JP3331215B1 - 生体用縫合具 - Google Patents

生体用縫合具

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Abstract

【要約】 【課題】体内に挿入された縫合糸を体内において捕捉し
て体外に引き出す形式の胃壁固定具の使い勝手を改善す
る。 【解決手段】胃壁固定具を、ホルダ12と、そのホルダ
により保持された中空の固定穿刺針14であってそれの
内部通路に縫合糸32が挿通されて使用されるものと、
その固定穿刺針と横方向に並んでホルダにより保持され
た中空の外筒16であってそれの内部通路に縫合糸が挿
通されて使用されるものと、その外筒の内部通路内に選
択的にかつ抜去可能に挿入される可動穿刺針(図示しな
い)および縫合糸牽引具100とを含むものとする。可
動穿刺針は、外筒内において前進限度に到達すると、そ
の鋭利な先端が外筒の先端から突出する。縫合糸牽引具
は、それの先端に、弾性変形可能なスネアを有するとと
もに、外筒内において前進限度に到達すると、スネアが
外筒の先端から突出して縫合糸を捕捉する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体において互い
に分離した複数の予定縫合部位を縫合糸により縫合する
ために使用される生体用縫合具に関するものであり、特
に、その使い勝手を改善する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】生体において互いに分離した複数の予定
縫合部位を縫合糸により縫合する作業が必要である場合
がある。例えば、生体としての患者に胃瘻を内視鏡的に
造設しようとする場合である。
【0003】この例においては、胃瘻の造設に先立って
患者の腹壁と胃壁とを貫通する貫通孔が形成され、その
貫通孔を形成するために、それら腹壁と胃壁とが穿刺針
により穿刺される。その穿刺針による穿刺に先立ち、動
き易い胃壁を一時的に腹壁に固定するため、それら腹壁
と胃壁とを縫合糸により縫合することが行われるのが一
般的である。
【0004】このような縫合を行うための道具が種々提
案されており、そのうちの1つが医療用器具として特公
平6−24533号公報に記載されている。この医療用
器具は、(a)縫合糸が挿入される内部通路を有する中
空の縫合糸挿入用穿刺針と、(b)それと平行に配置さ
れ、縫合糸を把持するために使用される中空の縫合糸把
持用穿刺針と、(c)その縫合糸把持用穿刺針内に摺動
可能に挿入されるスタイレットと、(d)縫合糸挿入用
穿刺針と縫合糸把持用穿刺針とをそれぞれの基端部にお
いて固定する固定部材とを含むように構成されている。
【0005】この従来の医療用器具においては、スタイ
レットが、それの先端に、縫合糸把持用穿刺針の内部通
路に収納可能な弾性材料製の環状部材を有している。そ
の環状部材は、それが縫合糸把持用穿刺針の先端から突
出された状態において縫合糸挿入用穿刺針の中心軸また
はその延長線が環状部材の内部を通過するように縫合糸
挿入用穿刺針に向かって延びるように構成されている。
【0006】前記公報によれば、その従来の医療用器具
は次のようにして使用される。
【0007】縫合糸挿入用穿刺針と縫合糸把持用穿刺針
とにより生体が穿刺された状態において、スタイレット
と環状部材とが縫合糸把持用穿刺針内にそれの後端から
挿入され、環状部材が縫合糸把持用穿刺針の先端から突
出させられる。
【0008】この状態において、縫合糸が縫合糸挿入用
穿刺針内にそれの後端から挿入され、その結果、その縫
合糸の一部が縫合糸挿入用穿刺針の先端から露出する。
この状態において、縫合糸が環状部材により捕捉され、
その後、その縫合糸が縫合糸把持用穿刺針の先端に到達
するまで、すなわち、その縫合糸把持用穿刺針により把
持される状態となるまで、縫合糸把持用穿刺針内におい
てスタイレットが後退させられる。
【0009】その後退によって縫合糸が縫合糸把持用穿
刺針によって把持された状態においては、縫合糸挿入用
穿刺針と縫合糸把持用穿刺針とスタイレットと環状部材
とが一体的に生体から後退させられる。この後退につれ
て、縫合糸のうちの先行部は縫合糸把持用穿刺針により
牽引されて体外に引き出される一方、同じ縫合糸のうち
の後続部は縫合糸挿入用穿刺針内を通過して体内に引き
込まれる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来の医
