JP3338020B2 - 燃焼機器 - Google Patents

燃焼機器

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JP3338020B2
JP3338020B2 JP2000155884A JP2000155884A JP3338020B2 JP 3338020 B2 JP3338020 B2 JP 3338020B2 JP 2000155884 A JP2000155884 A JP 2000155884A JP 2000155884 A JP2000155884 A JP 2000155884A JP 3338020 B2 JP3338020 B2 JP 3338020B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、暖房機とか給湯器
等の燃焼機器に関し、特に燃焼部での燃焼を制御する本
体制御装置を電波等の無線周波を利用して遠隔制御装置
から制御し得る燃焼機器、それも当該遠隔制御装置(リ
モートコントローラ:以下、リモコンと略記)が一次電
池または二次電池による電池駆動であるがために電池寿
命を延ばす必要から低消費電力対策のとられている燃焼
機器に対して特に有効な、リモコンに時刻表示をなす部
分に改良を施した燃焼機器に関する。
【0002】
【従来の技術】最近では上述したような各種の燃焼機器
の遠隔制御にも電波等の無線周波に乗せた情報信号が利
用され始めて来ており、また、リモコンの設置自由度を
確保するためや、ある場合には手に持って自由に移動で
きるように、リモコンの電源にはこれも上述の通り、一
次電池ないし二次電池等を用いる必要が出て来ている。
従って、そうした電池の寿命を延ばす必要から、一定時
間以上、使用者による各種操作スイッチの操作がされな
かった場合には、リモコンに備えられている現在時刻や
燃焼に係る種々の情報を表示する表示手段の表示を消灯
するとか、殆ど全ての回路の電源を遮断する等の低消費
電力対策が採られている。
【0003】もちろん、リモコンに現在時刻表示をなす
ための時計を備えさせることは最早一般的であるが、そ
うした時計の計時手法には主として二通り有り、リモコ
ンに共振周波数が安定しているとされる水晶発振子やセ
ラミック発振子を用い、この周波数を分周して計時する
方法と、本体制御装置で商用電源の周波数を分周して計
時する手法とが有る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のリモコ
ンで上述した低消費電力対策が採られている場合、リモ
コンの殆ど全ての回路の電源が遮断されるタイミングが
ある以上、本体制御装置の計時動作で常にリモコンの表
示手段に時計表示をなすことはできない。従って必然的
に、リモコン側の時計表示は従来、上述の第一の方法、
すなわち、リモコンに内蔵させた発振子を用いる方法に
実質的に限定されていた。
【0005】ところが、セラミック発振子や、より精度
の高い水晶発振子を用いた場合でさえ、それらの発振周
波数に誤差が全く無いわけではなく、時計誤差は月差30
秒程度が普通になり、月差5秒以内等、それ以上の高精
度を例えば水晶発振子に望むとすると、コスト的に非常
に高価な物となってしまう。
【0006】もっとも、従来からも、不必要な時に殆ど
全ての回路の電源を落とすと言うのではなく、定期的に
受信回路に電源を供給して受信すべき情報信号が有るか
無いかを確かめる方式もあるし、リモコンの表示手段に
は低消費電力な液晶表示装置等を使うことで常に電源を
供給し、機器状態を使用者に常時表示しようとするもの
もある。しかしこれでも、上述した従来の考え方に従う
限り、やはり受信回路が非作動となる時間がある以上、
本体制御装置側の商用電源周波数を用いた高精度な計時
情報でリモコンの時計表示を常になす訳には行かず、リ
モコン内臓の発振子の発振周波数にのみ頼っていた。
【0007】本発明はこの点に着目してなされたもの
で、電池駆動のリモコンに備えられている送信回路ない
し受信回路には必要時にしか電源が供給されない燃焼機
