JP3329933B2 - 可変バルブタイミング装置 - Google Patents
可変バルブタイミング装置Info
- Publication number
- JP3329933B2 JP3329933B2 JP06455094A JP6455094A JP3329933B2 JP 3329933 B2 JP3329933 B2 JP 3329933B2 JP 06455094 A JP06455094 A JP 06455094A JP 6455094 A JP6455094 A JP 6455094A JP 3329933 B2 JP3329933 B2 JP 3329933B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- variable
- camshaft
- camshafts
- valve timing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/02—Valve drive
- F01L1/026—Gear drive
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D13/00—Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing
- F02D13/02—Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing during engine operation
- F02D13/0203—Variable control of intake and exhaust valves
- F02D13/0215—Variable control of intake and exhaust valves changing the valve timing only
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D13/00—Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing
- F02D13/02—Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing during engine operation
- F02D13/0223—Variable control of the intake valves only
- F02D13/0234—Variable control of the intake valves only changing the valve timing only
- F02D13/0238—Variable control of the intake valves only changing the valve timing only by shifting the phase, i.e. the opening periods of the valves are constant
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D13/00—Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing
- F02D13/02—Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing during engine operation
- F02D13/0257—Independent control of two or more intake or exhaust valves respectively, i.e. one of two intake valves remains closed or is opened partially while the other is fully opened
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D13/00—Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing
- F02D13/02—Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing during engine operation
- F02D13/0269—Controlling the valves to perform a Miller-Atkinson cycle
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B2275/00—Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
- F02B2275/18—DOHC [Double overhead camshaft]
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ダブルオーバヘッドカ
ム方式エンジンの、２本のカムシャフトの位相を調整す
