JP3332635B2 - 溶着部検査装置およびその検査方法 - Google Patents

溶着部検査装置およびその検査方法

Info

Publication number
JP3332635B2
JP3332635B2 JP01703995A JP1703995A JP3332635B2 JP 3332635 B2 JP3332635 B2 JP 3332635B2 JP 01703995 A JP01703995 A JP 01703995A JP 1703995 A JP1703995 A JP 1703995A JP 3332635 B2 JP3332635 B2 JP 3332635B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic
reflected signal
product
welding
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP01703995A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08211030A (ja
Inventor
仁 立川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP01703995A priority Critical patent/JP3332635B2/ja
Publication of JPH08211030A publication Critical patent/JPH08211030A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3332635B2 publication Critical patent/JP3332635B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/04Wave modes and trajectories
    • G01N2291/044Internal reflections (echoes), e.g. on walls or defects

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶着部検査装置および
その検査方法に関し、詳しくは、プラスチック製品の溶
着部などの結合検査に好適な超音波による非破壊方式の
溶着部検査装置およびその検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチックの超音波溶着に代表され
る、不可逆な結合工程は、廉価で、信頼性も高く、ま
た、使用者の不用意な分解などによる問題が避けられる
ため産業上、多用されている。
【0003】しかし、その結合強度を定量的に非破壊検
査する方法が確立されていないため、結合条件の不具合
等により、結合不良が発生した場合、その発見が遅れ、
多量の不良品を発生する危険性が高い。
【0004】そこで、かかる結合強度の不良を早く発見
するために、生産工程において結合品をサンプリング
し、破壊検査でそのサンプリングした製品の結合強度を
検査する手法も行われているが、かかる少数の選択的破
壊検査では信頼性に問題があり、また、破壊してしまう
検査であるためにコスト面で支障のある製品も多い。一
方、超音波探傷に代表される超音波非破壊検査装置は、
従来から特に数少ない製品の非破壊結合面検査技術とし
て用いられてきた。
【0005】確かに、公知の例として、航空機の主要構
造材など、高価で生産量が少なく、検査に十分な時間が
かけられるものや、食品容器などのように生産量が非常
に多いものの、製品自体に結合の良否が比較的危険性に
結びつかず、かつ生産タクトなどの点からX線検査や視
覚センサ等による検査の適用に向かないものには、超音
波検査を実施している例が見受けられる。また、ICの
熱耐久検査など、原理的に破壊検査ができないものに
も、超音波検査を適用している例がある。
【0006】ところで、樹脂系材料による家電やOA機
器のような製品に対して、その結合部分を超音波非破壊
検査するには下記のような理由で問題がある。
【0007】1)一般に超音波検査には、水に沈める浸
漬法が用いられるが、工程上、または、製品の構成・性
質上、水に沈めることが不可能である場合が多い。
【0008】2)空気中の超音波センシングによる結合
面評価は信号再現性やS/N比が比較的悪く、定量検査
が望まれる工程には受け入れにくい。
【0009】3)家電OA機器は一般的に複雑な形状を
しており、超音波プローブによる探査のための走査には
向かない場合が多い。
【0010】4)比重が1に満たない製品の場合は、ま
ず水に沈めた状態に保持することが難しく検査に適して
いない。
【0011】そこで、本出願人は、先に特願平6−29
6990号により、結合強度評価方法、およびその装置
に関して下記の案を提案した。
【0012】すなわち、本出願による提案は、2つの部
