JP2000032499A - 番組選択履歴情報取得方法および取得装置 - Google Patents

番組選択履歴情報取得方法および取得装置

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JP2000032499A
JP2000032499A JP10201444A JP20144498A JP2000032499A JP 2000032499 A JP2000032499 A JP 2000032499A JP 10201444 A JP10201444 A JP 10201444A JP 20144498 A JP20144498 A JP 20144498A JP 2000032499 A JP2000032499 A JP 2000032499A
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Susumu Nagano
晋 長野
Shinji Sumiyama
伸治 角山
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視聴データの集計側で視聴データの種類を識
別できるようにする。 【解決手段】 視聴データのヘッダー部に記述されてい
るバージョン番号は視聴データのバージョンを特定する
ための番号である。IRDの性能向上やデータの高付加
価値化などのために、多くの種類の視聴データを収集す
る必要が生じた場合、視聴データのバージョン番号を参
照することにより、その視聴データが新バージョンなの
か旧バージョンなのかを集計側で知ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば衛星ディジ
タル放送における視聴率データの取得に好適な番組選択
履歴情報取得方法および取得装置に関し、特に、異なる
種類の視聴率データを識別する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビ番組の視聴率データは、特
定の視聴率調査システムによって、例えば数百世帯のサ
ンプル調査結果をもとに作成されている。この視聴率調
査システムでは、所定の時間間隔毎に、選択されたチャ
ンネル番号情報と選択された時間情報とを視聴データと
して、予め視聴者のテレビ受像機に取り付けられた特定
の記憶装置に記憶する。記憶された視聴データは集計セ
ンタからの転送要求により、個々の記憶装置毎に集計セ
ンタへ転送される。集計センタは、個々の記憶装置から
転送された視聴データを集計して番組毎の視聴率データ
を算出し、放送事業者や番組制作会社に通知する。
【0003】近年は通信衛星を用いた衛星ディジタル放
送が実用化されており、この衛星ディジタル放送のテレ
ビ番組を受信する受信装置としてIRD(Integrated R
eceiver Decoder )と呼ばれる受信装置がある。このI
RDは、放送局から所定の画像圧縮符号化方式によって
符号化されて放送される多数の番組を通信衛星を介して
選択的に受信できるように構成されており、ユーザが選
択した番組を内部のデコーダで復号化し、モニタに表示
するようになされている。そして、このように構成され
た衛星ディジタル放送においても、前述したような方法
により視聴率データを算出することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】衛星ディジタル放送の
サービスを利用しているユーザが使用しているIRDに
は、性能の高い機種とそうでない機種とが混在している
状態が考えられる。このような状態では、IRDの性能
向上や視聴率データの高付加価値化などのために、多種
類の視聴データを収集したくなった場合、そのような新
規の種類の視聴データに対応していないIRDから送ら
れてくる視聴データと、最新の種類の視聴データを送信
することのできるIRDから送られている視聴データと
を区別することが必要である。
【0005】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであって、集計センタ側で視聴データの種類を識別
できるようにした番組選択履歴情報取得方法および取得