療用器具には使用上、次のような不都合があると考えら
れる。
【0011】この従来の医療用器具を使用する際には、
上述のように、環状部材により捕捉された縫合糸は縫合
糸把持用穿刺針によりそれの先端において把持される
が、その縫合糸把持用穿刺針の先端は鋭利である。
【0012】そのため、この従来の医療用器具において
は、スタイラスの後退によって縫合糸を縫合糸把持用穿
刺針の先端に接触させる際に、その接触が必要以上に大
きな力で行われると、縫合糸が予定外に切断されてしま
う可能性がある。
【0013】このような事情を背景とし、本発明は、体
内に挿入された縫合糸を体内において捕捉して体外に引
き出す形式の生体用縫合具であってその使い勝手が改善
されたものを提供することを課題としてなされたもので
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段および発明の効果】本発明
によって下記の各態様が得られる。各態様は、項に区分
し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引
用する形式で記載する。これは、本明細書に記載の技術
的特徴のいくつかおよびそれらの組合せのいくつかの理
解を容易にするためであり、本明細書に記載の技術的特
徴やそれらの組合せが以下の態様に限定されると解釈さ
れるべきではない。
【0015】(1) 生体において互いに分離した複数
の予定縫合部位を縫合糸により縫合するために使用され
る生体用縫合具であって、ホルダと、そのホルダにより
保持され、鋭利な先端を有する中空の固定穿刺針であっ
て、それの内部通路に前記縫合糸が挿通されて使用され
るものと、その固定穿刺針と横方向に並んで前記ホルダ
により保持され、鋭利でない先端を有する中空の外筒で
あって、それの内部通路に前記縫合糸が挿通されて使用
されるものと、その外筒の内部通路内に選択的にかつ抜
去可能に挿入される可動穿刺針および縫合糸牽引具とを
含み、かつ、その可動穿刺針は、鋭利な先端を有すると
ともに、前記外筒内にそれの後端から挿入されて前進限
度に到達すると、その鋭利な先端が前記外筒の先端から
突出するものであり、前記縫合糸牽引具は、それの先端
に、弾性変形可能なスネアであって自由状態では前記縫
合糸牽引具からそれの半径方向外側に延びるものを有す
るとともに、そのスネアの弾性変形状態で前記縫合糸牽
引具が前記外筒内にそれの後端から挿入されて前進限度
に到達すると、前記スネアが前記外筒の先端から突出し
て前記自由状態に復元し、それにより、前記縫合糸のう
ち前記固定穿刺針の先端から露出した部分を捕捉するこ
とが予定された予定捕捉位置に前記スネアが位置させら
れるものである生体用縫合具。
【0016】この縫合具によれば、外筒の内部通路が、
縫合糸が挿通される通路としての機能と、可動穿刺針が
挿通される通路としての機能と、縫合糸牽引具が挿通さ
れる通路としての機能とを果たすようにされている。
【0017】そして、この縫合具によれば、外筒内に可
動穿刺針が挿通された状態では、外筒の先端が鋭利では
ないにもかかわらず、その外筒の先端から突出する可動
穿刺針の先端が鋭利であることにより、生体を穿刺する
機能が果たされる。
【0018】さらに、この縫合具によれば、可動穿刺針
に代えて縫合糸牽引具が外筒内に挿通された状態では、
縫合糸のうち固定穿刺針の先端から露出した部分が縫合
糸牽引具の先端にあるスネアにより捕捉された後に縫合
糸牽引具が外筒内を後退させられれば、その縫合糸は、
外筒の、鋭利でない先端を経てその外筒内に進入し、そ
の後、縫合糸牽引具により牽引される。
【0019】したがって、この縫合具によれば、体内に
挿入された縫合糸が体内において捕捉されて体外に引き
出される際、その縫合糸は鋭利な部分を通過せずに済
む。
【0020】よって、この縫合具によれば、縫合糸が切
断されてしまわないように注意して生体の縫合を行うこ
とが不可欠ではなくなり、その結果、使い勝手が改善さ
れた縫合具が提供される。
【0021】本項において「互いに分離した複数の予定
縫合部位」は、例えば、各予定縫合部位の表面に沿って
平面的に並んだ複数の予定縫合部位としたり、各予定縫
合部位の厚さ方向に沿って積層的に並んだ複数の予定縫
合部位とすることが可能である。
【0022】本項において「固定穿刺針」は、外筒に対
して相対移動可能であるか否かという観点から、外筒に
対して相対移動可能である可動穿刺針と区別するために
