JP3325893B2 - 透明板ガラス製造用のガラス組成物 - Google Patents

透明板ガラス製造用のガラス組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、透明板ガラスの製造に適するガラス組成物
に関係し、より詳しくは、透明板ガラスは建築分野又は
自動車の装備に使用することができる。
自動車用途の透明板ガラスは、光透過率について法規
則を満足する必要がある。したがって、フロントガラス
として使用する透明板ガラスは、少なくとも75%の光源
下Aの全光透過率(TLA)を有する必要がある。サイド
及び後ろの窓に使用する透明板ガラスは、同じ条件下で
少なくとも70%の係数TLAを有する必要がある。
自動車のガラス面は現在では非常に大きく、このため
乗客は居心地について要求を強くしており、車の設計者
は太陽光に曝される搭乗者の熱い感覚を下げることを可
能にするためのあらゆる可能性のある手段を探してい
る。1つの手段は、出来るだけ低い全エネルギー透過率
(TE)を有する透明板ガラスを使用することである。
スペクトルの可視部において高い光透過率を維持しな
がら、太陽エネルギーの残りを最も大きい可能性のある
程度で吸収するためには、ガラスの組成物に鉄を導入す
ることが知られている。鉄はガラス中で酸化第二鉄(Fe
2O3)と酸化第一鉄(FeO)の両方が存在する。
Fe2O3の存在は紫外線とスペクトルの可視部の短い波
長の光を吸収することを可能にする。また、FeOの存在
は赤外線に近い光と可視光の長い波長に相当する光の吸
収を可能にする。
2種の酸化物の形態の鉄の含有率が増加すると、可視
スペクトルの両端での光の吸収が増し、この効果は光透
過率に有害である。
これまでに、可能性のある最も高い光透過率を維持し
ながら輻射線を吸収するように鉄酸化物を最適に使用す
ることについて、種々の提案がなされてきた。赤外に近
い範囲の光の吸収を助ける提案は、ガラス組成物を顕著
に改質するか、又は割合に一般的な組成を有して非常に
改質したガラスを製造することからなることができる。
対策の最初の分野は日本特許出願昭60−215546号で、
次の分野はEP−B−297404で例示されている。
上記の日本特許出願によると、求める透過・吸収特性
を有するガラスは少なくとも4重量%のBaOを含む。こ
の酸化物を充分な量で導入すると、赤外に近いFeOによ
る吸収バンドを長い波長の方に移す効果を有する。この
効果は、そのガラスの中にK2Oを導入することによって
増すことができる。
しかしながら、ガラスの中にBaOをかなり高い割合で
導入することは負の効果をもたらす。組成物のコストの
増加は決して無視できず、ガラスの加水分解抵抗が低下
する。高い割合のBaOは失透現象に悪影響することがあ
り、均一なガラスを得ることを困難にさせることがあ
る。
EP−B−297404に記載のガラスは通常のソーダ−石灰
−シリカのガラスであり、全鉄含有率(Fe2O3として)
は0.45〜0.65%である。これらのガラスは、全体の鉄の
少なくとも35%、好ましくは少なくとも50%がFeOの形
態である条件下で製造される。このようにして得られた
FeO含有率の増加は、ガラスの赤外における吸収が向上
することを可能にし、TEの値を低下させる。しかしなが
ら、還元(reducing)条件下で硫黄の存在の中でガラス
を製造すると、硫黄と第二鉄の間の反応によって生じた
発色団の生成による琥珀色が生じる。したがって、この
ことを避けるためにガラス化混合物中のスルフェートを
除去する必要があるが、ガラス中の硫黄含有率はゼロで
はないため第二鉄の割合を低く保つ必要があり、このこ
とは鉄の含有率が厳密に制限されることを意味する。
本発明は、フロートガラス法によって錫浴の表面上に
広げることができるガラス組成物に関係し、コストは標
準的なフロートガラスのコストに近く、可視範囲の透過
性と赤外付近の吸収性は、従来知られる最良のガラスと
少なくとも等しい特性を有する。
また、本発明はガラス組成物に関係し、粘度や加水分
解抵抗のような特性は標準的なフロートガラスのそれと
若干のみ異なる。
これらの目的は、次の成分を含むソーダ−石灰−シリ
カのガラス組成物の結果として達成され、これらの成分
は次の制限の重量%の値で表される。
SiO2 69〜75% Al2O3 0〜 3% CaO 2〜10% MgO 0〜 2% Na2O 9〜17% K2O 0〜 8% Fe2O3 0.2〜1.5 % (全ての鉄) また、これらの組成物は、フッ素、及び亜鉛、ジルコ
