JP2012094461A - 燃料電池システム及びその運転方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の燃料電池システムは、液体有機化合物を燃料とする燃料電池と、前記燃料電池に供給される燃料の燃料濃度を検出する燃料濃度検出装置を有し、前記燃料濃度検出装置が、一対の電極と、前記電極間に配置されたプロトン導電性固体高分子膜を有する濃度検出素子と、前記濃度検出素子に電圧を印加する直流電源と、前記濃度検出素子に印加する電圧の極性を切り替える極性切り替え手段と、前記濃度検出素子に電圧を印加することで生じる燃料の酸化電流を測定する電流測定手段と、を備えることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
(カソード反応) 3/2O2+6H++6e- → 3H2O
(全体反応) CH3OH+3/2O2 → 2H2O+CO2
すなわち、DMFCにおいては、アノード反応では水とメタノールの両方が必要であり、また、カソード反応においては酸素が必要となる。従って、パッシブ型及びアクティブ型DMFCでは、水,メタノール及び酸素を供給することで電池反応を発生させ、この電池反応により発電するものである。DMFCにおいて、発電部分であるMEAへの水及びメタノールの供給方法としては、以下のようになる。先ず、MEAに対しては燃料及び空気を独立して供給する必要がある。複数のセルを積層してスタックを構成する場合においては、燃料と空気とを分離するために燃料及び空気の流路を有するセパレータを設ける。このセパレータはカーボンや金属などの導電性材料を用いることにより、燃料や空気の流体は分離しながら複数のセルを電気的に直列接続することができる。
6H++6e- → 3H2 …(式2)
本発明の濃度検出素子の全体では、メタノールが二酸化炭素と水素に分解される反応が進行する(式3)。
このメタノール分解反応(式3)に伴う酸化電流(式1)を計測し、酸化電流がメタノール濃度によって規定される性質を利用するものである。
HCHO+H2O → CO2+4H++4e- …(式4)
4H++4e- → 2H2 …(式5)
ギ酸の場合は、(式6)と(式7)の組み合わせからなる。
2H++2e- → H2 …(式7)
他に、ジメチルエーテル,ジメトキシエタン,ジオキサンなど、酸化反応後に水素イオンが生じるものは、全て水素イオン伝導体を用いて、同様な反応形式で燃料を酸化電流として検知することができる。また、他のイオンが生じる燃料の場合は、そのイオンを伝導する材料を選択する。
メタノールの酸化反応(式8)によって発生した二酸化炭素は、DMFC本体102では、溶存あるいは微小な気泡として存在する。その二酸化炭素は燃料循環ライン105を経由して燃料タンク108に移り、その気相に大半の二酸化炭素が放出される。さらに、その気相の圧力が増加すると、燃料タンク108の上部に設置した気液分離膜110を通してシステム101の外部に放出される。この気液分離膜110には、触媒処理反応器を設け、微量の有機物を除去する機構を付与しても良い。
発電後の排ガスは、システム101の外部に放出される。空気排ガス出口に気液分離膜と冷却器を設置し、水を回収し、冷却水タンク106に戻す方法も採ることができる。
102 燃料電池
103 燃料原液を貯蔵する容器
104 燃料供給手段
105 燃料循環ライン
106 純水容器
107 純水供給手段
108 燃料タンク
109 燃料循環ポンプ
110 気液分離膜
111 空気供給手段
112 濃度検出素子
113 直流電源
114 極性切り替え手段
120 制御回路
121 電流信号ライン
122 燃料制御ライン
123 純水制御ライン
201 イオン伝導体
202,203,402,403,701,702,711,712 電極
204 燃料検知部
301,302 集電板
303 絶縁シート
304 締結ネジ
412,413 電流端子
501 酸化電流
502 印加電圧
703 電極701における酸化電流特性
704 電極702における酸化電流特性
Claims (13)
- 液体有機化合物を燃料とする燃料電池と、前記燃料電池に供給される燃料の燃料濃度を検出する燃料濃度検出装置を備えた燃料電池システムにおいて、
前記燃料濃度検出装置が、一対の電極と、前記電極間に配置されたプロトン導電性固体高分子膜を有する濃度検出素子と、
前記濃度検出素子に電圧を印加する直流電源と、
前記濃度検出素子に印加する電圧の極性を切り替える極性切り替え手段と、
前記濃度検出素子に電圧を印加することで生じる燃料の酸化電流を測定する電流測定手段と、を備えることを特徴とする燃料電池システム。 - 請求項1に記載の燃料電池システムにおいて、前記濃度計測素子で計測された酸化電流から燃料濃度を検出し、該燃料濃度に基づき、燃料濃度を制御する制御回路を備えることを特徴とする燃料電池システム。
- 請求項1に記載の燃料電池システムにおいて、
燃料タンクと、前記燃料タンクと前記燃料電池の間で燃料を循環させる燃料循環ラインと、前記燃料タンクまたは前記燃料循環ラインに前記燃料タンク中の燃料よりも高濃度の燃料,低濃度の燃料または水を供給する燃料制御機構を備え、
前記濃度計測素子で検出した濃度を記憶,演算する機能を有し、燃料制御機構に前記燃料電池へ供給する燃料量または水量を変化させる制御を行う制御回路を備えることを特徴とする燃料電池システム。 - 請求項1に記載の燃料電池システムにおいて、前記濃度検出素子を複数備え、前記極性切り替え手段が、各前記濃度検出素子に印加される電圧の極性を異なるタイミングで切り替えることを特徴とする燃料電池システム。
- 請求項1に記載の燃料電池システムにおいて、前記燃料がメタノールと水を含むことを特徴とする燃料電池システム。
- 液体有機化合物を燃料とする燃料電池と、前記燃料電池に供給される燃料の燃料濃度を検出する燃料濃度検出装置を備えた燃料電池システムの運転方法であって、
一対の電極と、前記電極間に配置されたプロトン導電性固体高分子膜を有する濃度検出素子に電圧を印加することにより生じる燃料の酸化電流に基づいて燃料濃度を検出するステップを備え、
燃料濃度を検出するステップにおいて、濃度検出素子に印加する電圧の極性を交互に切り替えることを特徴とする燃料電池システムの運転方法。 - 請求項6に記載の燃料電池システムの運転方法において、
検出した燃料濃度に基づいて、燃料電池に供給する燃料の燃料濃度を所定の範囲内に制御することを特徴とする燃料電池システムの運転方法。 - 請求項7に記載の燃料電池システムの運転方法において、
燃料電池に供給する燃料に補給される燃料または水の量を制御することにより、燃料電池に供給する燃料の燃料濃度を所定の範囲内に制御することを特徴とする燃料電池システムの運転方法。 - 請求項6に記載の燃料電池システムの運転方法において、前記燃料がメタノールと水を含むことを特徴とする燃料電池システムの運転方法。
- 液体有機化合物を燃料とする燃料電池と、前記燃料電池に供給される燃料の燃料濃度を検出する燃料濃度検出装置を備えた燃料電池システムの運転方法であって、
一対の電極と、前記電極間に配置されたプロトン導電性固体高分子膜を有する濃度検出素子を複数備え、
前記複数の濃度検出素子に電圧を印加することにより生じる燃料の酸化電流に基づいて燃料濃度を検出するステップを備え、
燃料濃度を検出するステップにおいて、前記複数の濃度検出素子に印加する電圧の極性を異なるタイミングで切り替えることを特徴とする燃料電池システムの運転方法。 - 請求項10に記載の燃料電池システムの運転方法において、
検出した燃料濃度に基づいて、燃料電池に供給する燃料の燃料濃度を所定の範囲内に制御することを特徴とする燃料電池システムの運転方法。 - 請求項11に記載の燃料電池システムの運転方法において、
燃料電池に供給する燃料に補給される燃料または水の量を制御することにより、燃料電池に供給する燃料の燃料濃度を所定の範囲内に制御することを特徴とする燃料電池システムの運転方法。 - 請求項10に記載の燃料電池システムの運転方法において、前記燃料がメタノールと水を含むことを特徴とする燃料電池システムの運転方法。
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-
2010
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