JP3333322B2 - 音響装置 - Google Patents

音響装置

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JP3333322B2
JP3333322B2 JP17143994A JP17143994A JP3333322B2 JP 3333322 B2 JP3333322 B2 JP 3333322B2 JP 17143994 A JP17143994 A JP 17143994A JP 17143994 A JP17143994 A JP 17143994A JP 3333322 B2 JP3333322 B2 JP 3333322B2
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  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、音声信号に対し車両
速度(車速)に対応させて所定の制御を行わせる制御デ
ータに基づき所定の制御を行う音響装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図3は例えば特公昭58−23973号
公報に示された従来のシンセサイザー受信機の一部を示
すブロック図であり、6は操作手段、12は制御手段、
13はPLL回路、14は分周比設定及び分周比変化率
設定選択手段である。
【0003】次に動作について説明する。操作手段6よ
り入力された信号に基づき、制御手段12はPLL回路
13の制御を行う。掃引時には分周比設定及び分周比変
化率設定選択手段14を用いて局間周波数を所望の値に
設定変換することができる。
【0004】一般的に制御データに基づき所定の制御を
行う音響装置において、制御データを設定しその内容を
保持する手段として、設定選択回路を設け、端子を選択
することにより制御データを設定する手段や、制御デー
タを記憶するメモリ機能回路を用いて設定する手段等が
ある。また後者では、メモリ機能回路に設定する方法と
して、ROM等のメモリ機能回路に最初から設定してお
く、または操作の変化状態を保持できない操作手段から
の入力信号をRAMや不揮発性メモリ等のメモリ機能回
路に設定する手段等がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】制御データに基づき制
御を行う従来の音響装置は以上のように構成されてい
る。ここで、制御データを記憶する手段としてROMを
考えた場合、制御手段に対する制御手順(プログラム)
は同じであるが、制御データのみ異なる装置をROMで
実現するためには、異なる制御データ毎にROMを作成
しマスク化しなければならない。また、制御データ値が
確定しない限りマスク化することは不可能で、その間P
ROMで代用しなければならず、マスク品とPROM品
との違いによる性能及び信頼性の低下が懸念される。
【0006】この発明は以上のような問題点を解消する
ためになされたもので、ROMに書き込まざるを得ない
制御データにおいて、その制御データのみ異なる場合に
は、その全ての場合毎にマスク化の必要がない制御デー
タに対する設定手段を提供するものである。
【0007】この発明に係る音響装置は、車速を検出す
る車速検出手段、音声信号とこの音声信号に対し車速に
対応する音響補正の制御を行わせる制御データとを記憶
した記録媒体を再生する再生手段と、上記記憶媒体の再
指令に基づき、上記再生手段が上記音声信号と上記制
御データとを読み出すと共に、この読み出した制御デー
タを記憶手段に書き込む書込み手段を備え、上記再生手
段が上記音声信号を再生する際、上記車速検出手段が検
出した車速に対応した制御データを記憶手段から読み出
し、この読み出した制御データに基づいて再生させる上
記音声信号に対して所定の音響補正制御を行うものであ
る。
【0008】また、上記記憶手段は、ROMとEEPR
OMとを備え、指令に基づき、上記書込み手段が制御デ
ータを書き込む際は、上記EEPROMに書き込むも
である。
【0009】ま記ROMには制御データから想定
できる複数のパターンと各パターンを識別する記号を記
しておき、上記EEPROMには、上記パターンの識
別記号のみを記憶させたものである。
【0010】
【作用】この発明における音響装置は、音響装置の通常
動作モードに先立ち、音声信号記録媒体に記録された制
御データを、音響装置の音声信号再生手段を用いて読み
出した後、記憶手段に書き込み、この制御データに基づ
