JP3330661B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP3330661B2
JP3330661B2 JP03619893A JP3619893A JP3330661B2 JP 3330661 B2 JP3330661 B2 JP 3330661B2 JP 03619893 A JP03619893 A JP 03619893A JP 3619893 A JP3619893 A JP 3619893A JP 3330661 B2 JP3330661 B2 JP 3330661B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、被覆のままの電線を圧
接刃に接続導通する圧接端子をコネクタハウジング内に
装着したコネクタに関するものであり、更に詳しくは電
線の径の如何に関わらず電線の抜けを防止するようにし
たハウジングの改善に関する。
【0001】
【従来の技術】各種電子機器はもとより、エレクトロニ
クス化された近年の自動車においてワイヤーとワイヤー
との接続、電子機器との接続にコネクタが多用されてい
る。コネクタは、一般的に電線を接続した端子をハウジ
ング内に装着した構成になっているが、電線と端子との
接続を半田付けや圧着によらず圧接により行うようにし
たものがある。
【0002】以下、図6〜図8を参照して従来の圧接端
子とコネクタの一例を説明する。1は下段用のベースハ
ウジング、2は中間段と上段とに共用可能なアダプタハ
ウジングであり、該アダプタハウジング2を用いて所要
段数に多段重ねが可能になる。即ち、アダプタハウジン
グ2に形成した両側壁3の下部には枠状の連結具4が一
体に形成され、該枠状の連結具4の上部、言い換えれば
両側壁3のほぼ中間位置に本係止用突起5が設けられ、
その上部に仮係止用突起6が設けられている。そして、
仮係止用突起6の両側にカバー係止用突起7が設けら
れ、連結具4を係止用突起5、6に係合させることによ
り、所望数のアダプタハウジング2同士を連結できるよ
うになっている。
【0003】ベースハウジング1は、アダプタハウジン
グ2から連結具4を除いた形状であり、本係止用突起5
a、仮係止用突起6a及びカバー係止用突起7aを有す
るとともに、底壁に座部8を有している。ベースハウジ
ング1及びアダプタハウジング2の内部には、複数の端
子収容室9を並設してあり、端子収容室9の一端と上端
とは開口になっている。そして積層状に組み立てる場合
は、ベースハウジング1の開口部10に対し、アダプタ
ハウジング2の底部に一体に形成した蓋部11を重合す
るとともに、アダプタハウジング2の開口部10を図示
しない別のアダプタハウジングの蓋部で覆う。更に最上
段のアダプタハウジング2の開口部10をカバー12で
覆う。カバー12には、連結具4より小型の係止具13
が設けられ、係止具13はアダプタハウジング2の側壁
3に設けたカバー係止用突起7に係止する。蓋部11及
びカバー12の底部には、後述する電線押圧突部が設け
られている。
【0004】このようにベースハウジング1、アダプタ
ハウジング2を多段に積層した場合の断面構造を説明す
ると、図7に示すようにカバー12及びアダプタハウジ
ング2の底部11に設けた電線押圧部17a〜17dに
より、圧接端子18a、18bに電線19a、19bが
接続される。即ち、組み込みに際してはベースハウジン
グ1とアダプタハウジング2のそれぞれの端子収容室9
に圧接端子18a、18bを設け、各圧接端子18a、
18b上に電線19a、19bを載置する。そして、多
段に積層することによって、図8に示すように電線19
a、19bが電線押圧突部17a〜17dにより押圧さ
れて圧接端子18a、18bに圧接され、通電可能に接
続される。
【0005】なお、図9は従来のコネクタの他の例を示
すものであり、ハウジング21内には圧接端子22が縦
方向に、しかも2段にわたって交互に配設されている。
そして、各圧接端子22に接続された電線23はハウジ
ング21の前面に設けた係止部24により抜け防止状態
で前面側に引き出される。なお、上段に配列された圧接
端子22に接続される電線23については、組み立て時
に載置される中蓋24aにより抜け止め防止になされ
る。そして、最終的には蓋体25を閉じ、係止用突起2
6をハウジング21に形成した係止部27に係止させ、
コネクタの組み立てが完了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図6〜図8を参照して
説明したコネクタは、電線押圧突部17a〜17dによ
り電線19a、19bを圧接端子18a、18bに圧接
させるものであり、電線押圧突部17a〜17dの山の
高さ、は決まっている。従って、電線19a、19bが
小径であれば、圧接端子18a〜18dに切り込ませる
ことができず、通電可能な接続を行うことができない。