ることにより、バルブタイミングを可変とする可変バル
ブタイミング装置に関する。
ム方式エンジンの、２本のカムシャフトの位相を調整す
ることにより、バルブタイミングを可変とする可変バル
ブタイミング装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】内燃機関において、バルブの開閉時期を
可変化することは、広い回転範囲において高い発生トル
クを得る上で重要な技術である。
可変化することは、広い回転範囲において高い発生トル
クを得る上で重要な技術である。
【０００３】現在、バルブタイミングを可変とする、実
用化されている主な方法としては、カムシャフトとタイ
ミングギヤとをヘリカルスプラインを介して咬合し、タ
イミングギヤを軸方向に移動させることによりタイミン
グギヤとカムシャフトとの位相を変更するものがある。
用化されている主な方法としては、カムシャフトとタイ
ミングギヤとをヘリカルスプラインを介して咬合し、タ
イミングギヤを軸方向に移動させることによりタイミン
グギヤとカムシャフトとの位相を変更するものがある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成においては、ヘリカルスプラインのねじれ角を極端に
大きくすることは困難であり、通常クランク軸の角度に
おいて変化する角度を２０°〜４０°以上にすることは
できない。
成においては、ヘリカルスプラインのねじれ角を極端に
大きくすることは困難であり、通常クランク軸の角度に
おいて変化する角度を２０°〜４０°以上にすることは
できない。
【０００５】広い回転範囲において高いトルクを発生さ
せるための目的であれば、クランク軸の角度変化は２０
°〜４０°で十分である。しかしながら、高出力化を目
的として、通常サイクル（オットサイクルやディーゼル
サイクル）とミラーサイクルとを、実圧縮比をバルブ開
閉時期を変化させることによって変換させるためには、
クランク軸の角度で７０°〜９０°の変化が必要であ
り、この場合には上記のヘリカルスプライン方式では不
十分である。
せるための目的であれば、クランク軸の角度変化は２０
°〜４０°で十分である。しかしながら、高出力化を目
的として、通常サイクル（オットサイクルやディーゼル
サイクル）とミラーサイクルとを、実圧縮比をバルブ開
閉時期を変化させることによって変換させるためには、
クランク軸の角度で７０°〜９０°の変化が必要であ
り、この場合には上記のヘリカルスプライン方式では不
十分である。
【０００６】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たもので、通常サイクルとミラーサイクルとの変換を行
うために、クランク軸角度で７０°〜９０°の変化を可
能とし、実圧縮比を変えることの可能な可変バルブタイ
ミング装置を提供することを目的としている。
たもので、通常サイクルとミラーサイクルとの変換を行
うために、クランク軸角度で７０°〜９０°の変化を可
能とし、実圧縮比を変えることの可能な可変バルブタイ
ミング装置を提供することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明に係る可変バルブタイミグ装置の第１の発明におい
ては、ダブルオーバヘッドカム方式エンジンの、吸、排
気弁の開閉時期を可変にすることにより実圧縮比を可変
にした可変圧縮比エンジンにおいて、２本のカムシャフ
トを設け、第１カムシャフトで第１吸気弁および排気弁
を開閉作動させ、第２カムシャフトで第２吸気弁を開閉
作動させ、２本のカムシャフトを、サンギヤと、リング
ギヤと、プラネットギヤとからなる遊星歯車装置を介し
て連結し、該遊星歯車装置のプラネットギヤの支持軸
と、サンギヤ軸との相対位置関係を任意に変えて、２本
のカムシャフトの位相を調整することによりバルブタイ
ミングを可変にすることを特徴としており、第２の発明
においては、前記２本のカムシャフトの一方が前記サン
ギヤに固着し、前記カムシャフトの他方が前記リングギ
ヤに噛合する歯車に固着していることを特徴としてお
り、第３の発明においては、前記遊星歯車装置のプラネ
ットギヤの支持軸を保持するキャリァが、前記サンギヤ
軸を軸支するケースに回動自在に軸着され、回転駆動装
置に連結していることを特徴としている。
発明に係る可変バルブタイミグ装置の第１の発明におい
ては、ダブルオーバヘッドカム方式エンジンの、吸、排
気弁の開閉時期を可変にすることにより実圧縮比を可変
にした可変圧縮比エンジンにおいて、２本のカムシャフ
トを設け、第１カムシャフトで第１吸気弁および排気弁
を開閉作動させ、第２カムシャフトで第２吸気弁を開閉
作動させ、２本のカムシャフトを、サンギヤと、リング
ギヤと、プラネットギヤとからなる遊星歯車装置を介し
て連結し、該遊星歯車装置のプラネットギヤの支持軸
と、サンギヤ軸との相対位置関係を任意に変えて、２本
のカムシャフトの位相を調整することによりバルブタイ
ミングを可変にすることを特徴としており、第２の発明
においては、前記２本のカムシャフトの一方が前記サン
ギヤに固着し、前記カムシャフトの他方が前記リングギ
ヤに噛合する歯車に固着していることを特徴としてお
り、第３の発明においては、前記遊星歯車装置のプラネ
