JP3331356B2 - 毛羽制御装置による張力制御方法 - Google Patents
毛羽制御装置による張力制御方法Info
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- D02—YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
- D02G—CRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
- D02G1/00—Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics
- D02G1/02—Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics by twisting, fixing the twist and backtwisting, i.e. by imparting false twist
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H54/00—Winding, coiling, or depositing filamentary material
- B65H54/70—Other constructional features of yarn-winding machines
- B65H54/705—Arrangements for reducing hairyness of the filamentary material
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H59/00—Adjusting or controlling tension in filamentary material, e.g. for preventing snarling; Applications of tension indicators
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- B65H59/10—Adjusting or controlling tension in filamentary material, e.g. for preventing snarling; Applications of tension indicators by devices acting on running material and not associated with supply or take-up devices
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- D01H—SPINNING OR TWISTING
- D01H7/00—Spinning or twisting arrangements
- D01H7/92—Spinning or twisting arrangements for imparting transient twist, i.e. false twist
- D01H7/923—Spinning or twisting arrangements for imparting transient twist, i.e. false twist by means of rotating devices
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- B65H2701/30—Handled filamentary material
- B65H2701/31—Textiles threads or artificial strands of filaments
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
- Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、糸の巻き返し時
に、紡績糸の表面から飛び出している毛羽を減少させる
ための毛羽制御装置を用いて、糸の巻き取り張力を制御
するようにした毛羽制御装置による張力制御方法に関す
るものである。
に、紡績糸の表面から飛び出している毛羽を減少させる
ための毛羽制御装置を用いて、糸の巻き取り張力を制御
するようにした毛羽制御装置による張力制御方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】本出願には、先の出願である特願平8−
322222号において、図4に示されているような毛
羽制御装置を提案した。
322222号において、図4に示されているような毛
羽制御装置を提案した。
【0003】上述した先の出願における毛羽制御装置に
おいては、静止状態の精紡上がりのコップ1から、コッ
プ1の軸線方向上方に引き出された糸yは、バルーン制
御筒2を経て、所定の間隔を置いて上下に配設されたガ
イド孔3a’が穿設された支持板3aと該支持板3aに
より挟持されたカプセルテンサー3bとからなる制御部
材3の上記支持板3aのガイド孔3a’に挿通されると
ともに、カプセルテンサー3bの周面に接触し、次い
で、フリクションディスク型仮撚り装置4に供給され
る。その後、糸yは、自動糸継ぎ装置5やヤーンクリア
ラー6を経て、図示されていない綾振り装置により綾振
りされながら、駆動ドラム7により回転されるコーン状
の巻取パッケージ8に巻き取られる。
おいては、静止状態の精紡上がりのコップ1から、コッ
プ1の軸線方向上方に引き出された糸yは、バルーン制
御筒2を経て、所定の間隔を置いて上下に配設されたガ
イド孔3a’が穿設された支持板3aと該支持板3aに
より挟持されたカプセルテンサー3bとからなる制御部
材3の上記支持板3aのガイド孔3a’に挿通されると
ともに、カプセルテンサー3bの周面に接触し、次い
で、フリクションディスク型仮撚り装置4に供給され
る。その後、糸yは、自動糸継ぎ装置5やヤーンクリア
ラー6を経て、図示されていない綾振り装置により綾振
りされながら、駆動ドラム7により回転されるコーン状
の巻取パッケージ8に巻き取られる。
【0004】コップ1と巻取パッケージ8との間の糸道
上に設けられたフリクションディスク型仮撚り装置4に
よって、走行する糸yに仮撚りが付与され、該フリクシ
ョンディスク型仮撚り装置4より下方の加撚領域におい
て、糸yに所定方向の撚りが施されるが、該撚りは、フ
リクションディスク型仮撚り装置4の下方に配設された
制御部材3により、制御部材3より下方への撚りの伝播
が制御されるので、糸yには、効果的な加撚が施され
る。このように、糸yに仮撚りが付与されることによ
り、糸yの表面から飛び出ている毛羽が撚り込まれて毛
