JP3325224B2 - 超音波画像診断装置 - Google Patents

超音波画像診断装置

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JP3325224B2 JP10500598A JP10500598A JP3325224B2 JP 3325224 B2 JP3325224 B2 JP 3325224B2 JP 10500598 A JP10500598 A JP 10500598A JP 10500598 A JP10500598 A JP 10500598A JP 3325224 B2 JP3325224 B2 JP 3325224B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体への超音波の
送受により得られるエコーデータを基に観察及び検査を
行う超音波画像診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、胃、食道、大腸のような消化
管など、体内深部に位置する管腔臓器の表面に発生した
腫瘍など特定組織(以下病変とも言う)の大きさ等に関
する情報は、病変の良性、悪性の鑑別を行うときや、薬
剤投与や切除後の病変の治療効果を判定するとき、ある
いは病変の予後を予測するときなど、様々な場面で重要
な指標になっている。このため、病変の臓器表面上に現
れている部分の幅や長さ、直径、あるいは周囲長や面積
などに関する情報を得るための方法として以下に示すも
のが知られている。
【0003】病変の大きさを得るための1つの方法とし
ては、内視鏡で得た2次元画像である光学画像を印刷
し、その印刷物の上にメジャーを置いて測定したり、前
記光学画像をモニタ画面上に表示し、表示されている光
学画像上で手元操作装置であるマウスやトラックボール
等で画面に表示されているキャリパーを移動操作して病
変の大きさを計測する第1の測定方法がある。
【0004】また、他の方法として、「内視鏡用メジャ
ーつき鉗子」など、等間隔にマーカーが描かれた計測用
カテーテルを、内視鏡内を挿通している内視鏡の挿入軸
に平行な鉗子孔に挿入して内視鏡先端部から突出させ、
モニタ画面上に表示されている病変に当てたり、病変に
沿わせた状態にして、モニタに映し出されている計測用
カテーテルのマーカーを読み取って病変の大きさを計測
する第2の測定方法がある。
【0005】さらに、別の方法として、超音波プローブ
や超音波内視鏡を生体内に挿入し、病変の断面を示す超
音波画像上で病変の大きさを計測する第3の方法があ
る。この超音波の送受により3次元画像を得る超音波画
像診断装置では3次元画像を得るためのデータが膨大に
なるので、1データセット内の保存すべきデータを限定
することで、効率的に3次元画像データを記録媒体に記
憶することのできる3次元画像の保存方法が特開平8−
265734号公報に開示されている。
【0006】又、特開平10−192号公報にはノイズ
などに邪魔されることなく、所望の物体表面を正確に表
現することを可能にする超音波画像診断装置が開示され
ている。この装置は、超音波の送受信等を行う超音波観
測部と、超音波観測部から出力されるエコーデータを基
に3次元画像の表示のための画像処理を行う画像処理部
と、超音波振動子を内蔵した超音波プローブ及び超音波
振動子を3次元領域を走査するように駆動する駆動部を
有し、画像処理部はスキャンライン開始点からスキャン
ライン上を遠方側にスキャンすることで、スキャンライ
ン上の、ある輝度値以上のエコーデータのつながり(ラ
ン)のうち、最もスキャンライン開始点に近い点を表面
位置と設定する。そのように構成、作用することによ
り、ノイズ等による表面位置の誤抽出を防止し、所望の
物体表面を正確に表現するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記第
1の測定方法では、2次元画像である光学画像上で計測
を行っているため、光学画像と病変との位置や向きの関
係によって、光学画像上での長さや直径、周囲長、面積
などの各値と、3次元空間における実際の病変の各値と
が異なるおそれがあり、特に内視鏡と病変との位置関係
が正対した状態ではなく斜めから観察する状態のときに
はその欠点が顕著に表れて、計測値の精度が低くなると
いう欠点があった。
【0008】また、前記第2の測定方法では、内視鏡を
介して病変部まで導いた計測用カテーテルを、正確に病
変に当てたり、沿わせることが技術的に難しく、内視鏡
検査者へ検査中の負担を強いるとともに、前記第1の測
定方法と同様に計測値の精度が低くなるという欠点があ
った。
【0009】さらに、前記第3の測定方法では、病変の
大きさの計測が病変の断面を示す超音波画像上で行うた
め、病変のうち、臓器表面上に現れている部分の大きさ
についての情報が得られないので、病変の断面に対する
