JP3338665B2 - 還元水の製造方法およびその装置 - Google Patents

還元水の製造方法およびその装置

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常雄 金子
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水道水、井戸水あ
るいは湧水などを電気分解して酸化還元電位を制御する
ことによって、飲用や身体の清浄用などに適した還元水
を製造する方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】水道水、井戸水あるいは湧水などは、そ
れが清水であれば飲用または顔や手など身体の清浄に用
いることができるが、浄化処理された清水であってもそ
の酸化還元電位が高いものでは、臭いがあったり味が悪
く、特に飲用には好ましくない。そこで、従来から、水
の酸化還元電位を電気分解により制御する水の改質手段
が提案されている(例えば、特開平4−150992号
公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前掲の公報
にも開示されているように、水の電気分解においては、
水中に一対の電極を挿入し、この一対の電極の一方を陽
極、他方を陰極として直流電流を通じることによって行
われるが、前記電極に直流電流を通じると陰極には水素
ガスが、陽極には酸素ガスが付着して電気分解を阻害す
ることが分かっている。また時間の経過にともなって電
極の表面に水中の物質が析出して電気分解を阻害するこ
とも分かっている。そして、このような電気分解を阻害
する前記二つの現象は、家庭用や携帯用の浄水器のよう
に、小型のものにおいて特に問題となっている。
【0004】そこで、本発明は、水の電気分解によって
還元水を製造するにあたり、第1の電極、第2の電極お
よび第3の電極からなるの3つの電極を用いて、時間の
経過にともなって陰極または陽極を順次移行させること
により、電極に水中の物質が析出するのを抑制して、電
気分解により効率よく還元水を製造することができる還
元水の製造方法およびその装置を提供することを目的と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の請求項1に係る還元水の製造方法は、水の電気分解
によって還元水を製造する方法であって、第1の電極、
第2の電極および第3の電極からなるの3つの電極を互
いに等間隔に保持して水中に挿入し、その3つの電極の
うち1つを陰極、他の2つを陽極として水に通電するに
あたり、時間の経過にともなって陰極を順次移行させる
通電制御を行うことを特徴とするものである。
【0006】また、本発明の請求項2に係る還元水の製
造方法は、水の電気分解によって還元水を製造する方法
であって、第1の電極、第2の電極および第3の電極か
らなるの3つの電極を互いに等間隔に保持して水中に挿
入し、その3つの電極のうち1つを陽極、他の2つを陰
極として水に通電するにあたり、時間の経過にともなっ
て陽極を順次移行させる通電制御を行うことを特徴とす
るものである。
【0007】本発明の請求項3に係る還元水の製造方法
は、請求項1または2の手段において、陽極と陰極間に
通電する電流は、陰極に対して陽極が正となる矩形波で
あることを特徴とするものである。
【0008】本発明の請求項4に係る還元水の製造方法
は、請求項3の手段において、矩形波のデューティ比に
より電気分解の速度を制御することを特徴とするもので
ある。
【0009】本発明の請求項5に係る還元水の製造装置
は、水の電気分解によって還元水を製造する装置におい
て、第1の電極、第2の電極および第3の電極からなる
の3つの電極を、同一円周上で120度間隔に配置した
一体構造とし、この一体構造の電極を水容器に挿脱自在
に構成したことを特徴とするものである。
【0010】本発明の請求項6に係る還元水の製造装置
は、請求項5の構成において、3つの電極を一体構造と
する部位を水容器の栓体とし、水容器は3つの電極を挿
入して上記栓体により封止する構成としたことを特徴と
するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る還元水の製造
装置の構成を示すブロック図、図2ないし図5は作用説
明図、図6は電極構造を示す正面図、図7は図6に示す
電極構造の分解斜視図、図8は本発明に係る還元水の製
造装置の一例を示す斜視図、図9はその他例を示す斜視
図、図10はさらにその他例を示す斜視図である。
【0012】図1において、1は電極であり、電極1は
3つの電極、すなわち第1の電極1a、第2の電極1b
および第3の電極1cよりなっている。2は直流電源
部、3は通電制御部、4は極性制御部である。上記第1
の電極1a、第2の電極1bおよび第3の電極1cは、
図6に示すように、同一円周上で120度の等間隔に配
置した一体構造をなし、一体構造の電極1を後述する水
容器に挿脱自在に構成したものである。
【0013】図2に示すように、第1の電極1a、第2
の電極1b、第3の電極1cには、直流電源部2から通
電制御部3および極性制御部4を介して通電されるが、
極性制御部4により第2の電極1bを陰極とし、第1の
電極1aと第3の電極1cを一定の設定時間tごとに交
互に陰極とするように極性を順次移行させる通電制御が
行われる。すなわち、A時点では第2の電極1bと第3
の電極1cが陰極、第1の電極1aが陽極であるが、B
時点では第1の電極1bと第1の電極1aが陰極、第3
の電極1cが陽極となるように制御される。
【0014】図2に示すように、第1の電極1a、第2
の電極1b、第3の電極1c間において通電極性の制御
が行われると、陽極では2H2O→O2+4H+4e、
陰極では4H+4e−→2H2↑の反応が起こり、陰極
では水素ガスを、陽極では酸素ガスを発生するが、第1
の電極1aおよび第3の電極1cは極性が交互に変わる
ので、いっそう陽極での気泡の発生が抑制され、気泡は
ほとんど生じない。
【0015】なお、図示しないが、第2の電極1bを陽
極とし、第1の電極1aおよび第3の電極1cを一定の
設定時間ごとに陰極とするように通電極性を制御して
も、図2に示す制御と同様の成果を得ることができるう
え、第1の電極1aおよび第3の電極1cは同一円周上
で120度の等間隔に配置され且つ、時間の経過にとも
なって陰極または陽極を順次移行させるので電極に水中
の物質が析出して電気分解を阻害することも無い。
【0016】本発明に係る方法においては、図3に示す
ように、第1の電極1a、第2の電極1b、第3の電極
1cに矩形波を印加してもよい。そして、この場合にお
いては、図4または図5に示すように、矩形波のデュー
ティ比により電気分解の速度を制御することができる。
また、図3に示すように、第1の電極1a、第2の電極
1b、第3の電極1cが一定時間ごとに陽極と陰極の交
代をするように制御してもよい。そして、そのように制
御することにより、全ての電極に気泡の発生を抑制する
ことができる。
【0017】電極1は、前記のように第1の電極1a、
第2の電極1bおよび第3の電極1cでなるが、この電
極1は、図6および図7に示すように、絶縁体からなる
頭部5に各電極が120度等間隔を保持するように一体
構造をなしている。そして、頭部5から各電極に通じる
ケーブル6が引き出されている。なお、ケーブル6は、
図7に示すように途中でコネクタ7により接離自在とし
てもよい。
【0018】図1に示す装置は、図8に示すように、直
流電源部2がアダプタ8で構成され、通電制御部3およ
び極性制御部4は制御ボックス9にともに収めてある。
アダプタ8は商用電源のコンセントに差し込んで電源を
得るものである。図8において、10は水容器であり、
この水容器はプラスチック製である。
【0019】図9に示すものは、図8のものの他例であ
る。この構成においては、水容器10の蓋11が着脱自
在であり、蓋11の中央部の孔12に電極1を挿入し、
孔12を電極1の頭部5で封止するように構成されてい
る。また、蓋11にガス抜き口13を設けると、電気分
解で発生する不要なガスが水容器10の外部へ排出され
る。なお、図9に示すものにおいて、蓋11を使用する
必要がない場合は、図10に示すように水容器10内に
電極1を立て掛けるように挿入するが、電極1の頭部5
の段部を水容器10の上縁に掛け止めると、安定した挿
入姿勢を保持することができる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、水の電気分解によって
還元水を製造するにあたり、第1の電極、第2の電極お
よび第3の電極からなるの3つの電極を用いて、時間の
経過にともなって陰極または陽極を順次移行させること
により、電極に水中の物質が析出するのを抑制して、電
気分解により効率よく還元水を製造することができる効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る還元水の製造装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明に係る方法の一制御態様を示す作用説明
図である。
【図3】本発明に係る方法の他の制御態様を示す作用説
明図である。
【図4】本発明に係る方法において矩形波のデューティ
比の一制御態様を示す作用説明図である。
【図5】本発明に係る方法において矩形波のデューティ
比の他の制御態様を示す作用説明図である。
【図6】電極構造を示す正面図である。
【図7】図6に示す電極構造の分解斜視図である。
【図8】本発明に係る還元水の製造装置の一例を示す斜
視図である。
【図9】本発明に係る還元水の製造装置の他例を示す斜
視図である。
【図10】本発明に係る還元水の製造装置のさらに他例
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 電極 1a 第1の電極 1b 第2の電極 1c 第3の電極 2 直流電源部 3 通電制御部 4 極性制御部 5 頭部 6 ケーブル 7 コネクタ 8 アダプタ 9 制御ボックス 10 水容器 11 蓋 12 孔 13 ガス抜き口
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−66976(JP,A) 特開 平8−1166(JP,A) 特開 平11−60429(JP,A) 特開 平6−55174(JP,A) 特開 平6−269782(JP,A) 特開 平11−128939(JP,A) 実開 昭58−58890(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 1/46