品を溶着してなる製品の超音波で検査するにあたり、よ
り高精度な評価が得られる方法、および装置を具現化す
ることを主たる目的としたものである。図5にその超音
波溶着動作を模式的に示す。不図示の超音波発振子から
与えられた超音波エネルギが上部部品1に設けられた、
略三角形の断面形状をした溶着用リブ1Aを溶かし、下
部部品2と一体化されるが、この場合、一体化の進行が
十分であれば、超音波のインピーダンス整合が十分得ら
れることで、溶着面3Aからの超音波反射が極めて少な
くなる。しかし、超音波エネルギの不足や取付状態の不
完全さ、経年変化などの理由で、溶融が十分に進行せ
ず、 1)溶着幅、 2)溶着品位(単位幅あたりの強度) の少なくともいずれか一方が不足した場合には、溶着強
度が不足する。
【0013】上記提案は、上記部品1,2からなる溶着
製品4の溶着部3における強度不足を、超音波探傷技術
を用いて、非破壊的に、信頼性高く、検出するようにし
たものであり、複数の部材を結合して構成される物品の
結合部の強度を、気体中に置かれた状態で検査するため
の結合部検査装置であって、超音波探傷子と前記物品と
を相対的に移動させるための移動手段と、前記超音波探
傷子と前記物品の接触圧を所定の圧力に調整する圧力調
整手段と、前記超音波探傷子から前記物品に向けて出射
された超音波が前記物品内で反射されて戻ってきた反射
信号の強度の時間変化を検出する反射信号検出手段と、
該反射信号検出手段からの検出結果に基づいて前記結合
部の強度を判定する判定手段とを具備することを特徴と
している。
【0014】また、この発明に係わる結合部検査装置に
おいて、前記反射信号の強度の時間変化を検出するとき
に、前記反射信号の強度に対応する前記超音波探傷子の
位置を記録しておく記録手段をさらに具備することを特
徴としている。
【0015】なお、これまで通常最もよく用いられてき
た超音波探傷による結合部の良否の判定方法は、溶着面
からの反射のピーク値が、所定の強度より大きくなった
時、不良とするものであった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、反射信
号強度や、帰着時間、または帰着時間の分布には、溶着
の進行状態や品位によって大きな差異があり、いずれに
しても一か所の信号強度では、良品を不良品と判定する
確率、不良品を良品と判定する確率がともに高く、実用
化に支障を来してきた。
【0017】また、部品の厚さ、材質などは当然製品ご
とに異なるが、従来の測定装置は、判定に用いる帰着時
間の変更が手動式可変抵抗器であったり、判定閾値の変
更が、外部電圧による入力などであるため、測定製品変
更に、時間と経験が必要であった。
【0018】さらにまた、超音波探傷子の接触状態も、
検出信号に大きな影響を与えるが、例えば図6の(A)
に示すように超音波探傷子10の先端に設けるカップリ
ングゴム11が破損した場合、一般に先端は見にくい配
置となっているため、検出信号が不正確になり、しか
も、検査装置の使用者が気付くまで時間がかかることが
多かった。なお、13はゴム先端の破損部を示す。14
は探傷子10に超音波を供給するための配線、15はカ
ップリングゴム11と探傷子10先端部との間に充填さ
れる溶剤のための溶剤溜めである。
【0019】また図6の(B)に示すように超音波探傷
子10の先端部カップリングゴム11に塵埃12が付着
した場合、サブミクロン以下のすき間感度を持つ超音波
探傷子10にとって、かかる塵埃12の影響は無視でき
ないものがあり、工場の劣悪な環境の元で、測定する場
合に支障となる。
【0020】本発明の第1の目的は、2つの部品間の結
合強度に対しさらに一層の信頼性と高い評価が得られる
溶着部検査装置およびその検査方法を提供および提案す
ることにある。
【0021】本発明の第2の目的は、2つの部品の結合
面間の結合強度に対して、信頼性の高い評価が得られ、
かつ複数の形態の異なる製品においても簡略に使用でき
る溶着部検査装置およびその検査方法を提供および提案
することにある。
【0022】本発明の第3の目的は、2つの部品の結合
面間の結合強度に対して、高い信頼性を長期間維持する
ことにある。
【0023】本発明の第4の目的は、2つの部品の結合
面間の結合強度に対する信頼性を製品の洗浄状態によっ
て一層高く維持することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】以上に述べた目的を達成
するために、請求項1に記載の本発明による溶着部検査
方法は、2つの部品を溶着してなる製品の溶着部の結合
強度を検査するための溶着部検査方法において、2つの
部品のうち一方の部品の上面から超音波を入射し、溶着
部からの反射信号および他方の部品の下面からの反射信
号を時系列に従って受信し、該時系列に従って得られた
2つの反射信号に示される溶着部からの反射信号の時間
幅、および、他方の部品の下面からの反射信号の入射か
ら受信までの帰着時間のうちの少なくとも何れか一方に
基づいて結合の良否を判定することを特徴とする。
