JP3333009B2 - 高圧液体注入装置 - Google Patents

高圧液体注入装置

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春人 丸山
浩一 河合
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ゴルフ場等の芝地に
高圧の液体を注入して土壌を活性化する高圧液体注入装
置に関する。
【0002】
【従来技術】出願人は、芝地に高圧の液体を注入してエ
アレ−ション作業を行なうものを提案しているが、この
装置は、調圧弁で一定圧力に調整された高圧液体を制御
バルブに送り、制御バルブを断続的に駆動させて高圧液
体を噴出ノズルの先端から噴出させるようにしたもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来装置で
は、噴出ノズルが地面に対して常時垂直姿勢に維持され
たものであったから、高圧液体の注入深さを変えたり、
液剤の水平方向の拡散の具合を簡単に変更することがで
きなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は前記の課題に
鑑みて提案するものであり、噴出ノズルの前後向き、あ
るいは左右方向の向き調節を簡単に行って液体の注入深
さ、拡散具合の調整を容易に行える装置を提供せんとす
るものである。このため、次のような技術的手段を講じ
た。即ち、トラクタに連結されていて、液体を貯溜して
いる液体タンクと、回転動力を得て駆動される高圧ポン
プと、高圧ポンプで加圧された液体を一時的に貯溜する
調圧タンクと、加圧された液体を噴出させる噴出ノズル
と、電磁式制御バルブとを備え、この電磁式制御バルブ
を断続的に作動させて液体を間歇的に土中に注入させて
なる高圧液体注入装置において、前記噴出ノズルの噴出
角度が、地面に対して直交する姿勢と傾斜する姿勢とに
調節可能に構成されていることを特徴とする高圧液体注
入装置の構成とする。
【0005】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいて、この発
明の実施例を説明する。まず、構成から説明すると、ト
ラクタ−1の機体後部にロワ−リンク2、2及びトップ
リンク3からなる3点リンク機構4を介して支持機枠5
を連結して設け、この支持機枠5に高圧液体注入装置6
を取り付け、トラクタ−1の油圧昇降装置7を昇降作動
させることによって高圧液体注入装置6を昇降させるよ
うに構成している。
【0006】高圧液体注入装置6は、薬液や水などを収
容する液体タンク9、トラクタ−1のPTO軸10から
回転動力を得て駆動される高圧ポンプ11、高圧ポンプ
11から送り出される高圧の液体を一時的に貯溜してお
く調圧タンク12、高圧の液体を噴出する16個の噴出
ノズル13等を備え、制御バルブ15を断続的にON,
OFF制御することによって高圧の液体が噴出ノズル1
3から土中に噴出される。
【0007】図2はノズルユニット16要部の斜視図で
あるが、ノズルユニット16は機体後部に2組設けら
れ、各ノズルユニット16は、夫々2個の制御バルブ1
5とその下に夫々4個の噴出ノズル13が備えられ、高
圧液体を合計8個の噴出ノズル13の下端部から噴出す
べく構成している。14はノズルユニット16を支持す
る腕杆で、その前端部は機体の支持機枠5に枢支連結さ
れている。この腕杆14は電動モ−タ24により昇降回
動させられる。21、23は枢支ピンであり、横方向の
ピン21を中心としてノズルユニット16は上下に回動
し、前後方向のピン23を中心として左右方向に揺動す
べく構成している。
【0008】17はノズルユニット16の一部を構成す
る板状の橇体であり、その前後部及び左右両側部を緩や
かに彎曲起立させ、ノズルユニット16が進行中に土や
芝生からの抵抗を受けてもその変化に追従しやすい形状
にしている。橇体17の底板部には各噴出ノズル13に
対向させて複数個の通孔17aが穿設されている。ま
た、橇体17の前後縁部間には4個の支持枠18が前後
方向に沿わせて架設され、左右1組の支持枠18の上に
1個の制御バルブ15が載置される。図5はその具体的