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した本発明の課題
は、所定の取得タイミング毎に番組の選択情報を記憶す
る手順と、前記記憶した選択情報にその選択情報のバー
ジョン番号を付加して所定の送信タイミング毎に送信す
る手順とを備えることを特徴とする番組選択履歴情報取
得方法により解決される。
【0007】また、前述した本発明の課題は、所定の取
得タイミング毎に番組の選択情報を記憶する選択情報記
憶手段と、予め前記選択情報のバージョン番号が格納さ
れているバージョン番号記憶手段と、前記選択情報記憶
手段に記憶した選択情報に前記バージョン番号記憶手段
に格納されているバージョン番号を付加し、所定の送信
タイミング毎に送信する送信手段とを備えることを特徴
とする番組選択履歴情報取得装置により解決される。
【0008】本発明によれば、番組の選択情報は所定の
取得タイミング毎に選択情報記憶手段に記憶される。記
憶された選択情報は所定の送信タイミング毎に、送信手
段により送信される。送信される選択情報には、バージ
ョン番号記憶手段に格納されているバージョン番号が付
加される。受信側では、バージョン番号から、視聴デー
タの種類を判別することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら、詳細に説明する。なお、衛星デ
ィジタル放送では、一つの放送電波( キャリア) に複数
の放送番組や情報の信号を多重化して放送することが行
われている。このため以下に説明する実施形態では、こ
のような一つのキャリアを受信して復調し、目的とする
信号を抽出できるものとして説明する。
【0010】図1は本発明に係る衛星ディジタル放送受
信システムの構成を示すブロック図である。この衛星デ
ィジタル放送受信システムは、アンテナ1と、アンテナ
1に接続されたコンバータ2と、コンバータ2に接続さ
れたIRD3とから構成されている。アンテナ1は衛星
(図示せず)を介して送られてきた信号を受信する。ア
ンテナ1に取り付けられたコンバータ2は、受信信号を
所定の周波数に変換し、IRD3に供給する。
【0011】IRD3は大きく分けると、受信信号処理
部10と制御部20とから構成されている。
【0012】受信信号処理部10は、チューナ11と、
その出力が入力されるフロントエンド12と、その出力
が入力されるトランスポート処理部13と、その出力が
入力されるデコーダ14とから構成されている。それぞ
れの機能を簡単に説明すると、まずチューナ11はコン
バータ2から得られた中間周波信号内の複数のキャリア
の中から1つのキャリアを選択する。キャリアの選択
は、制御部20がキー入力インタフェース24あるいは
リモコンインタフェース25を通じてIRDのユーザか
らの指示を受け、それに対応する制御信号をチューナ1
1に送ることにより行われる。なお、以下の説明ではイ
ンタフェースをI/Fと記載する。
【0013】フロントエンド12は、チューナ11から
得られた信号をディジタル信号に変換・復調し、ビット
誤り訂正を行う。トランスポート処理部13は、スクラ
ンブルがかかった信号のスクランブルを解くデスクラン
ブラ131と、多重化されているトランスポートストリ
ームを所望のストリームやセクションに分離するデマル
チプレクサ132とから構成されている。この分離処理
の際には、入力されたトランスポートストリームが一
旦、デマルチプレクサ132に接続されたDRAMに格
納される。ここで、ストリームやセクションは、それぞ
れITU−T Rec H.220,ISO/IEC
13818−1(以下、MPEGシステム)で規定され
ているPES(Packetized Elementary Stream) とセク
ション(Section) を意味する。
【0014】デコーダ14は、MPEGデコーダ141
と、その出力が入力されるNTSCエンコーダ142
と、MPEGデコーダ141の出力が入力されるD/A
コンバータ143とを備えている。デマルチプレクサ1
32から送られるビデオデータおよびオーディオデータ
はMPEGデコーダ141でデコードされ、それぞれの
信号はNTSCエンコーダ142、D/Aコンバータ1
43に供給される。そして、最終的にそれぞれ外部のモ