【0025】また、2つの反射信号に基づく判定は、更
に、溶着部からの反射信号の強さ、他方の部品の下面か
らの反射信号の強さ、超音波を入出力する超音波入出力
手段の一方の部品の上面に接触する入射方向の位置にか
かわるデータに基づいて行われると好ましい。
【0026】請求項3に記載の本発明による溶着部検査
装置は、2つの部品を溶着してなる製品の溶着部の結合
強度を検査するための溶着部検査装置において、2つの
部品のうちの一方の部品の上面から超音波を入射・受信
可能な超音波入出力手段と、入射された超音波の溶着面
からの反射信号および他方の部品の下面からの反射信号
を時系列に従って受信し、該時系列に従って得られた2
つの反射信号に示される溶着部からの反射信号の時間
幅、および、他方の部品の下面からの反射信号の入射か
ら受信までの帰着時間のうちの少なくとも何れか一方に
基づいて製品の溶着部における結合の良否を判断する結
合判定手段とを具備することを特徴とする。
【0027】この場合、結合判定手段は、更に、溶着部
からの反射信号の強さ、他方の部品の下面からの反射信
号の強さ、超音波を入出力する超音波入出力手段の一方
の部品の上面に接触する入射方向の位置にかかわるデー
タに基づいて製品の溶着部における結合の良否を判断す
ると好ましい。また、超音波入出力手段の一方の部品の
上面に対する接触圧を調整する調整手段を更に備えると
好ましい。更に、時間幅および帰着時間のうちの少なく
とも何れか一方についての判別基準を、製品の種類に応
じて切替可変であると好ましい。
【0028】また、超音波入出力手段の一方の部品の上
面と接触する面を観察する撮像手段を具備すると好まし
い。更に、溶着により結合される製品の2つの部品のう
ちの一方の部品の上面を掃拭する掃拭手段と、超音波入
出力手段を部品の上面に接触させるのに先行して掃拭手
段により部品の上面を掃拭させるように制御する制御手
段とを具備すると好ましい
【0029】
【作用】本発明においては、一方の部品から入射した超
音波は、溶着面と他方の部品の下面から反射される。し
かして、通常、溶着面からの反射が小さいほど、溶着部
は強く一体化している、また、溶着部を貫通して、他方
の部品の下面で反射され、再び溶着部を通って超音波入
出力手段でもある超音波探傷子に帰着する反射信号は、
上述のように溶着部が強く一体化しているほど、すなわ
ち良品の度合いが大きいほど大きくなる。これに対し
て、溶着不良の時には、溶着リブの構造が多く残存する
ため、溶着部からの反射信号の時間幅が大きくなり、超
音波入出力手段の接触面から他方の部品の下面までの距
離が増加するため、他方の部品の下面からの反射信号に
遅れが生じて帰着時間がそれだけ遅くなる。従って、不
良によって大きくなる溶着面からの反射と、不良によっ
て小さくなる他方の部品の下面からの反射との双方を時
系列に従って受信し、溶着部からの反射信号の時間幅
と、他方の部品の下面からの反射信号の帰着時間との少
なくとも何れか一方に基づいて、溶着の良、不良の判定
を行えば、従来にない高い信頼性で溶着不良を検査する
ことができる。
【0030】また、2つの反射信号の受信結果として溶
着部からの反射信号の強さと、他方の部品の下面からの
反射信号の強さと、さらに超音波入出力手段の一方の部
品上面に接触する入射方向の位置にかかわるデータを用
いることで、より一層判定の精度を高めることができ
る。
【0031】更に、本発明によれば、超音波入出力手段
による接触圧を検査中、調整手段により常に所定の値に
保つことができる。また、結合の良否を判定する判定手
段に予め設定される時系列にかかわる時間を、製品の種
類に応じて自動的に変更することが可能となり、検査対
称となる製品の範囲を広げることができる。
【0032】そして、撮像手段により検査実施前に超音
波入出力手段の製品への接触面を観察することにより、
超音波入出力手段の接触不良等による誤判定を防止する
ことができる。
【0033】更、検査実施に先行して一方の部品の上面
を掃拭手段により掃拭して前記上面に付着の塵埃を取除
くことにより、判定の精度がより一層高められる。
【0034】
【実施例】以下に、図面に基づいて本発明の実施例を詳
細かつ具体的に説明する。
【0035】図1は本発明にかかる溶着部検査装置の構
成例を示す。ここで、5は互いに平行する上下面を有す
る2つの部品からなる製品4をその溶着部3の長手方向
に沿って移動可能に支持する支持台(ステージ)、6は
ステージ5を移動させるための駆動モータ、また、10
は超音波探傷子、8は探傷子10を製品4の上面側から
鉛直方向に支持する探傷子支持部材、9は支持部材8を
介して探傷子10に所定の圧力を供給するための駆動モ
ータであり、駆動モータ9により探傷子10をサブミク
ロン単位の分解能で上下方向に移動させることができ
る。20は探傷子10の製品4に対する検出時の接触圧
を検出するための圧力計、21はその圧力制御装置であ
る。
【0036】また、22は超音波の送受信を行う超音波
