JP3330082B2 - 樹脂漏れ防止装置 - Google Patents

樹脂漏れ防止装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はTダイ装置の樹脂漏
れ装置に関し、詳しくは、Tダイ装置のロッド棒の下面
に位置し、ダイスリットの隙間を塞ぐことができ、且つ
Tダイ装置から排出される樹脂フィルムのエッジ形状に
悪影響を与えない樹脂漏れ防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は従来の一般的なTダイ装置を示す
全体図である。図1において、11はTダイ装置本体
で、この両側に樹脂の流れ巾を規制するためのデッケル
12が設けられており、デッケル12の下部には最終的
なフィルム巾を規制するためのロッド棒13が設けられ
ている。このロッド棒13には断面が円状のロッド棒1
31(図2)或いは三角状のロッド棒132(図3)が
あるが、Tダイリップ部14のダイスリット15から樹
脂漏れ防止することが困難である。図4はロッド棒13
を有するTダイ装置においてダイスリット15から樹脂
漏れが生じている状況および押し出された溶融樹脂フィ
ルムのエッジ部分の断面を併せて示す。
【0003】Tダイ装置よりフィルムを押し出すTダイ
法において、Tダイリップ部14より漏れた樹脂が製品
に混入する問題があり、特に、ラミネートフィルムを製
造する場合には、製品の品質価値を落とす。このような
樹脂漏れを防止するためにこれらのロッド棒の先端部に
ハタ16を設けて、Tダイリップ部14の間隙であるダ
イスリット15にハタ16が挿入されるようにしたハタ
付ロッド棒133(図5)が知られている。従来のハタ
付ロッド棒133はハタ16がロッド棒の先端部に一体
的に固定されているため、ロッド棒を移動させることに
より一体的にハタ16を移動させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】Tダイ装置より押し出
される溶融樹脂フィルムは、原料樹脂の違い、成形条件
の違いにより、押し出されてくる樹脂の粘度、樹脂流速
等が異なってくるため、フィルムエッジが高くなったり
することがある。特に、ハタ付ロッド棒を有するTダイ
装置においては、樹脂漏れに対して効果的であるが、フ
ィルムエッジ高となるような悪影響を与えやすく、ハタ
がロッド棒の先端部に一体的に固定されているためにフ
ィルムエッジ高を防止するための調整ができないという
問題があった。図6は、ロッド棒の先端にハタ16が形
成されているハタ付ロッド棒133を有するTダイ装置
において押し出される溶融樹脂フィルム19のエッジ2
1が高くなっている様子を示している。
【0005】そこで本発明は、Tダイ装置のリップ部に
おいて樹脂漏れを効果的に防止すると共にTダイ装置か
ら排出される樹脂フィルムのエッジ形状に悪影響を与え
ない樹脂漏れ防止装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記した問題点を解決す
るために、本発明の樹脂漏れ防止装置は、Tダイ装置の
ロッド棒の下面に位置し、ダイスリットの隙間を塞ぐよ
うに且つリップ下面よりも一部が突出するように樹脂漏
れ防止プレートが配置され、該樹脂漏れ防止プレート
は、デッケル及びロッド棒に対して協動にても且つ独立
にても移動可能なように配置されていることを特徴とす
る。
【0007】本発明の樹脂漏れ防止装置における樹脂漏
れ防止プレートは、デッケル及びロッド棒に対して協動
にても且つ独立にても移動可能であるので、エッジ形状
に悪影響を与えないように樹脂漏れ防止プレートの先端
とロッド棒の先端位置の距離を調整することができ、好
ましくは、樹脂漏れ防止プレートの先端をロッド棒先端
よりも5mm以上後退して配置することにより、フィル
ムエッジ形状に悪影響を与えずに樹脂漏れ防止をするこ
とができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図7は本発明の樹脂漏れ防止装置
を備えたTダイ装置の側部を示し、図8は特にTダイリ
ップ部の断面を示す。図7中、1はTダイ装置本体であ
り、この両側に(図7は片側のみ示す)樹脂の流れを規
制するめのデッケル2が設けられている。デッケル2は
デッケル棒7に支持されており、Tダイ装置本体1内を
溶融樹脂フィルム9の幅方向にスライド可能に設けられ
ている3は最終的な樹脂の流れ幅を規制するためのロッ
ド棒であり、前記デッケル2よりも樹脂流れの下流側に