計測結果を内視鏡による光学画像での所見と一致させる
ことが難しいという欠点があった。
【0010】又、超音波プローブで得られた3次元エコ
ーデータを大容量のメモリや記録媒体に保存する従来の
装置では、検査中に複数の3次元エコーデータを順次保
存していたため、検査後、保存データの中から特定の3
次元エコーデータを読み出す作業を行う際、読み出した
画像がどの症例に対応する画像であるかを、読み出して
表示させるか、又は検査者の記憶をたどるか、又はデー
タセット名から類推するなどの方法しかなかった。その
ため、予め幾つかの3次元エコーデータに見当をつけ、
それらを順次読み出して表示させて、所望の3次元エコ
ーデータであるか否かを確認していたので、操作が煩雑
になるという欠点があった。また、3次元エコーデータ
では1セットあたりのデータ量が10MB以上の大容量
になることが多く、読み出してから表示させるまでに時
間がかかるので、所望の3次元エコーデータを取得する
までにかなりの時間と労力とを必要とするという欠点が
あった。
【0011】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、生体深部にある特定組織のうち、臓器表面上に現
れている病変部分の計測を、高精度でかつ簡単に行える
超音波画像診断装置を提供することを目的にしている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の超音
波画像診断装置は、生体へ超音波を送受波して得られる
3次元エコーデータを基に臓器表面の形状を示す超音波
3次元画像を作成する3次元画像処理手段と、この3次
元画像処理手段で作成された超音波3次元画像を表示す
る表示手段と、この表示手段に表示された前記超音波3
次元画像を回転させる回転手段と、この回転された超音
波3次元画像上に複数の計測点を設定し、前記超音波3
次元画像を作成した3次元エコーデータを基に目的部位
の計測を行う計測手段と、を具備したことを特徴とす
る。 また、本発明による第2の超音波画像診断装置は、
生体へ超音波を送受波して得られる3次元エコーデータ
を基に臓器表面の形状を示す超音波3次元画像を作成す
る3次元画像処理手段と、この3次元画像処理手段で作
成された超音波3次元画像を表示する表示手段と、この
表示手段に表示された超音波3次元画像上に重畳される
複数の測定点を設定、若しくは移動させ、生体の特定組
織にあたる部分を平面に投影した上でこの特定組織の面
積の計測を行う計測手段と、を具備したことを特徴とす
る。
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1ないし図7は本発明の第1実
施形態に係り、図1は超音波画像診断装置の構成を示す
ブロック図、図2は超音波プローブの長手軸方向に対し
て垂直な断面と平行な断面の展開図、図3は表面位置抽
出を行っていない簡易3次元画像を示す図、図4は表面
データを含んだ3次元画像を示す図、図5はモニタ画面
上に表示された附帯情報付き画像を説明する図、図6は
モニタ画面上に表示された特定組織計測用超音波3次元
画像で直径寸法の計測を行う状態を説明する図、図7は
モニタ画面上に表示された特定組織計測用超音波3次元
画像で周囲長の計測又は面積の計測を行う状態を説明す
る図である。
【0015】図1に示すように本実施形態の超音波画像
診断装置は、図示しない挿入部の先端部に超音波振動子
を備え、この超音波振動子による超音波の送受信でアナ
ログ信号である3次元エコー信号を得ることのできる超
音波3次元プローブ(以下超音波プローブと略記する)
1と、この超音波プローブ1で得られた3次元エコーデ
ータを基に各種画像処理を行う後述する3次元画像処理
手段及び計測手段とを備える画像処理装置2と、この画
像処理装置2で処理された画像処理後の画像の表示を行
う表示手段であるモニタ3と、前記画像処理装置2に接
続され操作・指示等を行うキーボードなどの主入力装置
4と、マウスやトラックボール等の補助入力装置5とで
主に構成されている。なお、前記主入力装置4や補助入
力装置5によって、患者である被験者の名前,I.Dナ
ンバー、生年月日、性別、検査日時、検査項目などを含
んだ附帯情報等が入力できるようになっている。
【0016】前記超音波プローブ1は、医師などの使用
者により、被検者の生体内の、例えば胃、食道や大腸な
どの管腔状臓器に挿入される。そして、例えば先端部に
設けた超音波振動子を駆動・送受信部1aによって超音
波振動子を駆動させて例えば、回転させてラジアルスキ
ャンを行ったり、軸方向に進退させてリニアスキャンを
行ったり、ラジアルスキャンとリニアスキャンとを組み
合わせた螺旋状のスパイラルスキャンを行って、超音波
を送受信しながら管腔状臓器の3次元的なエコーを得
て、電気的な信号であるアナログの3次元エコー信号に
変換して画像処理装置2へ伝送する。
