JP3324481B2 - コア用板状部材及びこれを使用した積層コア - Google Patents

コア用板状部材及びこれを使用した積層コア

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁アクチュエー
タ等に使用されるコアを形成するためのコア用板状部材
及びこれを使用した積層コアの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より電磁駆動動弁系、インジェク
タ、ソレノイド等に代表される電磁アクチュエータ用コ
アが知られている。これらの電磁アクチュエータ用のコ
アや変圧器等において、そのエネルギ損失を低減するこ
とは非常に重要な課題である。これらのコアによる損失
は鉄損といわれ、ヒステリシス損及び渦電流損よりな
る。この損失は、磁界変動すなわち周波数及び磁束密度
変化が大きいほど大きくなり、熱として消費される。
【0003】変圧器等においては、コアを積層構造とす
ることが可能であるので、表面に絶縁処理が施された市
販の方向性珪素鋼板を用い、所定形状に打ち抜きもしく
は切り出し等をした板材を積層し、渦電流の低減を図っ
ている。これに対して、ソレノイド等のアクチュエータ
用コアは、軽量化、コンパクト化し、車両への搭載性を
向上させる必要があるので、円筒形状が主体となってい
る。このため、積層構造によりコアを形成することが困
難であり、通常バルク材で作成されていた。このため、
方向性珪素鋼板を使用することができず、鉄損が極めて
大きいという問題があった。
【0004】この問題を解決するために、特開平4−3
65305号公報には、方向性珪素鋼板を使用し、イン
ボリュートコアを作成するための技術が開示されてい
る。
【0005】図7及び図8には、本従来例によって構成
されるインボリュートコアの例が示される。図7には平
面図が示されており、方向性珪素鋼板からなるコア用板
状部材10が複数枚湾曲され、コアの中心軸線に対して
渦巻状に配置されてインボリュートコア12が構成され
ている。
【0006】図8には、図7のA−A断面図が示され
る。図8において、インボリュートコア12の断面は、
中心軸線方向に開端部を有するコの字形状となってお
り、この開端部には環状のコイル14が挿入され巻き回
されている。このようなインボリュートコア12を構成
するコア用板状部材10は、図9に示されるように、中
心軸線方向(Y方向)に開端部を有するコの字形状に形
成されている。
【0007】以上のように構成されたインボリュートコ
ア12とプランジャ16とにより電磁アクチュエータが
構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来のイ
ンボリュートコア12は、確かに方向性珪素鋼板で作製
されているが、バルク材で作製されたコアの代替として
使用されるため、車両への搭載性を優先し、バルク材の
ものと同一形状とされている。このため、図9に示され
るコア用板状部材10の容易磁化方向と平行方向の幅a
と、容易磁化方向と垂直方向の幅bの比b/aがほぼ1
となっている。幅aの部分を通過する磁力線は、容易磁
化方向と一致しているので、材料特性が良好であり、こ
こでの損失は問題とならない。しかし、幅bの部分を磁
力線が通過する場合には、容易磁化方向と垂直方向とな
っているので、この部分の磁気特性が悪く、損失が大き
くなる。このため、同一駆動力を得るための投入電流を
大きくしなければならない等の問題が生じていた。
【0009】本発明は上記従来の課題に鑑みなされたも
のであり、その目的は、同一駆動力を得るための投入電
流を低減することができるコア用板状部材及びこれを使
用した積層コアを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、コアの中心軸線に対し、放射状ある
いは渦巻状に配置されてコアを形成するコア用板状部材
であって、中心軸線方向に方向性を有する磁性体によ
り、中心軸線方向に開端部を有するコの字形状に形成さ
れており、容易磁化方向と平行方向の最小端部の幅に対
する容易磁化方向と垂直方向の幅が1.4以上であるこ
とを特徴とする。
【0011】また、第2の発明は、コアの中心軸線に対
し、放射状あるいは渦巻状に配置されてコアを形成する
コア用板状部材であって、中心軸線方向と垂直方向に方
向性を有する磁性体により、中心軸線方向に開端部を有
するコの字形状に形成されており、容易磁化方向と平行
方向の幅に対する容易磁化方向と垂直方向の最小端部の
幅が1.4以上であることを特徴とする。
【0012】また、第3の発明は、第1の発明または第
