JP3324566B2 - 画像転送システム及びその方法 - Google Patents

画像転送システム及びその方法

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JP3324566B2 JP14820299A JP14820299A JP3324566B2 JP 3324566 B2 JP3324566 B2 JP 3324566B2 JP 14820299 A JP14820299 A JP 14820299A JP 14820299 A JP14820299 A JP 14820299A JP 3324566 B2 JP3324566 B2 JP 3324566B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像転送システム
及び画像転送方法に関し、特にネットワークを介して行
われる画像転送システム及び画像転送方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のファクシミリ装置の一例として、
特開平１０−１５０４６２号公報に開示されるファクシ
ミリサーバがある。このファクシミリサーバは、受信し
た画像データをファクシミリ装置内部でＧＩＦ形式また
はＪＰＥＧ形式に変換し、ＨＴＭＬ文書としてＷＷＷブ
ラウザにより閲覧可能とすることで、特殊なアプリケー
ションを必要とせずに画像出力をシームレスに実現して
いる。
【０００３】また、特開平１０−３２６２８８号公報に
開示される画像情報入出力装置がある。この画像情報入
出力装置は、スキャナ装置内に設けられたウェブブラウ
ザが、ＵＲＬと設定値とを対応付けて記憶した管理テー
ブルと、ＵＲＬを解釈するＵＲＬ解釈部とを備えてい
る。情報端末のウェブブラウザから入力されたＵＲＬ
は、ＵＲＬ解釈部によって設定値に変換され、この変換
された設定値は、設定部４５を介して駆動制御部にセッ
トされ、これにより所望する読み込み条件で画像が読み
込まれる。従って、統一された環境下で画像情報入出力
装置の操作をシームレスに実現している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述さ
れる従来技術においては、以下に示されるような問題点
があった。
【０００５】第１の問題点は、画像変換のためのハード
ウェアリソースが必要であるという点である。その理由
として、通常、ファクシミリ装置では、容量の節減のた
めに蓄積画像を符号化して保持しているが、出力先端末
で利用することのみを目的としているわけではないの
で、出力先端末が復号化できる形態の符号化方式を採用
しているとは限らない。従って、このような場合、出力
先端末が利用できる形態に併せて画像変換を行なわなけ
ればならないが、それを実現するためにはＣＰＵやメモ
リ等のハードウェア資源を使用しなければならないため
である。
【０００６】第２の問題点は、ネットワークに不要な負
荷がかかるという点である。その理由として、通常、フ
ァクシミリ装置で受信される画像は、白黒の２値画像で
あることが多いが、出力先端末で使用される画像形式は
カラーを考慮した形式になっている場合がある。従っ
て、２値画像を扱うために、これらをカラー形式に変換
することは情報を冗長にすることであり、変換した画像
を転送することはネットワークに対して無用な負荷をか
けることになるためである。
【０００７】本発明は、上記問題点に鑑みて成されたも
のであり、ネットワーク上に接続されたファクシミリ装
置内部の符号化方式によって蓄積された画像データを、
同じネットワークに接続されたパーソナルコンピュータ
やワークステーション等の端末装置に対して出力するこ
とのできる画像転送システム及びその方法を提供するこ
とを目的とする。
【０００８】特に、本発明においては、専用のドライバ
を出力先となる端末装置に実装することなく、統一され
た操作環境下で画像出力をシームレスに実現することが
できる。さらに、このとき画像データを端末装置が使用
できる形態に変換する必要があるが、画像変換のために
ファクシミリ装置内部のＣＰＵやＲＡＭなどのハードウ
ェア資源を使用しない効率的な画像転送システム及びそ
の方法を提供するものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項１記載の発明は、少なくとも１台以上の端末
装置と少なくとも１台以上のファクシミリ装置とがネッ
トワーク上に接続されてなる画像転送システムにおい
て、ファクシミリ装置内部の独自の符号化方式により符
号化されて蓄積された画像データを、ネットワーク上に
接続された任意の端末装置に対して出力する際に、符号
化方式により符号化された画像データを復号化するため
の復号化プログラムを端末装置からの取得要求に基づい
て出力することを特徴とする。
【００１０】請求項２記載の発明は、請求項１記載の発
明において、ファクシミリ装置は、公衆回線を介して入
力されたデータに含まれる画像データを独自の符号化方
式により符号化する符号化手段と、符号化手段により符
号化された画像データを蓄積する画像データ蓄積手段
と、画像データ蓄積手段により蓄積された画像データ及
び該画像データのページ情報を管理する管理手段と、ネ
ットワークを介して端末装置との接続及びデータ通信を
制御するネットワーク制御手段と、端末装置から出力さ
れる取得要求を受信する取得要求受信手段と、取得要求
受信手段により受信された取得要求を解析する取得要求
解析手段と、取得要求解析手段により、取得要求がＨＴ
ＭＬ文書データの取得要求である場合に、該ＨＴＭＬ文
書データを送出するＨＴＭＬ文書データ送出手段と、取
得要求が符号化方式により符号化された画像データの復
号化プログラムの取得要求である場合に、該復号化プロ
グラムを送出する復号化プログラム送出手段と、取得要
求が符号化方式により符号化された画像データの取得要
求である場合に、該画像データを送出する画像データ送
出手段と、ＨＴＭＬ文書データ送出手段、復号化プログ
ラム送出手段、及び画像データ送出手段のいずれかによ
り送出された取得要求に対する応答をネットワーク制御
手段を介して端末装置に対して送信する送信手段と、を
有することを特徴とする。
【００１１】請求項３記載の発明は、請求項１または２
記載の発明において、端末装置は、ネットワークを介し
てファクシミリ装置と接続及びデータ通信を制御するネ
ットワーク制御手段と、ＷＷＷブラウザを起動するため
の動作指示を入力する入力手段と、入力手段により入力
された動作指示に基づいてＷＷＷブラウザを起動するた
めのプログラムの実行を制御するプログラム実行制御手
段と、プログラム実行制御手段により実行されたＷＷＷ
ブラウザを表示する表示手段と、を有することを特徴と
する。
【００１２】請求項４記載の発明は、少なくとも１台以
上の端末装置と少なくとも１台以上のファクシミリ装置
とＷＷＷサーバとがネットワーク上に接続されてなる画
像転送システムにおいて、ファクシミリ装置内部の独自
の符号化方式により符号化され蓄積された画像データ
を、ネットワーク上に接続された任意の端末装置に対し
て出力する際に、符号化方式により符号化された画像デ
ータを復号化するための復号化プログラムをＷＷＷサー
バに記憶保持し、端末装置からの要求に基づいて該復号
化プログラムを出力することを特徴とする。
【００１３】請求項５記載の発明は、請求項４記載の発
明において、ファクシミリ装置は、公衆回線を介して入
力されたデータに含まれる画像データを独自の符号化方
式により符号化する符号化手段と、符号化手段により符
号化された画像データを蓄積する画像データ蓄積手段
と、画像データ蓄積手段により蓄積された画像データ及
び該画像データのページ情報を管理する管理手段と、ネ
ットワークを介して端末装置及びＷＷＷサーバと接続並
びにデータ通信を制御するネットワーク制御手段と、端
末装置から出力される取得要求を受信する取得要求受信