また、仮に規定の径の電線19a、19bよりやや小径
の電線については、通電可能に接続し得る可能性はある
が、押さえ機能を発揮することができないので、抜け防
止は全くと言ってよいほど無く、電線19a〜19bを
抜く方向の力が作用した場合に全く無防備になる。この
問題を解消するには、電線19a、19bの径に合わせ
て電線押圧突部17a〜17dの山の高さを設定したハ
ウジング2を多数準備する必要がある。しかし、このよ
うな対策では部品点数が増大し、組み立てや資材管理が
煩雑になり、コストアップの一因になる。また、図9を
参照して説明したコネクタは、中蓋24aが必要であ
り、自動製造性に問題がある。本発明の目的は、圧接端
子に接続された電線を別部材を用いることなく、且つ電
線の径の如何に関わりなくハウジングに確実に係止する
ように構成したコネクタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る前記目的
は、ハウジングに形成した収納室内に圧接により電線を
接続する圧接端子を収納してなるコネクタにおいて、前
記ハウジングに一対の可動片からなる電線係止部を設け
るとともに、前記ハウジングを覆う蓋体に前記一対の可
動片の間隔を狭めるように付勢する嵌合部を設け、前記
圧接端子に圧接接続した径の異なる前記電線を前記一対
の可動片間に挿通し、且つ前記蓋体を閉じて前記嵌合部
により前記一対の可動片を付勢することにより前記電線
を挟持係止することを特徴とするコネクタにより達成さ
れる。
【0008】
【作用】即ち、圧接端子に圧接接続した電線を引き出す
際にハウジングの端部に形成した一対の可動片間に挿通
させる一方、蓋体を前記ハウジングを覆うように閉じた
際、この蓋体に形成した嵌合部により前記一対の可動片
の間隔を狭めるように構成したので、電線が一対の可動
片間に挟みこまれ、電線の径の如何に関わらず抜け防止
が行われる。
【0009】次に、図1〜図5を参照して本発明の第1
実施例を説明する。図1はコネクタを構成するハウジン
グの斜視図、図2は圧接端子の配置図、図3は電線の接
続状態を示す一部拡大斜視図、図4は電線の接続状態を
示す斜視図、図5はコネクタの組み立て状態を示す一部
拡大斜視図である。コネクタ31において、ハウジング
32は合成樹脂を一体成型したものであり、圧接端子3
3は点線で示したようにハウジング32内に縦方向に配
設されている。圧接端子33は一列に配設されているの
ではなく、図2に示すようにA列〜D列の4列にに配設
されているものであり、そのうちのA列及びB列に配設
された圧接端子33の一部がハウジング32上に露呈
し、C列及びD列に配列された圧接端子33は設置孔3
4内に埋設されている。そして、圧接端子33の手前
側、即ち図1については右側、図2については下側に後
述する電線を径の如何に関わらず挟持係止し得るように
構成した係止部35が設けられている。
【0010】係止部35は、図3及び図5の拡大部分に
示すように一組の可動片36a、36bを対向状態に形
成するとともに、対向面に電線の径を勘案した間隔で分
離歯37a、37b、38a、38bを形成したもので
ある。なお、分離歯37a、37bの下部は、可動片3
6a、36bが肉厚に形成されているので、可動片36
a、36b間の間隔が小になり、分離歯37a、37b
より上の間隔はやや大に設定されている。この間隔設定
はこの間に挟み込む電線、言い換えれば挿通させる電線
径に対応して設定される。一組の可動片36a、36b
は図3及び図5に示すようにハウジング32と一体に形
成され、対向する方向に弾性を有している。
【0011】一方、蓋体41は圧接端子33に電線を圧
接により接続した後、ハウジング32上の全体を覆うも
のであって、その内面にはA列及びB列の圧接端子33
の歯部、即ち電線の被覆に切り込んで芯線に圧接する部
分を押圧する凹状の嵌合部42と、可動片36a、36
bを対向する方向に付勢する凹状の嵌合部43とが設け
られている。凹状の嵌合部43の作用については、組立
てとともに説明する。
【0012】次に、コネクタ31の組み立てについて説
明する。組立てに際しては電線の圧接が行われるのであ
るが、本実施例の構成によれば径大の電線51、中径の
電線52、小径の電線53の圧接と抜け防止とを極めて
簡単かつ容易に行うことができる。即ち、小径の電線5
3を圧接する場合は、C列及びD列の圧接端子33の歯
部に電線53を圧接させ、圧接端子33と直交する方向
に、言い換えれば係止部34方向に引き出し、この場合
は分離歯37a、37bの下側に挿通させる。また、中
径の電線52を圧接する場合は、C列及びD列の圧接端
子33の歯部に電線52を圧接させ、圧接端子33と直
交する方向に、言い換えれば係止部34方向に引き出
し、この場合は分離歯37a、37bと分離歯38a、
38bとの間に挿通させる。更に、大径の電線51を圧
接する場合は、A列及びB列の圧接端子33の歯部に電
