JP3334275B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JP3334275B2 JP23509293A JP23509293A JP3334275B2 JP 3334275 B2 JP3334275 B2 JP 3334275B2 JP 23509293 A JP23509293 A JP 23509293A JP 23509293 A JP23509293 A JP 23509293A JP 3334275 B2 JP3334275 B2 JP 3334275B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用空調装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】たとえば特開平2−290714号公報
に開示されている車両用空調装置では、エンジンにより
駆動される可変容量形コンプレッサ,コンデンサ,エバ
ポレータ,リキッドタンク,膨張弁から成る圧縮冷凍サ
イクルのク−ラ−ユニットを備え、冷媒と空調装置に送
風される空気をエバポレータで熱交換して冷風を作成し
ている。エバポレータ下流にはヒータユニットが設けら
れ、エバポレータからの冷風をリヒートして所望の温度
の風を車内に送風している。この種の可変容量形コンプ
レッサを備えた空調装置においては、省燃費の観点から
熱負荷がさほど大きくないときにはコンプレッサの押除
け容積を小さくしてエバポレータでの冷却温度を高めに
設定し、エアミックスドアをクール側に制御している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エバポ
レータでの冷却温度がたとえば15℃程度になると相対
湿度が高くなり、車室内温度が設定温度に制御されても
体感的にはやや高めに感じられてしまう。図10は横軸
に温度を縦軸に相対湿度をとったグラフであり、設定温
度が25℃でもエバポレータでの冷却具合により相対湿
度が異なることを表している。点Aは、可変容量型コン
プレッサの冷房能力を最大にしてエバポレータを3℃ま
で冷却したときに相対湿度が30%であることを示して
いる。春や秋のように熱負荷がさほど大きくないとき、
省燃費の観点からコンプレッサの押除け容積は低減され
て冷房能力は小さく、たとえばエバポレータで15℃程
度までしか空気を冷却しない時は、車室内が設定温度2
5℃になっても相対湿度が60%と高く、体感的に高め
の温度に感じられる。図10中、ハッチングで示す領域
が乗員にとって快適と感じる温度領域である。
【0004】本発明の目的は、コンプレッサの冷房能力
を下げた時でも体感温度が設定温度に感じられるように
した車両用空調装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】クレーム対応図である図
1により説明すると、本発明は、コンプレッサ2により
冷媒をエバポレータ4に圧送し、冷媒と送風空気との間
で熱交換して送風空気を冷却するとともに、エアミック
スドア11によりヒータユニッット10に導入される空
気流量を調節しつつ冷却空気を加熱して温度調節する車
両用空調装置に適用される。上述の目的は、車室内の設
定温度を入力する温度設定手段48と、エバポレータ4
での冷却の程度を検出する検出手段46と、検出された
エバポレータの冷却程度に応じて、その冷却程度が低い
ほど低くなるように設定温度を補正する温度補正手段4
0Aと、少なくとも、補正後の設定温度とエバポレータ
の冷却の程度とに基づいてエアミックスドア11の開度
を制御する開度制御手段40Bとを備えることにより、
達成される。コンプレッサ2は、熱負荷や車両運転状態
に応じてその押除け容積が可変となる可変容量型コンプ
レッサあるいは、熱負荷や車両運転状態に応じて吐出流
量が調節される稼働率制御方式のコンプレッサを使用で
き、少なくとも熱負荷が小さい時に冷媒流量を低減して
エバポレータ4での冷却の程度を低くするコンプレッサ
制御手段40Cを備えることができる。
【0006】
【作用】エバポレータ4での冷却の程度が検出手段46
で検出される。温度補正手段40Aは、検出されたエバ