器で、基本的にはリモコンに備え付けの表示手段に時刻
表示をするための計時はリモコン内臓の発振子の発振周
波数に頼らざるを得ない場合にも、当該時刻表示を高精
度な商用電源周波数に基づく計時で補正可能にせんとす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、上述のように、燃焼部での燃焼を制御する
固定設置の本体制御装置と、本体制御装置を遠隔制御す
る遠隔制御装置(リモコン)とにそれぞれ送信回路と受
信回路とを設けることで本体制御装置と遠隔制御装置と
の間で無線周波を介し情報信号をやり取りし得るように
構成され、遠隔制御装置の送信回路及び受信回路は遠隔
制御装置に内臓のマイクロコンピュータにより、また、
本体制御装置の送信回路及び受信回路は本体制御装置に
内臓のマイクロコンピュータにより、それぞれ状況に応
じてその電源が遮断されたり供給されたりするように構
成されていると共に、遠隔制御装置の送信回路及び受信
回路の電源は電池から供給される燃焼機器における改良
として、さらに次のような構成要件群I または構成要件
群IIを有する燃焼機器を提案する。 (構成要件群I) (A) 遠隔制御装置には、当該遠隔制御装置に設けられて
いるマイクロコンピュータのクロック信号を生成する発
振子の発振周波数に基づき計時をなす第一計時手段が備
えられている。 (B) 本体制御装置には、商用交流電源の周波数に基づい
て計時をなす第二計時手段が備えられている。 (C) 第一計時手段の計時する現在時刻を遠隔制御装置の
表示手段に表示する。 (D) 第二計時手段は予め定められている時間間隔で本体
制御装置の送信回路を介し、計時している現在時刻を情
報信号の一つとして送信する。 (E) 第一計時手段の計時による現在時刻は、遠隔制御装
置の受信回路を介して受信した現在時刻に基づき、時計
補正手段により一旦補正され、補正された現在時刻から
再び、第一計時手段は計時を開始する。 (F) 遠隔制御装置に設けられているマイクロコンピュー
タは、上記のように予め定められた時間間隔で本体制御
装置から現在時刻を受信する予定時刻よりも予め定めら
れた分数だけ前から、当該遠隔制御装置の受信回路に電
源を供給し、この受信回路を該現在時刻の受信待機状態
としておく。 (構成要件群II) (A) 遠隔制御装置には、当該遠隔制御装置に設けられて
いるマイクロコンピュータのクロック信号を生成する発
振子の発振周波数に基づき計時をなす第一計時手段が備
えられている。 (B) 本体制御装置には、商用交流電源の周波数に基づい
て計時をなす第二計時手段が備えられている。 (C) 第一計時手段の計時する現在時刻を遠隔制御装置の
表示手段に表示する。 (D) 第二計時手段は予め定められている時間間隔で本体
制御装置の送信回路を介し、計時している現在時刻を情
報信号の一つとして送信する。 (E) 第一計時手段の計時による現在時刻は、遠隔制御装
置の受信回路を介して受信した現在時刻に基づき、時計
補正手段により一旦補正され、補正された現在時刻から
再び、第一計時手段は計時を開始する。 (G) 遠隔制御装置の操作手段に備えられている操作部材
の操作により、情報信号が遠隔制御装置から送信され、
これを本体制御装置が受信した時、本体制御装置は遠隔
制御装置に向けて情報信号を受信したことの返信信号を
送信するように構成されている。 (H) 返信信号には、そのときに第二計時手段が計時して
いる現在時刻が含まれている。 (I) 返信信号に含まれている現在時刻情報に基づいて
も、時計補正手段により第一計時手段の計時による現在
時刻は一旦補正され、当該補正された現在時刻から再
び、第一計時手段は計時を開始する。
【0009】上記基本構成に加え、遠隔制御装置には相
対的に低周波数信号を発振し、常に稼動する低周波発振
子と、相対的に高周波数信号を発振する高周波発振子と
が設けられ、第一計時手段は低周波発振子の発振周波数
に基づいて計時をなす一方、遠隔制御装置に内臓のマイ
クロコンピュータは、送信回路及び受信回路の双方に対
し電池からの電源を遮断している時には高周波発振子の
