JP3327921B2 - 排液管を利用する装置 - Google Patents

排液管を利用する装置

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JP3327921B2 JP50963591A JP50963591A JP3327921B2 JP 3327921 B2 JP3327921 B2 JP 3327921B2 JP 50963591 A JP50963591 A JP 50963591A JP 50963591 A JP50963591 A JP 50963591A JP 3327921 B2 JP3327921 B2 JP 3327921B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、第一末端が生体空洞内で利用され、第二末
端が生体空洞の外部で利用可能な可撓性カテーテルから
なる排液管を利用する装置に関する。
背景技術 ヒトおよび動物の医学の分野では、例えば、膿、血液
もしくは分泌物が排出される炎症症状またはガスもしく
は液体が排出される他の症状の場合、生体空洞に通路を
設けることが通常望ましい。例えば、ヒトの医学では、
中に膿をもつ上顎洞内の感染症、外傷後の胸腔内への血
液と空気の蓄積、膀胱の排泄能力を奪う尿のうつ滞、ま
たは硬髄膜内もしくはその外側に血液が蓄積する症状が
ある。また、例えば骨髄腔から骨髄をサンプリングする
ような生体空腔からのサンプリングが通常行われてい
る。
膿をもつ上顎洞内の感染症には特別な問題がある。上
部呼吸器の感染症で鼻と上顎の空洞の粘膜が腫脹する結
果、上顎洞の正常な出口が閉ざされる。前記上顎洞内に
通常存在している空気は再呼吸されるのでその分圧は低
下する。通常、すでにこの時点で患者は、罹病した上顎
洞から重力感もしくは圧迫感を経験する。この過程が続
くと、線毛による輸送が停止し、粘膜の分泌物が蓄積す
る。このような環境内では、細菌に対する免疫学的防衛
は低下するので、膿の蓄積を伴う細菌感染症が起こる。
上顎洞は、大きさと、高位置に出口経路を有する解剖学
的構造から、著しく細菌感染にさらされている。また、
上顎の病菌に冒された歯から上顎洞へ感染症が拡がるこ
ともある。その治療法は、針を鼻腔内に挿入し次に上顎
洞の壁に係合させて上顎洞に穿刺する方法である。次い
で、その針を、骨壁を貫通させて上顎洞内に到達させ
る。このようにして上顎洞内に蓄積した物質を診断のた
めに吸出することができ、次いで上顎洞を塩化ナトリウ
ム溶液ですすぐことができる。
しかし、この方法で上顎洞に穿刺することは困難であ
る。慎重に麻酔をかける必要があり、担当医は経験を積
んでいなければならない。それにもかかわらず、経験を
積んだ耳鼻咽喉科医でも穿刺する際に失敗している。こ
の問題の主原因は、針を斜角で骨に圧迫貫通させなけれ
ばならないことである。上顎洞に対する狭い空間の骨組
み部分もしくは厚い骨構造は、多くの場合、穿刺を阻害
する。代わりに針を粘膜中を摺動させると出血を起こ
す。時には、針に非情に大きな力をかけなければ上顎洞
に到達しない場合があるが、このような場合、針が上顎
洞の背後の壁を貫通するか、または眼球にまで到る危険
がある。このような面倒な問題はかなり報告されてい
る。しかし、粘膜が腫脹していると、閉じた出口と線毛
の低下した輸送能力は長期間（数日間もしくは数週間）
にわたって変らず、たとえ治療がうまくいっても、感染
症が完全に治癒するまで治療を何回も繰返すことが通常
必要である。治療毎に新しく穿刺する必要があるので患
者に余分の不快感を与えることになり、しかも比較的高
価な専門医の治療を要する。実際には、このことは、医
学上の観点からみて、生体空洞の洗浄は少なくとも毎日
行えば、一層適切で治療も速いであろうが、生体空洞の
繰返し洗浄は結局２日毎もしくは３日毎に行われること
になる。したがって、各症例において、繰返し穿刺する
要求を減らしできるだけ再々生体空洞の洗浄を行うこと
ができることが望ましい。
繰返し穿刺する回数を減らす試みとしては、例えば、
針の中に比較的剛性のカテーテルを挿入する方法があ
