JP3338337B2 - 光フィルタの製造方法および光フィルタ製造装置 - Google Patents
光フィルタの製造方法および光フィルタ製造装置Info
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Description
造方法および光フィルタ製造装置に関する。
分散補償器などの光フィルタとして、ファイバブラッグ
グレーティング(以下、FBGと略称する。)が多用さ
れている。このFBGは、光ファイバのコアに対して周
期的な屈折率変化を施して形成する。周期的な屈折率変
化(屈折率変調)は、例えば位相マスク法により形成す
る(文献1「米国特許5367588号」参照)。
ファイバに紫外線光を照射する。位相マスクは紫外線光
に対して透明な板状体である。この板状体の表面には複
数個の凹部が形成されている。各凹部は所定の間隔をも
って直線的に配列している。これら凹部により紫外線光
が回折される。その回折光の強度は、凹部の配列間隔
(ピッチ)に応じた位置で強められたり弱められたりす
る。
ってその屈折率が変化する材料で形成されている(この
ような光ファイバを光感光性ファイバと称する。)。上
述した回折光が光ファイバに対して照射されるので、光
ファイバの延在方向(長手方向、光の導波方向)に沿っ
て、周期的な屈折率変調すなわちグレーティングがコア
に形成される。
ECTRONICS LETTERS 18th Ma
rch 1993 Vol.29 No.6 pp.5
66−568」に開示されている製造方法によって形成
される。また、FBGの反射波長帯域を広くしたい場合
には、凹部の配列方式を変えて、文献3「応用物理第6
6巻 1号 pp33−36(1997)」に開示され
ているチャープグレーティングの構造にすればよい。
のフィルタ特性、例えば反射波長帯域や反射スペクトル
のトップの平坦性などは、FBGのグレーティング書き
込み領域の長さすなわちグレーティング長に依存する。
合、反射波長帯域△λは次式(1)で表される。
速度を表し、記号Dは分散値を表している。
たとき、グレーティング長Lが長ければ長いほど、反射
波長帯域△λが広がる。しかし、位相マスクのサイズは
それほど大きくできないのが現状である。例えば、位相
マスクを形成するためには、真空装置内での処理を必要
とするが、比較的大きな板状体は真空装置内に導入する
ことができない。従って、グレーティング長Lもそれほ
ど大きく形成することができない。従来方法では、せい
ぜい100mm程度のグレーティング長LのFBGしか
形成することができなかった。
ブの抑圧やトップの平坦性を図るために、例えば文献4
「ELECTRONICS LETTERS 2nd
February 1995 Vol.31 No.3
pp.223−225」に開示されているアポダイズ
法が用いられる。このアポダイズ法では、ファイバの先
端領域と終端領域とにおける屈折率の変化を、ファイバ
の長手方向に沿ってベル状となるように連続的に変化さ
せる。
上述したように100mm程度の長さの位相マスクしか
用いることができない。従って、アポダイズ法の適用が
困難であり、十分な特性のFBGを作成することができ
ない。
グレーティング長のFBGが形成可能であり、アポダイ
ズ法の適用が可能である製造方法の出現が望まれてい
た。
ィルタの製造方法によれば、支持部材の上面に光感光性
ファイバをこの上面内にて螺旋状となるように延在させ
て設置する。また、前記光感光性ファイバの延在する方
向に沿って主面に複数個の凹部が周期的に設けられた位
相マスクを、前記支持部材の上面に対してその主面が平
行となるように、前記光感光性ファイバに対向させて設
置する。そして、前記位相マスクを前記支持部材に固設
した状態にして、この支持部材を、前記光感光性ファイ
バの螺旋中心を軸にして回転させる。一方、前記位相マ
スクを介して前記光感光性ファイバに対してビーム状の
紫外線光を照射する。この紫外線光により前記支持部材
の上面の端部から前記螺線中心にわたりこの上面を走査
して、前記光感光性ファイバのコアに周期的な屈折率変
調を形成する。このとき、前記光感光性ファイバに照射
される前記紫外線光の光量を、前記上面の位置に応じて
選択的に変化させている。
状(渦巻き形状)の平面パタンをなすように、支持部材
の上面に設置する。位相マスクは、その主面が支持部材
の上面と平行になるように対向させて設置する。その主
面には、光感光性ファイバと同じ螺旋形状をなすように
配列させた複数個の凹部が形成されている。従って、位
相マスクを支持部材に対向させたときに、光感光性ファ
イバに沿って凹部が配列する。
線光を照射しておき、回転部材により光感光性ファイバ
を回転させている。光感光性ファイバは、螺旋中心を通
って支持部材の上面に垂直な軸に関して回転する。そし
て、紫外線光の照射位置を支持部材の上面の端部から螺
旋中心にわたり移動させている。紫外線光は位相マスク
を介して光感光性ファイバに照射されるので、その回折
光が光感光性ファイバの全長にわたり順次に照射され
る。従って、光感光性ファイバの全長にわたり所望の屈
折率変調が形成される。
状の平面パタンをなすように設置させて、なるべく小さ
な平面スペース内に収めている。また、この光感光性フ
ァイバの設置方式に対応させて、位相マスクを構成する
凹部の配列を工夫している。従って、従来に比べて、位
相マスクの平面サイズを小さくすることができる。一
方、凹部を螺旋状に配列させて設けているので、その配
列長は従来に比べて長くできる。例えば、この製造方法
によれば、0.1m〜4mの長さのグレーティングを形
成することが可能である。
性ファイバと対向する側の面としてもよいし、あるい
は、光感光性ファイバと対向しない側(光源側)の面と
してもよい。しかし、後者の場合には、位相マスクの膜
厚分だけ回折光が伝播する距離が大きくなる。この場
合、回折光のコヒーレンスが低下してしまうおそれがあ
る。従って、前者の方が好ましい。
に照射される紫外線光の光量を、支持部材の上面の位置
に応じて選択的に変化させている。従って、光感光性フ
ァイバに照射される紫外線光の光量を、その延在する方
向に沿って選択的に変化させることが可能となる。よっ
て、例えば、光感光性ファイバの先端部分および終端部
分に照射される紫外線光の光量を連続的に変化させるこ
とができる。光感光性ファイバのコアは、照射される紫
外線光の光量が多いほど、大きな屈折率変化を示す。従
って、光感光性ファイバの先端部分および終端部分にお
ける屈折率を連続的に変化させる(アポダイズ法)こと
ができる。
て、好ましくは、前記回転の速度と前記走査の速度とを
同期させてあるのが良い。
端部分から終端部分にわたって、その延在する方向に沿
って順次に紫外線光を照射することができる。
は、前記支持部材の上面に前記端部から前記螺線中心に
わたり順次に第1領域、第2領域および第3領域を画成
しておく。そして、前記紫外線光により前記第1、第2
