコードだけを収集する
方法であってもよい。これによって、中央制御装置11
は、不要なレコードを収集することを回避できる。 (4)第1実施例では、時刻とチャネルの情報だけが蓄
積データ記憶部37aに蓄積されたが、このような情報
に限定されるものではない。例えば、CATV端末12
の電源を落とした場合やビデオ入力を選択した場合の時
刻情報等も併せて蓄積してもよい。これによって、視聴
率だけでなくCATV端末12の利用情報等の調査も可
能になる。 (5)第2実施例では、制御命令の固有情報部62は、
複数の時刻を表す情報からなっていたが、このような構
成に限定されるものではない。例えば、データの蓄積を
開始すべき時刻と、蓄積間隔時間と、蓄積すべき回数の
3つの情報からなるものであってもよい。それら3つの
情報に基づいて、各CATV端末12は、複数の時刻に
おけるデータを蓄積することができ、第2実施例と同様
なデータを蓄積することができる。 (6)第3実施例では、中央制御装置11が送信する制
御命令の固有情報部62には、視聴率の調査を行う1つ
のチャネルを表す数値が書き込まれていたが、1つのチ
ャネルに限定するものではない。固有情報部62に、2
以上のチャネルを表す数値が書き込まれていてもよい。
これによって、複数の特定チャネルに関する視聴率調査
が可能になる。 (7)第3実施例では、全てのチャネル変更が蓄積情報
の対象になっていたが、第1実施例の場合と同様に、過
渡的な選局の場合を蓄積情報の対象から除いてもよい。
その際に、過渡的な選局であるかどうかを判断する時間
は、予め中央制御装置11から送られた制御命令によっ
て指定されるものであってもよい。これによって、より
きめ細かい視聴状況を把握することが可能となる。 (8)第3実施例では、CATV端末12が応答信号を
送信する条件は、蓄積データ記憶部37aでの蓄積デー
タが満杯になった場合、即ち、蓄積されたデータの量で
あったが、この条件に限定されるものではない。例え
ば、特定のデータが蓄積された場合に、応答信号を送信
することとしてもよい。これによって、優先度の高い蓄
積データを中央制御装置に収集させるとが可能となる。
【0055】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、1つの
中央制御装置と複数のCATV端末から構成される双方
向CATVシステムであって、前記CATV端末は、時
計とCATV端末の操作を指示する操作手段と、記憶手
段と、所定の規則に従って前記時計の時刻及び前記操作
手段からの指示の内容を読み取って前記記憶手段に蓄積
して記憶させる蓄積手段と、前記記憶手段に蓄積された
データを所定の規則に従って中央制御装置に送信する送
信手段とを備え、前記中央制御装置は、CATV端末が
送信したデータを受信する受信手段を備えることを特徴
とする双方向CATVシステムによれば、CATV端末
は、視聴者の操作内容や時刻を蓄積して記憶している。
蓄積されたデータは、一括して中央制御装置に収集され
る。従って、中央制御装置は、各CATV端末にデータ
を蓄積させるための命令を繰り返して送信する必要がな
く、伝送路での無駄な通信トラフィックの発生を回避で
きるという効果がある。
【0056】また、上記記載の双方向CATVシステム
において、前記蓄積手段は、前記操作手段からの指示が
あった場合に、その指示の内容と直前に獲得していた指
示の内容とが異なるときに、いずれかの指示の内容をそ
の指示を獲得した時刻と共に前記記憶手段に蓄積して記
憶させることを特徴とすることもできる。また、前記操
作手段からの指示があった場合に、その指示の内容と直
前に獲得していた指示の内容とが異なり、かつ、それぞ
れの指示があった時刻の間隔が所定の値を超えるとき
に、いずれかの指示の内容をその指示があった時刻と共
に前記記憶手段に蓄積して記憶させることを特徴とする
こともできる。また、前記操作手段からの指示があった
場合に、その指示の内容と直前に獲得していた指示の内
容とが異なり、かつ、それぞれの指示があった時刻の間
隔が所定の値を超えるときに、いずれかの指示の内容を
その指示があった時刻と共に前記記憶手段に蓄積して記
憶させ、前記操作手段からの指示があった場合に、その
指示の内容と直前に獲得していた指示の内容とが異な
り、かつ、それぞれの指示があった時刻の間隔が所定の
値を超えないときに、いずれかの指示の内容を前記記憶
手段に蓄積して記憶させることを特徴とすることもでき
