JP3332283B2 - 多軸加速度センサ - Google Patents

多軸加速度センサ

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JP3332283B2
JP3332283B2 JP05412194A JP5412194A JP3332283B2 JP 3332283 B2 JP3332283 B2 JP 3332283B2 JP 05412194 A JP05412194 A JP 05412194A JP 5412194 A JP5412194 A JP 5412194A JP 3332283 B2 JP3332283 B2 JP 3332283B2
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P15/00Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
    • G01P15/006Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of fluid seismic masses
    • G01P15/008Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of fluid seismic masses by using thermal pick-up

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は多軸方向に作用する加
速度を検出する多軸加速度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の多軸加速度センサにおいて、白金
やタングステン等の細い線材で形成した発熱抵抗体およ
び感温抵抗体をケースに設けた支持体に固定し、ケース
内にガスを封入して密閉した構造のものは知られてい
る。
【0003】このような従来の多軸加速度センサは、発
熱抵抗体をケース内空間の中央に配置し、発熱抵抗体を
中心として互いに直交する多軸(例えば、X、Yおよび
Z)方向にそれぞれ一対の感温抵抗体を配置し、加速度
の作用による発熱抵抗体が発生する熱の温度分布の変化
をそれぞれ一対の感温抵抗体に発生する抵抗値の変化と
して検出するよう構成され、抵抗値の変化から対応する
加速度の大きさ、抵抗値の変化を検出する一対の感温抵
抗体の配置から加速度の作用方向を検出することができ
る。
【0004】また、特開昭63−118667号公報
「三次元加速度センサ」に開示されているように、半導
体基板に質量部と、質量部を支える梁部を設け、梁部に
抵抗部を形成し、加速度の作用により梁部がたわみ、梁
部のたわみに対応して抵抗部の抵抗値が変化するよう構
成された一次元加速度センサを立方体ブロックの互いに
直交する3面(X、Y、Z)に取付け、三次元加速度セ
ンサを構成したものは知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の多軸加速度セン
サは、発熱抵抗体および複数対の感温抵抗体をケースの
支持体に取付け、複数対の感温抵抗体の多軸(例えば、
X、Y、Z)方向の軸合せ、および発熱抵抗体からそれ
ぞれ一対の感温抵抗体までの距離調整等、感温抵抗体の
配置や感度調整に時間を要する課題がある。
【0006】また、発熱抵抗体および感温抵抗体のばら
つきによるセンサ間の感度ばらつきがあるため、製造に
際しては発熱抵抗体および感温抵抗体の選別、センサ個
別の調整が不可欠となる課題がある。
【0007】また、特開昭63−118667号公報に
開示された三次元加速度センサは、半導体基板に構成さ
れた一次元加速度センサ3個を立方体ブロックに取付け
る構成のため、互いに直交する3軸への軸合せに時間を
要する課題がある。
【0008】この発明はこのような課題を解決するため
なされたもので、その目的は組立てが容易で、感度偏差
(ばらつき)の少なく量産に適した信頼性の高い多軸加
