JP2002257964A - 時計無線制御装置及びその方法 - Google Patents

時計無線制御装置及びその方法

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JP2002257964A
JP2002257964A JP2001056324A JP2001056324A JP2002257964A JP 2002257964 A JP2002257964 A JP 2002257964A JP 2001056324 A JP2001056324 A JP 2001056324A JP 2001056324 A JP2001056324 A JP 2001056324A JP 2002257964 A JP2002257964 A JP 2002257964A
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clock
time
timepiece
wireless controller
wireless
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Akio Tajima
章雄 田島
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Seiko Clock Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線制御機と時計の間の制御情報の送受信タ
イミングをできるだけ一致させて、送信回路又は受信回
路に供給する電力供給を少なくすることができる時計無
線制御装置を提供する。 【解決手段】 制御情報を送信する送信回路(2)及び
第1計時機構(5)を有する無線制御機(1)と、制御
情報を受信する受信回路(12)及び時計表示部に計時
内容が表示される第2計時機構(15)を有する時計
(11)とを備えた時計無線制御装置において、無線制
御機(1)の送信回路(2)の制御情報の送信タイミン
グを第1計時機構(5)に基づいて決定する無線制御機
(1)内の第1決定手段(3)と、時計(11)の受信
回路(12)の制御情報の受信タイミングを第2計時機
構(15)に基づいて決定する時計(11)内の第2決
定手段(13)とを有し、前記第1計時機構(5)の計
時内容と前記第2計時機構(15)の計時内容との合わ
せ込みを行い、無線制御機(1)の送信タイミングと時
計(11)の受信タイミングを合わせるようにした時計
無線制御装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線による時計の
制御装置及びその方法に関する。より詳細には本発明
は、制御情報を送信する無線制御機とその制御情報に基
づいて制御される時計の間の送受信のタイミングを合わ
せることにより、送受信回路の省電力化を図った無線に
よる時計の制御装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、無線により送信側から受信側に情
報を送信する場合、受信側は電力消費を低減するため、
特開昭52−67505号公報に開示されるように待ち
受け時間の間に受信回路等の所定回路の電力供給を間欠
的にオン・オフ繰り返す方法がある。
【0003】別の従来例としては、特開平8−2202
58号公報に開示されるように、受信側の目覚まし時計
はその目安スイッチがオンとなった時に受信状態とな
り、送信側の目覚まし時計もその目安スイッチがオンと
なった時に送信する構成がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の方法に
よれば送信側は受信側の間欠的なオン・オフ繰り返し周
期以上の時間にわたって送信電波を出力しなければ受信
側で検知されない可能性がある。このため送信側の送信
回路の電力供給は受信側のオン・オフ繰り返し周期が長
くなればそれに併せてその周期以上に長くする必要があ
り、受信側の電力の節約が逆に送信側の電力消費の増大
を招く結果となる。また、受信側が動作していない間も
送信電波を送信するので、無駄な送信が多くなる。さら
に、受信側においても、送信電波検出のためにオンの時
間はある程度の長さが必要であり、オン・オフのデュー
テイ・サイクルは一般的に2:10乃至1:10程度で
ある。このため消費電力の低減には限度があり、この方
法を採用した場合は、受信側を一般的な時計とすると、
その電池寿命を1年間程度ないしはそれ以上を達成する
ことには困難な問題が発生する。後者の構成では目安ス
イッチがオンにならなければ、送受信できず、逆に目安
