JP3334335B2 - エレベーターの負荷検出調整装置 - Google Patents

エレベーターの負荷検出調整装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エレベーターのかご
内負荷を検出する装置を調整する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図5〜図11は、例えば特開昭63−1
01288号公報に示された従来のエレベーターのかご
内負荷検出調整装置を示す図で、図5は全体構成図、図
6は制御装置のブロック線図、図7は負荷検出装置の回
路図、図8は入力インタフェース(以下入力I/Fとい
う)の出力電圧と積載量との関係を示す線図、図9は負
荷検出器の調整動作フローチャート、図10は負荷検出
量と積載量との関係を示す線図、図11は起動補償トル
クと積載量との関係を示す線図である。
【0003】図5において、(1)は三相交流電源、(2)は
交流電源(1)に接続された制御装置、(3)は制御装置(2)
に接続され巻上機(4)を駆動する誘導電動機、(5)(6)は
互いに結合されて巻上機(4)により昇降するかご及びつ
り合おもりで、かご(5)は防振ゴム(7)で支持されてい
る。(8)は防振ゴム(7)のたわみ量を検出してかご(5)内
の負荷を測定する負荷検出器、(9)は負荷検出器(8)の出
力を制御装置(2)へ伝送する移動ケーブルである。
【0004】図6において、(2A)はマイクロ・プロセッ
サ・ユニット、(2B)はROM、(2C)は電気的に書換え可
能な不揮発性メモリ(以下EEPROMという)、(2D)
はRAMで、これらはバス(2E)で互いに接続されてい
る。(2F)は負荷検出器(8)に接続された入力インタフェ
ース、(2G)は入力されるアナログ信号をディジタル信号
に変換するA/D変換器で、バス(2E)に接続されてい
る。
【0005】図7において、(8A)は負荷検出器(8)を構
成する一次巻線、(8B)は同じくかご(5)内負荷が増加す
ると出力電圧が減少する二次巻線、(8C)は同じく出力電
圧が増加する二次巻線、(2F1)(2F2)はそれぞれ二次巻線
(8B)(8C)に接続されたダイオードブリッジで、その直流
側にはそれぞれ平滑コンデンサ(2F3)(2F4)及び分圧抵抗
(2F5)〜(2F8)が接続され、それぞれかご(5)内負荷に見
合った電圧V1、V2を出力する。
【0006】出力電圧V1、V2とかご(5)内負荷の関係
は図8に示すとおりであり、かご(5)内の負荷が増加す
るに従って出力電圧V1は減少し、出力電圧V2は増加す
る。これらのかご内負荷信号はA/D変換器(2G)へ出力
される。
【0007】従来のエレベーターの負荷検出調整装置は
上記のように構成され、制御装置(2)による負荷検出装
置の調整手順を図9に示す。エレベーター据付時、かご
(5)とつり合おもり(6)の重量差に伴う不平衡トルク分を
補償する起動補償量の決定は、良好な乗心地を要求され
るエレベーターにとっては、極めて重要な作業である。
【0008】まず、ステップ(11)でかご(5)内を無負荷
とし、ステップ(12)でEEPROM(2C)の書込み許可信
号を送信して、EEPROM(2C)を書換え可能状態にす
る。そして、ステップ(13)でかご(5)内が無負荷のとき
の負荷検出器(8)の出力を処理した出力電圧V1、V2
A/D変換器(2G)を介してディジタル信号に変換したと
き、出力電圧V1、V2に対応するディジタル信号をV
U、VDとすると、MPU(2A)は制御装置(2)の書込み
操作により、ステップ(13)でバイアス量△Bを△B=V
U−VDとして求める。そして、ステップ(14)でEEP
ROM(2C)にバイアス量△Bを書き込む。
【0009】次に、ステップ(15)でかご(5)内を定格負
荷状態とし、MPU(2A)に定格負荷状態の情報を送信す
る。このとき、図10の破線Mのような負荷特性VD−
VUの値をそのままエレベーターの負荷検出量としても
よいが、負荷検出量として、無負荷時を零、定格100
%負荷時を100として正規化すると調整しやすい。す
なわち、y=Ax+Bで表される破線Mを、Y=Cxで
表される実線Nに一次変換することである。
【0010】ステップ(16)でMPU(2A)が実線Nのゲイ
ンGを下式により計算する。 G=100/(VD−VU+△B) …