ットギヤの支持軸を保持するキャリァが、前記サンギヤ
軸を軸支するケースに回動自在に軸着され、回転駆動装
置に連結していることを特徴としている。
【０００８】
【作用】上記構成によれば、ダブルオーバヘッドカム方
式エンジンの、２本のカム軸を、サンギヤと、リングギ
ヤと、プラネットギヤとからなる遊星歯車装置を介して
連結し、一方のカムシャフトをサンギヤに固着し、他方
のカムシャフトをリングギヤに噛合する歯車に固着し
た。そして、プラネットギヤを支持するキャリァをサン
ギヤ軸を軸支するケースに回動自在に軸着し、回転駆動
装置に連結したため、回転駆動装置によりキャリァを回
転させることによりリングギャが回動し、したがって、
他方のカムシャフトが回動して一方のカムシャフトに対
する位相を変化させることができる。
式エンジンの、２本のカム軸を、サンギヤと、リングギ
ヤと、プラネットギヤとからなる遊星歯車装置を介して
連結し、一方のカムシャフトをサンギヤに固着し、他方
のカムシャフトをリングギヤに噛合する歯車に固着し
た。そして、プラネットギヤを支持するキャリァをサン
ギヤ軸を軸支するケースに回動自在に軸着し、回転駆動
装置に連結したため、回転駆動装置によりキャリァを回
転させることによりリングギャが回動し、したがって、
他方のカムシャフトが回動して一方のカムシャフトに対
する位相を変化させることができる。
【０００９】
【実施例】以下に、本発明に係る可変バルブタイミング
装置の実施例について、図面を参照して詳述する。
装置の実施例について、図面を参照して詳述する。
【００１０】図１、および図２は通常サイクルとミラー
サイクルとの変換が可能な、ダブルオーバヘッドカム方
式エンジンの構造の一例を示しており、図１はシリンダ
ヘッド部分の平面断面図、図２はその側面断面図であ
る。
サイクルとの変換が可能な、ダブルオーバヘッドカム方
式エンジンの構造の一例を示しており、図１はシリンダ
ヘッド部分の平面断面図、図２はその側面断面図であ
る。
【００１１】シリンダヘッド１には第１吸気弁２と、第
２吸気弁３と、第１排気弁４と第２排気弁５、および、
第１カムシャフト１０と第２カムシャフト２０とが装着
されている。第１カムシャフト１０には第１吸気弁２、
第１排気弁４、および第２排気弁５を作動させるカム１
１、１２、および１３が設けられている。カム１２は直
接第１排気弁４を作動し、カム１１、および１３はそれ
ぞれロッカアーム１４、および１５を介して第１吸気弁
２、および第２排気弁５を作動する。第２カムシャフト
２０にはカム２１が設けられており、直接第２吸気弁３
を作動する。第２カムシャフト２０は可変バルブタイミ
ング装置により矢印のように回転可能であり、バルブタ
イミングをクランク軸角度にして７０°〜９０°変化さ
せることにより実圧縮比を可変とし、高出力化が可能と
なっている。
２吸気弁３と、第１排気弁４と第２排気弁５、および、
第１カムシャフト１０と第２カムシャフト２０とが装着
されている。第１カムシャフト１０には第１吸気弁２、
第１排気弁４、および第２排気弁５を作動させるカム１
１、１２、および１３が設けられている。カム１２は直
接第１排気弁４を作動し、カム１１、および１３はそれ
ぞれロッカアーム１４、および１５を介して第１吸気弁
２、および第２排気弁５を作動する。第２カムシャフト
２０にはカム２１が設けられており、直接第２吸気弁３
を作動する。第２カムシャフト２０は可変バルブタイミ
ング装置により矢印のように回転可能であり、バルブタ
イミングをクランク軸角度にして７０°〜９０°変化さ
せることにより実圧縮比を可変とし、高出力化が可能と
なっている。
【００１２】つぎに、可変バルブタイミング装置につい
て説明する。図３は図１に示した第１、第２カムシャフ
ト１０、２０の端部に装着されるギヤトレインの正面図
であり、図４は図３のＡ−Ａ断面図である。
て説明する。図３は図１に示した第１、第２カムシャフ
ト１０、２０の端部に装着されるギヤトレインの正面図
であり、図４は図３のＡ−Ａ断面図である。
【００１３】３０は、シリンダヘッド１に軸支された第
１カムシャフト１０に固着されたサンギヤであり、３１
は第１カムシャフト１０の先端にベアリング３２を介し
て回転自在に装着されたリングギヤである。リングギヤ
３１には内歯３３と外歯３４とが設けられている。３５
はサンギヤ３０と、リングギヤ３１の内歯３３とに噛合
するプラネットギヤであり、３６はプラネットギヤ３５
の支持軸、３７は支持軸３６を固着しているキャリァで
ある。キャリァ３７はシリンダヘッド１に回動自在に軸
着されており、外周にはセクタ状のウォームホイール３
８が設けられている。ウォームホイール３８は電動モー
タ４０により駆動されるウォーム４１と噛合している。
１カムシャフト１０に固着されたサンギヤであり、３１
は第１カムシャフト１０の先端にベアリング３２を介し
て回転自在に装着されたリングギヤである。リングギヤ
３１には内歯３３と外歯３４とが設けられている。３５
はサンギヤ３０と、リングギヤ３１の内歯３３とに噛合
するプラネットギヤであり、３６はプラネットギヤ３５
の支持軸、３７は支持軸３６を固着しているキャリァで
ある。キャリァ３７はシリンダヘッド１に回動自在に軸
着されており、外周にはセクタ状のウォームホイール３
８が設けられている。ウォームホイール３８は電動モー