スイッチが入っていると送受信回路に電流が流れて電力
を消費して、時計の電池寿命が短くなるという問題が発
生する。
【0005】本発明は、このような従来技術における問
題を解決して、送信側と受信側の送受信のタイミングの
ずれに伴なう送受信回路の電力消費を小さくして、省電
力化を図ることを目的とする。本発明はまた、送受信の
時間タイミングを決定する機構として送受信側がそれぞ
れ有する既存の計時機構を兼用することにより構成の簡
略化を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題を達成する
ために、本発明は、制御情報を送信する送信回路及び第
1計時機構を有する無線制御機と、制御情報を受信する
受信回路及び時計表示部に計時内容が表示される第2計
時機構を有する時計とを備えた時計無線制御装置におい
て、無線制御機の送信回路の制御情報の送信タイミング
を第1計時機構に基づいて決定する無線制御機内の第1
決定手段と、時計の受信回路の制御情報の受信タイミン
グを第2計時機構に基づいて決定する時計内の第2決定
手段とを有し、前記第1計時機構の計時内容と前記第2
計時機構の計時内容との合わせ込みを行い、無線制御機
の送信タイミングと時計の受信タイミングを合わせるよ
うにした時計無線制御装置を提供する。
【0007】本発明のかかる構成によれば、無線制御機
と時計の間の制御情報の送受信タイミングを実質的に一
致させることができ、従って、送信回路又は受信回路に
供給する不要な電力供給を小さくすることができる。
【0008】上記本発明の時計無線制御装置の構成にお
いて、時計の第2計時機構が、無線制御機の第1計時機
構からの時刻情報を送信回路を介して受信する受信手段
を含むようにしてもよい。
【0009】かかる構成によれば、無線制御機の第1計
時機構の時刻と時計の第2計時機構の時刻とを一致させ
ることができ、従って、無線制御機の第1決定手段及び
時計の第2決定手段による送受信のタイミングを精度良
く一致することができ、送信回路及び受信回路に電力を
供給する時間を必要最小限度に短くして省電力化を一層
図ることができる。また、無線制御機だけ時刻を修正す
れば、時計の時刻も自動的に修正されるので、時計と無
線制御機の内の無線制御機のみを時刻修正すれば良い。
【0010】上記本発明の時計無線制御装置の構成にお
いて、時計が第2計時機構の時刻情報を送信する送信手
段を有し、無線制御機の第1計時機構が、時計の第2計
時機構からの時刻情報を送信手段を介して受信する受信
手段を含むようにしてもよい。
【0011】かかる構成によれば、無線制御機の第1計
時機構の時刻と時計の第2計時機構の時刻とを一致させ
ることができ、従って、無線制御機の第1決定手段及び
時計の第2決定手段による送受信のタイミングを精度良
く一致することができ、送信回路及び受信回路に電力を
供給する時間を必要最小限度に短くして、省電力化を一
層図ることができる。また、時計だけ時刻を修正すれ
ば、無線制御機の時刻も自動的に修正されるので、無線
制御機と時計の内の時計のみを時刻修正すれば良い。
【0012】代替的に、上記本発明の時計無線制御装置
の構成において、無線制御機の第1計時機構及び時計の
第2計時機構のそれぞれが、標準時刻電波を受信する受
信手段を含み、標準時刻電波により時刻を修正するよう
にしてもよい。
【0013】かかる構成によれば、外部の標準時刻電波
に時刻を一致させて、時計の時刻の正確性を確保するこ
と、及び、無線制御機の第1決定手段及び時計の第2決
定手段による送受信の時間タイミングを精度良く一致す
ることができて、送信回路及び受信回路に電力を供給す
る時間を必要最小限度に短くし、省電力化を一層図るこ
とができる。
【0014】上記本発明の時計無線制御装置の構成にお
いて、制御情報が、時計のアラームの開始時刻の設定、
アラームのセット、アラームの解除、又はアラームの強
制鳴動としてもよい。
【0015】かかる構成によれば、遠隔操作により時計
のアラームの制御を行なうことができる。
【0016】本発明の別の観点よれば、計時機構を有す
る無線制御機から制御情報を送信し、時計が制御情報を
受信し制御情報に基づいて時計を制御する時計無線制御
方法において、無線制御機が制御情報を生成し、無線制
御機が計時機構に基づいて制御情報の送信タイミングを
決定し、時計が制御情報の受信タイミングを自己の計時
に基づいて決定する各ステップを有し、前記計時機構の
計時内容と前記時計の計時内容とを合わせ込み、制御機
の送信タイミングと時計の受信タイミングを合わせるよ
うにした時計無線制御方法が提供される。
【0017】本発明のかかる方法によれば、無線制御機
と時計の間の送受信のタイミングを実質的に一致させる
ことができ、従って、受信待ち受け時間や送受信の前後
の時間に送信回路又は受信回路に必要とされる電力供給
を少なくすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、添付図面を参照して詳細に説明する。図1
は、本発明の第1の実施の形態による無線制御機1と、
この無線制御機1から無線(電波、赤外線等も含む)に
より制御される時計11のブロック図とを示す。無線制
御機1は、時計11へ無線でアラームの時刻設定、アラ
ームのセット、アラームの解除及びアラームの強制鳴動
等の制御情報と時刻情報を送信する送信回路としての送
信部2と、無線送信を制御するための第1決定手段とし
ての制御部3と、操作ボタン4a及び図示しないその他
の操作ボタンを有する操作部4と、現在の時刻を計時す
る第1計時機構としての計時部5と、無線制御のための
さまざまな情報を表示するための表示部6とを有する。
【0019】無線制御機1の計時部5は、周知の方法に
より時刻が合わせされる。例えば、図示しない手動の時
刻修正ボタンにより、時、分、秒が標準時刻に合わせさ
れる。そして計時部5の時刻は表示部6に表示される。
操作部4の操作ボタン4aを押すと、計時部5の時刻情
報が一定時間、送信部2を介して送信される。無線制御
機1は、時計の制御、例えば、時計のアラーム鳴動開始
時刻、アラームセット、アラーム鳴動停止、アラーム強
制鳴動等を操作部4の他の操作ボタンを押すことにより
設定できる。この時計の制御情報は、所定時刻に制御部
3及び送信部2を介して送信されるまで無線制御機1内
の図示しないラッチ等の記憶装置に記憶される。また、
無線制御機1は操作部4の操作ボタン4aを押すことに
より、アラーム鳴動開始時刻設定信号、アラームセット
信号、アラーム鳴動停止信号、アラーム強制鳴動信号等
の制御信号も時刻情報と一緒に制御部3及び送信部2に
より送信できるようにしてもよい。
【0020】時計11は、無線制御機1からの制御情報
及び時刻情報を受信する受信回路としての時計受信部1
2と、時計受信部12等を制御する第2決定手段として
の時計制御部13と、操作ボタン14a及びその他の図
示しない操作ボタンを有する操作部14と、現在時刻の
計時を行ない且つ時計受信部12と時計制御部13を介
して無線制御機1から受け取る時刻情報により時刻修正
される第2計時機構としての時計計時部15と、時計制
御部13を介して時計計時部15からの時刻情報を表示
するためのアナログ形式又はデジタル形式の時計表示部
16と、時計制御部13の制御により時報やアラーム音
等を出す時計音出力部17とを有する。
【0021】時計11は、操作ボタン14aを押すと一
定時間、時計受信部12に図示しない電池等の電力源か
ら電力を供給して受信状態にし、無線制御機1からの時
刻情報を受信可能にする。この状態で受信された時刻情
報は時計受信部12から時計制御部13を介して時計計
時部15に送られて、時刻を修正する。また、無線制御
機1から送信されるアラーム鳴動開始時刻設定信号、ア
ラームセット信号、アラーム鳴動停止信号、アラーム強
制鳴動信号等の制御信号も時計受信部12で時刻情報と
ともに受信して、時計制御部13に送り、アラーム鳴動
の開始時刻設定、アラームのセット、アラーム停止、ア
ラーム強制鳴動、その他の制御のために図示しないラッ
チ等の記憶装置に記憶して使用できる。
【0022】次に、本実施の形態の作用を説明する。ま
ず、最初に無線制御機1の計時部5の時刻を図示しない
時刻修正ボタンで現在の正確な時刻に合わせる。そして
無線制御機1の操作ボタン4aと時計11の操作ボタン
14aを実質的に同時に押す。すると、無線制御機1か
ら現在の時刻情報が一定時間の間、電波等の無線信号で
送信される。その間に、時計11の操作ボタン14aが
押されていれば、時計11は時刻情報を時計受信部12
で受信して、時計計時部15の時刻を受信された時刻情
報に基づいて修正する。よって、無線制御機1の計時内
容と時計11の計時内容が合わせられる。以上が初期設
定動作となる。なお、無線制御機1の操作ボタン4aと
時計11の操作ボタン14aを実質的に同時に押すとい
う意味は、無線制御機1が時刻情報を送信している間に
時計11の操作ボタン14aを押すことを意味する。こ
の時点で、無線制御機1内の図示しない記憶装置に時計
11の制御情報が記憶されていれば、時刻情報と一緒に
無線制御機1から時計11に送信してもよい。
【0023】上記した初期設定が終了したら、時計11
の制御、例えば、アラーム鳴動開始時刻、アラームセッ
ト、アラーム鳴動停止、アラーム強制鳴動が、時刻情報
とは別途に以下に説明するように所定の時刻に無線制御
機1から時計11に送信される。
【0024】すなわち、無線制御機1の制御部3と時計
11の時計制御部13は、それぞれの計時部5と時計計
時部15の一定の時刻において所定の時間間隔(例え
ば、毎正分から1秒間)にわたって、無線制御機1の送
信部2と時計11の時計受信部12への電源を投入し
て、無線制御機1の図示しない記憶装置に記憶されてい
る時計11の制御情報、例えば、アラーム鳴動開始時
刻、アラームセット、アラーム鳴動停止、アラーム強制
鳴動、に関する情報を時計11に送信部2により送信
し、時計11の時計受信部12及び時計制御部13を介
して時計11の図示しない記憶装置に記憶させる。これ
により、時計11のアラーム鳴動開始時刻、アラームセ
ット、アラーム鳴動停止、アラーム強制鳴動の設定が行
なわれる。
【0025】上記した説明においては、毎正分の1秒間
にわたって無線制御機1が制御情報を時計11に送信す
る。制御情報を無線制御機1の送信部2が送信している
間の1秒間内に、時計11の時計受信部12がその制御
信号を受信できれば良い。時計11の時計受信部12へ
の電源投入は、制御情報の受信が可能な範囲で、無線制
御機1の送信時間に対して進んでいても又は遅れていて
もよい。
【0026】次に、無線制御機1の制御部3と時計11
の時計制御部13は、それぞれの計時部5又は時計計時
部15が予め定められた時刻になると、一定の時間間隔
(例えば、毎12時に1分間)にわたって、送信部2と
時計受信部12に電源を投入して、無線制御機1の計時
部5の時刻情報を送信して時計11の時計受信部12に
伝える。時計11の時計制御部13は時計受信部12に
て受信した無線制御機1からの時刻情報に基づいて時計
計時部15の時刻を修正する。このようにして、無線制
御機1と時計11の時刻の累積誤差がなくなり、両者は
実質的に同じ時刻をそれぞれの計時部5又は時計計時部
15で有する。このため、無線制御機1からの制御情報
の送信開始と実質的に同じ時刻に時計11の時計受信部
12の電源をオンにすることができる。このため、時計
受信部12の電源投入時間は少なくなり、また、無線制
御機1からの無駄な送信も少なくなり省電力化が図れ、
時計11の電池寿命を大幅に伸ばす効果を得ることがで
きる。
【0027】次に、図2を参照して、本発明の別の実施
の形態を説明する。図1の実施の形態と同じ部分につい
ては、同じ参照符号を付して説明を省略する。無線制御
機21が図1の実施の形態と異なる主要な点は、受信部
7を有し、操作部4の操作ボタン4bを押すと、時計3
1からの時刻情報を受信して、制御部3を介して計時部
5の時刻を修正できるようになっている点である。時計
31が図1の実施の形態と異なる主要な点は、時計送信
部18を有し、時計操作部14の操作ボタン14bを押
すと、時計計時部15の時刻情報を送信できるようにな
っている点である。残りの構成に関しては、無線制御機
21も時計31も図1の実施の形態と同じである。
【0028】この実施の形態の作用を説明する。まず、
時計31はその操作部14の図示しない操作ボタンを押
して、時計計時部15の時刻を現在の正確な時刻に合わ
せる。次に、時計31の時計操作部14の時刻送信用の
操作ボタン14bと無線制御機21の操作部4の時刻受
信用の操作ボタン4bを実質的に同時に押す。すると、
一定時間間隔にわたって、時計31の時計送信部18か
ら時計計時部15の時刻情報が送信される。この間に無
線制御機21の操作ボタン4bが押されているので、そ
の受信部7に電源が投入されていて時刻情報を受信し、
計時部5の時刻を時計11の時計計時部15の時刻に合
わせる。なお、無線制御機21の時刻送信ボタン4bと
時計31の時刻受信ボタン14bを実質的に同時に押す
という意味は、時計31が時刻情報を送信している間に
無線制御機21の時刻受信ボタン4bを押すことを意味
する。よって、無線制御機21の計時内容と時計31の
計時内容が合わせられる。以上が初期設定動作となる。
【0029】上述の初期設定動作が終了したら、無線制
御機21の制御部3と時計31の時計制御部13はそれ
ぞれの計時部5と時計計時部15の時刻に基づき、一定
時刻に所定時間の間(例えば、毎正分に1秒間)、無線
制御機21の送信部2と時計31の時計受信部12に電
源を投入して、無線制御機21の操作部4の操作ボタン
により予め入力されて無線制御機21の図示しない記憶
装置に記憶されている時計制御情報、例えば、アラーム
鳴動開始時刻、アラームセット、アラーム鳴動停止、ア
ラーム強制鳴動、に関する信号を時計11に無線制御機
21の送信部2より送信して、時計11の時計受信部1
2及び時計制御部13を介して時計11の図示しない記
憶装置に記憶させる。これにより、時計11のアラーム
鳴動開始時刻、アラームセット、アラーム鳴動停止、ア
ラーム強制鳴動の設定が行なわれる。
【0030】次に、無線制御機21の制御部3と時計3
1の時計制御部13は、それぞれの計時部5又は時計計
時部15が予め定められた時刻になると、一定の時間間
隔(例えば、毎12時に1分間)にわたって、受信部7
と時計送信部18に電源を投入して、時計31の時計計
時部15の時刻情報を送信して無線制御機21の受信部
7に伝える。無線制御機21の制御部3は受信部7にて
受信した時計31からの時刻情報に基づいて自己の計時
部5の時刻を修正する。このようにして、無線制御機2
1と時計31の時刻の累積誤差がなくなり、両者は実質
的に同じ時刻をそれぞれの計時部5又は時計計時部15
に有する。このため、無線制御機21からの制御情報の
送信開始と実質的に同じ時刻に時計31の時計受信部1
2の電源をオンにすることができる。このため、時計受
信部12の電源投入時間は少なくなり、また、無線制御
機21からの無駄な送信も少なくなり省電力化が図ら
れ、時計31の電池寿命を大幅に伸ばす効果を得ること
ができる。
【0031】次に図3を参照して、本発明のさらに別の
実施の形態を説明する。図1の実施の形態と同じ部分に
ついては、同じ参照符号を付して説明を省略する。無線
制御機41が図1の実施の形態と異なる主要な点は、標
準時刻電波受信部8を有し、標準時刻電波を受信して、
制御部3により計時部5の時刻を修正できるようになっ
ている点である。時計51が図1の実施の形態と異なる
主要な点は、標準時刻電波受信部19を有し、標準時刻
電波を受信して、時計制御部13により時計計時部15
の時刻を修正できるようになっている点である。残りの
構成に関しては、無線制御機41も時計51も図1の実
施の形態と同じである。
【0032】無線制御機41と時計51は例えば1日1
回程度、標準時刻電波を標準時刻電波受信部8又は19
にて受信し、それぞれの計時部5及び15の時刻を修正
する。よって、計時部5の計時内容と時計計時部15の
計時内容が合う。
【0033】この実施の形態においても、無線制御機4
1の制御部3と時計51の時計制御部13はそれぞれの
計時部5と時計計時部15の時刻に基づき、一定時刻の
所定時間の間(例えば、毎正分に1秒間)、無線制御機
41の送信部2と時計51の時計受信部12に電源を投
入して、無線制御機41の操作部4の操作ボタンにより
予め入力されて無線制御機41の図示しない記憶装置に
記憶されている時計制御情報、例えば、アラーム鳴動開
始時刻、アラームセット、アラーム鳴動停止、アラーム
強制鳴動、に関する信号を時計51に無線制御機41の
送信部2より送信して、時計51の受信部12及び時計
制御部13を介して時計51の図示しない記憶装置に記
憶させる。これにより、時計51のアラーム鳴動開始時
刻、アラームセット、アラーム鳴動停止、アラーム強制
鳴動の設定が行なわれる。
【0034】無線制御機41と時計51は共に標準時刻
電波により時刻修正されるので実質的に同じ時刻をそれ
ぞれの計時部5又は時計計時部15に有する。このた
め、無線制御機41からの制御情報の送信開始と実質的
に同じ時刻に時計51の時計受信部12の電源をオンに
することができる。このため、時計受信部12の電源投
入時間は少なくなり、また、無線制御機41からの無駄
な送信も少なくなり省電力化が図れ、時計51の電池寿
命を大幅に伸ばす効果を得ることができる。
【0035】なお、この実施の形態では無線制御機41
と時計51を共に標準時刻電波により時刻修正する代り
に、いずれか一方のみに標準時刻電波受信部を設けてそ
の計時部の時刻を修正してから他方へ時刻情報を送信し
てその他方の計時部の時刻を修正するようにしてもよ
い。また、上述した各実施の形態においても、送受信の
タイミングを時計が本質的に有する時刻表示用の計時部
の計時情報を使って決定しているので、専用の送受信タ
イミング決定用計時部を有する必要が無くなり、構成の
簡略化が図れる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
本発明によれば、時計無線制御装置において、無線制御
機と時計との間の送受信のタイミングを実質的に一致さ
せることができ、このため、送信時間及び受信時間の双
方を短縮して送受信に必要な電力消費を低減できる。ま
た、無線制御機と時計のそれぞれの計時機構を既存の時
計の計時機構を使用すれば、構成の簡略化も図ることが