線51を圧接させ、ハウジング32の表面を図4に示す
ように配線し、分離歯38a、38bの上部の間に挟み
込む。
【0013】このようにして、各圧接端子33に径の異
なる電線51〜53を圧接により通電可能に接続した
後、蓋体41を図5に示すように閉じる。嵌合部43は
一対の可動片36a、36bが嵌合し得る寸法に設定さ
れ、しかも側面は可動片36a、36bを互いに対向す
る方向に付勢し得るようにテーパ面43aに形成されて
いる。従って、蓋体41を閉じることにより、図5の拡
大部分に示すように一対の可動片36a、36bが対向
する方向に付勢されて間隔が狭くなり、挿通していた電
線51〜53を挟み込むようになる。このようにして、
電線51〜53が係止部35に係止されることになり、
電線51〜53の抜け防止が完全に行われ、また抜き出
そうとする力が作用しても圧接端子33との圧接部分に
この力が作用せず、圧接不良を完全に防止することがで
きる。なお、本実施例に示したコネクタ31では、外部
接続端子はハウジウグ32の下側から圧接端子33に差
し込まれて通電可能に接続される。
【0014】以上に本発明の実施例を説明したが、本発
明は前記実施例に限定されものではない。例えば、圧接
端子33は縦方向に配設する必要はなく、従来例で説明
したように電線の引き出し方向に沿うように配設しても
よい。
【0015】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係るコ
ネクタは、圧接端子を設置したハウジングの一端に一対
の可動片からなる係止部を設けるとともに、前記ハウジ
ングを覆う蓋体に前記一対の可動片に嵌合して付勢する
嵌合部を設け、前記圧接端子に圧接接続した電線を前記
一対の可動片間に挿通させた後、前記蓋体を閉じて前記
嵌合部により前記一対の可動片を付勢させて前記電線を
その径の如何に関わらず挟み込むように構成した。従っ
て、電線は径の如何に関わらず抜け止めが行われるよう
になり、抜き出すような力が作用してもこの力が担持さ
れ、圧接端子との接続に悪影響を及ぼさない。また、電
線の抜け止めは別部材を用いることなく行われるので、
部品点数や作業工数の削減が可能になるうえに、自動組
み立てを図り得るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すハウジングの斜視図
である。
【図2】圧接端子の配設を示すハウジングの要部平面図
である。
【図3】電線の配線と係止部の構造を示す一部拡大斜視
図である。
【図4】電線の配線状態を示すハウジングの斜視図であ
る。
【図5】電線の挟み付けを示すコネクタの斜視図であ
る。
【図6】従来のコネクタの構造を示す要部の分解斜視図
である。
【図7】圧接端子と電線の接続を示す要部の断面図であ
る。
【図8】電線の押さえを示す要部の分解斜視図である。
【図9】従来のコネクタの他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
31 コネクタ 32 ハウジング 33 圧接端子 35 係止部 36a、36b 一対の可動片 37a〜38b 分離歯 41 蓋体 42、43 嵌合部 A〜D 圧接端子の配列位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−26972(JP,A) 特開 平6−325804(JP,A) 実開 昭58−155768(JP,U) 実開 昭63−111779(JP,U) 実開 昭58−44778(JP,U) 実開 平3−94768(JP,U) 実開 昭62−120271(JP,U) 実開 昭56−101878(JP,U) 実開 昭63−102119(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 4/24 H01R 13/58 H01R 9/07

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに形成した収納室内に圧接に
    より電線を接続する圧接端子を収納してなるコネクタに
    おいて、前記ハウジングに一対の可動片からなる電線係
    止部を設けるとともに、前記ハウジングを覆う蓋体に前
    記一対の可動片の間隔を狭めるように付勢する嵌合部を
    設け、前記圧接端子に圧接接続した径の異なる前記電線
    を前記一対の可動片間に挿通し、且つ前記蓋体を閉じて
    前記嵌合部により前記一対の可動片を付勢することによ
    り前記電線を挟持係止することを特徴とするコネクタ。 【0001】
JP03619893A 1993-02-02 1993-02-02 コネクタ Expired - Fee Related JP3330661B2 (ja)

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