JP3334716B1 - 設備機器 - Google Patents

設備機器

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JP3334716B1
JP3334716B1 JP2002111719A JP2002111719A JP3334716B1 JP 3334716 B1 JP3334716 B1 JP 3334716B1 JP 2002111719 A JP2002111719 A JP 2002111719A JP 2002111719 A JP2002111719 A JP 2002111719A JP 3334716 B1 JP3334716 B1 JP 3334716B1
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wireless unit
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Abstract

【要約】 【課題】 設備機器の無線リモコンや自動検針システム
において、屋外に設置される無線ユニットの不正交換を
できないようにする、また不正交換されたことを検知し
てこれに対処することを目的とするものである。 【解決手段】 機器本体1と、無線信号の受信機能を有
した無線ユニット2と、無線信号の送信機能を有したリ
モコン3とで構成され、電波を用いてリモコン3から無
線ユニット2を通し機器本体1を遠隔操作する設備機器
において、無線ユニット2と機器本体1とを接続する信
号線を断線検知する断線検知部17を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電波を用いて遠隔操作
ならびに遠隔データ収集を行う設備機器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】設備機器において、遠隔操作や遠隔デー
タ収集は従来伝送線による有線式であった。しかし以下
の利点から近年無線通信に移行しつつある。
【0003】(1)情報伝送線を敷設する必要がなく設
置工事が簡易であること。
【0004】(2)断線等の伝送線のメンテナンスが容
易であること。
【0005】(3)無線化することで設置場所を選ばな
いシステムが新たに可能となること。
【0006】これらの利点から、既設の設備機器にも無
線通信化を普及促進させる必要が出てきている。その手
段として、無線回路と、その無線回路と機器本体とのイ
ンターフェイス回路とを一体化して無線ユニットとし、
これを既設の機器本体に接続して無線通信を行う構成が
ある。
【0007】例えば遠隔操作機器の例を挙げる。ガス給
湯暖房機のそのリモートコントローラ(以下、リモコ
ン)に無線通信を利用し、無線回路部をユニットとした
ものとして、実開平5−39400号公報に記載されて
いる構成が知られている。
【0008】以下、図8を参照して無線式リモコンにつ
いて簡単に説明する。101はガス湯沸かし器の本体、
109はガス湯沸かし器の本体101に操作指令信号を
発して給湯暖房並びに各設備への給湯湯温の切替操作を
行うリモコンである。ここで、本体101とリモコン1
09とは無線通信で接続して遠隔操作を行う。リモコン
109は、操作指令信号を発生させる司令部110のほ
か、操作指令信号を受けた湯沸かし器本体101が所定
の動作を行った後に発信する動作確認信号の内容を表示
させる表示部111と、操作指令信号の送信、動作確認
信号の受信を行う無線送受信部112とを可搬型のケー
スに内蔵したものである。リモコン109は室内の適当
な場所を選定して設置する。一方、湯沸かし器の本体1
01にはこれに対応して無線の操作指令信号を受信して
各設備への給湯、暖房、供給温水の湯温の切替制御を行
う動作部113と、動作部113の動作確認信号を出力
する応答部114と、操作指令信号を受信し、動作確認
信号を送信する無線の送受信部115とを備えるが、こ
の送受信部115を無線ユニット116として湯沸かし
器の本体101の空間内、あるいは本体上や本体101
の付近に設置し本体101内の制御回路である動作部1
13、応答部114に信号線で電気的に結線する。これ
で室内からリモコン109を扱って無線で暖房、給湯の
選択並びに供給湯温の切替を行うことができ、リモコン
の信号線を室内に引き込むための工事は全く不要とな
る。
【0009】ここで無線回路部をユニット化した無線ユ
ニット116を、ガス湯沸かし器本体101に接続する
ことによって次のような効果がある。
【0010】(1)無線式化が容易である。給湯機など
設備機器の主なものは、従来から有線式リモコンを備え
ている。ここで無線ユニットは、設備機器のリモコンを
有線式から無線式へと変更することが容易にできる。す
なわち、従来からの機器本体には、有線式リモコンと接
続して遠隔操作するための信号線端子が設けられてい
る。ここでこの有線式リモコン用の信号線端子を利用し
て無線ユニットと機器本体とを接続する構成とすること
により、従来の有線式リモコン対応の機器を容易に無線
式リモコン対応と変更する。これは、生産メーカーにお
いて無線式リモコン対応の機種を新たに開発・生産する
ことなく、従来の機種に無線ユニットを付加して商品種
を増やすことができる。使用者にとって、無線式の機器
を選択する幅が広くなり、安価で購入することができ
る。加えて既設の機器においても無線ユニットを機器本
体に付加するだけで、簡単に有線式リモコンから無線式
リモコンへと変えることができるメリットがある。特に
設備機器のように、機器が高価で容易に買い替えができ
ない、既設の機器を取り外して交換する工事が手間取る
ものについて効果が極めて大きい。
【0011】(2)無線機器の検査申請が容易である。
無線を使う機器は、検定をうけ登録を行うものがある。
無線ユニットはこれを効率アップすることができる。す
なわち、無線回路だけを分離して無線ユニットとし、機
器本体に後付けするような構成にすれば、無線機器の検
定、登録は無線通信ユニット単体で受ければよい。これ
に対して、機器本体と無線回路が一体と成っているもの
は、中に含まれている無線回路が同じであっても機器本
体の種類が異なればその度に検定を受け登録を行う必要
があり、手間や時間、費用が発生していた。すなわち、
無線ユニットとして無線回路を独立させることで、一つ
の検定、登録でそれを取り付ける機器が異なっても新た
に検定や登録を必要としないで済む。また使用者にとっ