【0017】前記画像処理装置2は、前記超音波プロー
ブ1から伝送された3次元エコー信号に包落線検波、対
数増幅、A/D変換、スキャンコンバート等の公知の信
号処理を施してデジタルの3次元エコーデータに変換す
る3次元画像処理手段の一部を構成する信号処理回路6
と、この信号処理回路6で変換される複数の3次元エコ
ーデータを記録するデータ保存手段であるハードディス
ク、光磁気ディスク等の大容量の記録装置7と、この記
録装置7に記録された3次元エコーデータの少なくとも
1セット以上のデータを記憶する大容量の3次元メモリ
8と、前記主入力装置4や補助入力装置5からの入出力
信号の制御を行う制御回路9と、前記3次元メモリ8に
記憶されている3次元エコーデータを基に表面位置抽
出、陰影付加、合成、座標変換などの画像処理を行って
図2に示すような超音波プローブ1の長手軸方向に対し
て垂直な断面と平行な断面の展開図や、図3及び図4に
示すように表示される超音波3次元画像を構築する3次
元画像処理手段の一部を構成する画像処理回路10と、
この画像処理回路10で処理された3次元エコーデータ
をビデオ信号に変換して前記モニタ3に表示できるよう
にする表示回路11と、これら各装置7,8及び各回路
6,9,10,11の制御を行うとともに、後述する
「直径寸法の計測」、「周囲長の計測」「面積の計測」
を行う際の演算を行う計測手順が記憶されている計測手
段であるCPU12と、前記装置7,8及び回路6,
9,10,11の各部間を接続して画像データ等の受け
渡しを行うデータ転送バス(以下バスと略記する)13
とで主に構成されている。
【0018】図2に示す左側の図は、前記超音波プロー
ブ1の長手軸方向に直交する断面であるラジアル面超音
波画像(以下ラジアル面画像と記載する)15であり、
右側の図は前記超音波プローブ1の長手軸方向に沿った
平行な断面であるリニア面超音波画像(以下リニア面画
像と記載する)16である。このラジアル面画像15と
リニア面画像16との対応は、それぞれの面画像15,
16に表示されている切断線17,18によってとられ
ており、前記ラジアル面画像15は前記リニア面画像1
6上に表示されている切断線18の位置における断面画
像であり、前記リニア面画像16は前記ラジアル面画像
15上に表示されている切断線17の位置における断面
画像である。前記リニア面画像16の図中下側に示され
ている図は、超音波プローブ1の先端部の方向を示す超
音波プローブマーク19であり、プローブ内の超音波振
動子を超音波振動子マーカー20として示している。
【0019】なお、図中ラジアル面画像15とリニア面
画像16とを結んでいる破線は、本図におけるラジアル
面画像15とリニア面画像16との画面上における画像
どうしの位置関係を示す補助線であり、実際の画面上に
は表示されないものである。
【0020】図3及び図4は前記記憶装置7に記憶され
ている3次元エコーデータを基に画像処理回路10で加
工された図であり、図3は表面位置抽出を行っていない
簡易3次元画像、図4は表面データを含んだ3次元画像
である。図3及び図4中に示した符号A、B、C、Dは
各図においてそれぞれ互いに対応する面であり、図中に
示すz軸の方向が超音波プローブ1の挿入方向を示して
いる。
【0021】図2及び図3,図4に示された超音波画像
を使用者が有用であると判断したとき、使用者は主入力
装置4や補助入力装置5を使用して表示された画像を記
録するための入力指示を行う。つまり、使用者が前記超
音波画像の入力指示を行うと画像処理装置2の制御回路
9に記録指示が入力され、この指示に基づいて画像処理
装置2内のCPU12ではこれら画像処理回路10で加
工された画像と、これらの画像を作成する基になった3
次元エコーデータと、使用者が検査前に予め主入力装置
4や補助入力装置5を介して入力してある患者の名前,
I.Dナンバー,生年月日,性別,検査日時、検査項目
などの附帯情報とを関連付ける3次元エコーデータ名を
付して記録装置7に記録する。このため、モニタ3に表
示される画像を見ながら使用者が適宜記録指示を行うこ
とにより、前記記録装置7内には画像処理回路10で加
工された複数の画像及びこれら複数の画像を作成する基
になった複数の3次元エコーデータと患者の附帯情報と
が互いに関連付けられるとともに、新たな3次元エコー
データ名を付して記録されていく。なお、図4のEで示
す部分は臓器表面部分であり、図3及び図4の符号14
に示す梨地部分は腫瘍などの特定組織である。
【0022】ここで、検査後に行う各種計測について説
明する。まず、使用者は、特定組織14の計測を行うた
め、記録装置7から特定の3次元エコーデータを読み出
す。その際、主入力装置4を介して必要な3次元エコー
データを特定するため例えばIDナンバーを入力する。
すると、このIDナンバーが前記制御回路9に入力され
ることによって、読み出し手段を兼ねるCPU12では