ポレータの冷却程度が低いほど低くなるように設定温度
を補正する。補正後の設定温度とエバポレータの冷却の
程度とに基づいてエアミックスドア11の開度が、すな
わち、ヒータユニット10に導入される空気流量が調節
される。補正後設定温度が低いほどエアミックスドア1
1はヒータユニット10へのリヒート量を少なくし、吹
出し温度が低減される。
【0007】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の符号を一部を用いたが、これによ
り本発明が実施例に限定されるものではない。
【0008】
【実施例】図2〜図9により本発明の一実施例を説明す
る。本発明に係る車両用空調装置の一実施例では、図2
に示すように、エンジン1により駆動される可変容量形
コンプレッサ2,コンデンサ3,エバポレータ4,リキ
ッドタンク5,膨張弁6から成る圧縮冷凍サイクルのク
ーラーユニット100を備えている。可変容量形コンプ
レッサ2は、吸入圧力が設定圧力を越えると傾き角を大
きくして吐出容量を大きくするもので、その設定圧力
は、図3に示す制御回路40から供給されるソレノイド
電流Isolによって制御される。またエバポレータ4
は、外気導入口7aおよび内気導入口7bを有する空調
ダクト7内に配設されている。
【0009】各導入口7a,7bには、空調ダクト7内
へ導入される空気流量を制御する内外気切換ドア8が設
けられる。更に空調ダクト5内には、周知のとおりブロ
アファン9、ヒーターユニット10、エアミックスドア
11が設けられるとともに、空調ダクト7に設けられた
ベント吹出口7cおよび足下吹出口7dからの吹き出し
量をそれぞれ調整するベントドア12、フットドア13
が設けられる。更に、空調ダクト7に設けられたデフロ
スタ吹出口7eにはデフロスタドア14が設けられる。
【0010】図3に本発明に係る車両用空調装置の制御
回路40の一例を示す。CPU41には入力回路42を
介して、外気温度Tambを検出する外気温センサ43,
車室内温度Tincを検出する室内温度センサ44,日射
量Qsunを検出する日射センサ45,エバポレータ4下
流の空気温度(以下、吸込温度という)Tintを検出する
吸込温度センサ46,エアミックスドア11の開度を検
出するエアミックスドア開度センサ47がそれぞれ接続
され、これらのセンサ43〜47から各種温度情報や熱
量情報がCPU41に入力される。また、入力回路42
には、エコノミースイッチ51、オートスイッチ52、
ブロアファンスイッチ53、デフロスタスイッチ54、
温度設定ダイアル48がそれぞれ接続されている。温度
設定ダイアル48は乗員が所望の温度を入力するスイッ
チである。
【0011】更に、CPU41には、出力回路49を介
してインテークドアクチュエータやエアミックドアアク
チュエータを含む各種ドアアクチュエータ群61,およ
びブロアファン制御回路62が接続され、ブロアファン
制御回路62にはブロアファンモータ9が接続されてい
る。出力回路49にはさらに、リレー63を介して、コ
ンプレッサ吐出容量を制御する電磁アクチュエータのソ
レノイド部64も接続されている。
【0012】CPU41は、各センサ43〜47や温度
設定ダイアル48および各スイッチ51〜54から入力
された各種情報に基づいて、各種アクチュエータを駆動
制御して空気の吸込口、吹出口、吹出し温度、ブロアフ
ァンの風量およびコンプレッサの吐出容量を適切に制御
する。この実施例においては、エコノミースイッチ51
はコンプレッサによる冷風が不要である熱負荷条件下で
オンされ、コンプレッサをオフのまま、熱負荷状態に応
じて吹出し口、吹出し風量および吹出し温度等を自動制
御する。さらに、オートスイッチ52がオンされると、
熱負荷に応じてコンプレッサのオン・オフ制御、吹出し
口、吹出し風量および吹出し温度等を自動制御する。
【0013】次に実施例の動作を説明する。図4はCP
U41で実行される空調制御装置の基本制御を示すフロ
ーチャートである。ステップS10では初期設定を行
い、通常のオートエアコンモードにおいては、例えば設
定温度Tptcを25℃に初期設定する。ステップS20
では各センサからの各種情報を入力する。
【0014】これらの各センサのデータ情報を具体的に