稼動を停止し、低周波発振子の発振周波数に基づくクロ
ック信号により相対的な低消費電力モードで動作し、送
信回路か受信回路の少なくとも一方に電池からの電源を
供給する時には高周波発振子を稼動させて、その発振周
波数に基づくクロック信号により相対的に高消費電力の
通常動作モードで動作するように構成すると、本発明の
時計補正機能と併用する上での低消費電力対策として望
ましい。
【0010】さらに、遠隔制御装置には使用者が手動設
定により現在時刻を入力し得る操作手段が備えられ、本
体制御装置は、遠隔制御装置において上記の操作手段の
操作に基づき現在時刻が入力設定され、入力設定された
現在時刻の情報が遠隔制御装置から送信されてきた時を
計時開始の基準時刻として第二計時手段による計時を開
始するように構成すると実践的であり、使用者による任
意の時刻設定が可能となるし、停電後の対策にもなる。
本体制御装置側の第二計時手段は商用電源で稼動するの
で、停電により補正のための現在時刻情報が狂う可能性
があるため、遠隔制御装置側から現在時刻を再設定でき
るようにするのはある意味では基本的な機能の一つでも
ある。
【0011】また、本体制御装置は、第二計時手段によ
る計時の開始後、できれば可変設定可能で、予め定めて
ある第一の時間を経過した時に第一回目の現在時刻情報
送信としてそのときの現在時刻を送信し、その後は定め
られた時間間隔で現在時刻を送信するように構成するの
が望ましい。
【0012】なお、本体制御装置側からの定期的な現在
時刻情報を受信する時間間隔、すなわち遠隔制御装置の
表示手段における現在時刻の補正時間間隔は任意である
が、一般には少なくとも一日一回程度、例えば24時間間
隔を確保するのが望ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】図1には本発明の望ましい一実施
形態の概略構成が示されている。燃焼機器Bは何であっ
ても良いが、図示の場合は例えば浴槽への給湯機能をも
有する給湯器を想定している。燃焼機器Bの一般に本体
内には図示しない燃焼部での燃焼を制御する本体制御装
置10が固定設置されており、この本体制御装置10にはマ
イクロコンピュータ(以下、マイコン)を含んで構成さ
れ、燃焼部での燃焼に係る各種の機能を制御する燃焼制
御回路11が設けられている。燃焼の制御態様自体は本発
明に直接の関係がないので、説明は省略する。
【0014】本体制御装置10の燃焼制御回路11を始め、
以下において順次説明する送信回路12、受信回路13、周
波検出手段14、第二計時手段15には、常時、あるいは下
記に望ましい低消費電力対策を挙げるように必要時にの
み、商用電源ACに基づく電源が供給される。
【0015】一方、遠隔制御装置(リモコン)20は一次
または二次電池27により駆動され、使用者が手で操作可
能な操作手段22に備えられている図示しない運転スイッ
チが操作されると、それまでの待機状態下では低周波発
振子28の発振する相対的に低周波数なクロック信号によ
り低消費電力モード動作していたリモコン制御回路21に
内臓のマイコンを通常の動作モードで動作させるべく、
高周波発振子29を駆動して、その相対的に高い発振周波
数に基づきクロック信号を得る。低周波発振子28や高周
波発振子29はセラミック発振子、水晶発振子等、適当な
発振子であって良いが、本発明は時計表示に関する改良
であり、計時にはクロック信号を発振する発振子を利用
するので、高精度を得る点で望ましくは水晶発振子とす
る。もっとも、逆に言えば、本発明では後述の所から明
らかになるように、現在時刻の補正間隔を任意に取り得
るし、一日一回程度の補正回数以上を確保することも容
易なので、安価なセラミック発振子であっても良いこと
を意味し、そうであれば低価格化に大いに貢献する。
【0016】しかるに、通常の動作モードに移行したマ
イコン21は、送信回路25に電源を供給し、送信回路25が
無線周波信号を送信可能となるまで待機する。この時間
は一般には僅かであるが、その間、マイコンは、望まし
くは運転スイッチが操作されたことによる表示を表示手
