JP3329397B2 - 油圧シリンダ用バルブブロック - Google Patents

油圧シリンダ用バルブブロック

Info

Publication number
JP3329397B2
JP3329397B2 JP09320893A JP9320893A JP3329397B2 JP 3329397 B2 JP3329397 B2 JP 3329397B2 JP 09320893 A JP09320893 A JP 09320893A JP 9320893 A JP9320893 A JP 9320893A JP 3329397 B2 JP3329397 B2 JP 3329397B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
check valve
hydraulic cylinder
passage
oil passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP09320893A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06307407A (ja
Inventor
勉 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Co Ltd filed Critical Furukawa Co Ltd
Priority to JP09320893A priority Critical patent/JP3329397B2/ja
Publication of JPH06307407A publication Critical patent/JPH06307407A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3329397B2 publication Critical patent/JP3329397B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)
  • Earth Drilling (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、片ロッド形複動の油圧
シリンダを伸長時に増速させ、停止時にロックする機能
を備えた油圧シリンダ用バルブブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】油圧シリンダには、例えば図4に示すよ
うに、油圧さく岩機1を搭載したガイドシェル2を支承
して俯仰旋回するブーム3のリフトシリンダ4やスイン
グシリンダ5のような、旋回系の機構のアクチュエータ
として使用される場合と、例えばガイドシェル2を前後
進させるガイドスライドシリンダ6やブーム3を伸縮さ
せるブームスライドシリンダ7のような、スライド系の
アクチュエータとして使用される場合とがある。
【0003】何れの場合でも、油圧シリンダは、停止時
には外力が加えられても伸縮せず常に所定位置で固定さ
れているようにロックされている必要がある。このた
め、従来は図5に示すように、ダブルパイロットチェッ
クバルブ8を設けることにより油圧シリンダ9の作動を
ロックしている。而して、旋回系の機構では、枢軸を中
心として旋回する系の先端の移動速度と移動量が、一般
に油圧シリンダの伸縮速度と伸縮量の数倍となるため、
油圧シリンダへの供給油量が少なくても十分な移動速度
と移動量を容易に得ることができる。従って、通常油圧
シリンダの油の出入口に絞りを設けて油量を制限するこ
とが多い。
【0004】一方、スライド系の機構では、系の移動速
度と移動量は、油圧シリンダの伸縮速度と伸縮量と同じ
である。従って、供給油量を全量使用しても十分な移動
速度を得られない場合が多い。また、スライド系の機構
に使用される油圧シリンダは、長いストロークが必要と
なるため設計上ロッド径を太くしなければならず、ロッ
ド径がシリンダ径に近くなる。ロッド径がシリンダ径に
近くなれば油圧シリンダのロッド側油室とヘッド側油室
の断面積の差が増加し、油圧シリンダの伸縮速度は(供
給油量÷油室断面積)であるから、伸速度と縮速度の差
が大きくなり、操作の際オペレータに違和感を生じさせ
る。
【0005】このような伸速度と縮速度の差を少なくす
るために、油圧シリンダの伸速度を増加させる手段とし
て、従来油圧シリンダの伸長時にロッド側油室から流出
する油を油圧ポンプの吐出油に合流させて油圧シリンダ
のヘッド側油圧へ流入させる回路が公知である。しか
し、油圧シリンダの伸長時にロッド側油室から流出する