説明すると、設定温度Tptcは温度設定ダイアル48か
ら、車室内温度Tincは室内温度センサ44から、外気
温度Tambは外気温センサ43から、吸込温度Tintは吸
込温度センサ46から、日射量Qsunは日射センサ45
からそれぞれ与えられる。
【0015】次にステップS30では、外気温センサ4
3から得られる外気温度Tambに対して他の熱源からの
影響を除き、現実の外気温度に相当した値Tamに処理す
る。次にステップS40では日射センサ45からの光量
としての日射量情報を以降の換算に適した熱量としての
値Qsun'に処理する。ステップS50では温度設定ダイ
アル48で設定された設定温度Tptcを外気温度Tambや
エバポレータ下流の吸込み温度Tintに応じて以下に述
べるように補正した値Tptc'に処理する。ステップS6
0ではTptc',Tinc,Tam,Qsun'から目標吹出温度
Toを算出すると共に、この目標吹出温度Toと実際の
吹出温度との偏差に応じてエアーミックスドア11の開
度を算出する。ステップS70ではコンプレッサ2を以
下に述べるように制御する。ステップS80では各吹出
口を制御する。ステップS90では吸込口、即ち、外気
導入口7aおよび内気導入口7bの選択切換を制御す
る。ステップS100ではブロアファン9を制御するこ
とにより、吹出口からの風量を制御する。
【0016】図5は図4の設定温補正制御(ステップS
50)を詳細に説明するフローチャートである。ステッ
プS51において、外気温度Tamb高いほど補正係数α
を小さく設定し、ステップS52では、吸込み温度Tin
tが高いほど補正係数βを小さく設定する。ステップS
53では、設定温度Tptcを補正係数αとβで補正し
て、補正設定温度Tptc'を演算する。補正外気温度Tam
に基づいて補正係数α,βを決定してもよい。なお、設
定温度を補正してもパネル表示温度は変更しない。
【0017】図6は図4のエアミックスドア開度演算制
御(ステップS60)を詳細に説明するフローチャート
である。ステップS61で定数A〜Gを初期化し、ステ
ップS62で、エアミックスドア開度センサ47の信号
により現在のエアミックスドア開度Xを入力する。次い
でステップS63において、式(1)に基づいて目標吹出
温度Toと実際の吹出温度との偏差Sを求める。
【0018】
【数1】 S=(A+D)Tptc'+BTam+CQsun'−DTinc+E −(FX+G)(82−Tint)−Tint (1) ここで、(A+D)Tptc'+BTam+CQsun'−DTinc
+Eが目標吹き出し温度To、(FX+G)(82−Tint)
−Tintが実際の吹き出し温度に相当する。
【0019】そしてステップS64においてこの偏差S
を所定値Soと比較する。S<−Soの場合、ステップ
S65でエアミックスドア開度をコールド側、すなわち
ヒータユニット10を通過する空気流量が少なくなるよ
うに閉じ側にする。S>+Soの場合、ステップS66
でエアミックスドア開度をホット側、すなわちヒータユ
ニット10を通過する空気流量が多くなるように開き側
にする。S≦±Soの場合、ステップS67で現状の開
度をそのまま維持する。
【0020】図7は図4のコンプレッサ制御(ステップ
S70)を詳細に説明するフローチャートである。図7
において、ステップS71ではブロアファン9が作動し
ているか(オンしているか)否かをエコノミースイッチ
51やオートスイッチ52あるいはブロアファンスイッ
チ53からの信号により判定し、非作動ならばステップ
S77でコンプレッサ2を停止(オフ)する。作動中な
らばステップS72において、デフロスタスイッチ54
がオンしているか否かを判定し、オフならばステップS
73に進み、エコノミースイッチ51がオンされている
か否かを判定する。エコノミースイッチ51がオンなら
ばステップS77でコンプレッサ2を停止し、オフなら
ステップS74に進み、オートスイッチ52がオンか否
かを判定する。デフロスタスイッチ54がオンならばス
テップS73,74はスキップしてステップS75に進
む。
【0021】ステップS74でオートスイッチ52がオ
フと判定されると、ステップS77でコンプレッサを停
止する。ステップS74でオートスイッチ52がオンと
