JP3330414B2 - 眼科画像処理装置 - Google Patents
眼科画像処理装置Info
- Publication number
- JP3330414B2 JP3330414B2 JP05702593A JP5702593A JP3330414B2 JP 3330414 B2 JP3330414 B2 JP 3330414B2 JP 05702593 A JP05702593 A JP 05702593A JP 5702593 A JP5702593 A JP 5702593A JP 3330414 B2 JP3330414 B2 JP 3330414B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- corneal endothelial
- image processing
- ophthalmic
- endothelial cells
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、2以上の眼科画像を
表示手段に並設表示させるようにした眼科画像処理装置
に関するものである。
表示手段に並設表示させるようにした眼科画像処理装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、人の眼の角膜内皮細胞の数には
個人差があり、通常、幼児期においては4,000〜
5,000個の細胞を有しているが、この角膜内皮細胞
は高齢化するに一部が死滅して隣接する角膜内皮細胞に
吸収される。このため、高齢化するにしたがって角膜内
皮細胞は数が減少して大きくなる傾向がある。
個人差があり、通常、幼児期においては4,000〜
5,000個の細胞を有しているが、この角膜内皮細胞
は高齢化するに一部が死滅して隣接する角膜内皮細胞に
吸収される。このため、高齢化するにしたがって角膜内
皮細胞は数が減少して大きくなる傾向がある。
【0003】そして、角膜内皮細胞の数がある値以下に
なると、例えば、500個以下になると、角膜に栄養を
供給しにくくなる。このため、この様な角膜内皮細胞の
状態で眼科手術を行うと、この際に角膜内皮細胞の一部
がメスにより死滅させられ、角膜に栄養が供給されず、
感染等の角膜疾患に至ることがあり、手術は行わない様
にしている。
なると、例えば、500個以下になると、角膜に栄養を
供給しにくくなる。このため、この様な角膜内皮細胞の
状態で眼科手術を行うと、この際に角膜内皮細胞の一部
がメスにより死滅させられ、角膜に栄養が供給されず、
感染等の角膜疾患に至ることがあり、手術は行わない様
にしている。
【0004】従来から、このような被検眼の角膜内皮細
胞像を観察・撮影する角膜内皮細胞観察撮影装置として
は、被検眼の角膜表面にコーンレンズを接触させて角膜
内皮像を観察・撮影する接触式のものや、スリットラン
プに角膜内皮観察用の光学アタッチメントを装着して角
膜内皮細胞像を観察撮影する非接触式のものが開発され
ている。
胞像を観察・撮影する角膜内皮細胞観察撮影装置として
は、被検眼の角膜表面にコーンレンズを接触させて角膜
内皮像を観察・撮影する接触式のものや、スリットラン
プに角膜内皮観察用の光学アタッチメントを装着して角
膜内皮細胞像を観察撮影する非接触式のものが開発され
ている。
【0005】近年、この種の角膜内皮細胞観察撮影装置
では角膜内皮細胞をテレビカメラで撮影して電子画像と
して保存する一方、この保存された電子画像の角膜内皮
細胞の数を画像処理システムでカウントしたり(数えた
り)又はカウントし易くすることが考えられている。
では角膜内皮細胞をテレビカメラで撮影して電子画像と
して保存する一方、この保存された電子画像の角膜内皮
細胞の数を画像処理システムでカウントしたり(数えた
り)又はカウントし易くすることが考えられている。
【0006】すなわち、この画像処理システムでは、保
存された電子画像から角膜内皮細胞を画像処理により強
調処理して角膜内皮細胞の境界線をモニターテレビ等の
表示手段に表示させ、単位面積当たりの角膜内皮細胞の
数を演算制御により算出させたり、或は、この強調表示
させた角膜内皮細胞の数を人手で数えたりすることが考
えられている。
存された電子画像から角膜内皮細胞を画像処理により強
