JP3337507B2 - 事象タイマ - Google Patents

事象タイマ

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JP3337507B2
JP3337507B2 JP35526192A JP35526192A JP3337507B2 JP 3337507 B2 JP3337507 B2 JP 3337507B2 JP 35526192 A JP35526192 A JP 35526192A JP 35526192 A JP35526192 A JP 35526192A JP 3337507 B2 JP3337507 B2 JP 3337507B2
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R29/00Arrangements for measuring or indicating electric quantities not covered by groups G01R19/00 - G01R27/00
    • G01R29/02Measuring characteristics of individual pulses, e.g. deviation from pulse flatness, rise time or duration
    • G01R29/027Indicating that a pulse characteristic is either above or below a predetermined value or within or beyond a predetermined range of values
    • G01R29/0273Indicating that a pulse characteristic is either above or below a predetermined value or within or beyond a predetermined range of values the pulse characteristic being duration, i.e. width (indicating that frequency of pulses is above or below a certain limit)

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイミング回路に関
し、特に、事象、すなわち信号ゼロ交差の時刻を計り、
計時した事象のディジタル表現を発生する回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ヒューレット・パッカード5371A 周波数
時間アナライザに使用されている信号ディジタル化法は
連続的にカウントし信号ゼロ交差時にのみサンプルする
ことを基準とする信号表現の非常に有用な形式の一例で
ある。この方法によれば信号の位相進行を直接ディジタ
ル化し、これにより電圧ディジタル化および電圧対位相
変換という以前必要であったステップの必要性を排除す
ることが可能である。この手順はそれ故適切に「位相処
理ディジタル化」または「位相ディジタル化」と呼ばれ
る。振幅の情報は捨てられる。
【0003】位相ディジタル化を図3に示してあるが、
この図は周波数が変化する正弦信号について、黒点で表
した、信号サンプル位置を示している。サンプルは上昇
交差のとき比較的一定の割合で行われる。各サンプルで
二つの増大数、すなわち全サイクルカウントおよびその
点における時間刻印、が発生する。サイクルカウントは
信号をカウントするカウンタを読取ることから得られ
る。各サイクルがカウントされるが、それらの全てでサ
ンプルが行われるわけではない。サンプルが行われる
と、同期装置が、そのサイクルに時間刻印するよう、サ
ンプルが行われている間サイクルの上昇交差をゲートす
る。これは500MHzの時間軸クロックを連続的にカウント
する他のカウンタを読取ることにより行われる。補間
(interpolation )により、分解能を2nsから0.2ns に
改善する。位相ディジタル化においては、事象信号の下
降交差は、上昇交差と同様または上昇交差の代わりとし
て時間刻印することができる。
【0004】従来技術の補間法は分散された高速フリッ
プフロップを通して伝わる遅延を基礎としている。図4
に示すように、事象の発生とクロックとを表す、二つの
ラッチされた信号は、等距離に設置された9つの遅延段
において二つの信号間の相対位相を決定する9個の高速
フリップフロップの列(bank)に進む。遅延の総計は時間
軸クロックの2nsの周期にわたっている。
【0005】事象ラッチ信号は1段あたり200ps (1段
あたりの1時間量子)だけ次第に遅延する。フリップフ
ロップの出力は事象ラッチ遅延を示す論理1および0の
出力で遅延時間間隔を量子化する。フリップフロップは
温度計コードを出力するが、これは2進コードに変換さ
れ、事象カウントおよび時間カウントと共にメモリシス
テムに格納される。温度計コードは次のように数える。
000...000 、100...000 、110...000 、111...000
、......、111...110 、111...111 。カウントの終わ
りに、コードはそれ自身を0にリセットすることはな
い。温度計コードから2進数に変換された補間器(inte
rpolator)の出力に事象カウントのディジタル表現を加
えれば事象信号のディジタル時間が得られる。
【0006】この従来技術の方法には関連する多数の問