および第3領域をこの順序で走査するとき、前記第1領
域では、前記光量が徐々に(すなわち時間経過に伴い連
続的に)増加するようにし、前記第2領域では、前記光
量が一定になるようにし、前記第3領域では、前記光量
が徐々に(すなわち時間経過に伴い連続的に)減少する
ようにしている。
端部分が含まれるようにし、第2領域に光感光性ファイ
バの中間部分が含まれるようにし、第3領域に光感光性
ファイバの終端部分が含まれるようにしている。従っ
て、第1領域に延在する光感光性ファイバの部分では、
紫外線光により誘起されるコアの屈折率変化を光感光性
ファイバの延在方向に沿って徐々に大きくすることがで
きる。また、第2領域に延在する光感光性ファイバの部
分では、紫外線光により誘起されるコアの屈折率変化を
光感光性ファイバの延在方向に沿って一定にすることが
できる。また、第3領域に延在する光感光性ファイバの
部分では、紫外線光により誘起されるコアの屈折率変化
を光感光性ファイバの延在方向に沿って徐々に小さくす
ることができる。従って、アポダイズ法の手法を実行す
ることができる。
当り、前記光量を、前記紫外線光の強度の調節によって
変化させるのが好適である。
向に沿って順次に紫外線光を照射する際に、その紫外線
光の強度を選択的に変化させる。よって、光感光性ファ
イバに照射される光量を少なくしたい場合には、紫外線
光の強度を小さくすればよい。また、光感光性ファイバ
に照射される光量を多くしたい場合には、紫外線光の強
度を大きくすればよい。
して発生させ、その紫外線光の強度を、そのパルス繰返
し周波数の調節によって変化させる。つまり、光感光性
ファイバに照射される光量を少なくしたい場合には、パ
ルス繰返し周波数を小さくする。一方、光感光性ファイ
バに照射される光量を多くしたい場合には、パルス繰返
し周波数を大きくすればよい。あるいは、紫外線光の強
度を、通常の減衰器により調節してもよい。
実施に当り、前記光量を、前記支持部材の回転速度の調
節によって変化させるのが好適である。
量を少なくしたい場合には、支持部材の回転速度を大き
くする。このようにすると、紫外線光による照射時間が
短くなるので、照射される光量は少なくなる。また、光
感光性ファイバに照射される光量を多くしたい場合に
は、支持部材の回転速度を小さくする。このようにする
と、紫外線光による照射時間が長くなるので、照射され
る光量は多くなる。
は、前記支持部材の上面に前記端部から前記螺線中心に
わたり順次に第1領域、第2領域および第3領域を画成
しておく。そして、前記紫外線光により前記第1、第2
および第3領域をこの順序で走査するとき、前記第1領
域では、前記回転速度が徐々に減少するようにし、前記
第2領域では、前記回転速度が徐々に増加するように
し、前記第3領域では、前記回転速度が徐々に増加する
ようにしている。
端部分が含まれるようにし、第2領域に光感光性ファイ
バの中間部分が含まれるようにし、第3領域に光感光性
ファイバの終端部分が含まれるようにしている。従っ
て、第1領域に延在する光感光性ファイバの部分では、
光感光性ファイバの延在方向に沿って照射される光量が
連続的に大きくなる。また、第2領域の走査時には、支
持部材における内側と外側との回転速度の差を考慮し
て、時間の経過に伴い徐々に回転速度を上げている。こ
のため、光感光性ファイバの延在方向に沿って照射され
る光量が一定となるようにできる。また、第3領域に延
在する光感光性ファイバの部分では、光感光性ファイバ
の延在方向に沿って照射される光量が連続的に小さくな
る。従って、アポダイズ法の手法を実行することができ
る。
支持部材と、位相マスクと、回転部材と、光学装置と、
光量調節部とを具えている。支持部材は、光感光性ファ
イバが設置される板状体であって、この光感光性ファイ
バを嵌入させる溝が前記板状体の上面に螺旋形状となる
ように形成されている。位相マスクは、紫外線光に対し
て透明な板状体であって、その主面に複数個の凹部が前
記溝の平面形状と合同の螺旋形状となるように配列して
おり、その主面が前記上面に対して平行となるように前
記支持部材に対向させて用いられる。回転ステージは、
前記支持部材を、前記上面に対して垂直でありかつ前記
螺線形状の中心を通る軸に関して回転させる装置であ
る。光学装置は、前記溝に嵌入させた前記光感光性ファ
イバに対して、前記位相マスクを介して、紫外線光を照
射するための装置である。光量調節部は、前記光感光性
ファイバに照射される前記紫外線光の光量を、前記上面
の位置に応じて選択的に変化させる装置である。
平面パタンをなすように設置させて、なるべく小さな平
面スペース内に収めることができる。このため、従来に
比べて、位相マスクの平面サイズを小さくすることがで
きる。よって、この製造装置によれば、0.1m〜4m
の長さのグレーティングを形成することが可能である。
バに照射される紫外線光の光量を、支持部材の上面の位
置に応じて選択的に変化させることができる。従って、
光感光性ファイバに照射される紫外線光の光量を、その
延在する方向に沿って選択的に変化させることが可能と
なる。よって、例えば光感光性ファイバの先端部分およ
び終端部分における屈折率を連続的に変化させることが
できる。
ステンレスやスチールの板状体である。この板状体の上
面に、螺旋形状の平面パタンをなすように溝が形成され
ている。この溝に光感光性ファイバを嵌入することによ
り、光感光性ファイバを螺旋状に設置することができ
る。
に無反射となるように、前記上面にコーティングが施さ
れているのが良い。このように構成しておくと、周期的
な屈折率変調の形成に寄与しない反射光を実質的に無く
すことができる。
バの直径よりも大きくしてあるのが好適である。このよ
うに構成してあるので、光感光性ファイバと位相マスク
とが接触してしまうのを防ぐことができる。従って、位
相マスクに傷を付けてしまうこともないので、位相マス
クの複数回の使用が可能となる。また、光感光性ファイ
バが溝からはみ出ないので、位相マスクの固設は例えば
真空吸着により行える。
板状体を石英ガラスで形成してあるのが好適である。こ
のような板状体の主面に、複数個の凹部が、それぞれ所
定の間隔をもって、螺旋形状の平面パタンをなすよう
に、配列している。従って、この位相マスクを用いれ
ば、螺旋状に設置した光感光性ファイバに対して、紫外
線光(回折光)の照射が好適に行える。
向に沿って複数個の回折格子ブロックが画成されてい
て、前記回折格子ブロックの各々に属する前記凹部の配
列間隔が、前記回折格子ブロックごとに、前記配列方向
に沿って段階的または連続的に変化しているのが良い。
このように構成した位相マスクを用いると、光感光性フ
ァイバのコアにチャープグレーティングを形成すること
ができる。
紫外線光を発生させるレーザ光源と、この発生した紫外
線光を前記上面に向けて偏向させるミラーとを具えるの
が良い。
光を発生させる光源とし、前記光量調節部として前記パ