調処理して角膜内皮細胞の境界線をモニターテレビ等の
表示手段に表示させ、単位面積当たりの角膜内皮細胞の
数を演算制御により算出させたり、或は、この強調表示
させた角膜内皮細胞の数を人手で数えたりすることが考
えられている。
【0007】この様な角膜内皮細胞の数のカウントを正
確に行うためには、角膜内皮細胞同士の境界線が画像処
理に際し正確に判断されて強調表示処理されなければな
らないものである。
確に行うためには、角膜内皮細胞同士の境界線が画像処
理に際し正確に判断されて強調表示処理されなければな
らないものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、被検者の角
膜内皮にはその反射率に個人差があり、また、角膜内皮
のどの部分を撮影するかによっても反射率に差異を生
じ、適正露光の角膜内皮細胞像を確実に得るのが難いた
め、角膜内皮細胞同士の境界線を画像処理で正確に判断
できない部分が生ずることもある。
膜内皮にはその反射率に個人差があり、また、角膜内皮
のどの部分を撮影するかによっても反射率に差異を生
じ、適正露光の角膜内皮細胞像を確実に得るのが難いた
め、角膜内皮細胞同士の境界線を画像処理で正確に判断
できない部分が生ずることもある。
【0009】そこで、この様な反射率に個人差があって
も適正な撮影光量制御を行う様にした角膜内皮細胞観察
撮影装置も考えられている。
も適正な撮影光量制御を行う様にした角膜内皮細胞観察
撮影装置も考えられている。
【0010】また、適正な光量で撮影しても、個人差に
よりコントラストのない角膜内皮細胞像となることもあ
る。例えば、角膜内皮細胞同士の境界線が良く見えたり
見えなかったり、或は、角膜内皮細胞の中央に細胞の核
が鮮明に見えたりすることが生じる。
よりコントラストのない角膜内皮細胞像となることもあ
る。例えば、角膜内皮細胞同士の境界線が良く見えたり
見えなかったり、或は、角膜内皮細胞の中央に細胞の核
が鮮明に見えたりすることが生じる。
【0011】この中央に細胞の核が鮮明に見える状態の
角膜内皮細胞を上述の画像処理システムで強調処理して
角膜内皮細胞の境界線を線引した場合、この核の部分を
通る線引が行われることがあるため、角膜内皮細胞の数
を誤認する虞があった。
角膜内皮細胞を上述の画像処理システムで強調処理して
角膜内皮細胞の境界線を線引した場合、この核の部分を
通る線引が行われることがあるため、角膜内皮細胞の数
を誤認する虞があった。
【0012】しかも、この画像処理システムでは、この
様に誤った線引が行われても、撮影された角膜内皮細胞
の電子画像と強調処理された角膜内皮細胞の電子画像の
一方のみがモニターテレビに表示されるようになってい
たため、誤った線引の部分がどこにあるか或はどの程度
誤った状態の表示をしているのかが分からないものであ
った。また、強調処理した画像では、画質が低下するた
めに、境界線が分かりにくくなる場合がある。
様に誤った線引が行われても、撮影された角膜内皮細胞
の電子画像と強調処理された角膜内皮細胞の電子画像の
一方のみがモニターテレビに表示されるようになってい
たため、誤った線引の部分がどこにあるか或はどの程度
誤った状態の表示をしているのかが分からないものであ
った。また、強調処理した画像では、画質が低下するた
めに、境界線が分かりにくくなる場合がある。
【0013】従って、この様に角膜内皮細胞を画像処理
で強調処理した際に、誤った境界線の線引がなされたり
或は境界線が分かりにくくなったりした場合でも、撮影
された角膜内皮細胞の電子画像と強調処理された角膜内
皮細胞の電子画像とをモニターテレビに同時表示させ
て、誤った線引の部分がどこにあるか或はどの程度誤っ
た状態の表示をしているのかを容易に知ることができる
ようにすることが望ましい。この様な比較可能な画像処
理は、角膜内皮細胞の電子画像の強調処理に限らず、他
の眼科画像の他の画像処理に際しても行うことができる
のが望ましい。
で強調処理した際に、誤った境界線の線引がなされたり
或は境界線が分かりにくくなったりした場合でも、撮影
された角膜内皮細胞の電子画像と強調処理された角膜内
皮細胞の電子画像とをモニターテレビに同時表示させ
て、誤った線引の部分がどこにあるか或はどの程度誤っ
た状態の表示をしているのかを容易に知ることができる