タ４０により駆動されるウォーム４１と噛合している。
【００１４】シリンダヘッド１に軸支された第２カムシ
ャフト２０には、リングギヤ３１の外歯３４に噛合する
歯車４２とタイミングギヤ４３とが固着されている。タ
イミングギヤ４３はアイドルギヤ４４を介してクランク
軸４５に固着されたクランクギヤ４６と噛合している。
ャフト２０には、リングギヤ３１の外歯３４に噛合する
歯車４２とタイミングギヤ４３とが固着されている。タ
イミングギヤ４３はアイドルギヤ４４を介してクランク
軸４５に固着されたクランクギヤ４６と噛合している。
【００１５】ここで、サンギヤ３０の歯数をＺ１、リン
グギヤ３１の内歯３３の歯数をＺ２、歯車４２の歯数を
Ｚ３、リングギヤ３１の外歯３４の歯数をＺ４とした場
合、Ｚ１／Ｚ２＝Ｚ３／Ｚ４である。また、クランクギ
ヤ４６とタイミングギヤ４３との歯数比は１／２であ
る。したがって、第２カムシャフト２０の回転数はクラ
ンク軸４５の回転数の１／２となり、第２カムシャフト
２０と第１カムシャフト１０との回転数は同一となる。
グギヤ３１の内歯３３の歯数をＺ２、歯車４２の歯数を
Ｚ３、リングギヤ３１の外歯３４の歯数をＺ４とした場
合、Ｚ１／Ｚ２＝Ｚ３／Ｚ４である。また、クランクギ
ヤ４６とタイミングギヤ４３との歯数比は１／２であ
る。したがって、第２カムシャフト２０の回転数はクラ
ンク軸４５の回転数の１／２となり、第２カムシャフト
２０と第１カムシャフト１０との回転数は同一となる。
【００１６】つぎに、作用について説明する。第１カム
シャフト１０と第２カムシャフト２０との位相を変更す
る場合には、電動モータ４０でウォーム４１を回転さ
せ、ウォームホイール３８を所定の角度だけ回転させ
る。キャリヤ３７はウォームホイール３８と一体である
ため同時に回転し、プラネットギヤ３５はサンギヤ３０
の周囲を自転しながら公転し、リングギヤ３１を回転さ
せる。したがって歯車４２は回転し、第２カムシャフト
２０の第１カムシャフト１０に対する位相は変化する。
このときの歯車４２とウォームホイール３８との回転角
度比γは次式で求められる。 γ＝〔（Ｚ１＋Ｚ２）／Ｚ２〕Ｚ４／Ｚ３ したがって、ウォームホイール３８を小さな角度だけ回
動させるだけで、歯車４２は大きな角度を回動すること
となり、第１カムシャフト１０と第２カムシャフト２０
との間に、容易に７０°〜９０°の位相差を与えること
ができる。
シャフト１０と第２カムシャフト２０との位相を変更す
る場合には、電動モータ４０でウォーム４１を回転さ
せ、ウォームホイール３８を所定の角度だけ回転させ
る。キャリヤ３７はウォームホイール３８と一体である
ため同時に回転し、プラネットギヤ３５はサンギヤ３０
の周囲を自転しながら公転し、リングギヤ３１を回転さ
せる。したがって歯車４２は回転し、第２カムシャフト
２０の第１カムシャフト１０に対する位相は変化する。
このときの歯車４２とウォームホイール３８との回転角
度比γは次式で求められる。 γ＝〔（Ｚ１＋Ｚ２）／Ｚ２〕Ｚ４／Ｚ３ したがって、ウォームホイール３８を小さな角度だけ回
動させるだけで、歯車４２は大きな角度を回動すること
となり、第１カムシャフト１０と第２カムシャフト２０
との間に、容易に７０°〜９０°の位相差を与えること
ができる。
【００１７】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明は、ダブ
ルオーバヘッドカム方式のエンジンの２本のカムシャフ
トを、サンギヤと、リングギヤと、プラネットギヤとか
らなる遊星歯車装置を介して連結し、一方のカムシャフ
トをサンギヤに固着し、他方のカムシャフトをリングギ
ヤに噛合する歯車に固着した。そして、プラネットギヤ
を支持するキャリヤをサンギヤ軸を軸支するケースに回
動自在に軸着し、回転駆動装置に連結した。そのため、
キャリヤの回転に対してリングギヤに噛合する歯車の回
転は増速され、回転駆動装置を回転させ、キャリヤを少
しの角度だけ回動させることにより歯車は大きな角度を
回動する。したがって、一方のカムシャフトと他方のカ
ムシャフトとの位相差を、容易に７０°〜９０°変化さ
せることのできる可変バルブタイミング装置が得られ
る。
ルオーバヘッドカム方式のエンジンの２本のカムシャフ
トを、サンギヤと、リングギヤと、プラネットギヤとか
らなる遊星歯車装置を介して連結し、一方のカムシャフ
トをサンギヤに固着し、他方のカムシャフトをリングギ
ヤに噛合する歯車に固着した。そして、プラネットギヤ
を支持するキャリヤをサンギヤ軸を軸支するケースに回
動自在に軸着し、回転駆動装置に連結した。そのため、
キャリヤの回転に対してリングギヤに噛合する歯車の回
転は増速され、回転駆動装置を回転させ、キャリヤを少
しの角度だけ回動させることにより歯車は大きな角度を
回動する。したがって、一方のカムシャフトと他方のカ
ムシャフトとの位相差を、容易に７０°〜９０°変化さ
せることのできる可変バルブタイミング装置が得られ
る。
【図１】可変圧縮比エンジンのシリンダヘッド部分の平
面断面図である。
面断面図である。
【図２】同、側面断面図である。
【図３】本発明の可変バルブタイミング装置のギヤトレ
インを示す正面図である。
インを示す正面図である。
【図４】同、側面断面図である。
