JP3332466B2 - 屋内配管構造 - Google Patents

屋内配管構造

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JP3332466B2 JP10339793A JP10339793A JP3332466B2 JP 3332466 B2 JP3332466 B2 JP 3332466B2 JP 10339793 A JP10339793 A JP 10339793A JP 10339793 A JP10339793 A JP 10339793A JP 3332466 B2 JP3332466 B2 JP 3332466B2
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茂 福井
隆一 中村
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  • Preventing Unauthorised Actuation Of Valves (AREA)
  • Pipeline Systems (AREA)
  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋内配管の入口部位に
ガス圧調整機構を備え、前記ガス圧調整機構の不良作動
時に対する緊急遮断弁を備えた屋内配管構造に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、各家庭への都市ガスの供給、さら
には集合住宅各戸への都市ガスの供給にあたって、屋外
の本管から分岐して各家庭に対する屋内配管を設置する
場合に、前記屋内配管の入口部位に都市ガスメータを設
置するとともに、各戸別、あるいは各集合住宅単位で、
ガス圧調整機構(一般にガバナーと呼ばれる)を設ける
ことがおこなわれてきている。そして、ガス圧調整機構
を設ける場合は、このガス圧調整機構の異常作動におい
て、都市ガスの供給を緊急遮断するための緊急遮断弁が
同時に設けられている場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】よって、この場合は、
各家庭、各集合住宅のガス消費状態に対応して、よく制
御されたガスの供給が可能となるのであるが、個別にこ
の構成を採用したことによる問題が発生することとなっ
た。即ち、一般に屋内配管内でのガス圧は200mmH
2O程度なのであるが、家庭内でガスが消費されない場
合(屋内配管が完全に閉状態となっている場合)におい
て、前述の遮断弁より下流側のガス圧が、環境温度の変
化により上昇する。そして、このような圧力上昇が大き
い場合には、前述の緊急遮断弁が、ガバナー側の誤作動
と誤って検知し、配管を緊急遮断してしまう。このよう
な緊急遮断状態が発生した場合は、各家庭ごとの弁復帰
は難しく、個別にガス事業者の作業員が各家庭を訪問し
て復帰作業をおこなわねばならず、多大な労力の浪費と
なっていた。しかしながら、これまで有効にこの問題を
解消する対策はなかった。従って本発明の目的は、専用
整圧器やハウスレギュレータで供給している顧客に対す
る、屋内配管の環境温度の変化等に伴うガス圧上昇を有
効に回避して、本来ガバナー用に設けられている緊急遮
断弁の誤動作を解消できる屋内配管構造を得ることにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本願の屋内配管構造の特徴構成は、緊急遮断弁およ
びガス圧調整機構より下流側の屋内配管部位に、その屋
内配管内のガス圧の上昇を容積変化によって吸収して、
緊急遮断弁が遮断作動する高圧側緊急遮断圧より低いガ
ス圧に、前記屋内配管内圧力を維持する定能力の圧力緩
衝機構を備えたことにあり、その作用・効果は以下のと
おりである。
【0005】
【作用】この屋内配管構成においては、例えば気温の上
昇により屋内配管内でのガス圧が上昇する状況が発生し
ても、そのガス圧の上昇を容積変化によって吸収する
力緩衝機構の働きによりこの配管内圧力が遮断弁の高圧
側緊急遮断圧以下に維持される。よって、緊急遮断弁
が、この要因により遮断作動することは回避される。一
方、例えばガス圧調整機構が破損等を起こし、ガス圧の
上昇が激しい場合は、この圧力緩衝機構の能力を越えて
ガスが供給されることとなり、結果的に、正常に緊急遮
断弁が働くこととなる。
【0006】
【発明の効果】従って、専用整圧器やハウスレギュレー
タといったガス圧調整機構を介してガスを供給している
顧客に対して、屋内配管の環境温度の変化等に伴うガス
圧上昇を有効に回避して、本来ガバナー用に設けられて
いる緊急遮断弁の誤動作を解消でき、個別にガス事業者