手段と、取得要求受信手段により受信された取得要求を
解析する取得要求解析手段と、取得要求解析手段によ
り、取得要求がＨＴＭＬ文書データである場合に、該Ｈ
ＴＭＬ文書データを送出するＨＴＭＬ文書データ送出手
段と、取得要求が符号化方式により符号化された画像デ
ータである場合に、該画像データを送出する画像データ
送出手段と、ＨＴＭＬ文書データ送出手段または画像デ
ータ送出手段のいずれかにより送出された取得要求に対
する応答をネットワーク制御手段を介して端末装置に対
して送信する送信手段と、を有することを特徴とする。
【００１４】請求項６記載の発明は、請求項４または５
記載の発明において、端末装置は、ネットワークを介し
てファクシミリ装置及びＷＷＷサーバと接続並びにデー
タ通信を制御するネットワーク制御手段と、ＷＷＷブラ
ウザを起動するための動作指示を入力する入力手段と、
入力手段により入力された動作指示に基づいてＷＷＷブ
ラウザを起動するためのプログラムの実行を制御するプ
ログラム実行制御手段と、プログラム実行制御手段によ
り実行されたＷＷＷブラウザを表示する表示手段と、を
有することを特徴とする。
【００１５】請求項７記載の発明は、請求項４から６の
いずれか１項に記載の発明において、ＷＷＷサーバは、
ネットワークを介してファクシミリ装置及び端末装置と
接続並びにデータ通信を制御するネットワーク制御手段
と、端末装置から出力される取得要求を受信する取得要
求受信手段と、取得要求受信手段により受信された取得
要求を解析する取得要求解析手段と、取得要求解析手段
により、取得要求が符号化方式により符号化された画像
データの復号化プログラムである場合に、該復号化プロ
グラムを送出する復号化プログラム送出手段と、復号化
プログラム送出手段により送出された復号化プログラム
を取得要求に対する応答としてネットワーク制御手段を
介して端末装置に対して送信する送信手段と、を有する
ことを特徴とする。
【００１６】請求項８記載の発明は、少なくとも１台以
上の端末装置と少なくとも１台以上のファクシミリ装置
とがネットワーク上に接続されてなる画像転送システム
の画像転送方法において、ファクシミリ装置内部の独自
の符号化方式により符号化され蓄積された画像データ
を、ネットワーク上に接続された任意の端末装置に対し
て出力する際に、符号化方式により符号化された画像デ
ータを復号化するための復号化プログラムを端末装置か
らの要求に基づいて出力することを特徴とする。
【００１７】請求項９記載の発明は、請求項８記載の発
明において、端末装置は、ＷＷＷブラウザを起動する動
作指示を入力する動作指示入力工程と、動作指示入力工
程において入力された動作指示に基づいてＷＷＷブラウ
ザのプログラムを起動するプログラム起動工程と、プロ
グラム起動工程において起動されたＷＷＷブラウザを表
示するＷＷＷブラウザ表示工程と、ファクシミリ装置の
ＵＲＬが入力されたか否かを判断するＵＲＬ判断工程
と、ＵＲＬ判断工程において所望のＵＲＬが入力される
と、ネットワークを介してＵＲＬのファクシミリ装置に
対してＨＴＭＬ文書データの取得要求を通知するＨＴＭ
Ｌ文書データ取得要求通知工程と、ＨＴＭＬ文書データ
取得要求通知工程による取得要求通知に対してファクシ
ミリ装置から送信されるＨＴＭＬ文書データを受信する
ＨＴＭＬ文書データ受信工程と、ＨＴＭＬ文書データ受
信工程においてＨＴＭＬ文書データを受信すると、該受
信したＨＴＭＬ文書データを表示するＨＴＭＬ文書デー
タ表示工程と、ＨＴＭＬ文書データ表示工程において表
示されたＨＴＭＬ文書データ内にプログラム実行記述が
存在するか否かを判断するプログラム実行記述判断工程
と、プログラム実行記述判断工程においてプログラム実
行記述が存在すると、ファクシミリ装置に対して復号化
プログラムの取得要求を通知する復号化プログラム取得
要求通知工程と、復号化プログラム取得要求通知工程に
よる取得要求通知に対してファクシミリ装置から送信さ
れる復号化プログラムを受信する復号化プログラム受信
工程と、復号化プログラム受信工程において受信された
復号化プログラムを実行する復号化プログラム実行工程
と、ファクシミリ装置に対して画像データの取得要求を
通知する画像データ取得要求通知工程と、画像データ取
得要求通知工程による取得要求に対してファクシミリ装
置から送信される画像データを受信する画像データ受信
工程と、画像データ受信工程において受信された画像デ
ータを復号化プログラム実行工程において実行された復
号化プログラムに基づいて復号化する画像データ復号化
工程と、画像データ復号化工程において復号化された画
像データを表示する画像データ表示工程と、を有するこ
とを特徴とする。
【００１８】請求項１０記載の発明は、請求項８または
９記載の発明において、ファクシミリ装置は、公衆回線
を介して入力されたデータに含まれる画像データを独自
の符号化方式により符号化する符号化工程と、符号化工
程において符号化された画像データを蓄積する画像デー
タ蓄積工程と、画像データ蓄積工程において蓄積された
画像データ及び該画像データのページ情報を管理する管
理工程と、端末装置からネットワークを介して通知され
る各取得要求を受信する取得要求受信工程と、取得要求
受信工程において受信された各取得要求を解析する取得
要求解析工程と、取得要求解析工程において解析された
取得要求がＨＴＭＬ文書データ取得要求であるか否かを
判断する第１の判断工程と、第１の判断工程において取
得要求がＨＴＭＬ文書データの取得要求である場合に、
ＨＴＭＬ文書データを端末装置に対して送出するＨＴＭ
Ｌ文書データ送出工程と、第１の判断工程において取得
要求がＨＴＭＬ文書データの取得要求でない場合に、復
号化プログラムの取得要求であるか否かを判断する第２
の判断工程と、第２の判断工程において取得要求が復号
化プログラムの取得要求である場合に、復号化プログラ
ムを端末装置に対して送出する復号化プログラム送出工
程と、第２の判断工程において取得要求が復号化プログ
ラムの取得要求でない場合に、画像データの取得要求で
あるか否かを判断する第３の判断工程と、第３の判断工
程において取得要求が画像データの取得要求である場合
に、画像データを端末装置に対して送出する画像データ
送出工程と、第３の判断工程において取得要求が画像デ
ータの取得要求でない場合に、エラー情報を送出するエ
ラー情報送出工程と、を有することを特徴とする。
【００１９】請求項１１記載の発明は、少なくとも１台
以上の端末装置と少なくとも１台以上のファクシミリ装
置とＷＷＷサーバとがネットワーク上に接続されてなる
画像転送システムの画像転送方法において、ファクシミ
リ装置内部の独自の符号化方式により符号化され蓄積さ
れた画像データを、ネットワーク上に接続された任意の
端末装置に対して出力する際に、符号化方式により符号
化された画像データを復号化するための復号化プログラ
ムをＷＷＷサーバに記憶保持し、端末装置からの要求に
基づいて復号化プログラムを出力することを特徴とす
る。
【００２０】請求項１２記載の発明は、請求項１１記載
の発明において、ファクシミリ装置は、公衆回線を介し
て入力されたデータに含まれる画像データを独自の符号
化方式により符号化する符号化工程と、符号化工程にお
いて符号化された画像データを蓄積する画像データ蓄積
工程と、画像データ蓄積工程において蓄積された画像デ
ータ及び該画像データのページ情報を管理する管理工程
と、端末装置からネットワークを介して通知される各取
得要求を受信する取得要求受信工程と、取得要求受信工
程において受信された各取得要求を解析する取得要求解
析工程と、取得要求解析工程において解析された取得要
求がＨＴＭＬ文書データ取得要求であるか否かを判断す
る第１の判断工程と、第１の判断工程において取得要求
がＨＴＭＬ文書データの取得要求である場合に、ＨＴＭ
Ｌ文書データを端末装置に対して送出するＨＴＭＬ文書
データ送出工程と、第１の判断工程において取得要求が
ＨＴＭＬ文書データの取得要求でない場合に、画像デー