題がある。ラッチ素子は個別の部品であるため、良く整
合していない。良好な直線性は各素子を個別に調節する
ことによってのみ得られる。直線性の他に、正確度を得
るには、遅延の総計を非細分クロック間隔の1周期に合
わせなければならない。タイミングの分解能は個別ラッ
チ素子間の物理的分離によって決まる。多数の遅延線に
おいては、遅延は先験的に設定され、変化を受ける。直
線性および正確度は共に回路パラメータの変動に伴って
劣化する。また遅延線は測定により作動されるまで遊ん
でいる。したがって、正確度および直線性は共に或る程
度種々な測定の速さと共に変化する。この方法はまたN
個の副部分を補間するのにN-1 個のラッチ素子を必要と
する。副部分の数に対してラッチの数を減らすのが望ま
しいことになる。
【0007】従来技術での他の問題は同期装置を用いて
特定のクロックパルスを実際に分離する必要があること
であり、そうするのに時間ジッタを少なくして行う必要
があることである。同期化プロセスの不安定性のため、
特に高い周波数で、これが困難になっている。回路は1
信号内のわずかなジッタが他の信号の突然の大きな変化
を引き起こさなければ「不安定」である。不安定性の欠
如はパルスの遷移中にはっきり表れる。更に詳細に述べ
れば、入力信号の遷移の位相と基準信号の遷移の位相と
の間のわずかな変動が出力信号の大きな誤った変動を生
ずる可能性がある。たとえば、図11で、伝統的なカウン
タまたは同期装置の遷移は、上述の統計的変動のため、
プロットAの事象測定パルスの流れと不整合になってい
る、すなわち、ねじれている、ように図示されている。
測定が垂直線αで示される時刻に行われれば、カウント
の読みは63すなわち((3×16) +15)である。測定がわ
ずか遅れて時刻βで行われれば、カウントは48すなわち
((3×16) +0)である。測定が時刻γで行われれば、
カウントは64すなわち((4×16) +0)である。これら
カウントの不確実さは高い確率で発生し、重大な系統誤
差を生ずる。
【0008】
【発明の目的】本発明は、より確実な時間刻印を発生す
ることのできる装置を提供することを目的とする。
【0009】
【発明の概要】上述の問題は、従来技術のように、時刻
の定められた事象の間に精密な時間刻印を行う補間器を
使用してはいるが、良好な直線性を備え、正確度が改善
され、遅延副部分を形成するラッチの数が少なくなって
いる事象タイマにより克服されている。新しいタイマは
素子間でほぼ一様の遅延を生じ、不安定性とパルスジッ
タとから生ずる統計的誤差を減らし、一層確実な時間刻
印を生ずる。
【0010】本発明の事象タイマは補間器の代わりに同
期装置としてリング発振器を使用している。リング発振
器は、各クロックパルスを細分するのに基準周波数標準
に位相ロックされた能動的回路素子を採用すると共に、
一次結合素子(LCE) を採用してタップ付き遅延線無しで
所望の程度の精密分割を達成している。LCE は出力とし
てクロックの速さで時間的に循環する修正温度計コード
を発生する。LCE は交番半サイクルにわたり逆カウント
し、これにより各遅延副部分について独特の信号識別子
を有するNけただけを用いて二つの副部分に対する一様
な補間が行われる。この修正温度計コードでは1けただ
けが隣接副部分間の状態を変える。事象カウンタは進み
および遅れカウンタに似ており、これらの位相は補間器
に対してずれている。このような進み遅れ信号を設ける
ことにより、不安定状態、ジッタ、およびねじれは事象
時刻刻印カウントに干渉しない。事象カウンタの出力は
補間器の精時間刻印と組合わされる粗時間刻印である。
時間分解能は現在利用可能なトランジスタゲートの遅延
より速く、すなわち、約15ピコ秒である。
【0011】良好な直線性は、モノリシック集積回路に
製作することができる同一の、同調可能な能動遅延素子
を使用することにより、調節なしで達成される。正確度
は、測定中でも、周波数基準と連続的に比較することに
より動的に維持され、回路パラメータの変動を受けにく
い。位相ロック発振器は「タップ付き遅延線」の真似を
するが、これは発振器自身である。発振器は測定が行わ
れているか否かを周期的に且つ連続的に調べられる。し
たがって回路は測定速度の変化にあまり影響されない。
リング発振器の構成は固有の半波対称性を備えており、
これによりN個の副部分を補間するのにN/2 個のラッチ
しか必要としない−従来技術の装置で必要とされた数の
約半分−修正温度計コードを使用することができる。LC
E を使用すれば精分割の程度を単一リング発振器遅延素
子の伝播遅延より低くすることができる。約60psの時間
分解能が遅延素子について達成されている。そしてLCE
を用いれば分解能は約15psである。
【0012】補間と主要クロック(精および粗)との間
を同期する問題は二つのカウンタ、一つは修正温度計コ
ードの周期的転換を進め、一つは遅らす、を使用するこ
とにより解決される。両カウンタの出力はラッチに格納
されるが、適切な一方しか記録されない。「精コード」
の最上位ビット(MSB) がどれを記録するかを決める。こ
の方法によれば、スイッチングが決して記録されない間
に読取られるカウンタに対して、カウンタをオンザフラ
イで読取ることにより導入されるあいまいさは無くな
る。更に、測定のための特定のクロックパルスを分離す
る同期装置回路が不必要である。実際、この方法は、補
間の精部分と粗部分との間の結合が乏しいことに対して
非常に寛容である。大きな限界内で、精クロックと粗ク
ロックとの間のジッタが重要でない。この方法の付加的
おまけとして、そのように得られた粗および精のデータ