ようにすることが望ましい。この様な比較可能な画像処
理は、角膜内皮細胞の電子画像の強調処理に限らず、他
の眼科画像の他の画像処理に際しても行うことができる
のが望ましい。
【0014】そこで、この発明は、同一撮影部位が含ま
れる2以上の異なる状態の眼科画像を表示手段に同時表
示させて容易に比較できる眼科画像処理装置を提供する
ことを目的とするものである。
れる2以上の異なる状態の眼科画像を表示手段に同時表
示させて容易に比較できる眼科画像処理装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1の発明は、眼科画像を入力する画像入力手
段と、前記眼科画像を表示させる表示手段と、前記眼科
画像入力手段で入力される眼科画像の原画像を強調処理
して強調処理像に境界線を線引きする画像処理回路と、
前記眼科画像の原画像及び前記画像処理回路で強調処理
された強調処理像を前記表示手段に同時に表示させると
共に、前記原画像及び強調処理像の対応する位置に互い
に連動するカーソルをそれぞれ表示させる演算制御回路
と、前記強調処理像の境界線を部分的に削除させるため
の境界線部分削除のモードと前記境界線の部分線引きの
モードを設定する手段を備え、前記演算制御回路は、前
記部分線引きのモードにおいて、前記一方のカーソルを
原画像上で移動操作しながら他方のカーソルを強調処理
像上で移動させたときに、他方のカーソルによる強調処
理像への部分線引きを行うことが可能に設定されている
眼科画像処理装置としたことを特徴とする。
め、請求項1の発明は、眼科画像を入力する画像入力手
段と、前記眼科画像を表示させる表示手段と、前記眼科
画像入力手段で入力される眼科画像の原画像を強調処理
して強調処理像に境界線を線引きする画像処理回路と、
前記眼科画像の原画像及び前記画像処理回路で強調処理
された強調処理像を前記表示手段に同時に表示させると
共に、前記原画像及び強調処理像の対応する位置に互い
に連動するカーソルをそれぞれ表示させる演算制御回路
と、前記強調処理像の境界線を部分的に削除させるため
の境界線部分削除のモードと前記境界線の部分線引きの
モードを設定する手段を備え、前記演算制御回路は、前
記部分線引きのモードにおいて、前記一方のカーソルを
原画像上で移動操作しながら他方のカーソルを強調処理
像上で移動させたときに、他方のカーソルによる強調処
理像への部分線引きを行うことが可能に設定されている
眼科画像処理装置としたことを特徴とする。
【0016】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。
説明する。
【0017】図1において、1は眼科画像を入力する画
像入力手段としての角膜内皮細胞撮影装置、2は眼科画
像を表示させる表示手段としてのモニターテレビ、3は
キーボード,マウス,ライトペン等の画像操作手段、4
は記録・再生可能な光ディスク装置,フロッピーディス
ク装置等の記録・再生装置(画像入力手段)、5は角膜
内皮細胞撮影装置1で入力される眼科画像をモニターテ
レビ2に表示制御させる画像処理回路(画像表示処理手
段)である。
像入力手段としての角膜内皮細胞撮影装置、2は眼科画
像を表示させる表示手段としてのモニターテレビ、3は
キーボード,マウス,ライトペン等の画像操作手段、4
は記録・再生可能な光ディスク装置,フロッピーディス
ク装置等の記録・再生装置(画像入力手段)、5は角膜
内皮細胞撮影装置1で入力される眼科画像をモニターテ
レビ2に表示制御させる画像処理回路(画像表示処理手
段)である。
【0018】この画像処理回路5は、演算制御回路6
と、この演算制御回路6に接続された第1,第2のフレ
ームメモリ7,8及び画像処理回路9を有する。この演
算制御回路6には、上述した角膜内皮細胞撮影装置1,
モニターテレビ2,画像操作手段3,記録・再生装置4
等が接続されている。
と、この演算制御回路6に接続された第1,第2のフレ
ームメモリ7,8及び画像処理回路9を有する。この演
算制御回路6には、上述した角膜内皮細胞撮影装置1,
モニターテレビ2,画像操作手段3,記録・再生装置4
等が接続されている。
【0019】次に、演算制御回路6の機能を説明する。
【0020】演算制御回路6は、角膜内皮細胞撮影装置