タの取得要求であるか否かを判断する第２の判断工程
と、第２の判断工程において取得要求が画像データの取
得要求である場合に、画像データを端末装置に対して送
出する画像データ送出工程と、第２の判断工程において
取得要求が画像データの取得要求でない場合に、エラー
情報を送出するエラー情報送出工程と、を有することを
特徴とする。
【００２１】請求項１３記載の発明は、請求項１１また
は１２記載の発明において、端末装置は、ＷＷＷブラウ
ザを起動する動作指示を入力する動作指示入力工程と、
動作指示入力工程において入力された動作指示に基づい
てＷＷＷブラウザのプログラムを起動するプログラム起
動工程と、プログラム起動工程において起動されたＷＷ
Ｗブラウザを表示するＷＷＷブラウザ表示工程と、ＵＲ
Ｌが入力されたか否かを判断するＵＲＬ判断工程と、Ｕ
ＲＬ判断工程において所望のＵＲＬが入力されると、該
ＵＲＬのファクシミリ装置に対してネットワークを介し
てＨＴＭＬ文書データの取得要求を通知するＨＴＭＬ文
書データ取得要求通知工程と、ＨＴＭＬ文書データ取得
要求通知工程による取得要求通知に対してファクシミリ
装置から送信されるＨＴＭＬ文書データを受信するＨＴ
ＭＬ文書データ受信工程と、ＨＴＭＬ文書データ受信工
程においてＨＴＭＬ文書データを受信すると、該受信し
たＨＴＭＬ文書データを表示するＨＴＭＬ文書データ表
示工程と、ＨＴＭＬ文書データ表示工程において表示さ
れたＨＴＭＬ文書データ内にプログラム実行記述が存在
するか否かを判断するプログラム実行記述判断工程と、
プログラム実行記述判断工程においてプログラム実行記
述が存在すると、ＷＷＷサーバに対して復号化プログラ
ムの取得要求を通知する復号化プログラム取得要求通知
工程と、復号化プログラム取得要求通知工程による取得
要求通知に対してＷＷＷサーバから送信される復号化プ
ログラムを受信する復号化プログラム受信工程と、復号
化プログラム受信工程において受信された復号化プログ
ラムを実行する復号化プログラム実行工程と、ファクシ
ミリ装置に対して画像データの取得要求を通知する画像
データ取得要求通知工程と、画像データ取得要求通知工
程による取得要求に対してファクシミリ装置から送信さ
れる画像データを受信する画像データ受信工程と、画像
データ受信工程において受信された画像データを復号化
プログラム実行工程において実行された復号化プログラ
ムに基づいて復号化する画像データ復号化工程と、画像
データ復号化工程において復号化された画像データを表
示する画像データ表示工程と、を有することを特徴とす
る。
【００２２】請求項１４記載の発明は、請求項１１から
１３のいずれか１項に記載の発明において、ＷＷＷサー
バは、ネットワークを介して端末装置から出力される取
得要求を受信する取得要求受信工程と、取得要求受信工
程において受信された取得要求を解析する取得要求解析
工程と、取得要求解析工程において、取得要求が符号化
方式により符号化された画像データの復号化プログラム
である場合に、該復号化プログラムを端末装置に対して
送出する復号化プログラム送出工程と、復号化プログラ
ム送出工程において送出された復号化プログラムを取得
要求に対する応答として端末装置に対して送信する送信
工程と、を有することを特徴とする。
【００２３】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
の実施形態である画像転送システム及びその方法を詳細
に説明する、図１から図１３を参照すると、本発明の画
像転送システム及びその方法の実施の形態が示されてい
る。
【００２４】〈第１の実施形態〉図１は、本発明の第１
の実施形態である画像転送システムにおけるファクシミ
リ装置の概略構成を示すブロック図である。図１におい
て、本発明の第１の実施形態におけるファクシミリ装置
は、ネットワーク制御部１と、ＨＴＴＰリクエスト受信
部２と、要求解析部３と、ＨＴＭＬ送出部４と、ＨＴＴ
Ｐレスポンス送信部５と、プログラム送出部６と、画像
データ送出部７と、ドキュメント・ページ管理部８と、
画像蓄積部９と、回線制御部１０と、発着呼制御部１１
と、ファクシミリ手順制御部１２と、ファクシミリ通信
制御部１３と、ファクシミリメッセージ受信部１４と、
イメージ変換部１５と、を備えている。
【００２５】ネットワーク制御部１は、物理的にイーサ
ネットと接続してＬＡＮとのインタフェースを行って、
ＴＣＰ／ＩＰプロトコルを実現する。すなわち、インタ
ーネットプロトコル（ＩＰ：InternetProtocol）を行
い、ＩＰデータグラム（ＴＣＰ／ＩＰネットワークにお
いて転送される情報の基本単位）を送信元から受信元に
転送するサービスを提供し、さらにＩＰデータグラム転
送機能を用いて、伝送制御プロトコル（ＴＣＰ：Transm
ission Control Protocol ）を提供し、ＨＴＴＰリクエ
スト受信部２とＨＴＴＰレスポンス送信部５に対して信
頼性の高いデータストリームサービスを提供する。
【００２６】ＨＴＴＰリクエスト受信部２は、ネットワ
ーク制御部１によるＴＣＰ／ＩＰプロトコルのサービス
を用いて、ＨＴＴＰプロトコルのクライアントからの要
求を受信して解析を行う機能を備える。ＨＴＴＰ（Hype
r Text Transfer Protocol）は、ＨＴＭＬ（Hyper Text
Makeup Language）で記述されたファイル（ホームペー
ジ etc）を転送するプロトコルである。
【００２７】要求解析部３は、ＨＴＴＰリクエスト受信
部２より得られた情報からＵＲＬ（Uniform Resource L
ocater）を取得し、そのＵＲＬに応じ、ＨＴＭＬ送出部
４、プログラム送出部６、画像データ送出部７のそれぞ
れに指示を行う。
【００２８】ＨＴＭＬ送出部４は、ＨＴＴＰレスポンス
送信部５を利用して、予め装置内部に保持していたＨＴ
ＭＬで記述されたデータをＰＣへ送出する。
【００２９】ＨＴＴＰレスポンス送信部５は、ネットワ
ーク制御部１によるＴＣＰ／ＩＰプロトコルのサービス
を用いて、ＨＴＴＰリクエスト受信部２が受信したクラ
イアントに対する要求に対する結果データを、ＨＴＭＬ
送出部４、プログラム送出部６、画像データ送出部７の
指示に基づき送信する。
【００３０】プログラム送出部６は、ＨＴＴＰレスポン
ス送信部５を利用して、予めファクシミリ装置内部に保
持していた“復号化プログラム”をＰＣへ送出する。こ
の“復号化プログラム”は、ＰＣのプログラム実行制御
部１０４で実行できるプログラムであり、ファクシミリ
装置に蓄積された画像データを復号化し、後述される出
力先端末（ＰＣ）のＷＷＷブラウザ１０１で利用できる
形態に変換するプログラムである。
【００３１】画像データ送出部７は、ドキュメント・ペ
ージ管理部８から、ドキュメントの情報及びそのドキュ
メントを構成するページの情報を取得、画像蓄積部８に
より画像データを取得し、ＨＴＴＰレスポンス送信部５
を利用してＰＣへ送出する。
【００３２】ドキュメント・ページ管理部８は、画像蓄
積部９に蓄積されたドキュメント及び、そのドキュメン
トを構成するページの情報を管理する。
【００３３】画像蓄積部９は、ファクシミリ受信により
得られた画像データを蓄積する。
【００３４】回線制御部１０は、ファクシミリ装置を公
衆回線に接続し、網制御の機能とモデムとしての機能を
有し、回線上のアナログ信号と装置内部で扱うデジタル
信号とを相互に変換する。
【００３５】発呼制御部１１は、回線制御部１０を制御
して発呼、着呼を制御する。
【００３６】ファクシミリ手順制御部１２は、回線制御
部１０を制御してＩＴＵ−Ｔ３０勧告に基づいてファク
シミリ手順が行われるよう手順信号を制御するもので、
フェーズＡ、Ｂ、Ｄ、Ｅを実行する。
【００３７】ファクシミリ通信制御部１３は、発呼制御
部１１、ファクシミリ手順制御部１２及びファクシミリ
メッセージ受信部１４を用いて、ファクシミリ手順全体
を制御し、受信文書のドキュメント情報、ページ情報を
ドキュメント・ページ管理部８に通知する。
【００３８】ファクシミリメッセージ受信部１４は、回
線制御部１０を制御して相手機から送られた画像データ
を受信し、イメージ変換部１５へ渡す。ＩＴＵ−Ｔ３０
勧告の示すフェーズＣを実行する。
【００３９】イメージ変換部１５は、ファクシミリメッ
セージ受信部１４により受信された画像データを、ファ
クシミリ符号化方式により復号化して、内部の蓄積に適
した符号化方式で符号化して画像蓄積部９に蓄積する。
【００４０】図２は、本発明の第１の実施形態である画
像転送システムにおける端末装置の概略構成を示すブロ
ック図である。図２に示される出力先となる端末装置の
主な構成は、ネットワーク制御部１００と、ＷＷＷブラ
ウザ１０１と、表示装置１０２と、入力装置１０３と、
プログラム実行制御部１０４と、を備えている。
【００４１】上述される端末装置としては、パーソナル
コンピュータやワークステーション等があるが、本実施
形態において、以下それらを総称してＰＣと示す。
【００４２】ネットワーク制御部１００は、ＰＣ上のも
のであるが、本発明の実施形態であるファクシミリ装置
のネットワーク制御部１と同等の機能を有し、ＴＣＰ／
ＩＰプロトコルを備える。
【００４３】ＷＷＷブラウザ１０１は、ＰＣ上で動作す
るワールドワイドウエブ（ＷＷＷ：World Wide Web）ブ
ラウザであり、インターネット上のホームページを閲覧
することができる。
【００４４】表示装置１０２は、起動したＷＷＷブラウ
ザを表示したり、取得したＨＴＭＬ文書データ並びに画
像データ等を表示するディスプレイ装置である。
【００４５】入力装置１０３は、ＷＷＷブラウザを起動
させる動作指示の入力やＵＲＬの入力等に用いられるキ
ーボードやマウス等の入力デバイスである。
【００４６】プログラム実行制御部１０４は、ＪＶＭ
（Java Virtual Machine：Ｊａｖａ仮想マシン）であ
り、ＷＷＷブラウザ１０１上でファクシミリ装置より受
信した「復号化ＪａｖａＡｐｐｌｅｔ」を実行させる機
能を有する。
【００４７】本発明の第１の実施形態におけるファクシ
ミリ装置とＰＣとは、イーサネットＩＥＥＥ８０２．３
を介して、ローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）に接
続されている。また、このファクシミリ装置は、回線制
御部１０においてアナログ回線を介して公衆回線に接続
されている。
【００４８】本発明の第１の実施形態において、“復号
化プログラム”は、Ｊａｖａ（ジャバ）でプログラミン
グされ、バイトコードに変換されたＡｐｐｌｅｔ（アプ
レット）であるとする。また、プログラム実行制御部１
０４は、ＪＶＭ（Java Virtual Machine：Ｊａｖａ仮想
マシン）であるとする。
【００４９】このＪａｖａは、米国のサン・マイクロシ
ステムズが１９９５年に発表したプログラム開発言語で
あるが、Ｊａｖａで記述したプログラムをコンパイルし
て生成されたコードはバイトコードと呼ばれ、特にネッ
トワークからダウンロードしてＷＷＷブラウザ上で実行
させることを目的としたバイトコードをＡｐｐｌｅｔと
言う。このＡｐｐｌｅｔは、プラットフォーム独立、即
ちＯＳを特に限定せずに動作させることができる。最近
のＷＷＷブラウザは、ＪＶＭを実装しているのが通例で
あるが、ＪＶＭはバイトコードのインタープリタであ
り、これによりＡｐｐｌｅｔを動作させることができ
る。従って、ＷＷＷブラウザが動作する環境であればＡ
ｐｐｌｅｔも動作可能である。以下、“復号化プログラ
ム”を「復号化ＪａｖａＡｐｐｌｅｔ」と称する。
【００５０】次に、図１及び図２を参照しながら、本発
明の第１の実施形態である画像転送システムの動作を説
明する。図１及び図２において、ユーザがＷＷＷブラウ
ザ１０１を起動すると、出力先端末側ネットワーク制御
部１０１及びファクシミリ装置側のネットワーク制御部
１を介して、ＨＴＭＬ文書の獲得要求が通知される。Ｈ
ＴＴＰリクエスト受信部２を通して、要求解析部３が獲
得要求を検出すると、ＨＴＭＬ送出部４をよってＨＴＭ
Ｌ文書をＷＷＷブラウザ１０１に送信する。送信された
ＨＴＭＬ文書には、ファクシミリ装置側に復号化プログ
ラムを要求する記述を含めることができ、ＷＷＷブラウ
ザ１０１は、ＨＴＭＬ文書表示時にその記述を見つける
と、復号化プログラムの獲得要求を発行する。要求解析
部３が前記獲得要求を検出すると、プログラム送出部６
によって復号化プログラムをＷＷＷブラウザ１０１に送
信する。ＷＷＷブラウザ１０１は復号化プログラムを受
信すると、プログラム実行制御部１０４によりこれを実
行する。実行された復号化プログラムには、ファクシミ
リ装置側に画像データを要求するプログラミングがなさ
れており、これにより画像データの獲得要求が発行され
る。要求解析部３が獲得要求を検出すると、画像データ
送出部７により、画像蓄積部８に蓄積された画像データ
が取得され送信される。復号化プログラムはこれを受信
し、復号化を行ってＷＷＷブラウザ１０１上に表示でき
る形態に変換して表示動作を行う。
【００５１】通常、ファクシミリ装置では、容量の節減
の為に蓄積画像を符号化して保持しているが、出力先端
末での利用のみを目的としているわけではないので、出
力先端末が復号化できる形態の符号化方式を採用してい
るとは限らない。このような場合、出力先端末が利用で
きる形態に画像変換を行なわなければならないが、それ
を実現するためにはＣＰＵやメモリなどのハードウェア
資源を使用しなければならない。
【００５２】しかし、本発明の第１の実施形態によれ
ば、出力先端末（ＰＣ）に専用のドライバをインストー
ルすることなしに、ファクシミリ装置内部の符号化方式
のままデータを転送して出力先端末上で復号化すること
が可能となり、ファクシミリ装置内部のハードウェア資
源を画像変換に用いることなく、出力先端末（ＰＣ）で
利用できる形態に変換することが可能となる。
【００５３】〈第１の実施形態の動作例〉図３は、本発
明の第１の実施形態における端末装置（ＰＣ）の処理動
作を示すフローチャートである。また、図４は、本発明
の第１の実施形態におけるファクシミリ装置の処理動作
を示すフローチャートである。さらに、図５は、本発明
の第１の実施形態におけるシーケンス図である。以下、
図３、図４及び図５に基づいて本発明の第１の実施形態
である画像転送システムの動作例を説明する。
【００５４】まず、ユーザは入力装置１０３を介してＰ
Ｃ上でＷＷＷブラウザ１０１を起動する（ステップＳ
１）。
【００５５】ＷＷＷブラウザ１０１は、起動されて表示
装置１０２に対してＷＷＷブラウザの表示動作を行う。
当該ＷＷＷブラウザの起動直後は、デフォルトのＵＲＬ
のホームページを表示した後、ユーザからのＵＲＬ入力
の待機状態となり、ＵＲＬが入力されたか否かを判定す
る（ステップＳ２）。
【００５６】ステップＳ２において、ユーザにより所望
のファクシミリ装置のＵＲＬが入力されると、ＷＷＷブ
ラウザ１０１は、ネットワーク制御部１００を介して、
当該ＵＲＬのファクシミリ装置に接続し、ＨＴＴＰプロ
トコルによりＨＴＭＬ文書のＧＥＴ（取得要求）を行
う。ＨＴＴＰのクライアントからの要求の基本構造は以
下に示されるようになっている。 要求メソッド ＵＲＬ ＨＴＴＰバージョン ヘッダ…
【００５７】これらの要求メソッドには、ＧＥＴ、ＨＥ
ＡＤ、ＰＯＳＴ、ＰＵＴ、ＤＥＬＥＴＥ等のメソッドが
定義されているが、特別なことをせずにホームページを
表示するだけの場合にはＧＥＴがほとんどである。本実
施例の場合もＧＥＴのみを使用するものである。
【００５８】以上のように、ＷＷＷブラウザ１０１は、
ファクシミリ装置にネットワークを介して接続し、以下
に示される取得要求を送出する（ステップＳ３）（シー
ケンスＱ１）。 ＧＥＴ ／ ＨＴＴＰ／１．０ ヘッダ…
【００５９】ファクシミリ装置のＨＴＴＰリクエスト受
信部２は、ネットワーク制御部１を使用して、クライア
ントからの接続及び要求メソッドＧＥＴ（取得要求）を