できる。
【0037】さらに請求項2に記載の本発明によれば、
送受信の時間タイミングを決定する手段を無線制御機の
計時機構の時間に合わせることにより、送受信タイミン
グを正確に一致させて送受信回路に供給する電力をさら
に低減することができる。請求項3に記載の本発明によ
れば、送受信の時間タイミングを決定する手段を時計の
計時機構の時間に合わせることにより、送受信タイミン
グを正確に一致させて送受信回路に供給する電力をさら
に低減できる。請求項4に記載の本発明によれば、計時
機構の時刻を外部からの標準時刻電波の時刻と一致させ
て、時計の時刻の正確性を確保すると共に送受信タイミ
ングを正確に一致させて送受信回路に供給する電力をさ
らに低減できる。請求項5に記載の本発明によれば、時
計のアラームを遠隔から制御することができる。請求項
6に記載の本発明の方法によれば時計無線制御方法にお
いて、送受信のタイミングを実質的に一致させることが
でき、従って、送信時間と受信時間をできるだけ少なく
して、省電力を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態による無線時計制
御装置を示すブロック図。
【図2】 本発明の別の実施の形態による無線時計制御
装置を示すブロック図。
【図3】 本発明のさらに別の実施の形態による無線時
計制御装置を示すブロック図。
【符号の説明】
1 無線制御機 2 送信部(送信回路) 3 制御部(第1決定手段) 4 操作部 5 計時部(第1計時機構) 6 表示部 11 時計 12 時計受信部(受信回路) 13 時計制御部(第2決定手段) 14 時計操作部 15 時計計時部(第2計時機構) 16 時計表示部 17 時計音出力部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御情報を送信する送信回路及び第1計
    時機構を有する無線制御機と前記制御情報を受信する受
    信回路及び時計表示部に計時内容が表示される第2計時
    機構を有する時計とを備えた時計無線制御装置におい
    て、 前記無線制御機の前記送信回路の前記制御情報の送信タ
    イミングを前記無線制御機の前記第1計時機構に基づい
    て決定する前記無線制御機内の第1決定手段と、 前記時計の前記受信回路の前記制御情報の受信タイミン
    グを前記時計の前記第2計時機構に基づいて決定する前
    記時計内の第2決定手段と、 を有し、前記第1計時機構の計時内容と前記第2計時機
    構の計時内容との合わせ込みを行ない、前記無線制御機
    の送信タイミングと前記時計の受信タイミングを合わせ
    るようにした時計無線制御装置。
  2. 【請求項2】 前記時計の前記第2計時機構は、前記無
    線制御機の第1計時機構の時刻情報を前記送信回路を介
    して受信する受信手段を有し、前記時刻情報に基づいて
    時刻を修正する請求項1に記載の時計無線制御装置。
  3. 【請求項3】 前記時計は前記第2計時機構からの時刻
    情報を送信する送信手段を有し、前記無線制御機の前記
    第1計時機構は前記送信手段を介して前記時計の第2計
    時機構の時刻情報を受信する受信手段を有し、前記時刻
    情報に基づいて時刻を修正する請求項1に記載の時計無
    線制御装置。
  4. 【請求項4】 前記無線制御機の前記第1計時機構及び
    前記時計の前記第2計時機構がそれぞれ標準時刻電波を
    受信する受信手段を含み、標準時刻電波により時刻を修
    正するようにした請求項1に記載の時計無線制御装置。
  5. 【請求項5】 前記制御情報が、前記時計のアラーム開
    始時刻の設定、アラームのセット、アラームの解除、又
    はアラームの強制鳴動である請求項1乃至3のいずれか
    に記載された時計無線制御装置。
  6. 【請求項6】 計時機構を有する無線制御機から制御情
    報を送信し、時計が前記制御情報を受信して前記時計を
    制御する時計無線制御方法において、 前記無線制御機が制御情報を生成し、 前記無線制御機が前記計時機構に基づいて前記制御情報
    の送信タイミングを決定し、 前記時計が前記制御情報の受信タイミングを自己の計時
    に基づいて決定する、 各ステップを有し、前記計時機構の計時内容と前記時計
    の計時内容とを合わせ込み、前記無線制御機の送信タイ
    ミングと前記時計の受信タイミングを合わせるようにし
    た時計無線制御方法。
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