ニウム、セリウム、チタンの酸化物、4%未満の酸化バ
リウム、及び合計で10%以下の残りのアルカリ土類金属
酸化物を含むことができる。
シリカは次の理由により比較的狭い制限の中に維持さ
れる。
・約75%を超えると、ガラスの粘度と失透しやすさが
非常に大きくなり、溶融し、錫浴の上で注型することが
非常に難しくなる。
・69%未満であるとガラスの加水分解抵抗が非常に早
く低下し、また可視範囲において透過性が低下する。
このガラスの加水分解抵抗の低下は、Al2O3を導入す
ることによって少なくとも部分的に償うことができる
が、この酸化物は粘度の増加と可視範囲での透過性の低
下につながることがある。このため、非常に限られた量
のみを使用することができる。
アルカリ金属酸化物のNa2OとK2Oはガラスの溶融を容
易にし、標準的なガラスの粘度に近く保つために、高温
における粘度の調節を可能にする。K2Oは約8%までで
使用することができ、それを超えると組成物のコスト増
加が経済的に不利になる。さらに、K2Oの割合の増加
は、粘度を増加させることがあるNa2Oを減らすことによ
ってのみ本質的に行うことができる。ここで、所与の条
件下において、K2Oの存在は赤外におけるガラスの吸収
を増加させることができる。
アルカリ土類酸化物は、本発明のガラスの特性を得る
において決定的な作用を有する。
事実として、MgOの割合を2%までに制限し、好まし
くは本発明のガラス中で意図的な添加物の形態において
省略することは、赤外における吸収能力の増加を可能に
する。粘度について重要な役割をするMgOの除去は、Na2
O含有率を増加することによって少なくとも部分的に償
うことができる。
CaOは10%までに制限する必要があり、これを超える
とガラスの失透しやすさが速過ぎるほど高くなる。BaO
は本発明による組成物に4%未満の量で添加することが
できる。
このようにBaOは、MgOとCaOよりもガラスの粘度への
影響がかなり少ない。本発明の範囲の中において、BaO
の増加は、アルカリ金属酸化物、MgO、特にCaOを減らし
て基本的に実施する。したがって、BaO含有率の何らか
の有意な増加は、特に低温においてガラスの粘度を増加
させる。また、高い割合のBaOの添加は、組成物のコス
トと、ガラスの加水分解抵抗を下げる傾向を大きく増加
する。
先に説明した日本特許の記載と異なり、殆ど又は好ま
しくは全くMgOを含まないガラスに少量のBaOを導入する
ことは、赤外線の吸収をさらに増やすことを可能にする
ことを付け加える必要がある。各々のアルカリ土類酸化
物の含有率を変えることについての上記の制限を重要視
することとは別に、求める透過性を得るために、MgO、C
aO、BaOの%の合計を10%以下に制限することが重要で
ある。
また、本発明によるガラスは酸化鉄を含み、その内容
物の全体はFe2O3(全ての鉄)で表される。
また、本発明のガラスは、ガラスの出発原料の不純物
及び/又はガラス化する混合物中のカレットの導入及び
/又は精製剤(SO3、Cl、Sb2O3、As2O3)の使用により
供給される他の成分を1%まで含むことができる。
本発明による好ましいガラス組成物の最初の系は、次
の成分を次の範囲で含む(重量%)。
SiO2 71〜75% Al2O3 0〜 3% CaO 6〜10% Na2O 12〜17% Fe2O3 0.2〜1.5 % (全ての鉄) これらのガラスは好ましくはMgOを省き、所望によりK
2Oを省く。用語「省く」は、場合によりこれらのガラス
が、ガラス化する出発原料の不純物、又はガラス化混合
物中へのカレットの添加の結果として供給された問題の
酸化物を非常に少量で含むことができることを意味して
用いる。
本発明による好ましいガラス組成物のもう1つの系
は、次の成分を次の範囲で含む(重量%)。
SiO2 69〜74% Al2O3 0〜 3% CaO 2〜 7% Na2O 10〜15% K2O 2〜 7% Fe2O3 0.2〜1.5 % (全ての鉄) 上記ガラスは、好ましくはMgOを省く。
本発明によるガラスが酸化バリウムを含む場合、その
割合は好ましくは0.5〜3.5重量%である。
また、本発明のガラスはフッ素を含むことができ、好
ましくはその0.5〜2重量%である。ガラスの粘度と溶
融についてのよく知られた作用とは別に、この成分は赤
外線の吸収に特定の効果を有し、MgOの除去と、K2OとBa
Oの導入により得られる効果にたいして添加する。この
効果は、最大吸収バンドを赤外に若干変位させるが、特
に可視範囲に近い赤外で前記バンドの傾斜を急にする。
また、本発明のガラスは酸化亜鉛を含むことができ、
これが必要な場合はガラスの粘度を下げることができ、
ガラスの加水分解抵抗の増加に寄与し、一方で失透への
傾向を下げる。このため、高シリカ含有率及び/又はア
ルミナを含まない本発明のガラスにはZnOを好適に導入
する。また、酸化亜鉛は還元ガラス(reduced glass)
に使用するガラス化混合物に好適に添加することができ
る。この酸化物は、このようなガラスに生じることが多
い琥珀色ガラスの外観を防ぐ。組成物のコストが過剰に
増加しないため、ZnOは0.5〜3重量%の割合で添加す
る。
また、本発明のガラスは酸化ジルコニウムを含むこと
ができる。この酸化物はガラスを安定化することを可能
にし、化学的安定性、特に加水分解抵抗の向上を可能に
する。好ましくは、この酸化物は内容物の中にアルミナ
を殆ど又は全く含まない本発明のガラスに導入し、1.5
重量%に達することができる。
また、本発明のガラスは、紫外線の吸収を増加させる
ために酸化セリウムを含むことができる。本発明のガラ
スは1.5重量%まで、好ましくは0.3〜0.8重量%のCe2O3
を含むことができる。
また、本発明のガラスは酸化チタンを含むことがで
き、その含有率は1重量%までである。この酸化物は、
Ce2O3と同様に、紫外線の吸収を増加させることができ
る。これらの2種の酸化物が本発明のガラス中に存在す
る場合、TiO2の成分は、高価なCe2O3の成分を減らすこ
とができる。一般に、2種の酸化物の合計は1.2重量%
を超えない。
本発明のガラスは、所望のレドックスレベルを達成で
きる条件下で製造することができる。このように、本発
明のガラスは、スルフェートのような、レドックスレベ
ルが0.35未満で一般に0.2〜0.3の既知の精製剤を用いて
製造することができる。また、最小の鉄レベルを有する
本発明のガラスは、例えばEP−B−297404に記載の条件
下で製造することができ、0.4〜0.5を超えるレドックス
レベルを有することができる。本発明のガラスのレドッ
クスレベルは0.8未満に維持される。
本発明のガラスの各種成分の累積効果は、一般にFeO
によって赤外付近の最大吸収バンドが長い波長の方に変
位することになる。本発明のガラスにおいて、この最大
値は約1100ナノメートルより大きい。
一般に吸収バンドの強度の増加を伴うこの変位は、特
に高い合計の光透過率を維持しながら得られる。したが
って、本発明のガラスの合計のエネルギーと光の透過率
は、一般にTLA/TEが1.65以上であり、多くの場合、1.70
以上である。
3.85mmの厚さを有する本発明のガラスは、少なくとも
71%のTLA値を有する。3.85mmの厚さを有する本発明の
ガラスは、赤外範囲で一般に30%未満の透過率を有す
る。
全光透過率、光源A(TLA)、全エネルギー透過率(T
E)、及び赤外における透過率(TIR)はPARRY MOON M
ASS2の方法にしたがって測定した。紫外線の透過率は標
準ISO9050に定められた方法にしたがって測定した。
本発明によるガラスの長所は、以降の一連の例によっ
てさらに明らかになるであろう。
添付の表に示す理論組成から、いくつかの系のガラス
を製造した。これらのガラスはいずれも約0.28〜約0.30
の実質的に同じレドックス条件下で製造した。
表は次の特性もまた示す。
・71%の同じ全光透過率TLAについて計算によって求
めた全エネルギー透過率TE(71) ・厚さ3.85mmについて測定した紫外(TUV)と赤外(T
IR)における透過率 ・FeOによる赤外の吸収バンドの最大波長に相当する
λ(FeO) ・D.G.G.法によって評価したガラスの加水分解抵抗 この方法は、360〜400μmの粒子径に粉砕した10gのガ
ラスを100ミリリットルの沸騰水に5時間浸すことから
なる。急冷の後、溶液を濾過し、得られた濾液の容積を
蒸発乾燥する。得られた乾燥物質の重さより、水に溶け
たガラスの量を計算することができる。この量は残りの
ガラスのグラムあたりのミリグラムで表す。例1、5、
9のガラスを参照基準として使用する。
最初はマグネシアを含む標準ガラスである。71%の全
透過率に対応するこの全エネルギー透過率は比較的高
く、1.53のTLA:TEの比になる。
この最初の例に比較して、例2、3、4(MgOを省
く)は本発明によるガラスの一部を例示する。例1のガ
ラスと同じレドックス条件下で製造したこれらのガラス
(カリウムとバリウムを含まない)は、先と比較して同
じTLA値についてかなり低いTEを有する。このことは、F