は「突合わせ接合することができる」、すなわち並べて
設置して演算処理をすることなく更に広いワードを形成
することができる。この接合ワードは新しい「精」コー
ドを形成し、同じ機構を更に位数の高いすなわち「粗」
のビットに向かって縦続接続することができ、これによ
り回路のレンジが拡大される。
【0013】
【実施例】図1を参照すると、本発明の回路の全体の構
成を見ることができる。左の事象入力から右の装置出力
まで二つの並列径路がある。装置入力はその正のゼロ交
差を出力クロック24、すなわちローカルに発生された信
号、のゼロに対して測定しようとする事象信号を運ぶ信
号線11である。内部クロックパルスは同一パルスの流れ
を補間器15およびカウンタ17に伝えるリング発振器によ
り発生される。リング発振器13は安定のため、図示して
ない基準クロックに対して位相ロックされている。その
周波数が電圧制御されているリング発振器での遅延は基
準に対して調節されている。
【0014】補間器15はクロックパルスを副部分に細分
し、各副部分には下に説明するリニアコンバイナ素子に
より行われる番号づけ機構で名札が付けられている。副
部分はリング発振器を備えている能動遅延回路による遅
延の伝播により得られる。伝播遅延に対する番号づけ機
構は、各連続する副部分が、左から右への変化を除き、
グレイコードと同様に1けただけ変化するから、修正温
度計コードである。物理的外観では、遅延の伝播に対応
する数字の伝播は温度の変化を徐々に示す温度計のよう
に見える。温度コードまたはグレイコードを使用する利
点は、遅延値の、すなわち、副部分の間の遷移の分解能
の誤差が、これらのコードが連続する副部分間で1ビッ
トだけ値を変えるから、1ビットしか影響を与えないと
いうことである。ここに使用する温度計コードの修正に
ついて以下に説明する。
【0015】線11に沿う事象信号、たとえば、正に向う
ゼロ交差信号は出力として復号および読取を行うため副
部分をラッチする。2進エンコーダ19はラッチされた温
度計コード出力を2進コード出力に変換するが、この出
力はラッチ21により出力の最下位部分として読取られ
る。線11に沿う事象の最大入力周波数は典型的にはリン
グ発振器13の周波数より低く、たとえば約1/8 である。
リング発振器13は、副部分発生に対して50%のデューテ
ィサイクルを有するが、線14に沿って内部クロック信
号、CLK INT 、を発生する。極度に細かい間隔に細分さ
れたCLK INT の比較的遅いクロック速度のため事象分解
能を高くできる。性格が同期的である事象はCLK INT の
副部分のどの一つの期間中でも発生することがある。こ
の副部分識別はラッチされ、精タイミングとして報告さ
れる。粗タイミングは進み遅れカウンタ17でカウントさ
れる初期クロックゼロを通り越しているクロックパルス
の数から見出され、読取りのためカウンタ17に伝えられ
た事象信号によりラッチされる。
【0016】進み遅れカウンタ17は位相ずれの関係にあ
る1対のカウンタから構成されており、その一つが温度
計コードの状態によって選択される。たとえば、0と7
との間にある温度計コードのカウントは進みカウンタを
選択し、8と15との間のカウントは遅れカウンタを選択
する。この選択は温度計コードの単一ビットを読取るこ
とにより行われる。このビットは適切な進みまたは遅れ
のカウンタを選択するマルチプレクサ18に伝えられる。
マルチプレクサ18の出力、すなわち、選択されラッチさ
れたカウンタ出力は2進コード出力を発生する2進エン
コーダ23により読取られ、ラッチ25により読取りのため
保持される最上位ビット、すなわち、粗タイミング情報
を形成する。二つの出力ラッチ21および25は、線11に沿
う事象が線24に沿う出力クロックの0に対して発生する
時刻を表す、2進コード出力の最下位および最上位ビッ
トを含んでいる。出力クロックを使用して更に他の段を
縦続接続することができる。
【0017】図2において、CLK INT の始まりを垂直線
31で示してある。CLK INT の最初のパルスは垂直線31と
垂直線35との間の線34で表されている。このパルスはF
クロックパルスからのものであり、Fはクロックの周波
数を表す数である。垂直線35の右のクロック線34に第2
のクロックパルスが乗っており、これは、第1のパルス
と全く同様に、副部分に細分される。事象信号は線37で
表してある。垂直線31の右に、垂直線39で表した、第1
のクロックパルスの細分部分がある。
【0018】垂直線間の間隔は時間間隔Tdであり、これ
は垂直線間で一様である。間隔Tdを発生する一つの方法
は等間隔にタップが設けられている受動遅延線によるこ
とである。しかし、回路を集積するためには、能動素子
が望ましい。副部分Tdの境界を示す各垂直線は、伝播遅
延素子により発生される数により識別され、この数は次
の数に対して最左ビットで1単位だけ変化する。これは
番号付け機構41によってわかり、各番号は副部分線39の
一つに対応している。温度計コードは、「 1」で示して
ある、01111111と読める第1行から始まっている。次の
行の読みは00111111で以下同様に「 N/2」で示したすべて
が0である行まで続く。次にカウントの読みは反転して
10000000となり以下同様にして「 N」 で示すすべてが1
から成る読みを示す行まで続く。線37に沿う入力事象の
立上り縁43は線45でこれらコードの一つをラッチする垂
直線45に対応する修正温度計コード番号はラッチにより
保持され、図1の2進エンコーダ19により2進コードフ
ォーマットに変換される。温度計コードの交番半サイク
ルにおけるこの反転カウントはリング発振器により発生
された固有の精密に50%のデューティ波形サイクルの結
果使用することができるものであり、これにより遅延素
子の50%だけの製作を行って所要副部分を達成すること
ができる。反転カウントは図2でN/2 と記した副部分間
隔で始まる。我々は我々の修正コードを「二重温度計コ
ード」と呼んでおり、図2に1の副部分からNの副部分
までのカウントで示してある。図2の例では事象線に沿
う立上り縁43は線34に沿う第1のクロックパルス期間中
に発生している。典型的には、事象は、どんな一つの第
1クロック状態の期間中でも1/64の発生確率を備えてい
るが、例としてだけこのような仕方で示してある。
【0019】図5に、補間器の構成を示してある。等間
隔にタップが設置されたタップ付き遅延線をシミュレー
トするのにウォーカー発振器50を使用している。ウォー
カー発振器は、米国特許第4,884,041 号に説明されてお
り、本発明の場合のように、値が等しい遅延時間を発生
することができるチューナブル線形コンバイナ素子(LC
E) を備えているリング発振器である。リング発振器50
はクロックパルスを、先に説明した仕方でLCE により形
成されている細分器51に送る。これにより線の数が増加
して遅延信号が2から8に増え、時間の分解能が4倍だ
け上がる。温度計コード発生器の出力は続いてデータバ
ッファ53に送られる。バッファの出力線はラッチ55に接
続されており、ラッチ55で、線11に沿う事象信号は事象
が発生すると特定の縮小温度計コードをラッチするため
向けられる。
【0020】図6はリング発振器のブロック図である。
このような装置の主な特徴は、線32に電圧が各遅延素子
(遅延セル)57、59の遅延を、したがって発振器の周波
数を調節することができることである。線56にある信号
は遅延素子57により所要量だけ遅延され、遅延出力がタ
ップ線62で利用することができるようになる。実質上同
一の遅延素子59はタップ線63に沿って出力を供給する。
線63の出力はCLK INTの次の半デューティサイクルの始
まりに対応する。二つのタップ62および63は信号細分器
またはマルチプレクサにより8個の遅延値を発生するの
に使用される。
【0021】細分器51の詳細を図7に示してある。リン
グ発振器の単独遅延素子57は第1行にある複数の2:1
線形コンバイナ素子(LCE)71 、73、および75に接続され
て図示されている。LCE は重み付きマルチプレクサであ
り、入力信号の重みはチューニング線70の信号により各
LCE ブロックの左に加えられている。LCE 重み線のほと
んどは、LCE73 、83、および87にあるような信号Aiを有
するものを除き、接地されている(線の間の差が0に等
しい)よう図示してある。数「 i」 は1および2であ
り、LCE73 のような、LCE の最初の行を表し、次いで第
2の行を表し、以下同様にして、もし存在すれば更に他
の行を示す。線が接地されている場合にはA =0.5 。各
LCE は二つの入力および一つの入力を備えており、二つ
の入力の間の時間間隔を、LCE の出力ZがAx+(1−A)y
に等しいように分割する。ただしxおよびyは時間遅延
を表す二つの入力信号であり、Aは0≦A≦1を満足す
る数である。好適には、Aは0.5 に等しい。
【0022】LCE71 および75は単に遅延を等しくし、プ
ロセスおよび温度により誘起される遅延の変化を追跡す
るよう設けられているダミー装置である。両入力リード
は同じ時間信号を運ぶのでこれら装置からの遅延に関す
る調節は無い。LCE73 は遅延素子57の各側から入力を受
け、線77に沿う出力を発生する。同様に、LCE71 および
75はそれぞれ線76および78に沿う出力を発生する。LCE7
3 からの出力が線77に現れる時刻はLCE71 および75から
の出力が線76および78に現れる時刻の間の中間である。
たとえば、LCE73 への一つの入力が0ピコ秒で他の入力
が62.5ピコ秒であったとすれば、LCE73 の出力は、A1が
約0.5 に等しいときLCE71 の出力に対して31.25 ピコ秒
になる。LCE71 、73、および75の構造は下部行のLCE81
、83、85、87、および89で繰返されている。LCE のこ
の行は、先に記した遅延を分割するLCE83 および87で時
間分割を行うことにより直上の行を細分する。LCE81 、
85、および89は遅延およびプロセスを等しくするための
ダミー装置である。出力時間要素は等間隔の遅延であ
る。これら遅延は二重温度計コードの各数字を形成する
信号である。時間遅延が左から右に伝わるにつれて、温
度計コードの数字は左から右に形成される。
【0023】図8Aは細分器51に対する1対のバッファ増
幅器を示す。細分器51の8本の出力線は再生のためバッ
ファ増幅器52の組合わせの一つの行に送られている。各
組合わせは組の数の間の分離を促進するのに使用され
る。一つの出力はラッチに送られる補間出力信号に使用
されるが、他の出力は内部クロック信号としての用途に
利用できる。8個の内部クロック源を利用できるが、二
つだけが使用されている。すなわち、図9Aの進み遅れカ
ウンタ150 および151 に送られる第1の内部クロック信
号および遅延回路121 に送られる第2の内部クロック信
号である。第1のクロック15の位相は図1の線16にある
MUX 選択信号の遷移が進み遅れカウンタの遷移に対して
+または−1/4 サイクルのところにあるように選択され
ている。図8Aにおいて、各バッファ対の第1の出力46は
第2の出力47から分離されている。第2の出力をロード
