JP3328722B2 - 鋳物砂再生装置 - Google Patents

鋳物砂再生装置

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JP3328722B2 JP14845094A JP14845094A JP3328722B2 JP 3328722 B2 JP3328722 B2 JP 3328722B2 JP 14845094 A JP14845094 A JP 14845094A JP 14845094 A JP14845094 A JP 14845094A JP 3328722 B2 JP3328722 B2 JP 3328722B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転ローターを用いた
鋳物砂再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より一般の鋳造工場においては、自
硬性等により造型した鋳型に熔湯を注湯してこれを冷却
した後解枠して所望の鋳造品と砂塊とに分離し、更にこ
の砂塊を砂粒化した後再生して再度の使用に充てるのが
鋳造コストの点等よりして一般的なものである。而し
て、この砂粒化した回収鋳物砂を乾式再生する装置とし
て種々開発され、その一例としては、上部にホッパーを
設けた機体の中央部に、上面を開口し周壁及び底板から
なる有底円筒体を高速回転可能に配置すると共に、該円
筒体の外周上端を取り囲み内部に有底円筒体へ環流する
様な寄せ板を有する環状棚を配置して形成しているもの
がある。
【0003】この形式による再生は、ホッパーから定量
宛て落下せしめる回収鋳物砂を一旦高速回転する有底円
筒体の底面及び周壁部で受け止めて、この有底円筒体内
を回収鋳物砂によりすり鉢状の砂層を形成し、このすり
鉢状となった砂層上に続けて落下する鋳物砂が砂層表面
と擦れ合うことにより一次的再生処理が行われ、更にこ
の有底円筒体より遠心力によって外方に飛び出す鋳物砂
は環状棚と擦れ合って二次的な再生処理が行われると共
に一部は寄せ板により再度有底円筒体内に環流されて同
様な再生処理が行われて、有底円筒体の外周部と環状棚
の内周部との隙間より流下して排出されるか、または環
状棚より溢流して排出されているものである。
【0004】しかしながらこれらの再生方法によれば、
すり鉢状の砂層表面と再生鋳物砂の擦れ合う距離が短い
為に一次的な再生処理が充分行われない儘、有底円筒体
より遠心力によって外方に飛び出して環状棚と衝突して
鋳物砂の再生より砂粒が破砕されて粉塵化したり、また
例え環状棚の寄せ板と擦れ合って二次的な再生処理が行
われるとしても充分な擦れ合いでない為に、これらの再
生処理を何度も繰り返し行わなくてはならず、砂粒間同
士の擦れ合いを充分行おうとすれば必然的に装置が大型
となる等種々改良すべき点を有しているものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、回転ロータ
ーを用いた鋳物砂再生装置において、小型の機体でもっ
て鋳物砂をバッチ処理できるようにして添加剤の剥離が
困難な場合にも、確実、且つ充分に再生処理できるよう
にせんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、機体の中央に
設けたシュートに連続する投入口の真下に、内部底面を
2段階とし高速回転する回転ローターと、この回転ロー
ターの上端を囲繞すると共に内側に向けて傾斜する多数
のブレードを有する固定リングを配置し、更に該固定リ
ングの上方には内側に向けた折曲片を有する移動リング
を昇降自在に配置して、固定リングと移動リングとの間
隙をなくして鋳物砂をバッチ処理できる様にしたのであ
る。勿論、所定の時間のバッチ処理が終われば、上記移
動リングを上昇させて回転ローターを回転させること
で、処理済みの鋳物砂を、その上端(間隙H)から流下
させることができる。
【0007】
【作用】本発明によれば、機体の中央に設けたシュート
に連続する投入口より砂粒化した回収鋳物砂を回転ロー
ター中心部のセンターコーン上に導入すれば、該回収鋳
物砂は2段階とした回転ローター上の各段において、砂
粒間同士が擦り合いの再生を行いつつこの回転ローター
の上端を囲繞する固定リング内に飛散すると、固定リン
グには内側に向けて傾斜する多数のブレードにより再度
回転ローター上に環流されて砂粒間が擦り合って再生処
理が施されるもので、この時、固定リングの上端と昇降
リングの下端との間隙(H)をなくせば滞留鋳物砂が擦
り合ってバッチ処理となり、また昇降リングを適宜シリ
ンダーの作動により上昇させてこの間隙(H)の開度を
任意にとれば、再生と流下が適宜行われて連続処理が可
能となるものである。
【0008】更にまた、回転ローター上に一定の間隔を
置き環状の強力再生リングを投入口より垂下した場合に
あっては、投入口より投入された回収鋳物砂は回転ロー
ターの上面と強力再生リングとの間において砂粒間が対
流して強力に擦り合って再生処理を行い、更に回転ロー
ター外周部と固定リング間、更には昇降リング間との間
でそれぞれ再生処理されるものである。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を添付図面により説明すれ
ば、機体1の中央に設けたシュート2に連続する投入口
3の真下に、内部底面を2段階とし高速回転する回転ロ
ーター4と、この回転ローター4の上端を囲繞すると共
に内側に向けて傾斜する多数のブレード5、5、…を有
する固定リング6を配置し、更に該固定リング6の上方
には内側に向けた折曲片7を有した移動リング8をシリ
ンダー9の作動桿に連結する索道10により昇降自在に
配置して、固定リング6と移動リング8との間隙Hを自
在に変換出来る様にして回収鋳物砂をバッチ処理または
連続処理出来る様にし、更に強力に再生処理する場合に
は、回転ローター4上に一定の間隔を置き環状の強力再
生リング11を投入口3より垂下して、この環状の強力
再生リング11内と回転ローター4上においても砂粒間
同士の擦り合いを行う様にしてなるものであって、図中
12はセンターコーン、13、13′はガイド桿、14
は駆動プリー、15は駆動ベルト、16は点検ドアーで
ある。
【0010】本発明は叙上の如き構成によりなるもので
あって、その再生処理工程を説明すれば、解枠した砂塊
を粒状化した回収鋳物砂を、機体1の中央に設けたシュ
ート2に連続する投入口3より内部底面を2段階とし高
速回転する回転ローター4の中心部に配置する裁頭円錐
形のセンターコーン12上に導入すれば、該回収鋳物砂
はセンターコーン12により四方に飛散されて2段階と
した回転ローター4上の各段において、砂粒間同士が擦
り合いの再生を行いつつこの回転ローター4の上端を囲
繞する固定リング6内に飛散され、該固定リング6には
内側に向けて傾斜する多数のブレード5により回収鋳物
砂は再度回転ローター4上に環流されて砂粒間が擦り合
って再生処理が施されるものであり、回転ローターと固
定リングとの隙間を極力なくしたラビリンス機構として
いるので、ここより流下する砂を最小限として砂粒間の
再生処理が行われるものである。
【0011】而してこの時、固定リング6の上端と昇降
リング8の下端との間隙Hは、鋳物砂の鋳造プロセスに
応じて添加剤の剥離が容易な場合には図1の如き間隙H
を広くし、添加剤の剥離が順次困難となるに従い昇降リ
ング8を適宜シリンダー9の作動により降下させてこの
間隙Hの開度を任意に狭めれば、長時間の再生と流下が
適宜行われて連続処理が可能となるものであり、添加剤
の剥離が困難な場合には図3に示す如く固定リング6と
昇降リング8との間隙Hをなくしてバッチ処理とすれば
滞留鋳物砂が相互に擦り合って強力な再生が可能となる
ものである。
【0012】更にまた、回転ローター4上に一定の間隔
を置き環状の強力再生リング11を投入口3より垂下し
た場合にあっては、図4に示す如く投入口3より投入さ
れた回収鋳物砂は回転ローター4の上面と強力再生リン
グ11の下端との間において砂粒間が対流して強力に擦
り合って再生処理を行い、更に回転ローター4外周部と
固定リング6との間、更には昇降リング8間との間でそ
れぞれ強力に再生処理されるものである。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、上方から回転ローター
上へ鋳物砂を投入する小型の回転ローター型の鋳物砂再
生処理装置でありながら、ここにおいて、鋳物砂をバッ
チ処理することができて、従来のような再生処理途中で
鋳物砂が回転ローターの上端から流下してしまうといっ
た問題を未然に回避して、所謂バッチとしての閉鎖空間
内で所要時間だけ鋳物砂同士を充分に擦り合わせること
ができて、殊に添加材の剥離が困難な場合であっても、
鋳物砂再生を能率よく確実に行うことができる効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す一部切開正面図であ
る。
【図2】図1のA−A線における切断面図である。
【図3】再生処理の状態を示す要部拡大図である。
【図4】他の実施例による再生処理の状態を示す要部拡
大図である。
【符号の説明】
1 機体 2 シュート 3 投入口 4 回転ローター 5、5、…ブレード 6 固定リング 7 折曲片 8 移動リング 9 シリンダー 10 索道 11 強力再生リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22C 5/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機体の中央に設けたシュートに連続する投
    入口の真下に、内部底面を2段階とし高速回転する回転
    ローターと、この回転ローターの上端を囲繞すると共に
    内側に向けて傾斜する多数のブレードを有する固定リン
    グを配置し、更に該固定リングの上方には内側に向けた
    折曲片を有する移動リングを昇降自在に配置して、固定
    リングと移動リングとの間隙をなくして回収鋳物砂をバ
    ッチ処理出来る様にしてなることを特徴とする鋳物砂再
    生装置。
  2. 【請求項2】機体の中央に設けたシュートに連続する投
    入口の真下に、内部底面を2段階とし高速回転する回転
    ローターと、該回転ローター上に一定の間隔を置き環状
    の協力再生リングを垂下すると共に、この回転ローター
    上端を囲繞し且つ内側に向けて傾斜する多数のブレード
    を有する固定リングを配置し、更に該固定リングの上方
    には内側に向けた折曲片を有する移動リングを昇降自在
    に配置して、固定リングと移動リングとの間隙をなくし
    回収鋳物砂をバッチ処理出来る様にしてなることを特
    徴とする鋳物砂再生装置。
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JPH07314082A JPH07314082A (ja) 1995-12-05
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CN114951614B (zh) * 2022-05-20 2024-03-08 江西鑫航精密铸造有限公司 一种铸造设备

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