(1) そして、ステップ(17)でこのゲインGをEEPRO
M(2C)に書き込む。その後、ステップ(18)でEEPRO
M(2C)の書込みを禁止する。上記操作により、かご(5)
内の負荷検出量は、 負荷検出量=G*(VD−VU+△B) …(2) という原点を通る直線に正規化できる。例えば、平衡負
荷状態では、負荷検出量は約50となる。
【0011】この負荷検出量に見合った電動機(3)のト
ルク指令としての起動補償量に変換したものを図11に
示す。かご(5)とつり合おもり(6)の平衡点は45〜50
%であり、この平衡点での変動を補正するため、上昇運
転時の平衡点変動分△B45U、下降運転時の平衡点変
動分△B45Dをあらかじめ設定しておき、かつ負荷検
出量とそれに見合う起動補償量の変換ゲインGTRQを
設定すると、最終な積載量に対する起動補償量は、
(3)式及び(4)式で表される。
【0012】(1)上昇運転時 起動補償量=GTRQ*(負荷検出量)−△B45U …(3) (2)下降運転時 起動補償量=GTRQ*(負荷検出量)−△B45D …(4) これらをMPU(2A)で演算することにより、最適な起動
補償量が得られる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
レベーターの負荷検出調整装置では、据付時に負荷検出
器(8)を調整する場合、かご(5)内を無負荷状態と定格負
荷(又は過負荷)状態にするため、所定重量のおもりを
準備しなければならない。また、負荷情報の書込みは、
作業者が機械室の制御盤内の操作により行っているた
め、非常に手間がかかり、それに伴う経費が高価になる
という問題点がある。
【0014】この発明は上記問題点を解消するためにな
されたもので、かご内に定格負荷又は過負荷に相当する
多重量のおもりを準備する必要がなく、かつ簡単な操作
で負荷検出器の調整ができるようにしたエレベーターの
負荷検出調整装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明の第1発明に係
るエレベーターの負荷検出調整装置は、かご内の無負荷
時に乗場で第2実負荷入力装置が操作されたときの負荷
検出器の出力データと、かご内に作業者が乗車した状態
でかご内で第1実負荷入力装置が操作されたときの負荷
検出器の出力データ及び第1実負荷入力装置により入力
された作業者の体重データから秤データを算出する秤デ
ータ算出手段と、算出された秤データを不揮発性メモリ
に書き込む書込み手段とを備えたものである。
【0016】また、第2発明に係るエレベーターの負荷
検出調整装置は、第1発明のものにおいて、第1実負荷
入力装置としてかご内操作盤に配設された操作ボタンを
用いるように構成したものである。
【0017】また、第3発明に係るエレベーターの負荷
検出調整装置は、第1発明のものにおいて、第2実負荷
入力装置として乗場ボタンを用いるように構成したもの
である。
【0018】また、第4発明に係るエレベーターの負荷
検出調整装置は、第1発明のものに、新たに計測されて
入力された体重データと不揮発性メモリに書き込まれて
いる秤データから算出された負荷検出出力値と、体重デ
ータが入力されたときの負荷検出器の出力データとを比
較し、そのデータ差が第1の所定値を越えるとこれを報
知する報知手段を設けたものである。
【0019】また、第5発明に係るエレベーターの負荷
検出調整装置は、第1発明のものに、新たに計測されて
入力された体重データと不揮発性メモリに書き込まれて
いる秤データから算出された負荷検出出力値と、体重デ
ータが入力されたときの負荷検出器の出力データとを比
較し、そのデータ差が第1の所定値を越えるとこれを報
知する報知手段と、データ差が第2の所定値を越えると
不揮発性メモリの内容の書換えを阻止するとともに、異
常信号を出力する異常検出手段とを設けたものである。
【0020】
【作用】この発明の第1発明においては、かご内の無負
荷時の負荷検出器の出力データと、かご内に作業者が乗
車したときの負荷検出器の出力データと、作業者の体重
データから秤データを算出して不揮発性メモリに書き込
むようにしたため、あらかじめ計測された作業者の体重
かご内負荷データとして入力される。
【0021】また、第2発明においては、かご内操作盤