る。この針は、通常の方法で上顎洞に厚入されてから引
抜かれている。らせん形もしくはフランジを備えた特定
の形態のカテーテルによって、前記カテーテルは上顎洞
から抜け落ちることを防止され、かつ穿刺を繰返す必要
なしに、生体空洞の洗浄を繰返し行うことができる。し
かし、この方法は期待されたほどには普及しなかった。
その理由は、これらの方法のどれもが、針を上顎洞中に
強制的に挿入する難しさと危険性を克服していないだけ
でなく、反対に針とカテーテルを挿入するのにより大き
な力が必要なためである。さらに、先らせん形カテーテ
ルの機能は危険であり、このカテーテルはしばしば上顎
洞からはずれる。前期のタイプのカテーテルは両者とも
挿入ができるように剛性のプラスチックで製造されてい
るが、このことは、これらのカテーテルは患者に不快感
を与え、かつ鼻の開口に問題と痛みを起こす。
発明の開示 本発明の目的は、上記の欠点と問題を特に克服するこ
とである。
本発明の他の目的は装置を通じて医薬を投与できるよ
うにすることである。
上記の目的は、実質的に骨によって囲まれた生体空洞
内へ排液管を適用する装置であって、柔軟な可撓性材料
でできたカテーテル（11）、カテーテル（11）の遠位末
端に連結されたチューブ（12）、およびカテーテル（1
1）とチューブ（12）の中を滑動可能な細長い針（13）
からなり、該チューブ（12）は、針（13）とともに、挿
入できるように剛く硬質な材料でできており、 該針（13）は係止要素（17）によってチューブ（12）
に係合しており、 近位末端位置と遠位末端位置との間を変位可能なハン
マ（21）が設けられ、該ハンマ（21）によって針（13）
が近位後退位置と遠位末端位置との間を変位して、該遠
位末端の位置では針（13）が骨壁を貫通するように構成
されており、 針（13）は、その近位後退位置Ａではハンマ（21）の
近位末端位置Ｂから所定の距離Ｘをおいて位置してお
り、それによって、ハンマ（21）がその遠位末端位置Ｃ
へ移動するとき、針（13）はハンマ（21）のストローク
によって決まる所定の距離Ｙを動くように構成され、 針（13）は前記係止要素（17）によって停止するまで
チューブ（12）とカテーテル（11）内を移動可能に構成
されていることを特徴とする生体空洞内へ排液管を適用
する装置によって達成される。
図面の簡単な説明 図１は、本発明によって上顎洞の排液を行う装置の断
面図である。
図２は、図１に示す排液管の拡大縦断面図であり、そ
の排液管はその中を貫通して延びる針を備えている。
図３は、図２に示す針の側面図である。
図４は、図１〜３に示す排液管を用いる装置の縦断面
図である。
図５は、本発明の排液管の他の実施態様の側面図であ
る。
図６は、本発明の排液管のさらに他の実施態様の異な
る方向から見た２つの側面図である。
発明を実施するための最良の形態 以下、本発明を、図面を参照して、実施態様によって
より詳細に説明する。
図１は、本発明の上顎洞用排液管が、ホース、すなわ
ちカテーテル11と、このカテーテルに接続されたチュー
ブ12で構成されていることを示している。カテーテル11
は、前記排液管を適用した後、患者になんら大きな不便
をかけることなく鼻を通じて延ばし、かつ鼻の穴から利
用できるように柔軟で可撓性の材料で構成されている。
前記カテーテルに用いる適切な材料は、ゴムもしくは熱
可塑性のエラストマー、好ましくはシリコーンゴム、お
よび塩化ビニルプラスチックである。前記チューブ12は
剛性の硬質材料で製造されており、上顎洞の壁を貫通し
て、針とともに容易に挿入されるように薄い器壁を備え
ている。このチューブ12には、例えばチタンもしくは剛
鉄のような金属、または剛性のプラスチックのごとき材
料を用いることができる。好ましい実施態様では、チュ
ーブ12とカテーテル11は好ましくは接着によって固定し
て接続され、カテーテル11はチューブ12の接続部分をと
り囲んでいる。以下の説明から、上記の実施態様では、
チューブ12は針の肩部に係合していることは明らかであ
る。
図２は、カテーテル11とチューブ12の中に針13を通し
た状態を示し、針13は針先端15、先端部14および基部16