探傷器本体であり、本例では探傷器本体22にオシログ
ラフ22Aが設けられていて、探傷子10を介して得ら
れる製品からの超音波の反射波が後述するようにしてオ
シログラフ22A上に時間軸をベースに表示される。2
3は本装置制御用のコンピュータであり、コンピュータ
23により圧力制御装置21を介して製品検査時の接触
圧が制御される外、モータドライバ24を介して駆動モ
ータ6の駆動を制御し、また、探傷器22から探傷子1
0への超音波出力を制御すると共に、探傷器22から後
述する信号波形を受信し、溶着部3の結合の良否を判断
する。25はA/D変換用インタフェースである。
【0037】続いて、本発明による溶着の良否検査にか
かわる判断の基礎的条件を図2を参照しつつ説明する。
【0038】なお、説明を分り易くするために、本例で
は、超音波探傷子10の先端振幅が、理想状態の溶着幅
と略等しいように製作されているものとする。
【0039】溶着の状態を図2に示すように(A)〜
(D)に分類すると、以下のようになる。なお、(A)
〜(D)において、その左列は溶着部3の断面を、また
その右列はそれぞれの状態での時間軸ベースの反射信号
出力波形を示す。
【0040】評価について: (A) 幅も品位も、規格以上 (B) 幅は規格以上だが、品位が規格以下 (C) 幅は規格以下だが、品位が規格以上 (D) 幅も品位も規格以下、または全く溶着していな
い すなわち、(A)ではリブ1Aが十分に溶けて上下の部
品1,2が正常に溶着されていることにより、領域2に
示される溶着面3Aからの反射信号は少なく、領域3に
示される部品2の下面からの反射出力信号が強く表われ
る。
【0041】(B)では、(A)に比べて領域2に示さ
れる溶着面3Aからの信号が増大し、領域3に示される
部品2の下面からの信号が減少する。
【0042】(C)では、(B)と溶着面3Aからの反
射信号の強さについてはほぼ同様であるが、リブ1Aが
Δ分だけ余計に残存するため領域2での溶着面3Aから
の信号が(B)より長い時間分布をもち、その広がり分
に対応するだけ、部品2の下面からの反射が領域3に示
すように遅延する。
【0043】(D)では、(C)とほぼ同様、領域2に
反射信号の時間分布と遅延が見られる外、さらに領域3
に示されるように部品2の下面からの反射がほとんどな
くなる。
【0044】図3は、本発明にかかる検査方法での計測
アルゴリズムとしての制御動作の手順を示す。まず、検
査開始に先立って、ステップS1で測定対象である溶着
面3Aの形成が可能な非検査製品4の良品、不良品の判
別基準(図2(A)参照)を、その製品4の品名と共に
制御コンピュータ23に入力しておくことによって、ス
テップS2で検査製品4専用の判断基準に切り替えられ
る。
【0045】次に、ステップS3でモータ6によって駆
動される移動台5に製品4を載置し、測定開始位置まで
移動する。ついで、ステップS4において、支持部材8
に支持される超音波探傷子10を下方向に移動して製品
4の上面にこれを接触させる。そして、その接触圧を圧
力計20によって計測し、次のステップS5で、所定の
設定圧力になるように、圧力制御装置21により、支持
部材8を下方向に移動する。かくして所定の設定圧力に
なった時点でステップS6において、超音波探傷子10
の高さ、すなわち、支持部材8の高さ方向の座標を、コ
ンピュータ23に記録する。
【0046】以上の手順で接触作業が完了したところで
次のステップS9に進み、ここで、超音波探傷器22に
より、超音波パルス電圧を出力させ、これを超音波探傷
子10に印加して超音波パルスを発生させ、製品4に打
ち込む。かくして打ち込まれた超音波パルスが、製品4
の上面、溶着面、および底面からそれぞれ反射され、超
音波探傷子10に時系列的に入力される。よって、入力
された超音波の波高に比例した電圧が、超音波探傷子1
0に発生するので、これらを超音波探傷器22で、A/
D変換に適当な電圧に直した上、ステップS8でA/D
変換インターフェース25に入力させる。
【0047】かくしてA/D変換インターフェース25
により、デジタル化された超音波信号が、時系列的に、
コンピュータ23に入力されるので、コンピュータ23
では、付属するCRT23Aなどにオシロスコープ像と
して出力させ、超音波パルス反射の時間変化を記録する
ことができる。
【0048】よって、続くステップS9〜S20で図2
に示した各領域2,3でのピーク値V2,V3を検出し
た上、さらにステップS11で後述する演算式により良
否の判別値Xを演算し、ステップS13またはS14に
より良、不良の判断がなされてステップS15に移行す
る。なお、ステップS15のあとはステップS4以下の
動作手順が繰返される。
【0049】続いて、製品4の結合面3Aにおける良否
の判断にかかわる条件の設定について述べることとす
る。
【0050】先に図2の説明で、(A)に示す結合状態
が結合幅と共に品位も規格以上ある合格の場合と述べた
が、これに対して(C)に示す製品の結合例はリブ1A
が結合に十分なだけ溶け切っておらず、上下の部品1,
2間の溶着強度が弱いことを示している。しかして、こ
のように、合格と不合格との差異の特徴は、 a)溶着面3Aからの反射信号V2が大きいか否か。
【0051】b)溶着面3Aからの反射信号が、リブ1
Aの略三角形の形状が残存していることにより、入射パ
ルス幅よりも広くなっていないかどうか。
【0052】c)底面からの信号V3が小さいか否か。
【0053】d)底面からの信号V3の帰着時間が、リ
ブ1Aの厚さが残っているΔ分だけ遅くなっていないか
どうか。
【0054】の点と、さらに信号自体の特徴ではない
が、 e)不良品のほうが、リブ1Aの溶け方が悪いため、Δ
分だけ製品4として厚くなり、したがって、超音波探傷
子10の接触位置が高いか否か。
【0055】以上のa)〜e)のいずれかに起因する。
【0056】しかし、溶着面3Aの形状や一体化の程
度、さらには製品4自体の形状の特性などからすると、
これらa)〜e)のうちの1つだけの特徴からは、分離
できない不良や、不良と推量されてしまう良品が混交し
てしまう虞があり、効果的でない。
【0057】たとえば、a)とb)とだけで判断した場
合、溶着強度は、十分であるのに、溶着幅がやや狭い製
品を不良としてしまう可能性が高い。また超音波探傷子
10の接触不良等が起きた時、不良品を良品とみなして
しまう虞がある。
【0058】また、c)の特徴だけで判断すると、遅れ
て帰着してきた溶着面3Aからの信号と、通常の帰着時
間である底面からの信号との区別がつかなくなる可能性
がある。
【0059】さらにまたd)やe)だけの特徴の元に判
断すると、やや厚めの良品を不良品にしたり薄めの不良
品を良品にしたりする。
【0060】以上の点から、良品・不良品の判定は、
c)の特徴を中心にしながらも、ほかの特徴を加味して
行うことが適切であると考えられる。
【0061】そこで、本実施例では、ソフト的に以下の
ような演算値に基づいて判別を行い、良否を判別するよ
うにした。
【0062】
【数1】 X=AV1 +BV2 …(1) ここで、 X:測定得点 A:比例常数 例 −1 V1 :溶着面からの信号のピーク電圧値(相対値) B:比例常数 例 +2 V2 :底面からの信号のピーク電圧値(相対値) 上記の式(1)により演算の結果、X>2であれば良
品、X≦0であれば不良、その間の演算値の場合は限度
品と、判別する。すなわち、式(1)の場合溶着面3A
からの反射信号値(ピーク電圧値)が底面からのそれに
比して充分に小さければ良好な結合がなされていると判
断するものである。
【0063】ただし、反射信号値V2 のピーク発生位置
が、時系列的に発生設定位置より、リブの高さの例えば
1/3に相当する時間以上遅い場合、および探傷子の接
触高さが設定高さより、リブの高さの例えば1/3以上
高い場合は正常な状態での結合が得られなかった製品で
あるとして不良と判断する。
【0064】なお、上述の判定制御による場合は、先に
述べた判別のための信号特徴のうち、a),c),d)
およびe)の4つを用いていることになり、非常に初等
的ではあるが、高速に判定できるというメリットがあ
る。
【0065】なお、このような判定には、コンピュータ
23に最近進歩の著しい、人工知能アルゴリズムやニュ
ーロアルゴリズムなどを使用してさらに複雑な演算をす
ることがより好ましく、それに、より一層、信頼性を向
上させることができ、微小な差を判定できる。
【0066】以上述べたようにして1つの測定点の判定
が終了すると、あらかじめ設定された、次の測定点へと
製品4を移動し、上記測定手順を繰り返す。そして、全
ての測定が終了した時点で、被測定物である製品4を検
査装置から取り出して製品4の良・不良を総合的に査定
する。
【0067】上記の第1実施例によれば、 1)接触圧の制御について、コンピュータに格別のソフ
トウェアを設けることなく独立した機構として圧力制御
手段と製品移動装置とを設けるだけでよく、製品を自由
に連続移動してその結合部の良否を計測することがで
き、さらにソフトウェアによる制御と相俟って、高速な
検査が実現できる。
【0068】2)製品に対する良、不良の判定を、超音
波信号をA/D変換したあと、ソフトウェアのみで実施
するので、設計の違う製品を測定する場合も、ソフトウ
ェアに適用する、演算式とその演算にかかわる数値を変
更するだけで、対応することができ、高速な自動変更が
可能である。
【0069】図4は本発明の他の実施例を示す。本例
は、製品結合部の溶着良・不良判断に先行して先ず超音
波探傷子10の先端部を調査すると共に、さらに判定の
妨げとなる製品4表面に付着のごみ等を掃拭するように
したものである。
【0070】このことは、先にも図6によって説明した
ように、超音波探傷子10の先端には製品4表面との接
触性を良くするためにカップリングゴム11やさらにそ
の溶剤溜め15(図6参照)に潤滑剤が充填されるが、
カップリングゴム11の接触面に図6の(A)に示した
ような破損13があったり図6の(B)に示したように
塵埃12が付着していたりすると、超音波の伝導率が悪