2の発明の渦巻状コア用板状部材において、コの字形状
の脚部のうち中心軸線に近い側の中心軸線と平行方向の
幅に対する、中心軸線から遠い側の中心軸線と平行方向
の幅の比が1.2以上であることを特徴とする。
【0013】また、第4の発明は、第1から第3のいず
れかの発明のコア用板状部材が複数枚湾曲され、コアの
中心軸線に対して渦巻状に配置されており、開端部には
環状のコイルが挿入されていることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(以下
実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
【0015】図1には、本発明に係るコア用板状部材の
例が示される。図1において、コア用板状部材10は、
図の矢印Y方向をコアの中心軸線方向に一致させ、この
コアの中心軸線に対して、放射状あるいは渦巻状に配置
されてコアを形成するものである。コア用板状部材10
は、コアの中心軸線方向に容易磁化方向を有する磁性体
すなわち方向性珪素鋼板で構成されており、中心軸線方
向に開端部を有するコの字形状とされている。
【0016】図1に示された実施形態において特徴的な
点は、容易磁化方向と平行方向の幅すなわちコア用板状
部材10の脚部18、20の幅aに対する容易磁化方向
と垂直方向の幅bの比(b/a)が1.4以上とされて
いる点にある。なお、コア用板状部材10の2つの脚部
18、20は、それぞれ同じ幅の場合もあるが、成形上
あるいはアクチュエータの構造上の都合から、一方が他
方より狭く形成される場合もある。このように、脚部1
8、20に広狭がある場合には、狭い方の幅を上記幅a
として採用する。
【0017】上述したb/aの値は、次のようにして決
定される。図2には、方向性珪素鋼板の容易磁化方向と
それぞれ0°、22.5°、45°、67.5°、90
°方向の直流磁化曲線が示される。45°、67.5
°、90°方向が、0°方向すなわち容易磁化方向に対
して磁束密度が大きく低下している。いずれの場合も、
ほぼ磁化力300A/m付近で変曲点βがあり、この点
よりも高い磁化力では、磁束密度が飽和していることが
わかる。このβ点の磁束密度Bβは1.14テスラ
(T)である。また、0°方向の300A/m付近(α
点)の磁束密度Bαは1.89Tである。
【0018】以上より、図1に示されるコア用板状部材
10に300A/mの磁界が作用した場合、幅aの部分
を通過する磁束密度はBα=1.89Tであり、幅bの
部分を通過する磁束密度はBβ=1.14Tとなる。一
方、コア用板状部材10の幅aの部分の面積をSa
し、幅bの部分の面積をSbとすれば、磁束の連続性よ
【数1】 が充たされれば容易磁化方向と垂直方向の磁束の通過
(通りあるいは流れ)が容易磁化方向と平行方向におけ
る磁束の通過より容易になる。このためには、上記第1
式が満足されるようにコア用板状部材10のそれぞれの
部分の幅a、bを決定すればよい。コア用板状部材10
の厚さをtとした場合、第1式は
【数2】 のようにあらわされる。この第2式をさらに変形すると
【数3】 となり、図2に磁化特性が示された方向性珪素鋼板の場
合には、b/aが1.66以上とした場合に第1式の条
件が満たされることがわかる。
【0019】以上のような観点に基づいて、コア用板状
部材10の各部の幅a、bの比b/aを種々変更し、イ
ンボリュートコア12を作成したうえで磁束密度、電磁
力、鉄損の測定を行った。これらの結果が図3、図4、
図5にそれぞれ示される。なお、本発明に係るコア用板
状部材10からインボリュートコア12を形成する方法
は従来と同様であり、例えば図7に示されるようにコア
用板状部材10を複数枚湾曲させ、コアの中心軸線に対
して渦巻状に配置することによりインボリュートコア1
2が形成される。
【0020】図3において、印加磁界が800A/m
(10エルステッド)における磁束密度が示されてい
る。図3からわかるように、b/aの値が1.4までは
磁束密度Bが急激に増加し、その後飽和している。図3
には、従来品のレベルも示されているが、本発明に係る
コア用板状部材10を使用した場合の方が、発生する磁
束密度Bが大きくなっている。また、図4において、b
/aの増加に伴って電磁力すなわち電磁的な吸引力も大
きくなっている。これは、磁束密度Bが増大したためで
ある。電磁力Fは次式で示される。
【0021】
【数4】 ここでSが面積(m3)、Bが磁束密度(T)、μ0が真
空の透磁率=4π×10-7(H/m)である。第4式か
らわかるように、電磁力Fは磁束密度Bの2乗に比例す
るので、b/aの値が1.4までは、図3に示されるよ