の作業員が各家庭を訪問して復帰作業をおこなう必要が
無い屋内配管構造を得ることができた。
【0007】
【実施例】本願の実施例を図面に基づいて説明する。図
1には、本願の屋内配管構成を採用した家庭内配管1が
示されている。図示するように、この家庭には本管2よ
り分岐された引き込み管3と、ガスメータ4より下手側
に設けられるさらなる分岐部5を介して、台所、風呂、
各部屋等の各使用部6に配管7が設けられている。そし
て、この配管7の端部には、コック8が備えられてお
り、必要に応じて開閉操作されて、ガスが消費される。
さて、前述のガスメータ4の上手側(本管側)にはガバ
ナー9および、このガバナー9に対する緊急遮断弁10
が設けられている。このガバナー9は屋内におけるガス
の供給圧を調整するために設けられているものである。
そして、緊急遮断弁10は屋内に於けるガスの供給圧が
異常に上昇した場合(これは、例えばガバナー9が圧力
調整不良状態となり、下流側に大量のガスが供給された
場合等に起こる)に、管路を遮断することを一つの目的
として設けられているものであり、従って、緊急遮断動
作を行う高圧側緊急遮断圧が設定自在な構成とされてい
る。一般に、この圧力は250mmH2O程度である。
さらに、この屋内配管構造の場合には、緊急遮断弁10
およびガバナー9より下流側の屋内配管部位11に、前
記緊急遮断弁10が遮断作動する高圧側緊急遮断圧より
低いガス圧に、屋内配管内圧力を維持する圧力緩衝機構
12が備えられている。即ち、図2に示すようなジャバ
ラ12a、錘式12bの緩衝機構12が設けられてお
り、環境温度の変化に伴うガス圧の上昇を、その容積変
化によって吸収して緩衝する構成が採用されている。従
って、この屋内配管構成を採用する場合は、例えば、台
所において調理をおこない、室内を暖房等しておいた場
合に、屋内配管内のガス圧の上昇は従来より起こり難く
く、結果、緊急遮断弁10が誤動作を起こすことが回避
される。しかしながら、例えばガバナー9が破損等した
場合には、圧力緩衝機構12の容量を越えて、圧力上昇
が発生することとなるため、正常に緊急遮断弁10が働
くこととなる。
【0008】〔別実施例〕 上記の実施例においては、ジャバラと錘を備えた圧力緩
衝機構12を示したが、図3に示すように錘のみと移動
式の弁体13で構成されるもの、あるいは弾性を備えた
ジャバラ構成のものであってもよい。さらに、図4、図
5、図6に示されるように、付勢力発生用のスプリング
Sを備えた構成であってもよい。さて、上記の実施例に
おいては、単一の家庭へのガスの供給を目的とする屋内
配管の元側に本願の圧力緩衝機構を設ける例を示した
が、マンション等の集合住宅に対して、各家庭への分岐
部(図7にAで示す)、さらには集合住宅入口部(図7
にBで示す)、特定部位への供給部(図7にCで示す)
等に個別に設けておいてもよい
【0009】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の屋内配管構造を採用した家庭内配管構成
を示す図
【図2】圧力緩衝機構の詳細図
【図3】圧力緩衝機構の別実施例を示す図
【図4】圧力緩衝機構の別実施例を示す図
【図5】圧力緩衝機構の別実施例を示す図
【図6】圧力緩衝機構の別実施例を示す図
【図7】圧力緩衝機構の配設位置の別実施例を示す図
【符号の説明】
9 ガス圧調整機構 10 緊急遮断弁 11 屋内配管部位 12 圧力緩衝機構
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−106794(JP,A) 実開 昭63−145067(JP,U) 実公 昭61−19251(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23N 5/24 101 F16K 17/34 F16K 35/00 F17D 1/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋内配管の入口部位にガス圧調整機構
    (9)を備え、前記ガス圧調整機構(9)の不良作動時
    に対する緊急遮断弁(10)を備えた屋内配管構造であ
    って、前記緊急遮断弁(10)および前記ガス圧調整機
    構(9)より下流側の屋内配管部位(11)に、その屋
    内配管内のガス圧の上昇を容積変化によって吸収して、
    前記緊急遮断弁(10)が遮断作動する高圧側緊急遮断
    圧より低いガス圧に、前記屋内配管内圧力を維持する定
    能力の圧力緩衝機構(12)を備えた屋内配管構造。
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