くなり、誤判定を招き易くなる。本例はかかる誤判断を
未然に防止するものであって、以下に、その構成を図4
に従って説明する。
【0071】ここで、31は検査領域外において超音波
探傷子10の先端部対向位置に配設され、カップリング
ゴム11の接触面を撮像可能なテレビカメラ、32はそ
の撮像結果の表示が可能なテレビモニタである。また、
33は製品4の探傷子10が接触する上面を掃拭するた
めのクリーニングヘッド、34はクリーニングヘッド3
3を上下方向に移動自在とする例えば空気圧等によるス
ライダである。
【0072】そこで、本実施例ではテレビカメラ31に
よって撮像されたカップリングゴム11の接触面の状態
を、テレビモニタ32で観察し、もし汚れていた場合
は、図示されていない、化学雑巾や粘着テープなどで、
汚れを落としてから計測を開始する。
【0073】また、観察した結果、上記接触面に傷がつ
いていたり、劣化している場合は、新品と交換してから
計測を開始する。
【0074】かくして、検査動作開始後、製品4の測定
開始位置が、超音波探傷子10の真下に到達するのに先
立って接触可能な位置に設けられたクリーニングヘッド
33をスライダ34によって下降させ、製品4の上面に
押し付けながら掃拭する。その結果、製品4の上面の超
音波探傷子10に接触する部分が掃拭され、ほこりやご
みなどによる予期せぬ信号異常を回避することができ
る。
【0075】本実施例によれば、上述の第1実施例によ
る効果に加えてクリーニングヘッド33がスライダ34
によって製品4の上面に押圧された状態が保たれるの
で、例えば空気圧により接触圧を一定に保つことが可能
となり、コンピュータ23からのスライダ34に対する
指示としては、接触するか否かだけで墨、複雑な制御機
構を設ける必要はない。
【0076】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、2つの部品のうち一方の部品の上面から超音波を入
射し、前記溶着部からの反射信号および他方の部品の下
面からの反射信号を時系列に従って受信し、該時系列に
従って得られた2つの反射信号に示される溶着部からの
反射信号の時間幅、および、他方の部品の下面からの反
射信号の入射から受信までの帰着時間のうちの少なくと
も何れか一方に基づいて結合の良否を判定するので、2
つの部品の溶着強度を、溶着の進行度、溶着の品位など
によらず、検査でき、不良品を良品としたり、反対に良
品を不良品としたりする誤判定を解消することが可能と
なり、高い信頼性で溶着の良・不良を検査することが可
能となった。
【0077】また、本発明によれば、2つの反射信号の
受信結果の判定が、更に、溶着部からの反射信号の強
さ、前記他方の部品の下面からの反射信号の強さ、およ
び、前記超音波を入出力する超音波入出力手段の前記一
方の部品の上面に接触する入射方向の位置にかかわるデ
ータに基づいて行われるので、より一層判定の精度が高
められ、誤判定を解消することが可能となった。
【0078】更に、本発明によれば、超音波入出力手段
による接触圧を検査中、調整手段により常に所定の値に
保つことができる。また、結合の良否を判定する判定手
段に予め設定される時系列にかかわる時間を、製品の種
類に応じて自動的に変更することが可能であるので、測
定対象の製品が変更になった場合でも、製品形状に応じ
た時系列にかかわる時間を装置に設定するのみで、受信
結果の帰着時間分布に使用して判定を行うことが可能と
なった。
【0079】また、本発明によれば、一方の部品の上面
と接触する面を観察する撮像手段を具備するので、2つ
の部品の結合強度を、超音波反射信号を用いて検査する
装置の超音波入出力手段に、通常状態では目視不能な、
塵埃などが存在した場合、速やかに検出でき、信号強度
の異常による誤判定を予防できる。
【0080】更に、本発明によれば、溶着により結合さ
れる製品の2つの部品のうちの一方の部品の上面を掃拭
する掃拭手段と、前記超音波入出力手段を前記部品の上
面に接触させるのに先行して前記掃拭手段により前記部
品の上面を掃拭させるように制御する制御手段とを具備
するので、2つの部品の結合強度を、超音波入出力手段
を介して得られる超音波反射信号に基づいて検査する装
置の検査方法で、被検製品の、超音波入出力手段との接
触部に塵埃等が付着していても掃拭手段によって自動的
に除去できるため、信号強度の異常による誤判定を予防
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による超音波検査装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の検査にかかる製品の溶着状態と対応す
る検出信号波形との関係を(A),(B),(C)およ
び(D)の4種類について示す説明図である。
【図3】本発明検査方法による動作手順を示すフローチ
ャートである。
【図4】本発明の第2実施例による超音波検査装置の構
成を示すブロック図である。
【図5】超音波溶着動作を開始直前の状態(A)および