1からの角膜内皮細胞像信号が入力されると、この角膜
内皮細胞像信号からの信号を基にフレームメモリ7に角
膜内皮細胞像データを構築すると共に、この構築された
角膜内皮細胞像データをモニターテレビ2に角膜内皮細
胞像を表示させる様になっている。
1からの角膜内皮細胞像信号が入力されると、この角膜
内皮細胞像信号からの信号を基にフレームメモリ7に角
膜内皮細胞像データを構築すると共に、この構築された
角膜内皮細胞像データをモニターテレビ2に角膜内皮細
胞像を表示させる様になっている。
【0021】また、演算制御回路6は、画像操作手段3
の操作により記録・再生装置4を作動させて、フレーム
メモリ7に構築された角膜内皮細胞像データを光ディス
クやフロッピーディスク等の記録媒体に記録・再生装置
4で記録させると共に、この際、角膜内皮細胞像データ
に対応させて左右眼,撮影倍率,撮影位置,被検者名,
被検者ID番号,撮影年月日等その他の被検者データを
記録・再生装置4で記録媒体に記録させることができる
様になっている。この被検者データは、画像操作手段3
として用いられるキーボード等により演算制御回路6に
入力できる。
の操作により記録・再生装置4を作動させて、フレーム
メモリ7に構築された角膜内皮細胞像データを光ディス
クやフロッピーディスク等の記録媒体に記録・再生装置
4で記録させると共に、この際、角膜内皮細胞像データ
に対応させて左右眼,撮影倍率,撮影位置,被検者名,
被検者ID番号,撮影年月日等その他の被検者データを
記録・再生装置4で記録媒体に記録させることができる
様になっている。この被検者データは、画像操作手段3
として用いられるキーボード等により演算制御回路6に
入力できる。
【0022】一方、演算制御回路6は、この記録媒体に
記録された角膜内皮細胞像データを記録・再生装置4に
読み取らせて、角膜内皮細胞像データをフレームメモリ
7に構築させえることができる様になっている。しか
も、演算制御回路6は、画像処理回路9を作動制御し
て、フレームメモリ7に読み込まれた角膜内皮細胞像デ
ータを基に角膜内皮細胞を画像処理回路9で強調処理さ
せて、角膜内皮細胞の境界線の線引制御をさせ、この強
調処理された角膜内皮細胞像データをフレームメモリ8
に構築するようになっている。
記録された角膜内皮細胞像データを記録・再生装置4に
読み取らせて、角膜内皮細胞像データをフレームメモリ
7に構築させえることができる様になっている。しか
も、演算制御回路6は、画像処理回路9を作動制御し
て、フレームメモリ7に読み込まれた角膜内皮細胞像デ
ータを基に角膜内皮細胞を画像処理回路9で強調処理さ
せて、角膜内皮細胞の境界線の線引制御をさせ、この強
調処理された角膜内皮細胞像データをフレームメモリ8
に構築するようになっている。
【0023】そして、演算制御回路6は、図2(a)に示
した様にモニターテレビ2の画面に並設された縦長の画
像表示枠A,Bを設定する一方、フレームメモリ7の角
膜内皮細胞像データを基に、撮影された角膜内皮細胞の
原画像C1を画像表示枠A内に表示させると共に、フレ
ームメモリ8の角膜内皮細胞像データを基に、角膜内皮
細胞の強調処理像C2を画像表示枠B内に表示させる様
になっている。この際、演算制御回路6は、画像表示枠
A,B内の対応する位置に互いに連動するカーソル1
0,11を表示させて、即ち画像表示枠A,Bの左端及
び上端から距離L1,L2の位置にカーソル10,11
をそれぞれ表示させて、左右の画像表示枠A,Bの原画
像と強調処理像の同一位置をカーソル10,11で指示
させることで、強調処理像における角膜内皮細胞の境界
線の線引位置が原画像と一致しているか否かを容易に確
認できるようにする。
した様にモニターテレビ2の画面に並設された縦長の画
像表示枠A,Bを設定する一方、フレームメモリ7の角
膜内皮細胞像データを基に、撮影された角膜内皮細胞の
原画像C1を画像表示枠A内に表示させると共に、フレ
ームメモリ8の角膜内皮細胞像データを基に、角膜内皮
細胞の強調処理像C2を画像表示枠B内に表示させる様
になっている。この際、演算制御回路6は、画像表示枠
A,B内の対応する位置に互いに連動するカーソル1
0,11を表示させて、即ち画像表示枠A,Bの左端及
び上端から距離L1,L2の位置にカーソル10,11