受信するのを待っている（ステップＳ２１）。ネットワ
ーク接続されＧＥＴを受信すると、ＵＲＬを要求解析部
３に通知する。
【００６０】要求解析部３は、ＨＴＴＰリクエスト受信
部２よりＵＲＬの通知を受けると、そのＵＲＬの解析を
行う（ステップＳ２２）。要求解析部３は、ＵＲＬが”
／”であることを見て、ＨＴＭＬ文書の要求であると判
断し（ステップＳ２３）、ＨＴＭＬ送出部４にＨＴＭＬ
文書の送出の要求を行う。
【００６１】ＨＴＭＬ送出部４は、ドキュメント管理部
８にアクセスして、画像蓄積部８に既に蓄積されている
ファクシミリ受信文書の、ドキュメント情報（受信日
時、相手先、ページ数など）を取得し、それらの情報を
をＨＴＭＬ形式に整形して、ＨＴＴＰレスポンス送信部
５に送出する。ＨＴＴＰレスポンス送信部５は、ネット
ワーク制御部１を使用して、ＰＣに送信しネットワーク
切断を行う（ステップＳ２４）（シーケンスＱ２）。
【００６２】このときの送出されたＨＴＭＬ文書は図６
のようになっており、ＨＴＭＬ文書受信を待っていたＷ
ＷＷブラウザ１０１は、このＨＴＭＬ文書を受信すると
（ステップＳ４）、図７のように受信したＨＴＭＬ文書
を表示する（ステップＳ５）。各ドキュメントの各ペー
ジ毎にリンクが設定されているので、各ページ番号には
下線が表示されている。ユーザが、この下線の付いたペ
ージ番号にマウスのカーソルを移動させクリックする
と、ＷＷＷブラウザ１０１は、リンク設定されたＵＲＬ
が入力されたと同様の動作を行い、再度ファクシミリ装
置にネットワーク接続して以下に示される取得要求を送
出する（シーケンスＱ３）。 ＧＥＴ ／ＸＸＸＸ−ＹＹＹＹ−ｖｉｅｗ．ｈｔｍｌ
ＨＴＴＰ／１．０ ヘッダ… （ＸＸＸＸはドキュメント番号、ＹＹＹＹはページ番号
を示す。）
【００６３】ファクシミリ装置の要求解析部３は、前述
と同様の処理にてＨＴＴＰリクエスト受信部２より、Ｕ
ＲＬ”／ＸＸＸＸ−ＹＹＹＹ−ｖｉｅｗ．ｈｔｍｌ”の
通知を受け、ＨＴＭＬ文書の取得要求であると判断し、
ＨＴＭＬ送出部４にＨＴＭＬ文書の送出の要求を行う。
【００６４】ＨＴＭＬ送出部４は、図８に示されるＨＴ
ＭＬ文書を作成してＰＣへ送出してネットワーク切断す
る（シーケンスＱ４）。
【００６５】図８に示されるＨＴＭＬ文書には、ドキュ
メント番号ＸＸＸＸ、ページ番号ＹＹＹＹをパラメータ
として、「復号化ＪａｖａＡｐｐｌｅｔ」ｖｉｅｗ．ｃ
ｌａｓｓを起動するような「Ａｐｐｌｅｔ」タグが記述
されている。
【００６６】ＷＷＷブラウザ１０１が受信したＨＴＭＬ
文書を表示するとき、「Ａｐｐｌｅｔ」タグを見つける
と（ステップＳ６）、「復号化ＪａｖａＡｐｐｌｅｔ」
ｖｉｅｗ．ｃｌａｓｓをダウンロードする動作を行おう
として、ファクシミリ装置にネットワーク接続して以下
に示される取得要求を送出する（ステップＳ７）（シー
ケンスＱ５）。 ＧＥＴ ／ｖｉｅｗ．ｃｌａｓｓ ＨＴＴＰ／１．０ ヘッダ…
【００６７】ファクシミリ装置の要求解析部３は、ＨＴ
ＴＰリクエスト受信部２よりＵＲＬ”／ｖｉｅｗ．ｃｌ
ａｓｓの通知を受けると、復号化プログラムの要求であ
ると判断し（ステップＳ２５）、プログラム送出部６に
プログラムの送出の要求を行う。
【００６８】プログラム送出部６は、予め保持されてい
る「復号化ＪａｖａＡｐｐｌｅｔ」ｖｉｅｗ．ｃｌａｓ
ｓのバイトコードのデータをＰＣへ送出してネットワー
ク切断する（ステップＳ２６）（シーケンスＱ６）。
【００６９】ＷＷＷブラウザ１０１は、Ａｐｐｌｅｔの
受信を待っていて（ステップＳ８）、「復号化Ｊａｖａ
Ａｐｐｌｅｔ」ｖｉｅｗ．ｃｌａｓｓを受信すると、Ｊ
ＶＭであるプログラム実行制御部１０４に渡す。
【００７０】図９には、Ｊａｖａで記述されたプログラ
ムの概要を示したが、入力パラメータのドキュメント番
号及びページ番号を使用して、画像データを取得するよ
うにプログラミングされている。プログラム実行制御部
１０４の上で実行された「復号化ＪａｖａＡｐｐｌｅ
ｔ」は、該当するドキュメント番号、ページ番号の画像
データを取得するために、ファクシミリ装置にネットワ
ーク接続して以下に示される取得要求を送出する（ステ
ップＳ９）（シーケンスＱ７）。 ＧＥＴ ／ＸＸＸＸ−ＹＹＹＹ−ｐｉｘ．ｄａｔａ Ｈ
ＴＴＰ／１．０ ヘッダ…
【００７１】ファクシミリ装置の要求解析部３は、ＨＴ
ＴＰリクエスト受信部２よりＵＲＬ”／ＸＸＸＸ−ＹＹ
ＹＹ−ｐｉｘ．ｄａｔａ”の通知を受けると、画像デー
タの要求であると判断し（ステップＳ２７）、画像デー
タ送出部６に画像データの送出の要求を行う。
【００７２】画像データ送出部７は、ドキュメント・ペ
ージ管理部８にアクセスして対応したファイル名を得
て、そのファイル名で画像蓄積部９より対応するページ
の画像データを取得してＰＣへ送出した後にネットワー
ク切断を行う（ステップＳ２８）（シーケンスＱ８）。
【００７３】プログラム実行制御部１０４の上で実行さ
れた「復号化ＪａｖａＡｐｐｌｅｔ」は、画像データの
受信を待っていて（ステップＳ１０）、それを受信し既
知であるところのファクシミリ装置の符号化方式で復号
化を行い（ステップＳ１１）、ＷＷＷブラウザ１０１上
に画像データを表示する（ステップＳ１２）。図１０
は、以上の処理により表示されるページ内容である。
【００７４】〈第２の実施形態〉次に、本発明の第２の
実施形態である画像転送システムを詳細に説明する。本
発明の第２の実施形態においては、ファクシミリ装置と
ＷＷＷサーバと端末装置（ＰＣ）とがネットワークを介
して接続されてなり、ファクシミリ装置、ＷＷＷサー
バ、及びＰＣは、イーサネットＩＥＥＥ８０２．３を介
して、ローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）に接続さ
れている。また、ファクシミリ装置は、アナログ回線を
介して公衆回線に接続されている。
【００７５】図１１は、本発明の第２の実施形態である
ファクシミリ装置の概略構成を示すブロック図である。
図１１において、本発明の第２の実施形態であるファク
シミリ装置は、ネットワーク制御部１と、ＨＴＴＰリク
エスト受信部２と、要求解析部３と，ＨＴＭＬ送出部４
と、ＨＴＴＰレスポンス送信部５と、画像データ送出部
７と、ドキュメント・ページ管理部８と、画像蓄積部９
と、回線制御部１０と、発着呼制御部１１と、ファクシ
ミリ手順制御部１２と、ファクシミリ通信制御部１３
と、ファクシミリメッセージ受信部１４と、イメージ変
換部１５と、を備えて構成される。本発明の第１の実施
形態と相違する点は、プログラム送出部６を設けていな
い点にある。
【００７６】一方、図１２を参照すると、ＷＷＷサーバ
は、ネットワーク制御部２０１と、ＨＴＴＰリクエスト
受信部２０２と、要求解析部２０３と，ＨＴＴＰレスポ
ンス送信部２０５と、プログラム送出部２０６を備えて
いる。これは、図１に示された実施例の「復号化Ｊａｖ
ａＡｐｐｌｅｔ」を転送する機能を、ファクシミリ装置
内部には搭載せず、図１２で示されるようなＷＷＷサー
バに配置することを示している。
【００７７】個々の部位の機能は上述した第１の実施形
態と同様である。また、動作の概略は図４のフローチャ
ートのステップＳ２５、Ｓ２６の部分をサーバにて処理
するようになったことが異なるが、その他は上述される
動作と同様である。即ち、ステップＳ２５、Ｓ２６の部
分のファクシミリ装置の動作が次のようにおきかわる。
【００７８】ＷＷＷブラウザ１０１が受信したＨＴＭＬ
文書を表示するとき、「Ａｐｐｌｅｔ」タグを見つける
と（ステップＳ６）、「復号化ＪａｖａＡｐｐｌｅｔ」
ｖｉｅｗ．ｃｌａｓｓをダウンロードする動作を行おう
として、ＷＷＷサーバにネットワーク接続して以下に示
される取得要求を送出する（ステップＳ７）。 ＧＥＴ ／ｖｉｅｗ．ｃｌａｓｓ ＨＴＴＰ／１．０ ヘッダ…
【００７９】ＷＷＷサーバの要求解析部２０３は、ネッ
トワーク制御部２０１、ＨＴＴＰリクエスト受信部２０
２よりＵＲＬ”／ｖｉｅｗ．ｃｌａｓｓ”の通知を受け