且つデッケル2の底部に前記幅方向にスライド可能に設
けられている。
【0009】5はTダイリップ部4(図8)をシールす
るための樹脂漏れ防止プレートであり、Tダイ装置本体
1のロッド棒3の下面に位置し、ダイスリットの隙間を
塞ぐように且つリップ下面10よりも一部が突出して幅
方向にスライド可能に配置されている。即ち、樹脂漏れ
防止プレート5はアウターデッケルとは異なる。樹脂漏
れ防止プレート5の先端をロッド棒3の先端よりも5m
m以上後退して配置すると、フィルムエッジ形状に悪影
響を与えずに樹脂漏れ防止をするのに好ましい。該樹脂
漏れ防止プレート5はプレート支持棒6に支持されてい
る。さらに、前記デッケル棒7、ロッド棒3及びプレー
ト支持棒6は、棒固定ホルダ8に固定することができ、
各棒は棒固定ホルダ8の緊締状態を解くことによってス
ライド可能となる。
【0010】上記本発明の樹脂漏れ防止装置を備えたT
ダイ装置は、通常の運転時は、デッケル棒7、ロッド棒
3及びプレート支持棒6を棒固定ホルダ8に緊締状態で
固定して運転する。Tダイ装置から排出される溶融樹脂
フィルム9の幅の調整にはデッケル棒7をスライドさせ
ることにより、デッケル棒7、ロッド棒3及びプレート
支持棒6を三者一体に移動させる。また、棒固定ホルダ
8からのデッケル棒7の緊締を解き、ロッド棒3及びプ
レート支持棒6を二者一体に移動させて微調整すること
もできる。
【0011】Tダイ装置より押し出されるフィルムは、
原料樹脂の違い、成形条件の違いにより、押し出されて
くる樹脂の粘度、樹脂流速等が異なってくるため、フィ
ルムエッジが高くなったりする場合には、棒固定ホルダ
8からのプレート支持棒6の緊締を解き、プレート支持
棒6を微小量移動させることにより、フィルムエッジ高
の生じない位置へ移動させる。
【0012】本発明のTダイ装置の樹脂漏れ防止装置
は、フィルムの製造やラミネートフィルムの製造に用い
るTダイ装置に適用できる。
【0013】
【発明の効果】本発明の樹脂漏れ防止装置は、Tダイリ
ップ部に樹脂漏れ防止プレートが装入してあるので、リ
ップ下面からの樹脂漏れを防止することができる。同時
に、本発明の樹脂漏れ防止プレートは従来のハタ付ロッ
ドと違い、樹脂漏れ防止プレートはロッド棒とは分離独
立しており、ロッド棒と樹脂漏れ防止プレートが別体で
移動可能であるので、フィルムエッジ形状に影響を与え
ない位置へ樹脂漏れ防止プレートを移動できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の一般的なTダイ装置を示す全体図であ
る。
【図2】従来の断面が円状のロッド棒を示す。
【図3】従来の断面が三角状のロッド棒を示す。
【図4】ロッド棒を有するTダイ装置においてダイスリ
ットから樹脂漏れが生じている状況および押し出された
溶融樹脂フィルムのエッジ部分の断面を併せて示す。
【図5】樹脂漏れを防止するためのハタ付ロッドを有す
る従来のTダイ装置の側部を示す。
【図6】ロッド棒の先端にハタが形成されているハタ付
ロッド棒を有するTダイ装置において押し出される溶融
樹脂フィルムのエッジが高くなっている様子を示してい
る。
【図7】本発明の樹脂漏れ防止装置を備えたTダイ装置
の側部を示す。
【図8】本発明の樹脂漏れ防止装置を備えたTダイ装置
のTダイリップ部の断面を示す。
【符号の説明】
1、11 Tダイ装置本体 2、12 デッケル 3、13、131、132、133 ロッド棒 4、14 Tダイリップ部 5 樹脂漏れ防止プレート 6 プレート支持棒 7 デッケル棒 8 棒固定ホルダ 9 溶融樹脂フィルム 10 リップ下面 15 ダイスリット 16 ハタ 19 溶融樹脂フィルム 20 リップ下面 21 エッジ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Tダイ装置のロッド棒の下面に位置し、
    ダイスリットの隙間を塞ぐように且つリップの下面より
    も一部が突出するように樹脂漏れ防止プレートが配置さ
    れ、該樹脂漏れ防止プレートは、デッケル及びロッド棒
    に対して協動にても且つ独立にても移動可能なように配
    置されていることを特徴とするTダイ装置における樹脂
    漏れ防止装置。
  2. 【請求項2】 前記樹脂漏れ防止プレートの先端は、ロ
    ッド棒先端よりも5mm以上後退して配置されている請
    求項1記載のTダイ装置における樹脂漏れ防止装置。
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