の操作ボタンを用いてかご内負荷データを入力するよう
にしたため、あらかじめ計測された作業者の体重が操作
ボタンによって入力される。
【0022】また、第3発明においては、乗場ボタンを
用いてかご内負荷データを入力するようにしたため、無
負荷のデータが乗場ボタンによって入力される。
【0023】また、第4発明においては、新たに計測さ
れた体重データと不揮発性メモリに書き込まれている秤
データから算出された負荷検出出力値と、体重データが
入力されたときの負荷検出器の出力データとの差が第1
の所定値を越えると、これを報知するようにしたため、
再調整が必要であることが知らされる。
【0024】また、第5発明においては、上記データ差
が第2の所定値を越えるとデータ書換えを阻止し、異常
信号を出力するようにしたため、検出誤差の異常を報知
できる。
【0025】
【実施例】
実施例1.図1〜図4はこの発明の第1〜第5発明の一
実施例を示す図で、図1は制御装置のブロック線図、図
2はかご内操作盤及び乗場ボタンの正面図、図3は負荷
検出値と負荷量との関係を示す線図、図4は負荷検出器
の調整動作フローチャートであり、従来装置と同様の部
分は同一符号で示す。なお、図5は実施例1にも共用す
る。
【0026】図1及び図2において、(21)は乗場ボタ
ン、(22)はかご内操作盤で、行先ボタン、戸開ボタン、
戸閉ボタン等の操作ボタン(23)及び表示器(24)が配設さ
れ、かつ乗場ボタン(21)、かご内操作ボタン(23)及び表
示器(24)の機能を通常機能から負荷検出調整機能に切り
換える切換回路(25)を有している。切換回路(25)は切換
スイッチ(25a)、抵抗(25b)及び直流電源(25c)で構成さ
れている。上記各機器(21)(23)〜(25)は制御装置(2)に
設けられた入出力IF(2G)に接続されている。
【0027】次に、この実施例の動作を図3及び図4を
参照して説明する。なお、このフローチャートのプログ
ラムはROM(2B)に格納されている。このフローチャー
トは、作業者がかご内操作盤(22)の切換スイッチ(25a)
を操作し、負荷検出調整機能を確立したとき、動作が開
始する。まず、ステップ(31)で初期設定として、あらか
じめ設定されているかご(5)の定格負荷データをRAM
(2D)のアドレスFLDに格納し、負荷検出器(8)の検出
誤差レベル(第1の所定値)をアドレスXに、異常レベ
ル(第2の所定値)をアドレスYにそれぞれ格納する。
【0028】そして、ステップ(32)で切換スイッチ(25
a)により表示器(24)を負荷検出調整用の表示に切り換え
る(同時に、操作ボタン(23)及び乗場ボタン(21)の機能
も連動して切り換わる)。次に、ステップ(33)で「操作
1」として操作ボタン(23)を操作して、あらかじめ定め
られたコードを入力する。例えば、据付時における初の
調整のときは、行先ボタンを「1」→「4」の順で操作
し、定期点検時の負荷検出器(8)の検証のときは、行先
ボタンを「3」→「6」の順に操作する。
【0029】ステップ(34)で上記操作が初調整であるか
を判断し、初調整であれば、ステップ(35)へ進む。ステ
ップ(35)では「操作2」として無負荷時における負荷検
出器(8)の出力データをRAM(2D)に格納するための準
備設定をする。例えば戸閉ボタンを2回押すという操作
をする。次に、ステップ(36)で作業者はかご(5)から乗
場に降りて、かご(5)内を無負荷状態にし、ステップ(3
7)で乗場ボタン(21)を押す。
【0030】この操作により、ステップ(38)で無負荷時
における負荷検出器(8)の出力データがRAM(2D)の例
えばアドレスW0に格納される。次に、ステップ(39)で
作業者はかご(5)に乗る。ステップ(40)で「操作3」と
して操作ボタン(23)を操作して、あらかじめ計測された
作業者自身の体重データを入力する。これは、例えばか
ご内操作盤の行先ボタンを用いる。すなわち、行先ボタ
ンを押すと、その数字が表示器(24)に表示されるので、
これを見ながら作業者の体重データを入力する。
【0031】この操作により、ステップ(41)で作業者負
荷データがRAM(2D)のアドレスIDL1に格納され
る。そして、ステップ(42)でこのときの負荷検出器(8)
の出力データがRAM(2D)のアドレスW1に格納され