速度センサを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明に係る多軸加速度センサは、加速度の作用に対
応して密閉空間内に封入された気体の温度分布の変化を
それぞれ一対の感温抵抗体が検出するように構成された
半導体プロセスにより製造される多軸加速度センサにお
いて、一方の面が開口した空間部を有する第1半導体基
板と、両方の面が開口した空間部およびその中央に配置
された第1感温抵抗体を有する第2半導体基板と、両方
の面が開口した空間部およびその中央に配置された発熱
抵抗体とこれに対向しかつ互いに直交して配置されたそ
れぞれ一対の第2、第3感温抵抗体とを有する第3半導
体基板と、一方の面が開口した空間部およびその中央に
配置され第1感温抵抗体と対を成す第4感温抵抗体とを
有する第4半導体基板とがあって、これら第1から第4
の半導体基板は互いに積層方向に貼り合わせられるもの
であって、各空間部の開口面は貼り合わせによって隣り
合う半導体基板の各空間部の開口面と一致するように構
成されていることを特徴とする。
【0010】また、この発明に係る多軸加速度センサ
は、複数の半導体基板の上部表面には、貼り合わせによ
って隣り合う半導体基板のための位置決め用凹部が設け
られていることを特徴とする。
【0011】
【作用】この発明に係る多軸加速度センサは、密閉空間
を形成するケース、発熱抵抗体および多軸方向に配置さ
れたそれぞれ一対の感温抵抗体を独立した複数の半導体
基板上に半導体製造プロセスを用いて形成し、複数の半
導体基板のそれぞれを一方向に貼り合わせてセンサを構
成するので、複数の感温抵抗体を互いに直交する多軸へ
容易に軸合せすることができるとともに、特性の揃った
感温抵抗体を形成することができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1はこの発明に係る多軸加速度センサの
要部構成図である。図1において、多軸加速度センサ1
は3軸加速度センサの実施例であり、4種の半導体基板
2〜半導体基板5で構成する。
【0013】 半導体基板2〜半導体基板5には、シリコ
ンウェハにエッチング処理や蒸着等の半導体製造プロセ
スを用いて空間部や、発熱抵抗体および感温抵抗体等を
形成する。また、半導体基板2〜半導体基板5に形成す
る空間部、発熱抵抗体、感温抵抗体および外部接続用パ
ッドの寸法および配置は製造マスクにより微細に設定可
能なので、高精度に実現できる。
【0014】 半導体基板2には、多軸加速度センサ1の
ケースのキャップを構成し、エッチング処理で微細加工
した空間部2Aを形成する。
【0015】 半導体基板3には、Z軸上方向の感温抵抗
体Z1、感温抵抗体Z1を外部に接続するための外部接
続用パッドaおよびb、Z方向に貫通した空間部3Aを
形成する。感温抵抗体Z1は、例えば基板上部の表面上
にエッチング処理で形成した図示しないブリッジ上に白
金やタングステン等の金属を蒸着あるいは結晶成長によ
り形成した導体部を製造マスクに設定した微細パターン
図に基づいてエッチング処理して構成する。感温抵抗体
Z1は基板上部の表面上の中央に配置されるよう対角線
上、またはX方向、Y方向に形成する。
【0016】 外部接続用パッドa、b、および感温抵抗
体Z1と外部接続用パッドa,bを電気的に接続するリ
ードパターンも感温抵抗体Z1と同様に白金やタングス
テン等の金属を蒸着あるいは結晶成長により形成する。
なお、半導体基板3は、半導体基板2を張り合わせた場
合に外部接続用パッドa、bが基板表面に配置されるよ
う大きく構成するとともに、空間部3Aの上面が半導体
基板2の空間部2Aの面に一致するよう構成する。
【0017】 半導体基板4には、発熱抵抗体H、発熱抵
抗体Hに対向してX軸方向およびY軸方向に配置された
それぞれ一対の感温抵抗体X1、X2および感温抵抗体
Y1、Y2、発熱抵抗体Hと感温抵抗体X1、X2、Y
1、およびY2を外部に接続するための外部接続用パッ
ドc〜l、およびZ方向に貫通した空間部4Aを形成す
る。発熱抵抗体Hは、半導体基板4の上面空間部4Aの
中央に配置されるよう構成する。
【0018】 発熱抵抗体H、一対の感温抵抗体X1、X