しても第1の出力の信号には影響が無い。これにより補
間器の出力が第2の出力が接続されると否とにかかわら
ず同じままであることができる。事実、第2の出力のう
ち二つは接続されているが、六つは接続されていない。
【0024】図8Bは温度計コードのバッファ補間出力信
号を示す。各波形の周期は250 ピコ秒( 4GHz)である。
波形64は第1のバッファ増幅器の出力であり、斜線で示
してある。波形65は第2の増幅器の出力であり、波形66
は第3の増幅器の出力であり、以下同様。隣接する立上
り縁の間の遅れは15.625ピコ秒として示されている。図
9Aおよび図9Bを参照すると、図5の補間器が、ラッチを
除き、ブロック80の中に示されている。ラッチは他の回
路素子と関連して図9Aに示されている。補間器80の校正
入力CAL1およびCAL2は図7の細分器のLCE の線A1および
A2に接続されている。A1およびA2をわずかに調節して図
8Bに示すクロックパルスの間隔を最も良く一様にするこ
とができる。図示してないのはリング発振器の周波数を
既知の値に制御する周波数調節回路である。図8Aのバッ
ファからの出力は、今回はブロック80から出るように示
してあるが、8本の線84により4GHz の速さで運ばれ、
8個から成る一連のラッチである第1のラッチ手段55に
運ばれる。事象線11がラッチ55に接続されている。
【0025】進み遅れカウンタの組合わせ150 および15
1 が補間器による二重温度計コードが0に転換する回数
をカウントする。完全サイクルを図2の波形34で示すよ
うに内部クロック(CLK INT) と言う。たとえば、間隔の
数が0から15へ次に0まで戻ってカウントされるにつれ
て進み遅れカウンタ150 、151 は1だけ増値する。進み
および遅れカウンタ150 および151 、152 および153 、
154 および155 は互いにおよび内部クロック(CLK INT)
からずれている。すなわち、遅れカウンタはCLK INT の
後でカウントし、転じてCLK INT は進みカウンタの後で
カウントする。
【0026】組を成す進みおよび遅れカウンタ150 、15
1 は、図12に示すように、ジョンソンカウンタとしても
知られている、フリップフロップのメービウス構成であ
る。各カウンタはCLK INT パルスを線86a および86b に
沿って4GHz の速さで受取る。CLK INT パルスは図8Aの
バッファ49の出力から来る。進みおよび遅れカウンタ
は、進みカウンタ151 の出力が遅れカウンタ150 の入力
になるので、主従の関係にある。進みの量は125ps であ
り、250ps 二重温度計コードの半周期である。半周期の
差は図2の線31により二分される。進みカウンタ151 の
出力は、線90に沿って取られるが、図9Aのラッチ93に接
続されており、一方遅れカウンタ150 の出力は線91を経
由して図9Aのラッチ94に接続されており、二つのラッチ
が第2のラッチ手段を形成している。進みカウンタ151
の出力は、その速さの1/4 の速さ、すなわち1GHz でク
ロックされる図9Aの縦続接続された進みカウンタ153 お
よび遅れカウンタ152 に送られる。これら一層低速のカ
ウンタは一層大きいカウント能力を示す。進みカウンタ
153 の出力はラッチ97に接続されており、一方遅れカウ
ンタ152 の出力はラッチ96に接続されており、二つのラ
ッチの第2のラッチ手段の更に別の部分を形成してい
る。線148 に沿って取られる250MHzのカウンタ152 、15
3 の出力は図9Bの進み遅れカウンタ154 、155 に伝えら
れ、ここで62.5MHz への更に別の周波数逓減が行われ
る。進みカウンタ155 の出力はラッチ99に接続されてい
るが、遅れカウンタ154 の出力はラッチ98に接続されて
おり、二つのラッチが第2のラッチ手段の更に別の部分
を形成している。ラッチ98および99の出力はクワッドラ
ッチ(quad latch)106 に伝えられる。
【0027】第1のラッチ手段、図9Aのラッチ55、の出
力は、二重温度計コードの8線出力を有する第3のラッ
チ手段、図9Bのラッチ101 、に再ラッチされる。第2の
ラッチ手段、図9Aのラッチ93、94、96、97、98、および
99、からの出力は、図9Bのクワッドラッチ103 、105 、
および106 により形成されている第4のラッチ手段に再
ラッチされる。出力を再ラッチすればラッチ55で発生し
ていることがある前の不安定状態の分解能に対する時間
が与えられる。第4のラッチ手段からの出力は、線108
で二重温度計コードラッチ101 から進みまたは遅れ出力
を選択する手掛りとして最下位ワードの最上位ビット(M
SB) を受取るマルチプレクサ107 と比較するため、2:
1マルチプレクサ107 、109 、および156 に伝えられ
る。二重温度計コードの最下位ワードのMSB が1から0
へ0から1へなどと一様に変化するMSB と共に循環的で
あることを想起すること。MUX107からの出力ビット5
は、MUX109で、クワッドラッチ105 にラッチされている
進みまたは遅れ出力を選択する手掛りとして使用され
る。転じて、MUX109からの出力ビット7はMUX156により
カウンタ154 および155 からの進みまたは遅れ出力を選
択する手掛りとして使用される。
【0028】排他的ORゲート111 、112 、および113 の
出力で、マルチプレクサ107 、109、および156 はねじ
れおよびジッタに完全に耐えるパルスカウントを表す2
進出力の6ビットを発生する。これら6ビットは、ルー
プ115 で示してあるが、粗事象タイミングを表すが、精
タイミングは線117 に沿うラッチされた二重温度計コー
ドから得られる。この精タイミングデータは温度計コー
ドを2進数に変換する、線122 に4ビット出力を有する
論理を備えているエンコーダ119 により2進数に変換さ
れる。線112 の4ビットは出力ラッチ130 および158 で
ループ115 の6ビットと共に読み取られる。出力ラッチ
130 には8本の出力線132 がある。出力ラッチ158 はラ
ッチMUX156から受取った2個の粗ビットを保持する。出
力ラッチ158 は、出力線132 の8ビットに「突合わせ接
合」される最も粗い出力ビットを表す2本の出力線を備
えている。ラッチ130 および158 は図9Aの遅延回路121
から得られる信号LT1 によりクロックされることに注目
のこと。遅延回路121 は第1のラッチ手段と第3のラッ
チ手段との間に設置され、遅延出力は第3のラッチ手段
ばかりでなく第4のラッチ手段をもトリガする。この遅
延は不安定状態を解消する時間を与える。
【0029】遅延回路を図10に示す。図10には多数のD
型フリップフロップ141 、143 、...145 、および14
7 が直列に配置されている。実際には13個のフリップフ
ロップが直列に接続されている。事象信号は線11を通し
てフリップフロップ141 に送られる。CLK INT 信号は線
14に沿って加えられ、立上りクロックの縁がQ端子の出
力をトリガするが、この出力はフリップフロップ143 の
D入力に伝えられ、ここでその入力は次の立上り縁でク
ロックされる。図10の回路は事象信号を6乃至7クロッ
クパルスだけ遅延させる。これは図9Aに示すラッチ55を
安定にするには充分な時間である。遅延信号は、図9Bに
示す、第3のラッチ手段101 、およびラッチ130 、158
で形成される第4のラッチ手段に伝えられる。
【0030】図11に、二重温度計コードをコードの副部
分を表す一連のタイミング状態127として示してある。
垂直の破線で示した8個の温度計コードパルスでのパル
スカウントは図9Bの線108 に現れる、プロットEのMUX
選択信号129 の遷移に一致している。この信号は図9Bの
ラッチ101 の線から取られ、ラッチにおけるワードの最
上位ビット(MSB) である。MUX 選択信号129 は図11のプ
ロットDに示す遅れカウンタの出力かまたはプロットC
に示す進みカウンタの出力かを選択する。MUX選択信号
は次の事象までの持続時間中安定である。図9Bでわかる
が、マルチプレクサ109 はマルチプレクサ107 に、マル
チプレクサ156 はマルチプレクサ109 にほとんど直ちに
追随する。
【0031】図9Aに戻って、遅延事象は線140 に沿う事
象として利用し得ることに注目すべきである。トグルさ
れる事象出力、すなわち、第1の事象で一つの状態にな
り、次いで次の事象で状態を変える事象出力を線139 で
利用することができる。これら事象出力は図9Aおよび図
9Bの回路がチップとして製造されるとき特に有用であ
る。それは図13に示すように、出力を拡張回路で使用す
ることができるからである。図9Aの線86のCLK INT に対
する望ましい速さは各クロックパルスが250 ピコ秒にな
ることを意味する4MHz であるが、他の速さをも使用す
ることができる。このようなクロック速さに対する好ま
しい最大入力信号帯域幅は約500MHzである。250 ピコ秒
の各クロックパルスは16の副部分に好適に細分され、リ
ング発振器および関連マルチプレクサにより発生される
各副部分が約15.6psであるようになるが他の副部分間隔
をも使用することができる。ここでの他の例では進み遅
れカウンタは各々、状態を変える前に64の副部分、250p
s 、をカウントする。カウンタに接続されているマルチ
プレクサは進み遅れカウンタをこの速さで2回選択し、
8副部分ごとすなわち半クロックパルスごとに状態を変
える。このようにしてクロックパルスが識別される。
【0032】図13を参照すると、カウント拡張器回路、
事象タイマチップ、がチップ200 として表された図9の
回路を備えており、このチップは62.5MHz の外部クロッ
ク線160 、遅延事象出力線140 、2本の最も粗い出力ビ
ット線162 、データ書込み信号として使用される遅延お
よびトグル事象線139 、および2進フォーマットの事象
時間データを有する出力線132 を備えている。外部クロ
ック信号はバッファ202 により安定化され、進み遅れカ
ウンタに伝えられる。カウンタ204 は8出力ビットを有
する進みカウンタを形成しており、このカウンタは外部
クロックパルスの前縁でカウントする。ラッチ206 はカ
ウンタの8出力ビットを外部クロックパルスの後縁でラ
ッチすることにより遅れカウンタを形成している。各進
み遅れカウンタからの最上位4ビットは2:1ラッチマ
ルチプレクサ214 に伝えられるが、各カウンタからの最
下位4ビットは2:1ラッチマルチプレクサ212 に伝え
られる。マルチプレクサ212 は線162 の2出力ビットを
二つのMUX212および214 からの二つの最下位出力ビット
として複製する。マルチプレクサ212 からの次の最下位
4ビットは線223 により進みカウンタ204 からの最下位
4ビットの間でまたは線225 により遅れカウンタ206 か
らの最下位4ビットの間で選択され、選択は線216 にあ
るビット、コードの最上位ビット、により行われる。マ
ルチプレクサ214 はカウントの最上位4ビットを備えて
いる。これらは線224 を通して進みカウンタ204 からま
たは線224 を通して遅れカウンタ206 から得られる。二
つの選択は先に記した線216 の最上位ビットによる信号
で選択され、進みカウンタの出力は選択ビットが0であ
れば選択され、遅れカウンタの出力は1に対して選択さ
れる。これら出力は線220 、222 に取上げられ、線162
からの複製2ビットを含む10ビットを生ずる。線140 の
事象信号は各マルチプレクサ212 および214 のクロック
端子に分配される前に遅延221 で約625ps だけ遅延され
る。これにより線140 の事象信号の進相と線160 のクロ
ック信号の遅相とを合わせることができる。チップ200
からの8個の最下位出力ビットに関する書込み出力信号
は遅延229を通過してから線228 により分配される。同
様に、図13の補助回路からの10個の最上位出力ビットに
対する書込み出力信号は線230 により分配される。二つ
の書込み信号はタイマデータを使用する場合記憶装置に
伝えることができる。この回路を更に縦続接続して事象
間の測定時間を延長することも可能である。延長の方法
は本発明と相似である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明を用いるこ
とにより、良好な直線性を備え、正確度が改善され、遅
延副部分を形成するラッチの数が少ない事象タイマを提
供することができる。該タイマは素子間でほぼ一様の遅
延を生じ、不安定性とパルスジッタとから生ずる統計的
誤差を減らし、一層確実な時間刻印を生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイミング回路の簡略ブロック図であ
る。
【図2】事象信号を識別する遅延副部分へのクロック信
号の分割を示す波形図である。
【図3】位相ディジタル化における従来の信号サンプリ
ングを示す波形図である。
【図4】従来の補間器の簡略ブロック図である。
【図5】図1に示す補間器回路のブロック図である。
【図6】図1および図5の回路に使用されているリング
発振器の概略図である。
【図7】図5に使用されている線形コンバイナ素子を使
用したパルス細分器の詳細ブロック図である。
【図8A】図5の補間器におけるバッファ増幅器の出力
構成を示す概略図である。
【図8B】図8Aに示すバッファ増幅器出力からの内部
クロックパルスのタイミング図である。
【図9A】図1に示すタイミング回路の拡大ブロック図
の左側を示す図である。
【図9B】図1に示すタイミング回路の拡大ブロック図
の右側を示す図である。
【図10】図9Aに示す遅延回路の概略図である。
【図11】図9Aおよび図9Bに示す計数回路用の波形
図である。
【図12】図9Aに示すメービウス進み−遅れカウンタ
の概略図である。
【図13】図9Aおよび図9Bのタイミング回路を拡張
した回路の概略図である。
【符号の説明】
13:リング発振器 15:補間器 17:進み遅れカウンタ 18:マルチプレクサ 19、23:2進エンコーダ 21、25:ラッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス・エイ・ナッツ アメリカ合衆国カリフォルニア州ハー フ・ムーン・ベイ・アルザス・ロレーヌ 533 (56)参考文献 特開 平5−215873(JP,A) 特開 平3−113916(JP,A) 特開 昭56−107191(JP,A) 特開 昭51−137343(JP,A) 特開 昭58−154932(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G04F 10/04

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】事象信号が発生するときを示すためのデジ
    タル出力信号を提供する回路装置において、 所定のクロック周期を有し、均一な間隔とされるクロッ
    クパルスの列を発生するリング発振器手段、 前記クロックパルスを受信し、該クロックパルスが生じ
    るときを示す粗時間信号を提供する粗タイミング手段、 前記クロックパルスを受信し、前記所定のクロック周期
    の整数約数である周期を有する精時間信号を提供する補
    間器と、 事象が発生するときに、前記事象信号を受信すると共に
    前記粗時間をラッチし、これにより粗時間事象信号を提
    供する粗ラッチ手段と、 前記事象信号が発生するときに、前記事象信号を受信す
    ると共に前記精時間信号をラッチし、これにより精時間
    事象信号を提供する精ラッチ手段と、 前記粗時間事象信号及び前記精時間事象信号を受信し、
    両者を結合して精時間信号を示す複数の最下位ビット及
    び粗時間信号を示す複数の最上位ビットとを有するデジ
    タル出力信号に変換する出力手段とを有することを特徴
    とする回路装置。
  2. 【請求項2】前記リング発振器手段は、50±1%のデ
    ューティサイクルを有するウォーカー発振器を有するこ
    とを特徴とする請求項1の回路装置。
  3. 【請求項3】前記クロックパルスの前記クロック周期
    は、外部標準によって制御されることを特徴とする請求
    項1の回路装置。
  4. 【請求項4】前記補間器は、前記リング発振器手段に階
    層的に相互接続される複数の線形コンバイナ素子を含む
    ことを特徴とする請求項1の回路装置。
  5. 【請求項5】前記複数の線形コンバイナ素子は、同調可
    能であることを特徴とする請求項4の回路装置。
  6. 【請求項6】前記精時間信号は、任意の2つの近接状態
    間で相違する1ビットのみが相違する周期コードを有す