羽伏せが行われることになる。
上に設けられたフリクションディスク型仮撚り装置4に
よって、走行する糸yに仮撚りが付与され、該フリクシ
ョンディスク型仮撚り装置4より下方の加撚領域におい
て、糸yに所定方向の撚りが施されるが、該撚りは、フ
リクションディスク型仮撚り装置4の下方に配設された
制御部材3により、制御部材3より下方への撚りの伝播
が制御されるので、糸yには、効果的な加撚が施され
る。このように、糸yに仮撚りが付与されることによ
り、糸yの表面から飛び出ている毛羽が撚り込まれて毛
羽伏せが行われることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】先ず最初に、上述した
コップ1の軸線方向に上方に引き出された糸yを、図示
されていない綾振り装置により綾振りしながら、駆動ド
ラム7により回転されるコーン状の巻取パッケージ8に
巻き取る従来の巻き取り工程における張力変動について
説明する。
コップ1の軸線方向に上方に引き出された糸yを、図示
されていない綾振り装置により綾振りしながら、駆動ド
ラム7により回転されるコーン状の巻取パッケージ8に
巻き取る従来の巻き取り工程における張力変動について
説明する。
【0006】図5に示されているように、空のコーンボ
ビン9は、クレードルアーム10により支持されてお
り、また、空のコーンボビン9の大径側のクレードルア
ーム10に配設されたボビンホルダー10aには、空の
コーンボビン9の大径より径の大きなゴムリング11が
取着されている。そして、空のコーンボビン9への糸y
の巻き始め時においては、空のコーンボビン9は、駆動
ドラム7に接触することなく、空のコーンボビン9の大
径より径の大きなゴムリング11が駆動ドラム7に接触
することにより、空のコーンボビン9が回転されて、図
示されていない綾振り装置により綾振りされている糸y
が空のコーンボビン9に巻かれることになる。
ビン9は、クレードルアーム10により支持されてお
り、また、空のコーンボビン9の大径側のクレードルア
ーム10に配設されたボビンホルダー10aには、空の
コーンボビン9の大径より径の大きなゴムリング11が
取着されている。そして、空のコーンボビン9への糸y
の巻き始め時においては、空のコーンボビン9は、駆動
ドラム7に接触することなく、空のコーンボビン9の大
径より径の大きなゴムリング11が駆動ドラム7に接触
することにより、空のコーンボビン9が回転されて、図
示されていない綾振り装置により綾振りされている糸y
が空のコーンボビン9に巻かれることになる。
【0007】上述したようにして、空のコーンボビン9
の大径より径の大きなゴムリング11が駆動ドラム7に
接触することにより、空のコーンボビン9が回転され
て、空のコーンボビン9に糸yが巻かれていくが、空の
コーンボビン9に、ゴムリング11の外周面を越える糸
層が形成されると、空のコーンボビン9に巻回された糸
層の表面が駆動ドラム7に接触し、巻取パッケージ8が
回転されることになる。このように、糸層が形成された
コーン状の巻取パッケージ8の駆動が、ゴムリング11
の駆動ドラム7への接触による駆動から、巻取パッケー
ジ8の糸層の表面の駆動ドラム7への接触による駆動へ
と切り替わる。このようにして、コップ1から引き出さ
れた糸yが、空のコーンボビン9に巻回されて、コーン
状の巻取パッケージ8が形成されることになる。
の大径より径の大きなゴムリング11が駆動ドラム7に
接触することにより、空のコーンボビン9が回転され
て、空のコーンボビン9に糸yが巻かれていくが、空の
コーンボビン9に、ゴムリング11の外周面を越える糸
層が形成されると、空のコーンボビン9に巻回された糸
層の表面が駆動ドラム7に接触し、巻取パッケージ8が
回転されることになる。このように、糸層が形成された
コーン状の巻取パッケージ8の駆動が、ゴムリング11
の駆動ドラム7への接触による駆動から、巻取パッケー
ジ8の糸層の表面の駆動ドラム7への接触による駆動へ
と切り替わる。このようにして、コップ1から引き出さ
れた糸yが、空のコーンボビン9に巻回されて、コーン
状の巻取パッケージ8が形成されることになる。
【0008】次に、図4を用いて、フリクションディス
ク型仮撚り装置4について説明する。
ク型仮撚り装置4について説明する。
【0009】フリクションディスク型仮撚り装置4は、
平面的に見て、正三角形の頂点に位置するように配設さ
れた3本の垂直軸4aに、それぞれ、複数のフリクショ
ンディスク4bが取着された構成を有するとともに、各
垂直軸4aに取着されたフリクションディスク4bが、
側面から見て、互い違いに配置され、且つ、平面的に見
て、一部が重複するように配置されている(なお、図4
において、図示されている2本の垂直軸4aの中間で、
その背後に配置されている垂直軸と該垂直軸に取着され
たフリクションディスクは省略されている。)。そし
て、3本の垂直軸4aを同方向に回転させることによ
り、フリクションディスク4b間に挿入されジグザグ状
に屈曲された糸yに加撚を施すように構成されている。
平面的に見て、正三角形の頂点に位置するように配設さ
れた3本の垂直軸4aに、それぞれ、複数のフリクショ
ンディスク4bが取着された構成を有するとともに、各
垂直軸4aに取着されたフリクションディスク4bが、
側面から見て、互い違いに配置され、且つ、平面的に見
て、一部が重複するように配置されている(なお、図4
において、図示されている2本の垂直軸4aの中間で、
その背後に配置されている垂直軸と該垂直軸に取着され
たフリクションディスクは省略されている。)。そし
て、3本の垂直軸4aを同方向に回転させることによ
り、フリクションディスク4b間に挿入されジグザグ状
に屈曲された糸yに加撚を施すように構成されている。
【0010】上述したように、給糸ボビン1と巻取パッ
ケージ8との間の糸道上に設けられたフリクションディ
スク型仮撚り装置4によって、走行する糸yに仮撚りが
付与され、該フリクションディスク型仮撚り装置4より
下方の加撚領域において、糸yに所定方向の撚りが施さ
れるが、該撚りは、フリクションディスク型仮撚り装置
4の下方に配設された制御部材3により、制御部材3よ
り下方への撚りの伝播が制御されるので、糸yには、効
果的な加撚が施される。このように、糸yに仮撚りが付
与されることにより、糸yの表面から飛び出ている毛羽
が撚り込まれて毛羽伏せが行われることになる。
ケージ8との間の糸道上に設けられたフリクションディ
スク型仮撚り装置4によって、走行する糸yに仮撚りが
付与され、該フリクションディスク型仮撚り装置4より
下方の加撚領域において、糸yに所定方向の撚りが施さ
れるが、該撚りは、フリクションディスク型仮撚り装置
4の下方に配設された制御部材3により、制御部材3よ
り下方への撚りの伝播が制御されるので、糸yには、効