ニタ(図示せず)の表示部に画像が表示され、スピーカ
から音声が出力される。なお、MPEGデコーダ141
でのデコード時には、入力されたビデオデータおよびオ
ーディオデータは一旦、MPEGデコーダ141に接続
されたDRAMに格納される。
【0015】制御部20はCPU21と、内部バス22
によりCPU21に接続された作業用メモリ23および
バージョン番号メモリ28と、CPU21に接続された
キーI/F24、リモコンI/F25、タイマ26、お
よびモデム27を備えている。ここで、作業用メモリ2
3はRAM(Random Access Memory)で構成され、バー
ジョン番号メモリ28はROM(Read Only Memory)な
どで構成されている。キーI/F24およびリモコンI
/F25はユーザがIRD3に対して、番組の選択、録
画予約等の各種指示を入力するための操作部である。バ
ージョン番号メモリ28には、このIRD3で送信する
視聴データのバージョン番号が予め書き込まれている。
タイマ26は現在の時刻を示す時間情報を生成して出力
する。モデム27は後述する集計センタへ視聴データを
送信するために必要な各種処理を実行する。
【0016】CPU21はキーI/F24やリモコンI
/F25などから得られるユーザの指示を解釈して、各
部を必要な状態に制御する。また、例えばトランスポー
トストリームのセクションとして伝送されてくるEPG
(Electronic Program Cuid
e)情報をデマルチプレクサ132より内部バス22経
由で作業用メモリ23に展開し、ユーザの指定した形式
に整えた後、MPEGデコーダ141内のOSD(On
Screen Display )を利用して外部の
モニタへ出力したりする。
【0017】また、CPU21は作業用メモリ23内
に、ユーザが視聴した一日分の視聴データを格納する。
そして、そのために必要な各種情報を作業用メモリ23
内に保持している。すなわち、作業用メモリ23内に
は、現時刻変数231、チャンネル変数232、視聴デ
ータ領域233、カウンタ変数234、アイコン表示変
数235、およびコマンド入力領域236が確保されて
いる。現時刻変数231は、現在の時刻情報を格納する
ための変数である。チャンネル変数は、選択中のチャン
ネル番号を格納するための変数である。視聴データ領域
233は、視聴データを格納するための領域である。カ
ウンタ変数234は、視聴データのサンプル回数のカウ
ント値を格納するための変数である。アイコン表示変数
235は、後述する視聴確認アイコンがモニタ画面に表
示されているか否かを表す値を格納するための変数であ
る。コマンド入力領域236は、ユーザがキーI/F2
4またはリモコンI/F25からコマンドを入力した際
に、その時の現時刻変数231の値を格納する。
【0018】次に、以上のように構成されたIRD3が
集計センタへ視聴データを送信するまでの手順について
説明する。なお、この手順を実行する前提として、作業
用メモリ23内に現時刻変数231およびチャンネル変
数232が存在し、適切な値が保持されているとする。
また、作業用メモリ23内に視聴用データを格納する領
域233が確保されているとする。このIRD3は視聴
データを暗号化して集計センタへ送信すること、および
視聴データのバージョン番号を送信することを基本機能
として備えているが、この基本機能に加えて、視聴確認
情報を送信する機能を有している。そして、視聴確認情
報を構成する際に、カウンタ変数234およびアイコン
表示変数235を利用する方法と、コマンド入力領域2
36を利用する方法とがあり、CPU21の処理および
視聴確認情報の構造が異なる。そこで、まず基本機能の
部分について説明する。
【0019】CPU21はタイマ26を設定して、例え
ば30秒毎に周期的に割り込みが入るようにする。割り
込みが入ると、CPU21は変数231および変数23
2を参照し、現在時刻と現在選局中のチヤンネル番号を
得て、それらをまとめて視聴データ格納領域233に追
加する。
【0020】一方、視聴データの集計センタへの送信は
以下のように行う。まず、IRD3と集計センタとの間
の接続関係を図2に示す。IRD3と集計センタ4との