油を油圧ポンプの吐出油に合流させて油圧シリンダのヘ
ッド側油圧へ流入させる回路と、油シリンダの停止時に
作動をロックする回路とを組み合わせて、増速機能とロ
ック機能とを可能とする回路を構成すると配管が複雑に
なるという問題があった。
【0006】そこで、本発明者は、図6に示すような、
油圧シリンダ9のヘッド側油室13に接続される伸油路
14と、油圧シリンダ9のロッド側油室15に接続され
る縮油路16とを備えており、伸油路14の上流側に
は、流入口が下流側となる第1のチェックバルブ17を
介設し、伸油路14の下流側には、流入口が上流側とな
る第1のパイロットチェックバルブ18を介設して、第
1のパイロットチェックバルブ18のパイロット油路1
9を縮油路16の下流側に接続し、縮油路16には、流
入口が上流側となる第2のチェックバルブ20を介設す
ると共に、伸油路14の第1のチェックバルブ17の上
流側と、縮油路16の第2のチェックバルブ20の下流
側との間に、流入口が伸油路側となる第3のチェックバ
ルブ21を介設した第1の連絡油路22を接続し、更
に、伸油路14の第1のチェックバルブ17と第1のパ
イロットチェックバルブ18の中間点と、縮油路16の
第1の連絡油路の接続点と第1のパイロットチェックバ
ルブ18のパイロット油路19の接続点の中間点との間
に流入口が伸油路側となる第2のパイロットチェックバ
ルブ24を介設した第2の連絡油路25を接続し、第2
のパイロットチェックバルブ24のパイロット油路26
を第1の連絡油路22の第3のチェックバルブ21の流
入側に接続してなる油圧シリンダ用バルブブロック12
(特開平4−203604号)を提案した。
【0007】この油圧シリンダ用バルブブロック12を
油圧シリンダ9とこの油圧シリンダ9を制御する方向切
換弁27との間に介設すると、油圧シリンダ9の伸長
時、図7に矢印で示すように、油圧ポンプ28から方向
切換弁27を経て油圧シリンダ用バルブブロック12の
伸油路14に供給された油は、第3のチェックバルブ2
1のクラッキング圧で第2のパイロットチェックバルブ
24を開き、第1の連絡油路22、縮油路16、第2の
連絡油路25、第1のパイロットチェックバルブ18を
通って油圧シリンダ9のヘッド側油室13に流入する。
ピストンヘッド10が伸方向に移動してロッド側油室1
5から縮油路16へ流出した油は、油圧ポンプ28から
供給された油と合流し、第2の連絡油路25、第1のパ
イロットチェックバルブ18を通って油圧シリンダ9の
ヘッド側油室13に流入するため油圧シリンダ9の伸速
度は増速される。
【0008】油圧シリンダ9の短縮時は、図8に矢印で
示すように、油圧ポンプ28から方向切換弁27を経て
油圧シリンダ用バルブブロック12の縮油路16に供給
された油は、第2のチェックバルブ20を通り、油圧シ
リンダ9のロッド側油室15に流入する。ピストンヘッ
ド10が縮方向に移動してヘッド側油室13から伸油路
14へ流出した油は、縮油路16の油圧で開かれた第1
のパイロットチェックバルブ18から第1のチェックバ
ルブ17を通りタンク29へ戻る。
【0009】油圧シリンダ9の停止時に、伸方向へ外力
が作用したとき、ロッド側油室15の油が、第2のチェ
ックバルブ20、第3のチェックバルブ21及び第2の
パイロットチェックバルブ24で封じられて高圧となり
油圧シリンダ9はロックされる。油圧シリンダ9の停止
時に、縮方向へ外力が作用したとき、ヘッド側油圧13
の油は、第1のパイロットチェックバルブ18で封じら
れて高圧となり油圧シリンダ9はロックされる。
【0010】従って、片ロッド形複動の油圧シリンダを
伸長時に増速させ、停止時にロックすることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、油圧シリン
ダ9の伸長時と短縮時の油の流れは上述の通りであるた
め、短縮時にヘッド側油室13から伸油路14へ流出
し、第1のパイロットチェックバルブ18、第1のチェ
ックバルブ17、方向切換弁27を通りタンク29へ戻
る油の流量は、油圧ポンプ28から方向切換弁27を経
て油圧シリンダ用バルブブロック12の縮油路16に供
給され、第2のチェックバルブ20を通り、油圧シリン
ダ9のロッド側油室15に流入する油の流量に比べると
極めて大きく、例えば、ヘッド側油室13の油室断面積
がロッド側油室15の2倍であれば、油量も2倍とな
る。従って、伸油路14側と縮油路16側の油路が同じ
であれば伸油路14側の配管抵抗が大きくなるため、方
向切換弁27を含め伸油路14側の油路は流量に比例し
て大きくしなければならず、油圧さく岩機1用のブーム