１０‥‥第１カムシャフト、２０‥‥第２カムシャフ
ト、３０‥‥サンギヤ、３１‥‥リングギヤ、３３‥‥
内歯、３４‥‥外歯、３５‥‥プラネットギヤ、３７‥
‥キャリヤ、３８‥‥ウォームホイール、４０‥‥電動
モータ、４１‥‥ウォーム、４２‥‥歯車、４３‥‥タ
イミングギヤ、４６‥‥クランクギヤ。
ト、３０‥‥サンギヤ、３１‥‥リングギヤ、３３‥‥
内歯、３４‥‥外歯、３５‥‥プラネットギヤ、３７‥
‥キャリヤ、３８‥‥ウォームホイール、４０‥‥電動
モータ、４１‥‥ウォーム、４２‥‥歯車、４３‥‥タ
イミングギヤ、４６‥‥クランクギヤ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F01L 1/34 F01L 1/26
Claims (3)
- 【請求項１】 ダブルオーバヘッドカム方式エンジン
の、吸、排気弁の開閉時期を可変にすることにより実圧
縮比を可変にした可変圧縮比エンジンにおいて、２本の
カムシャフトを設け、第１カムシャフトで第１吸気弁お
よび排気弁を開閉作動させ、第２カムシャフトで第２吸
気弁を開閉作動させ、２本のカムシャフトを、サンギヤ
と、リングギヤと、プラネットギヤとからなる遊星歯車
装置を介して連結し、該遊星歯車装置のプラネットギヤ
の支持軸と、サンギヤ軸との相対位置関係を任意に変え
て前記２本のカムシャフトの位相を調整することにより
バルブタイミングを可変にすることを特徴とする可変バ
ルブタイミング装置。 - 【請求項２】 前記２本のカムシャフトの一方が前記サ
ンギヤに固着し、前記カムシャフトの他方が前記リング
ギヤに噛合する歯車に固着していることを特徴とする請
求項１の可変バルブタイミング装置。 - 【請求項３】 前記遊星歯車装置のプラネットギヤの支
持軸を保持するキャリァが、前記サンギヤ軸を軸支する
ケースに回動自在に軸着され、回転駆動装置に連結して
いることを特徴とする請求項１または２の可変バルブタ
イミング装置。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06455094A JP3329933B2 (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 可変バルブタイミング装置 |
| DE19581571T DE19581571B4 (de) | 1994-03-07 | 1995-03-03 | Motor mit veränderlichem Verdichtungsverhältnis |
| GB9617109A GB2301398B (en) | 1994-03-07 | 1995-03-03 | Variable compression ratio engine |
| PCT/JP1995/000341 WO1995024549A1 (fr) | 1994-03-07 | 1995-03-03 | Moteur a taux de compression variable |
| US08/704,524 US5682854A (en) | 1994-03-07 | 1995-03-03 | Variable compression ratio engine |
| SE9603090A SE507878C2 (sv) | 1994-03-07 | 1996-08-27 | Motor med variabelt kompressionsförhållande |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06455094A JP3329933B2 (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 可変バルブタイミング装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07247813A JPH07247813A (ja) | 1995-09-26 |
| JP3329933B2 true JP3329933B2 (ja) | 2002-09-30 |
Family
ID=13261450
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06455094A Expired - Fee Related JP3329933B2 (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 可変バルブタイミング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3329933B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9512747B2 (en) | 2013-12-20 | 2016-12-06 | Hyundai Motor Company | Valve train layout structure including cam phaser and camshaft-in-camshaft |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030032668A (ko) * | 2001-10-19 | 2003-04-26 | 현대자동차주식회사 | 자동차 엔진의 밸브타이밍 가변기구 |