間は、電話回線5およびパケット網6により接続されて
いる。電話回線5とパケット網との間にはモデム7が設
けられている。ここで、モデム27は例えばV.22b
is規格に準拠した2400bps/全二重/同期−非
同期通信が可能な一般的なものでよい。また、モデム間
のデータ伝送のための通信プロトコルとしては、例えば
TWINXを使用し、パケット網6としては例えばTW
IN’ETを使用することができる。
【0021】このような構成において、IRD3が集計
センタ4へ視聴データを送信する場合、前提として、I
RD3は集計センタ4の電話番号を予め知っており、集
計センタ4はIRD3のユーザを特定する識別番号を知
っているものとする。例えば、集計センタ4の電話番号
はIRD3の制御部20内に設けられているフラッシュ
メモリ等に予め書き込んでおくことができる。また、I
RD3の識別番号は、例えばユーザの申込みにより集計
センタ4から文書などで通知され、ユーザがリモコンを
使用してIRD3に入力しておくことができる。
【0022】CPU21は定期的に、例えば一日に一
回、定められた時刻になるとモデム27を制御して集計
センタ4に電話回線5を経由して接続する。IRD3か
ら見た接続の手順は図3に示されている。
【0023】まず、モデム27とモデム7とを接続する
ためのモデム接続フェーズに入る。ステップA1に示さ
れているように、このフェーズは、集権センタ4の電話
番号をダイヤリングした後、モデム7よリ「conne
ct2400/1200」が返送されることにより完了
する。
【0024】次に、TWINXデータ転送のためのTW
IN’ET接続フェーズに移る。ステップA2に示され
ているように、このフェーズは、ホスト識別番号を集計
センタ4へ送信した後、「COM」の応答が得られるこ
とにより完了する。
【0025】TWIN’ET接続が完了すると、視聴デ
ータを暗号化するための鍵を集計センタ4から受け取る
ための鍵交換フェーズに入る。ステップA3に示されて
いるように、このフェーズは、集計センタ4から暗号化
の鍵とそのインデックス(複数の鍵を区別する場合)を
受信することにより完了する。鍵を一つしか使用しない
場合には、鍵交換フェーズでは鍵のみ送信し、インデッ
クスは送信しない。
【0026】鍵交換フェーズが完了すると、ステップA
4に示されているように、TWINXプロトコルを使用
した視聴データの転送フェーズに入る。この視聴データ
は、鍵交換フェーズで受信した暗号化の鍵を用いて暗号
化されている。視聴データの詳細については後述する。
また、鍵受信フェーズでインデックスも受信した場合に
は、視聴データとともにインデックスも転送する。図4
はTWINXプロトコルによるデータ転送シーケンスを
示し、図5はデータフォーマットを示す。TWINXは
基本的に、「ENQ(Enquiry )」の送信によって回線
の制御権を取得し、「EOT(End of Transmission
)」の送信によって制御権を手放すまでの間に、「S
TX(Start of Text )」と「ETX(End of Text
)」で挟まれたテキストデータを送信するプロトコル
である。
【0027】視聴データの送信を全て終了し、集計セン
タ4から全視聴データの完全な受信を示す「ACK(Ac
knowledge )」が返送されたならば切断フェーズに入
る。ステップA5に示されているように、このフェーズ
は集計センタ4が回線を切断することにより終了する。
【0028】以上説明した、モデム接続/TWIN’E
T接続/データ転送/切断の各フェーズを順に実行する
ことにより、視聴データを集計センタ4へ送信すること
ができる。なお、図3に示されている手順の中で、回線
が使用中であったり、途中で回線が切断されたりした場
合は視聴データ送信の失敗であり、必要に応じてリトラ
イを行ったりする。エラーの詳細については省略する。
【0029】図6は視聴データの構成の一例を示すもの
である。この図の横方向は6バイトである。視聴データ
は、ユーザを特定する識別子(識別番号)と、IRDの
バージョン番号と、データを収集した日付と、視聴サン
プルの収集数と、暗号化の鍵を特定するインデックスと
が記されているヘッダー部と、暗号化された視聴サンプ