3のような大形の油圧シリンダ9を多数使用するような
装置では、このような多数の油圧シリンダを制御するた
めのバルブブロック集合体が大形化して取付場所の確保
が困難となり、重量が増加し、コスト高となるという問
題がある。
【0012】本発明は、油圧シリンダ用バルブブロック
についてのこのような問題を解決するものであって、短
縮時の伸油路14側のタンクへ戻り油の配管抵抗を少な
くして大形化を防止すると共に、停止時に油圧シリンダ
の位置を確実にロックすることのできる油圧シリンダ用
バルブブロックを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の油圧シリンダ用
バルブブロックは、油圧シリンダのヘッド側油室に接続
される伸油路と、油圧シリンダのロッド側油室に接続さ
れる縮油路とを備えており、前記伸油路の上流側には、
流入口が下流側となる第1のチェックバルブを介設し、
前記伸油路の下流側には、流入口が上流側となる第1の
パイロットチェックバルブを介設して、該第1のパイロ
ットチェックバルブのパイロット油路を前記縮油路の上
流側に接続し、前記縮油路には、流入口が上流側となる
第2のチェックバルブを介設し、前記伸油路の第1のチ
ェックバルブの上流側と、前記縮油路の第2のチェック
バルブの下流側との間に、流入口が伸油路側となる第3
のチェックバルブを介設した第1の連絡油路を接続し、
前記伸油路の第1のチェックバルブと第1のパイロット
チェックバルブの中間点と、前記縮油路の第1の連絡油
路の接続点の下流側との間に、流入口が伸油路側となる
第2のパイロットチェックバルブを介設した第2の連絡
油路を接続し、第2のパイロットチェックバルブのパイ
ロット油路を前記第1の連絡油路の第3のチェックバル
ブの流入側に接続し、更に、前記伸油路の下流側からタ
ンクへの戻りラインへ接続されるドレン油路を設け、該
ドレン油路に流出口が伸油路側となる第3のパイロット
チェックバルブを介設し、該第3のパイロットチェック
バルブのパイロット油路を第1のパイロットチェックバ
ルブのパイロット油路に接続することにより上記課題を
解決している。
【0014】
【作用】この油圧シリンダ用バルブブロックは、油圧シ
リンダとこの油圧シリンダを制御する方向切換弁との間
に介設することにより、下記の如く片ロッド形複動の油
圧シリンダを伸長時に増速させ、停止時にロックするこ
とができる。油圧シリンダの伸長時、油圧ポンプから方
向切換弁を経て油圧シリンダ用バルブブロックの伸油路
に供給された油は、第3のチェックバルブのクラッキン
グ圧で第2のパイロットチェックバルブを開き、第1の
連絡油路、縮油路、第2の連絡油路、第1のパイロット
チェックバルブを通って油圧シリンダのヘッド側油室に
流入する。ピストンが伸方向に移動してロッド側油室か
ら縮油路へ流出した油は、油圧ポンプから供給された油
と合流し、第2の連絡油路、第1のパイロットチェック
バルブを通って油圧シリンダのヘッド側油室に流入する
ため油圧シリンダの伸速度は増速される。
【0015】油圧シリンダの短縮時、油圧ポンプから方
向切換弁を経て油圧シリンダ用バルブブロックの縮油路
に供給された油は、第2のチェックバルブを通り、油圧
シリンダのロッド側油室に流入する。ピストンが縮方向
に移動してヘッド側油室から伸油路へ流出した油は、一
部が縮油路の油圧で開かれた第1のパイロットチェック
バルブから第1のチェックバルブ、方向切換弁を経てタ
ンクへ戻り、残りは縮油路の油圧で開かれた第3のパイ
ロットチェックバルブを通りドレン油路で直接タンクに
戻るため配管抵抗が少ない。
【0016】油圧シリンダ9の停止時に、伸方向へ外力
が作用したとき、ロッド側油室の油が、第2のチェック
バルブ、第3のチェックバルブ及び第2のパイロットチ
ェックバルブで封じられて高圧となり油圧シリンダはロ
ックされる。油圧シリンダの停止時に、縮方向へ外力が
作用したとき、ヘッド側油圧の油は、第1のパイロット
チェックバルブと第3のパイロットチェックバルブとで
封じられて高圧となり油圧シリンダはロックされる。
【0017】
【実施例】図1は、本発明の実施例である油圧さく岩機
用のブームに用いる油圧シリンダ用バルブブロックの油
圧回路図、図2は油圧シリンダの伸長時の油の流れの説
明図、図3は油圧シリンダの短縮時の油の流れの説明図
である。この実施例では、油圧シリンダ9は、片ロッド
形複動の油圧シリンダでピストンヘッド10とピストン
ロッド11とを備えており、油圧シリンダ用バルブブロ
ック12は、ポートE0 から油圧シリンダ9のヘッド側
油室13に接続される伸油路14と、ポートS0 から油
圧シリンダ9のロッド側油室15に接続される縮油路1
6とを備えている。
【0018】伸油路14の上流側には、流入口が下流側
となる第1のチェックバルブ17を介設し、伸油路14
の下流側には、流入口が上流側となる第1のパイロット
チェックバルブ18を介設して、第1のパイロットチェ
ックバルブ18のパイロット油路19を縮油路16の上
流側に接続している。縮油路16には、流入口が上流側
となる第2のチェックバルブ20を介設している。
【0019】伸油路14の第1のチェックバルブ17の
上流側と、縮油路16の第2のチェックバルブ20の下
流側との間には、流入口が伸油路14側となる第3のチ
ェックバルブ21を介設した第1の連絡油路22を接続
し、伸油路14の第1のチェックバルブ17と第1のパ
イロットチェックバルブ18の中間点と、縮油路16の
第1の連絡油路22の接続点の下流側との間に、流入口
が伸油路14側となる第2のパイロットチェックバルブ
24を介設した第2の連絡油路25を接続し、第2のパ
イロットチェックバルブ24のパイロット油路26を第
1の連絡油路22の第3のチェックバルブ21の流入側
に接続している。
【0020】更に、前記伸油路14の下流側から分岐し
てドレン油路31を設け、このドレン油路31に流出口
が伸油路14側となる第3のパイロットチェックバルブ
32を介設し、第3のパイロットチェックバルブ32の
パイロット油路33を第1のパイロットチェックバルブ
18のパイロット油路19に接続している。伸油路14
のポートEi と縮油路16のポートSi とは、3位置の
方向切換弁27を介して油圧ポンプ28とタンク29に
接続されており、ドレン油路31のポートDは、戻りラ
イン30を経てタンク29に接続されている。
【0021】油圧シリンダ9の伸長時、油圧ポンプ28
から方向切換弁27を経て油圧シリンダ用バルブブロッ
ク12の伸油路14に供給された油は、第3のチェック
バルブ21のクラッキング圧で第2のパイロットチェッ
クバルブ24を開き、第1の連絡油路22、縮油路1
6、第2の連絡油路25、第1のパイロットチェックバ
ルブ18を通って油圧シリンダ9のヘッド側油室13に
流入する。この実施例では、第2のパイロットチェック
バルブ24が作動し易いよう、第3のチェックバルブ2
1にクラッキング圧の高いもの(12kgf/cm2 程度)
が用いられている。ピストンヘッド10が伸方向に移動
してロッド側油室15から縮油路16へ流出した油は、
油圧ポンプ28から供給された油と合流し、第2の連絡
油路25、第1のパイロットチェックバルブ18を通っ
て油圧シリンダ9のヘッド側油室13に流入するため油
圧シリンダ9の伸速度は増速される。
【0022】油圧シリンダ9の短縮時、油圧ポンプ28
から方向切換弁27を経て油圧シリンダ用バルブブロッ
ク12の縮油路16に供給された油は、第2のチェック
バルブ20を通り、油圧シリンダ9のロッド側油室15
に流入する。ピストンヘッド10が縮方向に移動してヘ
ッド側油室13から伸油路14へ流出した油は、一部が
縮油路16の油圧で開かれた第1のパイロットチェック
バルブ18から第1のチェックバルブ17、方向切換弁
27を経てタンク29へ戻り、残りは縮油路16の油圧
で開かれた第3のパイロットチェックバルブ32を通り
ドレン油路31、戻りライン30を経てタンク29に戻
る。従って、戻り油量が大きくても、伸油路14から方
向切換弁27を通る油量は伸長時の油量と同等であり配
管抵抗は増大せず、大形化を防止できる。
【0023】油圧シリンダ9の停止時に、伸方向へ外力
が作用したとき、ロッド側油室15の油が、第2のチェ
ックバルブ20、第3のチェックバルブ21及び第2の
パイロットチェックバルブ24で封じられて高圧となり
油圧シリンダはロックされる。油圧シリンダ9の停止時
に、縮方向へ外力が作用したとき、ヘッド側油圧13の
油は、第1のパイロットチェックバルブ18と第3のパ
イロットチェックバルブ32とで封じられて高圧となり
油圧シリンダ9はロックされる。
【0024】一般的なパイロットチェックバルブは、パ
イロット圧力が1kgf/cm2 程度になるとチェックを解
除するが、油圧さく岩機1等の大形の油圧シリンダ9を
多数使用するような装置では、タンク29への戻りライ
ン30の背圧が他の油圧シリンダの影響により2〜3kg
f/cm2 を越える場合があり、方向切換弁27が中立位
置にあるときパイロットチェックバルブのチェックが解
除されて、油圧シリンダ9の停止時に、油圧シリンダ9
の位置がロックされなくなる場合がある。この実施例で
は 第1のパイロットチェックバルブ18、第2のパイ
ロットチェックバルブ24、及び第3のパイロットチェ
ックバルブ32は、いずれもパイロット圧力が5kgf/
cm2 以上でなければチェックが解除しないようにしてお
り、方向切換弁27が中立位置にあるときパイロットチ
ェックバルブのチェックが解除されて、油圧シリンダ9
の停止時に、油圧シリンダ9の位置がロックされなくな
ることはない。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
油圧シリンダ用バルブブロックの油圧シリンダ短縮時の
伸油路14側のタンクへ戻り油の配管抵抗を少なくして
大形化を防止すると共に、停止時に油圧シリンダの位置
を確実にロックすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である油圧さく岩機用のブーム
に用いる油圧シリンダ用バルブブロックの油圧回路図で
ある。
【図2】油圧シリンダの伸長時の油の流れの説明図であ
る。
【図3】油圧シリンダの短縮時の油の流れの説明図であ
る。
【図4】油圧シリンダが旋回系の機構とスライド系の機
構のアクチュエータとして使用される例を示す油圧さく
岩機用ブームの正面図である。
【図5】従来のダブルパイロットチェックバルブを設け
た油圧シリンダをロックする油圧回路図である。
【図6】従来の油圧シリンダ用バルブブロックの油圧回
路図である。
【図7】従来の油圧シリンダの伸長時の油の流れの説明
図である。
【図8】従来の油圧シリンダの短縮時の油の流れの説明
図である。
【符号の説明】
9 油圧シリンダ 12 油圧シリンダ用バルブブロック 13 ヘッド側油室 14 伸油路 15 ロッド側油室 16 縮油路 17 第1のチェックバルブ 18 第1のパイロットチェックバルブ 19 パイロット油路 20 第2のチェックバルブ 21 第3のチェックバルブ 22 第1の連絡油路 24 第2のパイロットチェックバルブ 25 第2の連絡油路 26 パイロット油路 27 方向切換弁 28 油圧ポンプ 29 タンク 30 戻りライン 31 ドレン油路 32 第3のパイロットチェックバルブ 33 パイロット油路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧シリンダのヘッド側油室に接続され
    る伸油路と、油圧シリンダのロッド側油室に接続される
    縮油路とを備えており、前記伸油路の上流側には、流入
    口が下流側となる第1のチェックバルブを介設し、前記
    伸油路の下流側には、流入口が上流側となる第1のパイ
    ロットチェックバルブを介設して、該第1のパイロット
    チェックバルブのパイロット油路を前記縮油路の上流側
    に接続し、前記縮油路には、流入口が上流側となる第2
    のチェックバルブを介設し、前記伸油路の第1のチェッ
    クバルブの上流側と、前記縮油路の第2のチェックバル
    ブの下流側との間に、流入口が伸油路側となる第3のチ
    ェックバルブを介設した第1の連絡油路を接続し、前記
    伸油路の第1のチェックバルブと第1のパイロットチェ
    ックバルブの中間点と、前記縮油路の第1の連絡油路の
    接続点の下流側との間に、流入口が伸油路側となる第2
    のパイロットチェックバルブを介設した第2の連絡油路
    を接続し、第2のパイロットチェックバルブのパイロッ
    ト油路を前記第1の連絡油路の第3のチェックバルブの
    流入側に接続し、更に、前記伸油路の下流側からタンク
    への戻りラインへ接続されるドレン油路を設け、該ドレ
    ン油路に流出口が伸油路側となる第3のパイロットチェ
    ックバルブを介設し、該第3のパイロットチェックバル
    ブのパイロット油路を第1のパイロットチェックバルブ
    のパイロット油路に接続してなる油圧シリンダ用バルブ
    ブロック。
JP09320893A 1993-04-20 1993-04-20 油圧シリンダ用バルブブロック Expired - Lifetime JP3329397B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09320893A JP3329397B2 (ja) 1993-04-20 1993-04-20 油圧シリンダ用バルブブロック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09320893A JP3329397B2 (ja) 1993-04-20 1993-04-20 油圧シリンダ用バルブブロック