eOによる赤外における吸収バンドの強度の増加と、前記
最大バンドの長波長への変位のためと考えられ、測定の
変位は100ナノメートルを超えた。
例6〜8のガラスは、カリウムを含み、MgOとBaOの両
方を省いた本発明のガラスを例示する。これらのガラス
は例5と比較でき、例5は例1のNa2Oの含有量の5%を
K2Oで置き換えて作成した。この置き換えは、K2Oの導入
によって生じた赤外への最大吸収バンドの変位に関係す
るTE値の低下となった。
本発明のガラスにおいて、MgOの不在と同じ割合のK2O
の存在の累積効果は、最大バンドのかなりの変位を可能
にする。このことはTE値の顕著な低下をもたらす。この
現象のカリウムのみに起因することができる影響は、例
3と8のガラスを比較することによって見積もることが
できる。
例10〜15のガラスは、K2OとBaOを同時に含み、MgOを
省いた本発明のガラスを例示する。BaOの存在は、ここ
でも最大吸収バンドの変位と前記バンドの強度の増加に
結びついたTE値の低下を許容することができる。
この現象は、例13と14のガラスを例7のガラスと比較
することによって例証される。
また、例10〜14のガラスは、本発明の範囲外である例
9のガラスと比較することができる。後者のガラスは先
に限定したガラスとは非常に高いBaOによって相違す
る。このような内容物がTE値の低下の補遺にならないこ
ととは別に、このガラスは赤外における高い透過率と、
その加水分解抵抗の顕著な低下を示すことが分かる。
例16〜19のガラスは、TiO2及び/又はCe2O3を含む本
発明のガラスを例示する。これらのガラスはMgO、BaO、
K2Oを省いてあり、71%の光透過率について、赤外と紫
外の両方における特に顕著な吸収によって特徴づけられ
る。
例20のガラスはK2Oを含み、MgOとBaOを省いたガラス
のフッ素の影響を例証する。これは赤外における非常に
顕著な吸収によって特に特徴づけられる。
概して、本発明のガラスは、D.G.G.法による測定にお
いて、75ミリグラム未満の残存、殆どの場合は60ミリグ
ラム未満となる加水分解抵抗を有する。この抵抗は、約
30〜40ミリグラムのD.G.G.を有する通常のフロートガラ
スと同程度である。また、本発明のガラスは標準的なフ
ロートガラスに非常に近い粘度曲線を有する。
即ち、logη=4とlogη=2に相当する温度は、それ
ぞれ標準的なフロートガラスについて約1020℃と1440℃
である。本発明によるガラスの殆どは、それぞれ980〜1
050℃と1400〜1475℃と、同等な温度範囲である。
本発明のガラスは、或るガラスについて電極を備えた
炉の中で製造されるとすれば、フロートガラスの標準的
な製造方法と調和する。錫浴の上に溶融ガラスを広げる
ことによって得られるガラステープの厚さは0.8〜10mm
の間で変えることができる。
ガラステープを切断することによって得られる透明板
ガラスは、特に自動車に適合すべきであれば、次に曲げ
操作に供することができる。
フロントガラスやサイドガラスの製造において、選択
の透明板ガラスは最初に概して3〜5mmの厚さのガラス
テープに切断する。この厚さにおいて、本発明のガラス
は良好な熱的快適さを確保する。
他の透明板ガラスと同様に、本発明のガラスから得ら
れる透明板ガラスは予備表面処理に供することができ、
又は例えば耐引き裂き性を有するポリウレタンを基礎に
してフィルムや、破損の場合にしっかりしたシールを確
保するフィルムで有機物のコーティングを含ませること
ができる。エナメルコーティングのようなコーティング
を局所的に被覆することもできる。
本発明による板ガラスは、熱分解、化学蒸着、又は真
空堆積法を用いた高温の化学堆積によって得られる少な
くとも1種の金属酸化物層でコーティングすることがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C03C 3/076 - 3/118 C03C 4/08

Claims (22)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明板ガラスの製造を目的とするソーダ−
    石灰−シリカのガラス組成物であって、次に示す成分を
    含み、かつアルカリ土類酸化物の合計が10重量%以下で
    あることを特徴とするガラス組成物。 SiO2 69〜75重量% Al2O3 0〜 3重量% CaO 2〜10重量% MgO 0〜 2重量% Na2O 9〜17重量% K2O 0〜 8重量% Fe2O3 0.2〜1.5 重量%