ルを集めたデータ部とからなる。視聴データのへッダー
部は暗号化されていない。
【0030】ヘッダー部のユーザ識別子はIRD3のユ
ーザを特定するための識別番号である。集計センタ4で
は、受信した視聴データに記されているユーザ識別子が
事前に通知してある識別番号と一致する場合のみ、受信
した視聴データを適正なものとして処理する。
【0031】ヘッダー部のバージョン番号は視聴データ
のバージョンを特定するための番号である。IRDの性
能向上やデータの高付加価値化などのために、多くの種
類の視聴データを収集する必要が生じた場合、視聴デー
タのバージョン番号を参照することにより、その視聴デ
ータが新バージョンなのか旧バージョンなのかを集計セ
ンタ4の側で知ることができる。すなわち、新規な視聴
データを送信可能なIRDはそれを示すバージョン番号
を使用し、新規な視聴データを送信不可能なIRDはそ
れを示すバージョン番号を使用する。例えば、それまで
未使用であった視聴サンプルの属性データ(attr:
attribute )の1ビットに新たな意味付けを行った場合
などに新しいバージョン番号を記述するようにする。そ
して、視聴データを受け取った集計センタ4では、例え
ばバージョン番号#1の視聴データの属性データは3ビ
ット有効であり、バージョン番号#2の視聴データの属
性データは4ビット有効である、というようにバージョ
ン番号を見ることにより、視聴データの種別および有効
データなどを判別することができる。図6には属性デー
タの4ビットが有効な視聴データが示されている。
【0032】ヘッダー部の日付情報(年月日)は視聴デ
ータを取得した日付を表す。ヘッダー部のサンプル数
は、データ部の視聴サンプルの数を表す。ヘッダー部の
インデックスは、鍵交換フェーズにおいて集計センタ4
から送られてきた鍵のインデックスを表す。つまり、受
信したインデックツスそのまま集計センタ4に返送す
る。集計センタ4では、インデックスから鍵を特定し、
暗号を解く。インデックスは“0”は鍵#0、“1”は
鍵#1というように、一意に鍵が特定できるようにして
ある。鍵を一つしか使用しない場合には、鍵交換フェー
ズでは鍵のみ受信し、インデックスは受信していないの
で、視聴データのヘッダー部にはインデックスを記述し
ない。
【0033】ヘッダー部に続くデータ部は、集計センタ
4から送られた鍵により暗号化されている。集計センタ
4で得られた視聴データは鍵がなければ復号することが
できないので秘匿性が増す。データ部の暗号化された視
聴サンプルは、視聴サンプルの収集時刻(時分秒)と、
その時刻におけるチャンネル番号と、属性データとから
なる。属性データは「EPG」、「録画購入」、「録画
予約」、「視聴予約」に対して一ビットが割り当てられ
ている。「EPG」の値は、視聴サンプルが収集された
時刻にEPG画面が表示されているか否かを表す。「録
画購入」の値は、視聴サンプルが収集された時刻に、I
RD3に接続された録画装置(図示せず)に録画され、
番組が購入されているか否かを表す。「録画予約」の値
は、視聴サンプルが収集された時刻に録画予約中である
か否かを表す。そして、「視聴予約」は、視聴サンプル
が収集された時刻に視聴予約中であるか否かを表す。
【0034】図7は視聴データの構成の別の一例を示す
ものである。この視聴データは、図6に示されている視
聴データに対して、属性データとして「視聴確認」ビッ
トを追加したものである。この「視聴確認」ビットは、
視聴サンプルが収集された時点で実際にユーザが番組を
視聴しているか否か(視聴アイコンが表示されているか
否か)を表す。図6の視聴データと図7の視聴データと
を区別するためには、前述した通りヘッダー部のバージ
ョン番号を利用する。
【0035】ユーザが番組を視聴しているか否かの判定
は、モニタ画面上に所定時間毎に視聴確認アイコンを表
示し、ユーザがリモコン等を用いてその視聴確認アイコ
ンを選択した場合(例えば決定キーを押した場合)に視
聴しているものと判定する。この判定を行う場合には、
作業用メモリ23内のカウンタ変数234とアイコン表
示変数235を使用する。
【0036】カウンタ変数234は、視聴サンプルの収
集間隔である30秒毎の割り込みで1ずつインクリメン