うに磁束密度が急激に増加し、これに伴い電磁力も急激
に増加する。本発明に係るコア用板状部材10を使用し
たインボリュートコアの場合、従来品に比べて約1.4
倍以上の電磁力が得られている。
【0022】なお、電磁力の測定に使用したインボリュ
ートコア12は、本発明に係るものと従来品とで同一形
とし、容易磁化方向の高さだけがb/aの値に応じて変
えられている(本発明品b/a=1.4、従来品b/a
=1)。また、インボリュートコア12とプランジャ1
6とのエアギャップを50μmとし、流した電流が5A
であり、コイル14の一次巻線数を70ターンとした。
【0023】図5には、b/aの値に対する鉄損の変化
の様子が示される。鉄損は、電磁力ほど急激な変化はし
ないが、b/aの増加とともに単調に減少しエネルギ損
失も小さくなっている。なお、W10/100は磁束密
度=1T、周波数100Hzにおける鉄損を示してい
る。図5からわかるように、鉄損もb/aの値が1.4
以上の場合に従来品と比べて明らかな向上が見られる。
【0024】以上図3、図4、図5に示された結果よ
り、b/aの値としては第3式に示される1.66以上
であることが望ましいと考えられるが、1.4以上が確
保できれば、実用上十分な効果が得られることが分か
る。
【0025】図6には、本発明に係るコア用板状部材1
0の他の実施形態が示される。図6において、方向性珪
素鋼板の容易磁化方向は、コアの中心軸線方向Yに対し
て90°方向となるように構成されている。このため、
図6では、容易磁化方向と平行方向の幅がbであり、容
易磁化方向と垂直方向の幅がaとなる。従って、本実施
形態においては、a/bの値を1.4以上とすれば、上
述した理由と同様の理由で同一の投入電流における磁束
密度を向上させることができ、得られる電磁力を大きく
することができる。本例のように、コアの中心軸線方向
Yに対して垂直方向に容易磁化方向をとることにより、
コア用板状部材10の中心軸線方向の高さを低くするこ
とができ、さらに広い用途に適用することが可能とな
る。
【0026】次に、前述した図1の例では、コア用板状
部材10の脚部18、20の、中心軸線と平行方向の幅
は、成形上あるいはアクチュエータの構造上の都合によ
り決定される旨述べた。しかし、渦巻状に配置されたコ
アでは、脚部18、20のうち中心軸線(Y軸)から遠
い側の幅が近い側の幅と同じかあるいは狭い場合には、
中心軸線方向の磁気特性が悪化する場合がある。
【0027】これは以下のような理由によると考えられ
る。すなわち、図10に示されるように、一般にコイル
に電流が流れると、電流の方向と垂直に磁場が発生す
る。このため、コイルとコア用板状部材10とは互いに
垂直になるように配置された場合がもっとも効率を向上
できる。しかし、インボリュートコアの場合、外周端す
なわち中心軸線から遠くなるにつれて、図7に示される
ように、コア用板状部材10が周方向に湾曲してくる。
従って、コイルとコア用板状部材10の方向が平行に近
くなり、外周端では磁束がコア用板状部材10の面外に
も漏れ出ようとして磁束の流れが乱れてしまう。この磁
束の乱れは、中心軸線から遠い側の脚部20の幅が狭い
程顕著になる。このため、脚部20の幅が狭い程インボ
リュートコアのプランジャ16を吸引する力が外周端で
低下し、中心軸線方向の磁気特性が悪化することにな
る。
【0028】上述したように、磁束の乱れは、中心軸線
から遠い側の脚部20の幅が狭い程顕著になる。従っ
て、上記問題の対策としては、中心軸線に近い側の脚部
18の幅よりも、中心軸線から遠い側の脚部20の幅を
広くすることが考えられる。図11には、このようなコ
ア用板状部材10の例が示される。図11において、中
心軸線に近い側の脚部18の幅aより、遠い側の幅cが
広くなっている。
【0029】図12(a)、(b)には、cのaに対す
る比(c/a)が1の場合と1.2の場合の、コア用板
状部材10とプランジャ16の内部における磁束の流れ
の様子が示される。図12(b)(c/a=1)の場合
は、コア用板状部材10の外周端近傍において、磁束の
流れが乱れている。このため、プランジャ16を吸引す
る電磁力に有効な磁束は、コイルの近く(図の左半分)
のみで発生している。一方、図12(a)(c/a=
1.2)の場合は、コア用板状部材10の外周端近傍ま
で磁束の流れに乱れが発生していない。以上より、コイ
ルに流す電流値が同じ場合には、c/a=1.2のイン
ボリュートコアの吸引力の方がc/a=1のインボリュ
ートコアの吸引力よりも大きくなる。
【0030】図13には、c/aに対するインボリュー
トコアの吸引力の関係が示される。図13においては、
