JP3326583B2 - D型割リング - Google Patents

D型割リング

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JP3326583B2
JP3326583B2 JP17863195A JP17863195A JP3326583B2 JP 3326583 B2 JP3326583 B2 JP 3326583B2 JP 17863195 A JP17863195 A JP 17863195A JP 17863195 A JP17863195 A JP 17863195A JP 3326583 B2 JP3326583 B2 JP 3326583B2
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宣行 杉村
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宣行 杉村
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  • Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)
  • Supply Devices, Intensifiers, Converters, And Telemotors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、D型割リング及
びそれを用いた圧力容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アキュムレータ等の圧力容器は、図
示す様に容器本体1と蓋体2とを備え、この両者1、2
は割リング3により固定されている。この割リング3
は、容器本体1のリング溝5に、その加圧部3aが挿入
され、又、蓋体2の受部6に受圧部3bが当接されてい
る。この割リング3は断面円形状に形成され、その両端
は間隔をおいて対向している。
【0003】この割リング3をリング溝5に装着する際
には、容器本体1の外側から圧力容器の中心側に向って
蓋体2を押し込み、該蓋体の受部6をリング溝5の少し
下方に位置させ、該リング溝5に割リング3を装入す
る。次に、蓋体2を引き上げ受部6を割リング3に当接
するとともに、蓋体が落ちないように落下防止部材7を
介して容器本体1と蓋体2とを固定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来例では、蓋体2の
受部6をリング溝5より下方迄ずらさなければ割リング
3を装着できないので、着脱が面倒であるとともに、落
下防止部材が必要であった。
【0005】そこで、図に示す様に、蓋体2の受部6
の幅Lを断面正方形状の割リング5の一辺の長さDより
長く形成することが考えられる。
【0006】この方法は、ストッパ部8に蓋体2を係止
できるので、前記落下防止部材を取り付けなくても、蓋
体2が容器本体1内に落下する恐れはないが、その反
面、割リングによりリング溝5に繰り返し応力が加わる
と、リング溝5に応力が集中し、容器本体に亀裂が入り
破壊してしまうことがある。
【0007】そこで、図の鎖線で示す様に、割リング
5Aを断面円形に形成することが考えられる。しかし、
この方法では、割リング5Aの受圧部5bが受部6の水
平面6aと線接触するので、蓋体2に繰り返し荷重が加
わると、割リング5Aは変形するとともに蓋体2が振動
してガタつく。
【0008】この発明は上記事情に鑑み、割リングによ
る本体の疲労破壊を防止することを目的とする。他の目
的は蓋体のガタつきを防止することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は次の通り構成
し、前記目的を達成しようとするものである。荷重を掛
ける加圧部と荷重を受ける受圧部とを備えた割リングで
あって;該加圧部の加圧面が、断面円弧状に形成され、
該受圧部の受圧面が、平面状に形成され、該受圧部の端
面が、山形状突出面であることを特徴とするD型割リン
グ。
【0010】荷重を掛ける加圧部と荷重を受ける受圧部
とを備え、圧力容器の容器本体と蓋体とを固定する割リ
ングであって;該加圧部の加圧面が、断面円弧状に形成
され、該受圧部の受圧面が、平面状に形成され、該受圧
部の端面が、山形状突出面であることを特徴とするD型
割リング。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明者は、本発明の完成前に参
考品を製作し、試験研究をした。この参考例を図1〜図
3により説明する。圧力容器、例えば、アキュムレータ
ACCの容器本体10内はブラダ11により液体室12
と気体室13とに仕切られている。
【0012】容器本体10内に蓋体15を挿入し、該蓋
体15の受部16の受面16aを容器本体10内面のリ
ング溝18の下端18aと同一位置にする。このリング
溝18は断面半円状に形成されている。
【0013】蓋体15の受部は、段付部であり水平な受
面16aと垂直な係止面16bとを備えている。この受
部16の幅mは、D型割リング20の径方向の肉厚nよ
り大きく形成されている。
【0014】D型割リング20は、両端20a、20b
が間隔dをあけて対向する環状体であり、リング溝1
8に挿着され、かつ、容器本体10に荷重を掛ける加圧
部21と、蓋体15からの変動荷重を受ける受圧部22
と、を備えている。
【0015】加圧部21は該リングDの外周側に位置
し、リング溝18と面接触する断面半円状の加圧面21
aを備えている。
【0016】受圧部22は、断面方形状に形成され、そ
の下面は、水平な受圧面22aであり、該受圧面22a
は受部16の水平な受面16aと面接触する。
【0017】このD型割リング20の加圧部21をリン
グ溝18に挿入し、受圧部22の受圧面22aを受部の
受面16aに当接する。その後、断面円形状の飛出し防
止リング25を受圧部22の端面22tと係止面16b
との間に圧入する。
【0018】液圧が変動し、蓋体15に繰り返し変動荷
重が加わると、D型割リング20の受圧部22に該荷重
がかかるとともに、その荷重は、加圧部21を介して容
器本体10に伝達される。
【0019】この時、受圧部22の受圧面22aは、水
平状であり、蓋体15の受面16aと面接触しているの
で、従来例の線接触に比べ、変形を防止することができ
るとともに、蓋体15のガタツキも防止できる。
【0020】加圧部21の加圧面21aは、断面半円状
であり、該D型割リング20に繰り返し荷重がかかって
も、リング溝18に応力集中が発生することがない。そ
のため、容器本体10の疲労破損を防止することができ
る。
【0021】この発明の第実施の形態を図により説
明するが、この形態と前記参考例との相違点は、D型割
リング20の端面91を断面山形突出面に形成し、受圧
部22の端面91を断面山形突出面にし、D型割リング
20が上面20sと下面20dとが逆に配設されても飛
出し防止リング25が容易に挿入できるようにしたこ
と、である。
【0022】
【発明の効果】この発明は以上の様に構成したので、次
の様な顕著な効果を奏する。 (1)D型割リングの加圧部の加圧面が断面円弧状に形
成されているので、容器本体のリング溝に伝達される荷
重は、分散して伝達されるので、リング溝に集中応力が
発生することはない。そのため、リング溝の疲労破損を
防止することができる。 (2)D型割リングの受圧部の受圧面が平面状に形成さ
れているので、従来例と異なり、該受圧面は蓋体の受部
の受面と面接触する。そのため、D型割リングに力が加
わっても変形することがないとともに、蓋体の振動の発
生が防止できるので、ガタツキもおさえられる。 (3)受圧部の端面を断面山形突出面にしたので、D型
割リングが上面と下面とが逆に配設されても飛出し防止
リングが容易に挿入できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例を示す断面図で、図2の要部拡大図であ
る。
【図2】参考例を示す断面図である。
【図3】図2のD型割リングの平面図である。
【図4】本発明の第実施の形態を示す断面図である。
【図5】従来の技術を示す断面図である。
【図6】従来の技術を示す断面図である。
【符号の説明】
10 容器本体 15 蓋体 16 受部 20 D型割リング 21 加圧部 21a 加圧面 22 受圧部 22a 受圧面 25 飛出し防止リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−337105(JP,A) 特開 昭47−29747(JP,A) 実開 昭59−13750(JP,U) 実開 平2−116009(JP,U) 実開 昭48−90055(JP,U) 実開 昭53−90795(JP,U) 実開 昭50−32459(JP,U) 特公 昭39−13412(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16B 21/18 F16J 12/00 F16J 13/00 F16J 10/00 F15B 1/04 F15B 15/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷重を掛ける加圧部と荷重を受ける受圧部
    とを備えた割リングであって; 該加圧部の加圧面が、断面円弧状に形成され、 該受圧部の受圧面が、平面状に形成され、 該受圧部の端面が、山形状突出面であることを特徴とす
    るD型割リング。
  2. 【請求項2】荷重を掛ける加圧部と荷重を受ける受圧部
    とを備え、圧力容器の容器本体と蓋体とを固定する割リ
    ングであって; 該加圧部の加圧面が、断面円弧状に形成され、 該受圧部の受圧面が、平面状に形成され、 該受圧部の端面が、山形状突出面であることを特徴とす
    るD型割リング。
JP17863195A 1995-07-14 1995-07-14 D型割リング Expired - Lifetime JP3326583B2 (ja)

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JPH0925901A JPH0925901A (ja) 1997-01-28
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