をそれぞれ表示させて、左右の画像表示枠A,Bの原画
像と強調処理像の同一位置をカーソル10,11で指示
させることで、強調処理像における角膜内皮細胞の境界
線の線引位置が原画像と一致しているか否かを容易に確
認できるようにする。
【0024】この確認作業で、画像表示枠Bに表示させ
た強調処理像における角膜内皮細胞の境界線の線引位置
が原画像と一致していない場合には、境界線部分削除の
モードを画像操作手段3で設定し、画像表示枠B内の強
調処理像の境界線の削除したい部分をカーソル11で指
定させて削除させた後、部分線引等ができるモードを画
像操作手段3で設定して、画像表示枠Aの原画像の角膜
内皮細胞の境界線に沿ってカーソル10を移動させなが
ら、カーソル11による部分線引範囲を指定して線引さ
せる。
た強調処理像における角膜内皮細胞の境界線の線引位置
が原画像と一致していない場合には、境界線部分削除の
モードを画像操作手段3で設定し、画像表示枠B内の強
調処理像の境界線の削除したい部分をカーソル11で指
定させて削除させた後、部分線引等ができるモードを画
像操作手段3で設定して、画像表示枠Aの原画像の角膜
内皮細胞の境界線に沿ってカーソル10を移動させなが
ら、カーソル11による部分線引範囲を指定して線引さ
せる。
【0025】尚、原画像C1ではコントラストの低い各
角膜内皮細胞20間に空白部21が見える。一方、画像
処理回路5による強調処理像C2では、各角膜内皮細胞
20の輪郭の小さな凹凸が直線的に処理されて、この直
線処理された角膜内皮細胞20´のコントラストが高く
(濃く)処理されると共に、各角膜内皮細胞20´間の
空白部21に境界線22が線引されるようになってい
る。
角膜内皮細胞20間に空白部21が見える。一方、画像
処理回路5による強調処理像C2では、各角膜内皮細胞
20の輪郭の小さな凹凸が直線的に処理されて、この直
線処理された角膜内皮細胞20´のコントラストが高く
(濃く)処理されると共に、各角膜内皮細胞20´間の
空白部21に境界線22が線引されるようになってい
る。
【0026】また、画像操作手段3であるキーボードの
カーソルキー,マウス,ライトペン等でモニターテレビ
2の表示枠12の「スワップ」を選択することで、画像
表示枠A,Bの角膜内皮細胞像を互いに入れ替えて表示
し、表示枠13の「ズーム」を選択すると画像表示枠
A,Bの角膜内皮細胞像を図2(b)如く拡大表示させる
ことができるようになっている。
カーソルキー,マウス,ライトペン等でモニターテレビ
2の表示枠12の「スワップ」を選択することで、画像
表示枠A,Bの角膜内皮細胞像を互いに入れ替えて表示
し、表示枠13の「ズーム」を選択すると画像表示枠
A,Bの角膜内皮細胞像を図2(b)如く拡大表示させる
ことができるようになっている。
【0027】また、以上説明した例では、図2(a)の如
く画像表示枠A,Bを縦長に表示させるように設定した
が、図2(C)の如く画像表示枠A,Bを横長に表示させ
るように設定してもよい。
く画像表示枠A,Bを縦長に表示させるように設定した
が、図2(C)の如く画像表示枠A,Bを横長に表示させ
るように設定してもよい。
【0028】
【効果】この発明は、以上説明したように構成したの
で、同一撮影部位が含まれる2以上の異なる状態の眼科
画像を表示手段に同時表示させて容易に比較することが
できる。
で、同一撮影部位が含まれる2以上の異なる状態の眼科
画像を表示手段に同時表示させて容易に比較することが
できる。
【図1】この発明の眼科画像処理装置を示す制御回路の
説明図である。
説明図である。
【図2】(a)は図1のモニターテレビの表示状態を示す
説明図、(b)は(a)の画像表示枠内の角膜内皮細胞をズー
ムしたときの部分説明図、(c)は(a)と異なる表示状態を
示す説明図である。
説明図、(b)は(a)の画像表示枠内の角膜内皮細胞をズー
ムしたときの部分説明図、(c)は(a)と異なる表示状態を
示す説明図である。
1…角膜内皮細胞撮影装置(画像入力手段) 2…モニターテレビ(表示手段) 4…記録・再生装置(画像入力手段) 5…画像表示処理回路(画像処理手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 3/00 - 3/16 JICSTファイル(JOIS)