溶着後の状態(B)によって示す説明図である。
【図6】超音波探傷子の不具合な状態を模式的(A)お
よび(B)の2例で示す説明図である。
【符号の説明】
1,2 部品 1A 溶着用リブ 3 溶着部 3A 溶着面 4 製品 5 支持台 6 駆動モータ 10 超音波探傷子 11 カップリングゴム 12 塵埃 13 破損部 20 圧力計 21 圧力制御装置 22 探傷器 23 コンピュータ 31 テレビカメラ 32 テレビモニタ 33 クリーニングヘッド 34 スライダ

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの部品を溶着してなる製品の溶着部
    の結合強度を検査するための溶着部検査方法において、 前記2つの部品のうち一方の部品の上面から超音波を入
    射し、前記溶着部からの反射信号および他方の部品の下
    面からの反射信号を時系列に従って受信し、該時系列に
    従って得られた2つの反射信号に示される前記溶着部か
    らの反射信号の時間幅、および、前記他方の部品の下面
    からの反射信号の前記入射から受信までの帰着時間のう
    ちの少なくとも何れか一方に基づいて結合の良否を判定
    することを特徴とする溶着部検査方法。
  2. 【請求項2】 前記2つの反射信号に基づく判定は、更
    に、前記溶着部からの反射信号の強さ、前記他方の部品
    の下面からの反射信号の強さ、前記超音波を入出力する
    超音波入出力手段の前記一方の部品の上面に接触する入
    射方向の位置にかかわるデータに基づいて行われること
    を特徴とする請求項1に記載の溶着部検査方法。
  3. 【請求項3】 2つの部品を溶着してなる製品の溶着部
    の結合強度を検査するための溶着部検査装置において、 前記2つの部品のうちの一方の部品の上面から超音波を
    入射・受信可能な超音波入出力手段と、 入射された前記超音波の溶着面からの反射信号および他
    方の部品の下面からの反射信号を時系列に従って受信
    し、該時系列に従って得られた2つの反射信号に示され
    る前記溶着部からの反射信号の時間幅、および、前記他
    方の部品の下面からの反射信号の前記入射から受信まで
    の帰着時間のうちの少なくとも何れか一方に基づいて前
    記製品の溶着部における結合の良否を判断する結合判定
    手段とを具備することを特徴とする溶着部検査装置。
  4. 【請求項4】 前記結合判定手段は、更に、前記溶着部
    からの反射信号の強さ、前記他方の部品の下面からの反
    射信号の強さ、前記超音波を入出力する超音波入出力手
    段の前記一方の部品の上面に接触する入射方向の位置に
    かかわるデータに基づいて前記製品の溶着部における結
    合の良否を判断することを特徴とする請求項3に記載の
    溶着部検査装置。
  5. 【請求項5】 該超音波入出力手段の前記一方の部品の
    上面に対する接触圧を調整する調整手段を更に備えるこ
    とを特徴とする請求項3または4に記載の溶着部検査装
    置。
  6. 【請求項6】 前記時間幅および前記帰着時間のうちの
    少なくとも何れか一方についての判別基準を、前記製品
    の種類に応じて切替可変であることを特徴とする請求項
    3〜5の何れか一項に記載の溶着部検査装置。
  7. 【請求項7】 前記超音波入出力手段の前記一方の部品
    の上面と接触する面を観察する撮像手段を具備すること
    を特徴とする請求項3〜6の何れか一項に記載の溶着部
    検査装置。
  8. 【請求項8】 前記溶着により結合される製品の2つの
    部品のうちの一方の部品の上面を掃拭する掃拭手段と、
    前記超音波入出力手段を前記部品の上面に接触させるの
    に先行して前記掃拭手段により前記部品の上面を掃拭さ
    せるように制御する制御手段とを具備することを特徴と
    する請求項3〜7の何れか一項に記載の溶着部検査装
    置。
JP01703995A 1995-02-03 1995-02-03 溶着部検査装置およびその検査方法 Expired - Fee Related JP3332635B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01703995A JP3332635B2 (ja) 1995-02-03 1995-02-03 溶着部検査装置およびその検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01703995A JP3332635B2 (ja) 1995-02-03 1995-02-03 溶着部検査装置およびその検査方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08211030A JPH08211030A (ja) 1996-08-20
JP3332635B2 true JP3332635B2 (ja) 2002-10-07

Family

ID=11932865

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01703995A Expired - Fee Related JP3332635B2 (ja) 1995-02-03 1995-02-03 溶着部検査装置およびその検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3332635B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5564802B2 (ja) * 2009-02-17 2014-08-06 トヨタ自動車株式会社 接合部検査方法及び接合部検査装置
JP7265979B2 (ja) 2019-12-17 2023-04-27 ポリプラスチックス株式会社 レーザー溶着用成形品、レーザー溶着用成形品のレーザー透過率のばらつき抑制剤

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08211030A (ja) 1996-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8091426B2 (en) Ultrasonic wave measuring method and apparatus
US6948369B2 (en) Methods for ultrasonic inspection of spot and seam resistance welds in metallic sheets and a spot weld examination probe system (SWEPS)
JP3007195B2 (ja) ボンディング装置およびボンディング部検査装置
US3986391A (en) Method and apparatus for the real-time monitoring of a continuous weld using stress-wave emission techniques
US6532820B1 (en) Combined ultrasonic techniques for evaluations (CUTE)
US6925882B1 (en) Methods for ultrasonic inspection of spot and seam resistance welds in metallic sheets
US5533398A (en) Method and apparatus for testing lead connections of electronic components
JPH06265529A (ja) スポット溶接部の評価方法及び装置
JP3332635B2 (ja) 溶着部検査装置およびその検査方法
JPH0666370B2 (ja) 半導体デバイス用外観検査装置
JPH11326287A (ja) 超音波探傷装置を用いた溶接部の溶融凝固部分の判定法
JP2007057485A (ja) 溶接部可視化装置及び溶接部可視化方法
KR20130089353A (ko) 스폿용접부의 신뢰성 검사가 가능한 스폿용접기
US20210312604A1 (en) Improved characterization and classification of spot welds by ultrasonic diagostic techniques
JPH11197854A (ja) 超音波溶着装置及び超音波溶着装置における溶着状態 検査方法
JPH07190995A (ja) 超音波による溶接欠陥検出方法およびその装置
JP2010190660A (ja) 接合部検査方法及び接合部検査装置
JP3878969B2 (ja) リベット接合部の検査方法
JP3901854B2 (ja) 摩擦圧接部品の品質検査方法
JP7349390B2 (ja) 溶接部の超音波検査装置
JP2005147770A (ja) 超音波探傷装置
JP2000028482A (ja) 液晶パネル評価装置
JP3754669B2 (ja) 超音波探傷装置及び超音波探傷方法
JP2000137026A (ja) 異常検査方法およびワイヤボンディング装置の接合良否検査システム
KR920007199B1 (ko) 비파괴 검사방법 및 장치

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080726

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080726

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090726

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees