JP3337143B2 - 電子打楽器 - Google Patents

電子打楽器

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JP3337143B2 JP16226091A JP16226091A JP3337143B2 JP 3337143 B2 JP3337143 B2 JP 3337143B2 JP 16226091 A JP16226091 A JP 16226091A JP 16226091 A JP16226091 A JP 16226091A JP 3337143 B2 JP3337143 B2 JP 3337143B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は複数の楽音発生用の操
作子を備え、この操作子の操作により打楽器音を発生す
ることの出来る電子打楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、打楽器音を発生する電子打楽器の
ドラムパッドや鍵盤等の各操作子にはMIDIのノート
ナンバの各値が割当てられており、一方、音源側ではノ
ートナンバの各値に対してそれぞれ所定の打楽器音が割
当てられている。そして、操作子を操作したときにノー
トオンデータおよび該操作子に割当てられたノートナン
バを音源へ送ることにより、音源から対応する打楽器音
の波形データを波形メモリから読出して打楽器音を発生
するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の電子
打楽器においては、予め決められた固定のピッチで打楽
器音を発生するだけのものであるため、自然打楽器音の
ような十分なリアルさが得られないという問題がある。
すなわち、例えばドラムやシンバルの表面をブラッシュ
でスライドさせたときに生じる音などを電子的に合成す
る場合には、従来の固定ピッチで打楽器音を発生するも
のでは、今一つリアルさに欠けるものであった。この発
明は、上述した従来の問題に鑑みなされたもので、自然
打楽器音と同様にリアル感のある高品質の打楽器音を発
生することができ、また、必要に応じて自然楽器にない
電子楽器特有の打楽器音を発生することもできる電子打
楽器を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の電子打楽器は、それぞれ異なる打
楽器音が割当てられた複数の楽音発生用の操作子と、発
生される打楽器音のピッチを制御するためのピッチ変化
情報であって、ピッチ変化の発生タイミングと当該発生
タイミングでのピッチ値とからなる時系列情報を前記各
打楽器音または前記各操作子に対応させて記憶する記憶
手段と、前記操作子のいずれかが操作されたときに、当
該操作子に割り当てられている打楽器音または当該操作
子に対応させて記憶されているピッチ変化情報を前記記
憶手段から読出す読出し手段と、前記操作された操作子
に割り当てられている打楽器音を、前記読出し手段によ
って読出されたピッチ変化情報に応じてピッチ変化させ
ながら発生させる打楽器音発生手段とを備えることを特
徴とする。また、請求項2に記載の電子打楽器は、それ
ぞれ異なる打楽器音が割当てられた複数の楽音発生用の
操作子と、発生される打楽器音のピッチを制御するため
のピッチ変化情報であって、ピッチ変化の発生タイミン
グと当該発生タイミングでのピッチ値とからなる時系列
情報を前記各打楽器音または前記各操作子に対応させ
記憶する記憶手段と、新たなピッチ変化情報を当該打楽
器音または当該操作子のいずれかに対応させて前記記憶
手段に書き込む書込み手段と、前記操作子のいずれかが
操作されたときに、当該操作子に割り当てられている打
楽器音または当該操作子に対応させて記憶されているピ
ッチ変化情報を前記記憶手段から読出す読出し手段と、
前記操作された操作子に割り当てられている打楽器音
を、前記読出し手段によって読出されたピッチ変化情報
に応じてピッチ変化させながら発生させる打楽器音発生
手段とを備えることを特徴とする。
【0005】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、演奏者が複数
の打楽器音発生用の操作子のいずれかを操作すると、記
憶手段から操作された操作子あるいはこの操作子に割当
てられている打楽器音に対応したピッチ変化情報、すな
わちピッチ変化の発生タイミングと当該発生タイミング
でのピッチ値とからなる時系列情報が時系列に読出さ
れ、このピッチ変化情報にもとづくピッチで対応する打
楽器音が発生される。このように、発生される打楽器音
がピッチ変化を伴うので、従来の電子打楽器音における
単調さが解消され、たいへんリアルな打楽器音が得られ
る。また、自然打楽器にはみられないような大きなピッ
チ変化をつけた場合は、電子楽器特有の効果音的な音が
得られる。請求項2に記載の発明によれば、演奏者が複
数の打楽器音発生用の操作子のいずれかを操作すると、
操作された操作子あるいはこの操作子に割当てられてい
る打楽器音に対応したピッチ変化情報、すなわちピッチ
変化の発生タイミングと当該発生タイミングでのピッチ
値とからなる時系列情報が記憶手段に時系列に書き込ま
れる。このように、ピッチ変化を伴う打楽器音が生成さ
れるので、単調さの解消された、たいへんリアルな打楽
器音を生成することができる。また、このピッチ変化情
報にもとづくピッチで対応する打楽器音が発生されるの
で、演奏者はどのようにピッチが変化したかを音で確認
することができる。
【0006】
【実施例】この電子打楽器には複数のパッド1−1、1
−2、1−3、1−4…が設けられている。それぞれの
パッドには図示しないオン状態を検出するオンセンサと
叩いた強度を検出する強度センサが設けられている。オ
ンセンサと強度センサは同一のセンサで構成してもよ
い。例えば、センサに振動を検出する圧電素子を用い、
出力値がしきい値を越えたらオン状態とし、出力値の最
大値を強度出力とすればよい。
【0007】各パッド1−1、…からの出力はパッド検
出回路2にて検出される。パッド検出回路2は、各パッ
ド1−1、…の出力にもとづいて、パッドのオンを表す
ノートオンデータ、叩いた強度を表すベロシティデー
タ、そしてどのパッドが叩かれたかを表すパッドナンバ
をそれぞれ出力する。
【0008】パッドナンバは変換回路3にてノートナン
バに変換される。この変換回路はパッドナンバをノート
ナンバに変換するテーブル等によって構成されるが、こ
の変換テーブルをRAMとし、割当回路4によって変換
テーブルの内容を書き換えることにより、各パッド1−
1、…に任意の打楽器音を割当てることができる。変換
回路3から出力されるノートナンバは音源回路5および
読出し・書込み回路6へ供給される。
【0009】パッド検出回路2からのノートオンデータ
は音源回路5および読出し・書込み回路6へ供給され、
また、ベロシティデータは音源回路5へ出力される。
【0010】ピッチベンドデータメモリ7には各打楽器
音に対応してピッチベンドデータが記憶されている。こ
のピッチベンドデータは時間的に変化するデータであ
り、予め自然打楽器音などのピッチ変化をピッチベンド
データとして記憶したROMや、使用者がピッチベンド
ホイールを用いてピッチベンドデータを任意に書込むこ
とのできるRAM等で構成される。このピッチベンドデ
ータは自然打楽器をシミュレートしたものでもよいし、
自然打楽器ではありえないような変化をもたせたもので
もよい。使用者がRAMにピッチベンドデータを書込む
場合は、モード設定回路8で書込みモードに設定し、記
憶させたい打楽器音が割当てられたパッドを叩くととも
にピッチベンドホイール9を操作する。ホイール検出回
路11はA/D変換器10でA/D変換されたピッチベ
ンドホイールのホイール値を検出しピッチベンドデータ
に変換して音源回路5と読出し・書込み回路6へ出力す
る。音源回路5はピッチベンドホイールの状態に応じて
ピッチを変化させた打楽器音を発生するので、演奏者は
どのようにピッチが変化したかを音で確認することがで
きる。読出し・書込み回路6ではベンドデータが変化し
たタイミングとそのときの値をRAMの指定された打楽
器に対応する領域へ書込む(データは初期ピッチベンド
データと、その後のピッチベンドデータが変化したタイ
ミングとそのときの値というフォーマットで記憶され
る)。このようにしてパッドを叩いたときからの時系列
的なピッチベンドデータがピッチベンドデータメモリ7
に記憶される。
【0011】再生時には、モード設定回路8で読出しモ
ードを設定する。読出し・書込み回路6では、ノートオ
ンとノートナンバデータを受け取り、ピッチベンドデー
タメモリ7から、ノートオンの発生に対応して、ノート
ナンバに対応する打楽器音のピッチベンドデータを順次
時系列的に読出して音源回路5へ出力する。
【0012】音源回路5ではノートオン、ノートナン
バ、ベロシティ、ピッチベンドの各データを受け取り、
ノートオンに応答してノートナンバに対応する打楽器音
波形を音源回路内に設けた波形メモリからピッチベンド
データにもとづくピッチで読出し、ベロシティデータに
応じた音量レベルの波形データをデジタルデータで出力
する。これをD/A変換器12にてアナログデータに変
換した後サウンドシステム13へ供給して発音される。
【0013】なお、音源は波形メモリ方式でなく、周波
数変調方式や、アナログ方式の音源でもよい。また、楽
音発生用操作子はパッドに限らず鍵盤等でもよい。ま
た、各打楽器音に対応してピッチベンドデータと記憶す
るようにしたが、各操作子に対応して記憶してもよい。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、楽音発生用操作子
毎または打楽器音種類毎にピッチ変化情報であって、ピ
ッチ変化の発生タイミングと当該発生タイミングのでピ
ッチ値とからなる時系列情報を記憶し、操作子の操作に
対応して時系列に読出して打楽器音のピッチ制御をする
ようにしたので、打楽器音に任意のピッチ変化をつけら
れ、たいへんリアルな打楽器音が得られる。また、自然
楽器ではありえないようなピッチ変化や、自分の好みの
ピッチ変化を任意に付与することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1……パッド、2……パッド検出回路、5……音源回
路、6……読出し・書込み回路、7……ピッチベンドデ
ータメモリ、9……ピッチベンドホイール

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ異なる打楽器音が割当てられた
    複数の楽音発生用の操作子と、 発生される打楽器音のピッチを制御するためのピッチ変
    化情報であって、ピッチ変化の発生タイミングと当該発
    生タイミングでのピッチ値とからなる時系列情報を前記
    各打楽器音または前記各操作子に対応させて記憶する記
    憶手段と、 前記操作子のいずれかが操作されたときに、当該操作子
    に割り当てられている打楽器音または当該操作子に対応
    させて記憶されているピッチ変化情報を前記記憶手段か
    ら読出す読出し手段と、 前記操作された操作子に割り当てられている打楽器音
    を、前記読出し手段によって読出されたピッチ変化情報
    に応じてピッチ変化させながら発生させる打楽器音発生
    手段とを備えることを特徴とする電子打楽器。
  2. 【請求項2】 それぞれ異なる打楽器音が割当てられた
    複数の楽音発生用の操作子と、 発生される打楽器音のピッチを制御するためのピッチ変
    化情報であって、ピッチ変化の発生タイミングと当該発
    生タイミングでのピッチ値とからなる時系列情報を前記
    各打楽器音または前記各操作子に対応させて記憶する記
    憶手段と、新たなピッチ変化情報を当該打楽器音または当該操作子
    のいずれかに対応させて 前記記憶手段に書き込む書込み
    手段と、前記操作子のいずれかが操作されたときに、当該操作子
    に割り当てられている打楽器音または当該操作子に対応
    させて記憶されているピッチ変化情報を前記記憶手段か
    ら読出す読出し手段と、 前記操作された操作子に割り当てられている打楽器音
    を、前記読出し手段によって読出されたピッチ変化情報
    に応じてピッチ変化させながら発生させる打楽器音発生
    手段とを備えることを特徴とする電子打楽器。
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