いて音響装置の制御を行う。記憶手段としてROMとE
EPROMとを用いれば、後者に関してデータの書き込
み及び消去が可能で、電源の遮断等で記憶内容が消失す
ることもない。
【0011】また、記憶手段にROMとEEPROMを
備え、ROMには制御データで想定できる複数のパター
ンと各パターンを識別する記号を記憶させ、一方、EE
PROMには上記パターンの識別記号のみを記憶させる
ことにより、音声記録媒体の作製を容易に行うことがで
きる。
【0012】
【実施例】
実施例1.以下この発明の実施例を、カセットデッキを
有する車両音響装置に車速対応音響補正定数を設定する
例について説明する。車速対応音響補正とは、車両の速
度及び音量ボリューム位置により、音量ボリューム、周
波数特性を簡易的に補正する手段であり、車両対応音響
補正定数として、車速、音量ボリューム位置に対する音
量及びトーンボリュームの補正値を設定するものであ
る。
【0013】図1において、1は音声信号及び車速対応
音響補正定数データ(以下両方をあわせて音声信号と呼
ぶ)を記録するカセットテープ、2はカセットテープ1
に録音、記録された音声信号を読み出し電気信号に再生
するカセットテープデッキで、これは音声信号を増幅す
るイコライザーアンプ2aと、カセットテープデッキの
駆動系及び外部装置との通信を制御する制御手段2b
と、カセットテープ1の着脱を判断するスイッチ2cと
を有している。3はカセットテープデッキ2から出力さ
れる音声信号の信号内容により出力先を切り換える切換
回路、4は音声信号として再生された車速対応音響補正
定数データを、後述するマイコン7に入力できる信号に
変換するデコーダ、5は車両の速度に応じた周波数のパ
ルスを発生する車速パルス発生器、6はスイッチやボリ
ューム等の操作手段で、これは音量ボリューム6aと、
車速対応音響補正定数入力モード切換スイッチ6bと、
テーププレイスイッチ6c等で構成されている。
【0014】7は装置全体の制御を行うマイコンであ
り、これはプログラムに従って制御を行うCPU7a
と、外部回路との入出力を行う入出力インターフェース
7bと、プログラム及び一度設定すると変更することの
ない制御データを記憶するROM7cと、データを記憶
するRAM7d等で構成される。8は制御データを格納
するEEPROM(Electrically Era
sable & Programmable RO
M)、9はLCD表示手段で、これはLCD表示ドライ
バ9aと、LCD9b等で構成される。10は電子ボリ
ューム、11は音声信号出力手段で、これはアンプ11
aとスピーカ11bとで構成されている。
【0015】次に動作について説明する。車速対応音響
補正定数入力モード切換スイッチ6bが押されると、車
速対応音響補正定数入力モードとなり、LCD9bは車
速対応音響補正定数入力モードを示す「INPUT」の
表示を点灯すると同時に、切換回路3を電子ボリューム
10側からデコーダ4側へ、カセットテープデッキ2か
らの出力音声信号ラインを切り換える。この状態で車速
対応音響補正定数が記録されたカセットテープ1がカセ
ットテープデッキ2に挿入されるのを待つ。カセットテ
ープ1には予め別のカセットテープ記録手段を用いて車
速対応音響補正定数データを書き込んでおく。書き込む
データは、データ再生開始の合図をする信号、全データ
送信完了の合図をする信号、及びデータそのものを2進
数の0と1でそれぞれ表現するビット信号等を、異なる
周波数の正弦波で記録し、8ビットを1ブロックとして
構成する。またブロック間は、データ受信側の取り込み
及びデータチェック処理の時間として必要なため、無録
音部分としておく。車速対応音響補正定数データの項目
として、車速、音量ボリューム位置と、車速、音量ボリ
ューム位置に対する音量ボリューム、低域、高域のトー
ンボリューム補正値があり、個々のデータは全て8ビッ
トで一つの値をもつ。
【0016】車速対応音響補正定数が記録されたカセッ
トテープ1が挿入され、車速対応音響補正定数データの
再生が始まると、カセットテープデッキ2のイコライザ
ーアンプ2aから出力された音声信号は、切換回路3か
らデコーダ4に入力され、ディジタル信号に変換されて
マイコン7の入出力インターフェース7bに入力され
る。マイコン7では入力されたデータを8ビット単位に
データの妥当性のチェックを行い、妥当性があれば(O
Kのとき)、一旦RAM7dに格納し、次のデータの入
力及びチェックを行う。妥当性がなければ(NGのと
き)、テープの再生、入力動作を中断し、カセットテー
プ1を排出して車速対応音響補正定数入力モードを終了