て、短時間で商品が増えるので選択する幅が広くなる、
安価で購入することができる。
【0012】(3)無線回路部による他の回路への影響
が防げる。無線回路からは高周波が出て、これが他の電
気回路に悪影響を及ぼすことがある。機器本体に無線回
路が含まれるものは、無線回路と他の電気回路の距離が
十分でなかったり、機器本体内で高周波が回り込んだり
して他の電気回路が誤動作する可能性がある。それに対
して、無線ユニットは無線回路部を別筐体として設置位
置を自由自在に選べるので、無線回路と電気回路との距
離をおいて設置することが可能である。すなわち、無線
ユニットは、無線回路部を他の電気回路に悪影響を及ぼ
さないように設置することが容易である。
【0013】(4)無線アンテナを最適な位置に設置す
ることができる。無線ユニット内に無線アンテナを含め
ると、無線ユニットは機器本体の信号線端子とをある程
度の長さを持った信号線で接続するので、無線ユニット
に付けられた無線アンテナは、機器本体上あるいは機器
本体の付近の壁に、受信感度が最も良い場所、電波が最
も効率よく放射されるような場所を選んで設置すること
が可能である。これに対して、無線回路が機器本体に含
まれるものでは、アンテナは機器本体と一体型とされる
ことが多い。この場合、アンテナ位置を選んで設置する
ことは限られる。
【0014】あるいは、これを避けるためアンテナに長
い高周波信号線を接続することがあるが、アンテナから
の高周波信号は微弱であり、高周波信号線を長くするこ
とは高周波信号を減衰させてしまう。また、高周波信号
が漏れると他の電気回路に悪影響を及ぼすため、高周波
信号線を太くして、周囲からの影響を受けないようにシ
ールドする必要がある。この点、無線ユニットは高周波
信号を増幅して低周波信号に落とし信号線に出力するの
で信号線に注意を払う必要がなく、設計・製造・設置が
容易でありコスト的にも有利である。
【0015】(5)無線ユニットの交換が容易である。
無線ユニットは本体機器機能と無線通信機能とが分離さ
れているため、本体機器のみの交換や無線通信機能の変
更に対して容易に対応できる。無線通信機能の変更と
は、設置後に周囲の無線環境が変化して例えば無線で使
用している周波数を変更すること等である。この場合、
無線回路全体を交換するような大幅な変更であっても無
線ユニットのみを交換すればよいので、時間や手間・費
用が少なく容易に対応できる。
【0016】以上に示したことから無線通信部をユニッ
ト式とすることは非常に効果が大きい。これをガスや電
気、水道などの各種メータの自動検針システムのような
遠隔データ収集機器に応用することも当然有効である。
これを以下に説明する。自動検針システムに無線を利用
した例として、特開昭64−7200号公報に記載され
ている構成が知られている。
【0017】以下、図9を参照して無線式自動検針シス
テムについて簡単に説明する。201は検針器、204
はメータであり、検針器201とメータ204との間を
無線で接続して、メータ204から検針器201にメー
タ204の検針データを収集する。検針器201の送信
部203から無線で検針値要求信号が送信される。これ
をメータ204の受信部205で受信すると、メータ2
04の計量部206で計測した値を記憶している計測値
記憶部207の計量値を送信部208を介して無線で検
針器201へ送信する。検針器201はこの計量値を受
信部209で受信してデータ表示部210で表示したり
データ記憶部211で記憶して印刷するものである。こ
の検針器201を検針員が持ち歩いて検針データを収集
する、あるいは検針器201を電話回線などの通信回線
と接続して収集する。
【0018】このような無線式の自動検針システムにお
いても、無線回路部を検針器やメータと一体型ではなく
て、ユニット式にすることが有効である。その理由はこ
れらメータは普及台数が非常に多く、その一台一台を無
線式とするときの時間と手間と費用が重要視されるから
である。また、メータと無線回路とが一体となった大型
のメータでは従来のメータが設置してあるスペースに設
置できないがメータから無線ユニットを離すことで設置
できる場合がある。さらに、無線ユニットでは、アンテ
ナの設置条件を考慮して無線ユニットの取付け位置を決
めることができる。
【0019】以上から、機器のリモコン、各種メータの
検針データの収集において、無線ユニットを用いた無線
通信化が有効である。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】以上のように無線通信
化に有効な無線ユニットは、その取付けを簡素として設
置工事が容易となるように造られる。しかしながら、取
り付けが簡単であるということは、取り外しも簡単にな
り、すなわち無線ユニットの交換が容易にできることに
なる。
【0021】無線ユニットの交換が容易になるときに発
生する問題を、まず無線リモコンと給湯機の場合を図1
0で具体的に説明する。A宅では給湯機301と無線ユ
ニット302を屋外に設置して、屋内から無線リモコン
303でこれを操作する。同様に、B宅でも同じ機種の
給湯機304と無線ユニット305を屋外に設置して、
屋内から無線リモコン306でこれを操作する。
【0022】A宅で無線ユニット302と無線リモコン
303の間の無線通信で使われる電波と、B宅で無線ユ
ニット305と無線リモコン306の間の無線通信で使
われる電波とが同じ周波数であっても混信しないよう
に、無線通信では固有の識別符号(以下、無線ID)を
使って識別している。無線リモコン303、306は送
信信号に各々固有の無線IDを付加し、無線通信ユニッ
ト302、305は受信信号の無線IDと自分の通信す
べき相手である無線IDとが一致していることを確認し
て処理している。自分の通信すべき相手の無線IDは設
置時に登録されており勝手に変えることはできない。こ
のように無線通信では混信は起こらないように法律で定
められている。しかしここで、無線ユニット302、3
05を取り外して、A宅の給湯機301とB宅の給湯機
304とで交換して取り付けると、A宅の無線リモコン
303からB宅の給湯機304を操作することが可能と
なる。
【0023】特に、無線ユニットは屋外に設置され、第
三者が勝手に取付け取り外しすることができる。例え
ば、近年の給湯機は自動的に風呂に水をはり沸かすこと
もでき、A宅の留守中にB宅の無線リモコンを使って風
呂を沸かすことが考えられる。以上は給湯機のリモコン
の例であり、無線ユニットに接続された機器を第三者が