前記記録装置7に記録されている複数の3次元エコーデ
ータ名の中から前記IDナンバーに対応する3次元エコ
ーデータ名を抽出し、附帯情報とともに3次元エコーデ
ータ名に対応する3次元エコーデータを読み出し、表示
回路11を経由して図5に示すような附帯情報付き画像
3aをモニタ3の画面上に表示する。
【0023】図5に示すように附帯情報付き画像(以下
情報画像と略記する)3aは、例えば左上側には患者に
関するデータであるI.Dナンバー、患者名、性別、生
年月日が表示され、その下側に3次元エコーデータ名と
検査日時やデータ名に対応する複数の前記図2ないし図
4に示した画像を横1列に1つの組みとして表示する。
このとき、前記記録装置7の中に前記IDナンバーに対
応する複数の3次元エコーデータ名が記録されている場
合には、3次元エコーデータ名、検査日時などの附帯情
報及び組みの画像とが上から順に表示される。なお、情
報画像3a上には本図に示すように、情報画像3aの最
上段には3つの画像が表示されているが、これら3つの
画像が前記記録装置7に1つの3次元エコーデータ名に
対応して記憶されているからであり、次の段には前記記
録装置7に記録されている3次元エコーデータ名に対応
する展開図と簡易3次元画像とが表示され、上から3段
目及び4段目には記録装置7に記録されている3次元エ
コーデータ名に対応する展開図が表示される。
【0024】次に、使用者は、表示されている情報画像
3aを参照して、計測を行うべき3次元エコーデータを
選択し、前記主入力装置4又は補助入力装置5によって
計測を行う3次元エコーデータを指定する。すると、C
PU12では、特定された3次元エコーデータ名に対応
する3次元エコーデータを記録装置7から読み出して3
次元メモリ8に記憶する。なお、前記3次元エコーデー
タの選択及び指定は、補助入力装置5であるマウスやト
ラックボールを用いて図5に示すカーソル21を所望の
3次元エコーデータに関連付けられた単数又は複数の情
報画像3aを囲んで指定するような位置に移動させて指
定枠22を配置した後、再びマウスボタンやトラックボ
ールボタン等をクリックして指定する方法や、主入力装
置4のキー操作等で指定枠22を上下に移動させて選択
した後、指定することによって行うことができる。ある
いは、カーソル21を情報画像3aの上に直接移動させ
てクリックするようにしてもよい。
【0025】次いで、使用者は、特定した臓器表面の形
状を表示しているモニタ画面上の超音波3次元画像によ
って計測を行うため、主入力装置4や補助入力装置5を
用いて超音波3次元画像を構築するための指示を行うと
ともに、超音波3次元画像を構築するのに必要な各種の
パラメーター等を入力する。このことによって、前記画
像処理回路10では3次元メモリ8に記憶されている特
定した3次元エコーデータとこれらの入力指示とを基に
特定組織14の計測を行うための図6に示す特定組織計
測用超音波3次元画像(以下計測用画像と略記する)3
bを構築し、表示回路11を経由してモニタ3の画面上
に表示する。
【0026】図6に示すようにモニタ3の画面上に表示
された計測用画像3bの符号Eで示す部分は、臓器表面
部分を表す臓器表面データ部であり、腫瘍などの特定組
織14は画面上においては陰影を伴なって本図中で斜線
を引いたようなはっきりとした形状として臓器表面上に
表示される。これは、一般的に前記特定組織14が隆起
形状あるいは陥凹形状を形成しているものが多いので、
臓器表面データ部Eに対して表面の凹凸を表現する陰影
を施すように設定したためである。このことにより、使
用者は計測用画像3bを一見しただけで特定組織14を
容易に認識することができるようになっている。
【0027】使用者は、モニタ3に表示されている計測
用画像3bを観察して特定組織14を認識したなら、主
入力装置4あるいは補助入力装置5によってこの計測用
画像3bを用いて特定組織の何を計測するのかを選択し
決定する。計測項目には「直径寸法の計測」、「周囲長
の計測」、「面積の計測」があり例えば、使用者が複数
の計測項目の中から特定組織14の「直径寸法の計測」
を選択指定すると、CPU12では計測用画像3b上に
図6に示すような点線で示す計測補助線23を重畳表示
する。
【0028】以下、特定組織14の「直径寸法の計測」
を行う手順について説明する。まず、使用者は、主入力
装置4あるいは補助入力装置5を利用して図6に示すよ
うに2つの測定点を設定するキャリパー23aとキャリ
パー23bとの間の計測補助線23を特定組織14の所
望の位置に、例えばa,bのように順次設定し、使用者
はキャリパーa,bが所望の位置であるか否かを確認し
た後、キャリパーa,bが確定したことを制御回路9に
伝達する。すると、図に示すように計測用画像3bの特
定組織14上に実線で示す計測補助線23が表示され
る。
【0029】すると、CPU12では3次元メモリ8と