する。
【0017】車速対応音響補正定数データの入力中は、
入力中であることを示すためLCD9bには読み込んで
OKとなった8ビット単位のデータを16進数で表示す
る。NGとなったときは、カセットテープ1が排出され
るまでの間「ERROR」の表示を行う。車速対応音響
補正定数の全データの入力を完了すると、RAM7dに
記憶したデータをEEPROM8に書き込み、カセット
テープ1を排出し、車速対応音響補正定数入力モードを
終了する。そしてEEPROM8への書き込み始めか
ら、書き込みが完了し、テープが排出されるまで、LC
D9bには車速対応音響補正定数入力モードの終了を示
す「END」の表示を行う。
【0018】車速対応音響補正定数入力モードが終了す
ると、切換回路3を電子ボリューム10側に接続する。
通常動作モード時には、テーププレイスイッチ6cが押
されたとき、カセットテープ1がカセットテープデッキ
2に挿入されていれば、カセットテープ1の再生を開始
する。再生が始まると、カセットテープデッキ2のイコ
ライザーアンプ2aから出力された音声信号は、切換回
路3から電子ボリューム10へ入力される。電子ボリュ
ーム10では、マイコン7から送られてくる音量ボリュ
ーム、トーンボリューム、バランス、フェーダー特性、
ラウドネス特性等制御データを元に、入力した音声信号
に対して制御を行うため、音声信号はアンプ11aを通
りスピーカ12bから可聴音声信号として出力される。
【0019】マイコン7から電子ボリューム10に対し
て送られる制御データは、音量ボリューム6a、車速パ
ルス発生器5から入力された値からEEPROM8に設
定された車速対応音響補正定数を読み出し、音量、トー
ンボリューム、バランス、フェーダーボリューム値に対
して補正を行い、電子ボリューム10に送る制御データ
を計算し送り出す。なお、車速対応音響補正定数以外の
音量、トーンボリューム特性、バランス、フェーダー特
性、ラウドネス特性等は一回設定すれば変更することの
ない定数としてROM7cに書き込まれている。
【0020】また、上記例では、車速対応音響補正定数
データそのものをカセットテープ1よりEEPROM8
へ書き込むようにしているが、車速対応音響補正定数デ
ータが数種類のパターンに限定されているときは、各パ
ターンの車速対応音響補正定数とその個々のパターンを
認識できる記号をROM7cに記憶し、カセットテープ
1よりEEPROM8への書き込みはパターンを選択す
る記号のみを与えるようにしてもよい。
【0021】上記制御手段の動作を図2のフローチャー
トにより説明する。初期値設定の後(S1)、キースイ
ッチによるキー入力を取り込み(S2)、車速対応音響
補正定数設定のキー入力があるかどうか判断し(S
3)、あった場合、以下の処理を行う。車速対応音響補
正定数設定モードであることをLCDに表示し(S
4)、車速対応音響補正定数が記録されたカセットテー
プがカセットテープデッキに挿入されるのを待つ(S
5)。テープが挿入されるとテープを再生し、データを
RAMに読み込む。その間データ読み込み中の表示を行
う(S6)。読み込んだデータはその内容が所定のフォ
ーマットに一致しているかチェックされ(S7)、デー
タに異常があれば読み込み動作を中断し、カセットテー
プを排出し、車速対応音響補正定数設定モードを終了す
る(S10、S11)。チェックの結果異常がなけれ
ば、全データを読み込むまでS6、S7、S8を繰り返
す。全データの読み込みが完了すればEEPROMに車
速対応音響補正定数を書き込み(S9)、カセットテー
プを排出し(S10)、表示をOFFにし車速対応音響
補正定数設定モードを終了する(S11)。
【0022】S3で車速対応音響補正定数設定キーの入
力でなく、テープ再生のキーが押されたとき(S1
2)、カセットテープの有無を判断し(S13)、テー
プ再生が可能であればカセットテープの再生を開始し、
テープ再生中の表示をする(S14)。テープの再生等
の通常状態では、車速、及び音量、トーンボリューム位
置データを取り込み(S15)、EEPROMより車速
対応音響補正定数の読み込みを行い、S15、S16の
内容を元に電子ボリューム制御データの計算を行って、
電子ボリュームに対しデータを送る(S17)。
【0023】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、再生手
段が音声信号を再生する際、車速検出手段が検出した車
速に対応した制御データを記憶手段から読み出し、この
読み出した制御データに基づいて再生させる上記音声信