トされ、視聴確認アイコンの表示間隔の時間が経過する
と“0”にリセットされる。例えば視聴確認アイコンの
表示間隔が30分の場合には、“0”にリセットされて
から60回目のタイマの割り込みにより再び“0”にリ
セットされる。アイコン表示変数235は、モニタ画面
に視聴確認アイコンを表示する時に“1”がセットさ
れ、ユーザがリモコンなどを使用して視聴確認アイコン
を選択した場合に“0”にリセットされる。視聴サンプ
ルデータ内の属性情報に設けられている「視聴確認」ビ
ットには、視聴サンプル保存時のアイコン表示変数23
5の値が反映される。
【0037】次に、図8を参照しながら、ユーザが番組
を視聴しているか否かの判定を行う際の処理を説明す
る。
【0038】まず、CPU21は、通常の視聴サンプル
の収集時の動作と同様に、電源オン時にタイマ26を適
切に設定して、30秒間隔で割り込みが入るようにす
る。同時に、カウンタ変数234およびアイコン表示変
数235を“0”にリセットする。
【0039】タイマ割り込みが入ると、ステップB1に
示されているように、CPU21はまずカウンタ変数2
34を1インクリメントする。次のステップB2ではカ
ウンタ変数234が60であるか否かを判定する。
【0040】カウンタ変数234が60でない場合に
は、通常通り、視聴サンプルを視聴データ領域233に
保存する(ステップB5)。
【0041】一方、カウンタ変数234が60になった
場合には、現在のタイマ割り込みが60回目であり、視
聴確認アイコンを表示する時間であるから、MPEGデ
コーダ141内のOSDを用いて、視聴確認アイコンを
モニタ画面に表示させる。同時に、カウンタ変数234
を0にリセットし、アイコン表示変数235を1にセッ
トする(ステップB3、ステップB4)。
【0042】ステップB1で1をインクリメントした後
のカウンタ変数234の値が60であるか否かにかかわ
らず、ステップB5では、アイコン表示変数235の値
は、視聴サンプルデータ内の属性情報に設けられている
「視聴確認」ビットにそのまま格納される。したがっ
て、ユーザがアイコンを選択すればアイコンが表示され
ていないので、「視聴確認」ビットは“0”になり、ユ
ーザがアイコンを選択しなければアイコンが表示されて
いるので、「視聴確認」ビットは“1”になる。こうし
て保存されたアイコン表示の状態を表す情報は、その
後、全視聴データを集計センタへ送信する際に、属性情
報の一部として同時に送信される。
【0043】図7および図8で説明した方法は、実際に
ユーザが画面を見ているか否かを判定する際に、ユーザ
が視聴確認アイコンを選択することが必要であったた
め、ユーザにとっては余計な手間がかかってしまう。そ
こで、以下には、ユーザに余計な手間をかけずに視聴確
認を行えるようにする方法を説明する。図9はこの方法
で使用する送信データの構成を示す図である。
【0044】図9に示されているように、視聴サンプル
の後にコマンドサンプルが設けられている。コマンドサ
ンプルは、IRD3に対してユーザがリモコンなどを用
いて何らかのコマンドを入力した場合に収集される。つ
まり、ユーザが何らかのコマンドを入力したということ
は、その時点でモニタの画面を見ていたことになるか
ら、コマンド入力の有無により、視聴確認を行うことが
できる。
【0045】コマンドサンプルはヘッダー部とデータ部
とから構成されている。ヘッダー部はそれに続くコマン
ドサンプルの数を表す。コマンドサンプルはコマンドが
入力された時刻(時分秒)を表す。集計センタ4では、
このコマンドサンプルを見ることにより、その時刻にお
いてユーザがモニタ画面を見ていたと判定することがで
きる。なお、この場合、コマンドが入力された時刻を秒
単位で識別することができるが、コマンドが入力された
時刻に30秒までの誤差があってもよいのであれば、視
聴サンプルの属性情報として「コマンド入力」ビットを
設け、30秒毎に視聴サンプルを収集する際に、コマン
ド入力の有無を併せて保存するように構成してもよい。
【0046】このように、本実施の形態では、集計セン
タ4側で意図した鍵によって視聴データが暗号化される
ので、IRD3側で固定的に保有している鍵で暗号化す
る場合よりも視聴データの秘匿性が増す。また、万一鍵