の間でデータの受け渡しを行って画面上に設定された計
測補助線23のキャリパー23a及びキャリパー23b
の指定位置情報から、計測補助線23の3次元空間にお
ける実際のキャリパー23a及びキャリパー23bの空
間座標値を算出する。
【0030】そして、このCPU12では引き続き、前
記計測補助線23のキャリパー23a,23bの空間座
標値を基に、実際の空間における2点間の距離を算出し
て、モニタ3の画面上の例えば左上に「2点間距離
4.2cm」のように2点間距離を数値で表示する。
【0031】すなわち、図に示すように使用者が2つの
キャリパー23a,23bを特定組織14上に設定する
ことによって、前記特定組織14の空間座標における二
点間距離が計測されてその結果が表示される。
【0032】なお、主入力装置4や補助入力装置5を介
して画面上に表示されているx軸、y軸、z軸(原点0
は任意の位置にとれるものとする)を基準にして超音波
3次元画像を回転させることが可能であり、前記計測補
助線23を特定組織14上に設定する前に、予め超音波
画像を回転させておくことにより、前記特定組織14に
対して計測補助線23を容易に設定することが可能にな
る。
【0033】続いて、上述した特定組織14の「直径寸
法の計測」に加えて、特定組織14の「周囲長の計測」
を行う手順を図7を参照して説明する。まず、使用者は
「周囲長の計測」を選択指定する。すると、CPU12
では計測用画像3b上に図に示すように3点以上の測定
点を設定するための複数のキャリパーを有する計測補助
線が重畳表示される。ここで、主入力装置4や補助入力
装置5を利用して例えば図に示すように特定組織14を
囲むように複数のキャリパー1,2,…を順次設定して
いく。本図においては特定組織14の周囲に、キャリパ
ー1からキャリパー7までの測定点を特定組織14上の
所望の位置に反時計回り方向に順次設定している。そし
て、使用者は、設定した各キャリパー1,…,7が所望
の位置であるか否かを確認した後、キャリパー1,…,
7が確定したことを制御回路9に伝達する。
【0034】すると、CPU12では3次元メモリ8と
の間でデータの受け渡しを行って画面上に設定されてい
る計測補助線の各キャリパー1,…,7の指定位置情報
から、各キャリパー1,…,7の3次元空間における空
間座標値を算出した後、このキャリパー1,…,7の各
空間座標値を基に、実際の空間における隣り合うキャリ
パーの二点間距離をキャリパーの設定順に算出してい
き、その二点間距離の合計を特定組織14の周囲長の値
としてモニタ画面上の左上に表示する。
【0035】さらに、上述した特定組織14の「直径寸
法の計測」、「周囲長の計測」に加えて、特定組織14
の「面積の計測」を行う手順を前記図7を参照して説明
する。まず、使用者は「面積の計測」を選択指定する。
すると、CPU12では計測用画像3b上に前記周囲長
測定時と同様な3点以上の測定点を設定するための複数
のキャリパーを有する計測補助線が重畳表示される。こ
こで、主入力装置4や補助入力装置5を利用して例えば
図に示すように特定組織14を囲むように複数のキャリ
パー1,2,…を順次設定していく。この場合、上述と
同様に特定組織14の周囲に、キャリパー1からキャリ
パー7までを特定組織14上の所望の位置に反時計回り
方向に順次設定している。そして、使用者は、設定した
各キャリパー1,…,7が所望の位置であるか否かを確
認した後、キャリパー1,…,7が確定したことを制御
回路9に伝達する。
【0036】すると、CPU12では3次元メモリ8と
の間でデータの受け渡しを行って画面上に設定されてい
る計測補助線の各キャリパー1,…,7の指定位置情報
から、各キャリパー1,…,7の3次元空間における空
間座標値を算出した後、このキャリパー1,…,7の各
空間座標点を通る閉曲線内の面積を算出する。ただし、
上述した7箇所のキャリパー1,…,7に対応する点が
同一平面内に存在しないので、以下の測定方法で面積の
算出を行う。
【0037】特定組織14の面積を求めるため、続い
て、CPU12では各キャリパー1,…,7の空間座標
値から回帰平面を求める。そして、このCPU12で臓
器表面データ部Eの中の閉曲線で囲まれた部分を前記回
帰平面に投影し、この回帰平面に投影された部分の面積
を算出する。この算出した結果は特定組織14の面積の
値としてモニタ画面上の左上に表示される。なお、前記
「周囲長の計測」と、「面積の計測」では同じ計測補助
線が計測用画像3b上に重畳されるが、計測項目を設定
した時点で、所定の計測手順の計測手段が選択設定され
ている。
【0038】このように、画像処理回路で構築した特定
組織計測用超音波3次元画像を、モニタ画面上に表示
し、主入力装置あるいは補助入力装置を使用して、複数
の計測項目の中から所望の計測を指定することによっ
て、計測用画像上に計測に対応する計測手段を備えたキ