ルス光のパルス繰返し周波数を制御する周波数変調部を
具えるのが好適である。このように構成してあるので、
パルス繰返し周波数の制御により、光感光性ファイバに
照射される光量を変化させることができる。
線光の強度を調節する減衰器を前記光量調節部として具
えていても良い。このように構成してあるので、減衰器
により光感光性ファイバに照射される光量を変化させる
ことができる。
制御することにより、前記上面における前記紫外線光の
照射位置を変化させて、この上面の端部から前記螺線形
状の中心にわたり走査を行うように構成してあるのが良
い。
転ステージの回転速度とを同期させることにより、前記
溝の延在する方向に沿って前記走査を行うのが好適であ
る。従って、光感光性ファイバの延在する方向に沿っ
て、順次に、紫外線光を照射させることができる。
前記支持部材を設置するための回転部材と、この回転部
材を回転させる軸コントローラとを具えるのが良い。
ントローラの回転速度を制御する速度制御部を具えてい
るのが好適である。このように構成してあるので、回転
速度の制御により、光感光性ファイバに対して照射され
る光量を選択的に変化させることができる。
実施の形態につき説明する。尚、図は、この発明が理解
できる程度に、構造、大きさおよび配置関係が示されて
いるに過ぎない。また、以下に記載する数値等の条件や
材料は単なる一例に過ぎない。従って、この発明は、こ
の実施の形態に何ら限定されることがない。
フィルタ製造装置としてのFBG作成システムにつき、
図1を参照して説明する。図1は、FBG作成システム
の第1構成を示すブロック図である。尚、図中には、フ
ァイバホルダ10、位相マスク12、回転部材26およ
び光感光性ファイバ20の、軸24を含む位置における
切り口の断面が示されている。
バホルダ10、位相マスク12、回転ステージ14、光
学装置16、周波数変調部18、移動制御部70および
総合制御部72を具えている。このFBG作成システム
では、ファイバホルダ10および位相マスク12を、こ
れらを重ねた状態にして回転ステージ14上に設置す
る。また、光学装置16により紫外線光を発生させて、
この紫外線光によりファイバホルダ10の上面10aを
照射する。この上面10aに照射される紫外線光の光量
は、周波数変調部18により変化させることができる。
従って、ファイバホルダ10の上面10aに設置した光
感光性ファイバに対して、任意の光量の紫外線光を照射
させることができる。以下、各構成について順次に説明
する。
0は、光感光性ファイバ20を設置する板状体である。
この板状体の上面10aには、光感光性ファイバ20を
嵌入させるための溝22が平面的に螺旋形状となるよう
に形成されている。
て透明な板状体である。その主面12aには、複数個の
凹部が、溝22のなす平面形状と合同の螺旋形状となる
ように配列している。位相マスクの主面12aに照射さ
れる紫外線光は、これら凹部の存在により回折される。
この位相マスク12は、その主面12aがファイバホル
ダ10の上面10aに対して平行となるように、ファイ
バホルダ10に対向させて用いられる。図1では、ファ
イバホルダ10と位相マスク12とを離間させて示して
いるが、位相マスク12はファイバホルダ10に固設さ
れている。
を、その上面10aに対して垂直でありかつ螺線形状の
中心を通る軸24に関して回転させる装置である。この
回転ステージ14は、ファイバホルダ10を設置するた
めの回転部材26と、この回転部材26を回転させる軸
コントローラ28とを具えている。板状体は、例えば円
盤形状の板体である。軸コントローラ28は、例えばモ
ータなどの駆動装置である。回転部材26は、軸コント
ローラ28の作用により、上述の軸24を中心軸として
回転する。
通過する位置に、例えば円柱形状の突起構造26bを設
けておくのが好適である。一方、ファイバホルダ10の
上面10aと反対側の面に、この突起構造26bに嵌合
する形状の穴構造を形成しておくのがよい。このように
構成してあるので、この穴構造を突起構造26bに嵌合
させることにより、ファイバホルダ10および位相マス
ク12を回転部材26の上面26aに位置決めして半固
定的に設置することができる。そして、軸コントローラ
28を駆動させることにより、ファイバホルダ10およ
び位相マスク12が軸24に関して回転する。
た光感光性ファイバ20に対して、位相マスク12を介
して、紫外線光を照射する装置である。この光学装置1
6は、レーザ光源30、アッテネータ32および光学ユ
ニット74を具えている。光学ユニット74は、ミラー
34およびシリンドリカルレンズ36を具えている。
は、アッテネータ32を通過して、ミラー34によりそ
の伝播方向に対して90°の方向へ偏向される。さら
に、レーザ光38は、シリンドリカルレンズ36を通過
してから位相マスク12に入射する。レーザ光源30と
しては、ラムダ・フィジックス社製のKrFエキシマレ
ーザを用いている。このレーザ光源30により、248
nmの波長の紫外線光をパルス光として発生させる。発
生した紫外線光(レーザ光38)は、アッテネータ32
によりその出力(強度)が調整される。ミラー34は、
発生した紫外線光をファイバホルダ10の上面10aに
向けて偏向させる。ミラー34において反射されたレー
ザ光38は、シリンドリカルレンズ36に入射して、そ
のビーム径が調整される。
とシリンドリカルレンズ36とは、レーザ光源30から
発生するレーザ光38の導波方向(図中の移動方向4
0)に沿ってともに移動するように構成してある。この
ため、光学ユニット74の移動を制御するための移動制
御部70を具えている。従って、位相マスク12におけ
るレーザ光38の照射位置を、図中の紙面内における主
面12a上を移動方向40に沿って移動させることがで
きる。これに伴い、レーザ光38の照射により発生する
回折光42も同じ移動方向40に沿って移動する。
ージ14の回転速度とを同期させてある。このため、総
合制御部72によって、軸コントローラ28と移動制御
部70とを制御している。従って、光感光性ファイバ2
0の延在する方向に沿って順次に回折光42を照射する
ことが可能である。この作業の結果、光感光性ファイバ
20のコアに周期的な屈折率変調が形成されて、FBG
が完成する。
8は、光感光性ファイバ20に照射される紫外線光の光
量を、ファイバホルダ10の上面10aの位置に応じて
選択的に変化させる。このため、周波数変調部18は、
総合制御部72からレーザ光の照射位置の情報を受けて
いる。そして、この位置情報に基づき、周波数変調部1
8は、レーザ光源30が発生させるパルス光のパルス繰
返し周波数を制御している。従って、上面10aの位置
に応じて、光感光性ファイバ20に照射される紫外線光
の光量が変化する。
ホルダ10の構造につき、図2を参照して説明する。図
2(A)は、ファイバホルダ10の平面構造を示す図で
ある。図2(B)は、図2(A)のI−I線の位置に沿