「固定」という用語を付したものとされている。
【0023】(2) 前記固定穿刺針の内部通路が、前
記縫合糸をその固定穿刺針の後端から先端に向かって一
方向に誘導するものであり、前記外筒の内部通路が、前
記縫合糸が前記スネアにより捕捉された状態で前記縫合
糸牽引具により牽引されることにより、その縫合糸を前
記外筒の先端から後端に向かって一方向に誘導するもの
である(1)項に記載の生体用縫合具。
【0024】この縫合具によれば、固定穿刺針の内部通
路も外筒の内部通路も縫合糸の通路として使用される。
【0025】さらに、この縫合具によれば、それら両内
部通路間において縫合糸の進行方向が互いに逆向きとさ
れている。
【0026】(3) 前記可動穿刺針が前記前進限度に
ある状態において、その可動穿刺針の先端の位置と前記
固定穿刺針の先端の位置とがそれらの延びる方向におい
て互いにずらされている(1)または(2)項に記載の
生体用縫合具。
【0027】前記(1)または(2)項に係る縫合具
は、可動穿刺針が前進限度にある状態において、その可
動穿刺針の先端の位置と固定穿刺針の先端の位置とがそ
れらの延びる方向において互いに一致する態様で実施す
ることが可能である。
【0028】この実施態様においては、それら可動穿刺
針と固定穿刺針とによって生体の皮膚を穿刺しようとす
る際、それら可動穿刺針の先端と固定穿刺針の先端とが
同時に生体の皮膚に接触し、その皮膚からの大きな反力
も同時にそれら可動穿刺針と固定穿刺針とに生ずること
となる。
【0029】そうすると、その縫合具を使用する作業者
は、それら可動穿刺針と固定穿刺針とに生ずる反力を一
緒に受けることとなる。そのため、作業者は、生体を穿
刺するために大きな力で縫合具を操作することが必要と
なる。
【0030】これに対し、本項に係る縫合具において
は、可動穿刺針が前進限度にある状態において、その可
動穿刺針の先端の位置と固定穿刺針の先端の位置とがそ
れらの延びる方向において互いにずらされている。
【0031】その結果、この縫合具によれば、可動穿刺
針と固定穿刺針とによって生体の皮膚を穿刺しようとす
る際、それら可動穿刺針の先端と固定穿刺針の先端とが
互いに異なる時期に生体の皮膚に接触し、その皮膚から
の大きな反力も互いに異なる時期にそれら可動穿刺針と
固定穿刺針とに生ずることとなる。
【0032】したがって、この縫合具によれば、それを
使用して生体を穿刺しようとする作業者が各時期にその
縫合具に作用させることが必要な所要操作力を、可動穿
刺針の先端の位置と固定穿刺針の先端の位置とがそれら
の延びる方向において互いに一致する場合より軽減する
ことが容易となる。
【0033】その結果、この縫合具によれば、所要操作
力の軽減により、使い勝手を容易に向上させ得る。
【0034】(4) 前記ホルダが、前記固定穿刺針と
前記外筒とを互いに平行に、かつ、それぞれの1つの位
置において保持するものである(1)ないし(3)項の
いずれかに記載の生体用縫合具。
【0035】前記(1)ないし(3)項のいずれかに係
る縫合具を使用する場合には、固定穿刺針と可動穿刺針
とによって生体を穿刺する作業の遂行中、それら両穿刺
針の平行性が維持されることが望ましい。
【0036】そして、前記(1)ないし(3)項のいず
れかに係る縫合具を使用する場合には、外筒内に挿入さ
れた状態で可動穿刺針によって生体が穿刺されるため、
可動穿刺針のみならず外筒も、生体からの反力に耐える
要素として機能する。
【0037】したがって、前記(1)ないし(3)項の
いずれかに係る縫合具によれば、生体からの反力に耐え
る能力を、その反力を可動穿刺針のみで受ける場合より
も、外筒のみで受ける場合よりも、容易に向上させ得
る。このことは、それら可動穿刺針と外筒との形態を容
易に保持可能であることを意味し、さらには、可動穿刺
針と固定穿刺針との平行性も容易に保持可能であること
を意味する。
【0038】一方、前記(1)ないし(3)項のいずれ
かに係る縫合具においては、ホルダが、可動穿刺針と固
定穿刺針との間隔を保持する機能と、両者の平行性を保
持する機能とを果たし得る。そして、可動穿刺針の形態
保持性が十分ではないのあれば、ホルダは、可動穿刺針
と固定穿刺針との平行性を保持すべく、例えば、可動穿
刺針と固定穿刺針とをそれぞれの複数位置において保持
するものとすることが必要となる。
【0039】しかし、上述のように、前記(1)ないし
(3)項のいずれかに係る縫合具においては、可動穿刺