が盗まれても別の鍵をIRD3へ送信するだけでよく、
IRDを交換する必要がない。さらに、インデックスを
用いることにより複数の鍵を利用することが可能とな
り、視聴データの秘匿性がより高くなる。また、複数の
鍵を利用していても簡単に使用された鍵が分かる。しか
も、鍵とインデックスとの対応関係は集計センタ4側で
管理できるので、依然としてセキユリティは高いままで
ある。
【0047】また、本実施の形態では、視聴データの内
容が変更になった場合に、その変更に対応したIRDが
送信する視聴データのヘッダー部のバージョン番号を従
来の番号と異なる番号に変更することにより、集計セン
タ4では、ヘッダー部を見て視聴データの内容を判別す
ることができる。また、視聴データの構成は変更する必
要がないので、集計センタ4の側で必要な対応は、変更
された内容に対する処理を付加するのみ、あるいは新バ
ージョン番号のデータを無視するのみでよい。さらに、
本実施の形態では、ユーザが実際にIRD3の出力画を
見ているか否かを示すデータを視聴データとともに集計
することが可能となるので、得られたデータを解析する
ことにより、より信頼性の高い視聴率の算出が可能とな
る。しかも、IRD3とは別の外付けのアダプタを用い
たり、視聴確認のためのキーを追加することもないの
で、コストはアップしない。また、図9に示した実施の
形態では、ユーザが視聴確認のための特別な操作が不要
であるため、ユーザを煩わすことなく、信頼性の高い視
聴率算出のためのデータを得ることができる。
【0048】なお、上記実施の形態は、本発明を衛星デ
ィジタル放送受信機に適用したものであったが、本発明
は視聴データを集計センタへ送信する装置であるなら
ば、例えばケーブルテレビの受信装置であっても地上波
テレビ放送の受信機であってもよい。
【0049】また、上記実施の形態ではモデムを使用
し、公衆電話回線を介して視聴データを集計センタへ送
信していたが、TCP/IPネットワークカードなどを
利用してイーサネットを介して送信してもよい。さら
に、データ転送プロトコルとしてはテキストデータを送
受信できるものであればTWINXでなくてもよい。ま
た、データの転送フォーマットに関しても、視聴データ
の種類を示すバージョン番号が記述されているものであ
れば、視聴データの構成や各部のバイト数はどのような
ものでもよい。そして、視聴データを暗号化する必要が
ない場合には、図3の鍵交換フェーズを省略し、かつI
RD3が送信する視聴データを暗号化しないように構成
してもよい。
【0050】そして、視聴確認アイコンを表示する手段
として、MPEGデコーダ内のOSDを利用するのでは
なく、画面上に同一目的のアイコンを表示することが可
能な他のグラフィックスチップを利用してもよい。ま
た、視聴確認アイコンは常に表示しなければならないも
のではなく、録画予約実行中など、視聴確認アイコンを
画面に表示したくない場合には、視聴データのサンプリ
ングを行っていても視聴確認アイコンを表示しないよう
に構成してもよい。
【0051】また、上記実施の形態では、視聴データの
サンプリング間隔を30秒とし、視聴確認アイコンの表
示間隔を30分として説明したが、これらの値は任意で
よい。例えば視聴データを1分間隔でサンプリングし
て、視聴確認アイコンを10分間隔で表示してもかまわ
ないし、全くランダムに視聴確認アイコンを表示しても
かまわない。
【0052】さらに、上記実施の形態では、視聴確認ア
イコンの表示状態を、視聴サンプルの属性情報内の視聴
確認として集計センタへ送信しているが、例えば「何時
何分から何時何分まで」という形式で、視聴サンプルと
は別データとして集計センタへ送信してもよい。
【0053】なお、上記説明では鍵および暗号化の方法
は特定の方法を例示してはいないが、これは「鍵による
データの暗号化が可能」であり、かつ「使用された鍵を
知ることによってデータの複号が可能」であれば、どの
ような鍵および暗号化を利用してもかまわないからであ
る。
【0054】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、視聴データを集計する側で視聴データの種類を識
別することができる。また、視聴データの内容が変更に