ャリパーが表示されるので、各キャリパーの空間座標値
を基に臓器表面上に現れている特定組織の所望の計測を
高精度に、かつ容易に得ることができる。
【0039】また、記録装置に、画像処理回路で加工し
た画像と、これら複数の画像を作成する基になった複数
の3次元エコーデータと、患者の附帯情報とを互いに関
連付けして記録したことによって、使用者が入力装置を
介して検査等に必要な3次元エコーデータを特定するた
めに、入力した情報に対応する情報画像をモニタ画面上
に容易に表示させることができる。
【0040】さらに、モニタ画面上に表示された情報画
像の中から所望の画像を指定した際、この指定した画像
に対する3次元エコーデータを記録装置から3次元メモ
リに記憶させ、この3次元メモリに記憶させたデータを
基に、所望の測定を行うことによって、3次元エコーデ
ータを3次元メモリから迅速に読み出して、速やかに計
測処理を行うことができる。
【0041】又、モニタ画面上に表示されている計測用
画像を所望の方向に回転移動させて、特定組織の画面上
の位置を適宜移動させることによって、計測の際の計測
点の設定を容易に行うことができる。このことによっ
て、計測精度がさらに向上する。
【0042】なお、本実施形態では、周囲長や面積を測
定する際、使用者が主入力装置4や補助入力装置5を利
用してキャリパーを画像上の特定組織14に1つずつ設
定して閉曲線を設定する構成にしているが、マウスなど
の補助入力装置5を利用して特定組織14の外周をなぞ
って得られる軌跡(輪郭)で閉曲線を設定して計測を行
うようにしてもよい。
【0043】図8及び図9は本発明の第2実施形態に係
り、図8は超音波画像診断装置の他の構成を示すブロッ
ク図、図9は本装置のモニタ画面上の情報画像の他の例
を説明する図である。
【0044】図8に示すように本実施形態の超音波画像
診断装置は、前記第1実施の形態の超音波画像診断装置
の構成に加えて、前記画像処理装置2のバス13に画像
を圧縮する圧縮回路24が接続されるとともに、主入力
装置4に感圧式のタッチセンサーを備えた操作パネル2
5を設けている。
【0045】このことにより、前記第1の実施形態で使
用者が主入力装置4や補助入力装置5を介して前記図
2,図3及び図4に示した画像を記録するように入力指
示を行ったとき、CPU12では、これらの画像処理回
路10で加工された画像と、これらの画像を作成する基
になった3次元エコーデータと、患者の附帯情報とを関
連付けて記録装置7に記録していたが、本実施形態にお
いては、図2,図3及び図4に示した画像処理回路10
で加工された画像を記録する際、使用者が主入力装置4
や補助入力装置5を介して、画像の圧縮を行うよう指示
することにより、この場合には一旦圧縮回路24で画像
を圧縮した後、CPU12には圧縮した画像と、これら
の画像を作成する基になった3次元エコーデータと、患
者の附帯情報とを関連付けて記録装置7に記録してい
る。その他の構成は前記第1実施形態と同様であり、同
部材には同符合を付して説明を省略する。
【0046】なお、前記圧縮回路24による画像の圧縮
としては以下に示すような方法がある。 1.画像の階調を圧縮することで画像を圧縮する。階調
を圧縮する方法としては2値化等の周知の方法を用い
る。 2.画像を縮小することで画像を圧縮する。 3.臓器表面などの輪郭を抽出し、輪郭線による線画と
することで画像を圧縮する。輪郭を抽出する方法は公知
の方法を用いる。 4.JPEG等の汎用の方法で画像を圧縮する。 上記1ないし4に示した方法で圧縮した画像では、凹凸
部が画像の雰囲気でわかるため、3次元エコーデータを
指定する際のめやすとしての用途に用いることができ
る。
【0047】上述のように構成した超音波画像診断装置
の作用を説明する。使用者が主入力装置4や補助入力装
置5を介して、3次元エコーデータを読み出すよう入力
すると、CPU12では、記録装置7に記録されている
画像を読み出し、表示回路11を経由して例えば操作パ
ネル25上に図9に示すような圧縮回路24で圧縮され
ためやすとしての情報画像3cが表示される。
【0048】使用者は、表示されている情報画像3cを
参照して、計測を行うべき3次元エコーデータをこの操
作パネル25に指で触れることにより指定する。する
と、操作パネル25上に指定枠22が表示される一方、
CPU12では記録装置7に記録されている情報画像3
cに関連付けられた3次元エコーデータを読み出して3
次元メモリ8に記憶する。
【0049】次いで、使用者は、第1実施形態と同様に
特定した臓器表面の形状を表す超音波3次元画像上で計
測を行うため、主入力装置4や補助入力装置5を用いて
超音波3次元画像を構築するための指示を行うととも
に、超音波3次元画像を構築するのに必要な各種のパラ
メーター等を入力して特定組織計測用超音波3次元画像
を構築し、表示回路11を経由してモニタ3や操作パネ