ると、復号化プログラムの要求であると判断し（ステッ
プＳ２５）、プログラム送出部２０６にプログラムの送
出の要求を行う。
【００８０】プログラム送出部２０６は、予め保持され
ている「復号化ＪａｖａＡｐｐｌｅｔ」ｖｉｅｗ．ｃｌ
ａｓｓのバイトコードのデータをＰＣへ送出してネット
ワーク切断する（ステップＳ２６）。
【００８１】図１３には、図８に示されるＨＴＭＬ文書
の一部分を変更したＨＴＭＬ文書が示されているが、
「ＣＯＤＥＢＡＳＥ＝」の部分にＷＷＷサーバのＵＲＬ
の記述を変えるだけで、ファクシミリ装置からではな
く、ＷＷＷサーバから「復号化ＪａｖａＡｐｐｌｅｔ」
をダウンロードするように指定先を変更するこができ
る。
【００８２】本発明の第２の実施形態である画像転送シ
ステムによれば、プログラム送出部２０６を、ファクシ
ミリ装置に搭載せず、別のＷＷＷサーバ内に持つことで
以下の効果を期待できる。
【００８３】まず、画像変換用の「復号化ＪａｖａＡｐ
ｐｌｅｔ」を本体のファクシミリ装置に搭載しないの
で、それを格納するファクシミリ装置のＲＯＭ部分（も
しくはハードディスク等の記憶デバイス）の領域がいら
なくなるので、より一層画像変換のためのハードウェア
リソースを削減することができる。また、複数のファク
シミリ装置に対して１台のＷＷＷサーバがあれば動作が
可能となるので、トータルとしてコストダウンが図れ
る。
【００８４】さらに、「復号化ＪａｖａＡｐｐｌｅｔ」
を機能追加する場合など、ファクシミリ装置本体のＲＯ
Ｍ等の記憶デバイスの内容は変更せずに、ＷＷＷサーバ
の記憶保持内容のみをアップデイトすれば済むのでユー
ザの利便性を向上することができる。
【００８５】なお、上述される実施形態は、本発明の好
適な実施形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内
において種々変形実施することが可能である。
【００８６】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の画像転送システムによれば、出力先端末が出力できる
ように画像変換を行う際に、本発明の画像転送システム
におけるファクシミリ装置のＣＰＵやＲＡＭ等のハード
ウェア・リソースを使用しないことにある。その理由
は、ファクシミリ装置から装置内部で使用している独自
の符号化方式のまま出力先となる端末装置に渡し、端末
装置にて画像変換処理を行うからである。これにより、
ファクシミリ装置側の画像変換のためのハードウェアを
実装する必要がなくなるので、コストの低減化を図るこ
とができる。
【００８７】また、本発明の画像転送システムによれ
ば、ネットワークに対して不必要な負荷が掛からないこ
とにある。その理由として、通常、ファクシミリ装置で
受信される画像は白黒の２値画像であることが多いが、
通常出力先端末で使用される画像形式はカラーを考慮し
た形式になっている。ＷＷＷブラウザでは、ＧＩＦ（Gr
aphicsInterchange Format）形式もしくはＪＰＥＧ（Jo
int Photographic Coding Experts Group ）形式が使用
することが多いが、ＧＩＦ形式で扱う場合は２５６色、
ＪＰＥＧ形式で扱う場合は１６６７万色以上の色を含め
ることができる。高々２値の画像を扱うために、これら
のカラー形式に変換することは情報を冗長にすることで
あり、変換した画像を転送することはネットワークに対
して無用な負荷をかけることとなる。しかし、本発明に
よれば、２値画像をカラー画像に変換せずに２値画像の
まま端末装置へ転送するので不必要な負荷はかからず、
ファクシミリ装置側でＧＩＦ形式やＪＰＥＧ形式に変換
した場合に対して転送時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施形態におけるファクシミリ
装置の概略構成を示すブロック図である。
【図２】本発明の第１の実施形態における端末装置の概
略構成を示すブロック図である。
【図３】本発明の第１の実施形態における端末装置の処
理動作を示すフローチャートである。
【図４】本発明の第１の実施形態におけるファクシミリ
装置の処理動作を示すフローチャートである。
【図５】本発明の第１の実施形態における動作例を示す
シーケンス図である。
【図６】本発明の第１の実施形態においてファクシミリ
装置から送出されるＨＴＭＬ文書の第１の実施例であ
る。
【図７】図６に示されるＨＴＭＬ文書を端末装置に表示
した際の表示例である。
【図８】本発明の第１の実施形態においてファクシミリ
装置から送出されるＨＴＭＬ文書の第２の実施例であ
る。
【図９】本発明の第１の実施形態におけるＪａｖａによ
り記述されたプログラムの一実施例である。
【図１０】本発明の第１の実施形態により処理された画
像データを含むＨＴＭＬ文書を端末装置に表示した際の
表示例である。
【図１１】本発明の第２の実施形態におけるファクシミ
リ装置の概略構成を示すブロック図である。
【図１２】本発明の第２の実施形態における端末装置の
概略構成を示すブロック図である。
【図１３】本発明の第２の実施形態においてファクシミ
リ装置から送出されるＨＴＭＬ文書の実施例である。
【符号の説明】
１ ネットワーク制御部 ２ ＨＴＴＰリクエスト受信部 ３ 要求解析部 ４ ＨＴＭＬ送出部 ５ ＨＴＴＰレスポンス送信部 ６ プログラム送出部 ７ 画像データ送出部 ８ ドキュメント・ページ管理部 ９ 画像蓄積部 １０ 回線制御部 １１ 発着呼制御部 １２ ファクシミリ手順制御部 １３ ファクシミリ通信制御部 １４ ファクシミリメッセージ受信部 １５ イメージ変換部 １００ ネットワーク制御部 １０１ ＷＷＷブラウザ １０２ 表示装置 １０３ 入力装置 １０４ プログラム実行制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04N 1/00 - 1/00 108 G06F 13/00 351 - 357

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 少なくとも１台以上の端末装置と少なく
    とも１台以上のファクシミリ装置とがネットワーク上に
    接続されてなる画像転送システムにおいて、 前記ファクシミリ装置内部の独自の符号化方式により符
    号化されて蓄積された画像データを、前記ネットワーク
    上に接続された任意の端末装置に対して出力する際に、
    前記符号化方式により符号化された画像データを復号化
    するための復号化プログラムを前記端末装置からの取得
    要求に基づいて出力することを特徴とする画像転送シス
    テム。
  2. 【請求項２】 前記ファクシミリ装置は、 公衆回線を介して入力されたデータに含まれる画像デー
    タを前記独自の符号化方式により符号化する符号化手段
    と、 前記符号化手段により符号化された画像データを蓄積す
    る画像データ蓄積手段と、 前記画像データ蓄積手段により蓄積された前記画像デー
    タ及び該画像データのページ情報を管理する管理手段
    と、 前記ネットワークを介して前記端末装置との接続及びデ
    ータ通信を制御するネットワーク制御手段と、 前記端末装置から出力される取得要求を受信する取得要
    求受信手段と、 前記取得要求受信手段により受信された前記取得要求を
    解析する取得要求解析手段と、 前記取得要求解析手段により、 前記取得要求がＨＴＭＬ文書データの取得要求である場
    合に、該ＨＴＭＬ文書データを送出するＨＴＭＬ文書デ
    ータ送出手段と、 前記取得要求が前記符号化方式により符号化された画像
    データの復号化プログラムの取得要求である場合に、該
    復号化プログラムを送出する復号化プログラム送出手段
    と、 前記取得要求が前記符号化方式により符号化された画像
    データの取得要求である場合に、該画像データを送出す