る。次に、ステップ(43)でMPU(2A)の演算により、
(5)式のようにかご(5)内の負荷量に対する負荷検出器
(8)の出力値のゲイン係数Kを算出して、RAM(2D)に
格納する。 K=(W1−W0)/IDL1 …(5)
【0032】そして、ステップ(44)でゲイン係数Kを用
いて、過負荷(定格負荷量の1.1倍)の負荷データを
算出し、RAM(2D)のアドレスW0Lに格納する。ステ
ップ(45)で作業者は操作ボタン(23)を操作して、RAM
(2D)に格納されている負荷検出データW0、ゲイン係数
K及び負荷データW0LをEEPROM(2C)に書き込
む。この操作後、ステップ(46)で表示器(24)に調整終了
を表示させる。これを確認した作業者が、切換スイッチ
(25a)を通常位置に戻すと、調整は終了する。
【0033】次に、定期点検時には、ステップ(34)から
ステップ(47)へ進み、ステップ(40)と同様の「操作3」
を実施し、作業者体重データを入力する。このデータは
ステップ(48)でRAM(2D)のアドレスIDL2に格納さ
れ、ステップ(49)でこのときの負荷検出器(8)の出力デ
ータがRAM(2D)のアドレスW2に格納される。そし
て、ステップ(50)へ進み、EEPROM(2C)に書き込ま
れているゲイン係数Kと、作業者によって入力された負
荷データIDL2を乗算して負荷検出出力値Aを算出す
る。
【0034】次に、ステップ(51)で負荷検出出力値Aと
実際の負荷検出器(8)の出力データW2を比較し、この
誤差がステップ(31)で設定した誤差レベルXを越えてい
るかを判断する。越えていなければステップ(52)で調整
しなくてもよいことを表示器(24)により報知する。越え
ていればステップ(53)へ進み、上記誤差がステップ(31)
で設定した異常レベルYを越えているかを判断する。越
えていない場合は、誤差レベルXを越えているので、ス
テップ(54)で再調整を要することを表示器(24)により報
知する。
【0035】この場合、作業者は上述の操作により、E
EPROM(2C)のデータを書き換え、設定変更して再調
整を実施する。そして、異常レベルYを越えていた場合
はステップ(55)へ進み、EEPROM(2C)のデータの書
換えを阻止するとともに、表示器(24)により異常を報知
する。ここで、ステップ(35)〜(44)は秤データ算出手段
を、ステップ(45)は書込み手段を、ステップ(47)〜(51)
(54)は報知手段を、ステップ(53)(55)は異常検出手段を
構成している。
【0036】このようにして、据付時の調整において
は、かご(5)内の負荷量に対する負荷検出器(8)の出力値
は図3に示すように設定され、定期点検時において必要
となれば、再調整によってEEPROM(2C)のデータを
書き換えて、正確に負荷量を検出できるように調整され
る。
【0037】実施例2.実施例1では、かご内操作盤(2
2)の表示器(24)により、負荷検出器(8)の調整の際の操
作を表示するようにしたが、これに限るものではなく、
かご(5)内に設置された自動放送装置を利用することも
可能である。すなわち、負荷検出調整時には、自動放送
装置を専用に切り換えて、音声により報知するようにし
てもよく、またブザーによって報知してもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したとおりこの発明の第1発明
では、かご内の無負荷時の負荷検出器の出力データと、
かご内に作業者が乗車したときの負荷検出器の出力デー
タと、作業者の体重データから秤データを算出して不揮
発性メモリに書き込むようにしたので、あらかじめ計測
された作業者の体重がかご内負荷データとして入力さ
れ、多重量のおもりを準備する必要がなく、かつ簡単な
操作で負荷検出器の調整ができる効果がある。
【0039】また、第2発明では、かご内操作盤の操作
ボタンを用いてかご内負荷データを入力するようにした
ので、あらかじめ計測された作業者の体重が操作ボタン
によって入力され、第1発明と同様な効果がある。
【0040】また、第3発明では、乗場ボタンを用いて
かご内負荷データを入力するようにしたので、無負荷の
データが乗場ボタンによって入力され、第1発明と同様
な効果がある。
【0041】また、第4発明では、新たに計測されたか
ご内体重データと不揮発性メモリに書き込まれている秤
データから算出された負荷検出出力値と、体重データが
入力されたときの負荷検出器の出力データとの差が第1
の所定値を越えると、これを報知するようにしたので、
再調整が必要であることが知らされ、作業者は不揮発性
メモリの内容を書き換えて、再調整できる効果がある。
【0042】また、第5発明では、上記データ差が第2
の所定値を越えると、不揮発性メモリの内容の書換えを
阻止するとともに異常信号を出力するようにしたので、
検出誤差の異常が報知され、作業者により不揮発性メモ
リが書き換えられることはなく、異常に対処することが
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す制御装置のブロック
線図。
【図2】図1の一部を示す正面図で、(A)はかご内操作
盤、(B)は乗場ボタン。
【図3】図1の負荷検出器の負荷検出値と負荷量との関
係を示す線図。
【図4】図1の負荷検出器の調整動作フローチャート。
【図5】従来のエレベーターの負荷検出調整装置を示す
全体構成図。
【図6】図5の制御装置のブロック線図。
【図7】図6の負荷検出器の回路図。
【図8】図7の入力I/Fの出力電圧と積載量との関係
を示す線図。
【図9】図6の負荷検出器の調整動作フローチャート。
【図10】図6の負荷検出器の負荷検出量と積載量との
関係を示す線図。
【図11】図5の誘導電動機の起動補償トルクと積載量
との関係を示す線図。
【符号の説明】
2 制御装置、2C 不揮発性メモリ(EEPRO
M)、3 誘導電動機、5かご、8 負荷検出器、21
第2実負荷入力装置(乗場ボタン)、22 かご内操
作盤、23 第1実負荷入力装置(かご内操作ボタ
ン)、24 かご内表示器、25 切換回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 5/14 B66B 1/44 B66B 3/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かご内負荷を測定する負荷検出器と、
    ご内に設けられた第1実負荷入力装置と、乗場に設けら
    れた第2実負荷入力装置と、入力されるデータを電気的
    に書換え可能な不揮発性メモリと、上記かご内の無負荷
    時に上記第2実負荷入力装置が操作されたときの上記負
    荷検出器の出力データと、上記かご内に作業者が乗車し
    た状態で上記第1実負荷入力装置が操作されたときの上
    記負荷検出器の出力データ及び上記第1実負荷入力装置
    により入力された上記作業者の体重データから秤データ
    を算出する秤データ算出手段と、上記算出された秤デー
    タを上記不揮発性メモリに書き込む書込み手段とを備え
    てなるエレベーターの負荷検出調整装置。
  2. 【請求項2】 第1実負荷入力装置としてかご内操作盤
    に配設された操作ボタンを用いることを特徴とする請求
    項1記載のエレベーターの負荷検出調整装置。
  3. 【請求項3】 第2実負荷入力装置として乗場ボタンを
    用いることを特徴とする請求項1記載のエレベーターの
    負荷検出調整装置。
  4. 【請求項4】 新たに計測されて入力された体重データ
    と不揮発性メモリに書き込まれている秤データから算出
    された負荷検出出力値と、上記体重データが入力された
    ときの負荷検出器の出力データとを比較し、そのデータ
    差が第1の所定値を越えるとこれを報知する報知手段を
    設けたことを特徴とする請求項1記載のエレベーターの
    負荷検出調整装置。
  5. 【請求項5】 新たに計測されて入力された体重データ
    と不揮発性メモリに書き込まれている秤データから算出
    された負荷検出出力値と、上記体重データが入力された
    ときの負荷検出器の出力データとを比較し、そのデータ
    差が第1の所定値を越えるとこれを報知する報知手段
    と、上記データ差が第2の所定値を越えると上記不揮発
    性メモリの内容の書換えを阻止するとともに、異常信号
    を出力する異常検出手段とを設けたことを特徴とする請
    求項1記載のエレベーターの負荷検出調整装置。
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