2および感温抵抗体Y1、Y2は半導体基板3の感温抵
抗体Z1と同様にエッチング処理で形成した図示しない
ブリッジ上に白金やタングステン等の金属を蒸着等で形
成し、エッチング処理して構成する。なお、発熱抵抗体
Hと感温抵抗体X1、X2、Y1、Y2は、発熱抵抗体
Hの抵抗値を感温抵抗体X1、X2、Y1、Y2よりも
充分小さく設定した点が異なる。
【0019】 外部接続用パッドc〜l、および発熱抵抗
体H、感温抵抗体X1、X2、Y1、Y2と外部接続用
パッドc〜lを電気的に接続するリードパターンも白金
やタングステン等の金属を蒸着等で形成し、エッチング
処理して構成する。また、空間部4Aは、空間部3Aと
同様に、同一寸法でZ方向に貫通させて構成する。
【0020】 なお、半導体基板4は、半導体基板3を張
り合わせた場合に外部接続用パッドc〜lが基板表面に
配置されるよう大きく構成するとともに、空間部4Aの
上面が半導体基板3の空間部3Aの面に一致するよう構
成する。
【0021】 半導体基板5には、Z軸下方向の感温抵抗
体Z2、感温抵抗体Z2を外部に接続するための外部接
続用パッドmおよびn、Z軸下方向に多軸加速度センサ
1のケースの底部を構成する空間部5Aを形成する。感
温抵抗体Z2は、半導体基板4の発熱抵抗体Hに対向し
て半導体基板3の感温抵抗体Z1と対をなすよう構成す
る。
【0022】 感温抵抗体Z2は半導体基板2の感温抵抗
体Z1と同様に形成し、半導体基板5は半導体基板4を
張り合わせた場合に外部接続用パッドm、nが基板表面
に配置されるよう大きく構成するとともに、空間部5A
の上面は半導体基板4の空間部4Aの面に一致するよう
構成する。
【0023】 半導体基板2〜半導体基板5を構成した
後、半導体基板3、4および5をZ軸方向に重ねて空間
部3A〜5Aが一致するよう貼り合せ、空間部に窒素ま
たはアルゴン等の熱伝導性の比較的低い、加圧した気体
を封入して半導体基板2を貼り合わせ、ピラミッド形の
多軸加速度センサ1を構成する。なお、半導体基板2〜
半導体基板5の貼り合せに際し、半導体基板3〜5の上
部表面に位置決めのための凹部を設けるよう構成しても
よい。
【0024】 なお、実施例は3軸(XYZ軸)の多軸加
速度センサについて説明したが、半導体基板3および半
導体基板5を削除し、半導体基板4の空間部4Aに半導
体基板5の空間部5Aのような底部を設けることによ
り、2軸(XY軸)の多軸加速度センサを構成すること
ができる。
【0025】 このように構成された多軸加速度センサ1
は、半導体製造プロセスを用いて発熱抵抗体H、感温抵
抗体X1、X2、Y1、Y2、Z1およびZ2の配置が
精度よく実現できるので、軸合せを正確に行うことがで
きる。また、同一半導体基板または同一製造ロットの半
導体基板上に感温抵抗体X1、X2、Y1、Y2、Z1
およびZ2を形成するので、X1とX2、Y1とY2、
およびZ1とZ2のペア性(比抵抗、温度係数)が良好
な多軸加速度センサ1が構成できる。さらに、多軸加速
度センサ1は、半導体製造プロセスの微細加工技術で形
成されるので、センサに必要な最小寸法で構成すること
ができ、小型化を図ることができる。
【0026】 図2にこの発明に係る多軸加速度センサの
外観図を示す。図2において、多軸加速度センサ1は、
図1で説明した半導体基板2〜半導体基板5で構成し、
半導体基板2〜半導体基板5をZ軸方向に積み重ね、貼
り合わせることによりピラミッド形のセンサを構成す
る。
【0027】 密閉された空間部6には、発熱抵抗体H、
3軸(XYZ)方向の加速度を検出する感温抵抗体X
1、X2、Y1、Y2、Z1およびZ2が配置されてお
り、窒素またはアルゴン等の熱伝導性の比較的低い、加
圧した気体7が封入されている。
【0028】 また、多軸加速度センサ1の表面には、発
熱抵抗体H、および感温抵抗体X1、X2、Y1、Y
2、Z1、Z2の外部接続用パッド(ボンデングパッ
ド)a〜nが配置され、図示しない外部の加速度検出回
路等に接続される。
【0029】 次に、この発明に係る多軸加速度センサ1
の加速度検出について説明する。図3はこの発明に係る
