JP3334859B2 - 電流センサ取り付け装置 - Google Patents
電流センサ取り付け装置Info
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- JP3334859B2 JP3334859B2 JP28351997A JP28351997A JP3334859B2 JP 3334859 B2 JP3334859 B2 JP 3334859B2 JP 28351997 A JP28351997 A JP 28351997A JP 28351997 A JP28351997 A JP 28351997A JP 3334859 B2 JP3334859 B2 JP 3334859B2
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- Japan
- Prior art keywords
- current sensor
- flange
- measured
- slit
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- Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Transformers For Measuring Instruments (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被測定導体から電
磁誘導により電流を検出する貫通型変流器やロゴウスキ
ーコイルなどの電流センサの取り付け装置に関する。
磁誘導により電流を検出する貫通型変流器やロゴウスキ
ーコイルなどの電流センサの取り付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】受配電設備の管理や保護のため、定常電
流や地絡・短絡時の異常電流を検出するセンサとして、
設備の被測定導体に貫通型変流器などが取り付けられ、
電流計や継電器等を駆動させる電流信号を供給してい
る。また、送配電設備の耐雷対策のため、発生する雷サ
ージなどの観測装置において、ロゴウスキーコイルによ
り被測定導体に流れるインパルス電流を観測している。
流や地絡・短絡時の異常電流を検出するセンサとして、
設備の被測定導体に貫通型変流器などが取り付けられ、
電流計や継電器等を駆動させる電流信号を供給してい
る。また、送配電設備の耐雷対策のため、発生する雷サ
ージなどの観測装置において、ロゴウスキーコイルによ
り被測定導体に流れるインパルス電流を観測している。
【0003】これらの電流センサを被測定導体に取り付
けるには、電流センサ本体に固定用フレームを設けた
り、別途固定用金具や専用工具を用意し、受配電設備、
電柱、または鉄塔の架台等の一部にボルト締めにより取
り付けているのが一般的である。
けるには、電流センサ本体に固定用フレームを設けた
り、別途固定用金具や専用工具を用意し、受配電設備、
電柱、または鉄塔の架台等の一部にボルト締めにより取
り付けているのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、受配電
設備は多種多様の機器をコンパクトにまとめて設置しな
ければならず、電流センサをとりつけるための場所、位
置はスペース上の制約が多い。また、電流センサは、リ
ング形状の中心位置に被測定導体を配置しないと、リン
グ状のコイルに鎖交する磁束が均一ではなくなり、電流
の測定誤差が大きくなってしまう。このため、電流セン
サを取り付ける際に、被測定導体が電流センサの中心に
位置するように調整しなければならず、前述したスペー
ス上の制約と相まって、非常に煩わしい作業を要してい
た。特に、送電鉄塔頂上付近の避雷針や配電線電柱上の
活線機器の接地線等に電流センサを取り付ける作業は、
煩雑であると危険である。
設備は多種多様の機器をコンパクトにまとめて設置しな
ければならず、電流センサをとりつけるための場所、位
置はスペース上の制約が多い。また、電流センサは、リ
ング形状の中心位置に被測定導体を配置しないと、リン
グ状のコイルに鎖交する磁束が均一ではなくなり、電流
の測定誤差が大きくなってしまう。このため、電流セン
サを取り付ける際に、被測定導体が電流センサの中心に
位置するように調整しなければならず、前述したスペー
ス上の制約と相まって、非常に煩わしい作業を要してい
た。特に、送電鉄塔頂上付近の避雷針や配電線電柱上の
活線機器の接地線等に電流センサを取り付ける作業は、
煩雑であると危険である。
【0005】そこで本発明は、省スペースであり、電流
センサを簡易、簡便に被測定導体に取り付けることがで
きる電流センサ取り付け装置を提供しようとするもので
ある。
センサを簡易、簡便に被測定導体に取り付けることがで
きる電流センサ取り付け装置を提供しようとするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、円盤状のフランジ上に円柱
状の突出部を有し、前記フランジの外周から中心までス
リットを設けた固定座と、輪帯状のフランジ下部に円筒
状の突出部を有し、前記輪帯状フランジ中央の穴は前記
円筒状突出部を貫通し、前記輪帯状フランジの外周から
前記穴にかけて電流を測定するべき被測定線を挿通する
スリットを設けた固定部材とを備える。そして、被測定
線を固定座のスリットに挿入し、固定座の中央に固定し
た後、固定部材の穴に固定座の突出部を嵌合することに
より、固定座及び固定部材の両フランジが前記円筒形状
突出部の周囲に配置されたほぼリング形状の電流センサ
を挟み込んで固定することを特徴とする。
め、請求項1記載の発明は、円盤状のフランジ上に円柱
状の突出部を有し、前記フランジの外周から中心までス
リットを設けた固定座と、輪帯状のフランジ下部に円筒
状の突出部を有し、前記輪帯状フランジ中央の穴は前記
円筒状突出部を貫通し、前記輪帯状フランジの外周から