針と外筒との形態を容易に保持可能であり、可動穿刺針
と固定穿刺針との平行性も容易に保持可能である。した
がって、ホルダは、それら可動穿刺針と固定穿刺針との
平行性を保持する機能を果たすことをそれほど強く要請
されずに済む。
【0040】以上説明した知見に基づき、本項に係る縫
合具においては、ホルダが、固定穿刺針と外筒とを互い
に平行に、かつ、それぞれの1つの位置において保持す
るものとされている。
【0041】したがって、この縫合具によれば、ホルダ
が固定穿刺針と外筒とをそれぞれの複数位置において保
持する場合と比較して、ホルダの小形化および構造単純
化を容易に行い得る。
【0042】(5) 前記外筒の後端に、前記可動穿刺
針と前記縫合糸牽引具とのうち選択されたものを前記外
筒の内部通路内に案内するガイド部材が設けられ、か
つ、そのガイド部材が、前記外筒の後端において開口す
る挿入孔であって前記外筒の内部通路より大径であるも
のと、その挿入孔から前記外筒の先端に向かって延びる
先細のテーパ孔とを有するものである(1)ないし
(4)項のいずれかに記載の生体用縫合具。
【0043】前記(1)ないし(4)項のいずれかに記
載の縫合具においては、可動穿刺針と縫合糸牽引具との
うち選択されたものが外筒内にそれの後端から挿入され
る。
【0044】そして、本項に係る縫合具においては、外
筒の後端に、可動穿刺針と縫合糸牽引具とのうち選択さ
れたものを外筒の内部通路内に案内するガイド部材が設
けられている。そのガイド部材は、外筒の後端において
開口する挿入孔であって外筒の内部通路より大径である
ものと、その挿入孔から外筒の先端に向かって延びる先
細のテーパ孔とを有している。
【0045】したがって、この縫合具によれば、可動穿
刺針と縫合糸牽引具とのうち選択されたものが外筒内に
それの後端から挿入される際に、まず、外筒の内部通路
より大径の挿入孔内に挿入されるから、最初から外筒の
内部通路内に挿入される場合より、その挿入のための作
業を容易に単純化し得る。
【0046】さらに、この縫合具によれば、可動穿刺針
と縫合糸牽引具とのうち選択されたものは、挿入孔内に
挿入された後にテーパ孔内に挿入され、そのテーパ孔の
斜面により、可動穿刺針と縫合糸牽引具とのうち選択さ
れたものの先端が外筒の内部通路に向かって自動的に誘
導される。
【0047】したがって、この縫合具によれば、テーパ
孔によっても、可動穿刺針と縫合糸牽引具とのうち選択
されたものを外筒の内部通路内に挿入する作業を容易に
単純化し得る。
【0048】(6) 前記生体が、患者を含み、前記複
数の予定縫合部位が、その患者の腹部と胃壁とのうち重
なり合った2つの部位を含み、当該生体用縫合具が、そ
の胃壁をその腹部に固定する胃壁固定具として機能する
(1)ないし(5)項のいずれかに記載の生体用縫合
具。
【0049】この縫合具によれば、患者において胃壁を
腹壁に固定する作業を容易に行い得る。
【0050】(7) (1)ないし(6)項のいずれか
に記載の生体用縫合具を使用する方法であって、前記可
動穿刺針を前記外筒内にそれの後端から前記前進限度ま
で挿入する可動穿刺針挿入工程と、前記可動穿刺針が前
記外筒内において前記前進限度に位置している状態で、
前記固定穿刺針と前記外筒とが前記ホルダにより保持さ
れて成る本体部を前記可動穿刺針と一緒に前記生体に向
かって前進させることにより、それら固定穿刺針と可動
穿刺針とにより前記生体を穿刺する前進工程と、それら
固定穿刺針と可動穿刺針とにより前記生体が穿刺された
状態で、前記可動穿刺針を前記外筒から抜去する可動穿
刺針抜去工程と、前記可動穿刺針の抜去後に、前記縫合
糸牽引具を前記外筒内にそれの後端から前記前進限度ま
で挿入し、それにより、前記スネアを前記予定捕捉位置
に位置させる縫合糸牽引具挿入工程と、前記縫合糸を前
記固定穿刺針の後端からその固定穿刺針の内部通路内
に、その縫合糸の一部が前記固定穿刺針の先端から露出
するまで挿入する縫合糸挿入工程と、前記縫合糸のうち
前記固定穿刺針の先端から露出した部分が前記スネアに
より捕捉された状態で、その縫合糸を前記縫合糸牽引具
により牽引しつつその縫合糸牽引具を前記外筒から抜去
する縫合糸牽引具抜去工程と、前記本体部を前記生体か
ら後退させることにより、前記固定穿刺針と前記外筒と
を生体から抜去する後退工程とを含む生体用縫合具使用
方法。
【0051】この方法によれば、前記(1)ないし
(6)項のいずれかに記載の生体用縫合具を好適に使用