う切り口の断面を示す図である。尚、図2には、光感光
性ファイバ20をファイバホルダ10とともに示してあ
る。また、上述した穴構造は省略している。
光感光性ファイバ20を設置するための板状体である。
この板状体は、例えば所定の厚さを有した円盤形状の板
体である。この板状体の材料として、例えば、アルミニ
ウム、スチールおよびステンレスを用いることができ
る。
ァイバ20を設置するための溝22が形成してある。溝
22は、一続きの連続した凹部であって、上面10aに
おいて螺旋形状の平面パタンをなすように形成してあ
る。この溝22内に光感光性ファイバ20を嵌入させる
ことにより、光感光性ファイバ20を螺旋状に設置する
ことができる。
光性ファイバ20の直径よりも大きくしてある。従っ
て、光感光性ファイバ20の全体が溝22の中に埋め込
まれる。このように構成してあるので、光感光性ファイ
バ20と位相マスク12との接触が回避される。よっ
て、位相マスク12に傷がつかず、位相マスク12の複
数回の利用が可能となる。図3は、ファイバホルダ10
の要部構造を示す図である。図3(B)は、図2(B)
の破線Cにより囲まれた領域を拡大して示す断面図であ
る。図示の通り、光感光性ファイバ20の直径に比べて
溝の深さDを大きくしてある。また、溝22の幅Wは、
光感光性ファイバ20の直径とほぼ等しくしてある。
ファイバ20の直径より大きくしなくともよい。例え
ば、溝22の深さDを、光感光性ファイバ20の直径の
半分程度の大きさとしてもよい。図3(A)は、このと
きの様子を示す断面図である。このように構成すると、
溝22から光感光性ファイバ20の上側部分がはみ出る
が、所定の螺旋状となるように光感光性ファイバ20を
設置できれば支障が無い。この場合には、ファイバホル
ダ10と位相マスク12との間にスペーサを設けておけ
ば、位相マスク12に傷がつく心配も無い。
光感光性ファイバ20の直径の半分程度の値から直径よ
り大きめの値とするのが好ましい。また、回折光42の
コヒーレント長を考慮すると、光感光性ファイバ20と
位相マスク12の主面12aとの間は、60μm程度の
距離だけ離間するように溝22の深さを設計するのが好
適である。また、溝22の幅Wは、ほぼ光感光性ファイ
バ20の直径と同じに設定する。例えば、光感光性ファ
イバ20の直径を125μmとするとき、溝22の深さ
Dは60μm〜130μm程度の値に設定し、溝22の
幅Wは120μm〜130μmの範囲の値にする。
なるように、上面10aにコーティングを施してある。
このコーティングにより、屈折率変化に寄与しない紫外
線光の反射光を実質的に無くしている。このコーティン
グは、溝22の内面にも施しておく。例えば、黒色塗料
の焼き付けを行うことにより、このコーティングを形成
する。このようにして、上面10aにおける回折光42
の反射により、周期的な屈折率変化が乱されてしまうこ
とを回避できる。
2の構造につき、図4を参照して説明する。図4は、位
相マスク12の平面構造を示す図である。
の板状体である。位相マスク12とファイバホルダ10
とは同じ形状および大きさとしてある。この位相マスク
12を構成する板状体は、石英ガラスで形成している。
しかし、これに限らず、紫外線光に対して透明な材料で
あればよい。例えば、位相マスク12を、フッ化カルシ
ウムやフッ化マグネシウムにより形成してもよい。
は、回折格子列44が形成されている。この回折格子列
44は、複数個の凹部が配列して構成されている。複数
個の凹部は、周期的に螺旋状となるように配列してい
る。すなわち、凹部の各々は、螺旋中心(マスク中心)
46を中心として、所定の間隔をもって一連の列状に螺
旋を描くように並んでいる。そして、その平面パタンが
ファイバホルダ10の螺旋パタンと表裏の関係となるよ
うにしてある。従って、位相マスク12の主面12aを
ファイバホルダ10の上面10aに対向させて、マスク
中心46を軸24に合わせると、回折格子列44の平面
パタンと溝22の平面パタンとが重なるように位置決め
される。すなわち、溝22の延在する方向に沿って各凹
部が配列する。
図である。図5(A)は、図4に示す破線Cで囲まれた
領域を拡大して示す要部平面図である。図5(B)は、
図5(A)のJ−J線に沿う位置での切り口の断面を示
す要部断面図である。尚、図5(A)に示す凹部48が
回折格子列44を構成していることを破線の補助線44
で表している。
られたほぼ矩形形状の平面パタンをなしている。その互
いに対向する2辺がそれぞれ円周の一部分の形状を呈し
ており、マスク中心46に近い側の辺の長さΛaの方
が、螺旋中心に遠い側の辺の長さΛbに比べて短い。従
って、凹部48のマスク中心46に近い側の周期(配列
間隔)と、マスク中心46に遠い側の周期とは異なって
いる。しかしながら、次に述べる理由から、この位相マ
スク12によって周期的な屈折率変調を形成することが
可能である。
スク12と光感光性ファイバ20との位置関係を示す平
面図である。図6に示す位相マスク12の領域は、図5
(A)に示す位相マスク12の領域に対応している。図
6に示す配置では、光感光性ファイバ20の中心軸が、
各凹部48の中央部(図5のJ−J線で示す位置に対応
している。)に揃えられている。実際に、ファイバホル
ダ10の溝22に光感光性ファイバ20が嵌め込まれる
と、このように配置される。
コア20aと、このコア20aの周囲に密着させて設け
た円筒形状のクラッド20bとを具えている。コア20
aおよびクラッド20bは、酸化シリコン(SiO2 )
や酸化ゲルマニウム(GeO2 )を主成分とする材料で
形成されている。これらの成分比を調節することによ
り、コア20aの屈折率をクラッド20bの屈折率に比
べて大きくしてある。コア20aの幅W1は10μmで
ある。また、クラッド20bの幅W2は110μm〜1
30μm程度である。
子列44の領域は、マスク中心46から最も遠く離間し
た領域に相当している。この図中に示される凹部48
は、マスク中心46から2.5インチ(約64mm)の
距離だけ離間している。この場合において、ある凹部4
8の位置におけるコア20aの外周の長さを、マスク中
心46に近い側と、マスク中心46に遠い側とで比べて
みる。すると、マスク中心46に遠い側のコア20aの
外周Λ1は、マスク中心46に近い側のコア20aの外
周Λ2に比べて0.0015%だけ大きいことが分か
る。従って、これら外周Λ1およびΛ2の差は非常に小
さいので、無視することができる。このように、コアの
幅W1が螺旋パタンの曲率に比べて小さいため、周期的
な屈折率変調の形成に対しては支障がない。
述の文献2に開示されている製造方法により形成するこ
とができる。この製造方法につき簡単に説明する。先
ず、石英ガラス板にCr薄膜をスパッタリング法あるい
は蒸着法により成膜する。続いて、電子ビームリソグラ
フィ法により、Cr薄膜のパターニングを行う。次に、