操作することで様々な危険が発生する可能性がありう
る。
【0024】次にメータの無線式自動検針システムの場
合を図11で具体的に説明する。A宅ではメータ401
に無線ユニット402を、データ収集端末403に無線
ユニット404を接続して、メータ401の検針値をデ
ータ収集端末403に送信し、データ収集端末403が
電話回線409を通して検針センターにデータ転送す
る。同様に、B宅でもメータ405に無線ユニット40
6を、データ収集端末407に無線ユニット408を接
続して、メータ405の検針値をデータ収集端末407
に送信し、データ収集端末407が電話回線410を通
して検針センターにデータ転送する。
【0025】無線リモコンと同様に、無線IDの確認を
行っており、無線通信では混信は起こらない。しかし、
A宅に取り付けられていた無線ユニット402を取り外
してB宅のデータ収集端末407に取り付けると、A宅
のメータ401とB宅のデータ収集端末407とが通信
することになる。この結果、A宅の自動検針にB宅の電
話回線を使用し、B宅が電話回線の使用料金を請求され
ることになる。あるいは、A宅の検針値がB宅のものと
してセンターにデータ転送され、B宅に使用料金が請求
されることが起きるかも知れない。メータもデータ収集
端末も給湯機同様に屋外に設置されることが多いため、
第三者によってそれに接続された無線ユニットを交換す
ることができる。このように各種メータの検針値の場
合、無線ユニットの不正交換によって金銭に関わる犯罪
が行われることが予想できる。
【0026】また自動検針システムでは、検針センター
から電話回線、無線ユニットを介してメータと通信し、
緊急時にメータやそれに接続されたブレイカー、遮断弁
を操作するような安全機能を有するものがある。しか
し、無線ユニットがいたずらで勝手に交換され、目的の
メータと異なる他のメータが接続されていたときには安
全機能は満足に動作しない。従来の有線式自動検針シス
テムでは、検針器とメータとが信号線で直接接続されて
いたので、他の家のメータと自宅のデータ収集端末とが
接続してあれば外見から判断できた。それ故に他の家の
メータと自宅のデータ収集端末とをいたずらで接続する
ことを考慮する必要が少なかった。しかし無線式ではメ
ータとの信号線がなく接続状況が目に見えないため外見
から判断できない。加えて、無線の送信出力が大きく無
線ユニットを交換するだけで、データ収集端末から数十
メートル離れたメータとでも容易に接続できる無線式の
メリットが逆にデメリットとなる。
【0027】以上のような識別符号に関する課題は、無
線通信ユニットとして無線回路部をユニット化する場合
には避けられない。無線で使用する識別符号は無線ユニ
ット内に登録しておくことが義務づけられており、無線
ユニットを交換すると無線の識別符号は必ず入れ替わっ
てしまう構成となっている。
【0028】本発明は上記課題を解決するもので、設備
機器の無線リモコンや自動検針システムにおいて、屋外
に設置される無線ユニットの不正交換をできないように
する、また不正交換されたことを検知してこれに容易に
対処することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、機器本体と有線で接続し無線信号の受信
機能を有する無線ユニットと、前記無線信号の送信機能
を有するリモートコントローラとを備え、電波を用いて
前記リモートコントローラから前記無線ユニットを通し
て前記機器本体を操作する設備機器において、前記機器
本体または前記無線ユニットは、前記機器本体と前記無
線ユニットとを電気的に接続する前記有線の信号線が断
線したことを検知して異常信号を出力する設備機器にお
いて、前記機器本体または前記無線ユニットは、前記機
本体と前記無線ユニットとを電気的に接続する信号線
が断線したことを検知して異常信号を出力する。
【0030】また、このとき、リモートコントローラ
機器本体の遠隔操作を行うものであって、前記機器本体
と無線ユニットとを電気的に接続する信号線が断線した
ことを検知したときは前記機器本体の運転動作を制限ま
たは運転動作を所定状態にする。
【0031】また、このとき、データ測定機器が特定の
データを測定しその測定データを送信して遠隔のデータ
収集機器でデータ収集する設備機器であって、前記デー
タ測定機器またはデータ収集機器と、無線ユニットとを
電気的に接続する信号線が断線したことを検知したとき
は収集するデータに前記断線検出の日時の情報を少なく
とも付加する。
【0032】
【作用】無線ユニットと機器本体とを接続する信号線の
断線を検知する断線検知部を設けたものにおいては、断
線を検知して報知するとともに、信号線が断線した後
は、機器本体の運転動作を制限する、あるいは機器本体
の運転動作を所定の状態にする。
【0033】また、データ測定機器またはデータ収集機
器と、無線ユニットとを電気的に接続する信号線が断線
したことを検知したときは収集するデータに前記断線検
出の日時の情報を少なくとも付加する。
【0034】
【実施例】以下本発明の実施例を図1を参照して説明す
る。1は設備機器本体、2は無線信号の受信機能を有し
た無線ユニット、3は無線信号の送信機能を有したリモ
コンで、電波を用いて屋内のリモコン3から無線ユニッ
ト2を通し機器本体1を遠隔操作する。リモコン3は、
機器本体1の各々を操作指令する信号を出力する操作部
4と、操作部4から操作指令する信号を入力して無線操
作信号9に変調して出力する無線送信部5を有する。無
線ユニット2は、機器本体1上または機器本体1の付近
に固定手段6により設置して、信号線7と端子8で機器
本体1と接続する。無線ユニット2はリモコン3からの
無線操作信号9を受けて操作信号10に復号して出力す
る無線受信部11を有する。機器本体1は、機器本体1
の運転動作を行う動作部13と、この動作部13を制御
する制御部12を有し、制御部12は無線ユニット2か
らの操作信号10を受けて機器本体1の動作部13を制
御する。ここで無線ユニット2が取り外せないようにす
るため、無線ユニット2と機器本体1とを接続する信号
線7と端子8の取り外しには専用工具(特殊な工具)を
必要とする構造にする。例えば、無線機器で改造できな
いように筐体を特殊な形状のネジやボルトを用いて封印
したものがあるが、無線ユニット2の場合は端子8を特
殊な形状のネジやボルトを用いてカバーで覆う。特殊な
工具を持たない者が無線ユニット2を取り外そうとする
と、部品やカバーを破壊しなければとれない構造とす