する一方法が提供される。
【0052】
【発明の実施の形態】以下、本発明のさらに具体的な実
施形態の一つを図面に基づいて詳細に説明する。
【0053】図1には、本発明の一実施形態に従う胃壁
固定具のうちの本体部10が正面断面図で示されてい
る。本体部10は、ホルダ12と固定穿刺針14と外筒
16とを含むように構成されている。ホルダ12は合成
樹脂製とされ、これに対し、固定穿刺針14と外筒16
とはいずれも金属製とされている。
【0054】ホルダ12は、固定穿刺針14と外筒16
とをそれらの間隔が一定に保持されるとともに互いに平
行となるように保持する機能を有する。その機能を果た
すため、ホルダ12は、それら固定穿刺針14と外筒1
6とをそれぞれの1つの位置において保持する構造を有
している。
【0055】ホルダ12による各保持位置は、本実施形
態においては、固定穿刺針14と外筒16とのそれぞれ
の軸方向における略中央位置とされている。これによ
り、ホルダ12による各保持位置が、それら固定穿刺針
14と外筒16とのそれぞれの軸方向における端位置近
傍である場合より、それら固定穿刺針14と外筒16と
の相対位置関係を効率よく保持し得る。
【0056】さらに、本実施形態においては、ホルダ1
2による各保持位置が固定穿刺針14と外筒16とのそ
れぞれの軸方向に調節可能とされている。
【0057】固定穿刺針14の先端は鋭利であるように
されている。本実施形態においては、固定穿刺針14の
先端が、筒部材がそれの軸線と斜めに交差する一平面で
切断された形状とされている。固定穿刺針14の先端が
鋭利であることにより、患者の腹壁20および胃壁22
(図7参照)を穿刺する機能が良好に果たされる。
【0058】固定穿刺針14は、中空構造を有してお
り、それと同軸に延びる内部通路30は、縫合糸32
(図11参照)が挿通される通路として利用される。こ
の内部通路30は、固定穿刺針14の後端から先端に向
かって一方向に縫合糸32を誘導する通路とされてい
る。
【0059】固定穿刺針14の後端には中空のブロック
40が取り付けられている。このブロック40は合成樹
脂製である。このブロック40には、小径部42と大径
部44とが同軸に並んだ段付き孔46が貫通している。
小径部42は固定穿刺針14の後端部に、固定穿刺針1
4の後端面が段付き孔46の肩面48(前向き面の一
例)に当接するように嵌合されている。
【0060】外筒16も、固定穿刺針14と同様に、中
空構造を有しており、それと同軸に延びる内部通路50
は、縫合糸32が挿通される通路として利用される。こ
の内部通路50は、固定穿刺針14の内部通路30とは
逆向きに、すなわち、外筒16の先端から後端に向かっ
て一方向に縫合糸32を誘導する通路とされている。
【0061】外筒16のうち、少なくとも縫合糸32と
接触する部位は鋭利ではないようにされている。特に、
縫合糸32が外筒16内に挿通される際に折れ曲がる部
位、すなわち、外筒16の先端は鋭利ではないようにさ
れている。具体的には、先端に存在するエッジが鋭角を
有しないようにされており、そのエッジにC面またはR
面で面取り加工を施すことが望ましい。
【0062】外筒16の後端には中空のガイド部材60
が取り付けられている。このガイド部材60は合成樹脂
製である。このガイド部材60には、嵌合孔62とガイ
ド孔64とが同軸に並んだ段付き孔66が貫通してい
る。嵌合孔62は外筒16の後端部に、その外筒16の
後端面が段付き孔66の肩面68(前向き面の一例)に
当接するように嵌合されている。ガイド部材60は外筒
16に対して回転不能に取り付けられている。ガイド孔
64の構造については後に詳述する。
【0063】図2には、胃壁固定具のうちの可動穿刺針
80が正面断面図で示されている。この可動穿刺針80
は、中実でかつ金属製である。この可動穿刺針80の先
端は鋭利であるようにされ、これにより、患者の腹壁2
0と胃壁22とを穿刺する機能が良好に果たされる。
【0064】この可動穿刺針80の後端にはストッパ8
4が取り付けられている。このストッパ84は、段付き
状を成しかつ合成樹脂製である。このストッパ84は、
可動穿刺針80が外筒16内にそれの後端から挿入され
た状態において、ストッパ84の肩面86(前向き面の
一例)においてガイド部材60の後端面に当接すること
により、外筒16内における可動穿刺針80の前進限度
を規定する機能を有する。
【0065】さらに、そのストッパ84は、ガイド部材