る。これらの様な双方向CATVシステムによれば、中
央制御装置からの指示を受信していないにも拘らず、各
CATV端末は、常時、視聴者の操作内容の履歴を蓄積
して記憶している。従って、中央制御装置は、各CAT
V端末にデータを蓄積させるための命令を送信する必要
がなく、伝送路での無駄な通信トラフィックの発生を回
避できる。
【0057】また、各CATV端末は、視聴者からの指
示内容が変化した場合にだけ、その指示内容と時刻を蓄
積して記憶する。従って、視聴者の操作内容の履歴が効
率よく蓄積され、各CATV端末が具備すべき記憶媒体
の容量を節約できる。また、上記記載の双方向CATV
システムにおいて、前記中央制御装置はさらに、CAT
V端末でのデータの蓄積の方法に関する命令をCATV
端末に送信する蓄積指示手段を有し、前記蓄積手段は、
前記中央制御装置からの命令に従って、前記時計の時刻
及び前記操作手段からの指示の内容を読み取って前記記
憶手段に蓄積して記憶させることもできる。また、前記
中央制御装置からの命令は、CATV端末がデータを蓄
積すべき時刻を指定するものであり、前記蓄積手段は、
前記時計の時刻が前記中央制御装置から指定された時刻
と一致したときに、直前の前記操作手段の指示の内容を
前記記憶手段に蓄積して記憶させることを特徴とするこ
ともできる。また、前記中央制御装置からの命令は、C
ATV端末が蓄積すべきデータの種類を指定するもので
あり、前記蓄積手段は、前記操作手段からの指示の内容
が前記中央制御装置から指定された種類のデータと一致
する又は一致しない場合に、その指示があった時刻を一
致又は不一致の情報と共に前記記憶手段に蓄積して記憶
させることを特徴とすることもできる。また、前記中央
制御装置からの命令は、CATV端末が蓄積すべきデー
タを判断するための基準時間を指定するものであり、前
記蓄積手段は、前記操作手段からの指示があった場合
に、その指示の内容と直前に獲得していた指示の内容と
が異なり、かつ、それぞれの指示があった時刻の間隔が
前記基準時間を超えるときに、いずれかの指示の内容を
その指示があった時刻と共に前記記憶手段に蓄積して記
憶させることを特徴とすることもできる。これらの様な
双方向CATVシステムによれば、予め中央制御装置は
各CATV端末に対してデータの蓄積に関する指示を送
り、各CATV端末は、その指示に基づいて、必要とさ
れている情報だけを蓄積して記憶していく。従って、中
央制御装置が各CATV端末にデータを蓄積させるため
の命令を度々送信する必要がなくなり、また、中央制御
装置が各CATV端末に蓄積されたデータを収集しなけ
ればならない回数が減少し、伝送路での無駄な通信トラ
フィックの発生を回避できる。
【0058】また、上記記載の双方向CATVシステム
において、前記送信手段は、前記記憶手段に蓄積された
データが満杯になった場合に、蓄積データを前記中央制
御装置に送信することを特徴とすることもできる。ま
た、前記送信手段は、予め指定された所定のデータが前
記記憶手段に蓄積された場合に、蓄積データを前記中央
制御装置に送信することを特徴とすることもできる。こ
れらの様な双方向CATVシステムによれば、蓄積され
たデータが満杯になった場合や所定のデータが蓄積され
た場合にだけ、各CATV端末に蓄積されたデータが中
央制御装置に収集される。従って、中央制御装置が全て
のCATV端末をポーリングしてデータを収集するとい
う必要がなくなり、伝送路での無駄な通信トラフィック
の発生を回避できる。
【0059】これによって、伝送効率及び信頼性の高い
双方向CATVシステムを構築することができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、第2及び第3実施例に係る双方
向CATVシステムの構成図である。
【図2】同実施例における中央制御装置11の構成を示
すブロック図である。
【図3】同実施例におけるCATV端末12の構成を示
すブロック図である。
【図4】本発明の第1実施例において、視聴者の選局に
関する情報を蓄積する際の動作手順を示すフローチャー
トである。
【図5】本発明の第2実施例でのクイズ番組における、
中央制御装置11とCATV端末12とのデータ通信の
やりとりを示す図である。
【図6】同実施例において中央制御装置11が送出する
制御命令のフレーム構成図である。
【図7】本発明の第3実施例において、中央制御装置1
1が各CATV端末12に蓄積されたデータを収集する