取付構造を示すものである。なお、左右の制御バルブ1
5の取付構造は同じであるから一方(左側)についての
み構成を説明すると、4つの噴出ノズル13を固着した
ノズル支持管19と制御バルブ15の円筒状ケ−ス20
とは受渡管22で連結され、これら一体となったもの
が、前記支持枠18、18上に固着された半円状のプレ
−ト25に形成した通孔26、26に回動自在に遊嵌支
持されている。
【0009】具体的には、ノズル支持管19がプレ−ト
25に形成した通孔26、26に挿通された状態でその
軸芯廻りに回動自在に支持されている。ノズル支持管1
9にはこれに直交させて調節板29が固着され、一方、
半円状のプレ−ト25側には同心円弧上に複数個のねじ
孔30が穿設されている。このねじ孔30の1つと、調
節板29に穿設したねじ孔31とを対応合致させて後、
横から調節ボルト33を差し込んで制御バルブ15の前
後傾斜姿勢の位置調節を行う。図7は噴出バルブ13の
傾斜姿勢を垂直に保って高圧の液体を地面に対して真っ
直に噴出させた場合の作用図である。
【0010】また、図8は制御バルブ15を後方に倒れ
るように回動して固定した状態を表したものである。次
に、制御バルブ15の内部構造を簡単に説明すると、図
4に示すように、制御バルブ15のケ−ス20内にはコ
イル62が収容され、その中央部に中空状のガイド体6
4とプランジャ−66が収容されている。プランジャ−
66の右側にはプッシュロッド67が一体的に固着さ
れ、その外端部に座金68を介してスプリング69が設
けられている。70は座金、72はスプリングの加圧力
を調節するボルトである。プランジャ−66の左側には
小径のニ−ドル部74が設けられ、このニ−ドル部74
の先端部はバルブポ−ト75と連通する開口部76を閉
塞している。前記受渡管22の内部には連通孔79が設
けられ、コイル62に通電されてプランジャ−66が瞬
間的に右側に移動すると、開口部76を介してバルブポ
−ト75とノズル支持管19の内孔80とが連通し、ノ
ズル13先端から高圧の液体が噴出されるように構成し
ている。この実施例ではノズル先端部の内径は0.7m
mから1.2mmの範囲であれば好ましく、また、これ
を外れていても構わない。81はシ−ル、82は締着ボ
ルトである。
【0011】前記した制御バルブ15への通電はマイコ
ンからなるコントロ−ラ35によってなされ、このコン
トロ−ラ35には、噴出ノズル13から断続的に噴出さ
れる高圧液体の1回当たりの量を調節する注入量設定ダ
イヤル36と、単位時間当たりの噴出回数を設定する回
数設定ダイヤル37が備えられている。上記設定ダイヤ
ル36、37によって出力条件が設定されると、図示外
のパルス発生手段から矩形状のパルス信号が出力され、
制御バルブ15にバルブ駆動パルスが与えられる。な
お、コントロ−ラ35は支持機枠5側に設置されるが、
噴出開始のためのスタ−トスイッチ41やストップスイ
ッチ42を取り付けたスイッチボックス43は防水が容
易で、且つ頻繁に操作する必要性があることから、この
スイッチボックス43をトラクタ−1のフェンダ−8上
に設置している。スイッチボックス43は操縦者の手元
操作が容易であるところであればどこに設けても良く、
例えばキャビンやロプス付きトラクタ−1であれば、天
井やセンタ−ピラ−等に設置しても良い。
【0012】図3において44はスイッチボックス43
に設けた電源スイッチ、48はバッテリ−、49は調圧
弁、50は圧力計である。調圧弁49は高圧ポンプ11
から制御バルブ15に送られる液体の圧力を所定圧に調
整するためのリリ−フ弁的なものであり、この実施例で
は250kg/cm2に設定してある。上例において、
設定ダイヤル36、37を適宜操作して出力条件を設定
すると、制御バルブ15に対してコントロ−ラ35の指
令によって駆動パルスが出され、高圧の液体が噴出ノズ
ル13の下端から勢い良く噴出される。
【0013】この場合、液体を深く注入したいとき、例
えば、殺菌剤等の薬液を土壌の深い所に注入したいとき
には、図7に示すように制御バルブ15及び噴出ノズル
13を地面に対して垂直に立てて作業を行う。反対に、
薬液の注入深さを浅くしたいとき、あるいは薬液を土壌