ル25の画面上に表示させて所望の計測項目を設定して
測定結果を得られる。
【0050】このように、超音波画像診断装置に圧縮回
路を設け、この圧縮回路で圧縮した画像を、この画像を
作成する基になった3次元エコーデータと、患者の附帯
情報とを関連付けて記録装置に記録する構成にしたた
め、記録装置に記録する画像のデータ量を大幅に削減す
ることができる。このことによって、表示回路へ画像を
転送する速度が早くなって表示速度が大幅に改善され
る。
【0051】なお、単に画像の転送速度を早くするため
だけであれば、CPU12で、前記記録装置7に記録さ
れている画像を読み出した後に、圧縮回路24でこの画
像を圧縮して表示回路11を経由してモニタ3や操作パ
ネル25に表示させる構成であってもよい。その他の作
用及び効果は前記第1実施形態と同様である。
【0052】なお、本発明は、以上述べた実施形態のみ
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
【0053】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができ
る。
【0054】(1)生体へ超音波を送受波して得られる
3次元エコーデータを基に臓器表面の形状を示す超音波
3次元画像を作成する3次元画像処理手段と、この3次
元画像処理手段で作成された超音波3次元画像を表示す
る表示手段と、この表示手段に表示された超音波3次元
画像上に複数の計測点を設定し、前記超音波3次元画像
を作成した3次元エコーデータを基に目的部位の計測を
行う計測手段と、を具備した超音波画像診断装置。
【0055】この構成によれば、3次元画像処理手段
は、生体へ超音波を送受波して得られた3次元エコーデ
ータより臓器表面の形状を表現する超音波3次元画像を
作成する。表示手段は、超音波3次元画像を表示する。
計測手段は、表示手段に表示された超音波3次元画像上
で計測を行う。
【0056】(2)計測手段は、前記超音波3次元画像
の臓器の表面に設定したキャリパーの3次元空間座標を
基に計測を行う付記1記載の超音波画像診断装置。
【0057】この構成によれば、計測手段は、超音波3
次元画像の臓器表面の形状を表す表面データ上に設定し
たキャリパーの3次元空間座標によって計測を行う。
【0058】(3)前記計測手段は、前記表示手段に表
示された超音波3次元画像上に重畳されるキャリパーを
設定、若しくは移動させて計測を行う付記1又は付記2
記載の超音波画像診断装置。
【0059】この構成によれば、計測手段は、表示手段
に表示された超音波3次元画像上でキャリパーを設定す
る、もしくは移動させることで、計測を行う。
【0060】(4)前記計測手段は、前記表示手段に表
示された超音波3次元画像上に二点のキャリパーを設け
ることで特定組織の直径の計測を行う付記3記載の超音
波画像診断装置。
【0061】この構成によれば、計測手段は、表示手段
に表示された超音波3次元画像上でキャリパーを設定す
る、もしくは移動させることで、生体の特定組織の直径
の計測を行う。
【0062】(5)前記計測手段は、前記表示手段に表
示された超音波3次元画像上に複数のキャリパーを設け
ることで特定組織の周囲長の計測を行う付記3記載の超
音波画像診断装置。
【0063】この構成によれば、計測手段は、表示手段
に表示された超音波3次元画像上でキャリパーを設定す
る、もしくは移動させることで、生体の特定組織の周囲
長の計測を行う。
【0064】(6)前記計測手段は、前記表示手段に表
示された超音波3次元画像上に複数のキャリパーを設け
ることで特定組織の面積の計測を行う付記3記載の超音
波画像診断装置。
【0065】この構成によれば、計測手段は、表示手段
に表示された超音波3次元画像上でキャリパーを設定す
る、もしくは移動させることで、計測を行う。
【0066】(7)前記特定組織の面積の計測は、生体
の特定組織に当たる部分を平面に投影した上で行う付記
6記載の超音波画像診断装置。
【0067】この構成によれば、計測手段は、表示手段
に表示された超音波3次元画像上でキャリパーを設定す
る、もしくは移動させ、生体の特定組織にあたる部分を
平面に投影した上で生体の特定組織の面積の計測を行
う。
【0068】(8)前記平面は、キャリパーの位置を基
に算出した回帰平面である付記7記載の超音波画像診断
装置。
【0069】この構成によれば、計測手段は、表示手段
に表示された超音波3次元画像上でキャリパーを設定す
る、もしくは移動させ、生体の特定組織にあたる部分
を、キャリパーの位置をもとに算出された回帰平面に投
影した上で生体の特定組織の面積の計測を行う。
【0070】(9)生体へ超音波を送受波して3次元エ
コーデータを得る超音波プローブと、この超音波プロー
ブで得られた3次元エコーデータを記憶する記憶装置
と、前記超音波プローブで得られる複数の3次元エコー
データを保存する記録装置と、この記録装置に保存され