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06307407A JPH06307407A (ja) 1994-11-01
JP3329397B2 true JP3329397B2 (ja) 2002-09-30

Family

ID=14076158

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09320893A Expired - Lifetime JP3329397B2 (ja) 1993-04-20 1993-04-20 油圧シリンダ用バルブブロック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3329397B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004037460A1 (de) 2004-08-02 2006-02-23 Liebherr-Hydraulikbagger Gmbh Hydrauliksystem
US8262063B2 (en) * 2005-04-28 2012-09-11 B.V. Holmatro Industrial Equipment Tool with hydraulic valve system
DE102005025917A1 (de) * 2005-06-06 2006-12-07 Marco Systemanalyse Und Entwicklung Gmbh Ventilpatrone und Ventilanordnung
JP4818758B2 (ja) * 2006-03-06 2011-11-16 古河ロックドリル株式会社 マストガタつき防止装置
JP4837528B2 (ja) * 2006-10-31 2011-12-14 古河ロックドリル株式会社 油圧機器の油圧回路
DE102007029358A1 (de) * 2007-06-26 2009-01-02 Robert Bosch Gmbh Verfahren und hydraulische Steueranordnung zur Druckmittelversorgung zumindest eines hydraulischen Verbrauchers
CN103557197B (zh) * 2013-11-21 2015-11-11 无锡市蓝力机床有限公司 液压机油缸退回快速排油回路
JP6529836B2 (ja) * 2015-06-24 2019-06-12 株式会社神戸製鋼所 油圧式駆動装置およびその制御方法
JP2017061981A (ja) * 2015-09-24 2017-03-30 Kyb−Ys株式会社 弁装置、及び流体圧制御装置
CN112539415B (zh) * 2020-11-26 2024-07-12 哈尔滨通用液压机械制造有限公司 一种掏炉机器人装置
CN113775291B (zh) * 2021-08-27 2023-08-04 中国煤炭科工集团太原研究院有限公司 锚箱钻箱切换组件及锚杆钻机

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06307407A (ja) 1994-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5415076A (en) Hydraulic system having a combined meter-out and regeneration valve assembly
JP3329397B2 (ja) 油圧シリンダ用バルブブロック
US5447094A (en) Hydraulic system for bucket self-leveling during raising and lowering of boom
KR960704126A (ko) 유압굴삭기의 유압회로장치(hydraulic circuit system for hydraulic excavator)
WO1989012756A1 (en) Fluid control mechanism for power shovels
US4194436A (en) Speedup device for reciprocating cylinders
JPH081202B2 (ja) 単動式油圧シリンダの作動回路
US7540231B2 (en) Control valve device for the control of a consumer
JPS59109627A (ja) 液圧回路による液圧掘削機アタツチメントシリンダ動作時のエネルギ−節約方法
JPH0419406A (ja) 油圧作業回路
US8479504B2 (en) Hydraulic system having an external pressure compensator
US5433077A (en) Actuator control device with meter-out valve
JPH05209423A (ja) 油圧回路
JP2001304202A (ja) 流体圧回路
JP3039683B2 (ja) 油圧シリンダ用バルブブロック
JPS5925881B2 (ja) 液圧式制御装置
US20120205563A1 (en) Valve arrangement for actuating a load
JPH0459484B2 (ja)
US5615991A (en) Variable priority device for heavy construction equipment
JPH0457881B2 (ja)
JPS58174702A (ja) 動力伝達装置
JP2981307B2 (ja) 油圧駆動装置
JP2545176Y2 (ja) 複合制御弁
US5755260A (en) Mono-block control valve with regeneration conduit
JPH0245521Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020625

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090719

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090719

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100719

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100719

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110719

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120719

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130719

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term