判定されると、ステップS75に進み、補正外気温度T
amに基づいて状態1〜3を判断し、ステップS76にお
いて、判別された状態1〜3に応じてステップS77,
S78A,S79に進む。状態1のように外気温度Tam
が低い場合(たとえばマイナス数度)にはステップS7
7でコンプレッサ2をオフし、状態3のように外気温度
Tamが高い場合(たとえばプラス十数度)にはステップ
S79に進み、コンプレッサ2を最大押除け容積で運転
する。状態2と判別されるとステップS78Aに進み、
図示の特性線図にしたがって目標吹き出し温度Toに基
づいて目標吸込み温度Tint'を演算する。ステップS7
8Bでは、可変容量コンプレッサ2の容量を制御するソ
レノイド電流Isolを求める。
【0022】図8はソレノイド電流Isolの算出手順を
示す図である。まず、ステップS781で吸込温度Tin
tと目標吸込温度Tint'の差(Tint−Tint')を演算
し、この差から比例項電流IPおよび積分項電流IIをそ
れぞれ図9(a)および(b)に従ってステップS78
2で求める。ここで、比例項電流IPはステップS78
1で演算された差に基づいて図9(b)から求められ、
積分項電流IIは、同様の差に基づいて図8(a)から
ΔIIを求め、このΔIIに前回までのIIを加えた値II
(=II+ΔII)として求められる。そしてステップS
783において、比例項電流IPと積分項電流IIとの差
に相当する電流をソレノイド電流Isolとして求める。
すなわちソレノイド電流Isolは、
【0023】
【数2】Isol=IP−II (2) で求められる。ただし、IPはアンペア、IIはミリアン
ペアである。
【0024】図9(a),(b)および(2)式からわか
るように、実吸込み温度Tintが目標吸込み温度Tint'
より大きいときにはソレノイド電流Isolが小さくな
り、コンプレッサ吐出容量が大きく(冷却能力が大き
く)制御される。
【0025】このように、目標吹出温度Toに応じた吸
込温度Tintとなるようにコンプレッサを制御すること
により、以下の理由により、省燃費,省動力が図られ
る。現在の吸込温度Tintと目標吹出温度Toとの偏差に
よりエアミックスドア11の開度を調節して所望の吹出
温度を得る場合には、運転状態によって吸込温度Tint
が不所望に低くなりすぎることがあり、この場合、エア
ミックスドア11を開き気味にして吹出温度を目標値に
制御している。このため、コンプレッサが無駄に動力を
使い燃費にも悪影響を与える。
【0026】この実施例によれば、ある目標吹出温度T
oに対して、その温度を得るためにはエバポレータ4下
流の空気温度、すなわち吸込温度Tintをどの程度にす
ればよいかを実験値として決定しておき、目標吹出温度
Toから目標吸込温度Tint'を図7のステップS78A
のグラフに従って決定し、この目標吸込温度Tint'によ
りコンプレッサの吐出容量を制御して、吸込温度Tint
がむやみに低下し過ぎないようにしている。このこと
は、コンプレッサが必要最低限の吐出容量(傾き角)で
運転されていることを意味し、したがって、その吸収馬
力も小さくなり、省動力,省燃費に寄与する。
【0027】このような実施例によれば、吸込み温度T
intが高いほど補正設定温度Tptc'は小さくされ、目標
吹出し温度Toが低くなってエアミックスドア11がク
ール側に閉じられるから吹出し温度が低下する。その結
果、車内温度が設定温度よりもやや低め(たとえば数度
低め)に設定され、エバポレータでの冷却温度が高くな
ることによって相対湿度が高まっても体感温度が高くな
ることがない。すなわち、吸込み温度Tintはコンプレ
ッサ2の冷却能力に依存し、春や秋などの比較的気温が
低いときはコンプレッサ吐出容量が小さく制御され、エ
バポレータでの冷却程度が低減されて相対湿度が高まる
が、車内を設定温度よりも数度低く設定することで体感
温度が高くなることが抑制される。
【0028】図10はこの様子を説明するもので、設定
温度が25℃のとき、吸込み温度Tintが3℃では相対
湿度が30%でA点に位置し、吸込み温度Tintが15
℃になると相対湿度が60%に上昇してB点に位置し、
体感温度が上昇して快適性の範囲から外れてしまう。そ