パターニングしたCr薄膜をマスクとして、石英ガラス
板のエッチングを行う。この工程は、例えば、反応性イ
オンエッチングにより行う。この結果、図5(B)に示
す矩形形状の溝が凹部48として形成される。この凹部
48は、パターニングされたCr薄膜の開口部分に対応
した石英ガラス板の位置に形成される。Cr薄膜は酸に
より除去して、位相マスク12が完成する。
ーティング構造の回折格子列44aを形成すると、反射
帯域幅を広くすることができる。図7は、位相マスク1
2の変形例を示す図である。図7(A)は変形例の要部
平面図である。図7(A)に示す領域は、図4の破線C
で囲まれた領域に相当している。図7(B)は、図7
(A)のK−K線に沿う位置の切り口を示す断面図であ
る。
48が配列する方向に沿って複数個の回折格子ブロック
を画成してある。例えば、図中に示す領域には、3個の
回折格子ブロック50a、50bおよび50cが、この
順序で配列している。そして、回折格子ブロック50
a、50bおよび50cの各々に属する凹部48の配列
間隔が、回折格子ブロックごとに、配列方向に沿って段
階的または連続的に変化している。例えば、回折格子ブ
ロック50a、50bおよび50cの各々に属する凹部
48の配列間隔をそれぞれΛ1、Λ2およびΛ3とす
る。このとき、Λ1<Λ2<Λ3としてある。従って、
配列間隔(ピッチ)が段階的に変化するチャープグレー
ティングが構成される。各々の回折格子ブロックに属す
る凹部の数は適当に設定してよい。尚、Λ1=Λ2=Λ
3とすると、通常の単周期グレーティングが形成され
る。
の光フィルタの製造方法(FBG作成方法)の原理につ
き説明する。図8は、FBG作成方法の説明に供する斜
視図である。図8には、ファイバホルダ10と、位相マ
スク12と、光感光性ファイバ20との位置関係が示さ
れている。
は、光感光性ファイバ20を同一平面内すなわち上面1
0a内で螺旋状となるように延在させて設置している。
上述したように、ファイバホルダ10は円盤形状の板状
体である。この板状体の中心を取り巻くようにして、一
本の光感光性ファイバ20を螺旋状に延在させて設けて
いる。光感光性ファイバ20は、板状体の中心すなわち
螺旋中心からほぼ一定の曲率で図中の時計方向に円形を
描きながら板状体の外周に向かって延在しており、結果
的に渦巻き形状の平面パタンをなしている。
複数個の凹部48が設けられている。位相マスク12
は、ファイバホルダ10と同一形状の板状体である。円
盤型の位相マスク12の主面12aは、光感光性ファイ
バ20を設けたファイバホルダ10の上面10aに対し
て平行となるように対向させて設置している。凹部48
は、光感光性ファイバ20の平面パタンと同様の渦巻き
状の平面パタンをなす回折格子列を形成している。ファ
イバホルダ10と位相マスク12との間の位置決めがな
されると、例えば主面10aに対して垂直な方向からこ
れらを見たときに、光感光性ファイバ20が延在する方
向に沿って凹部48が配列する。
ルダ10とは、凹部48が光感光性ファイバ20に沿っ
て重なるように位置決めして固定してある。これら位相
マスク12およびファイバホルダ10は、上述した回転
ステージ14により、螺旋中心を通る軸24の周りに回
転させている。この例では、この回転方向52を図中の
時計方向に設定してある。
ファイバ20に対して紫外線光を照射することにより、
光感光性ファイバ20のコアに周期的な屈折率変調を形
成する。このため、位相マスク12の主面12aとは反
対の面側からレーザ光38を入射させる。レーザ光38
はビーム状の紫外線光であって、主面12aに対して垂
直に入射する。レーザ光38が位相マスク12を通過す
ると、上述の回折格子列の作用により主面12a側から
回折光42が発生する。この回折光42が、主面12a
および上面10a間に位置する光感光性ファイバ20に
対して照射される。この回折光42の強度は、凹部48
の配列間隔に応じた所定の位置において強められてい
る。従って、光感光性ファイバ20の所定の位置の屈折
率がその強度に応じて変化する。
ダ10の上面10aの端部から螺旋中心すなわち軸24
にわたり上面10aが走査される。このため、レーザ光
38の照射位置を、上述のミラー34により、上面10
aに対して平行にかつ直線的に移動方向40に沿って移
動させる。このように、この直線運動と上述した回転運
動とが協働して、光感光性ファイバ20の一方の端部
(先端部)54から他方の端部(終端部)56にわた
り、連続的にレーザ光38すなわち回折光42が照射さ
れる。
に示すFBG作成システムを用いれば光感光性ファイバ
20のコアに屈折率変調を形成することができる。実際
に、このFBG作成システムを利用するには、先ず、フ
ァイバホルダ10の溝22に光感光性ファイバ20を収
める。例えば、光感光性ファイバ20としてコーニング
社製のSMF28(商品名)を用いるのが好適である。
尚、光感光性ファイバ20は、クラッドの周りを被覆し
ている被覆層をファイバストリッパなどの治具を用いて
剥がしておく。あるいは、ジクロロエタンにディップし
て剥離させ、クラッド表面が露出した状態にしてから溝
22に収める。
2とは上述したように位置決めして固定する。この位置
決めを行うには、ファイバホルダ10と位相マスク12
とをそれぞれ個別のステージに固定する。ステージは、
X軸、Y軸、Z軸およびθ軸方向の調節機構を具えてい
るのが良い。そして、これら軸方向の調節を、例えば顕
微鏡で目視しながら行うことにより所定の位置決めを行
う。また、位置決めした後は、ファイバホルダ10およ
び位相マスク12間の位置関係を固定する。これらファ
イバホルダ10および位相マスク12は、例えば真空チ
ャック装置を用いて相互間を真空吸着させることにより
固定する。また、例えばクリップなどの挾持手段でこれ
らを固定しても構わない。尚、溝22から光感光性ファ
イバ20の上側部分がはみ出てしまう場合には、上述し
たように、位相マスク12とファイバホルダ10との間
にスペーサをかましてこれらを固定すればよい。
スク12を回転ステージ14に設置する。このようにセ
ッティングを行って、FBG作成システムを動作させれ
ば、自動的に光感光性ファイバ20に沿って紫外線光が
順次に照射されてゆき、FBGが形成される。
するためには、光感光性ファイバ20の一方の端部に通
常の光コネクタを接続する。また、他方の端部には透過
光を反射させないための終端器を取り付ける。
に、この実施の形態のFBG作成システムは、光量調節
部として周波数変調部18を具えている。この周波数変
調部18によれば、光感光性ファイバ20に照射される
紫外線光の光量を、ファイバホルダ10の上面10aの
位置に応じて選択的に変化させることができる。
に端部から螺線中心にわたり順次に第1走査領域、第2
走査領域および第3走査領域を画成する。これら走査領
域に対応して、ファイバホルダ10に設置された光感光
性ファイバ20は、その延在する方向に沿って順次に配