る。あるいは、無線ユニット2を機器本体1あるいはそ
れの周辺部にある物体に固定する固定手段6について、
取り外しに特殊な工具を必要とするネジやボルトを用い
て取り外せない構造とする。特殊な工具を持たない者は
無線ユニット2を撤去させることができないので、不正
に他から持ってきた無線ユニットを新たに取り付ければ
一台の機器本体にあるべき個数以上の無線ユニットが設
置され正常でないことがわかる。なお、信号線を取り付
ける端子は無線ユニット側でも、機器本体側でも構わな
い。
【0035】次に図2を参照して他の実施例を説明す
る。電波を用いて屋内のリモコンから無線ユニットを通
し機器本体を遠隔操作する設備機器であり、図1と同じ
番号のものは同じ機能を有する。ここで、無線ユニット
2は、自己を特定する識別符号を記憶して制御部12に
出力する第一の識別符号記憶部14を有する。識別符号
記憶部14はたとえばROMチップであり、工場で一度
設定するとあとは変更不可能な記憶手段である。機器本
体1は、接続すべき無線ユニットの識別符号を記憶して
制御部12に出力する第二の識別符号記憶部15を有す
る。これはEEPROMなどのように後から書き換える
ことができる記憶手段で、機器本体と無線ユニットをセ
ットにして出荷するときは 工場でEEPROMに書き
込んでもよいし、別々にして出荷するときは無線ユニッ
トの設置現場にて書き込んでも良い。また故障などによ
って無線ユニットを交換する際には、その現場にてこの
値を変更して新たな無線ユニットを接続する。あるい
は、書き換えができないROMであっても記憶手段その
ものを交換できる構成としてもよい。機器本体1の制御
部12は、接続すべき無線ユニット2の識別符号である
第二の識別符号記憶部15からの識別符号と、接続され
ている無線ユニット2の識別符号である第一の識別符号
記憶部14からの識別符号とを比較して一致したときに
遠隔操作できるように機器本体1の各々の動作を制御す
る。一致しないときには報知部16に異常信号を出力し
て報知する。報知部は、音や光によって使用者に知らせ
る方法でも、電話回線などの通信によって特定業者に知
らせる方法でもよい。そしてこのように識別符号が一致
しないときは、無線ユニットの不正交換によるいたずら
動作を防ぐため制御部12はリモコンからの操作信号を
受け付けず、遠隔操作を不可能とする。あるいは、使用
者にとって機器がまったく使用不能となることを防ぐた
めに制御部は機器本体1の各々の動作を制限する。例え
ばガス給湯器であれば高温の給湯を行わないなど危険が
伴う動作を制限し、その他の危険が伴わない動作につい
ては遠隔操作を可能とする。あるいは機器本体1の動作
を特定の状態に制御する。特定の状態とは機器本体1の
動作を停止させず、あらかじめ安全側に定めておいた動
作を行う状態で、例えばガス給湯機であれば給湯の湯温
を低温に固定する。こうすればリモコンが使用できなく
ても給湯を行うことができる。以上のように異常検知後
から原因が解明されるまでの間も使用者ができるだけ不
便を感じないようにする効果がある。
【0036】なお、以上のような識別符号の一致確認処
理は、リモコン3から無線操作信号を受け取ったときの
みに行っても、無線操作信号と関係なしに定期的に行っ
てもよい。識別符号の一致確認処理は、機器本体側で行
う構成ではなく、無線ユニット側で行う構成としてもよ
い。こうすれば、識別符号の処理関係で機器本体側に必
要となる回路部品が減り従来機種に大幅な変更を加えな
くても済む。報知部を無線ユニット側に付けることによ
り、機器の設置場所によって最適な報知方法を選択でき
る。例えば、送信機能を有した無線ユニットでは報知信
号を無線で送信して離れた場所に報知できる。無線ユニ
ット側で行う構成として図3を参照して実施例を説明す
る。電波を用いて屋内のリモコン3から無線ユニット2
を通し機器本体1を遠隔操作する設備機器であり、図1
と同じ番号のものは同じ機能を有する。機器本体1は、
自己を特定する識別符号を記憶して無線受信部11に出
力する第二の識別符号記憶部15を有する。無線ユニッ
ト2は、接続すべき機器本体の識別符号を記憶して無線
制御部26に出力する第一の識別符号記憶部14と、無
線操作信号9を操作信号に復号する無線受信部11を有
する。無線ユニット2の無線制御部18は、無線受信部
11の受信動作を制御し、接続すべき無線ユニットの識
別符号である第二の識別符号記憶部15からの識別符号
と、接続されている無線ユニットの識別符号である第一
の識別符号記憶部14からの識別符号とを比較して一致
したときに遠隔操作できるように無線受信部11に無線
操作信号9の復号動作をさせる。一致しないときに報知
部16に異常信号を出力して報知する。そしてこのよう
に識別符号が一致しないときは、無線ユニットの不正交
換によるいたずら動作を防ぐため無線制御部18は無線
受信部11を制御してリモコン3からの無線操作信号9
を復号させず、遠隔操作を不可能とする。あるいは、使
用者にとって機器がまったく使用不能となることを防ぐ
ために無線制御部18は機器本体1の各々の動作を制限
する操作信号を機器本体1の制御部12に出力する。あ
るいは機器本体の動作を特定の状態に制御する操作信号
を出力する。機器本体の各々の動作を制限する操作信
号、特定の状態にする操作信号は、受信した無線操作信
号9を復号した操作信号を編集して出力してもよいし、
あらかじめ定めておいた操作信号を出力してもよい。こ
うすればリモコンが使用できなくても給湯を行うことが
できる。異常検知後から原因が解明されるまでの間も使
用者ができるだけ不便を感じないようにする。
【0037】次に図4を参照して他の実施例を説明す
る。電波を用いて屋内のリモコン3から無線ユニット2
を通し機器本体1を遠隔操作する設備機器であり、図1
と同じ番号のものは同じ機能を有する。ここで機器本体
1は、無線ユニット2と機器本体1とを接続する信号線
7が断線したことを検知して制御部12に異常信号を出
力する断線検知部17を備える。これは無線ユニット2
を交換する時に、無線ユニット2と機器本体1を接続す
る信号線7を端子8からはずしたり、あるいは信号線7
を切断する作業をチェックするものである。断線検知の
方法として、無線ユニット2側から信号線7に常に一定
電圧が加えられている構成であれば、機器本体1側でそ
の電圧があるレベルよりも下がったときに断線と検知す
る。また、無線ユニット2と機器本体1との間で定期的
に信号をやりとりして信号線7が接続されていることを
確認してもよい。例えば、機器本体1の断線検知部17