で構成されている。先端部14と基部16の間に、半径方向
に延出する肩部17として形成されたストップ部が設けら
れている。チューブ12は、針の先端から通して針13に接
着したとき、肩部17と係合して、それ以上後方に変位し
ないようになっている。針先端の方に向いたチューブ12
の末端は、針13がカテーテル11とチューブ12とともに鼻
腔と上顎洞の間の骨壁を貫通して挿入されるときにひっ
かかることなく容易に挿入されるように面取りがなされ
ている。
図３は針13全体を示す。針先端を反対側の針の末端は
雌ねじを有するソケット24を備えている。そのソケット
が前記装置にねじ止めされてから前記排液管が適用され
る。好ましい実施態様では、前記針13と前記ソケット24
は、消毒後に再使用するのが容易な材料、例えば鋼鉄で
製造されるが、針付きソケットを消耗品として提供する
こともできる。
骨壁を上顎洞まで貫通させて排液管を上顎洞内に挿入
する間に生じる問題を特に克服するために、本発明の装
置を提供するものである。上記の装置を図４に示す。こ
の装置は、頭部20および末端部28を有し、軸方向に配列
されたいくつもの中空空間を取囲む円筒形のカバー25で
構成されている。前記頭部20中の第１中空部19には、ね
じ付前部26を具備する針ホルダー18と、この針ホルダー
18に取外し可能に接続された針13とが軸方向に変位可能
に配列されている。針ホルダー18の後方への変位の制止
は座金37で行われ、前方への変位の制止は前記第１中空
空間内に配置されたインパクトダンパ38によって行わ
れ、このダンパ38は針ホルダー18の外フランジ39によっ
て係合されている。針ホルダー18の前部26は前記ソケッ
ト24にねじで接続され、また針ホルダー18の後部はリタ
ーンピン29の一方の末端にねじで接続されており、リタ
ーンピン29の第２の末端は、カバー25内に軸方向に変位
可能に配設されたハンマ21内に軸方向に変位可能に受入
れられている。
前記ハンマ21は、軸方向に延びる細長い第２の中空空
間22中を移動することが可能であり、この中空空間の頭
部20に対向する末端は環状ダンパ36で閉じられている。
ハンマ21内に受入れられているリターンピン29の末端
は、ハンマ21が後方に移動するときハンマの内部肩部と
係合する外部フランジを備えている。ハンマ21は、頭部
20に対向する末端の雄ねじによって、部分的に後退可能
なコッキングレバー27に接続されている。コッキングレ
バー27は、円筒形カバー25中にねじ止めされている末端
部28を貫通して延びている。ハンマ21には外部フランジ
30が設けられている。停止座金31がフランジ30に係合し
て設置され、その停止座金31と末端部28との間にはコイ
ルばね23が取付けられ、このばね23は、前記コッキング
レバー27が頭部20から後方に移動する場合に圧縮され
る。スペーサ32が、前記ハンマ21から前記頭部20に向っ
て延出して配置され、前記コッキングレバー27とハンマ
21を引張り状態でロックしている。スペーサ32は、頭部
20内の軸方向凹部内を延出して案内され、頭部20のラジ
アル凹部内を半径方向に変位可能な細長い発射ピン33に
係合している。この発射ピン33は、このピンを横断する
方向に延びる第１通孔34a、前記凹部を通って延びる針
ホルダー18、および、同方向に延びる小凹部34bとで構
成されている。発射ピン33が前記の半径方向に延びる凹
部の内方位置に設置されているときにスペーサ32が小凹
部34bの中を移動する。ばね35が前記の半径方向に延び
る凹部の底部に配置され、このばね35は、スペーサ32が
それ以上前方に移動しないように外方位置に向かって外
側に発射ピンを押圧している。
前記ハンマ21は円筒形に形成され、頭部20に向いた細
い前部を備え、前部の外径は環状ダンパ36と座金37の内
径より小さい。したがってハンマ21はダンパ36と座金37
を貫通して移動することができる。
図５と図６は、本発明の前記排液管の２つの展開図を
示す。チューブ12には、排液管が起こし易い後退を防止
する引掛手段を備えている。図５の実施態様では、前記
排液管のチューブ12はその自由端に突刺41を具備してい