列する3つの領域すなわち先端領域、中間領域および終
端領域に分けられる。そして、これら走査領域に応じ
て、光感光性ファイバ20に照射される紫外線光の光量
を違えている。図9は、これら走査領域の画成例を示す
平面図である。
0の上面10aには3つの走査領域58a、58bおよ
び58cが画成されている。上面10aの外周側に画成
された第1走査領域58aは、光感光性ファイバ20の
先端部54を含む領域である。この第1走査領域58a
には、先端部54を含む光感光性ファイバ20の先端領
域が含まれている。また、上面10aの内周側すなわち
螺旋中心側に画成された第3走査領域58cは、光感光
性ファイバ20の終端部56を含む領域である。この第
3走査領域58cには、終端部56を含む光感光性ファ
イバ20の終端領域が含まれている。これら第1走査領
域58aおよび第3走査領域58cを除いた他の上面1
0aの領域が、第2走査領域58bに相当している。第
2走査領域58bには、光感光性ファイバ20の中間領
域が含まれている。
光により、これら第1走査領域58a、第2走査領域5
8bおよび第3走査領域58cをこの順序で走査する。
このとき、第1走査領域58aでは、光感光性ファイバ
20に照射される光量が徐々にすなわち時間経過に伴い
増加するようにしている。また、続く第2走査領域58
bでは、光感光性ファイバ20に照射される光量が一定
になるようにしている。さらに、続く第3走査領域58
cでは、光感光性ファイバ20に照射される光量が徐々
に減少するようにしている。
部18により、この光量の調節を行っている。周波数変
調部18は、レーザ光源30が発生させるパルス光(紫
外線光)のパルス繰返し周波数を変化させる装置であ
る。ここでは、回転ステージ14による回転速度を一定
にしているので、パルス繰返し周波数の変化に応答し
て、光感光性ファイバ20に照射される光量が変化す
る。すなわち、光量を少なくしたいときには、パルス繰
返し周波数を小さく設定する。あるいは、光量を多くし
たいときには、パルス繰返し周波数を大きく設定する。
従って、上述したような光量の調節を図るには、先ず、
第1走査領域58aでは、徐々にすなわち時間経過に伴
いパルス繰返し周波数を大きくしてゆく。また、第2走
査領域58bでは、パルス繰返し周波数を一定に保つ。
そして、第3走査領域58cでは、パルス繰返し周波数
を徐々に小さくしてゆく。
との関係を示すグラフである。図中、横軸に走査時間を
取り、縦軸にパルス繰返し周波数を取って示す。図10
に示す曲線aによれば、先ず、走査開始時間t0から時
間t1にかけては、徐々にパルス繰返し周波数を上げて
ゆく。次に、時間t1から時間t2にかけては、パルス
繰返し周波数を一定とする。そして、時間t2から走査
終了時間t3にかけては、パルス繰返し周波数を徐々に
下げてゆく。
よびt2〜t3の各時間範囲において、それぞれ第1走
査領域58a、第2走査領域58bおよび第3走査領域
58cに含まれる光感光性ファイバ20が紫外線光によ
り走査されるようにしている。従って、回転ステージ1
4の回転速度などから、あらかじめ走査時間を割り出し
ておき、所定の領域に所望の光量が与えられるようにす
る。また、ファイバホルダ10の上面10aにおける内
側領域と外側領域との回転速度の違いを考慮しておくの
が好適である。このようにしているので、光感光性ファ
イバ20の長手方向に沿った位置に応じて、コアに誘起
される屈折率変化の大きさを制御することが可能であ
る。
1に示す屈折率変化を形成することができる。図11
は、光感光性ファイバ20の屈折率変化の制御例を示す
グラフである。図中、横軸には光感光性ファイバ20の
長手方向に沿って測った長さを取り、先端部54から終
端部56にわたる範囲を任意単位で示している。尚、先
端部54に対応する横軸の位置を矢印aで示し、終端部
56に対応する横軸の位置を矢印bで示している。ま
た、光感光性ファイバ20の先端領域、中間領域および
終端領域に対応する横軸の範囲を、それぞれ記号c、d
およびeで示している。図中の縦軸には、光感光性ファ
イバ20のコアに誘起される屈折率変化を任意単位で示
している。すなわち、紫外線光の照射により、コアの屈
折率の変化分を表している。
を示している。この曲線fによれば、先端領域cでは、
光感光性ファイバ20の長手方向に沿って、長さの増加
に従い屈折率変化が大きくなる。また、中間領域dで
は、光感光性ファイバ20の長手方向に沿う長さの変化
に対して屈折率変化が一定である。そして、終端領域e
では、光感光性ファイバ20の長手方向に沿って、長さ
の増加に従い屈折率変化が小さくなる。この製造例で
は、先端領域cおよび終端領域eにおける屈折率変化の
変化がガウシャン曲線となるようにしている。このよう
に、先端領域および終端領域における屈折率変化の包絡
線が任意のベル形状曲線となるように形成することがで
きる。従って、アポダイズ方式のFBGを形成すること
ができるので、サイドローブの抑圧や、反射帯域の急峻
化や、フラットトップの平坦化などのフィルタ特性を改
善することが可能である。
て周波数変調部18を具えていて、パルス繰返し周波数
の制御により、光感光性ファイバ20に照射される紫外
線光の光量を変化させている。しかし、この代わりに例
えば、図1に示すアッテネータ(減衰器)32により、
レーザ光源30から照射されるレーザ光38の強度を調
節するようにしてもよい。すなわち、光感光性ファイバ
20の走査位置に応じて、アッテネータ32によりレー
ザ光38の強度を異ならせる。このとき、回転ステージ
14の回転速度やパルス繰返し周波数は一定にしてお
く。従って、光感光性ファイバ20の位置に応じて、レ
ーザ光38の強度に対応した光量の紫外線光が照射され
る。このように、光量調節部としてアッテネータ32を
用いるようにしてもよい。
は、ファイバホルダ10に光感光性ファイバ20を渦巻
き状に固定する。また、この渦巻き形状に対応した回折
格子列44を具える位相マスク12を介して紫外線光を
照射する。そのとき、ファイバホルダ10の回転運動と
レーザ光の直線運動とを同期させて、ファイバの長手方
向にグレーティングが順次に書き込まれるようにしてい
る。従って、所望の長さのファイバに所望のピッチの屈
折率変調を切れめなく均一に作成できるようになってい
る。このように、この実施の形態の方法によれば、長尺
FBGによる光フィルタが良好に再現性よく作成でき
る。再現性が良いので作成歩留まりも向上し、量産に適
している。これにより製品コストを低減することができ
る。
えているので、任意の屈折率変化を光感光性ファイバ2
0のコアに書き込むことができる。従って、例えばアポ
ダイズ方式のFBGも容易に実現できるので、フィルタ
特性の改善を図ることが可能である。
の形状は円盤形状でなくともよい。また、この実施の形
態では、位相マスク12の直径は5インチとしている。
従って、渦巻き状の回折格子列44の一周分は約40c