果的な加撚が施される。このように、糸yに仮撚りが付
与されることにより、糸yの表面から飛び出ている毛羽
が撚り込まれて毛羽伏せが行われることになる。
【0011】次に、主として、図6を用いて、満管状態
のコップ1の一本分を、空のコーンボビン9に巻き取る
際の張力変動について説明する。なお、糸yの張力は、
自動糸継ぎ装置5とヤーンクリアラー6の近傍及びそれ
らの間に配設された適当な張力測定装置Tにより測定さ
れる。
のコップ1の一本分を、空のコーンボビン9に巻き取る
際の張力変動について説明する。なお、糸yの張力は、
自動糸継ぎ装置5とヤーンクリアラー6の近傍及びそれ
らの間に配設された適当な張力測定装置Tにより測定さ
れる。
【0012】空のコーンボビン9への糸yの巻き取り開
始時においては、停止状態で張力が零の状態の糸yを、
フリクションディスク型仮撚り装置4のフリクションデ
ィスク4bを回転させて糸yに加撚を施すと共に、空の
コーンボビン9の回転開始に伴い空のコーンボビン9に
巻き取るので、糸yの張力は、糸yが定常の走行速度に
達するまでの間に、図6(a)において、張力零のa点
から張力bの点まで直線勾配的に急速に上昇する。この
間に、フリクションディスク型仮撚り装置4のフリクシ
ョンディスク4bも回転を停止した状態から、徐々に回
転速度を上げて、定常状態においては、実質的に、一定
の回転で回転を続行することになる。
始時においては、停止状態で張力が零の状態の糸yを、
フリクションディスク型仮撚り装置4のフリクションデ
ィスク4bを回転させて糸yに加撚を施すと共に、空の
コーンボビン9の回転開始に伴い空のコーンボビン9に
巻き取るので、糸yの張力は、糸yが定常の走行速度に
達するまでの間に、図6(a)において、張力零のa点
から張力bの点まで直線勾配的に急速に上昇する。この
間に、フリクションディスク型仮撚り装置4のフリクシ
ョンディスク4bも回転を停止した状態から、徐々に回
転速度を上げて、定常状態においては、実質的に、一定
の回転で回転を続行することになる。
【0013】糸yが定常の走行速度に達した後は、即
ち、張力bの点以降は、張力は、微増しながら張力cに
達する。この張力の微増は、コップ1から糸yが巻き戻
されて、コップ1の径が小さくなるにしたがって、糸y
のコップ1からの解除抵抗が増加することに起因するも
のである。
ち、張力bの点以降は、張力は、微増しながら張力cに
達する。この張力の微増は、コップ1から糸yが巻き戻
されて、コップ1の径が小さくなるにしたがって、糸y
のコップ1からの解除抵抗が増加することに起因するも
のである。
【0014】次いで、上述したように、糸層が形成され
たコーン状の巻取パッケージ8の駆動が、ゴムリング1
1の駆動ドラム7への接触による駆動から、巻取パッケ
ージ8の糸層の表面の駆動ドラム7への接触による駆動
へと切り替わると、糸yの張力は、張力cの点から張力
dの点まで直線勾配的に急速に上昇する。これは、ゴム
リング11の駆動ドラム7への接触による駆動から、巻
取パッケージ8の糸層の表面の駆動ドラム7への接触に
よる駆動へと切り替わる際には、周速の速い巻取パッケ
ージ8の小径側が、先ず最初に、駆動ドラム7に接触す
るために、糸yの走行速度が急に大きくなることに起因
するものである。
たコーン状の巻取パッケージ8の駆動が、ゴムリング1
1の駆動ドラム7への接触による駆動から、巻取パッケ
ージ8の糸層の表面の駆動ドラム7への接触による駆動
へと切り替わると、糸yの張力は、張力cの点から張力
dの点まで直線勾配的に急速に上昇する。これは、ゴム
リング11の駆動ドラム7への接触による駆動から、巻
取パッケージ8の糸層の表面の駆動ドラム7への接触に
よる駆動へと切り替わる際には、周速の速い巻取パッケ
ージ8の小径側が、先ず最初に、駆動ドラム7に接触す
るために、糸yの走行速度が急に大きくなることに起因
するものである。
【0015】糸層が形成されたコーン状の巻取パッケー
ジ8の駆動が、ゴムリング11の駆動ドラム7への接触
による駆動から、巻取パッケージ8の糸層の表面の駆動
ドラム7への接触による駆動へと切り替わった後は、糸
yの張力変動は、上述したように、コップ1から糸yが
巻き戻されて、コップ1の径が小さくなるにしたがっ
て、糸yのコップ1からの解除抵抗が増加することに起
因する張力の微増のみであり、従って、張力は、張力d
の点から、微増しながら、張力eの点に達することにな
る。
ジ8の駆動が、ゴムリング11の駆動ドラム7への接触
による駆動から、巻取パッケージ8の糸層の表面の駆動
ドラム7への接触による駆動へと切り替わった後は、糸
yの張力変動は、上述したように、コップ1から糸yが
巻き戻されて、コップ1の径が小さくなるにしたがっ
て、糸yのコップ1からの解除抵抗が増加することに起
因する張力の微増のみであり、従って、張力は、張力d
の点から、微増しながら、張力eの点に達することにな
る。
【0016】コップ1に残っている糸yが僅かになった
状態、とりわけ、コップ1の下部に巻かれている最後の
糸yが引き出される際には、張力は、張力eの点から張
力fの点までのように、直線勾配的に急速に上昇する。
コップ1の糸yが消尽されると、当然のことながら、点
gで表されているように、張力は零となる。
状態、とりわけ、コップ1の下部に巻かれている最後の
糸yが引き出される際には、張力は、張力eの点から張
力fの点までのように、直線勾配的に急速に上昇する。
コップ1の糸yが消尽されると、当然のことながら、点
gで表されているように、張力は零となる。
【0017】上述したように、満管状態のコップ1の一
本分を、空のコーンボビン9及び糸層が形成されたコー
ン状の巻取パッケージ8に巻き取る際の張力は、図6
(a)に示されているように大きく変動することにな
る。なお、この間のフリクションディスク型仮撚り装置
4のフリクションディスク4bの回転数は.図6(b)
に示されているように、停止状態から定常状態のA’ま
で、直線勾配的に増加し、定常状態のA’に達した後
は、コップ1の糸yが消尽された後、停止される時点ま
で、一定である。
本分を、空のコーンボビン9及び糸層が形成されたコー
ン状の巻取パッケージ8に巻き取る際の張力は、図6
(a)に示されているように大きく変動することにな
る。なお、この間のフリクションディスク型仮撚り装置
4のフリクションディスク4bの回転数は.図6(b)
に示されているように、停止状態から定常状態のA’ま
で、直線勾配的に増加し、定常状態のA’に達した後
は、コップ1の糸yが消尽された後、停止される時点ま
で、一定である。
【0018】本発明の目的は、上述した従来の毛羽制御
装置における大きな張力変動を減少させて、より均一な
張力に制御することが可能な毛羽制御装置による張力制
御方法を提供することにある。
