JP3336546B2 - 泡状化粧料塗布櫛 - Google Patents
泡状化粧料塗布櫛Info
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Description
状整髪料を塗布しつつ整髪するようにした櫛(ブラシを
含む)に係るものである。
いはブラシ基体に設けた透孔から均一に噴出させ毛髪に
塗布しつつ整髪するようにした櫛、ブラシは、例えば実
公平3−42806号公報、特開平5−15407号公
報に開示されているよう従来より知られている。
数のブリッスルを凸設した基体内に長手方向に泡沫流路
を設け、該泡沫流路の基端を泡出手段に連結し、基体の
ブラシ面に泡沫流路を解放する複数の透孔を流路に沿わ
せて配設するとともに、それらの透孔を上記泡出手段に
近いものほど小さく、遠くなるに従い次第に大きくなる
よう形成し、各透孔から泡状整髪料をほぼ均一に噴出さ
せるようにした泡状整髪料塗布ブラシが記載されてい
る。
は、中空櫛歯を配設した櫛本体の内部に化粧料充填室を
設け、該充填室の内部に泡放出管を、その先端が充填室
の長さ方向に対して所定の位置に存するように配設し、
前記中空櫛歯の先端部に開口部を設け、該開口から化粧
料を均一に噴出するようにした泡状化粧料塗布用具が記
載されている。
髪料塗布ブラシでは、ブラシ面に配設された透孔から整
髪料は均一に噴出されるが、透孔の数が少ないため透孔
からの遠近により透孔配列方向で整髪料の量は均一にな
らず、毛髪に均等に塗布することができなかった。これ
を解決するために透孔の数を多くすることも考えられ
た。しかし、透孔の位置と直径の大きさは簡単に算出す
ることはできるが、数多くの透孔を、それぞれの位置と
直径の大きさを正確に穿設することは困難である。
状化粧料は充填室内の泡放出管の先端から噴射され中空
櫛部の開口まで導かれるので、開口から均一に噴出させ
るためには充填室と各櫛部通路の寸法を正確に仕上げる
とともに、泡放出管の先端位置を正確に設定しなければ
ならず、それができたとしても櫛歯の配列方向に沿って
泡状化粧料を均等に噴出させ塗布することは困難であ
る。本発明の目的は、従来技術のもつ上記問題点を解決
し、櫛あるいはブラシの基台に設けられた透孔から基台
全面にわたって泡状化粧料とくに泡状整髪料を均等に放
出するようにした泡状化粧料塗布櫛、またはブラシを提
供することである。
つ上記問題点を解決するため、射出ノズルから泡放出開
口に至る泡状化粧料の泡流路中で数個の噴出口を配列し
た堰板を設け、該噴出口から泡状化粧料を均一に噴出さ
せ、該噴出流を泡放出開口に至るまでの流路を通じて相
互に交り合わせ、泡放出開口から均等に放出させるよう
にしたものである。
ノズル11を具えた化粧料射出容器1と、ノズル操作部
材5と、取付け基台2に装着され泡状化粧料の噴出管3
3を設けた櫛本体支持台3と、櫛歯43間に泡放出開口
44を穿設し内部に中空部を形成した櫛本体4とを備え
た泡状化粧料塗布櫛において、前記噴出管33の一側
に、前記射出ノズル11に近いものほど小さく遠く離れ
るに従い大きくなるよう数個の噴出口35を穿設し、前
記櫛歯43を該噴出口35の反対側に位置するよう櫛本
体4を支持台3に取付け、噴出口35と櫛歯43間に穿
設した泡放出開口44との間に噴出管33外周と櫛本体
壁内周によって形成され、噴出口35からの噴出流が相
互に交り合うまでの流路長さを有する円弧状の泡流路4
5を配設するようにしたことを特徴とする構成、或いは
射出ノズル11を具えた化粧料射出容器1と、ノズル操
作部材5と、取付け基台2に装着された櫛本体支持台3
と、櫛歯43a間に泡放出開口44aを穿設し内部に中
空部を形成した櫛本体4aとを備えた泡状化粧料塗布櫛
において、櫛本体4aの中空部を、射出ノズル11に近
いほど小さく遠く離れるに従い大きくなるよう数個の噴
出口35aを穿設した隔壁33aによって区分して、射
出ノズル11から射出された泡状化粧料が充填される噴
出室34aと、噴出口35aからの噴出流が相互に交り
合うまでの流路長さを有する泡流路室45aとを配設し
たことを特徴とする構成を採用する。
(噴出管の外筒、隔壁)の各噴出口から均一に噴出さ
せ、泡状化粧料の各噴出流が噴出口と櫛歯間に穿設した
泡放出開口との間の泡流路を通過する間に交り合い泡放
出開口から均等に放出される。
る。図1及び図2において、1は、上部に噴射ノズル1
1を設けた整髪料、理容料、毛染料等の化粧料射出容
器。2は、取付け基台であって、内筒21と外筒22と
からなり、内筒22の内周には前記化粧料射出容器1を
嵌挿支持する保持部が設けられ、外筒には下端に保持環
23、周面に係合凸環24と位置決め凸条25が設けら
れ、その上面には操作レバー26が形成されている。
に設けた噴出管33とからなり、嵌合筒31の内周には
前記係合凸環24、位置決め凸条25と係合する凹溝が
設けられて櫛本体支持台3を前記外筒22に嵌着させる