mとなるので、例えば1mのFBGを作成する場合に
は、約3周の回折格子列44を形成しておけばよい。こ
のように、位相マスク12のサイズやファイバホルダ1
0のサイズを適当に設計すれば、0.1m〜4m程度の
任意の長さのFBGを作成することができる。
ステムの第2構成につき説明する。この実施の形態で
は、光量調節部として、軸コントローラ28の回転速度
を制御する速度制御部60を具えている。以下、図12
を参照して、主として速度制御部60につき説明を行
い、他の重複する構成成分については説明を省略する。
を示す図である。上述したように、軸コントローラ28
は、回転部材26の軸24に関する回転運動を制御する
装置である。速度制御部60は、軸コントローラ28を
制御することにより、回転部材26の回転速度を調節す
る装置である。従って、この速度制御部60により回転
部材26の回転速度を調節して、ファイバホルダ10の
軸24に関する回転速度を制御することができる。
返し周波数を制御するための周波数変調部18を省略し
てあるが、これを具えていてもよい。また、この製造例
では、レーザ光源30が発生させるレーザ光38の強度
を時間的に一定にしている。従って、光源30として、
必ずしもパルス光源を用いなくともよい。
度制御部60とが総合制御部72によってともに制御さ
れるように構成してある。従って、回転部材26の回転
速度とミラー34の移動速度とを同期させて動作させる
ことができる。
つき説明する。この実施の形態では、光感光性ファイバ
20に照射される紫外線光の光量を、ファイバホルダ1
0の回転速度の調節によって変化させている。すなわ
ち、ファイバホルダ10の回転速度を調節することによ
り、紫外線光が光感光性ファイバ20に照射される時間
を走査位置に応じて変化させている。従って、走査位置
ごとに照射される紫外線光の光量を選択的に変化させる
ことができる。
58a〜58cを、ファイバホルダ10の上面10aに
端部から螺線中心にわたり画成する。そして、光学装置
16で発生させた紫外線光により、これら第1走査領域
58a、第2走査領域58bおよび第3走査領域58c
をこの順序で走査する。このとき、第1走査領域58a
では、光感光性ファイバ20に照射される光量が徐々に
すなわち時間経過に伴い増加するようにしている。ま
た、続く第2走査領域58bでは、光感光性ファイバ2
0に照射される光量が一定になるようにしている。さら
に、続く第3走査領域58cでは、光感光性ファイバ2
0に照射される光量が徐々に減少するようにしている。
60により、この光量の調節を行っている。すなわち、
光量を少なくしたいときには、回転部材26の回転速度
を大きく設定する。あるいは、光量を多くしたいときに
は、回転部材26の回転速度を小さく設定する。従っ
て、上述したような光量の調節を図るには、先ず、第1
走査領域58aでは、徐々にすなわち時間経過に伴い回
転速度が小さくなるようにする。また、第2走査領域5
8bでは、内側と外側との回転速度の差を考慮して、徐
々に回転速度が大きくなるようにする。そして、第3走
査領域58cでは、回転速度が徐々に大きくなるように
する。
示すグラフである。図中、横軸に走査時間を取り、縦軸
に回転速度を取って示す。図13に示す曲線aによれ
ば、先ず、走査開始時間t0から時間t1にかけては、
徐々に回転速度を下げてゆく。次に、時間t1から時間
t2にかけては、徐々に回転速度を上げてゆく。但し、
この回転速度の上昇は、ファイバホルダ10の上面10
aにおける外側と内側との回転速度の差を補償するため
に行う。そして、時間t2から走査終了時間t3にかけ
ては、回転速度を徐々に上げてゆく。ここでの上昇率
は、t1〜t2の時間範囲における上昇率より大きくす
る。
よびt2〜t3の各時間範囲において、それぞれ第1走
査領域58a、第2走査領域58bおよび第3走査領域
58cに含まれる光感光性ファイバ20が紫外線光によ
り走査されるようにしている。従って、回転ステージ1
4の回転速度などから、あらかじめ走査時間を割り出し
ておき、所定の領域に所望の光量が与えられるようにす
る。また、上述したように、ファイバホルダ10の上面
10aにおける内側領域と外側領域との回転速度の違い
を考慮しておくのが好適である。このようにしているの
で、光感光性ファイバ20の長手方向に沿った位置に応
じて、コアに誘起される屈折率変化の大きさを制御する
ことが可能である。
1を参照して説明した屈折率変化を形成することができ
る。このように、先端領域および終端領域における屈折
率変化の包絡線が任意のベル形状曲線となるように形成
することができる。従って、アポダイズ方式のFBGを
形成することができるので、サイドローブの抑圧や、反
射帯域の急峻化や、フラットトップの平坦化などのフィ
ルタ特性を改善することが可能である。
ば、光感光性ファイバは、螺旋形状(渦巻き形状)の平
面パタンをなすように、支持部材の上面に設置する。位
相マスクは、その主面が支持部材の上面と平行になるよ
うに対向させて設置する。その主面には、光感光性ファ
イバと同じ螺旋形状をなすように配列させた複数個の凹
部が形成されている。従って、位相マスクを支持部材に
対向させたときに、光感光性ファイバに沿って凹部が配
列する。
線光を照射しておき、回転部材により光感光性ファイバ
を回転させている。光感光性ファイバは、螺旋中心を通
って支持部材の上面に垂直な軸に関して回転する。そし
て、紫外線光の照射位置を支持部材の上面の端部から螺
旋中心にわたり移動させている。紫外線光は位相マスク
を介して光感光性ファイバに照射されるので、その回折
光が光感光性ファイバの全長にわたり順次に照射され
る。従って、光感光性ファイバの全長にわたり所望の屈
折率変調が形成される。
状の平面パタンをなすように設置させて、なるべく小さ
な平面スペース内に収めている。また、この光感光性フ
ァイバの設置方式に対応させて、位相マスクを構成する
凹部の配列を工夫している。従って、従来に比べて、位
相マスクの平面サイズを小さくすることができる。一
方、凹部を螺旋状に配列させて設けているので、その配
列長は従来に比べて長くできる。例えば、この製造方法
によれば、0.1m〜4mの長さのグレーティングを形
成することが可能である。
線光の光量を、支持部材の上面の位置に応じて選択的に
変化させている。従って、光感光性ファイバに照射され
る紫外線光の光量を、その延在する方向に沿って選択的
に変化させることが可能となる。よって、例えば、光感
光性ファイバの先端部分および終端部分に照射される紫
外線光の光量を連続的に変化させることができる。光感
光性ファイバのコアは、照射される紫外線光の光量が多
いほど、大きな屈折率変化を示す。従って、光感光性フ
ァイバの先端部分および終端部分における屈折率を連続
的に変化させることができる。よって、サイドローブの
抑圧や、反射帯域の急峻化や、フラットトップの平坦化