多軸加速度センサの動作説明図である。図3において、
図1および図2に示す多軸加速度センサ1の密閉空間6
内には、Z軸の中央のX−Y平面の中心に発熱抵抗体H
が配置され、発熱抵抗体H(抵抗R)を対称としてX軸
およびY軸にそれぞれ対向する一対の感熱抵抗体X1
(抵抗R1)およびX2(抵抗R2)、および感熱抵抗
体Y1(抵抗R3)およびY2(抵抗R4)が配置され
る。一方、発熱抵抗体H(抵抗R)を対称としてZ軸に
も対向した一対の感熱抵抗体Z1(抵抗R5)およびZ
2(抵抗R6)が配置される。
【0030】 また、密閉空間6内には、窒素ガスまたは
アルゴンガス等の熱伝導性の比較的低い、加圧した気体
7が封入されており、発熱抵抗体Hを外部電源(例え
ば、電圧源VO、または電流源IO)で駆動することによ
り、発熱抵抗体Hから電力(VO 2/R、またはIO 2
R)に対応したジュール熱を発生する。密閉空間6内の
気体7がジュール熱で温められ、発熱抵抗体Hからの距
離に反比例した温度勾配の大きい温度分布が形成され
る。
【0031】 感温抵抗体X1、X2、Y1、Y2、Z
1、Z2はそれぞれ発熱抵抗体HからそれぞれX軸、Y
軸およびZ軸方向に等間隔で配置されているため、多軸
加速度センサ1に加速度(G)が作用しない状態には、
等しい温度環境にあり温度バランスが取れて、抵抗R1
〜R6はそれぞれR1=R2、R3=R4、R5=R6
の状態にある。
【0032】 温度バランス状態から、例えば図3のよう
に、X軸(−X)方向に加速度(G)が作用すると、密
閉空間6内の温度分布は加速度(G)作用方向と反対方
向に移動し、感温抵抗体X1と感温抵抗体X2の温度バ
ランスが崩れ、感温抵抗体X1の温度が上昇し、感温抵
抗体X2の温度が下降する。
【0033】 発熱抵抗体X1の温度が上昇すると抵抗R
1が増加し、一方、発熱抵抗体X2の温度が下降して抵
抗R2が減少するため、抵抗R1と抵抗R2の偏差(R
1−R2)に対応した値で加速度(G)を検出するよう
構成すると、抵抗偏差(R1−R2)は正の値(R1−
R2>0)となり、抵抗偏差に対応した値から加速度
(G)の大きさが検出でき、抵抗偏差の符号(±)から
加速度(G)の作用方向が検出できる。一方、加速度
(G)が図3と反対方向に作用すると、抵抗偏差(R1
−R2)は負の値(R1−R2<0)となり、同様にし
て抵抗偏差に対応した値から加速度(G)の大きさ、抵
抗偏差の符号から加速度(G)の作用方向がそれぞれ検
出できる。
【0034】 また、X軸方向に加速度(G)が作用する
場合には、Y軸方向およびZ軸方向の感温抵抗体Y1、
Y2および感温抵抗体Z1、Z2は温度バランスが保た
れて抵抗偏差、例えば(R3−R4)および(R5−R
6)は共に0となり、加速度(G)の影響は受けない。
【0035】 同様に、Y軸、またはZ軸方向に加速度
(G)が作用する場合、加速度(G)が作用する方向に
配置された感温抵抗体Y1、Y2、または感温抵抗体Z
1、Z2の温度バランスが崩れ、それぞれの抵抗偏差
(R3−R4)、または(R5−R6)に対応した値と
符号から加速度(G)を検出できる。
【0036】 図4にこの発明に係る多軸加速度センサの
加速度検出回路図を示す。(a)図は発熱抵抗体駆動回
路図、(b)図はX軸方向の加速度検出回路図、(c)
図はY軸方向の加速度検出回路図、(d)図はZ軸方向
の加速度検出回路図を示す。(a)図〜(d)図は駆動
電源を電流源(IO)で構成した例を示すが、電圧源
(VO)で構成することもできる。
【0037】 (a)図に示す発熱抵抗体駆動回路は、発
熱抵抗体Hの抵抗Rに電流源(IO)を供給して(IO 2
*R)の電力に対応したジュール熱を発生する。
【0038】 (b)図に示すX軸方向の加速度検出回路
は、感温抵抗体X1(抵抗R1)、感温抵抗体X2(抵
抗R2)、標準抵抗Ro1、Ro2で抵抗ブリッジ回路
を構成し、差動増幅器AXを介してブリッジ出力電圧V
X1およびVX2 に基づいた偏差VOX(VX1−VX2)を出
力し、X軸方向に作用する加速度(G)に対応した検出
出力を得るよう構成する。
【0039】 (b)図、(c)図も同様に、抵抗ブリッ
ジ回路を構成して差動増幅器AY、およびAZを介し、そ
れぞれブリッジ出力電圧VY1およびVY2 、ブリッジ出
力電圧VZ1およびVZ2に基づいた偏差VOY(VY1
Y2)、VOZ(VZ1−VZ2)を出力し、それぞれY軸方
向、またはZ軸方向に作用する加速度(G)に対応した
検出出力を得るよう構成する。
【0040】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係る多軸
加速度センサは、密閉空間を形成するケース、発熱抵抗
体および多軸方向に配置されたそれぞれ一対の感温抵抗
体を独立した複数の半導体基板上に半導体製造プロセス
を用いて形成し、複数の半導体基板のそれぞれを一方向
に貼り合わせてセンサを構成するので、複数の感温抵抗
体を互いに直交する多軸へ容易に軸合せすることができ
るとともに、特性の揃った感温抵抗体を形成することが
できるため、ばらつきが少なく高精度の小型センサが実
現できる。
【0041】 また、この発明に係る多軸加速度センサ
は、密閉空間内に封入される気体に熱伝導性が低く、加
圧したガスを用いるので、温度勾配を大きくすることが
でき、高感度のセンサが実現できる。
【0042】 よって、信頼性の高く、実用化に適した多
軸加速度センサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る多軸加速度センサの要部構成図
【図2】この発明に係る多軸加速度センサの外観図
【図3】この発明に係る多軸加速度センサの動作説明図
【図4】この発明に係る多軸加速度センサの加速度検出
回路図
【符号の説明】
1…多軸加速度センサ、2,3,4,5…半導体基板、
2A,3A,4A,5A…空間部、a〜n…外部接続用
パッド、6…密閉空間、7…気体、H…発熱抵抗体、X
1,X2,Y1,Y2,Z1,Z2…感温抵抗体、R…
発熱抵抗体抵抗、R1〜R6…感温抵抗体抵抗、RO1
O2…基準抵抗、AX,AY,AZ…差動増幅器、IO…電
流源、VO…電圧源、VX1,VX2,VY1,VY2,VZ1
Z2…ブリッジ出力電圧。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−369481(JP,A) 特開 平4−369482(JP,A) 特開 昭63−236967(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01P 15/02 - 15/18 G01P 9/00 G01C 19/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加速度の作用に対応して密閉空間内に封
    入された気体の温度分布の変化をそれぞれ一対の感温抵
    抗体が検出するように構成された半導体プロセスにより
    製造される多軸加速度センサにおいて、 一方の面が開口した空間部を有する第1半導体基板と、 両方の面が開口した空間部およびその中央に配置された
    第1感温抵抗体を有する第2半導体基板と、 両方の面が開口した空間部およびその中央に配置された
    発熱抵抗体とこれに対向しかつ互いに直交して配置され
    たそれぞれ一対の第2、第3感温抵抗体とを有する第3
    半導体基板と、 一方の面が開口した空間部およびその中央に配置され前
    記第1感温抵抗体と対を成す第4感温抵抗体とを有する
    第4半導体基板とがあって、 これら第1から第4の半導体基板は互いに積層方向に貼
    り合わせられるものであって、前記各空間部の開口面は
    貼り合わせによって隣り合う半導体基板の各空間部の開
    口面と一致するように構成されていることを特徴とする
    多軸加速度センサ。
  2. 【請求項2】 前記複数の半導体基板の上部表面には、
    貼り合わせによって隣り合う半導体基板のための位置決
    め用凹部が設けられていることを特徴とする請求項1記
    載の多軸加速度センサ。
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