Claims (1)
- 【請求項1】 眼科画像を入力する画像入力手段と、 前記眼科画像を表示させる表示手段と、前記眼科画像入力手段で入力される眼科画像の原画像を
強調処理して強調処理像に境界線を線引きする画像処理
回路と、 前記眼科画像の原画像及び前記画像処理回路で強調処理
された強調処理像を前記表示手段に同時に表示させると
共に、前記原画像及び強調処理像の対応する位置に互い
に連動するカーソルをそれぞれ表示させる演算制御回路
と、 前記強調処理像の境界線を部分的に削除させるための境
界線部分削除のモードと前記境界線の部分線引きのモー
ドを設定する手段を備え、 前記演算制御回路は、前記部分線引きのモードにおい
て、前記一方のカーソルを原画像上で移動操作しながら
他方のカーソルを強調処理像上で移動させたときに、他
方のカーソルによる強調処理像への部分線引きを行うこ
とが可能に設定されている ことを特徴とする眼科画像処
理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05702593A JP3330414B2 (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | 眼科画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05702593A JP3330414B2 (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | 眼科画像処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06269413A JPH06269413A (ja) | 1994-09-27 |
JP3330414B2 true JP3330414B2 (ja) | 2002-09-30 |
Family
ID=13043898
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05702593A Expired - Lifetime JP3330414B2 (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | 眼科画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3330414B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4615865B2 (ja) * | 2002-04-02 | 2011-01-19 | エダ リサーチ アンド ディベロップメント カンパニー リミティド | 静止したバックグラウンド中の移動物質の特徴づけ |
JP4481601B2 (ja) * | 2003-08-13 | 2010-06-16 | キヤノン株式会社 | 眼科用撮影装置 |
JP5563231B2 (ja) | 2009-03-25 | 2014-07-30 | 日本電気株式会社 | 縞模様画像鑑定装置、縞模様画像鑑定方法及びプログラム |
JP6346656B2 (ja) * | 2012-02-20 | 2018-06-20 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置及び画像処理方法 |
JP6270348B2 (ja) * | 2013-06-11 | 2018-01-31 | 株式会社トプコン | 眼科装置 |
JP6811534B2 (ja) * | 2016-02-04 | 2021-01-13 | 株式会社トプコン | 道路性状の表示方法、及び道路性状の表示装置 |
JP6363275B2 (ja) * | 2017-07-13 | 2018-07-25 | 株式会社トプコン | 眼科装置 |
-
1993
- 1993-03-17 JP JP05702593A patent/JP3330414B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06269413A (ja) | 1994-09-27 |
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