  2. 【請求項2】さらに、フッ素、並びに亜鉛、ジルコニウ
    ム、セリウム、及びチタンの酸化物、及び4重量%未満
    の酸化バリウムを含む請求の範囲第1項に記載のガラス
    組成物。
  3. 【請求項3】次の成分を含んでなる請求の範囲第1項又
    は2項に記載の組成物。 SiO2 71〜75重量% Al2O3 0〜 3重量% CaO 6〜10重量% Na2O 12〜17重量% Fe2O3 0.2〜1.5 重量%
  4. 【請求項4】MgOを省いた請求の範囲第3項に記載の組
    成物。
  5. 【請求項5】K2Oを省いた請求の範囲第3項又は4項に
    記載の組成物。
  6. 【請求項6】次の成分を含んでなる請求の範囲第1項又
    は2項に記載の組成物。 SiO2 69〜74重量% Al2O3 0〜 3重量% CaO 2〜 7重量% Na2O 10〜15重量% K2O 2〜 7重量% Fe2O3 0.2〜1.5 重量%
  7. 【請求項7】MgOを省いた請求の範囲第6項に記載の組
    成物。
  8. 【請求項8】0.5〜3.5重量%のBaOを含む請求の範囲第
    1項〜7項のいずれか1項に記載の組成物:
  9. 【請求項9】0.5〜2重量%のフッ素を含む請求の範囲
    第1項〜8項のいずれか1項に記載の組成物。
  10. 【請求項10】0.5〜3重量%のZnOを含む請求の範囲第
    1項〜9項のいずれか1項に記載の組成物。
  11. 【請求項11】1.5重量%までのZrO2を含む請求の範囲
    第1項〜10項のいずれか1項に記載の組成物。
  12. 【請求項12】1.5重量%までのCe2O3を含む請求の範囲
    第1項〜11項のいずれか1項に記載の組成物。
  13. 【請求項13】0.3〜0.8重量%のCe2O3を含む請求の範
    囲第1項〜12項のいずれか1項に記載の組成物。
  14. 【請求項14】1重量%までのTiO2を含む請求の範囲第
    1項〜13項のいずれか1項に記載の組成物。
  15. 【請求項15】Ce2O3とTiO2の合計が1.2重量%以下に留
    まる割合でセリウムとチタンの酸化物を同時に含む請求
    の範囲第12〜14項のいずれか1項に記載の組成物。
  16. 【請求項16】FeO/Fe2O3の比が0.8未満に留まる割合で
    鉄酸化物を含む請求の範囲第1項〜15項のいずれか1項
    に記載の組成物。
  17. 【請求項17】少なくとも1枚のガラスシートを含み、
    前記ガラスシートの化学組成は請求の範囲第1項〜16項
    のいずれか1項に記載の組成物で限定され、前記ガラス
    シートは0.8〜10mmの厚さを有する透明板ガラス。
  18. 【請求項18】少なくとも1枚のガラスシートを含み、
    前記ガラスは3.85mmの厚さについて少なくとも71%のTL
    A(光源Aの下での全光透過率)の値を有する請求の範
    囲第17項に記載の透明板ガラス。
  19. 【請求項19】少なくとも1枚のガラスシートを含み、
    前記ガラスは、3.85mmの厚さの場合に1.65以上のTLA/TE
    比であるようなTLAとTE(全エネルギー透過率)の値を
    有する請求の範囲第18項に記載の透明板ガラス。
  20. 【請求項20】少なくとも1枚のガラスシートを含み、
    前記ガラスは、3.85mmの厚さの場合に30%未満の赤外に
    おける透過率を有する請求の範囲第17項〜19項のいずれ
    か1項に記載の透明板ガラス。
  21. 【請求項21】少なくとも1枚のガラスシートを含み、
    前記ガラスは赤外において吸収バンドを有し、その最大
    吸収波長は約1100ナノメートルより大きい波長において
    である請求の範囲第17項に記載の透明板ガラス。
  22. 【請求項22】少なくとも1枚のガラスシートを含み、
    前記ガラスは、D.G.G.法による測定において、攻撃後の
    残余が約75ミリグラム未満であるような加水分解抵抗を
    有する請求の範囲第17項〜21項のいずれか1項に記載の
    透明板ガラス。
JP51488194A 1992-12-23 1993-12-22 透明板ガラス製造用のガラス組成物 Expired - Fee Related JP3325893B2 (ja)

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