号に対して所定の制御を行うものであるから、車側に応
じた音声制御が可能である。その際、データの書き込み
及び消去が可能な不揮発メモリに制御データを書き込む
ことで、制御データのみが異なる音響装置においても、
その度にマスク化する必要がなく、マスクのための費用
を削減でき、ROMを汎用化出来る。また、制御データ
が確定するまでにも早期マスク化が可能となり、マスク
ROM使用による性能及び信頼性の向上が図れ、さらに
制御データは書換が可能となるので、データ値の検討段
階においてもマスクROMを用いて行うことができる。
また、その音響装置自体に記録媒体のデータを読み出す
機能を有しているので、記録媒体からの読み出し手段を
別に設ける必要はない。また、装置の製造工程にて制御
データを設定する場合にも、記録媒体については大量に
容易に複製することが可能なため、設定操作自体も容易
に、短時間に行うことができる。さらに、車速対応音響
補正定数のパターンとその個々のパターンを認識できる
記号をROMに記憶し、記録媒体よりEEPROMへの
書き込みはパターンを選択する記号のみを与えるように
すれば、記録媒体の作製が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1に係る音響装置を示すブ
ロック図である。
【図2】 図1の制御手段の動作を示すフローチャート
である。
【図3】 従来技術の一例としてシンセサイザー受信機
の制御部を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 カセットテープ、2 カセットテープデッキ、3
切換回路、4 デコーダ、5 車速パルス発生器、6
操作手段、6a 音量ボリューム、6b 車速対応音響
補正定数入力モード切換スイッチ、6c テーププレイ
スイッチ、7マイコン、7a CPU、7b 入出力イ
ンターフェース、7c ROM、7dRAM、8 EE
PROM、9 LCD表示手段、10 電子ボリュー
ム、11 音声出力手段。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−286483(JP,A) 特開 平6−168516(JP,A) 特開 平6−180894(JP,A) 特開 平5−334860(JP,A) 特開 昭63−169108(JP,A) 特開 平6−85581(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/00 G11B 15/02 H03G 3/32 H03G 5/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車速を検出する車速検出手段、音声信号
    とこの音声信号に対し車速に対応する音響補正の制御を
    行わせる制御データとを記憶した記録媒体を再生する再
    生手段、上記記憶媒体の再生指令に基づき、上記再生手
    段が上記音声信号と上記制御データとを読み出すと共
    に、この読み出した制御データを記憶手段に書き込む書
    込み手段を備え、上記再生手段が上記音声信号を再生す
    る際、上記車速検出手段が検出した車速に対応した制御
    データを記憶手段から読み出し、この読み出した制御デ
    ータに基づいて再生させる上記音声信号に対して所定の
    音響補正制御を行うことを特徴とする音響装置。
  2. 【請求項2】 上記記憶手段は、ROMとEEPROM
    (Electrically Erasable &
    Programmable ROM)とを備え、指令に
    基づき、上記書込み手段が制御データを書き込む際は、
    上記EEPROMに書き込むことを特徴とする請求項1
    記載の音響装置。
  3. 【請求項3】 上記ROMには制御データから想定でき
    る複数のパターンと各パターンを識別する記号を記憶し
    ておき、上記EEPROMには、上記パターンの識別記
    号のみを記憶させたことを特徴とする請求項2記載の音
    響装置。
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JP4894342B2 (ja) * 2006-04-20 2012-03-14 パナソニック株式会社 音響再生装置
JP2016135346A (ja) * 2016-04-27 2016-07-28 株式会社三共 遊技機

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