60に相対回転可能に係合させられる。これにより、可
動穿刺針80が、それの前進限度において、外筒16に
対して回転することが阻止される。
【0066】図3には、可動穿刺針80が、外筒16内
にそれの後端から挿入されて前進限度に到達した状態で
示されている。この状態においては、可動穿刺針80の
先端が外筒16の先端から突出している。可動穿刺針8
0の先端の位置と固定穿刺針14の先端の位置とはそれ
らの軸方向において互いにずらされている。
【0067】本実施形態においては、固定穿刺針14よ
り鋭利であるとともに剛性が見かけ上高い可動穿刺針8
0の先端が固定穿刺針14の先端より前方に位置してい
て、可動穿刺針80が固定穿刺針14より先に腹壁20
に接触するようになっている。可動穿刺針80の剛性が
みかけ上、固定穿刺針14より高いのは、可動穿刺針8
0が外筒16内に挿入されていて、その外筒16により
支持されているからである。
【0068】図4には、胃壁固定具のうちの縫合糸牽引
具100が正面断面図で示されている。この縫合糸牽引
具100は、ロッド102と、それの先端に取り付けら
れたスネア104とを含むように構成されている。ロッ
ド102は、中実でかつ金属製である。
【0069】スネア104は、弾性変形可能な材料とし
ての弾性ワイヤにより構成されている。スネア104
は、自然状態においては、図4に示すように、ロッド1
02の先端からそれの半径方向外側に向かって延びてい
る。本実施形態においては、スネア104は、環状の弾
性ワイヤにより構成されており、これにより、縫合糸3
2のうち固定穿刺針14の先端から露出した部分を引っ
掛けて捕捉する機能が良好に果たされる。
【0070】縫合糸牽引具100は、外筒16内にそれ
の後端から挿入される。この際、スネア104は、ロッ
ド102と同軸に延びる姿勢に弾性変形させられ、この
状態で外筒16内を挿通される。
【0071】この縫合糸牽引具100の後端には、可動
穿刺針80と同様に、合成樹脂製のストッパ108が取
り付けられている。このストッパ108は、縫合糸牽引
具100が外筒16内にそれの後端から挿入された状態
において、ストッパ100の肩面110(前向き面の一
例)においてガイド部材60の後端面に当接することに
より、外筒16内における縫合糸牽引具100の前進限
度を規定する機能を有する。
【0072】さらに、そのストッパ108は、ガイド部
材60に相対回転可能に係合させられる。これにより、
縫合糸牽引具100が、それの前進限度において、外筒
16に対して回転することが阻止される。
【0073】図5には、縫合糸牽引具100が、外筒1
6内にそれの後端から挿入されて前進限度に到達した状
態で示されている。この状態においては、スネア104
が外筒16の先端から突出し、自然状態に復元してい
る。その結果、スネア104は、縫合糸32のうち固定
穿刺針14の先端から露出した部分を捕捉することが予
定された予定捕捉位置に位置させられる。
【0074】ここで、図1を参照しつつ、ガイド孔64
の構造を詳細に説明する。
【0075】ガイド孔64においては、挿入孔120と
テーパ孔122と小径孔124とが外筒16の後端から
先端に向かってその外筒16と同軸に並んでいる。
【0076】挿入孔120は、外筒16の内部通路50
より大径なものとされ、これに対し、小径孔124は、
挿入孔120より小径なものとされている。テーパ孔1
22は、挿入孔120から小径孔124に向かうにつれ
て小径化する斜面を有している。このテーパ孔122に
より、ガイド部材60の内部通路の断面が、外筒16の
後端から先端に向かう向きに進むにつれて滑らかに減少
し、やがて外筒16の内部通路50の断面と実質的に一
致する。
【0077】小径孔124の直径は外筒16の内径と実
質的に等しくされ、小径孔124と、外筒16の内部通
路50を形成する孔との間に段差ができる限り存在しな
いようになっている。これにより、可動穿刺針80およ
び縫合糸牽引具100が外筒16内にそれの後端から容
易に挿入可能となっている。
【0078】以上、本実施形態に従う胃壁固定具の構成
を説明したが、次に、それの使用方法を説明する。
【0079】図6には、その胃壁固定具の使用方法がフ
ローチャートで示されている。
【0080】まず、ステップS1(以下、単に「S1」
表す。他のステップについても同じとする)において、
使用者により可動穿刺針80が外筒16内にそれの後端
から挿入される。
【0081】次に、S2において、可動穿刺針80を伴
う本体部10が患者の腹壁20に垂直に接近する向きに
前進させられ、それにより、図7に示すように、可動穿
刺針80と固定穿刺針14とによって腹壁20と胃壁2
2とが穿刺される。本実施形態においては、本体部10
の前進中、先に可動穿刺針80が腹壁20の皮膚に接触
して突き刺さり、後に固定穿刺針14が腹壁20の皮膚
に接触して突き刺さる。
【0082】続いて、S3において、図8に示すよう
に、可動穿刺針80が外筒16から抜去される。
【0083】その後、S4において、図9に示すよう
に、縫合糸牽引具100が外筒16内にそれの後端から
挿入される。スネア104は、それが外筒16内にある
状態では、ロッド102と同軸となるように弾性変形さ
せられている。
【0084】縫合糸牽引具100が外筒16内をさらに
前進させられた結果、図10に示すように、スネア10
4が外筒16の先端から露出すると、スネア104が自
然状態に復元する。この状態においては、スネア104
が、固定穿刺針14の先端を向いた予定捕捉位置に位置
させられる。
【0085】本実施形態においては、スネア104を構
成する環状の弾性ワイヤにより仕切られた環状空間を固
定穿刺針14の軸線の延長線が通過するように予定捕捉
位置が設定されており、スネア104はその予定捕捉位
置において待機させられる。
【0086】続いて、S5において、図11に示すよう
に、縫合糸32が固定穿刺針14内にそれの後端から挿
入される。この挿入により、縫合糸32のうちの先行部
が固定穿刺針14の先端から露出し、さらに、スネア1
04内を通過する。
【0087】その後、S6において、図12に示すよう
に、縫合糸牽引具100が外筒16から抜去され、それ
により、スネア104が、縫合糸32のうち固定穿刺針
14の先端から露出した部分を引っ掛けて捕捉し、その
状態で、スネア104が弾性変形を伴って外筒16内に
それの先端から挿入される。縫合糸牽引具100が外筒
16内を後退させられるにつれて、縫合糸32が外筒1
6の先端から後端に向かって牽引される。
【0088】縫合糸牽引具100が外筒16から完全に
抜去されるとともに、縫合糸32のうちの先行部が外筒
16の後端から露出し、この状態で、スネア104が縫
合糸32から離脱されると、図13に示すように、連続
した縫合糸32が、固定穿刺針14と胃内空間と外筒1
6とを経て体外から体内に進入して体外に退出する状態
が実現される。この実現は、本体部10を腹壁20およ
び胃壁22に対して相対変位させることなく行い得る。
【0089】続いて、S7において、図14に示すよう
に、本体部10が縫合糸32と一緒に患者から離間する
向きに後退させられる。本体部10が患者から完全に抜
去された後、縫合糸32がその本体部10から抜去され
ると、図15に示すように、連続した縫合糸32が、第
1貫通孔140と胃内空間と第2貫通孔142とを経て
を経て体外から体内に進入して体外に退出する状態が実
現される。
【0090】その後、図16に示すように、縫合糸32
が、それのうち腹壁20から露出した2つの部分におい
てリング等の結紮具を用いて結紮されれば、縫合糸32
によって胃壁22が腹壁20に固定されることとなる。
【0091】以上で、胃壁固定具の一連の操作方法が終
了する。
【0092】以上の説明から明らかなように、本実施形
態においては、腹壁20と胃壁22とのうち互いに重な
り合う2つの部位が前記(1)項における「複数の予定
縫合部位」の一例を構成しているのである。
【0093】さらに、本実施形態においては、図6にお
けるS1が前記(7)項における「可動穿刺針挿入工
程」の一例を構成し、S2が「前進工程」の一例を構成
し、S3が「可動穿刺針抜去工程」の一例を構成し、S
4が「縫合糸牽引具挿入工程」の一例を構成し、S5が
「縫合糸挿入工程」の一例を構成し、S6が「縫合糸牽
引具抜去工程」の一例を構成し、S7が「後退工程」の
一例を構成しているのである。
【0094】以上、本発明の実施形態の一つを図面に基
づいて詳細に説明したが、これは例示であり、前記[課
題を解決するための手段および発明の効果]の欄に記載
の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変
形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に従う胃壁固定具のうちの
本体部10を示す正面断面図である。
【図2】上記胃壁固定具における可動穿刺針80を示す
正面断面図である。
【図3】図1の本体部10をそれに図2の可動穿刺針8
0が挿入された状態で示す正面断面図である。
【図4】上記胃壁固定具における縫合糸牽引具100を
示す正面断面図である。
【図5】図1の本体部10をそれに図4の縫合糸牽引具
100が挿入された状態で示す正面断面図である。
【図6】上記胃壁固定具の使用方法を示すフローチャー
トである。
【図7】図6のS2を説明するための正面断面図であ
る。
【図8】図6のS3を説明するための別の正面断面図で
ある。
【図9】図6のS4を説明するための正面断面図であ
る。
【図10】図6のS4を説明するための別の正面断面図
である。
【図11】図6のS5を説明するための正面断面図であ
る。
【図12】図6のS6を説明するための正面断面図であ
る。
【図13】図6のS6を説明するための別の正面断面図
である。
【図14】図6のS7を説明するための正面断面図であ
る。
【図15】図6のS7を説明するための別の正面断面図
である。
【図16】図15における縫合糸32がそれのうち体外
に露出した2つの部分において結紮される様子を説明す
るための正面断面図である。
【符号の説明】
10 本体部 12 ホルダ 14 固定穿刺針 16 外筒 30 内部通路 32 縫合糸 50 内部通路 60 ガイド部材 80 可動穿刺針 100 縫合糸牽引具 104 スネア 120 挿入孔 122 テーパ孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 17/04 A61B 17/34

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体において互いに分離した複数の予定
    縫合部位を縫合糸により縫合するために使用される生体
    用縫合具であって、 ホルダと、 そのホルダにより保持され、鋭利な先端を有する中空の
    固定穿刺針であって、それの内部通路に前記縫合糸が挿
    通されて使用されるものと、 その固定穿刺針と横方向に並んで前記ホルダにより保持
    され、鋭利でない先端を有する中空の外筒であって、そ
    れの内部通路に前記縫合糸が挿通されて使用されるもの
    と、 その外筒の内部通路内に選択的にかつ抜去可能に挿入さ
    れる可動穿刺針および縫合糸牽引具とを含み、かつ、 その可動穿刺針は、鋭利な先端を有するとともに、前記
    外筒内にそれの後端から挿入されて前進限度に到達する
    と、その鋭利な先端が前記外筒の先端から突出するもの
    であり、 前記縫合糸牽引具は、それの先端に、弾性変形可能なス
    ネアであって自由状態では前記縫合糸牽引具からそれの
    半径方向外側に延びるものを有するとともに、そのスネ
    アの弾性変形状態で前記縫合糸牽引具が前記外筒内にそ
    れの後端から挿入されて前進限度に到達すると、前記ス
    ネアが前記外筒の先端から突出して前記自由状態に復元
    し、それにより、前記縫合糸のうち前記固定穿刺針の先
    端から露出した部分を捕捉することが予定された予定捕
    捉位置に前記スネアが位置させられるものであり、か
    つ、 前記可動穿刺針が前記前進限度にある状態において、そ
    の可動穿刺針の先端の位置が、前記固定穿刺針の先端の
    位置より前方に位置させられる 生体用縫合具。
  2. 【請求項2】 前記外筒の先端に存在するエッジが、C
    面またはR面で面取り加工が施されたものである請求項
    1に記載の生体用縫合具。
  3. 【請求項3】 前記ホルダが、前記固定穿刺針と前記外
    筒とを互いに平行に、かつ、それぞれの1つの位置にお
    いて保持するものである請求項1または2に記載の生体
    用縫合具。
  4. 【請求項4】 前記外筒の後端に、前記可動穿刺針と前
    記縫合糸牽引具とのうち選択されたものを前記外筒の内
    部通路内に案内するガイド部材が設けられ、かつ、その
    ガイド部材が、前記外筒の後端において開口する挿入孔
    であって前記外筒の内部通路より大径であるものと、そ
    の挿入孔から前記外筒の先端に向かって延びる先細のテ
    ーパ孔とを有するものである請求項1ないし3のいずれ
    かに記載の生体用縫合具。
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