装置における大きな張力変動を減少させて、より均一な
張力に制御することが可能な毛羽制御装置による張力制
御方法を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために、第1には、給糸ボビンから引き出さ
れた糸を、給糸ボビン方向への撚りの伝播を制御する制
御部材に導入し、次いで、フリクションディスク型仮撚
り装置に導入することにより毛羽伏せを行うとともに、
前記フリクションディスク型仮撚り装置による糸の送り
出し速度を制御することにより、糸張力を制御するよう
にしたものであり、第2には、フリクションディスク型
仮撚り装置による糸の送り出し速度が一定の場合におけ
る糸張力変動に基づいて、フリクションディスク型仮撚
り装置による糸の送り出し速度をシークエンス制御する
ようにしたものであり、第3には、フリクションディス
ク型仮撚り装置による糸の送り出し速度の制御を、フィ
ードバック制御としたものである。
を達成するために、第1には、給糸ボビンから引き出さ
れた糸を、給糸ボビン方向への撚りの伝播を制御する制
御部材に導入し、次いで、フリクションディスク型仮撚
り装置に導入することにより毛羽伏せを行うとともに、
前記フリクションディスク型仮撚り装置による糸の送り
出し速度を制御することにより、糸張力を制御するよう
にしたものであり、第2には、フリクションディスク型
仮撚り装置による糸の送り出し速度が一定の場合におけ
る糸張力変動に基づいて、フリクションディスク型仮撚
り装置による糸の送り出し速度をシークエンス制御する
ようにしたものであり、第3には、フリクションディス
ク型仮撚り装置による糸の送り出し速度の制御を、フィ
ードバック制御としたものである。
【0020】
【実施例】以下に、本発明の実施例について説明する
が、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定
されるものではない。なお、上述した従来の巻き取り装
置と同じ構成部材については、同じ符号が使用されてい
るとともに、該構成部材の詳細な説明については省略す
る。
が、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定
されるものではない。なお、上述した従来の巻き取り装
置と同じ構成部材については、同じ符号が使用されてい
るとともに、該構成部材の詳細な説明については省略す
る。
【0021】上述したように、給糸ボビン1と巻取パッ
ケージ8との間の糸道上に設けられたフリクションディ
スク型仮撚り装置4によって、走行する糸yに仮撚りが
付与され、該フリクションディスク型仮撚り装置4より
下方の加撚領域において、糸yに所定方向の撚りが施さ
れるが、このように、糸yに仮撚りが付与されることに
より、糸yの表面から飛び出ている毛羽が撚り込まれて
毛羽伏せが行われることになる。
ケージ8との間の糸道上に設けられたフリクションディ
スク型仮撚り装置4によって、走行する糸yに仮撚りが
付与され、該フリクションディスク型仮撚り装置4より
下方の加撚領域において、糸yに所定方向の撚りが施さ
れるが、このように、糸yに仮撚りが付与されることに
より、糸yの表面から飛び出ている毛羽が撚り込まれて
毛羽伏せが行われることになる。
【0022】また、フリクションディスク型仮撚り装置
4のフリクションディスク4bは、糸yに接触して加撚
を施すと同時に、糸yを送り出す送り出し機能を有する
ものであり、従って、フリクションディスク4bの回転
数を増減させて、糸yの送り出し量を調整することによ
り、巻取パッケージ8により巻き取られる糸yの張力を
制御することができる。即ち、フリクションディスク4
bの回転数を減少させて、糸yの送り出し速度を低下さ
せると、常に一定回転速度で回転している駆動ドラム7
に接触している巻取パッケージ8の巻き取り速度は一定
であるので、巻取パッケージ8とフリクションディスク
型仮撚り装置4と間で糸yが緊張し、従って、張力測定
装置Tにより測定される張力は増加することになる。ま
た、逆に、フリクションディスク4bの回転数を増加さ
せて、糸yの送り出し速度を速めると、常に一定回転速
度で回転している駆動ドラム7に接触している巻取パッ
ケージ8の巻き取り速度は一定であるので、巻取パッケ
ージ8とフリクションディスク型仮撚り装置4と間で糸
yが緩和され、従って、張力測定装置Tにより測定され
る張力は減少することになる。
4のフリクションディスク4bは、糸yに接触して加撚
を施すと同時に、糸yを送り出す送り出し機能を有する
ものであり、従って、フリクションディスク4bの回転
数を増減させて、糸yの送り出し量を調整することによ
り、巻取パッケージ8により巻き取られる糸yの張力を
制御することができる。即ち、フリクションディスク4
bの回転数を減少させて、糸yの送り出し速度を低下さ
せると、常に一定回転速度で回転している駆動ドラム7
に接触している巻取パッケージ8の巻き取り速度は一定
であるので、巻取パッケージ8とフリクションディスク
型仮撚り装置4と間で糸yが緊張し、従って、張力測定
装置Tにより測定される張力は増加することになる。ま
た、逆に、フリクションディスク4bの回転数を増加さ
せて、糸yの送り出し速度を速めると、常に一定回転速
度で回転している駆動ドラム7に接触している巻取パッ
ケージ8の巻き取り速度は一定であるので、巻取パッケ
ージ8とフリクションディスク型仮撚り装置4と間で糸
yが緩和され、従って、張力測定装置Tにより測定され
る張力は減少することになる。
【0023】以下に、主として、図1を用いて、上述し
たフリクションディスク型仮撚り装置4の張力制御機能
を利用して、上述した従来の毛羽制御装置における大き
な張力変動を減少させる手段について説明する。
たフリクションディスク型仮撚り装置4の張力制御機能
を利用して、上述した従来の毛羽制御装置における大き
な張力変動を減少させる手段について説明する。
【0024】精紡上がりの満管状態のコップ1の一本分
を、巻取パッケージ8に巻き取る際の張力変動パターン
は、同じ精紡条件の下で製造されたコップ1の場合に
は、図6(a)に示されているようなほぼ同じ張力変動
パターンを示す。従って、このような場合には、フリク
ションディスク型仮撚り装置4のフリクションディスク
4bを回転駆動させるモーター等の駆動装置を、シーク
エンス制御することにより、張力変動の少ない張力変動
パターンを得ることができる。
を、巻取パッケージ8に巻き取る際の張力変動パターン
は、同じ精紡条件の下で製造されたコップ1の場合に
は、図6(a)に示されているようなほぼ同じ張力変動
パターンを示す。従って、このような場合には、フリク
ションディスク型仮撚り装置4のフリクションディスク
4bを回転駆動させるモーター等の駆動装置を、シーク
エンス制御することにより、張力変動の少ない張力変動
パターンを得ることができる。
【0025】空のコーンボビン9への糸yの巻き始め開
始時においては、フリクションディスク型仮撚り装置4
のフリクションディスク4bは、A点の停止した状態か
ら、直線勾配的に回転数を上げて、巻取パッケージ8
が、巻取パッケージ8の糸層の表面が駆動ドラム7へ接
触して回転されている状態のフリクションディスク4b
の回転数より小さい回転数Bに達するように、フリクシ
ョンディスク型仮撚り装置4を駆動制御する。上述した
ように、空のコーンボビン9への糸yの巻き始め開始時
においては、空のコーンボビン9は駆動ドラム7に接触
しておらず、ゴムリング11が駆動ドラム7に接触する
ことにより、空のコーンボビン9或いは巻取パッケージ
8が回転されているので、糸yの張力が弱く、従って、
糸yが、十分に空のコーンボビン9或いは巻取パッケー
ジ8に巻き付かず、糸yが、空のコーンボビン9或いは
巻取パッケージ8の表面に対してずれる糸ズレが発生す
る。そこで、ゴムリング11が駆動ドラム7に接触する
ことにより、空のコーンボビン9或いは巻取パッケージ
8が回転されている間は、上記のように、巻取パッケー
ジ8の糸層の表面が駆動ドラム7へ接触して回転されて
いる状態のフリクションディスク4bの回転数より小さ
い回転数Bでフリクションディスク4bを回転させて、
フリクションディスク4bによる糸yの送り出し速度を
低く抑えて、巻取パッケージ8とフリクションディスク
型仮撚り装置4と間で糸yを緊張させて、張力を増加し
た状態に保持する。このようにして、上記のような糸ズ
レを防止する。
始時においては、フリクションディスク型仮撚り装置4
のフリクションディスク4bは、A点の停止した状態か
ら、直線勾配的に回転数を上げて、巻取パッケージ8
が、巻取パッケージ8の糸層の表面が駆動ドラム7へ接
触して回転されている状態のフリクションディスク4b
の回転数より小さい回転数Bに達するように、フリクシ
ョンディスク型仮撚り装置4を駆動制御する。上述した
ように、空のコーンボビン9への糸yの巻き始め開始時
においては、空のコーンボビン9は駆動ドラム7に接触
しておらず、ゴムリング11が駆動ドラム7に接触する
ことにより、空のコーンボビン9或いは巻取パッケージ
8が回転されているので、糸yの張力が弱く、従って、
糸yが、十分に空のコーンボビン9或いは巻取パッケー
ジ8に巻き付かず、糸yが、空のコーンボビン9或いは
巻取パッケージ8の表面に対してずれる糸ズレが発生す
る。そこで、ゴムリング11が駆動ドラム7に接触する
ことにより、空のコーンボビン9或いは巻取パッケージ
8が回転されている間は、上記のように、巻取パッケー
ジ8の糸層の表面が駆動ドラム7へ接触して回転されて
いる状態のフリクションディスク4bの回転数より小さ
い回転数Bでフリクションディスク4bを回転させて、
フリクションディスク4bによる糸yの送り出し速度を
低く抑えて、巻取パッケージ8とフリクションディスク
型仮撚り装置4と間で糸yを緊張させて、張力を増加し
た状態に保持する。このようにして、上記のような糸ズ
レを防止する。
【0026】空のコーンボビン9に、ゴムリング11の
外周面を越える糸層が形成されると、巻取パッケージ8
の糸層の表面が駆動ドラム7に接触するが、上述したよ
うに、糸層が形成されたコーン状の巻取パッケージ8の
駆動が、ゴムリング11の駆動ドラム7への接触による
駆動から、巻取パッケージ8の糸層の表面の駆動ドラム
7への接触による駆動へと切り替わると、糸yの張力
は、図6(a)に示されている張力cの点と張力dの点
との間で直線勾配的に急速に上昇する。このような張力
の急速な上昇を防止し、張力を一定に維持するために、
フリクションディスク4bの回転数を、上記の張力の直
線勾配的な上昇に合わせて、回転数Bから回転数Cま
で、直線勾配的に上昇させて、フリクションディスク4
bによる糸yの送り出し速度を高めて、巻取パッケージ
8とフリクションディスク型仮撚り装置4との間で糸y
の緊張を緩和させて張力を増加を抑え、張力を一定に維
持する。
外周面を越える糸層が形成されると、巻取パッケージ8
の糸層の表面が駆動ドラム7に接触するが、上述したよ
うに、糸層が形成されたコーン状の巻取パッケージ8の
駆動が、ゴムリング11の駆動ドラム7への接触による
駆動から、巻取パッケージ8の糸層の表面の駆動ドラム
7への接触による駆動へと切り替わると、糸yの張力
は、図6(a)に示されている張力cの点と張力dの点
との間で直線勾配的に急速に上昇する。このような張力
の急速な上昇を防止し、張力を一定に維持するために、
フリクションディスク4bの回転数を、上記の張力の直
線勾配的な上昇に合わせて、回転数Bから回転数Cま
で、直線勾配的に上昇させて、フリクションディスク4
bによる糸yの送り出し速度を高めて、巻取パッケージ
8とフリクションディスク型仮撚り装置4との間で糸y
の緊張を緩和させて張力を増加を抑え、張力を一定に維
持する。
【0027】ゴムリング11の駆動ドラム7への接触に
よる駆動から、巻取パッケージ8の糸層の表面の駆動ド
ラム7への接触による駆動へと切り替わった後は、フリ
クションディスク4bの回転数は、回転数Cの状態にし
ばらく維持される。
よる駆動から、巻取パッケージ8の糸層の表面の駆動ド
ラム7への接触による駆動へと切り替わった後は、フリ
クションディスク4bの回転数は、回転数Cの状態にし
ばらく維持される。
【0028】糸層が形成されたコーン状の巻取パッケー
ジ8の駆動が、ゴムリング11の駆動ドラム7への接触
による駆動から、巻取パッケージ8の糸層の表面の駆動
ドラム7への接触による駆動へと切り替わった後で、コ
ップ1の下部に巻かれている最後の糸yが引き出される
ために、図6(a)の張力eの点と張力fの点との間に
示されている張力の急速な上昇が起こる以前に、少なく
とも一度、フリクションディスク4bの回転数を、回転
数Cから回転数Dまで上げる。
ジ8の駆動が、ゴムリング11の駆動ドラム7への接触
による駆動から、巻取パッケージ8の糸層の表面の駆動
ドラム7への接触による駆動へと切り替わった後で、コ
ップ1の下部に巻かれている最後の糸yが引き出される
ために、図6(a)の張力eの点と張力fの点との間に
示されている張力の急速な上昇が起こる以前に、少なく
とも一度、フリクションディスク4bの回転数を、回転
数Cから回転数Dまで上げる。
【0029】その後、コップ1の下部に巻かれている最
後の糸yが引き出されるために、図6(a)の張力eの
点と張力fの点との間に示されている張力の急速な上昇
が起こるまで、フリクションディスク4bの回転数を、
回転数Dに維持する。
後の糸yが引き出されるために、図6(a)の張力eの
点と張力fの点との間に示されている張力の急速な上昇
が起こるまで、フリクションディスク4bの回転数を、
回転数Dに維持する。
【0030】コップ1に残っている糸yが僅かになった
状態、とりわけ、コップ1の下部に巻かれている最後の
糸yが引き出される際の張力のe点からf点までの直線
勾配的に急速上昇に合わせて、フリクションディスク4
bの回転数を回転数Dから回転数Eまで直線勾配的に上
昇させるとともに、コップ1の糸yが消尽されるまで、
この回転数Eを維持する。このように、フリクションデ
ィスク4bの回転数を、上記の張力の直線勾配的な上昇
に合わせて、回転数Dから回転数Eまで、直線勾配的に
上昇させて、フリクションディスク4bによる糸yの送
り出し速度を高めて、巻取パッケージ8とフリクション
ディスク型仮撚り装置4と間で糸yの緊張を緩和させて
張力を増加を抑え、張力を一定に維持する。
状態、とりわけ、コップ1の下部に巻かれている最後の
糸yが引き出される際の張力のe点からf点までの直線
勾配的に急速上昇に合わせて、フリクションディスク4
bの回転数を回転数Dから回転数Eまで直線勾配的に上
昇させるとともに、コップ1の糸yが消尽されるまで、
この回転数Eを維持する。このように、フリクションデ
ィスク4bの回転数を、上記の張力の直線勾配的な上昇
に合わせて、回転数Dから回転数Eまで、直線勾配的に
上昇させて、フリクションディスク4bによる糸yの送
り出し速度を高めて、巻取パッケージ8とフリクション
ディスク型仮撚り装置4と間で糸yの緊張を緩和させて
張力を増加を抑え、張力を一定に維持する。
【0031】その後、コップ1の糸yが消尽された後
に、フリクションディスク4bを停止させる。
に、フリクションディスク4bを停止させる。
【0032】上述したように、糸層が形成されたコーン
状の巻取パッケージ8の駆動が、ゴムリング11の駆動
ドラム7への接触による駆動から、巻取パッケージ8の
糸層の表面の駆動ドラム7への接触による駆動へと切り
替わった後で、コップ1の下部に巻かれている最後の糸
yが引き出されるために、図6(a)の張力eの点と張
力fの点との間に示されている張力の急速な上昇が起こ
る以前に、少なくとも一度、フリクションディスク4b
の回転数を、回転数Cから回転数Dまで上げた理由は、
回転数Cと回転数Eとの間で少なくとも一度、回転数C
から回転数Dまでフリクションディスク4bの回転数を
上げておかない場合には、回転数Cとコップ1に巻かれ
ている最後の糸yが引き出される際の回転数Eとの差が
大きくなり、回転数Cから回転数Eへの回転数の上昇を
短時間で行わなければならず、円滑な張力制御が困難と
なるからである。
状の巻取パッケージ8の駆動が、ゴムリング11の駆動
ドラム7への接触による駆動から、巻取パッケージ8の
糸層の表面の駆動ドラム7への接触による駆動へと切り
替わった後で、コップ1の下部に巻かれている最後の糸
yが引き出されるために、図6(a)の張力eの点と張
力fの点との間に示されている張力の急速な上昇が起こ
る以前に、少なくとも一度、フリクションディスク4b
の回転数を、回転数Cから回転数Dまで上げた理由は、
回転数Cと回転数Eとの間で少なくとも一度、回転数C
から回転数Dまでフリクションディスク4bの回転数を
上げておかない場合には、回転数Cとコップ1に巻かれ
ている最後の糸yが引き出される際の回転数Eとの差が
大きくなり、回転数Cから回転数Eへの回転数の上昇を
短時間で行わなければならず、円滑な張力制御が困難と
なるからである。
【0033】図1に示されているような、フリクション
ディスク4bの回転数制御パターンは、使用されるコッ
プ1を用いて実験することにより作成でき、このような
回転数制御パターンを、中央制御ユニットに記憶させて
おき、該記憶された回転数制御パターンに基づいて、モ
ーター等のフリクションディスク型仮撚り装置4の駆動
源を制御する。
ディスク4bの回転数制御パターンは、使用されるコッ
プ1を用いて実験することにより作成でき、このような
回転数制御パターンを、中央制御ユニットに記憶させて
おき、該記憶された回転数制御パターンに基づいて、モ
ーター等のフリクションディスク型仮撚り装置4の駆動
源を制御する。
【0034】図2に示されているフリクションディスク
4bの回転数制御パターンの実線部分は、図1と同じで
ある。一点鎖線で示されて回転数制御パターンは、糸切
れ等により、フリクションディスク4bの回転が停止さ
れ、糸継ぎ後、再度、フリクションディスク4bを回転
させる際のフリクションディスク4bの回転数制御パタ
ーンである。
4bの回転数制御パターンの実線部分は、図1と同じで
ある。一点鎖線で示されて回転数制御パターンは、糸切
れ等により、フリクションディスク4bの回転が停止さ
れ、糸継ぎ後、再度、フリクションディスク4bを回転
させる際のフリクションディスク4bの回転数制御パタ
ーンである。
【0035】図2に示されている回転数制御パターンX
は、回転数Cの間に糸切れが発生した例である。糸切れ
が発生した場合には、直線勾配的に急速にフリクション
ディスク4bの回転を停止する。糸継ぎが完了した後
は、上述した、空のコーンボビン9への糸yの巻き始め
開始時における停止状態Aから回転数Bまでの勾配と同
じ勾配で、直線勾配的に、フリクションディスク4bの
回転数を停止状態から回転数Cまで上げる。このよう
に、停止状態から所望の回転数までの上昇勾配を同じと
することにより、より張力変動の少ない巻取パッケージ
を製造することができる。
は、回転数Cの間に糸切れが発生した例である。糸切れ
が発生した場合には、直線勾配的に急速にフリクション
ディスク4bの回転を停止する。糸継ぎが完了した後
は、上述した、空のコーンボビン9への糸yの巻き始め
開始時における停止状態Aから回転数Bまでの勾配と同
じ勾配で、直線勾配的に、フリクションディスク4bの
回転数を停止状態から回転数Cまで上げる。このよう
に、停止状態から所望の回転数までの上昇勾配を同じと
することにより、より張力変動の少ない巻取パッケージ
を製造することができる。
【0036】図2に示されている回転数制御パターンY
は、回転数Cより速い回転数Dにおいて糸切れが発生し
た例である。この場合にも、上述した回転数制御パター
ンXの停止勾配と同じ勾配で、直線勾配的に急速にフリ
クションディスク4bの回転を停止する。糸継ぎが完了
した後は、停止点Y1から回転数Cまでは、上述した回
転数制御パターンXの勾配と同じ勾配で、直線勾配的
に、フリクションディスク4bの回転数を上げ、回転数
Cからは、停止点Y1から回転数Cまでの勾配より、緩
やかな勾配で、回転数Dまで上げる。このように、停止
点Y1から回転数Cまでを回転数制御パターンXと同じ
パターンとすることにより、より張力変動の少ない巻取
パッケージを製造することができ、また、その後の上昇
勾配を緩やかにすることにより、糸yの急激な張力変動
を抑えることができ、糸切れ等のトラブルを防止するこ
とができる。
は、回転数Cより速い回転数Dにおいて糸切れが発生し
た例である。この場合にも、上述した回転数制御パター
ンXの停止勾配と同じ勾配で、直線勾配的に急速にフリ
クションディスク4bの回転を停止する。糸継ぎが完了
した後は、停止点Y1から回転数Cまでは、上述した回
転数制御パターンXの勾配と同じ勾配で、直線勾配的
に、フリクションディスク4bの回転数を上げ、回転数
Cからは、停止点Y1から回転数Cまでの勾配より、緩
やかな勾配で、回転数Dまで上げる。このように、停止
点Y1から回転数Cまでを回転数制御パターンXと同じ
パターンとすることにより、より張力変動の少ない巻取
パッケージを製造することができ、また、その後の上昇
勾配を緩やかにすることにより、糸yの急激な張力変動
を抑えることができ、糸切れ等のトラブルを防止するこ
とができる。
【0037】図2に示されている回転数制御パターンZ
は、回転数Dより速い回転数Eにおいて糸切れが発生し
た例である。この場合にも、上述した回転数制御パター
ンX、Yの停止勾配と同じ勾配で、直線勾配的に急速に
フリクションディスク4bの回転を停止する。糸継ぎが
完了した後は、停止点Z1から回転数Cまでは、上述し
た回転数制御パターンX、Yの勾配と同じ勾配で、直線
勾配的に、フリクションディスク4bの回転数を上げ、
回転数Cからは、停止点Z1から回転数Cまでの勾配よ
り、緩やかな勾配で、回転数Eまで上げる。このよう
に、停止点Z1から回転数Cまでを回転数制御パターン
X、Yと同じパターンとすることにより、より張力変動
の少ない巻取パッケージを製造することができ、また、
その後の上昇勾配を緩やかにすることにより、糸yの急
激な張力変動を抑えることができ、糸切れ等のトラブル
を防止することができる。
は、回転数Dより速い回転数Eにおいて糸切れが発生し
た例である。この場合にも、上述した回転数制御パター
ンX、Yの停止勾配と同じ勾配で、直線勾配的に急速に
フリクションディスク4bの回転を停止する。糸継ぎが
完了した後は、停止点Z1から回転数Cまでは、上述し
た回転数制御パターンX、Yの勾配と同じ勾配で、直線
勾配的に、フリクションディスク4bの回転数を上げ、
回転数Cからは、停止点Z1から回転数Cまでの勾配よ
り、緩やかな勾配で、回転数Eまで上げる。このよう
に、停止点Z1から回転数Cまでを回転数制御パターン
X、Yと同じパターンとすることにより、より張力変動
の少ない巻取パッケージを製造することができ、また、
その後の上昇勾配を緩やかにすることにより、糸yの急
激な張力変動を抑えることができ、糸切れ等のトラブル
を防止することができる。
【0038】上述したように、図6に示されているよう
な、フリクションディスク型仮撚り装置4による糸yの
送り出し速度が一定の場合における糸張力変動に基づい
て、フリクションディスク型仮撚り装置4による糸yの
送り出し速度をシークエンス制御することにより、複雑
な制御手段を用いることなく、簡便な手段により、効果
的な張力制御が実現できる。
な、フリクションディスク型仮撚り装置4による糸yの
送り出し速度が一定の場合における糸張力変動に基づい
て、フリクションディスク型仮撚り装置4による糸yの
送り出し速度をシークエンス制御することにより、複雑
な制御手段を用いることなく、簡便な手段により、効果
的な張力制御が実現できる。
【0039】次に、図3を用いて、フィードバック方式
により、フリクションディスク型仮撚り装置4のフリク
ションディスク4bを増減して、張力を制御する場合に
ついて説明する。
により、フリクションディスク型仮撚り装置4のフリク
ションディスク4bを増減して、張力を制御する場合に
ついて説明する。
【0040】上述したように、自動糸継ぎ装置5とヤー
ンクリアラー6の近傍及びそれらの間に配設された適当
な張力測定装置Tにより測定された糸yの張力は、中央
制御ユニット9に入力され、中央制御ユニット9に記憶
されている所定の張力と比較される。張力測定装置Tに
より測定された糸yの張力が、中央制御ユニット9に記
憶されている所望の張力より大きい場合には、中央制御
ユニット9からの指令により、フリクションディスク型
仮撚り装置4のモーター等の駆動源10を制御して、フ
リクションディスク4bの回転数を上げる。このよう
に、フリクションディスク4bの回転数を上げて、フリ
クションディスク4bによる糸yの送り出し速度を高め
て、巻取パッケージ8とフリクションディスク型仮撚り
装置4との間の糸yの張力を所望の張力まで下げて、張
力を一定に維持する。また、逆に、張力測定装置Tによ
り測定された糸yの張力が、中央制御ユニット9に記憶
されている所望の張力より小さい場合には、中央制御ユ
ニット9からの指令により、フリクションディスク型仮
撚り装置4のモーター等の駆動源10を制御して、フリ
クションディスク4bの回転数を下げる。このように、
フリクションディスク4bの回転数を上げて、フリクシ
ョンディスク4bによる糸yの送り出し速度を遅くし
て、巻取パッケージ8とフリクションディスク型仮撚り
装置4との間の糸yの張力を所望の張力まで上げて、張
力を一定に維持する。このように、フィードバック制御
することにより、より均一な張力制御が可能となる。
ンクリアラー6の近傍及びそれらの間に配設された適当
な張力測定装置Tにより測定された糸yの張力は、中央
制御ユニット9に入力され、中央制御ユニット9に記憶
されている所定の張力と比較される。張力測定装置Tに
より測定された糸yの張力が、中央制御ユニット9に記
憶されている所望の張力より大きい場合には、中央制御
ユニット9からの指令により、フリクションディスク型
仮撚り装置4のモーター等の駆動源10を制御して、フ
リクションディスク4bの回転数を上げる。このよう
に、フリクションディスク4bの回転数を上げて、フリ
クションディスク4bによる糸yの送り出し速度を高め
て、巻取パッケージ8とフリクションディスク型仮撚り
装置4との間の糸yの張力を所望の張力まで下げて、張
力を一定に維持する。また、逆に、張力測定装置Tによ
り測定された糸yの張力が、中央制御ユニット9に記憶
されている所望の張力より小さい場合には、中央制御ユ
ニット9からの指令により、フリクションディスク型仮
撚り装置4のモーター等の駆動源10を制御して、フリ
クションディスク4bの回転数を下げる。このように、
フリクションディスク4bの回転数を上げて、フリクシ
ョンディスク4bによる糸yの送り出し速度を遅くし
て、巻取パッケージ8とフリクションディスク型仮撚り
装置4との間の糸yの張力を所望の張力まで上げて、張
力を一定に維持する。このように、フィードバック制御
することにより、より均一な張力制御が可能となる。
【0041】なお、上述した実施例においては、糸yが
引き出される給糸ボビンを、精紡上がりのコップ1と
し、静止状態のコップ1の軸線方向上方に糸yを引き出
す例が示されているが、精紡上がりのコップ1以外の種
々の形状の給糸ボビンを適用することができるととも
に、給糸ボビンを回転させながら糸yを引き出す、所
謂、横取りの給糸を適用することができる。また、コー
ンボビン9に代えて、円筒状のボビンを使用し、筒状の
巻取パッケージを形成する巻取りに適用することができ
る。
引き出される給糸ボビンを、精紡上がりのコップ1と
し、静止状態のコップ1の軸線方向上方に糸yを引き出
す例が示されているが、精紡上がりのコップ1以外の種
々の形状の給糸ボビンを適用することができるととも
に、給糸ボビンを回転させながら糸yを引き出す、所
謂、横取りの給糸を適用することができる。また、コー
ンボビン9に代えて、円筒状のボビンを使用し、筒状の
巻取パッケージを形成する巻取りに適用することができ
る。
【0042】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載する効果を奏することができ
る。
ているので、以下に記載する効果を奏することができ
る。
【0043】給糸ボビンから引き出され、巻取パッケー
ジに巻き取られる糸の毛羽量を抑えることができるとと
もに、糸の張力制御が可能となり、従って、張力制御の
ための特別な装置を配設する必要がない。
ジに巻き取られる糸の毛羽量を抑えることができるとと
もに、糸の張力制御が可能となり、従って、張力制御の
ための特別な装置を配設する必要がない。
【0044】フリクションディスク型仮撚り装置による
糸の送り出し速度を、シークエンス制御するようにした
ので、複雑な制御手段を用いることなく、簡便な手段に
より、効果的な張力制御が実現できる。
糸の送り出し速度を、シークエンス制御するようにした
ので、複雑な制御手段を用いることなく、簡便な手段に
より、効果的な張力制御が実現できる。
【0045】フリクションディスク型仮撚り装置による
糸の送り出し速度の制御を、フィードバック制御とした
ので、より均一な張力制御が可能となる。
糸の送り出し速度の制御を、フィードバック制御とした
ので、より均一な張力制御が可能となる。
【図1】図1は本発明の毛羽制御装置による張力制御方
法におけるフリクションディスクの回転数制御パターン
である。
法におけるフリクションディスクの回転数制御パターン
である。
【図2】図2は本発明の毛羽制御装置による張力制御方
法におけるフリクションディスクの別の実施例の回転数
制御パターンである。
法におけるフリクションディスクの別の実施例の回転数
制御パターンである。
【図3】図3は本発明の毛羽制御装置による張力制御方
法が適用される巻取装置の概略正面図である。
法が適用される巻取装置の概略正面図である。
【図4】図4は巻取装置の概略正面図である。
【図5】図5は巻取パッケージ付近の部分拡大正面図で
ある。
ある。
【図6】図6は従来の毛羽制御装置が配設された巻取装
置における張力変動パターン及びフリクションディスク
の回転数パターンである。
置における張力変動パターン及びフリクションディスク
の回転数パターンである。
y・・・・・・・・糸 1・・・・・・・・給糸ボビン 3・・・・・・・・制御部材 4・・・・・・・・フリクションディスク型仮撚り装置 8・・・・・・・・巻取パッケージ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−277067(JP,A) 特開 昭63−225070(JP,A) 特開 昭50−83669(JP,A) 実開 昭49−89340(JP,U) 実開 昭56−68253(JP,U) 実開 昭59−195148(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 59/06 B65H 59/18
Claims (3)
- 【請求項1】給糸ボビンから引き出された糸を、給糸ボ
ビン方向への撚りの伝播を制御する制御部材に導入し、
次いで、フリクションディスク型仮撚り装置に導入する
ことにより毛羽伏せを行うとともに、前記フリクション
ディスク型仮撚り装置による糸の送り出し速度を制御す
ることにより、糸張力を制御することを特徴とする毛羽
制御装置による張力制御方法。 - 【請求項2】フリクションディスク型仮撚り装置による
糸の送り出し速度が一定の場合における糸張力変動に基
づいて、フリクションディスク型仮撚り装置による糸の
送り出し速度をシークエンス制御することを特徴とする
請求項1に記載の毛羽制御装置による張力制御方法。 - 【請求項3】フリクションディスク型仮撚り装置による
糸の送り出し速度の制御が、フィードバック制御である
ことを特徴とする請求項1に記載の毛羽制御装置による
張力制御方法。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16466798A JP3331356B2 (ja) | 1998-06-12 | 1998-06-12 | 毛羽制御装置による張力制御方法 |
US09/296,126 US6279307B1 (en) | 1998-06-12 | 1999-04-22 | Tension control method using fluff control device |
EP01107785A EP1127833A3 (en) | 1998-06-12 | 1999-04-27 | Automatic winder |
EP99107437A EP0963937B1 (en) | 1998-06-12 | 1999-04-27 | Tension control method using fluff control device |
DE69900928T DE69900928T2 (de) | 1998-06-12 | 1999-04-27 | Spannungsregelungsverfahren unter Verwendung einer Flusenunterdrückungsvorrichtung |
CNB991084306A CN1180968C (zh) | 1998-06-12 | 1999-06-11 | 毛刺控制装置的张力控制方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16466798A JP3331356B2 (ja) | 1998-06-12 | 1998-06-12 | 毛羽制御装置による張力制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11349225A JPH11349225A (ja) | 1999-12-21 |
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