から無線ユニット2の無線受信部11に信号線7を介し
て数分毎に定期的に接続確認信号を送る。無線受信部1
1はこれを受けて、信号線7を介して確認応答信号を返
す。確認応答信号が帰ってこなければ断線検知部17は
信号線7の断線と判断し報知部16に異常信号を出力し
て報知する。断線が一時的なものであってしばらくして
正常に戻ったときでもこの間に無線ユニットが不正交換
された恐れがある。そこで、断線があって断線検知部1
7から異常信号が一度でも出力された後は、無線ユニッ
トの不正交換によるいたずら動作を防ぐため制御部12
は無線ユニット2からの操作信号を受け付けず、遠隔操
作を不可能とする。あるいは、操作信号があればこれを
基本的に受け付けるが、一部の危険を伴う動作を制限す
る。特定の状態に制御する。これらは信号線が断線した
ときにも使用者できるだけ機器本体を使用できるように
する効果がある。
【0038】断線検知処理は機器本体側で行う構成では
なく、無線ユニット側で行う構成としてもよい。こうす
れば、断線検知処理で機器本体側に必要となる回路部品
が減り従来機種に大幅な変更を加えなくても済む。報知
部を無線ユニットに付けることにより、無線通信による
報知が可能となる、機器の設置場所によって最適な報知
方法を選択できる。ただし断線検知部17の動作電源を
機器本体から供給する構成では、機器本体から取り外さ
れてしまうと異常判定処理が動作しないのでこの部分に
ついてはバッテリ電源で動作させる。図5を参照して実
施例を説明する。電波を用いて屋内のリモコン3から無
線ユニット2を通し機器本体1を遠隔操作する設備機器
であり、図1と同じ番号のものは同じ機能を有する。こ
こで無線ユニット2は、無線ユニット2と機器本体1と
を接続する信号線7が断線したことを検知して報知部1
6に異常信号を出力する断線検知部17を備える。この
ように断線があった後は無線ユニットの不正交換による
いたずら動作を防ぐため、無線制御部26は無線受信部
11を制御してリモコンからの無線操作信号9があって
も受け付けず、遠隔操作を不可能とする。あるいは、使
用者にとって機器がまったく使用不能となることを防ぐ
ために無線制御部26は無線操作信号9があったら、あ
るいは無線操作信号9がなくても機器本体の各々の動作
を制限する操作信号を機器本体の制御部12に出力す
る。あるいは機器本体の動作を特定の状態に制御する操
作信号を出力する。機器本体の各々の動作を制限する操
作信号、特定の状態にする操作信号は、受信した無線操
作信号9を復号した操作信号を編集して出力してもよい
し、あらかじめ定めておいた操作信号を出力してもよ
い。こうすればリモコンが使用できなくても異常検知後
から原因が解明されるまでの間も使用者ができるだけ不
便を感じないようにする。
【0039】以上に、電波を用いて屋内のリモコンから
無線ユニットを通し機器本体を遠隔操作する設備機器に
ついて説明した。次に、電波を用いて遠隔のデータ測定
機器(メータ)からデータ収集機器(検針器)でデータ
収集する自動検針システムについても、屋外に設置され
る無線ユニットの不正交換をできないようにする、また
不正交換されたことを検知してこれに対処する方法を説
明する。ここで自動検針システムが機器のリモコンと異
るところは、無線ユニットの不正交換が行われた場合
に、直ちにデータ収集を止めて誤りデータを収集しな
い、望ましくは誤りデータも後から修正できるように収
集しておくことである。したがって、まず無線ユニット
の不正交換が行われたことを速やかに検知して、データ
収集を止める、電話回線でデータ収集センターや無線回
線で地域のサービス者に速やかに報知する。そして、不
正交換が行われた以後も誤りデータを区別して収集して
おき、後にデータを修正できるようにすることが望まれ
る。以下に本発明をデータ収集システムに適用した例を
説明する。
【0040】本発明の実施例を図6を参照して説明す
る。21はデータ収集機器、2は無線信号の受信機能を
有した無線ユニット、23は無線信号の送信機能を有し
たデータ測定機器で、電波を用いて遠隔のデータ測定機
器23から無線ユニット2を通しデータ収集機器21で
データ収集する。データ測定機器23は、データを測定
する測定部24と、測定部24からデータを入力して無
線データ信号29に変調して出力する無線送信部5を有
する。無線ユニット2は、データ収集機器21上または
データ収集機器21の付近に設置して信号線7と端子8
でデータ収集機器21と接続し、データ測定機器23か
らの無線データ信号29を受けてデータ信号30に復号
して出力する無線受信部11を有する。データ収集機器
21は、無線ユニット2からのデータ信号30を入力し
てデータを収集する収集部32と、データを記憶したり
転送する記憶部/転送部33を有する。
【0041】ここで無線ユニット2とデータ収集機器2
1との接続において、上述で説明したリモコンと機器本
体の実施例と同じ方法が有効である。例えば、特殊な工
具を持つ者でなければ信号線7と端子8は端子から取り
外せないように端子8を特殊な形状のネジやボルトを用
いてカバーで覆ったり、無線ユニットをデータ収集機器
あるいはそれの周辺部にある物体に固定する固定手段6
を特殊な形状のネジやボルトを用いて取り付ける。
【0042】また図示はしないが、無線リモコンの図2
と同様に無線ユニットを接続した機器側で識別符号の一
致確認処理を行う。無線ユニットは、自己を特定する識
別符号を記憶して制御部に出力する第一の識別符号記憶
部を備える。データ収集機器は、接続すべき無線ユニッ
トの識別符号を記憶して制御部に出力する第二の識別符
号記憶部を備え、制御部は接続すべき識別符号と接続さ
れている無線ユニットからの識別符号とを比較して一致
したときにデータの記憶/転送を行いデータ収集する。
一致しないときに異常信号を出力して報知部で報知す
る。一致しないときはデータ収集を止めてもよいが、後
で収集したデータの修正を可能とするため制御部はデー
タ信号を一部編集して収集を続ける。
【0043】例えば、識別符号が一致していないことを
示す情報を付加して収集する、不一致が検知された日時
を付加して収集する、現在接続されている無線ユニット
の識別符号である第一の識別符号記憶部から送られてく
る識別符号を含めてデータ収集する。無線ユニットの識
別符号を合わせてデータを収集しておけば、どのデータ
測定機器から送られてきたものか後で調べることができ
収集したデータを活用することができる。識別符号の一
致確認処理は、データ測定機器から無線データ信号を受