| DE102006042912A1 (de) * | 2006-09-13 | 2008-03-27 | Volkswagen Ag | Brennkraftmaschine mit gemischten Nockenwellen |
| WO2022075654A1 (ko) * | 2020-10-07 | 2022-04-14 | 장순길 | 연속 가변 밸브 듀레이션 장치 |
-
1994
- 1994-03-07 JP JP06455094A patent/JP3329933B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9512747B2 (en) | 2013-12-20 | 2016-12-06 | Hyundai Motor Company | Valve train layout structure including cam phaser and camshaft-in-camshaft |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07247813A (ja) | 1995-09-26 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3834921B2 (ja) | 可変動弁機構 | |
| US5327859A (en) | Engine timing drive with fixed and variable phasing | |
| DE60019772D1 (de) | Brennkraftmaschine mit variablem Verdichtungsverhältnis und einstellbar Ventilsteuerung | |
| CN106285814B (zh) | 一种可变气门正时和可变气门升程的装置 | |
| EP0396280B1 (en) | Camshaft drive mechanisms | |
| JPH02286815A (ja) | 内燃機関の弁駆動装置および弁駆動方法 | |
| JP3329933B2 (ja) | 可変バルブタイミング装置 | |
| JPH0960509A (ja) | 可変バルブタイミング装置 | |
| JP2011052625A (ja) | 内燃機関の可変動弁装置 | |
| JPH04105906U (ja) | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 | |
| JP2001248410A (ja) | エンジン動弁系の弁開閉位相連続可変制御装置 | |
| JP2564147Y2 (ja) | 可変バルブタイミング式エンジンバルブ装置 | |
| JP2816876B2 (ja) | Ｄｏｈｃ型内燃機関の弁駆動装置 | |
| JPH03168309A (ja) | ４サイクルエンジンの弁開閉装置 | |
| WO2003052241A1 (fr) | Dispositif de distribution a programme variable de type a engrenage planetaire | |
| JPS6196112A (ja) | ４サイクルエンジンのバルブタイミング可変装置 | |
| JP3048473B2 (ja) | エンジンのバルブタイミング制御装置及びその組付方法 | |
| EP0235230A1 (en) | An oscillatory drive arrangement | |
| JP2020143636A (ja) | 電動アクチュエータ | |
| JP3738526B2 (ja) | 可変動弁機構 | |
| JP3138867B2 (ja) | エンジンの動弁装置 | |
| JPH0777020A (ja) | カム軸位相可変装置 | |
| JP4246275B2 (ja) | 可変動弁機構 | |
| JPS61275515A (ja) | エンジンの可変カム機構 | |
| JPS60249603A (ja) | 内燃機関のロ−タリバルブ装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080719 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090719 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100719 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100719 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110719 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120719 Year of fee payment: 10 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |