JP3325651B2 - 異なるカットオフ寸法の印刷シリンダを有する多目的印刷機システム - Google Patents
異なるカットオフ寸法の印刷シリンダを有する多目的印刷機システムInfo
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- JP3325651B2 JP3325651B2 JP14060993A JP14060993A JP3325651B2 JP 3325651 B2 JP3325651 B2 JP 3325651B2 JP 14060993 A JP14060993 A JP 14060993A JP 14060993 A JP14060993 A JP 14060993A JP 3325651 B2 JP3325651 B2 JP 3325651B2
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- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F13/00—Common details of rotary presses or machines
- B41F13/44—Arrangements to accommodate interchangeable cylinders of different sizes to enable machine to print on areas of different sizes
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Rotary Presses (AREA)
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
Description
に、重い又は厚手の紙料のウエブ、たとえば連続的なウ
エブとして印刷システムに供給され、印刷後に切断され
る厚紙、ボール紙その他類似の用紙に適用される多色印
刷用の印刷機システムに関するものである。このシステ
ムは、特に包装用ボール箱の多色印刷に用いることがで
きる。
等の食品を入れる箱、又は練りはみがきその他の医薬品
用の小型の箱に用いる包装用厚紙のウエブに連続的に印
刷する場合に、重い紙料は寸法がかなり様々であり、か
つまた印刷される材料の反復率も同じく極めて様々であ
る点が問題となる。したがって、印刷シリンダは、版胴
・ブランケット胴を一組に組合せて、その一組の印刷シ
リンダを、シリンダ寸法の相違に応じて容易に交換しう
るようにするのが望ましい。従来、シリンダ交換の場合
には、シリンダをシリンダ軸に対し軸方向に外方へスラ
イドさせ、シリンダがカート又は手押車に載せられた。
これらのシリンダは重量がある。本発明に関係のある種
類のブランケット胴・版胴の一組は2トンを超える。
に、連続的なウエブの形式で供給される重い、もしくは
厚い紙料に印刷する印刷機システムにおいて、オフセッ
ト印刷システムが使用される場合、骨の折れる処置又は
複雑な処置なしに1個又は1組の印刷シリンダを容易に
交換できるようにし、更に、印刷機システムを次のよう
に構成することにある。すなわち、別の寸法のシリンダ
を印刷機システムの個々の印刷ステーションに装着した
のち、必要とあれば、シリンダ及び関連設備、たとえば
インキ装置や湿し装置のセッティングが簡単に行なえる
ようにし、かつまた有利にはそれが遠隔制御製から行な
いうるようにするのである。印刷機システムの各印刷ス
テーション間の印刷情報の記録も、同じように、印刷シ
リンダの取換え後、前に使用されていたシリンダが再装
着される場合に、容易に得られるようにする。
ステムの複数ステーションの各印刷ステーションは、圧
胴を内部に保持する印刷タワーを有している。この圧胴
は、胴逃がし運動は別として、異なる寸法の印刷シリン
ダに交換する場合、印刷シリンダ、たとえば印刷カップ
ルのうちのブランケット胴に対して、所定位置の外へ移
動することができる。印刷は、下から行なわれるので、
インキ装置からのインキが上方の印刷シリンダ、すなわ
ち、たとえば版胴・ブランケット胴オフセット印刷カッ
プルの版胴へ運ばれる。この構成により、印刷シリン
ダ、もしくはオフセット印刷システムの場合には、版胴
・オフセットブランケット胴カップルを取外し可能のカ
セット形式で配置することができる。この取外し可能の
カセットは、印刷が行なわれるウエブ経路とほぼ平行方
向に移動でき、次いでこの経路を離れ、ホイストシステ
ムによる上方へ移動せしめられ、たとえば洗浄ステーシ
ョン又は保管ステーションに留めておかれる。この形式
は、シリンダを軸方向に移動させるよりも、はるかに簡
単かつ迅速である。こうしてカセット全体が交換され
る。印刷タワー自体は、たとえば棚状部又は複数の面に
より形成された位置決め手段を有しており、これらの面
に対してカセットが適合するようにされている結果、カ
セットは所定位置に配置されうる。印刷シリンダ用の駆
動力は歯車を介して得られる。これらの歯車は、たとえ
ば空気式シリンダその他により軸方向移動せしめられ、
印刷シリンダ又は印刷シリンダ組の歯車と噛合わせられ
たり外されたりする。
ンダ逃がし機構が備えられ、ブランケット胴と圧胴とを
共通の空気シリンダを用いることにより一緒に逃がすこ
とができる。タワーとカセットとの結合は、自動式に、
たとえば、ロッキングカムを用いた適当なインターロッ
クにより係合せしめられる。ロッキングカムの位置は、
中央制御コントロールから制御できる。
ト胴に対し力を負荷されない。むしろ、圧胴の枕を押圧
力を有するように設定することがキャリッジ上でロック
機構を調節することにより行なわれる。圧胴が印刷位置
にあるときには、圧胴設定部材がこのロック機構と係止
することができる。この設定は、シリンダの特定寸法用
の同一キャリッジが同じ印刷タワーに用いられている間
は維持される。
ブ厚とともに変化し、この双方の胴の相対位置の設定
は、各度枕の設定とは別個に独立的に行なわれる。この
変更は、全ユニットに対し総括制御コンソールから制御
できる。加えて、各ユニット又は印刷ステーションは個
々に調節することができる。通常、ユニットの調節は、
各シリンダの双方の軸端のところで対称的に行なわれ
