JP3334667B2 - スペースダイバーシチ受信回路 - Google Patents

スペースダイバーシチ受信回路

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JP3334667B2 JP08474499A JP8474499A JP3334667B2 JP 3334667 B2 JP3334667 B2 JP 3334667B2 JP 08474499 A JP08474499 A JP 08474499A JP 8474499 A JP8474499 A JP 8474499A JP 3334667 B2 JP3334667 B2 JP 3334667B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイバーシチ切り替え
動作に関し、特に、切り替え動作に偏りが生じた場合
に、エラー予測パルスの自動修正を行うスペースダイバ
ーシチ受信回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から移動体などのフェージングの激
しい無線通信装置などに対しては、二つ以上のアンテナ
のうち品質の良い信号を選択するダイバーシチ受信回路
技術を使用することにより、安定したデータ通信が行わ
れている。
【0003】しかし、ダイバーシチ受信における、切り
替え制御に使用されるしきい値は固定化されたものが多
く、しきい値のレベルをどのように設定すれば最適な条
件とすることが良いか、一意的に決定することが困難で
ある。そのため受信信号がしきい値以下になった場合、
しきい値を補正する形態の無線方式が一般的であった。
そこで、受信する信号がしきい値以下になった場合、受
信信号のレベルに偏りが生じないように補正制御するこ
とにより、しきい値を調整するダイバーシチ受信回路技
術が考え出されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のスペー
スダイバーシチ受信回路では、列車などの高速移動体と
地上との通信のように、強くしかもダイナミックなフェ
ージングの発生が予測される無線回線において、そのス
ペースダイバーシチの切り替え特性が回線状況もしくは
機器の変動などの理由により偏ってしまい、ダイバーシ
チ切り替えの効果が十分に活かされないという問題点が
あった。本発明は、上述した従来の欠点を解決し、エラ
ー予測パルス検出特性を自動的に調整することにより、
常にバランスの取れた切り替え動作を保つスペースダイ
バーシチ受信回路を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本出願第1の発明は、高速移動体に使用されるスペ
ースダイバーシチ受信回路において、複数の受信信号を
復調する複数の復調器から出力される受信信号の切り替
えに偏りが生じた時、受信信号の偏りの制御と切り替え
の制御とを自動的に行うことを特徴とするスペースダイ
バーシチ受信回路である。上記構成を有する本出願第1
の発明のスペースダイバーシチ受信回路は、複数の復調
器により出力された受信信号のうち、状態の良い信号を
受信するダイバーシチ受信回路により、受信信号の選択
に偏りが生じた場合、受信信号が常に最適な受信状態と
なるように切り替えることができるため、強いフェージ
ングが発生した場合、常に安定した受信が維持できるよ
うに自動的に制御することができ、受信状態の悪化に対
するスペースダイバーシチ効果を最適に保つことができ
る。
【0006】また、本出願第2の発明である、スペース
ダイバーシチ受信回路のダイバーシチ選択回路の受信号
の切り替えを行うダイバーシチ選択回路は、復調器から
出力される受信信号と、他方の復調器から出力される受
信信号とにより得られる信号を選択する識別制御信号を
生成することを特徴とする。上記構成を有する本出願第
2の発明のダイバーシチ選択回路は、生成された識別レ
ベル制御信号を復調器に送出することにより複数の復調
器から入力される受信信号から安定したダイバーシチの
切り替えを行うことができるため、強いフェージングが
発生した場合でもダイバーシチの切り替えが制御でき、
フェージング現象に強い受信ができる。
【0007】また、本出願第3の発明であるスペースダ
イバーシチ受信回路の復調器は、MAIN(IF入力信
号)/SD(IF入力信号)の2系統からのIF入力信
号を復調する復調部と、前記識別レベル制御信号によっ
てしきい値を生成する符号識別器と、エラー予測パルス
を生成する排他的論理回路とを有することを特徴とす
る。上記構成を有する本出願第3の発明の復調器は、復
調部により復調された信号と符号識別器により生成され
た信号を排他的論理回路に送信することにより、受信状
態に偏りが生じた場合、それに対応したエラー予測パル
スを生成することができるめ、安定したダイバーシチの
切り替えを行うことができる。
【0008】また、本出願第4の発明であるスペースダ
イバーシチ受信回路の符号識別器は、ベースバンド信号
(アイパターン)と識別レベル制御信号とにより識別レ
ベルを生成することを特徴とする。上記構成を有する本
出願第4の発明の識別レベル制御信号は、識別レベル制
御信号とベースバンド信号との2つの信号からダイバー
シチ切り替え制御信号のしきい値とするため、主信号に
対して最適な受信レベルでの受信ができるように切り替
え動作を設定することができる。
【0009】また、本出願第5の発明であるスペースダ
イバーシチ受信回路の復調器に設けられた排他的論理回
路は、復調部により復調された信号と、符号識別器より
送出される識別レベル信号とからエラー予測パルスを生
成することを特徴とする。上記構成を有する本出願第5
の発明の排他的論理回路は、復調された出力された信号
と符号識別機から出力された信号からエラー予測パルス
を生成することにより複数の受信信号の中から最適な受
信信号を選択することができるため、フェージングの強
弱、または回線状態により偏り生じてしまったダイバー
シチの切り替えを自動的に切り替えることができる。
【0010】また、本出願第6の発明であるスペースダ
イバーシチ受信回路の排他的論理回路によって出力され
るエラー予測パルスは、前記選択ダイバーシチ選択回路
に受信状態の偏りを補正する方向にしきい値を調整する
信号として送出することを特徴とする。上記構成を有す
る本出願第6の発明のエラー予測パルスは、ダイバーシ
チ選択回路に送信されることにより自動的にフィードバ
ック制御ができるため、常に安定した偏りの少ないダイ
バーシチ切り替え制御を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明によるス
ペースダイバーシチ受信回路のブロック図である。ここ
では、MAIN、SDの2つの受信IF信号入力端子1
0、20に入力された受信信号を復調器30、40にて
復調した後、ダイバーシチ選択回路50にてダイバーシ
チ切り替えを行う。その後信号はフレーム同期回路60
にてフレーム同期が取られ受信論理回路70にて論理処
理を受けた後データ出力端子80から出力される。
【0012】この時ダイバーシチ選択回路50に対する
切り替え制御は各復調器30、40から出力されるエラ
ー予測パルス35によりなされるが、この切り替え制御
に偏りが発生した場合にはダイバーシチ選択回路50か
ら各復調器30、40に出力される識別レベル制御信号
36によりエラー予測パルス35の検出レベルを調整し
ダイバーシチ切り替え動作を改善させる。
【0013】図2は、復調器内のブロック図であり、復
調部31にて復調されたベースバンド信号(アイパター
ン)は、アイパターンの中心レベルにて識別されたデジ
タル信号に変換され復調器出力端子34から出力され
る。また、エラー予測については、同じアイパターンに
対し中心レベルからずれたしきい値を持つ符号識別器3
2にて識別された結果と主信号出力とを排他的論理和X
OR33にて比較することによりエラー予測パルスが生
成されエラー予測パルス出力端子35から出力される。
【0014】更に、符号識別器の識別レベルはダイバー
シチ選択回路50からの識別レベル制御信号にてそのレ
ベルを変更できるようになっており、もし切り替え動作
に偏りが生じた場合にはこの機能を用いて特性を改善す
る。
【0015】次に、実施例の動作について詳細に説明す
る。図1において、MAIN、SDの2つのIF信号入
力端子10、20に入力された受信信号は復調器30、
40にて復調された後、ダイバーシチ選択回路50にて
ダイバーシチ切り替えが実施され、フレーム同期回路6
0にてフレーム同期が取られる。
【0016】この時ダイバーシチ選択回路50に対する
切り替え制御は、各復調器からのエラー予測パルス35
にて実行されるがこのエラー予測パルス35は図2の復
調器30、40にて作られる。この復調器30、40で
は復調されたベースバンド信号(アイパターン)に対
し、主信号はアイパターンの中心レベルにて識別され復
調器出力端子から出力されるが、エラー予測については
同じアイパターンに対し中心レベルからずれたしきい値
を持つ符号識別器32にて識別され、その結果と主信号
出力とを排他的論理和XOR33にて比較することによ
りエラー予測パルスを生成している。
【0017】この時、このしきい値レベルは図3に示す
ように、主信号37に対してはa)のようにアイパター
ンの中心レベルにて識別されるが、エラー予測パルスを
作る符号識別器ではb)のように、アイパターンの中心
の42のレベルでは無く、43、44、45等
のずれたしきい値にて識別することによりアイパターン
の劣化によるエラー発生を事前に検出し、この符号識別
器出力と主信号出力をXOR33にて比較してエラー予
測パルスを作っている。
【0018】この回路において無線回路の影響が機器の
特性変動などにより、例えばMAIN側の受信アイパタ
ーンがSD側に比べ劣化した場合は、切り替え動作に偏
りが発生しSD側を選択する機会が増えることになる。
【0019】本発明ではこのような切り替え動作に偏り
が出た場合に、ダイバーシチ切り替えの効果を減ずる可
能性があるため、その偏りをダイバーシチ選択回路にて
検出しMAIN側の復調器に対し、エラー予測パルスの
識別レベルをアイパターンの中心レベルに近ずけ、MA
IN/SD切り替えのバランスをとるように制御してい
る。この結果、ダイバーシチ動作の効果が最大限に活か
せるように制御できる。
【0020】その他、本発明では、エラー予測パルスの
検出にアイパターン識別レベルをずらす方法を示した
が、これ以外でもエラー予測パルスを検出する方法とし
てアイパターンに対しノイズソースからノイズを付加す
るやり方も考えられる。この場合には付加されるノイズ
の量を制御することにより、同等な効果が得られると考
えられる。なお、本発明は上述した実施の形態に限定さ
れるものではなく、その技術思想の範囲内において様々
に変形して実施することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明のスペースダ
イバーシチ受信回路によれば、高速移動体と地上間のよ
うな強いフェージングが予測される無線回線におけるス
ペースダイバーシチ受信回路において、ダイバーシチ切
り替え動作に偏りが発生した場合でも、エラー予測パル
ス検出特性を自動調整することによりその偏りを改善
し、ダイバーシチ切り替えの効果を減ずることなく、常
に最適な受信レベルを維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の全体の構成を示すブロック
図である。
【図2】 本発明の実施例の復調器の内部を示すブロッ
ク図である。
【図3】 本発明の実施例のアイパターン識別レベルの
例を示す図である。
【符号の説明】
10 IF信号入力(MAIN)端子 20 IF信号入力(SD)端子 30 復調器 31 復調部 32 符号識別器 33 排他的論理回路(XOR) 34 復調器出力 35 エラー予測パルス 36 識別レベル制御信号 40 復調器 50 ダイバーシチ選択回路 60 フレーム同期回路 70 受信論理回路 80 データ出力端子

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高速移動体に使用されるスペースダイバ
    ーシチ受信回路において、 複数の受信信号を復調する複数の復調器から出力される
    受信信号の切り替えに偏りが生じた場合、受信信号の偏
    りの制御と切り替えの制御とを自動的に行うことを特徴
    とするスペースダイバーシチ受信回路。
  2. 【請求項2】 受信号の切り替えを行うダイバーシチ選
    択回路は、復調器から出力される受信信号と、他方の復
    調器から出力される受信号とにより得られる信号を選択
    する識別制御信号を生成することを特徴とする請求項1
    に記載のスペースダイバーシチ受信回路。
  3. 【請求項3】 前記復調器は、MAIN(IF入力信
    号)/SD(IF入力信号)の2系統からのIF入力信
    号を復調する復調部と、前記識別レベル制御信号によっ
    てしきい値を生成する符号識別器と、エラー予測パルス
    を生成する排他的論理回路とを有することを特徴とする
    請求項1又は請求項2に記載のスペースダイバーシチ受
    信回路。
  4. 【請求項4】 前記符号識別器は、ベースバンド信号
    (アイパターン)と識別レベル制御信号とにより識別レ
    ベルを生成することを特徴とする請求項1又は請求項3
    に記載のスペースダイバーシチ受信回路。
  5. 【請求項5】 前記復調器に設けられた排他的論理回路
    は、復調部により復調された信号と、符号識別器より送
    出される識別レベル信号とからエラー予測パルスを生成
    することを特徴とする請求項1、請求項3又は請求項4
    に記載のスペースダイバーシチ受信回路。
  6. 【請求項6】 前記排他的論理回路によって出力される
    エラー予測パルスは、前記選択ダイバーシチ選択回路に
    受信状態の偏りを補正する方向にしきい値を調整する信
    号として送出されることを特徴とする請求項5に記載の
    スペースダイバーシチ受信回路。
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