際の制御信号のやりとりを示す図である。
【符号の説明】
11 中央制御装置 12 CATV端末 21 映像送信部 22 CPU 23 データ変復調部 24 信号混成部 31 映像検波部 32 TV部 33 データ変復調部 34 CPU 35 時計部 36 リモコン受信部 37 記憶装置 37a 蓄積データ記憶部 37b 一時データ記憶部 38 リモコン部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−57588(JP,A) 特開 昭63−111793(JP,A) 特開 平4−290089(JP,A) 特開 平3−149987(JP,A) 特開 平7−38876(JP,A) 特開 平8−163538(JP,A) 特開 平8−181671(JP,A) 特開 平7−154348(JP,A) 特表 平3−501314(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/10 H04N 7/16 - 7/173

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの中央制御装置と複数のCATV
    端末から構成される双方向CATVシステムであって、 前記CATV端末は、 時計と、 CATV端末の操作を指示する操作手段と、 記憶手段と、前記操作手段からの指示があった場合に、その指示の内
    容と直前に獲得していた指示の内容とが異なるときに、
    いずれかの指示の内容をその指示を獲得した時刻と共に
    前記記憶手段に蓄積して記憶させる蓄積手段と、 前記記憶手段に蓄積されたデータを所定の規則に従って
    中央制御装置に送信する送信手段とを備え、 前記中央制御装置は、 CATV端末が送信したデータを受信する受信手段を備
    えることを特徴とする双方向CATVシステム。
  2. 【請求項2】 前記蓄積手段は、前記操作手段からの
    指示があった場合に、その指示の内容と直前に獲得して
    いた指示の内容とが異なり、かつ、それぞれの指示があ
    った時刻の間隔が所定の値を超えるときに、いずれかの
    指示の内容をその指示があった時刻と共に前記記憶手段
    に蓄積して記憶させることを特徴とする請求項1記載の
    双方向CATVシステム。
  3. 【請求項3】 前記蓄積手段は、前記操作手段からの
    指示があった場合に、その指示の内容と直前に獲得して
    いた指示の内容とが異なり、かつ、それぞれの指示があ
    った時刻の間隔が所定の値を超えるときに、いずれかの
    指示の内容をその指示があった時刻と共に前記記憶手段
    に蓄積して記憶させ、 前記操作手段からの指示があった場合に、その指示の内
    容と直前に獲得していた指示の内容とが異なり、かつ、
    それぞれの指示があった時刻の間隔が所定の値を超えな
    いときに、いずれかの指示の内容を前記記憶手段に蓄積
    して記憶させることを特徴とする請求項1記載の双方向
    CATVシステム。
  4. 【請求項4】 1つの中央制御装置と複数のCATV
    端末から構成される双方向CATVシステムであって、 前記CATV端末は、 時計と、 CATV端末の操作を指示する操作手段と、 記憶手段と、 前記操作手段からの指示があった場合に、その指示の内
    容と直前に獲得していた指示の内容とが異なるときに、
    いずれかの指示の内容をその指示を獲得した時刻と共に
    前記記憶手段に蓄積して記憶させる蓄積手段と、 前記記憶手段に蓄積されたデータを所定の規則に従って
    中央制御装置に送信する送信手段とを備え、 前記中央制御装置は、 CATV端末が送信したデータを受信する受信手段と、 CATV端末が蓄積すべきデータを判断するための基準
    時間を指定する命令をCATV端末に送信する蓄積指示
    手段を有し、 前記蓄積手段は、前記操作手段からの指示があった場合
    に、その指示の内容と直前に獲得していた指示の内容と
    が異なり、かつ、それぞれの指示があった時刻の間隔が
    前記基準時間を超えるときに、いずれかの指示の内容を
    その指示があった時刻と共に前記記憶手段に蓄積して記
    憶させることを特徴とする双方向CATVシステム。
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