る。しかし、所望とあれば、印刷ステーションの作業側
でのユニットの調節は歯車側の調節とは別個に行なうこ
ともできる。
ーを有しているので、互いに清浄な周面をもって動作で
きる。胴枕ワイパー逃がしは胴逃がしリンク機構内に結
合されているので、圧胴がオフ位置へ逃がされると、胴
枕ワイパーも常に機械式リンク機構を介して胴枕から離
される。
動軸及び印刷ステーション用軸を基準線又はゼロライン
に合わせることによって維持される。この印刷機システ
ムは、複数の印刷ステーションを有し、最終印刷ステー
ション又は印刷ユニットのところに近接スイッチが設け
られている。このスイッチが伝動軸のゼロ位置又は基準
位置を確認する。伝動軸がゼロ位置へもたらされると、
小型のろ馬力駆動モータにより、伝動軸が低速の制御速
度で回転せしめられ、精確にゼロ位置に到達する。
の場合は版胴が、別個のモータを有し、このモータが印
刷シリンダの回転に用いられる。このモータは連動式
で、特定印刷ステーション又は印刷ユニットの駆動クラ
ッチが外されたときにのみ作動できる。また、調節可能
のスリップディスクが備えられ、2つの光学式センサ・
マークに結合され、視覚的センサによってピックアップ
される。これらセンサ・マークは、版胴歯車に取付けら
れている。歯車には各印刷シリンダに取付けられた版の
クランプみぞに対してディスクが配置されている。第1
のマークはストップ個所が近いことを示し、第2のマー
クはストップ個所に設けられている。ストップ個所は±
1mm以内でなければならない。個々のカートリッジ上
のスリップディスクの位置決めは、伝動軸に対するユニ
ットのタイミングを示している。このため、クランプみ
ぞ又はシリンダギャップは、適切に伝動軸に関連づけら
れる。クラッチは接続されると、ユニットはタイミング
が合わされる。
できる。これにより印刷シリンダに、容易に接近できる
ので、版が即座に交換できる。第2の調節可能のスリッ
プディスクは版銅の歯車に取付けられている。歯車は光
学式センサマークと関連づけられ、版銅ギャップ又はク
ランプみぞに調時されている。このディスクの位置によ
って、光学式センサマークは、版交換作業の開始に好都
合な位置、すなわち版交換開始が操作員に好都合な位置
で印刷機を停止させる。
る。このため、インキ装置のインキ着けローラは、印刷
シリンダに、印刷シリンダ組が用いられている場合には
版銅にインキ着けを行う位置に配置される必要がある。
インキ着けローラは、カセット又はカートリッジ内で印
刷シリンダの直径を変更する場合、再セットする必要が
ないように構成されている。インキ着けローラは、版胴
歯車のピッチ円直径と等しい直径を有するリングに対し
て圧力負荷される。また、インキ着けローラハンガーの
一部であるストライカが備えられている。このストライ
カは直線的に移動し、リングに対し圧力を負荷する。リ
ングは回転せず、カートリッジ又はカセットに付加取付
けされている。単数又は複数のインキ着けローラは、し
たがって、リングに対して圧力負荷されるだけである。
インキ着けローラ・ハンガーシステムの一部であるスト
ライカは直線運動を行なう。この点が先行技術と異なる
点である。先行技術の場合、カム成形部材を用い、回転
可能である。これに対し、リングは、実際に装着される
シリンダに対するのと等しい関係を有している。リング
は、各シリンダ歯車ピッチ円直径と等しい直径を有する
からである。
気式及び電気式位置決め及び制御部材は、カートリッジ
又はカセットから除去されたので、制御システム及びラ
インは、液圧式、空気式、電気式を問わず、固定設備の
一部であるタワーに接続することができる。したがっ
て、空気式、液圧式、電気式のいずれのコネクタも、カ
ートリッジ又はカセットの交換時に、接続を外す必要は
ない。
システムはブランケット胴と版胴とを有するオフセット
印刷システムである。本発明のこのシステムにより、軸
方向に長いシリンダの使用が可能となった。長尺シリン
ダには、ブランケット胴のブランケットを固定すること
に関連する問題があるが、本発明の一特徴によれば、ト
ーションバーがブランケットのロックアップ装置に組込
まれているため、トーションバー各端部への負荷が等し
くされる。これによりトーションバー各端部への負荷が
均等化され、オフセット・ブランケットが慣らし走行さ
れるさい、ブランケットのたるみが除去される。
め、見当移動の命令時には、版胴とブランケット胴の双
方が移動するようにする構成が可能である。自体公知の
この構成により、版胴のみが移動せしめられる構成の場
合、非画線部が低減される。
又はカートリッジは版胴及びブランケット胴の双方を保
持している。単一印刷シリンダのシステムに対するオフ
セット・システムの利点は、印刷品質が単一印刷シリン
ダを用いた場合の品質よりすぐれている点である。本発
明のシステムは、しかし、印刷が直接に単一印刷シリン
ダにより行なわれる印刷設備にも、同じように適してい
る。
品、たとえば穀物を入れるボール箱に用いられる重い、
又は厚手の紙料のウエブWを印刷する目的のシステムで
ある。穀物はかなり大型の箱に包装される。本発明が対
象とするシステムは、しかしまた、そのような大型ボッ
クス用のボール紙のウエブに印刷するのに加えて、個人
向きのケア製品、たとえば医薬品その他を入れる箱な
ど、小型の箱に用いる厚紙又は箱用紙材の印刷に用いる
ためのものでもある。一般に、ウエブは、たとえばスタ
ンダード型のロール交換機に保持された繰出しロールか
らインフィード装置10へ供給される(図1)。この装
置から、ウエブは、実質的な水平の走路内を案内され
る。本発明の理解に必要のない部分、たとえば案内ロー
ラ、ベース支持体、その他は、すべて図には省略されて
いる。
又は印刷ユニット1,2,3,4,5,6の間を右から
左へ矢印A1で示されたように走行する。
の下側から行なわれ、各印刷ステーションは印刷タワー
9として構成されている。印刷タワー内へはカセット又
はカートリッジ8が装着されている。印刷タワーは、圧
胴11を保持し、位置決めしており、この圧胴11がウ
エブWの上側に接触している。図示の実施例によれば、
印刷は、版胴13とブランケット胴12から成る印刷シ
リンダ組により行なわれる。これら双方の胴12,13
は除去可能なカセット又はカートリッジ8内に保持され
ている。ブランケット胴12は、ウエブWの下側に印刷
する。カセット及び印刷ユニット1〜5のシリンダの詳
細図は省略した。印刷ユニット又は印刷ステーション
は、みな同じだからである。
ステム7を有している。このクレーンシステム7は、ク
レーン走路15aを走行する可動ホイスト15を有して
いる。ホイスト15は、印刷ユニットのいずれか1つの
カセットと係止可能の鉤とケーブル17を有しており、
カセット又はカートリッジ8を、ウエブWに対して先ず
ほぼ平行に、しかし僅かに上方に延び、次いで略示矢印
15bにより示されているように垂直に上方へ延びる経
路を通って取外す。2つの取外し経路の大きな長所は、
クレーン走路15aが21/2トン程度の重さを有するカ
セットを適当な、接近しやすい場所に置いて保管した
り、後で処理したりでき、操作員の細心の注意を必要と
しない点である。ユニット最上部の圧胴を介して印刷さ
れることにより、印刷シリンダ組に対する接近性が最大
限可能になり、操作員がウエブの下で作業することが可
能となった。更に、この構成により、インキつぼ及び湿
し水盤が好都合な位置に配置される。頭上でカセットが
取外されるため、安全であり、カセット交換が2シリン
ダ組の場合でも、精確に可能である。この構成により、
各シリンダ及びローラを正しい位置に自動式に再設定で
きる。
材14や、印刷の誤りの有無をチェックしたり、ウエブ
の破れ又は裂け目その他を検出したりするウエブ印刷の
標準的技術や、更には印刷過程の制御装置など、当技術
分野で公知のものが示されている。
ることにより、カートリッジを除去するさい、重いこれ
らの装置を移動させずに済む付加的な利点が得られる。
インキ装置及び湿し装置をタワー構造体の頂部側に配置
すれば、振動が生じる結果、ロールに筋が生じ、更には
版胴やブランケット胴等の印刷シリンダの直径を変更す
る場合に、これらシリンダを横方向、つまり軸方向に移
動させる必要が生じる。
を、カートリッジ又はカセット8を除去して略示した図
である。印刷タワー内のすべての構成部材、たとえば圧
胴用のリンク機構、シリンダ自体、その他は、見易くす
るために省略し、タワーのフレームの片側とカセット8
の配置用の面19のみを示してある。
内に適合する整合ユニット(図12も参照のこと)によ
り形成されている。図2の印刷タワー部分9は、カバー
シールドを有している歯車側フレーム部分である。歯車
は油潤滑されており、歯車側はオイル漏れを防止するた
めのシールドを有している。タワーの他方の側又は部
分、すなわちサイド9′(図12)は作業側であり、こ
の側では歯車はオイルを有しておらず、軸受は自己給油
式である。作業側は中空で、電気式、空気式、液圧式の
各システムを保有するが、無給油である。図12では、
作業側でのカセット8の各部材は、見易くするため省略
した。軸受も、同じく省略されている。図12には、加
えて、主駆動ウォーム歯車箱57の中心157と、図1
1に略示された主伝動・駆動軸の中心46とが示されて
いる。タワーの部分9,9′は適宜に、公知のように結
合されている。接続部は図12には省略した。
は、カセットのための位置決め構造体を形成しているこ
とは別にして、図3から最もよく分かるように、シール
も有している。フレームは周縁にスロット20を有し、
そのなかに中室ゴムチューブ又はシール21が配置さ
れ、たとえば接着されている。ゴムシール21は、矢印
P(図3)で略示した方向へ、自転車又は自動車のタイ
ヤに用いられるシュレーダ弁に似た弁により加圧され
る。この弁は中空のチューブ21を膨張させ、面19に
より形成されるフレーム開口内へそう入されたカセット
8に対して中央リブ21aを押付ける。
ル位置を有しており、カセット8は公知の適当な構成に
よる取付け具を有している。
テーション又は印刷ユニット1〜6は、変更可能かつ交
換可能に異なる直径の版胴及びブランケット胴を受容す
る。受容可能のシリンダ直径は約12〜21cmであ
る。図4には、中間寸法のブランケット胴12と版胴1
3が示されている。カセット8は面19に適合するはめ
込み縁8aを有している。図4では、カセットの縁部
は、直線的に描かれているが、空気式シール21を配置
し易くし、かつカセットをはめ込み易くするため、実際
は曲線的にされている。図4〜図6は略示図である。
れている。アーム22は、それぞれタワー部分9,9′
内に保持されている。タワー部分のそれぞれは、軸受及
び又は保持アーム又は支持部材が類似の構成を有してお
り、各シリンダその他の部材を所定位置に保持してい
る。
されている。アーム22は、旋回軸23を中心として旋
回可能である。旋回軸23は、タワー9内で固定配置さ
れておらず、偏心板25の運動に応じて位置が変化す
る。圧胴ボディ11の位置は、モータ31の制御下で、
偏心板制御リンク機構30と偏心板30′とにより圧胴
枕11aに対して調節される。圧胴枕調節装置29は、
ブランケット胴枕12c(図12)に対して胴枕11a
を調節するための偏心ピン129により形成され、カセ
ット又はカートリッジ8に固定されており、タワー9,
9′の一部をなしているのではない。
により前後に引張られることにより圧胴枕調節装置29
と掛け外しされる。同じくアーム22に結合されたダッ
シュポット137(図5)により柔かで衝撃のない運動
が可能になる。アーム22の行程は、マイクロスイッチ
122′によりモニターされる。
上行運動は、ねじスピンドル24の回転を介してモータ
124により制御される。スピンドル24は、中空の内
ねじ山付きボール24aと噛合っている(たとえば図
6)。モータ124の回転によりスピンドルを回動さ
せ、ボール24aを上方へ矢印A24(図4)の方向へ
下行させると、アーム22は矢印A22(図4)方向へ
上行する。
軸23はリンク23aに取付けられている。リンク23
aの位置は、圧胴11と版胴12が印刷位置にあるか胴
逃し位置にあるかに応じて、変更可能である。アーム2
2の位置は、圧胴枕調節装置29とのアーム前端22b
の係止により決定される。
側方部分に両端(図12)が適当な軸受を介して保持さ
れている。これら側方部分のうち、タワー構造体の歯車
側9の側方部分のみが示されている。これと対称的な側
方部分が作業側に配置されているが、図12には省略し
た。側方部分を結合する適当な枠組部材も、同じく省略
した。これらの部材は、カセットの側方部分を保持する
のに適当であれば、どのような構成形式であってもよ
い。
たように、リンク機構26により、胴逃がしされる。リ
ンク機構26は、胴逃し軸281に結合されている。軸
281は、部分歯車282に結合され、部分歯車283
と噛合っている。部分歯車283は第2の胴逃し軸28
4に結合されている。歯車282,283は調時歯車を
なしている。第2胴逃し軸284の歯車283は、軸方
向空気シリンダ285により軸方向に移動可能であり、
歯車283,282間が継続せしめられる。軸281は
カセットの一部をなしている。軸284はタワー9内に
保持されている。軸方向に操作する空気シリンダ285
は、カセットが取外されるさいに、歯車282,283
の噛合いを外す。
板である偏心板25に結合されている。偏心板25は、
リンク機構のアーム23aの位置を変化させる。したが
って、軸284の回転により、圧胴30は、旋回軸23
の位置変更により胴逃がし位置へ移され、同時に、ブラ
ンケット胴も、歯車283,282と軸281との回転
により胴逃がしされる。スピンドル24とアーム22の
フォーク状端部22aとの間のボール又はピン接続部2
4aの設定形式によって、ボール24aは端部22aの
フォーク状凹所内にルーズに座着するようにされている
ため、偏心板の回転時に旋回軸23の移動が可能にな
る。
8b,9bによりタワー9にロックされ、同時に横方向
の連結チャンネル区域の端部分を形成し、タワーとカセ
ットの歯車側と作業側9,9′とを連結する。
置33とが略示されている。インキ装置は標準的なイン
キ供給装置からインキを受取り、複数のローラ361,
362,363にインキを移す。インキ着けローラ36
3は湿しローラ321とも接触し、インキと湿し水とを
版胴13に供給する。インキ着けローラ361の、実線
で示した位置は、図4に示した寸法の版胴13と接触す
る場合の位置を示す。また、破線で示した位置361′
は、版胴13の直径が最大の場合の位置であり、位置3
61″は版胴13の直径が最小の場合を示している。他
のインキ着けローラ362,363も、同じように、版
胴13の回転中心を中心として位置変更が可能である。
インキ装置33のこれらのローラは、横振りローラであ
り、図には実線及び破線で示されている。
ブランケット胴12、版胴13が図4に示した位置に在
ると仮定する。カセット8を取出す前に、ウエブWを除
去する。たとえば、印刷ステーションのウエブを切取る
か引張り出すかする。空気シリンダ285(図7)を動
作させて歯車282と283とを軸方向に外す。版胴1
3の駆動歯車47(図9)が、たとえばクラッチにより
主駆動歯車46から外される。
る。アーム22を右へ引張って、アーム22の左端部2
2bから圧胴枕調節装置から外す(図5)。この過程は
空気シリンダ37により、ダッシュポット137により
緩衝された運動を通じて行なわれる。アーム22は、い
まや調節装置29から外され自由となる。モータ124
が、次に起動され、スピンドル24が回転され、ピン又
はボール24aを下方へ、矢印24Aの方向へ下行させ
る。この回転は、アーム22から実質的に矢印A22方
向へ上行するまで続く(図6)。圧胴ボディ調節装置3
0のモータ31はアーム22と一緒に移動する。
ケット胴12及び版胴13から引離される。ホイスト1
7(図1)は、僅かにカセット8を持上げる一方、タワ
ーから離れる方向へ移動し、カセット8を矢印15bに
より略示した持上げ経路に沿ってタワーから除去する。
経路の水平部分は、所望とあれば、圧胴11からカセッ
ト8の右手の部分(図6で見て)に十分に空けられよ
う。圧胴枕調節装置29は、カセット8の一部であり、
カセット8と一緒に移動する。また、ブランケット胴
に、圧胴逃がしリング機構26、軸281、部分歯車2
82、図7のところで説明するワイパ・システムも、カ
セット8と一緒に移動する。圧胴11は有利には駆動さ
れないようにする。つまり、ウエブWの走行時の摩擦に
よって回転するようにする。
版胴13やブランケット胴を有するカセットを装着でき
る。版胴及びブランケット胴ウエブの下方に配置するこ
とにより、圧胴は、特にそれが駆動されていない場合、
簡単に除去できる。カセットを有利には先ずほぼウエブ
平面内を移動させ、次いで持上げる除去経路を有する実
質的に垂直方向の除去により、たとえばプログラムによ
りホイスト17を操作する自動制御可能な移動経路が得
られる。
施例によれば約1.45m幅の紙料に印刷するように印
刷機を構成できる。この幅は、包装用ボール箱に適した
重い、又は厚い紙料用の公知印刷機が印刷可能な幅よ
り、かなり広幅である。
ように、圧胴枕リングに対して変位可能である。このリ
ングはシリンダ組、すなわち圧胴、ブランケット胴、版
胴を安定的にするために必要である。胴枕に対し、たと
えば偏心板30′により圧胴を変位させる措置は、ウエ
ブWの、異なる紙料厚に適応する上で必要なだけでな
く、ブランケット胴12の胴枕に対し圧胴の胴枕11a
をセットする作業を妨げないためにも必要である。
も必要である。
フ寸法のカートリッジを有するカセットを装着するに
は、取外しの手順を逆にするだけでよい。
図7について説明する:図5に略示した回転駆動装置、
たとえば、軸284に結合された空気シリンダ285
は、軸284を回転させる。軸284は、部分歯車28
3,282を介して軸281を回転させる。リンク機構
26は、歯車283の回転を偏心板に伝える。印刷位置
と胴逃がし位置との相違は、図7では、ブランケット胴
12の2つの隣接円12a,12bによって示してあ
る。同時に、胴枕ワイパリンク39が、胴枕ワイパスラ
イダ40に引張力が加えられることにより移動せしめら
れる。スライダ40は、胴枕ワイパ43,44のホール
ダ41,42を保持している。ワイパ43,44は、そ
れぞれ版胴13とブランケット胴12の胴枕リングに接
触している。ばね部材141,142、たとえば圧縮コ
イルばねにより、各ワイパリンク(図7では見えない)
に対して各胴枕ワイパ43,44を押付ける。これらの
ばねの張力はエンドナットにより調節可能である。
位置が実線で、逃がし位置が破線で示されている。
させるので、軸284をリンク283に接続する偏心板
が、アーム22の旋回軸23(図4)を変位させる。こ