ようにしており、また嵌合筒31の上部には噴出管の外
壁と協動して櫛本体を取着する保持筒32が設けられて
いる。前記噴出管33には、内部に前記ノズルから射出
される泡状化粧料が充填される充填孔34が設けられ、
一方の側面には前記射出ノズルに近いものほど小さく、
遠く離れるに従い大きくなるよう数個の泡噴出口35を
穿設し、各噴出口から噴出される泡状化粧料の噴出量を
均一にするようにしている。噴出口の数は3ないし5個
でよく、等しい距離を隔てた位置に配設する。噴出口の
数が多くなると、それぞれの噴出口の位置、直径を正確
に穿設することが困難となって、泡状化粧料を均一に噴
出できなくなる。
ための中空部を有する筒状体41と、該筒状体の一側に
長手方向に配列された多数の櫛歯43と、それぞれの櫛
歯間に設けられた泡放出開口44とからなっており、下
端部に前記保持筒32に嵌着される取付け部42が設け
られている。櫛本体4は、櫛歯43の側が噴出管33の
噴出口35とは反対の側に位置するように支持台3に取
着され、したがって噴出管33の外周と櫛本体の筒状体
41の内周壁との間には円弧状の泡流路45が形成さ
れ、泡噴出口から噴出された泡状化粧料が櫛歯間に設け
られた泡放出開口に至るまでの間に、それぞれの噴出口
から噴出された泡状化粧料が交り合い泡放出開口から均
等に放出される。
付け台2の内筒21に嵌挿支持され、上部に前記操作レ
バー26に係合される突起52を設けた管51と、ノズ
ル操作部53とからなり、管51の内側には軟質のプラ
スチック、ゴム等によって形成された誘導管54が取着
されている。該誘導管は前記ノズルから射出される泡状
化粧料を充填孔34に導くとともに、充填孔の周面との
間を気密に保っている。本発明の取付け基台2、櫛本体
支持台3、櫛本体4はいずれも合成樹脂製であって簡単
に成型され組み立ても容易である。
使用に当たって操作レバー26を押圧すると操作部材5
を介して化粧料射出容器の射出ノズル11が押し下げら
れ、ノズル11から化粧料が泡状となって射出されて噴
出管33の充填孔34内に充填される。次いで各噴出口
35から泡状化粧料が均一に泡流路45内に噴出され、
泡状化粧料は泡流路を通って交り合い櫛歯間の各放出開
口から均等に放出される。したがって化粧料を毛髪全体
に均等に塗布することができ、塗布しながら整髪するこ
とができるのである。また、泡流路45は噴出管33の
外周と櫛本体の筒状体41の内周壁との間に円弧状に形
成されているので、狭い空間の中で所定の距離をもった
流路を形成することができる。
実施例1では、噴出管の外筒と櫛本体の外壁との間に円
形状の泡流路を形成したが、噴出管の噴出口と櫛歯間の
泡放出開口との間に一定長さの流路を形成するようにし
ても実施例1と同一の目的、作用効果が達成できる。実
施例2を図3に示すが、前記実施例1と異なる点は、噴
出管をなくし、櫛本体4a内に噴出管に相当する噴出室
を設けたことと、泡放出開口に至る泡流路を櫛の基端内
に直線状に設けたことである。この実施例では、図3に
示すように、櫛本体4aの内部を隔壁33aをもって区
分し、円筒状の噴出室34aと櫛歯基端の方向に伸びる
断面矩形の泡流路室45aとを設け、前記隔壁33aに
数個の噴出口35aを射出ノズルに近いものほど小さ
く、遠く離れるほど大きくなるように穿設している。櫛
本体4aの基端に取着部42aが形成され、櫛本体支持
台3の取着部32aに取り付けられている。
バー26を押圧すると操作部材を介して化粧料射出容器
の射出ノズル11が押し下げられ、ノズルから化粧料が
泡状となって射出されて噴出室34a内に充填され、次
いで各噴出口35aから泡状化粧料が均一に噴出され泡
流路45aを通って交り合い、櫛歯間の各放出開口44
aから均等に放出される。泡流路の距離は、噴出口から
噴出される泡状物が相互に接触し交り合う位置まであれ
ばよい。また櫛本体は、噴出口を設けた噴出管と、泡流
路を形成する中空室を基端に設けた櫛とを別体に製造
し、それらを結合して櫛本体を形成させてもよい。
る実施例であるが、櫛に代えてブラシを採用してもよ
く、その場合、上記実施例1では、櫛歯体に変え、表面
に多数の泡放出開口を列設したブラシ基台を櫛本体の筒
状体41に装着すればよく、実施例2では、ブラシ基台
の内部に所定長さの泡流路を設け、該基台を泡流路が隔
壁の噴出口に接続するよう櫛本体の筒状部に装着すれば
よく、当業者にとっては適宜に実施できることである。
したがって、本発明において、櫛とはブラシをも包含す
る。
おり、使用に当たってレバー26を押圧するだけで、櫛
歯間に穿設された各放出開口から泡状化粧料が均等に放
出され、化粧料を毛髪に均等に塗布しつつ整髪すること
ができる。また、泡流路中に設けた、噴出管もしくは隔
壁には数個の噴出口を設けるだけであるから、それぞれ
の噴出口の位置、直径を正確に穿設することができ、泡
状化粧料を均等に塗布できる櫛を簡単容易に製作するこ
とができるという効果を有する。また、化粧料の射出ノ
ズルと噴出管の充填室とを連結する誘導管に軟質のプラ
スチックまたはゴムを用いたから、寸法誤差があっても
噴出管の管壁と誘導管との間が機密に保たれるという効
果を有する。
Claims (3)
- 【請求項1】 射出ノズル11を具えた化粧料射出容器
1と、ノズル操作部材5と、取付け基台2に装着され泡
状化粧料の噴出管33を設けた櫛本体支持台3と、櫛歯
43間に泡放出開口44を穿設し内部に中空部を形成し
た櫛本体4とを備えた泡状化粧料塗布櫛において、 前記噴出管33の一側に、前記射出ノズル11に近いも
のほど小さく遠く離れるに従い大きくなるよう数個の噴
出口35を穿設し、前記櫛歯43を該噴出口35の反対
側に位置するよう櫛本体4を支持台3に取付け、噴出口
35と櫛歯43間に穿設した泡放出開口44との間に噴
出管33外周と櫛本体壁内周によって形成され、噴出口
35からの噴出流が相互に交り合うまでの流路長さを有
する円弧状の泡流路45を配設するようにしたことを特
徴とする泡状化粧料塗布櫛。 - 【請求項2】射出ノズル11を具えた化粧料射出容器1
と、ノズル操作部材5と、取付け基台2に装着された櫛
本体支持台3と、櫛歯43a間に泡放出開口44aを穿
設し内部に中空部を形成した櫛本体4aとを備えた泡状
化粧料塗布櫛において、 櫛本体4aの中空部を、射出ノズル11に近いほど小さ
く遠く離れるに従い大きくなるよう数個の噴出口35a
を穿設した隔壁33aによって区分して、射出ノズル1
1から射出された泡状化粧料が充填される噴出室34a
と、噴出口35aからの噴出流が相互に交り合うまでの
流路長さを有する泡流路室45aとを配設したことを特
徴とする泡状化粧料塗布櫛。 - 【請求項3】 ノズル操作部材5を構成する管51に、
軟質のプラスチック、またはゴムで形成された泡状化粧
料の誘導管54を取着したことを特徴とする請求項1ま
たは2に記載された泡状化粧料塗布櫛。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP13962194A JP3336546B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 泡状化粧料塗布櫛 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13962194A JP3336546B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 泡状化粧料塗布櫛 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07322916A JPH07322916A (ja) | 1995-12-12 |
JP3336546B2 true JP3336546B2 (ja) | 2002-10-21 |
Family
ID=15249554
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13962194A Expired - Fee Related JP3336546B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 泡状化粧料塗布櫛 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3336546B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
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---|---|---|---|---|
KR20020063483A (ko) * | 2001-09-05 | 2002-08-03 | 주식회사 바이오칼라 | 에어졸 혹은 스퀴즈 타입의 두발용 화장품 및 염모제용브러쉬 |
KR100448165B1 (ko) * | 2002-01-25 | 2004-09-13 | 주식회사 요진코스메플라스트 | 화장용 브러시 |
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CN108652182B (zh) * | 2018-08-09 | 2024-03-19 | 曼盛包装(上海)有限公司 | 一种带出液结构的梳子 |
-
1994
- 1994-05-31 JP JP13962194A patent/JP3336546B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH07322916A (ja) | 1995-12-12 |
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