中に広く拡散させたいときには、図8に示すように制御
バルブ15を後方に倒す。即ち、調節ボルト33を外し
てノズル支持管19の調節板29とプレ−ト25との係
合を解き、図7の状態から図8の状態となるように制御
バルブ15のケ−ス20を後方に回動させる。そして、
調節板29のねじ孔31とプレ−ト25側のねじ孔30
とを対応合致させ、横から再び調節ボルト33を差し込
んで両者を締着固定する。
【0014】このように、この実施例においては、噴出
バルブ13を取り付けたノズル支持管19を左右のプレ
−ト25、25間で所定角度だけ回動させて再び固定す
るという簡易な構成であるから、注入深さの調節と液体
の拡散程度の調節が簡単に行なえ、しかも、構成がきわ
めて簡潔であるから廉価に構成することができる。な
お、この実施例では、噴出ノズル13の角度調節を前後
方向に回動自在としたが、左右横方向に回動する形態と
しても良い。
【0015】いずれにしても、注入深さの調節が簡単に
行えるので病害虫の種類に応じて少ない量の薬液を効果
的に使用することができ、作業を良好に行うことができ
るものである。
【0016】
【発明の効果】この発明に係る高圧液体注入装置は、前
記の如く、トラクタに連結されていて 液体を貯溜して
いる液体タンクと、回転動力を得て駆動される高圧ポン
プと、高圧ポンプで加圧された液体を一時的に貯溜する
調圧タンクと、加圧された液体を噴出させる噴出ノズル
と、電磁式制御バルブとを備え、この電磁式制御バルブ
を断続的に作動させて液体を間歇的に土中に注入させて
なる高圧液体注入装置において、前記噴出ノズルの噴出
角度が、地面に対して直交する姿勢と傾斜する姿勢とに
調節可能に構成されていることを特徴とする高圧液体注
入装置であるから、ノズルの噴出角度を地面に対して直
交する姿勢に設定すれば注入深さは深くなり、傾斜する
姿勢に設定すれば注入深さは浅くなるものの土中への拡
散具合は拡がることになり、このように、液体の注入深
さの調節と拡散度合いの調節が簡単に行えることにな
り、作業効率の改善が図れると共に、薬液の無駄も少な
くコスト低減に大きく寄与できる特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置全体の側面図である。
【図2】要部の斜視図である。
【図3】装置の各要素の繋がりを判り易く説明した展開
図である。
【図4】制御バルブの断面図である。
【図5】ノズルユニットの背面図である。
【図6】要部の側面図である。
【図7】作用説明図である。
【図8】作用説明図である。
【符号の説明】
1 トラクタ− 5 支持機枠 6 高圧液体注入装置 9 液体タンク 11 高圧ポンプ 12 調圧タンク 13 噴出ノズル 15 制御バルブ 35 コントロ−ラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 孝雄 東京都台東区寿3丁目14番11号 東洋グ リ−ン株式会社内 (72)発明者 八木 誠 東京都台東区寿3丁目14番11号 東洋グ リ−ン株式会社内 審査官 西田 秀彦 (56)参考文献 特表 平4−505551(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01B 45/00 - 45/02 A01C 23/02 A01M 17/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタに連結されていて、液体を貯溜
    している液体タンクと、回転動力を得て駆動される高圧
    ポンプと、高圧ポンプで加圧された液体を一時的に貯溜
    する調圧タンクと、加圧された液体を噴出させる噴出ノ
    ズルと、電磁式制御バルブとを備え、この電磁式制御バ
    ルブを断続的に作動させて液体を間歇的に土中に注入さ
    せてなる高圧液体注入装置において、前記噴出ノズルの
    噴出角度が、地面に対して直交する姿勢と傾斜する姿勢
    とに調節可能に構成されていることを特徴とする高圧液
    体注入装置。
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