なった場合に、その変更に対応したIRDなどが送信す
る視聴データに付加されているバージョン番号を従来の
番号と異なる番号に変更することにより、視聴データを
集計する側では、バージョン番号を見て視聴データの内
容を判別することができる。さらに、視聴データの構成
は変更する必要がないので、視聴データを集計する側で
必要な対応は、変更された内容に対する処理を付加する
のみ、あるいは新バージョン番号のデータを無視するの
みでよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る衛星ディジタル放送受信システム
の構成を示すブロック図である。
【図2】IRDと集計センタとの間の接続関係を示す図
である。
【図3】IRDから見た接続の手順を示す図である。
【図4】TWINXプロトコルによるデータ転送シーケ
ンスを示す図である。
【図5】TWINXプロトコルによるデータフォーマッ
トを示す図である。
【図6】視聴データの構成の一例を示す図である。
【図7】視聴データの構成の別の一例を示す図である。
【図8】ユーザが番組を視聴しているか否かの判定を行
う際の処理を示すフローチャートである。
【図9】視聴サンプルとともにコマンドサンプルを送信
するデータの構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
3…IRD、20…制御部、21…CPU、23…作業
用メモリ、27…モデム、29…バージョン番号メモ
リ、231…現時刻変数、232…チャンネル変数、2
33…視聴データ領域。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数チャンネルの番組の中から選択され
    た番組の選択履歴情報を取得する番組選択履歴情報取得
    方法であって、 所定の取得タイミング毎に前記番組の選択情報を記憶す
    る手順と、 前記記憶した選択情報に該選択情報のバージョン番号を
    付加して所定の送信タイミング毎に送信する手順とを備
    えることを特徴とする番組選択履歴情報取得方法。
  2. 【請求項2】 送信者を識別するための情報と、送信の
    日付情報と、送信する選択情報の数とを付加して送信す
    る請求項1に記載の番組選択履歴情報取得方法。
  3. 【請求項3】 前記選択情報は、選択された番組のチャ
    ンネル番号情報と、選択された時刻を表す時刻情報と、
    属性情報とを有する請求項1に記載の番組選択履歴情報
    取得方法。
  4. 【請求項4】 複数チャンネルの番組の中から選択され
    た番組の選択履歴情報を取得する番組選択履歴情報取得
    装置であって、 所定の取得タイミング毎に前記番組の選択情報を記憶す
    る選択情報記憶手段と、 予め前記選択情報のバージョン番号が格納されているバ
    ージョン番号記憶手段と、 前記選択情報記憶手段に記憶した選択情報に前記バージ
    ョン番号記憶手段に格納されているバージョン番号を付
    加し、所定の送信タイミング毎に送信する送信手段とを
    備えることを特徴とする番組選択履歴情報取得装置。
JP10201444A 1998-07-16 1998-07-16 番組選択履歴情報取得方法および取得装置 Withdrawn JP2000032499A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002369090A (ja) * 2001-06-04 2002-12-20 Mitsubishi Electric Corp 放送受信機及び番組情報提供方法
US7275090B2 (en) 2000-12-19 2007-09-25 Hitachi, Ltd. Log accumulation device with user accuracy setting means and pseudo-information generating means
JP2014150575A (ja) * 2007-04-03 2014-08-21 Google Inc ログ処理

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