の結果、ブランケット胴が逃がされると、圧胴も同じよ
うに逃がされる。カセットが装着されると、スピンドル
24に接続されたボール又はスピンドルナット24aは
ルーズにされ、旋回軸23を変位可能にする。圧胴11
は胴枕調節装置29との係合により所定位置に保持され
る。リンク機構26はトグル式に動作し、各胴は、それ
ぞれのかなりの重量と組合わされたトグル効果により所
定位置に保持される。胴枕に対する圧胴の調節は、印圧
オン状態で行なう。各胴は印圧位置へ回転するようにさ
れる。
印圧オン状態でのみ可能になるよう順序制御とインター
ロックが行なわれるようにする。しかし、圧胴は、また
スピンドル24の回転により胴逃がしされるので、カセ
ット8は容易に取外すことができる。圧胴を図4に示し
た位置に再装置したのち、圧胴枕をブランケット胴枕と
接触させる。
のウエブ厚は、たとえば0.25〜0.75mmの範囲
である。圧胴ボディは胴枕から分離してブランケット胴
に対してセットされるので−圧胴の偏心板参照−ウエブ
Wの厚さの相違に適応するのが容易である。モータ31
による胴枕に対する圧胴ボディのこの再調節は、印刷ス
テーション1〜6に共通の中央操作コンソールから制御
可能である。加えて、各ステーションを個々に調節する
こともできる。各ステーションの調節によって、所望と
あれば、歯車側から独立して作業側で圧胴をセットする
ことができる。
れ版胴13とブランケット胴12の胴枕13cと12c
(図12)を清浄に維持する。この逃がし機構を逃がし
リンク機構に組込むことによって、ワイパ43,44が
部分歯車282に結合されたホイールに連結されるた
め、胴枕ワイパは、印圧オフ位置にされると同時に胴枕
から離れる。胴枕ワイパは、図6には省略した。
置にロックするのが望ましい。このロック位置は、版胴
に版を取付けるみぞを形成するギャップに容易に接近可
能な位置、つまり図8で左側に面した位置が望ましい。
中心が図12に見られる駆動歯車46はクラッチを有し
ている。したがって、この駆動歯車は、歯車クラッチと
呼ぶことができ、版胴13と選択的に係合する。図8は
版胴13が、版万力機構113を有するシリンダギャッ
プに容易に接近可能な位置にある状態を示している。版
胴を回転させて図8に示した位置へ版万力機構113を
もたらすために、インキ装置33の歯車装置と接続され
たモータ34が版胴13を回転させる。もちろん、歯車
クラッチ64は、その場合、外されるので、符号157
(図12)で略示した主駆動軸からの駆動力は伝えられ
ない。ギャップ113の位置が確定されると、各部材の
慣性のため、タワー9からカセット8を取外すさいで
も、その位置は変らない。モータ34は、また、たとえ
ば洗浄のためにインキローラを緩速回転させるさいにも
利用される。
車とカセット内の各胴及びローラの歯車とを同期化する
必要がある。図13〜図15は、ゼロ伝動軸とゼロ・ユ
ニット位置とをセットしクラッチを接続する一般的な構
成を示したものである。図9と図10とは、印刷シリン
ダの調時を示したものである。
プ速度で、たとえば定格馬力3HP程度の別個の位置決
めモータを用いて回転させることができる。版胴13用
のモータ34(図4〜図6)は、普通は5馬力であり、
印刷ユニットの回転に利用される。モータ34は、ユニ
ット駆動クラッチ、すなわち軸157と主歯車46とを
接続するクラッチが外された場合にだけ、作動させるこ
とができる。
50は、その円周部に視覚的な2つのセンサ・マーク5
5,55′を有している。調節可能のディスク50は、
版胴13の軸54に結合された歯車47に取付けられて
いる。付加ディスク49は、単一の周方向マーカーを有
する歯車47に取付けられている。歯車49は、版胴1
3のギャップ113の位置を確定するのに用いられる。
ディスク49,50は、ボルト53により歯車47に対
して固く締付けられる。ディスク50は、スリット15
3に沿って周方向に変位可能である。ディスク50をス
リット153′よりも長い周方向寸法にわたって変位さ
せるには、ボルトを外して、隣接スリット内に再セット
する。単一のマーカー56はディスク49に設けられて
いる。
ー55,55′,56それぞれの通過をピックアップ又
は検出する位置に配置されている。視覚的センサは、こ
の場合、3個備えられており、光ファイバーライン51
を介して感度係数設定素子51′に接続されている。こ
の素子51′は、増幅器を備え、各マーカー55,5
5′,56から発せられる信号を中央制御コンソールへ
順次接続し、更にモータ、すなわち歯車47を介してシ
リンダ軸の位置を設定し、伝動軸位置が分かっている場
合には、それにより版胴13の位置を設定するクリープ
モータを制御する。
ー55,55′の最初の1つは、停止点が近づいている
ことを示す。第2のマーカーは実際の停止点であり、そ
の停止点で軸は±1mm以内で停止せねばならない。各
ディスク49,50の位置決めは、伝動軸に対するユニ
ットのタイミングを示している。伝動軸が調時され、ク
ラッチが伝動軸に接続されると、ユニットが調時され
る。
モータは駆動軸のモータから独立している。ユニット又
はステーション1〜6のモータ34により、この特定の
駆動が行なわれる。
自動的に移動せしめられる:ディスク49が、ほかのと
ころに取付けも可能ではあるが、版胴歯車に取付けら
れ、版胴歯車に接続される。センサ・マーカー56が、
調時されるか、又は版胴ギャップに対して位置決めされ
る。ディスク49は、各センサ48がマーカーの通過を
検出すると、モータ34が、版胴上の版の交換に好都合
の位置、たとえば9時の位置に印刷機を停止させる。
9に取付けられている。歯車57とディスク49,50
はカセットに配置されているので、センサ48に対する
軸54及びディスクの関係は、版胴13の寸法と関係な
く、常に同じである。
の設定を区別するため、各ボルト53,53′を半径方
向にそれぞれ互いにずらしておき、各スリット153,
153′も、同じようにずらしておく。図10には、イ
ンク着けローラが、特別な特徴の説明材料ではないの
で、破線で示されている。このローラはタワーの一部を
形成している。
配置され、ボルトにより取付けられている。円錐形シー
トは調節可能であり、定心されることが可能である。
8′により、すべてのユニットに対し位置決めされる
(図13〜図15)。ディスク50に似た、2つのセン
サ・ブロック59,59′を保持するディスク59a
は、伝動軸157に取付けられる。伝動軸157は、低
速又はクリープ速度で回転し、この回転が、マーカー5
9に応答するセンサ58が信号を発するまで続く。この
信号時点でモータは停止され、歯車の位置は、センサ5
8′と反対側のゼロ位置となり、この位置がマーカー5
9′により確認される。ステーション又はユニットの個
々の駆動歯車47は、たとえばねじ154(図9)を弛
めることにより適宜に設定できるので、伝動軸と各ユニ
ット軸とは同期化できる。伝動軸をゼロにする場合、た
とえば3馬力の低出力補助モータを用いて、クリープ速
度で伝動軸を回転させる。
フ寸法のカセットを順次装着する場合、インキ着けロー
ラ361,362,363を再セットする必要はない。
次に図16を説明する:3つの空気シリンダ64,6
5,66が、空気式に各ローラ361,362,363
に対し圧力を加える。調節シリンダ機構67,68,6
9が、空気シリンダ64,65,66と各ローラ36
1,362,363との間を連結している。空気シリン
ダ64〜66は、定置リング213に対しスライダを空
気式に強制装荷する。リング213は版胴の歯車ピッチ
円直径と等しい直径を有している。リンク機構のそれぞ
れは、ストライカプレート161,162,163を有
し、これら各プレートはサスペンション又はハンガ26
1,262,263の一部をなしている。各ストライカ
プレートは、リング213に対して直線的に移動する。
したがって、特定の設置版胴に対する各インキ着けロー
ラの関係と等しい関係が、各歯車ピッチ円直径に対して
維持される。図16は、また、インキ着けローラ363
と接触する最終湿し水ローラ321をも示している。
の構成による。特に、インキトラフの容易な交換に適し
たインキつぼは、本出願の譲受人に譲渡された同時係届
出願米国出願番号第 号( 年 月
日提出)の、ジェリナスほかによる「印刷機用の取外し
可能のポータブル式インキつぼ」(代理人事件整理番号
920437−shf)に記載されている。
されている。ブランケット胴12と版胴13の直径が最
大の場合が実線で示してある。また、胴12,13が最
小直径の場合の各胴位置が破線で示されている。もちろ
ん、圧胴11の寸法は不変である。圧胴の胴枕調節装置
29はカセットの一部なので、アーム22は圧胴を位置
11′へ移動させることができる。調節装置29は、そ
の場合、位置29′、すなわち図11に示したカートリ
ッジが最小カットオフ寸法のカセットの場合の位置、言
いかえると、カートリッジが最小寸法の印刷シリンダを
保持する位置におかれる。図11にはっきり示されてい
る点は、インキ着けローラが版胴13,13′のいずれ
にも接触可能な点である。胴12,13又は12′,1
3′は、それぞれ、図11と図12には示されていない
歯車により接続されている。歯車46は、調時が成立す
ると、相対的な軸方向変位により胴の歯車と噛合わされ
たり、あるいは又、それぞれ外されたりすることができ
る。
符号を付して説明した。その他の部材及び構成要素も、
制御システム、制御接続部その他、センサ、位置検出ス
イッチ、位置決めユニット、電気式、液圧式、空気式い
ずれかのサーボ装置同様、印刷機構成分野で公知のよう
に用いることができる。これらの部材のうちのいくつか
は、特に説明はしないが、図示されてはおり、それらの
使用及び設置については当業者には明らかであろう。そ
れらの例としては、インキ装置33の種々のインキ移し
ローラ及びシリンダ、特定形式のインキ装置、湿し装置
32、種々の構成要素、2つだけ図4に示されているマ
イクロスイッチ122、カセットが適切な位置につけら
れ、所定位置にロックされ、各シリンダが適切に調時さ
れたときにのみ、印刷機を始動させ、作業させるインタ
ーロックなどが挙げられる。また、電気式制御システム
において周知のインタロック回路を有する順序制御装置
の使用も可能である。
61,362,363が、たとえば摩損や破損のために
交換されるとき、各ローラの中心を位置決めするのに用
いられる。リンク68,69には自在継手リンケージを
用いるよりも、むしろフレキシブルなケーブル等を用い
ることもできる。ローラ361の調節リンク機構は容易
に接近可能であり、ローラ362,363用の、より複
雑な調節システムは不要である。
ニットをなす印刷タワーの1つを、内部のあらゆる部材
を除去して略示した絵画図。
置されたシールを示した詳細断面図。
ウト図。版胴及びブランケット胴が印刷位置に位置して
いる。
らカセットを取外す第1ステップを示した図。
を示した図。
された版万力機構の詳細図。
た縦断面図。
置用の歯車と、版胴とブランケット胴が大型のもの(実
線で示す)から小型のもの(破線で示す)へ換えられた
場合に、各胴の位置決めする歯車クラッチとが含まれて
いる。
側面図。印刷機作業側のカセット部分外形は省略されて
いる。
を示した図。
た拡大図。
上クレーンシステム、8 カセット又はカートリッジ、
9 印刷タワー、 10 インフィード装置、 11
圧胴、 12 ブランケット胴、 13 版胴、 1
5 可動ホイスト、 15a クレーン経路、 15b
カセット取外し経路、 19 表面、 20 スロッ
ト、 21 シール、 22 アーム、 23 旋回
軸、 25 偏心板、 26 リンク機構、 29 胴
枕調節装置、 30 偏心板制御リンク機構、 32
湿し装置、 33 インキ装置、 34 モータ、 3
9胴枕ワイパリンク、 40 胴枕ワイパスライダ、
41,42 胴枕ワイパホールダ、 43,44 胴枕
ワイパ、 47 版胴歯車、 48 光学センサ、 4
9,50 付加ディスク、 51 光ファイバライン、
51′ 感度係数設定素子、 54 軸、 55,5
5′,56,59,59′ マーカー、58,58′
センサ、 64,65,66 空気シリンダ、 67,
68,69 リンク機構、 122′ マイクロスイッ
チ、 124 モータ、 137ダッシュポット、 1
53,153′ スリット、 157 伝動軸、 16
1,162,163 ストライカプレート、 281,
284 胴逃がし軸、261,262,263 ハンガ
ー、 282,283 部分歯車、 285液圧式シリ
ンダ、 361,362,363 インキローラ
Claims (18)
- 【請求項1】 異なるカットオフ寸法の印刷シリンダを
有する、特に、重い、又は厚い紙料のウエブ(W)に印
刷する多目的印刷機システムにおいて、少なくとも1つ
の印刷ステーション(1〜6)が備えられ、この少なく
とも1つの印刷ステーションには、印刷タワー(9,
9′)と、この印刷タワーの上方部分に配置かつ保持さ
れている圧胴(11)と、画線を保持する印刷シリンダ
(12,13)とが備えられ、前記ウエブ(W)が圧胴
(11)と印刷シリンダ(12,13)との間を導か
れ、更に、印刷タワー内の印刷シリンダ下方に配置かつ
保持されたインキ装置(33)と、印刷タワー(9,
9′)に選択的に取付け又は取外しの可能なカセット
(8)とが備えられており、前記印刷シリンダ(12,
13)が前記カセット(8)内に保持され、圧胴の下方
に配置されており、更に前記カセットが、印刷タワー内
に配置される場合、このタワー内に保持されているイン
キ装置に対して印刷シリンダをインキ受取り位置に位置
決めし、更にまたカセット(8)及びタワー(8,
8′)にそれぞれに備えられた位置決め手段(8a,1
9)が、選択的に、タワー内でカセット(8)の位置決
めする一方で、印刷ステーション内をウエブが通過する
さい、ウエブの平面から上方へ少なくとも部分的に延び
ている移動経路に沿ってカセットを取外すことも可能で
あり、更に頭上のホイスト(15,17)がカセット
(8)と係止可能で、それによって前記移動経路(15
b)内を印刷タワーからカセットを取外すことができる
ことを特徴とする多目的印刷機システム。 - 【請求項2】 印刷シリンダ(12,13)が、ブラン
ケット胴(12)・版胴(13)の組又はカップルと、
前記印刷シリンダ組又はカップルの少なくとも1つのと
ころに配置され、カセット(8)の一部を形成する歯車
(47)と、印刷タワーの一部を形成し、カセットの歯
車(47)と選択的に噛合わされたり外されたりするこ
とのできる駆動歯車(46,157)とを有することを
特徴とする、請求項1記載のシステム。 - 【請求項3】 圧胴が、所属の胴枕リング(11a)を
有し、圧胴枕リング・圧胴調節手段(30,31)が備
えられ、圧胴に対する圧胴枕リング(11a)の相対位
置を制御可能に調節し、また、胴枕リング設定手段(2
9)が、カセット内での印刷シリンダ(12,13)に
対する枕リングの位置を決定するカセット部分を形成し
ており、この結果、胴枕リング(11a)と圧胴(1
1)との前記相対位置調節により、圧胴(11)と印刷
シリンダとの間に得られるニップが、異なる厚さのウエ
ブ(W)に適応するように調節できることを特徴とす
る、請求項1記載のシステム。 - 【請求項4】 更に、印刷タワーに保持された圧胴保持
アーム(22)が備えられ、圧胴枕リング(11a)が
所定位置の保持アームに配置され、胴枕リング設定手段
(29)が、印刷タワー内にカセットが配置されている
ときには、前記保持アーム(22)をレリーズ可能に位
置決めする係止手段を有することを特徴とする、請求項
3記載のシステム。 - 【請求項5】 更に、圧胴保持アーム(22)が圧胴
(11)を保持し、印刷タワー(9)に保持されてお
り、可動の旋回手段(23,23a)が印刷タワー
(9)のところに保持アームを旋回可能に保持してお
り、更に胴逃がし制御手段(284)と、この手段(2
84)が印刷・オン位置にあるか、胴逃がし位置にある
かに応じて可動旋回部材(23)の位置を制御する手段
(23a)が備えられていることを特徴とする、請求項
1記載のシステム。 - 【請求項6】 更に、印刷シリンダ(12,13)に結
合された印刷シリンダ逃がしリンク機構(26,28
1)と、若干のカップリング手段(282,283)と
が備えられ、これらカップリング手段が、胴逃がし制御
手段に印刷シリンダ逃がしリンク機構を結合し、それに
よりカセットがタワー内に設置された場合、胴逃がし制
御手段の操作により圧胴と印刷シリンダとの同時的な逃
がしを行なう一方、胴逃がしリンク機構を含むカセット
(8)の取外しを可能にすることを特徴とする、請求項
5記載のシステム。 - 【請求項7】 前記若干のカップリング手段が2つの選
択的に噛合わせたり外したりすることのできる歯車機構
を有し、そのうちの一方が胴逃がし制御手段(284)
に接続され、他方が胴逃がしリンク機構(26,28
1)に接続されていることにより、選択的に胴逃がし制
御手段の回転運動が伝えられ、カセットの移動によるリ
ンク機構の分離が可能になることを特徴とする、請求項
6記載のシステム。 - 【請求項8】 更に、印刷シリンダ(12,13)のとこ
ろの胴枕リング(12c,13c)と選択的に接触可能
な支持ワイパー(41,43,141;42,44,1
42)と、支持ワイパー操作手段(39,40)とを有
し、これら操作手段が、胴逃がしリンク機構(26,2
81)に結合され、同時に、胴逃がしリンク機構が印刷
・オン位置にある場合には、支持ワイパーを各胴枕リン
グ(12c,13c)と接触させることを特徴とする、
請求項6記載のシステム。 - 【請求項9】 更に、印刷タワー(9)には、このタワ
ーのところに保持され、かつ圧胴(11)を支持する圧
胴保持アーム(22)と、昇降機構(24,24a,1
24)とが備えられ、この昇降機構が保持アーム(2
2)と協働することにより保持アームを持上げたり、圧
胴と一緒にカセットの経路の外へ旋回させたりし、カセ
ットを取外したりすることができることを特徴とする、
請求項1記載のシステム。 - 【請求項10】 主駆動軸(157)が備えられ、印刷
シリンダが駆動軸(54)を有し、軸の調時設定手段が
備えられ、印刷シリンダ駆動軸(54)と主駆動軸(1
57)とにそれぞれ接続され、前記調時設定手段が、前
記軸(57,157)のうちの1つに回転可能で移動可
能なディスク(49,50,59a)と、ディスク上の
マーカー(55,55′,56;59,59′)と、タ
ワーに固定され、前記ディスクに対して検出作業を行な
うように位置決めされたセンサ(48,58,58′)
とを有しており、これらのセンサが軸とディスクとの相
対位置を評価し、かつまたディスクの回転変位により、
タワー上のセンサの位置に関連して各軸のゼロ設定又は