ている複数の3次元エコーデータのうち、特定の3次元
エコーデータを指定する入力装置と、この入力装置によ
って指定されて特定された前記記録装置に保存されてい
る3次元エコーデータを前記記憶装置に読み出すCPU
と、前記3次元エコーデータを画像データに加工する画
像処理回路と、この画像加工手段によって加工された画
像データを表示する表示装置とを設けた超音波画像診断
装置において、前記記録装置は、前記3次元エコーデー
タとは別に、前記画像処理回路で加工した画像データ
を、少なくとも前記3次元エコーデータに対して関連付
けして保存し、前記入力装置によって、前記表示装置に
表示されている画像から単数または複数の特定の画像を
指定することにより、この指定した画像に関連した3次
元エコーデータが指定される超音波画像診断装置。
【0071】この構成によれば、記憶装置は、3次元エ
コーデータを複数保存する。また、3次元エコーデータ
とは別に、画像処理回路で加工された画像を3次元エコ
ーデータと関連付けて保存する。表示装置は、画像処理
回路で加工された画像を複数表示する。入力装置は、表
示装置に表示された複数の画像のうち、特定の画像を指
定することにより、これに関連する3次元エコーデータ
を指定する。CPUは、入力装置に指定された3次元エ
コーデータを記録装置より記憶装置に読み出す。
【0072】(10)付記9に示す超音波画像診断装置
は、さらに、画像データを圧縮する圧縮回路を有し、前
記記録装置は、前記3次元エコーデータとは別に、前記
画像処理回路で加工され、さらに前記圧縮回路で圧縮さ
れた画像データを、少なくとも前記3次元エコーデータ
に対して関連付けして保存する。
【0073】この構成によれば、圧縮回路は、画像を圧
縮する。記録装置は、3次元エコーデータとは別に、画
像処理回路で加工され、圧縮回路で圧縮された画像を3
次元エコーデータと関連付けて保存する。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、生
体深部にある特定組織のうち、臓器表面上に現れている
病変部分の計測を、高精度でかつ簡単に行える超音波画
像診断装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図7は本発明の第1実施形態に係
り、図1は超音波画像診断装置の構成を示すブロック図
【図2】超音波プローブの長手軸方向に対して垂直な断
面と平行な断面の展開図
【図3】表面位置抽出を行っていない簡易3次元画像を
示す図
【図4】表面データを含んだ3次元画像を示す図
【図5】モニタ画面上に表示された附帯情報付き画像を
説明する図
【図6】モニタ画面上に表示された特定組織計測用超音
波3次元画像で直径寸法の計測を行う状態を説明する図
【図7】モニタ画面上に表示された特定組織計測用超音
波3次元画像で周囲長の計測又は面積の計測を行う状態
を説明する図
【図8】図8及び図9は本発明の第2実施形態に係り、
図8は超音波画像診断装置の他の構成を示すブロック図
【図9】画面上に表示される情報画像の他の例を説明す
る図
【符号の説明】
1…超音波3次元プローブ 2…画像処理装置 3…モニタ 4…入力装置 7…記録装置 8…3次元メモリ 10…画像処理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 8/00 - 8/15 A61B 6/00 - 6/14 A61B 5/055

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体へ超音波を送受波して得られる3次
    元エコーデータを基に臓器表面の形状を示す超音波3次
    元画像を作成する3次元画像処理手段と、 この3次元画像処理手段で作成された超音波3次元画像
    を表示する表示手段と、 この表示手段に表示された前記超音波3次元画像を回転
    させる回転手段と、 この回転された 超音波3次元画像上に複数の計測点を設
    定し、前記超音波3次元画像を作成した3次元エコーデ
    ータを基に目的部位の計測を行う計測手段と、 を具備したことを特徴とする超音波画像診断装置。
  2. 【請求項2】 生体へ超音波を送受波して得られる3次
    元エコーデータを基に臓器表面の形状を示す超音波3次
    元画像を作成する3次元画像処理手段と、 この3次元画像処理手段で作成された超音波3次元画像
    を表示する表示手段と、 この表示手段に表示された超音波3次元画像上に重畳さ
    れる複数の測定点を設定、若しくは移動させ、生体の特
    定組織にあたる部分を平面に投影した上でこの特定組織
    の面積の計測を行う計測手段と、 を具備したことを特徴とする超音波画像診断装置。
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