    ることを特徴とする請求項1の回路装置。
  7. 【請求項7】前記ラッチ手段は、第1及び第2の精ラッ
    チ手段を有し、前記第1の精ラッチ手段は前記事象信号
    と通信するよう構成され、前記第2の精ラッチ手段は前
    記第1の精ラッチ手段と通信するよう構成され、前記第
    2の精ラッチ手段は前記第1の精ラッチ手段に対し遅延
    を生じることを特徴とする請求項1の回路装置。
  8. 【請求項8】前記粗タイミング手段は、複数のメービウ
    スフリップフロップを含むことを特徴とする請求項1の
    回路装置。
  9. 【請求項9】前記粗タイミング手段は、相互に位相のず
    れた2つのタイミング手段を含むことを特徴とする請求
    項1の回路装置。
  10. 【請求項10】前記粗ラッチ手段は、第1及び第2の粗
    ラッチ手段を有し、前記第1の粗ラッチ手段は前記事象
    信号と通信するよう構成され、前記第2の粗ラッチ手段
    は前記第1の粗ラッチ手段と通信するよう構成され、
    記第2の粗ラッチ手段は前記第1の粗ラッチ手段に対し
    て遅延を生じ、これにより前記2つのタイミング手段を
    選択的に動作させることができるよう構成されることを
    特徴とする請求項9の回路装置。
  11. 【請求項11】事象信号が発生するときを示すためのデ
    ジタル出力信号を提供する回路装置において、 所定のクロック周期を有し、均一な間隔とされるクロッ
    クパルスの列を発生するリング発振器手段、 相互に位相ずれを有し、前記クロックパルスを受信して
    該クロックパルスが生じるときを示す第1及び第2の粗
    時間信号をそれぞれ提供する第1及び第2の粗時間カウ
    ンタ、 前記事象信号及び前記第1及び第2の粗時間信号を受信
    すると共に、前記事象信号が発生するときに前記粗時間
    信号の一つをラッチし、これにより粗時間事象信号を提
    供する多重化・ラッチ手段、 前記クロックパルスを受信し、前記所定のクロック周期
    の整数約数である周期を有する精時間信号を提供する補
    間器と、 前記事象信号が発生するときに、前記事象信号を受信す
    ると共に前記精時間信号をラッチし、これにより精時間
    事象信号を提供する精ラッチ手段と、 前記粗時間事象信号及び前記精時間事象信号を受信し、
    両者を結合して精時間信号を示す複数の最下位ビット及
    び粗時間信号を示す複数の最上位ビットとを有するデジ
    タル出力信号に変換する出力手段とを有することを特徴
    とする回路装置。
  12. 【請求項12】前記第1及び第2の粗時間カウンタは、
    対照的な位相ずれを有することを特徴とする請求項11
    の回路装置。
  13. 【請求項13】事象信号が発生するときを示すためのデ
    ジタル出力信号を提供する回路装置において、 所定のクロック周期を有し、均一な間隔とされるクロッ
    クパルスの列を発生する、複数の遅延素子を含むリング
    発振器手段、 相互に位相ずれを有し、前記クロックパルスを受信して
    該クロックパルスが生じるときを示す第1及び第2の粗
    時間信号をそれぞれ提供する第1及び第2の粗時間カウ
    ンタ、 前記事象信号及び前記第1及び第2の粗時間信号を受信
    すると共に、前記事象信号が発生するときに前記粗時間
    信号の一つをラッチし、これにより粗時間事象信号を提
    供する多重化・ラッチ手段、 階層的に配置された複数の線形コンバイナ素子を有し、
    前記クロックパルスを受信し、前記所定のクロック周期
    の整数約数である周期を有する精時間信号を提供する補
    間器と、 前記事象信号が発生するときに、前記事象信号を受信す
    ると共に前記精時間信号をラッチし、これにより精時間
    事象信号を提供する精ラッチ手段と、 前記粗時間事象信号及び前記精時間事象信号を受信し、
    両者を結合して精時間信号を示す複数の最下位ビット及
    び粗時間信号を示す複数の最上位ビットとを有するデジ
    タル出力信号に変換するデジタル化出力手段とを有する
    ことを特徴とする回路装置。
  14. 【請求項14】前記第1及び第2の粗時間カウンタは、
    進み及び遅れ時間カウンタを含むことを特徴とする請求
    項13の回路装置。
  15. 【請求項15】前記第1及び第2の粗時間カウンタの各
    々は、前記クロックパルスのレート半分の値を計数する
    ことを特徴とする請求項14の回路装置。
  16. 【請求項16】前記リング発振器は、ループ内に接続さ
    れる2つの遅延セルを含むことを特徴とする請求項13
    の回路装置。
  17. 【請求項17】前記補間器は、2つの入力パルスを受信
    すると共に前記入力パルスが受信されるときの中間時間
    に出力パルスを提供する線形コンバイナ素子を含むこと
    を特徴とする請求項13の回路装置。
  18. 【請求項18】前記出力パルスは、前記入力パルスが受
    信されるときの中間に、一度に提供されることを特徴と
    する請求項17の回路装置。
  19. 【請求項19】前記精時間信号は、2つの近接状態の間
    で1ビットのみ相違する周期コードを有することを特徴
    とする請求項13の回路装置。
  20. 【請求項20】前記周期コードは、二重温度計コードを
    含むことを特徴とする請求項19の回路装置。
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