け取ったときのみに行っても、無線信号と関係なしに定
期的に行ってもよい。
【0044】あるいは、図3と同様に無線ユニット側で
識別符号の一致確認処理を行ってもよい。データ収集機
器は、自己を特定する識別符号を記憶し無線制御部に出
力する第二の識別符号記憶部を備える。無線ユニット
は、接続すべきデータ収集機器の識別符号を記憶して無
線制御部に出力する第一の識別符号記憶部を備える。そ
して、無線ユニットの無線制御部は、第一の識別符号記
憶部に記憶された識別符号と接続されているデータ収集
機器からの識別符号とを比較して一致したときに無線デ
ータ信号をデータ信号に復号してデータ収集機器に出力
し、データの収集を行う。一致しないときに異常信号を
出力して報知部で報知する。一致しないときはデータ収
集機器に出力せずデータ収集を止めてもよいが、後でデ
ータの修正を可能とするため一致しないときでも、無線
制御部はデータ信号を一部編集してデータ収集機器の制
御部に出力してデータ収集を続ける。例えば、識別符号
が一致していないことを知らせる情報を付加して収集す
る、無線ユニット自身を示す第一の識別符号記憶部の識
別符号を含めてデータ収集する。無線ユニットの識別符
号を合わせてデータを収集しておけば、どのデータ測定
機器から送られてきたものか後で調べることができ収集
したデータを活用することができる。
【0045】また、図4と同様に無線ユニットとデータ
収集機器とを接続する信号線の断線を検知してもよい。
データ収集機器は信号線が断線したことを検知して異常
信号を出力する断線検知部を備え、断線があったときに
報知部で報知する。断線検知以後はデータ収集を止めて
もよいが、後でデータの修正を可能とするため無線ユニ
ットからデータ信号が送られてくれば、データ収集機器
の制御部はデータ信号を一部編集して記憶部/転送部に
出力してデータ収集を続ける。例えば、断線があったこ
とを示す情報を付加して収集を続ける、断線が検知され
た日時を付加して収集する、無線ユニットを示す識別符
号を含めてデータ収集する。
【0046】あるいは、図5と同様に無線ユニット側で
信号線の断線を検知してもよい。無線ユニットは、無線
ユニットとデータ収集機器とを接続する信号線が断線し
たことを検知して異常信号を出力する断線検知部を備
え、断線があったときに報知部で報知する。断線以後は
データ収集を止めてもよいが、後でデータの修正を可能
とするためデータ測定機器から無線データ信号が送られ
てくれば、無線制御部は受信した無線操作信号を復号し
たデータ信号を編集してデータ収集機器に出力してデー
タ収集を続ける。例えば、断線があったことを示す情報
を付加してデータ収集機器に出力する、断線が検知され
た日時を付加して出力する、無線ユニット自身を示す識
別符号を含めて出力する。
【0047】また、無線ユニットをデータ測定機器側に
取り付ける構成でも、屋外に設置される無線ユニットの
不正交換をできないようにする、また不正交換されたこ
とを検知してこれに対処する。電波を用いて遠隔のデー
タ測定機器から無線ユニットを通しデータ収集機器でデ
ータ収集する自動検針システムについて、本発明の実施
例を図7を参照して説明する。23はデータ測定機器、
22は無線信号の送信機能を有した無線ユニット、21
は無線信号の受信機能を有したデータ収集機器で、電波
を用いて遠隔のデータ測定機器から無線ユニットを通し
データ収集機器でデータ収集する。データ測定機器23
は、データを測定してデータ信号を出力する測定部24
と測定部24を制御する制御部27を有する。無線ユニ
ット22は、データ測定機器23上またはその付近に設
置して信号線7と端子8でデータ測定機器23と接続す
る。無線ユニット22は、データ測定機器23の測定部
24からデータ信号を受けて無線データ信号29に変調
して出力する無線送信部30を有する。データ収集機器
21は、無線データ信号29を受けて復号して信号を出
力する無線受信部25と、無線受信部25からの信号を
入力してデータを記憶したり転送する記憶部/転送部3
3と、記憶部/転送部33を制御する制御部32を有す
る。
【0048】ここで無線ユニット22とデータ測定機器
23との接続において、上述で説明した実施例と同じ方
法が有効である。例えば、正規の工事業者でなければ信
号線7と端子8は端子から取り外せないように端子8を
特殊な形状のネジやボルトを用いてカバーで覆ったり、
無線ユニット22をデータ測定機器23あるいはそれの
周辺部にある物体に固定する固定手段6を特殊な形状の
ネジやボルトを用いて取り付ける。
【0049】また図示はしないが、無線リモコンの図2
と同様に無線ユニットを接続した機器側で識別符号の一
致確認処理を行ってもよい。無線ユニットは、自己を特
定する識別符号を記憶してデータ測定機器の制御部に出
力する第一の識別符号記憶部を備える。データ測定機器
は、接続すべき無線ユニットの識別符号を記憶して測定
部に出力する第二の識別符号記憶部を備える。そして、
制御部は、第二の識別符号記憶部に記憶された識別符号
と接続されている無線ユニットからの識別符号とを比較
して一致したときにデータ信号を出力し、データの収集
を行う。一致しないときに異常信号を出力して報知部で
報知する。一致しないときはデータ測定を止めてもよい
が、後でデータの修正を可能とするため一致しないとき
でも、制御部は測定したデータを一部編集して無線ユニ
ットに出力し測定を続ける。例えば、測定データに識別
符号が一致していないことを示す情報を付加する、不一
致が検知された日時を付加する、現在接続されている無
線ユニットの第一の識別符号記憶部から送られてくる識
別符号を含める、データ測定機器自身の識別符号である
第二の識別符号記憶部の識別符号を含める。無線ユニッ
トの識別符号やデータ測定機器の識別符号を合わせてデ
ータを収集しておけば、どのデータ測定機器から送られ
てきたものか後で調べることができ収集したデータを活
用することができる。
【0050】あるいは、図3と同様に無線ユニット側で
識別符号の一致確認処理を行ってもよい。データ測定機
器は、自己を特定する識別符号を記憶し出力する第二の
識別符号記憶部を備える。無線ユニットは、無線送信部
を制御する無線制御部と、接続すべきデータ測定機器の
識別符号を記憶して無線制御部に出力する第一の識別符
号記憶部を備える。そして、無線制御部は、第一の識別
符号記憶部に記憶された識別符号と接続されているデー
タ測定機器からの識別符号とを比較して一致したときに
データ信号を無線データ信号に変調して出力し、データ
の収集を行う。一致しないときに異常信号を出力して報
知部で報知する。一致しないときはデータ測定を止めて
もよいが、後でデータの修正を可能とするため一致しな
いときでも、無線制御部はデータ信号を一部編集して無
線データ信号に変調して電波を出力する。例えば、測定
データに識別符号が一致していないことを示す情報を付
加する、不一致が検知された日時を付加する、無線ユニ
ット自身の識別符号であるの第一の識別符号記憶部の識
別符号を含める、現在接続されているデータ測定機器の
第二の識別符号記憶部からの識別符号を含める。
【0051】また、図4と同様に無線ユニットとデータ
測定機器とを接続する信号線の断線を検知してもよい。
データ測定機器は信号線が断線したことを検知して異常
信号を出力する断線検知部を備え、断線があったときに
報知部で報知する。断線以後はデータ測定を止めてもよ
いが、後でデータの修正を可能とするため一致しないと
きでもデータ測定機器の制御部は測定データを一部編集
して無線ユニットに出力してデータ収集を続ける。例え
ば、断線があったことを示す情報を付加して無線ユニッ
トに出力する、断線が検知された日時を付加して出力す
る、データ測定機器を示す識別符号を含めて出力する。
【0052】あるいは、図5と同様に無線ユニット側で
信号線の断線を検知してもよい。無線ユニットは、無線
ユニットとデータ測定機器とを接続する信号線が断線し
たことを検知して異常信号を出力する断線検知部を備
え、断線があったときに報知部で報知する。断線以後は
データ収集を止めてもよいが、後でデータの修正を可能
とするたデータ測定機器からデータ信号が送られてくれ
ば、無線送信部はデータ測定機器からのデータ信号を編
集して無線データ信号に変調して出力しデータ収集を続
ける。例えば、断線があったことを示す情報を付加して
無線データ信号を送信する、断線が検知された日時を付
加して送信する、無線ユニット自身を示す識別符号を含
めて送信する。
【0053】以上のように、識別符号や断線検知によっ
て不正交換を検知する。ただし、故障交換などの正規の
無線ユニットの交換とを区別するために、接続すべき相
手の識別符号を記憶し直す手続きや、断線検知機能が動
作させない手続き、あるいは正規の交換によって断線が
生じたことを記録する手続きを制御部が備える必要があ
る。
【0054】これらの手続きは無線ユニットを通して無
線によって行ってもよい。例えば、接続すべき相手の識
別符号を記憶させるのに無線信号を使って識別符号を送
れば手軽にできる。なお、無線ユニットとそれが接続す
べき機器とを確認するための識別符号は、無線通信で用
いる識別符号(無線ID)と同じであっても構わない。
図2でいえば、正規の相手と接続された場合は無線リモ
コンから無線受信部で受信した無線IDと、第一の記憶
部に記憶された識別符号と、機器本体側の第二の記憶部
に記憶された識別符号とが一致することになる。無線機
器の検査申請時に無線ユニット内に無線IDを記憶して
おかなければないらないものがあるが、第一の記憶部は
無線IDを記憶する記憶部を兼ねることが出来る。ある
いは、無線IDが長すぎるときは、無線IDの一部や、
無線IDから生成された符号を用いてもよい。すなわ
ち、通信相手のID登録において、受信した無線リモコ
ンの無線IDを無線通信の相手として無線ユニットに記
憶するとともに、その無線IDから得た識別符号を無線
ユニットの識別符号として第一の記憶部に記憶、つづい
て接続すべき無線ユニットの識別符号として機器本体側
の第二の記憶部に記憶する。このようにすると、初期設
定として無線通信の相手の無線IDを登録する際に無線
ユニットと接続機器の識別符号の登録も同時に出来る。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、設
備機器の無線リモコンや自動検針システムにおいて、屋
外に設置される無線ユニットの不正交換をできないよう
にする、また不正交換されたことを検知して機器本体の
制御を制限したり、データ収集を止めたり、あるいは不
正交換されたことを記録してデータ収集を続けることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における設備機器とリモコン
と無線ユニットのブロック図
【図2】本発明の他の実施例における設備機器とリモコ
ンと無線ユニットのブロック図
【図3】本発明の他の実施例における設備機器とリモコ
ンと無線ユニットのブロック図
【図4】本発明の他の実施例における設備機器とリモコ
ンと無線ユニットのブロック図
【図5】本発明の他の実施例における設備機器とリモコ
ンと無線ユニットのブロック図
【図6】本発明の他の実施例におけるデータ収集機器と
データ測定機器と無線ユニットのブロック図
【図7】本発明の他の実施例におけるデータ収集機器と
データ測定機器と無線ユニットのブロック図
【図8】従来例における設備機器とリモコンと無線ユニ
ットのブロック図
【図9】本発明の他の実施例におけるデータ収集機器と
データ測定機器のブロック図
【図10】従来例における設備機器とリモコンと無線ユ
ニットの説明図
【図11】従来例におけるデータ収集機器とデータ測定
機器と無線ユニットの説明図
【符号の説明】
1 機器本体 2 無線ユニット 3 リモコン 5 無線送信部 6 固定手段 7 信号線 8 端子 11 無線受信部 12 制御部 14 第一の記憶部 15 第二の記憶部 16 報知部 17 断線検知部 18 無線制御部 21 データ収集機器 23 データ測定機器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G08C 25/00 H04M 1/725 H04M 1/725 11/00 301 11/00 301 H04B 7/26 109R H04Q 7/38 G08C 17/00 Z (56)参考文献 実開 平5−31313(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 13/00 - 15/02 G08C 13/00 - 17/02 G08C 19/00 - 23/04 G08C 25/00 - 25/04 H03J 9/00 - 9/06 H04B 7/24 - 7/26 H04M 1/00 H04M 1/24 - 1/253 H04M 1/58 - 1/62 H04M 1/66 - 1/82 H04M 11/00 - 11/10 H04Q 7/00 - 9/16

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物に設置した機器本体と、前記機器本体
    と有線で接続し無線信号の受信機能を有する無線ユニッ
    トと、前記無線信号の送信機能を有するリモートコント
    ローラとを備え、電波を用いて前記リモートコントロー
    ラから前記無線ユニットを通して前記機器本体を操作す
    る設備機器において、前記無線ユニットまたは前記機器
    本体が有する断線検知部は、前記無線ユニットと前記機
    器本体とを電気的に接続する前記有線の信号線が断線し
    たことを検知して異常信号を出力し、前記異常信号を受
    けて異常を報知する報知部を有し、前記無線ユニットに
    有線で接続した前記機器本体の制御部は前記機器本体の
    動作を制御し、前記断線検知部からの前記異常信号を受
    けた後は、前記機器本体の運転動作を制限する、また
    は、前記機器本体の運転動作を所定の状態にする構成と
    したことを特徴とする設備機器。
  2. 【請求項2】建物に設置した機器本体と、前記機器本体
    と有線で接続し無線信号の受信機能を有する無線ユニッ
    トと、前記無線信号の送信機能を有するリモートコント
    ローラとを備え、電波を用いて前記リモートコントロー
    ラから前記無線ユニットを通して前記機器本体を操作す
    る設備機器において、前記無線ユニットまたは前記機器
    本体が有する断線検知部は、前記無線ユニットと前記機
    器本体とを電気的に接続する前記有線の信号線が断線し
    たことを検知して異常信号を出力し、前記異常信号を受
    けて異常を報知する報知部を有し、前記機器本体に有線
    で接続した前記無線ユニットの制御部は前記無線ユニッ
    トの動作を制御し、前記断線検知部からの前記異常信号
    を受けた後は、前記機器本体の運転動作を制限する操作
    信号を前記機器本体に出力する、または、前記機器本体
    の運転動作を所定の状態にする操作信号を前記機器本体
    に出力する構成としたことを特徴とする設備機器。
  3. 【請求項3】データ収集機器と、前記データ収集機器と
    有線で接続し無線信号の受信機能を有する無線ユニット
    と、前記無線信号の送信機能を有するデータ測定機器と
    を備え、電波を用いて前記データ測定機器から前記無線
    ユニットを通して前記データ収集機器で測定データを収
    集する設備機器において、前記無線ユニットまたは前記
    データ収集機器が有する断線検知部は、前記無線ユニッ
    トと前記 データ収集機器とを電気的に接続する前記有線
    の信号線が断線したことを検知して異常信号を出力し、
    前記異常信号を受けて異常を報知する報知部を有し、前
    記無線ユニットに有線で接続した前記データ収集機器の
    制御部は前記データ収集機器の動作を制御し、前記断線
    検知部からの前記異常信号を受けたときまたは受けた後
    は、前記無線ユニットからの測定データに断線検知の日
    時を含めて測定データの収集を行う構成としたことを特
    徴とする設備機器。
  4. 【請求項4】データ収集機器と、前記データ収集機器と
    有線で接続し無線信号の受信機能を有する無線ユニット
    と、前記無線信号の送信機能を有するデータ測定機器と
    を備え、電波を用いて前記データ測定機器から前記無線
    ユニットを通して前記データ収集機器で測定データを収
    集する設備機器において、前記無線ユニットまたは前記
    データ収集機器が有する断線検知部は、前記無線ユニッ
    トと前記データ収集機器とを電気的に接続する前記有線
    の信号線が断線したことを検知して異常信号を出力し、
    前記異常信号を受けて異常を報知する報知部を有し、前
    記データ収集機器に有線で接続した前記無線ユニットの
    制御部は前記無線ユニットの動作を制御し、前記断線検
    知部からの前記異常信号を受けたときまたは受けた後
    は、前記データ測定機器から受信した測定データに断線
    検知の日時を含めて前記データ収集機器に出力する構成
    としたことを特徴とする設備機器。
  5. 【請求項5】データ測定機器と、前記データ測定機器と
    有線で接続し無線信号の送信機能を有する無線ユニット
    と、無線信号の受信機能を有するデータ収集機器とを備
    え、電波を用いて前記データ測定機器からの測定データ
    を前記無線ユニットを通して前記データ収集機器でデー
    タ収集する設備機器において、前記無線ユニットまたは
    前記データ測定機器が有する断線検知部は、前記無線ユ
    ニットと前記データ測定機器とを電気的に接続する前記
    有線の信号線が断線したことを検知して異常信号を出力
    し、前記異常信号を受けて異常を報知する報知部を有
    し、前記無線ユニットに有線で接続した前記データ測定
    機器の制御部は前記データ測定機器の動作を制御し、前
    記断線検知部からの前記異常信号を受けたときまたは受
    けた後は、断線検知の日時を含めて測定データを前記無
    線ユニットに出力する構成としたことを特徴とする設備
    機器。
  6. 【請求項6】データ測定機器と、前記データ測定機器と
    有線で接続し無線信号 の送信機能を有する無線ユニット
    と、無線信号の受信機能を有するデータ収集機器とを備
    え、電波を用いて前記データ測定機器からの測定データ
    を前記無線ユニットを通して前記データ収集機器でデー
    タ収集する設備機器において、前記無線ユニットまたは
    前記データ測定機器が有する断線検知部は、前記無線ユ
    ニットと前記データ測定機器とを電気的に接続する前記
    有線の信号線が断線したことを検知して異常信号を出力
    し、前記異常信号を受けて異常を報知する報知部を有
    し、前記データ測定機器に有線で接続した前記無線ユニ
    ットの制御部は前記無線ユニットの動作を制御し、前記
    断線検知部からの前記異常信号を受けたときまたは受け
    た後は、前記データ測定機器からの測定データに断線検
    知の日時を含めて電波に変調し出力する構成としたこと
    を特徴とする設備機器。
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