    る画像データ送出手段と、 前記ＨＴＭＬ文書データ送出手段、前記復号化プログラ
    ム送出手段、及び前記画像データ送出手段のいずれかに
    より送出された前記取得要求に対する応答を前記ネット
    ワーク制御手段を介して前記端末装置に対して送信する
    送信手段と、 を有することを特徴とする請求項１記載の画像転送シス
    テム。
  3. 【請求項３】 前記端末装置は、 前記ネットワークを介して前記ファクシミリ装置と接続
    及びデータ通信を制御するネットワーク制御手段と、 ＷＷＷブラウザを起動するための動作指示を入力する入
    力手段と、 前記入力手段により入力された動作指示に基づいて前記
    ＷＷＷブラウザを起動するためのプログラムの実行を制
    御するプログラム実行制御手段と、 前記プログラム実行制御手段により実行された前記ＷＷ
    Ｗブラウザを表示する表示手段と、 を有することを特徴とする請求項１または２記載の画像
    転送システム。
  4. 【請求項４】 少なくとも１台以上の端末装置と少なく
    とも１台以上のファクシミリ装置とＷＷＷサーバとがネ
    ットワーク上に接続されてなる画像転送システムにおい
    て、 前記ファクシミリ装置内部の独自の符号化方式により符
    号化され蓄積された画像データを、前記ネットワーク上
    に接続された任意の端末装置に対して出力する際に、前
    記符号化方式により符号化された画像データを復号化す
    るための復号化プログラムを前記ＷＷＷサーバに記憶保
    持し、前記端末装置からの要求に基づいて該復号化プロ
    グラムを出力することを特徴とする画像転送システム。
  5. 【請求項５】 前記ファクシミリ装置は、 公衆回線を介して入力されたデータに含まれる画像デー
    タを前記独自の符号化方式により符号化する符号化手段
    と、 前記符号化手段により符号化された画像データを蓄積す
    る画像データ蓄積手段と、 前記画像データ蓄積手段により蓄積された前記画像デー
    タ及び該画像データのページ情報を管理する管理手段
    と、 前記ネットワークを介して前記端末装置及び前記ＷＷＷ
    サーバと接続並びにデータ通信を制御するネットワーク
    制御手段と、 前記端末装置から出力される取得要求を受信する取得要
    求受信手段と、 前記取得要求受信手段により受信された前記取得要求を
    解析する取得要求解析手段と、 前記取得要求解析手段により、 前記取得要求がＨＴＭＬ文書データである場合に、該Ｈ
    ＴＭＬ文書データを送出するＨＴＭＬ文書データ送出手
    段と、 前記取得要求が前記符号化方式により符号化された画像
    データである場合に、該画像データを送出する画像デー
    タ送出手段と、 前記ＨＴＭＬ文書データ送出手段または前記画像データ
    送出手段のいずれかにより送出された前記取得要求に対
    する応答を前記ネットワーク制御手段を介して前記端末
    装置に対して送信する送信手段と、 を有することを特徴とする請求項４記載の画像転送シス
    テム。
  6. 【請求項６】 前記端末装置は、 前記ネットワークを介して前記ファクシミリ装置及び前
    記ＷＷＷサーバと接続並びにデータ通信を制御するネッ
    トワーク制御手段と、 ＷＷＷブラウザを起動するための動作指示を入力する入
    力手段と、 前記入力手段により入力された動作指示に基づいて前記
    ＷＷＷブラウザを起動するためのプログラムの実行を制
    御するプログラム実行制御手段と、 前記プログラム実行制御手段により実行された前記ＷＷ
    Ｗブラウザを表示する表示手段と、 を有することを特徴とする請求項４または５記載の画像
    転送システム。
  7. 【請求項７】 前記ＷＷＷサーバは、 前記ネットワークを介して前記ファクシミリ装置及び前
    記端末装置と接続並びにデータ通信を制御するネットワ
    ーク制御手段と、 前記端末装置から出力される取得要求を受信する取得要
    求受信手段と、 前記取得要求受信手段により受信された前記取得要求を
    解析する取得要求解析手段と、 前記取得要求解析手段により、前記取得要求が前記符号
    化方式により符号化された画像データの復号化プログラ
    ムである場合に、該復号化プログラムを送出する復号化
    プログラム送出手段と、 前記復号化プログラム送出手段により送出された前記復
    号化プログラムを前記取得要求に対する応答として前記
    ネットワーク制御手段を介して前記端末装置に対して送
    信する送信手段と、 を有することを特徴とする請求項４から６のいずれか１
    項に記載の画像転送システム。
  8. 【請求項８】 少なくとも１台以上の端末装置と少なく
    とも１台以上のファクシミリ装置とがネットワーク上に
    接続されてなる画像転送システムの画像転送方法におい
    て、 前記ファクシミリ装置内部の独自の符号化方式により符
    号化され蓄積された画像データを、前記ネットワーク上
    に接続された任意の端末装置に対して出力する際に、前
    記符号化方式により符号化された画像データを復号化す
    るための復号化プログラムを前記端末装置からの要求に
    基づいて出力することを特徴とする画像転送方法。
  9. 【請求項９】 前記端末装置は、 ＷＷＷブラウザを起動する動作指示を入力する動作指示
    入力工程と、 前記動作指示入力工程において入力された前記動作指示
    に基づいて前記ＷＷＷブラウザのプログラムを起動する
    プログラム起動工程と、 前記プログラム起動工程において起動された前記ＷＷＷ
    ブラウザを表示するＷＷＷブラウザ表示工程と、 前記ファクシミリ装置のＵＲＬが入力されたか否かを判
    断するＵＲＬ判断工程と、 前記ＵＲＬ判断工程において所望のＵＲＬが入力される
    と、前記ネットワークを介して前記ＵＲＬのファクシミ
    リ装置に対してＨＴＭＬ文書データの取得要求を通知す
    るＨＴＭＬ文書データ取得要求通知工程と、 前記ＨＴＭＬ文書データ取得要求通知工程による取得要
    求通知に対して前記ファクシミリ装置から送信されるＨ
    ＴＭＬ文書データを受信するＨＴＭＬ文書データ受信工
    程と、 前記ＨＴＭＬ文書データ受信工程において前記ＨＴＭＬ
    文書データを受信すると、該受信したＨＴＭＬ文書デー
    タを表示するＨＴＭＬ文書データ表示工程と、 前記ＨＴＭＬ文書データ表示工程において表示された前
    記ＨＴＭＬ文書データ内にプログラム実行記述が存在す
    るか否かを判断するプログラム実行記述判断工程と、 前記プログラム実行記述判断工程において前記プログラ
    ム実行記述が存在すると、前記ファクシミリ装置に対し
    て復号化プログラムの取得要求を通知する復号化プログ
    ラム取得要求通知工程と、 復号化プログラム取得要求通知工程による取得要求通知
    に対して前記ファクシミリ装置から送信される復号化プ
    ログラムを受信する復号化プログラム受信工程と、 前記復号化プログラム受信工程において受信された前記
    復号化プログラムを実行する復号化プログラム実行工程
    と、 前記ファクシミリ装置に対して画像データの取得要求を
    通知する画像データ取得要求通知工程と、 前記画像データ取得要求通知工程による取得要求に対し
    て前記ファクシミリ装置から送信される画像データを受
    信する画像データ受信工程と、 前記画像データ受信工程において受信された前記画像デ
    ータを前記復号化プログラム実行工程において実行され
    た前記復号化プログラムに基づいて復号化する画像デー
    タ復号化工程と、 前記画像データ復号化工程において復号化された前記画
    像データを表示する画像データ表示工程と、 を有することを特徴とする請求項８記載の画像転送方