基準設定を決定することを特徴とする、請求項1記載の
システム。 - 【請求項11】 印刷シリンダが、ブランケット胴(1
2)・版胴(13)組又は印刷カップルと、前記組又は
カップルの胴の少なくとも1つに設けられ、カセット
(8)の一部を形成する歯車(47)と、タワーの一部
を形成し、選択的にカセットの歯車(47)と噛合せた
り、外したりされる駆動歯車(46,157)とを有し
ており、更に、回転可能で変位可能のディスクが、版胴
(54)に固定され、ギャップ位置決めマーカー(5
8)を有する版胴ギャップ位置決めディスク(49)を
備えており、更にまた、前記センサの1つが、ギャップ
位置決めマーカーに応答することにより、システムの停
止時及びタワー(9)からのカセット(8)の除去前
に、カセット(8)内での版胴の所定周方向位置が決定
されることを特徴とする、請求項10記載のシステム。 - 【請求項12】 カセット(8)が、印刷シリンダ(1
2,13)と同心的なリング部材(213)を有してお
り、インキ装置(33)が少なくとも1個のインキ着け
ローラ(361,363)を有し、フィーラ(161,
162,163)がタワー(9)に配置され、カセット
がタワーに装着されているさいには、前記リング部材
(213)と接触可能であり、更に、予圧手段(64,
65,66)が少なくとも1つのインキ着けローラに結
合され、印刷シリンダの方向へ各ローラを予圧する力を
発揮し、更にまた、可動の制御手段(261,262,
263)がフィーラ(161,162,163)と、少
なくとも1つのインキ着けローラとに結合され、各イン
キ着けローラを、予圧手段により予圧力を受けた前記リ
ング部材に対し半径方向に制御移動させることを特徴と
する、請求項1記載のシステム。 - 【請求項13】 印刷シリンダに結合された印刷シリン
ダ歯車を有し、かつまた、前記リング部材(213)
が、印刷シリンダ歯車の歯車ピッチ円直径と等しい直径
を有する円周部を有することを特徴とする、請求項12
記載のシステム。 - 【請求項14】 印刷シリンダが、ブランケット胴(1
2)・版胴(13)組、又は印刷カップルと、前記の組又
はカップルの少なくとも1つの胴に設けられ、カセット
(8)の一部を形成する歯車(47)と、タワーの一部
を形成し、選択的に、カセットの歯車(47)に噛合せ
られたり外されたりすることのできる駆動歯車(46,
157)とを有しており、更に、ブランケット胴・版胴
の組、又は印刷カップルのうちの版胴(13)が版胴歯
車を有しており、更にまた、リング部材(13)が、カ
セット内に定置され、版胴歯車のピッチ円直径と等しい
直径を有する円周部を有することを特徴とする、請求項
12記載のシステム。 - 【請求項15】 圧胴が、所属の胴枕リング(11a)
を有しており、胴枕リング設定手段(29)が備えら
れ、カセット(8)に固定され、カセットの一部を形成
し、カセット内の印刷シリンダ(12,13)に対する
胴枕リングの位置を決定するようにされており、更に、
圧胴保持アーム(22)が備えられ、印刷タワー(9)
内に保持されており、更にまた、旋回手段(23)が、
印刷タワー内で保持アーム(22)を旋回可能に支持
し、旋回運動同様に並進運動を行なわせ、前記保持アー
ムがタワー(9)内で旋回せしめられ、カセットのとこ
ろの胴枕リング設定手段(29)が連結手段(22b,
129)を有しており、この連結手段により保持アーム
と胴枕リング設定手段とが、タワー(9)内にカセット
が装着されているときに、連結され、かつカセット内の
印刷シリンダに対して保持アーム上の胴枕リング(11
a)の設定が制御されることを特徴とする、請求項1記
載のシステム。 - 【請求項16】 印刷シリンダが、ブランケット胴(1
2)・版胴(13)の組又は印刷カップルと、前記の組
又はカップルの胴のうちの少なくとも1つに備えられ、
カセット(8)の一部を形成する歯車(47)と、タワ
ーの一部を形成し、カセットの歯車(47)と選択的に
噛合せられたり外されたりされる駆動歯車(46,45
7)とを有しており、更に、前記胴枕リング設定手段
が、ブランケット胴・版胴組又は印刷カップルのブラン
ケット胴(12)に対して保持アーム上の胴枕リング
(11a)の設定を制御することを特徴とする、請求項
15記載のシステム。 - 【請求項17】 印刷機システムにおいて、複数の印刷
ステーション(1〜6)が設けられており、各印刷ステ
ーションが、画線を有する印刷シリンダ(12,13)
と、圧胴(11)と、印刷タワー(9)内に前記圧胴を
保持する可動の圧胴保持手段(22,30)と、印刷タ
ワーに可動に配置されたカセット(8)と、カセット
(8)内に配置された可動の印刷シリンダ保持手段(2
6,281)と、タワー(9)内に配置された運動制御
手段(284)と、この運動制御手段(284)を前記
保持手段(26,281)に連結する分離可能の連結手
段(282,283)とを有しており、前記印刷シリン
ダが、印刷シリンダと圧胴との間を案内されるウエブに
印刷し、前記運動制御手段が、 (a)カセット(8)内での印刷シリンダ保持手段(2
6,281)の位置と、 (b)タワー(9)内での圧胴(11)の位置とを制御
し、 それによって、カセットのタワー内装着時に、カセット
内での印刷シリンダ(12,13)の、圧胴(11)に
対する相対位置が決定され、運動制御手段の操作のさ
い、単一の運動制御手段により同時に印刷シリンダと圧
胴との胴逃がしが可能になることを特徴とする、印刷機
システム。 - 【請求項18】 圧胴枕リング(11a)と、圧胴枕リ
ングに対する圧胴(11)の位置を相対調節する調節手
段(30,31)と、カセットに配置された圧胴枕リン
グ位置制御手段(29)と、可動の圧胴保持手段(2
2,30)に連結された係合手段(22b)とが備えら
れており、係合手段(22b)が、タワー(9)へのカ
セット装着時に、前記胴枕リング設定手段と係合可能で
あり、それによってカセット内での印刷胴に対する圧胴
位置が決定され、前記運動制御手段により制御されるさ
い、圧胴と印刷シリンダとの瞬間位置の制御を受けるこ
とを特徴とする、請求項16記載のシステム。
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