前記穴にかけて電流を測定するべき被測定線を挿通する
スリットを設けた固定部材とを備える。そして、被測定
線を固定座のスリットに挿入し、固定座の中央に固定し
た後、固定部材の穴に固定座の突出部を嵌合することに
より、固定座及び固定部材の両フランジが前記円筒形状
突出部の周囲に配置されたほぼリング形状の電流センサ
を挟み込んで固定することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図に沿って本発明の実施形
態を説明する。図1(a)は実施形態の分解斜視図であ
り、図1(b)は実施形態の取り付け状態を示した斜視
図である。図1(a)に基づいて、実施形態の構成、作
用について説明する。実施形態は、エチレンプロピレン
ゴム(EPゴム)等の耐候性の優れた弾性体からなる固
定座1と固定部材2とから構成される。
態を説明する。図1(a)は実施形態の分解斜視図であ
り、図1(b)は実施形態の取り付け状態を示した斜視
図である。図1(a)に基づいて、実施形態の構成、作
用について説明する。実施形態は、エチレンプロピレン
ゴム(EPゴム)等の耐候性の優れた弾性体からなる固
定座1と固定部材2とから構成される。
【0008】固定座1は、円盤状のフランジ1a上に円
柱状の突出部1bを有し、フランジの外周から中心にか
けて被測定線3を挿入し、固定するためのスリット1c
が設けられる。スリット1cの作用は、被測定線3に固
定座1を固定するのと、被測定線3をロゴウスキーコイ
ル4のリング形状の中心位置に配置することにある。こ
のため、スリット1cの幅は被測定線3の線径より若干
狭く形成し、固定座1が被測定線3から抜け落ちないよ
うにしている。また、スリット1cはフランジ1aのほ
ぼ中央まで設けられ、被測定線3をスリット1cの奥壁
に付き当てることにより、被測定線3をロゴウスキーコ
イル4のリング形状の中心位置に配置する構造とし、上
述した煩雑な調整作業を不要としている。
柱状の突出部1bを有し、フランジの外周から中心にか
けて被測定線3を挿入し、固定するためのスリット1c
が設けられる。スリット1cの作用は、被測定線3に固
定座1を固定するのと、被測定線3をロゴウスキーコイ
ル4のリング形状の中心位置に配置することにある。こ
のため、スリット1cの幅は被測定線3の線径より若干
狭く形成し、固定座1が被測定線3から抜け落ちないよ
うにしている。また、スリット1cはフランジ1aのほ
ぼ中央まで設けられ、被測定線3をスリット1cの奥壁
に付き当てることにより、被測定線3をロゴウスキーコ
イル4のリング形状の中心位置に配置する構造とし、上
述した煩雑な調整作業を不要としている。
【0009】被測定線3に固定座1を固定した後(図1
(a)参照)、電流センサとしてのロゴウスキーコイル
4を固定座1のフランジ1a上に載せ、上部から固定部
材2を固定座1に嵌合する。固定部材2は、輪帯状のフ
ランジ2aの下部に円筒状の突出部2bを有し、フラン
ジ2aの中央にフランジ2a及び突出部2bを貫通する
穴2dが開いている。フランジ2aの外周から前記穴2
dにかけて設けられたスリット2cは、被測定線3を穴
2dに挿通するためのものである。
(a)参照)、電流センサとしてのロゴウスキーコイル
4を固定座1のフランジ1a上に載せ、上部から固定部
材2を固定座1に嵌合する。固定部材2は、輪帯状のフ
ランジ2aの下部に円筒状の突出部2bを有し、フラン
ジ2aの中央にフランジ2a及び突出部2bを貫通する
穴2dが開いている。フランジ2aの外周から前記穴2
dにかけて設けられたスリット2cは、被測定線3を穴
2dに挿通するためのものである。
【0010】穴2dには、固定座1の突出部1bが嵌合
し、固定座1のフランジ1a上面と固定部材2のフラン
ジ2aの下面とでロゴウスキーコイル4を挟み込んで固
定する。同時に、固定部材2の突出部2bの円筒外壁
は、ロゴウスキーコイル4のリング内壁に接する。これ
は、ロゴウスキーコイル4と固定部材2及び固定座1の
中心軸を合わせる役割を果たす。従って、何ら調整作業
をすることなしに、ロゴウスキーコイル4のリング中心
に被測定線3が位置することになる。
し、固定座1のフランジ1a上面と固定部材2のフラン
ジ2aの下面とでロゴウスキーコイル4を挟み込んで固
定する。同時に、固定部材2の突出部2bの円筒外壁
は、ロゴウスキーコイル4のリング内壁に接する。これ
は、ロゴウスキーコイル4と固定部材2及び固定座1の
中心軸を合わせる役割を果たす。従って、何ら調整作業
をすることなしに、ロゴウスキーコイル4のリング中心
に被測定線3が位置することになる。
【0011】上述したように固定部材2を固定座1に嵌
合した後、固定座1の突出部1bが固定部材2のフラン
ジ2aから突出している部分、被測定線3が前記突出部
1bの上面から出ている部分、及び固定座1のフランジ
1aの下部から出ている部分に粘着テープ5を巻き付け
る(図1(b)の斜線部参照)。粘着テープ5の作用
は、実施形態の被測定線3への固定を強化することにあ
る。
合した後、固定座1の突出部1bが固定部材2のフラン
ジ2aから突出している部分、被測定線3が前記突出部
1bの上面から出ている部分、及び固定座1のフランジ
1aの下部から出ている部分に粘着テープ5を巻き付け
る(図1(b)の斜線部参照)。粘着テープ5の作用
は、実施形態の被測定線3への固定を強化することにあ
る。
【0012】なお、実施形態では固定座1を下にし固定
部材2を上面から取り付けているが、これに限られるも
のではなく、固定座1を上にし、固定部材2を下面から
取り付けることも可能である。
部材2を上面から取り付けているが、これに限られるも
のではなく、固定座1を上にし、固定部材2を下面から
取り付けることも可能である。
【0013】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、狭いスペースや作業のしずらい場所でも電流センサ