る。このような実施態様は、とりわけ、上顎洞に対して
傷ついた壁を有する患者、例えば、すでに前記壁の外科
手術が行われている患者、または通常の方法で再三穿刺
が行われた患者に用いるのを目的としている。穿刺41は
非常に薄くて約0.25mmであるから、穿刺中は折り曲げら
れ、後退する時に再度折り曲げられる。
図６の実施態様では、排液管のチューブ12には延出く
さび形のフック40を備え、そのフックの薄い部分がチュ
ーブ12の挿入方向に配置されている。
上記装置の機能をさらに詳細に説明する。図４に示さ
れるように、針13は、針ホルダー18のねじを刻設した部
分26にねじ止めされ、次いでコッキングレバー27はばね
23に抗して後方に引張られる。また、リターンピン29も
後方に移動して、針ホルダー18を運ぶ。発射ピン33がば
ね偏倚に抗して上方位置に保持されるとき、スペーサ32
は、ハンマ21とともに移動して、発射ピン33内の凹部34
bを通過する。発射ピンがばね35によって図４に示す位
置に保持されるときスペーサ32はそれ以上前方に移動し
なくなる。ここにおいてこの装置は図４に示す準備完了
状態にある。本発明の排液管を針13に装着して、針を鼻
の中に挿入して針先端を上顎洞の骨に係合させる。予
め、適切な方法、例えば麻酔スプレー法によって鼻に局
部麻酔をかけておく。ばね35の偏倚力に抗して発射ピン
33を押下げスペーサ32を凹部34内を通過させる。そのと
きハンマ21はばね23の力によって加速され、ダンパ36と
座金37を通過移動して、針ホルダー18の後部に打ち当た
り、針ホルダーは針とともに急速に前方に押出されて、
針に骨壁を貫通させて、排液管の前部が骨壁を貫通す
る。
針（13）は、その近位後退位置Ａではハンマ（21）の
近位末端位置Ｂから所定の距離Ｘをおいて位置する。ハ
ンマ（21）がその遠位末端位置Ｃへ向って移動すると
き、ハンマ21が前進移動を行っている間、リターンピン
29は、ハンマ21によって直接影響は受けない。針ホルダ
ー18のフランジ39がインパクトダンパ38に係合し、か
つ、ハンマ21のフランジ30がダンパ36に係合すると、針
ホルダー18の前方への移動は減速される。針13のストロ
ーク長Ｙは、座金37とインパクトダンパ38との間の距離
であって、このＹはハンマ（21）のストローク長Ｚによ
って決まる。座金37とインパクトダンパ38との間の距離
は、鼻の解剖学的状態によって選択される。次に針を具
備する装置を、前記排液管を残して鼻から取出す。排液
管の可撓性カテーテルは鼻の穴から容易に利用できるの
で、さらに穿刺を行う必要なしに繰返し洗浄と検査を行
うことができる。
上記装置は、速い押込み、適切に決定されるストロー
ク長、および針が制御された方法で減速されるというこ
とに基づいて非常に優れた作動を示す。本発明の適用範
囲内で、上記と同じ機能を示す装置の他の実施態様も提
供することができる。
図示した前記発射装置の実施態様は、例えば兵器産業
由来の発射要素を用いることによって、本発明の適用範
囲内で多くの方式で変化させることができる。肩部の図
示した実施態様中に見られる停止部17は、他の実施態様
では、１つもしくはいくつかの半径方向に延びるピンも
しくは溝中に取付けたリングであってもよい。チューブ
およびカテーテルが針に取付けられたときの軸方向の変
位を制止する停止部の他の実施態様も実施することがで
きる。
本発明の排液管は、生体空洞内に医薬などの物質を投
与するときに大いに利用することができる。排液管を通
じて医薬を種々の領域に容易に投与できるように、１つ
の実施態様の前記カテーテルは、その自由端に固定アダ
プタを備えており、そのアダプタはカニューレなどを取
付けるのを目的としている。他の実施態様では、前記カ
テーテルの自由端は、各種のタイプのアダプタに取外し
可能に接続されるように形成されている。該カテーテル
は注射器、投与用具、吸引装置などに接続される。
特定のタイプの医薬についてもしくは特定の環境内で
は、医薬は、カテーテルを通じて挿入されたホースを通
じて生体空洞内に投与するのが適切である。なお、その
ホースは直径が前記カテーテルより小さい。このような
方法は、医薬を生体空洞の一定の部分に投与しようとす
るときに特に適切である。
例えば、上顎洞のような生体空洞に連続的に通気する
必要がある患者に用いる場合、本発明の排液管は短かく
したかまたは独特のカテーテルを備えている。
最後に述べる実施態様では、前記空洞内に開口してい
るチューブの末端は、このチューブが意に反して抜け出
る危険性を小さくするように外部フランジを備えている
ことが好ましい。また、排液管を最初に述べた方法によ
って使用する場合、ある種の環境下では、前記チューブ
にそのようなフランジを設けることが適切である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−159656（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−40068（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A61M 27/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】実質的に骨によって囲まれた生体空洞内へ
    排液管を適用する装置であって、柔軟な可撓性材料でで
    きたカテーテル（11）、カテーテル（11）の遠位末端に
    連結されたチューブ（12）、およびカテーテル（11）と
    チューブ（12）の中を滑動可能な細長い針（13）からな
    り、該チューブ（12）は、針（13）とともに、挿入でき
    るように剛く硬質な材料でできており、 該針（13）は係止要素（17）によってチューブ（12）に
    係合しており、 近位末端位置と遠位末端位置との間を変位可能なハンマ
    （21）が設けられ、該ハンマ（21）によって針（13）が
    近位後退位置と遠位末端位置との間を変位して、該遠位
    末端の位置では針（13）が骨壁を貫通するように構成さ
    れており、 針（13）は、その近位後退位置Ａではハンマ（21）の近
    位末端位置Ｂから所定の距離Ｘをおいて位置しており、
    それによって、ハンマ（21）がその遠位末端位置Ｃへ移
    動するとき、針（13）はハンマ（21）のストロークによ
    って決まる所定の距離Ｙを動くように構成され、 針（13）は前記係止要素（17）によって停止するまでチ
    ューブ（12）とカテーテル（11）内を移動可能に構成さ
    れていることを特徴とする生体空洞内へ排液管を適用す
    る装置。
  2. 【請求項２】針（13）が、針先端（15）を具えた遠位端
    部（14）を有するとともに、該遠位端部（14）の反対側
    にはチューブ（12）の末端に係合する係止要素（17）が
    針（13）の上に形成され、前記チューブ（12）は、針
    （13）の該遠位端部（14）を取囲んで、針先端（15）と
    該係止要素（17）との間に位置する請求項１記載の装
    置。
  3. 【請求項３】該係止要素（17）は針（13）上に環状肩部
    を形成している請求項１または請求項２に記載の装置。
  4. 【請求項４】チューブ（12）はその自由端に表面から突
    出する引掛手段（40、41）を有しており、該引掛手段は
    排液管が生体空洞内から後退することを防止するもので
    ある請求項１〜３のいずれかに記載の装置。
  5. 【請求項５】該引掛手段がくさび形フック（40）である
    請求項４記載の装置。
  6. 【請求項６】該引掛手段が突刺（41）である請求項４記
    載の装置。
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JPH06501167A JPH06501167A (ja) 1994-02-10
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AU (1) AU7905791A (ja)
DE (1) DE69121917T2 (ja)
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