段30になす。
【0017】送信回路25が送信可能となるまで待機した
後、リモコン制御回路ないしマイコン21は送信回路25に
そのときに送信すべき送信データ、例えば燃焼開始指令
信号を送り、送信回路25は適当なる変調手法を介し、ア
ンテナ42から無線周波信号として本体制御装置10にその
信号を送信する。送信データの送出が終了すると、リモ
コン制御回路ないしマイコン21(以下では単にマイコン
21とのみ記す)は送信回路25の電源を遮断し、受信回路
26に電源を供給して無線周波信号を受信可能な待機状態
とする。
【0018】一方、本体制御装置10の燃焼制御回路11な
いし内臓のマイコン(以下では単にマイコン11とのみ記
す)は、受信回路13には一般に電源を常時供給している
か、少なくともデータを送信する時以外は電源を供給す
るように構成されており、リモコン20から運転スイッチ
が操作されたことを示す情報信号である無線周波信号を
アンテナ41を介して受けると当該受信回路13で復調し、
マイコン11を介して本体制御装置10を運転オン状態(燃
焼開始から燃焼継続に至る状態)とする。そして、例え
ば浴槽への自動給湯機能を有する燃焼機器では、浴槽内
の水量を図示しない水量検出器で検出し、所定の水量以
上を検出すると燃焼部にて燃焼動作を開始させる。その
後、マイコン11は、望ましくは受信回路13の電源を切
り、送信回路12に電源を供給し、送信回路12が送信可能
状態になるまで待機した後、燃焼が開始したことを示す
情報信号を当該送信回路12にて適当に変調した後、アン
テナ41から無線周波信号として送信し、送信終了後は送
信回路12への電源供給を絶って、再度、受信回路13の方
に電源を供給し、受信可能状態として待機する。
【0019】リモコン20の側では、上記のように送信回
路25を介して何らかのデータを送信した後、予め定めら
れた時間(例えば20秒から30秒程度)以内にアンテナ42
から受信回路26を介し無線周波信号を受信したときには
それを復調し、その内容に応じた動作をなすが、上記の
ようにその信号が燃焼が開始したことを表す本体制御装
置側からの返信の信号である場合には、望ましくはリモ
コン付属の表示手段30にその旨を可視表示する。
【0020】このような動作は、遠隔制御装置20の操作
手段22において給湯に関する設定温度の変更その他、種
々の機能を享受すべく他の操作をなした時にも同様とな
る。そして、リモコン20は、自身の発した送信信号に対
する本体制御装置側からの返信信号や、本体制御装置が
自発的に発する情報信号等の全てに関し、最後に無線周
波信号を受信した後、予め定めておいた一定時間(例え
ば20秒から30秒程度)以内に新たな無線周波信号を受信
せず、またリモコン20の操作手段においても新たなスイ
ッチ操作がなされたなかった時には受信回路26の電源を
遮断し、内臓のマイコン21を低周波発振子28の発振周波
数に基づく低周波クロック動作での低消費電力モードと
した後、高周波発振子29の駆動を停止し、高周波発振を
停止させて低消費電力モードに入る。なお、低周波発振
子28は後述の時計計時との関係上もあって、常時駆動さ
れている。そうでなくても、高周波発振子29への切り替
えタイミングにあわせて低周波発振子28をもオンオフ制
御するとなると、切り替えタイミングを取るための回路
が複雑、高価になる。いずれの発振子も動作しないタイ
ミングが生じては具合が悪い。
【0021】リモコン内臓のマイコン21は、低消費電力
モード下でも、操作手段22におけるスイッチ状態の監視
(操作されたか否か、どういった操作がなされたかの判
断動作)と、望ましくは常時稼動させても低消費電力な
液晶表示素子を用いた表示手段30での表示はそのまま継
続する。そして、その後は一定時間間隔で本体制御措置
10の側から送られてくることのある種々の情報を担った
無線周波信号を捉えるべく、いわゆる間歇受信動作をな
す。つまり、低消費電力モードに入った後、予め定めて
ある一定時間後(例えば28秒後)、リモコン内臓のマイ
コン21は高周波発振子29を駆動して高周波発振を開始さ
せ、高周波クロック信号を用いた通常の動作モードに移
行してから受信回路26に電源を供給し、本体制御装置が
送信する無線周波信号を受信できるだけの時間(例えば
2秒程度)だけ、受信モードとする。
【0022】ここで、本体制御装置からの無線周波信号
を受信した場合、表示手段30における表示を受信した信
号に応じた表示(例えば湯が設定温度にまで沸いたこと
を表す表示とか温度表示等々)に変更した後、既述した
ように予め決めてある一定時間の間に他の受信信号がな
かった場合には再度、マイコン21は低消費電力モードに
入る。
【0023】もちろん、定期的な受信可能状態で無線周
波信号を受信しなかった場合には受信回路26の電源は遮
断され、マイコンは低周波クロック動作での低消費電力
モードに入り、高周波発振子29の駆動も停止され、上記
と同様、次の時点の受信可能状態とすべき時刻を待つ。
つまり、上記の具体的時間例では、待機に28秒、その後
の受信に2秒の30秒1セットが繰り返される。
【0024】さて、本発明で特に着目する時計表示につ
き説明するに、操作手段22には家庭用電気機器のリモコ
ンにて代表的な現在時刻設定手段と同様の操作手段が備
えられ、使用者は現在時刻を定められた仕方で入力する
ことができる。使用者が現在時刻を設定した後、定めら
れた仕方で設定終了操作をなすか、望ましくは現在時刻
設定状態で一定時間経過した場合にも、リモコン20のマ
イコン21は現在時刻設定操作終了と判断し、その時点か
ら予め定められた第一の時間後(例えば6ないし12時間
後)を本体制御装置10からの第一回目の補正用現在時刻
の受信予定時刻(=補正予定時刻)として図示しないメ
モリ装置に記憶すると共に、送信回路25を介し本体制御
装置10に無線周波信号として設定された現在時刻を含む
情報信号を無線送信し、またその時点から、内臓のマイ
コン21により実質的には構成できる第一計時手段23によ
って、低周波発振子28の発振周波数ないしそれに基づく
クロック信号のカウントを開始して(実際には適当な分
周比で分周した周波数を計数して)時計の計時を始め、
表示手段30における時刻表示を開始する。
【0025】使用者による現在時刻設定操作時から第一
回目の補正予定時刻までの第一の時間は望ましくは使用
者により任意に設定できると望ましい。現在時刻の設定
操作をしたときは当然、使用者は起きて活動している時
であるが、最初の補正が寝ているときに行われれば補正
が目立たないし、気にならない。そして、後述するよう
に定期的な補正予定時刻間隔を24時間に設定すれば、第
二回目以降の補正もまた就寝中ということになる。そう
でない場合には、確率論になるが、上記のように第一の
時間を6時間から12時間程度で固定設定しても、使用者
が就寝中に補正が行われる確率は高くなる。可変設定を
するなら、リモコン側で操作手段を特定の仕方で操作す
ることによりなし得ると便利で、それにより設定された
第一の時間はリモコン20内のメモリに記憶され、内臓マ
イコン21はこの時間情報に従って動作する一方、設定さ
れた第一の時間の情報はリモコンの送信回路25を介し本
体制御装置10の受信回路13に送られ、内臓のマイコン11
もこの時間情報に従って動作する。
【0026】さて、リモコン20の側で手動設定されるに
伴い当該リモコン20の送信回路25から送られてきた現在
時刻設定情報を受信した本体制御装置10は、リモコン20
におけると同様に、当該信号を受信した時刻から数時間
後(6ないし12時間後、または使用者がこの第一の時間
を手動設定できるのであればその時間情報も受信するこ
とで当該設定された第一の時間後)を第一回目の補正予
定現在時刻の送信予定時刻として記憶すると共に、商用
電源ACの周波数を検出する周波検出手段14により当該商
用電源の周波数計数をやはり実際的には分周する等して
開始し、マイコン11により実質的に構成できる第二計時
手段15によって時計の計時を始める。
【0027】計時を開始してから上記した第一の時間を
経過した時、本体制御装置10は第二計時手段を介して計
時してきた現在時刻を送信回路12を介して補正用現在時
刻の情報信号として送信する。一方でリモコン側のマイ
コン21は、記憶した補正予定時刻の予め定められた分数
だけ前(例えば1分程度前)より、受信回路26に電池電
源を供給して受信待機状態とし、本体制御装置10の側か
ら送られてくる上記の補正用現在時刻の無線周波信号を
受信できるようにしておく。
【0028】従って、受信回路26を介し本体制御装置10
からの補正用現在時刻情報を受信したマイコン21は、第
一計時手段23が計時していた結果の現在時刻を、これも
実質的にマイコン21により構成できる時計補正手段24に
より、この受信した現在時刻で補正し、補正したものを
表示手段30に表示すると共に、新たにその時点から第一
計時手段23による計時を開始し、また、補正が完了した
ことを表す情報信号を本体制御装置に無線送信する。
【0029】この返信信号を受信した本体制御装置10の
側では、既述した予め定められている時間間隔を経過し
た時に再度、第二計時手段15を介して計時してきた現在
時刻を送信回路12を介して補正用現在時刻の情報信号と
して送信する。同様にリモコン20の側でも、予め定めら
れている時間間隔を経過した時の補正予定時刻の予め定
められた分数だけ前(例えば1分程度前)より、受信回
路26に電池電源を供給して受信待機状態とし、本体制御
装置10の側から送られてくる補正用現在時刻の無線周波
信号を受信できるようにしておき、受信に伴い、上記と
同様の動作で第一計時手段23が計時していた結果の現在
時刻を時計補正手段24により、この受信した現在時刻で
補正し、補正したものを表示手段30に表示すると共に、
新たにその時点から第一計時手段23による計時を開始
し、また、要すれば補正が完了したことを表す情報信号
を本体制御装置に無線送信し、以降、こうした定期的な
時計補正動作が間歇的に継続されて行く。
【0030】ここで、定期的に第一計時手段23の補正を
なすべき時間間隔は、一般には一日一回以上が好まし
く、24時間間隔とするのが現実的である。
【0031】さらに、補正予定時刻においてのみ、第一
計時手段23の補正を行うだけではなくて、リモコン20の
操作手段22にて使用者により何らかの操作がなされ、そ
れに基づく情報信号が本体制御装置に送信され、これを
受信したマイコン11がその情報信号に基づく動作をなす
に伴いリモコン20の側に返信信号を送信するように構成
されている場合には、この返信信号に、そのときに第二
計時手段15が計時している現在時刻情報を含ませておく
ようにすれば、リモコン20の側で当該現在時刻情報を受
信する度に時計補正手段24を介し第一計時手段23の計時
を補正し得るようになり、より細かで高精度な時計時刻
表示をなすことができる。
【0032】上述した実施形態以外にも、本発明の趣旨
に従う任意の改変は自由である。リモコン内臓のマイコ
ンを駆動するクロック信号が、常時稼動の単一の発振子
から得られるように構成されている燃焼機器にも本発明
はもちろん適用でき、その場合には第一計時手段23の計
時のための周波数情報は、当然のことながらこの単一の
発振子の発振する発振周波数に基づくものとなる。ま
た、本体制御装置10の側では、商用電源駆動のため、送
信回路12、受信回路13に常時電源を供給したとしても、
電池27での駆動によるリモコンにおける事情とは異な
り、低消費電力上の観点からしてすら、そのことが許さ
れる場合もある。
【0033】また、第一回目の補正に関して設定し得る
既述した第一の時間は、特に設けなくても良いし、所定
の時間間隔で補正をなすときのその時間間隔と同じ時間
に固定設定されていても良い。これはすなわち、最初か
ら所定の時間間隔をおいてリモコン側の現在時刻補正が
なされて行くことを意味する。
【0034】
【発明の効果】本発明によると、燃焼機器本体に対して
固定設置の本体制御装置を無線周波により遠隔制御する
場合、リモコンの電源に用いる一次電池ないし二次電池
の電池寿命を延ばすようにする結果、リモコン内臓の発
振子の発振周波数に基づいてのみしか時計の計時ができ
ず、したがって長期に亘ればその精度に問題が生じ得る
恐れも出る所、定期的に補正をなすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃焼機器の望ましい一実施形態におけ
る概略構成図である。
【符号の説明】
B 燃焼機器 10 本体制御装置 11 燃焼制御回路(マイコン) 12 送信回路 13 受信回路 14 周波数検出手段 15 第二計時手段 20 遠隔制御装置(リモコン) 21 リモコン制御回路(マイコン) 22 操作手段 23 第一計時手段 24 時計補正手段 25 送信回路 26 受信回路 27 電池 28 低周波発振子 29 高周波発振子 30 表示手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G04G 7/00 G04G 3/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼部での燃焼を制御する固定設置の本
    体制御装置と、該本体制御装置を遠隔制御する遠隔制御
    装置とにそれぞれ送信回路と受信回路とを設けることで
    該本体制御装置と該遠隔制御装置との間で無線周波を介
    し情報信号をやり取りし得るように構成され、該遠隔制
    御装置の上記送信回路及び上記受信回路は該遠隔制御装
    置に内臓のマイクロコンピュータにより、また該本体制
    御装置の上記送信回路及び上記受信回路は該本体制御装
    置に内臓のマイクロコンピュータにより、それぞれ状況
    に応じてその電源が遮断されたり供給されたりするよう
    に構成されていると共に、該遠隔制御装置の上記送信回
    路及び上記受信回路の電源は電池から供給される燃焼機
    器であって; 上記遠隔制御装置に備えられ、該遠隔制御装置に設けら
    れている上記マイクロコンピュータのクロック信号を生
    成する発振子の発振周波数に基づき計時をなす第一計時
    手段と; 上記本体制御装置に備えられ、商用交流電源の周波数に
    基づいて計時をなす第二計時手段とを有し; 上記第一計時手段の計時する現在時刻を上記遠隔制御装
    置の表示手段に表示する一方; 該第二計時手段は予め定められている時間間隔で上記本
    体制御装置の上記送信回路を介し、計時している現在時
    刻を上記情報信号の一つとして送信するようにし; 上記第一計時手段の計時による現在時刻は、上記遠隔制
    御装置の上記受信回路を介して受信した該現在時刻に基
    づき、時計補正手段により一旦補正され、該補正された
    現在時刻から再び、該第一計時手段は計時を開始すると
    共に; 上記遠隔制御装置に設けられている上記マイクロコンピ
    ュータは、上記予め定められた時間間隔で上記本体制御
    装置から上記現在時刻を受信する予定時刻よりも予め定
    められた分数だけ前から該遠隔制御装置の上記受信回路
    に上記電源を供給し、該受信回路を該現在時刻の受信待
    機状態としておくこと; を特徴とする燃焼機器。
  2. 【請求項2】 燃焼部での燃焼を制御する固定設置の本
    体制御装置と、該本体制御装置を遠隔制御する遠隔制御
    装置とにそれぞれ送信回路と受信回路とを設けることで
    該本体制御装置と該遠隔制御装置との間で無線周波を介
    し情報信号をやり取りし得るように構成され、該遠隔制
    御装置の上記送信回路及び上記受信回路は該遠隔制御装
    置に内臓のマイクロコンピュータにより、また該本体制
    御装置の上記送信回路及び上記受信回路は該本体制御装
    置に内臓のマイクロコンピュータにより、それぞれ状況
    に応じてその電源が遮断されたり供給されたりするよう
    に構成されていると共に、該遠隔制御装置の上記送信回
    路及び上記受信回路の電源は電池から供給される燃焼機
    器であって; 上記遠隔制御装置に備えられ、該遠隔制御装置に設けら
    れている上記マイクロコンピュータのクロック信号を生
    成する発振子の発振周波数に基づき計時をなす第一計時
    手段と; 上記本体制御装置に備えられ、商用交流電源の周波数に
    基づいて計時をなす第二計時手段とを有し; 上記第一計時手段の計時する現在時刻を上記遠隔制御装
    置の表示手段に表示する一方; 該第二計時手段は予め定められている時間間隔で上記本
    体制御装置の上記送信回路を介し、計時している現在時
    刻を上記情報信号の一つとして送信するようにし; 上記第一計時手段の計時による現在時刻は、上記遠隔制
    御装置の上記受信回路を介して受信した該現在時刻に基
    づき、時計補正手段により一旦補正され、該補正された
    現在時刻から再び、該第一計時手段は計時を開始すると
    共に; 上記遠隔制御装置の上記操作手段に備えられている操作
    部材の操作により、情報信号が該遠隔制御装置から送信
    され、これを上記本体制御装置が受信した時、該本体制
    御装置は該遠隔制御装置に向けて該情報信号を受信した
    ことの返信信号を送信するように構成されており; 該返信信号には、そのときに上記第二計時手段が計時し
    ている現在時刻が含まれていて; 該返信信号に含まれている現在時刻情報に基づいても、
    上記時計補正手段により上記第一計時手段の計時による
    現在時刻は一旦補正され、該補正された現在時刻から再
    び、該第一計時手段は計時を開始すること; を特徴とする燃焼機器。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の燃焼機器であっ
    て; 上記遠隔制御装置には相対的に低周波数信号を発振し、
    常に稼動する低周波発振子と、相対的に高周波数信号を
    発振する高周波発振子とが設けられ; 上記第一計時手段は上記低周波発振子の発振周波数に基
    づいて上記計時をなす一方; 該遠隔制御装置に内臓の上記マイクロコンピュータは、
    上記送信回路及び上記受信回路の双方に対し上記電池か
    らの電源を遮断している時には上記高周波発振子の稼動
    を停止し、上記低周波発振子の発振周波数に基づくクロ
    ック信号により相対的な低消費電力モードで動作し、該
    送信回路か該受信回路の少なくとも一方に上記電池から
    の電源を供給する時には上記高周波発振子を稼動させ
    て、その発振周波数に基づくクロック信号により相対的
    に高消費電力の通常動作モードで動作すること; を特徴とする燃焼機器。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の燃焼機器であっ
    て; 上記遠隔制御装置には使用者が手動設定により現在時刻
    を入力し得る操作手段が備えられ; 上記本体制御装置は、該遠隔制御装置において上記操作
    手段の操作に基づき現在時刻が入力設定され、該入力設
    定された現在時刻の情報が該遠隔制御装置から送信され
    てきた時を計時開始の基準時刻として上記第二計時手段
    による計時を開始すること; を特徴とする燃焼機器。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の燃焼機器であって; 上記本体制御装置は、上記第二計時手段による計時の開
    始後、予め定めてある第一の時間を経過した時に第一回
    目の現在時刻情報送信としてそのときの現在時刻を送信
    し、その後は予め定められた時間間隔で現在時刻を送信
    すること; を特徴とする燃焼機器。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の燃焼機器であって; 上記第一の時間は、可変設定可能であること; を特徴とする燃焼機器。
  7. 【請求項7】 請求項1または2記載の燃焼機器であっ
    て; 上記予め定められた時間間隔は24時間であること; を特徴とする燃焼機器。
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