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水の電気分解によって還元水を製造する
    方法であって、第1の電極、第2の電極および第3の電
    極からなるの3つの電極を互いに等間隔に保持して水中
    に挿入し、その3つの電極のうち1つを陰極、他の2つ
    を陽極として水に通電するにあたり、時間の経過にとも
    なって陰極を順次移行させる通電制御を行うことを特徴
    とする還元水の製造方法。
  2. 【請求項2】 水の電気分解によって還元水を製造する
    方法であって、第1の電極、第2の電極および第3の電
    極からなるの3つの電極を互いに等間隔に保持して水中
    に挿入し、その3つの電極のうち1つを陽極、他の2つ
    を陰極として水に通電するにあたり、時間の経過にとも
    なって陽極を順次移行させる通電制御を行うことを特徴
    とする還元水の製造方法。
  3. 【請求項3】 陽極と陰極間に通電する電流は、陰極に
    対して陽極が正となる矩形波であることを特徴とする請
    求項1または2記載の還元水の製造方法。
  4. 【請求項4】 矩形波のデューティ比により電気分解の
    速度を制御することを特徴とする請求項3記載の還元水
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 水の電気分解によって還元水を製造する
    装置において、第1の電極、第2の電極および第3の電
    極からなるの3つの電極を、同一円周上で120度間隔
    に配置した一体構造とし、この一体構造の電極を水容器
    に挿脱自在に構成したことを特徴とする還元水の製造装
    置。
  6. 【請求項6】 3つの電極を一体構造とする部位を水容
    器の栓体とし、水容器は3つの電極を挿入して上記栓体
    により封止する構成としたことを特徴とする請求項5記
    載の還元水の製造装置。
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