を容易に取り付けることができる。また、面倒な調整作
業を行うことなく、被測定線を電流センサの中央に設置
できるため、作業能率を向上できるとともに、電流セン
サの測定精度を向上することができる。特に、鉄塔頂上
や電柱上などの取り付け作業において、専用の工具など
を用いずに簡易かつ簡便に電流センサを取り付けること
ができるため、危険を回避することができる。
ば、狭いスペースや作業のしずらい場所でも電流センサ
を容易に取り付けることができる。また、面倒な調整作
業を行うことなく、被測定線を電流センサの中央に設置
できるため、作業能率を向上できるとともに、電流セン
サの測定精度を向上することができる。特に、鉄塔頂上
や電柱上などの取り付け作業において、専用の工具など
を用いずに簡易かつ簡便に電流センサを取り付けること
ができるため、危険を回避することができる。
【図1】図1(a)は実施形態の分解斜視図であり、図
1(b)は実施形態の取り付け状態を示した斜視図であ
る。
1(b)は実施形態の取り付け状態を示した斜視図であ
る。
1 固定座 1a フランジ 1b 突出部 1c スリット 2 固定部材 2a フランジ 2b 突出部 2c スリット 2d 穴 3 被測定線 4 ロゴウスキーコイル 5 粘着テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水本 州彦 東京都千代田区有楽町一丁目7番1号 東光電気株式会社内 審査官 篠崎 正 (56)参考文献 特開 平2−118460(JP,A) 特開 平8−334533(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 15/14 - 15/26 H01F 5/02,27/30
Claims (1)
- 【請求項1】 円盤状のフランジ上に円柱状の突出部を
有し、前記フランジの外周から中心までスリットを設け
た固定座と、 輪帯状のフランジ下部に円筒状の突出部を有し、前記輪
帯状フランジ中央の穴は前記円筒状突出部を貫通し、前
記輪帯状フランジの外周から前記穴にかけて電流を測定
するべき被測定線を挿通するスリットを設けた固定部材
とを備え、 被測定線を固定座のスリットに挿入し、固定座の中央に
固定した後、 固定部材の穴に固定座の突出部を嵌合することにより、
固定座及び固定部材の両フランジが前記円筒状突出部の
周囲に配置されたほぼリング形状の電流センサを挟み込
んで固定することを特徴とする電流センサ取り付け装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28351997A JP3334859B2 (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | 電流センサ取り付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28351997A JP3334859B2 (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | 電流センサ取り付け装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11121253A JPH11121253A (ja) | 1999-04-30 |
JP3334859B2 true JP3334859B2 (ja) | 2002-10-15 |
Family
ID=17666596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28351997A Expired - Fee Related JP3334859B2 (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | 電流センサ取り付け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3334859B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4899976B2 (ja) * | 2007-03-27 | 2012-03-21 | パナソニック電工株式会社 | 電流センサ |
JP4798041B2 (ja) * | 2007-03-27 | 2011-10-19 | パナソニック電工株式会社 | 電流センサ |
JP5935019B2 (ja) * | 2012-03-29 | 2016-06-15 | アルプス・グリーンデバイス株式会社 | 電流センサ |
JP6539223B2 (ja) * | 2016-03-08 | 2019-07-03 | 株式会社日立ビルシステム | 配線押さえ治具 |
JP7206803B2 (ja) * | 2018-10-26 | 2023-01-18 | スミダコーポレーション株式会社 | コイル線材、電流センサ部材及び電流センサ |
CN114296015B (zh) * | 2021-12-20 | 2023-09-26 | 宁波泰丰源电气有限公司 | 一种传感器电磁感应组件 |
-
1997
- 1997-10-16 JP JP28351997A patent/JP3334859B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11121253A (ja) | 1999-04-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020717 |
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R250 | Receipt of annual fees |
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