など、フィルタ特性の改善が図れる。
る。
示す図である。
す図である。
る。
る。
Claims (20)
- 【請求項1】 支持部材の上面に光感光性ファイバを該
上面内にて螺旋状となるように延在させて設置し、 前記光感光性ファイバの延在する方向に沿って主面に複
数個の凹部が周期的に設けられた位相マスクを、前記支
持部材の上面に対してその主面が平行となるように、前
記光感光性ファイバに対向させて設置し、 前記位相マスクを前記支持部材に固設した状態にして、
該支持部材を、前記光感光性ファイバの螺旋中心を軸に
して回転させ、 前記位相マスクを介して前記光感光性ファイバに対して
ビーム状の紫外線光を照射して、 該紫外線光により前記支持部材の上面の端部から前記螺
線中心にわたり該上面を走査して、前記光感光性ファイ
バのコアに周期的な屈折率変調を形成する光フィルタの
製造方法であって、 前記光感光性ファイバに照射される前記紫外線光の光量
を、前記上面の位置に応じて選択的に変化させているこ
とを特徴とする光フィルタの製造方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の光フィルタの製造方法
において、 前記回転の速度と前記走査の速度とを同期させてあるこ
とを特徴とする光フィルタの製造方法。 - 【請求項3】 請求項2に記載の光フィルタの製造方法
において、 前記支持部材の上面に前記端部から前記螺線中心にわた
り順次に第1領域、第2領域および第3領域を画成して
あり、 前記紫外線光により前記第1、第2および第3領域をこ
の順序で走査するとき、 前記第1領域では、前記光量が徐々に増加するように
し、 前記第2領域では、前記光量が一定になるようにし、 前記第3領域では、前記光量が徐々に減少するようにし
ていることを特徴とする光フィルタの製造方法。 - 【請求項4】 請求項2に記載の光フィルタの製造方法
において、 前記光量を、前記紫外線光の強度の調節によって変化さ
せていることを特徴とする光フィルタの製造方法。 - 【請求項5】 請求項4に記載の光フィルタの製造方法
において、 前記紫外線光をパルス光として発生させており、 前記紫外線光の強度を、そのパルス繰返し周波数の調節
によって変化させていることを特徴とする光フィルタの
製造方法。 - 【請求項6】 請求項4に記載の光フィルタの製造方法
において、 前記紫外線光の強度を、減衰器により調節していること
を特徴とする光フィルタの製造方法。 - 【請求項7】 請求項2に記載の光フィルタの製造方法
において、 前記光量を、前記支持部材の回転速度の調節によって変
化させていることを特徴とする光フィルタの製造方法。 - 【請求項8】 請求項7に記載の光フィルタの製造方法
において、 前記支持部材の上面に前記端部から前記螺線中心にわた
り順次に第1領域、第2領域および第3領域を画成して
あり、 前記紫外線光により前記第1、第2および第3領域をこ
の順序で走査するとき、 前記第1領域では、前記回転速度が徐々に減少するよう
にし、 前記第2領域では、前記回転速度が徐々に増加するよう
にし、 前記第3領域では、前記回転速度が徐々に増加するよう
にしていることを特徴とする光フィルタの製造方法。 - 【請求項9】 光感光性ファイバが設置される板状体で
あって、該光感光性ファイバを嵌入させる溝が前記板状
体の上面に螺旋形状となるように形成されている支持部
材と、 紫外線光に対して透明な板状体であって、その主面に複
数個の凹部が前記溝の平面形状と合同の螺旋形状となる
ように配列しており、その主面が前記上面に対して平行
となるように前記支持部材に対向させて用いられる位相
マスクと、 前記支持部材を、前記上面に対して垂直でありかつ前記
螺線形状の中心を通る軸に関して回転させる回転ステー
ジと、 前記溝に嵌入させた前記光感光性ファイバに対して、前
記位相マスクを介して、紫外線光を照射するための光学
装置と、 前記光感光性ファイバに照射される前記紫外線光の光量
を、前記上面の位置に応じて選択的に変化させる光量調
節部とを具えることを特徴とする光フィルタ製造装置。 - 【請求項10】 請求項9に記載の光フィルタ製造装置
において、 前記上面に、前記紫外線光に対して実質的に無反射とな
るようなコーティングを施してあることを特徴とする光
フィルタ製造装置。 - 【請求項11】 請求項9に記載の光フィルタ製造装置
において、 前記溝の深さを前記光感光性ファイバの直径よりも大き
くしてあることを特徴とする光フィルタ製造装置。 - 【請求項12】 請求項9に記載の光フィルタ製造装置
において、 前記凹部が配列する方向に沿って複数個の回折格子ブロ
ックが前記主面に画成されており、 前記回折格子ブロックの各々に属する前記凹部の配列間
隔を、前記回折格子ブロックごとに、前記配列方向に沿
って変化させてあることを特徴とする光フィルタ製造装
置。 - 【請求項13】 請求項9に記載の光フィルタ製造装置
において、 前記位相マスクの板状体を石英ガラスで形成してあるこ
とを特徴とする光フィルタ製造装置。 - 【請求項14】 請求項9に記載の光フィルタ製造装置
において、 前記光学装置は、前記紫外線光を発生させるレーザ光源
と、該発生した紫外線光を前記上面に向けて偏向させる
ミラーとを具えることを特徴とする光フィルタ製造装
置。 - 【請求項15】 請求項14に記載の光フィルタ製造装
置において、 前記レーザ光源はパルス光を発生させる光源であり、 前記光量調節部として前記パルス光のパルス繰返し周波
数を制御する周波数変調部を具えていることを特徴とす
る光フィルタ製造装置。 - 【請求項16】 請求項14に記載の光フィルタ製造装
置において、 前記光学装置は、前記発生した紫外線光の強度を調節す
る減衰器を前記光量調節部として具えていることを特徴
とする光フィルタ製造装置。 - 【請求項17】 請求項14に記載の光フィルタ製造装
置において、 前記ミラーの移動を制御することにより、前記上面にお
ける前記紫外線光の照射位置を変化させて、該上面の端
部から前記螺線形状の中心にわたり走査を行うことを特
徴とする光フィルタ製造装置。 - 【請求項18】 請求項17に記載の光フィルタ製造装
置において、 前記ミラーの移動速度と前記回転ステージの回転速度と
を同期させて、前記溝の延在する方向に沿って前記走査
を行うことを特徴とする光フィルタ製造装置。 - 【請求項19】 請求項9に記載の光フィルタ製造装置
において、 前記回転ステージは、前記支持部材を設置するための回
転部材と、該回転部材を回転させる軸コントローラとを
具えることを特徴とする光フィルタ製造装置。 - 【請求項20】 請求項19に記載の光フィルタ製造装
置において、 前記光量調節部として、前記軸コントローラの回転速度
を制御する速度制御部を具えていることを特徴とする光
フィルタ製造装置。
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