    法。
  10. 【請求項１０】 前記ファクシミリ装置は、 公衆回線を介して入力されたデータに含まれる画像デー
    タを前記独自の符号化方式により符号化する符号化工程
    と、 前記符号化工程において符号化された画像データを蓄積
    する画像データ蓄積工程と、 前記画像データ蓄積工程において蓄積された前記画像デ
    ータ及び該画像データのページ情報を管理する管理工程
    と、 前記端末装置から前記ネットワークを介して通知される
    前記各取得要求を受信する取得要求受信工程と、 前記取得要求受信工程において受信された前記各取得要
    求を解析する取得要求解析工程と、 前記取得要求解析工程において解析された取得要求がＨ
    ＴＭＬ文書データ取得要求であるか否かを判断する第１
    の判断工程と、 前記第１の判断工程において前記取得要求がＨＴＭＬ文
    書データの取得要求である場合に、ＨＴＭＬ文書データ
    を前記端末装置に対して送出するＨＴＭＬ文書データ送
    出工程と、 前記第１の判断工程において前記取得要求がＨＴＭＬ文
    書データの取得要求でない場合に、復号化プログラムの
    取得要求であるか否かを判断する第２の判断工程と、 前記第２の判断工程において前記取得要求が復号化プロ
    グラムの取得要求である場合に、復号化プログラムを前
    記端末装置に対して送出する復号化プログラム送出工程
    と、 前記第２の判断工程において前記取得要求が復号化プロ
    グラムの取得要求でない場合に、画像データの取得要求
    であるか否かを判断する第３の判断工程と、 前記第３の判断工程において前記取得要求が画像データ
    の取得要求である場合に、画像データを前記端末装置に
    対して送出する画像データ送出工程と、 前記第３の判断工程において前記取得要求が画像データ
    の取得要求でない場合に、エラー情報を送出するエラー
    情報送出工程と、 を有することを特徴とする請求項８または９記載の画像
    転送方法。
  11. 【請求項１１】 少なくとも１台以上の端末装置と少な
    くとも１台以上のファクシミリ装置とＷＷＷサーバとが
    ネットワーク上に接続されてなる画像転送システムの画
    像転送方法において、 前記ファクシミリ装置内部の独自の符号化方式により符
    号化され蓄積された画像データを、前記ネットワーク上
    に接続された任意の端末装置に対して出力する際に、前
    記符号化方式により符号化された画像データを復号化す
    るための復号化プログラムを前記ＷＷＷサーバに記憶保
    持し、前記端末装置からの要求に基づいて前記復号化プ
    ログラムを出力することを特徴とする画像転送方法。
  12. 【請求項１２】 前記ファクシミリ装置は、 公衆回線を介して入力されたデータに含まれる画像デー
    タを前記独自の符号化方式により符号化する符号化工程
    と、 前記符号化工程において符号化された画像データを蓄積
    する画像データ蓄積工程と、 前記画像データ蓄積工程において蓄積された前記画像デ
    ータ及び該画像データのページ情報を管理する管理工程
    と、 前記端末装置から前記ネットワークを介して通知される
    前記各取得要求を受信する取得要求受信工程と、 前記取得要求受信工程において受信された前記各取得要
    求を解析する取得要求解析工程と、 前記取得要求解析工程において解析された取得要求がＨ
    ＴＭＬ文書データ取得要求であるか否かを判断する第１
    の判断工程と、 前記第１の判断工程において前記取得要求がＨＴＭＬ文
    書データの取得要求である場合に、ＨＴＭＬ文書データ
    を前記端末装置に対して送出するＨＴＭＬ文書データ送
    出工程と、 前記第１の判断工程において前記取得要求がＨＴＭＬ文
    書データの取得要求でない場合に、画像データの取得要
    求であるか否かを判断する第２の判断工程と、 前記第２の判断工程において前記取得要求が画像データ
    の取得要求である場合に、画像データを前記端末装置に
    対して送出する画像データ送出工程と、 前記第２の判断工程において前記取得要求が画像データ
    の取得要求でない場合に、エラー情報を送出するエラー
    情報送出工程と、 を有することを特徴とする請求項１１記載の画像転送方
    法。
  13. 【請求項１３】 前記端末装置は、 ＷＷＷブラウザを起動する動作指示を入力する動作指示
    入力工程と、 前記動作指示入力工程において入力された前記動作指示
    に基づいて前記ＷＷＷブラウザのプログラムを起動する
    プログラム起動工程と、 前記プログラム起動工程において起動された前記ＷＷＷ
    ブラウザを表示するＷＷＷブラウザ表示工程と、 ＵＲＬが入力されたか否かを判断するＵＲＬ判断工程
    と、 前記ＵＲＬ判断工程において所望のＵＲＬが入力される
    と、該ＵＲＬのファクシミリ装置に対して前記ネットワ
    ークを介してＨＴＭＬ文書データの取得要求を通知する
    ＨＴＭＬ文書データ取得要求通知工程と、 前記ＨＴＭＬ文書データ取得要求通知工程による取得要
    求通知に対して前記ファクシミリ装置から送信されるＨ
    ＴＭＬ文書データを受信するＨＴＭＬ文書データ受信工
    程と、 前記ＨＴＭＬ文書データ受信工程において前記ＨＴＭＬ
    文書データを受信すると、該受信したＨＴＭＬ文書デー
    タを表示するＨＴＭＬ文書データ表示工程と、 前記ＨＴＭＬ文書データ表示工程において表示された前
    記ＨＴＭＬ文書データ内にプログラム実行記述が存在す
    るか否かを判断するプログラム実行記述判断工程と、 前記プログラム実行記述判断工程において前記プログラ
    ム実行記述が存在すると、前記ＷＷＷサーバに対して復
    号化プログラムの取得要求を通知する復号化プログラム
    取得要求通知工程と、 前記復号化プログラム取得要求通知工程による取得要求
    通知に対して前記ＷＷＷサーバから送信される復号化プ
    ログラムを受信する復号化プログラム受信工程と、 前記復号化プログラム受信工程において受信された前記
    復号化プログラムを実行する復号化プログラム実行工程
    と、 前記ファクシミリ装置に対して画像データの取得要求を
    通知する画像データ取得要求通知工程と、 前記画像データ取得要求通知工程による取得要求に対し
    て前記ファクシミリ装置から送信される画像データを受
    信する画像データ受信工程と、 前記画像データ受信工程において受信された前記画像デ
    ータを前記復号化プログラム実行工程において実行され
    た前記復号化プログラムに基づいて復号化する画像デー
    タ復号化工程と、 前記画像データ復号化工程において復号化された前記画
    像データを表示する画像データ表示工程と、 を有することを特徴とする請求項１１または１２記載の
    画像転送方法。
  14. 【請求項１４】 前記ＷＷＷサーバは、 前記ネットワークを介して前記端末装置から出力される
    取得要求を受信する取得要求受信工程と、 前記取得要求受信工程において受信された前記取得要求
    を解析する取得要求解析工程と、 前記取得要求解析工程において、前記取得要求が前記符
    号化方式により符号化された画像データの復号化プログ
    ラムである場合に、該復号化プログラムを前記端末装置
    に対して送出する復号化プログラム送出工程と、 前記プログラム送出工程において送出された前記復号化
    プログラムを前記取得要求に対する応答として前記端末
    装置に対して送信する送信工程と、 を有することを特徴とする請求項１１から１３のいずれ
    か１項に記載の画像転送方法。
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