こで、実施例のように、設定温度をたとえば25℃から
23.6℃に補正して吹出し温度を低くすることによ
り、快適性の範囲内のC点で運転できる。
【0029】また、以上の実施例では、目標吹出し温度
Toに応じて目標吸込み温度Tint’を決定し、さら
に、コンプレッサの吐出容量を実吸込み温度Tintと
目標吸込み温度Tint'の差により制御するようにしてい
るから、目標吹出し温度Toが図7のステップS78A
のT50〜T51の間にあるときには、必然的にコンプ
レッサの吐出容量も大きくなり、エバポレータでの冷却
程度も向上し相対湿度は低めに制御される。
【0030】なお、以上では可変容量型コンプレッサを
使用した空調装置について説明したが、固定容量型コン
プレッサをオン・オフして稼働率制御する方式の空調装
置にも適用できる。
【0031】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、熱負荷が小さいときにコンプレッサの冷却能力を
抑え省燃費を図る空調装置において、エバポレータの冷
却程度が低いほど設定温度を低めに補正して吹出し温度
を下げるようにしたので、エバポレータでの冷却程度が
変化しても同じ設定温度による体感温度の相違を抑制で
き、省燃費を図ったまま快適な空調が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クレーム対応図
【図2】本発明に係る車両用空調装置の一実施例の構成
【図3】本発明に係る車両用空調装置の一実施例の制御
回路を示すブロック図
【図4】本発明に係る車両用空調装置の一実施例の基本
フローチャート
【図5】本発明に係る車両用空調装置の一実施例の設定
温度補正制御のフローチャート
【図6】本発明に係る車両用空調装置の一実施例のエア
ミックスドア開度制御のフローチャート
【図7】本発明に係る車両用空調装置の一実施例のコン
プレッサ制御のフローチャート
【図8】本発明に係る車両用空調装置の一実施例のソレ
ノイド電流演算制御のフローチャート
【図9】図8のソレノイド電流算出を説明するグラフ
【図10】相対湿度と体感温度との関係を説明するグラ
【符号の説明】
2 コンプレッサ 4 エバポレータ 11 エアミックスドア 40 制御回路 40A 温度補正手段 40B 開度制御手段 40C コンプレッサ制御手段 46 吸込み温度センサ 47 エアミックスドア開度センサ 48 温度設定ダイアル 61 ドアアクチュエータ群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/00 101

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンプレッサにより冷媒をエバポレータ
    に圧送し、冷媒と送風空気との間で熱交換して送風空気
    を冷却するとともに、エアミックスドアによりヒータユ
    ニットに導入される空気流量を調節しつつ前記冷却空気
    を加熱して温度調節する車両用空調装置において、 車室内の設定温度を入力する温度設定手段と、 前記エバポレータでの冷却の程度を検出する検出手段
    と、 前記検出されたエバポレータの冷却程度に応じて、その
    冷却程度が低いほど低くなるように前記設定温度を補正
    する温度補正手段と、 少なくとも、前記補正後の設定温度と前記エバポレータ
    の冷却の程度とに基づいて前記エアミックスドアの開度
    を制御する開度制御手段とを備えることを特徴とする車
    両用空調装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の空調装置において、 前記コンプレッサは、熱負荷や車両運転状態に応じてそ
    の押除け容積が可変となる可変容量型コンプレッサある
    いは、熱負荷や車両運転状態に応じて吐出流量が調節さ
    れる稼働率制御方式のコンプレッサであり、少なくとも
    熱負荷が小さい時に冷媒流量を低減して前記エバポレー
    タでの冷却の程度を低くするコンプレッサ制御手段を備
    えることを特徴とする車両用空調装置。
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