縦軸に吸引力が、横軸にc/aがそれぞれ示されてい
る。また、吸引力はc/a=1の時に1となるように無
次元化されている。図13に示されるように、c/a=
1.2までは吸引力が増加し、1.2を越えると吸引力
がほぼ飽和する。従って、c/aの値としては、1.2
以上が好適であると考えられる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
方向性珪素鋼板からなるコア用板状部材の、容易磁化方
向と平行方向の幅と垂直方向の幅との比を最適化するこ
とにより、投入電流が同じ場合に、得られる電磁力を大
きくすることが可能となる。
【0032】また、コア用板状部材の容易磁化方向をコ
アの中心軸線方向と同方向にする場合と垂直方向にする
場合のいずれにおいても同様の効果を得ることができる
ので、用途に応じて柔軟に形状を選択することが可能と
なる。
【0033】また、コア用板状部材の脚部のうち、中心
軸線から遠い側の幅を広くすることにより、インボリュ
ートコアの外周端部の磁束の乱れをなくすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るコア用板状部材の実施形態を示
す図である。
【図2】 方向性珪素鋼板の磁化力に対する発生磁束密
度の関係を示す図である。
【図3】 図1に示されたコア用板状部材のb/aの変
化に対する発生磁束密度の変化を示す図である。
【図4】 図1に示されたコア用板状部材のb/aの変
化に対する電磁力の変化を示す図である。
【図5】 図1に示されたコア用板状部材のb/aの変
化に対する鉄損の変化を示す図である。
【図6】 本発明に係るコア用板状部材の他の実施形態
を示す図である。
【図7】 従来におけるインボリュートコアの平面図で
ある。
【図8】 図7に示されたインボリュートコアのA−A
断面図である。
【図9】 図7に示されたインボリュートコアを構成す
るコア用板状部材を示す図である。
【図10】電流と磁場の方向の説明図である。
【図11】本発明に係るコア用板状部材のさらに他の実
施形態を示す図である。
【図12】コア用板状部材中に発生する磁束の流れの説
明図である。
【図13】c/aに対するインボリュートコアの吸引力
の関係の説明図である。
【符号の説明】
10 コア用板状部材、12 インボリュートコア、1
4 コイル、16 プランジャ、18,20 脚部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白谷 和彦 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 四重田 啓二 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−365305(JP,A) 特開 平6−176921(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 7/06 H01F 7/16

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアの中心軸線に対し、放射状あるいは
    渦巻状に配置されてコアを形成するコア用板状部材であ
    って、前記中心軸線方向に方向性を有する磁性体によ
    り、前記中心軸線方向に開端部を有するコの字形状に形
    成されており、容易磁化方向と平行方向の最小端部の幅
    に対する容易磁化方向と垂直方向の幅が1.4以上であ
    ることを特徴とするコア用板状部材。
  2. 【請求項2】 コアの中心軸線に対し、放射状あるいは
    渦巻状に配置されてコアを形成するコア用板状部材であ
    って、前記中心軸線方向と垂直方向に方向性を有する磁
    性体により、前記中心軸線方向に開端部を有するコの字
    形状に形成されており、容易磁化方向と平行方向の幅に
    対する容易磁化方向と垂直方向の最小端部の幅が1.4
    以上であることを特徴とするコア用板状部材。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の渦巻状コ
    ア用板状部材において、前記コの字形状の脚部のうち前
    記中心軸線に近い側の中心軸線と平行方向の幅に対す
    る、中心軸線から遠い側の中心軸線と平行方向の幅の比
    が1.2以上であることを特徴とする渦巻状コア用板状
    部材。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれか一項記
    載のコア用板状部材が複数枚湾曲され、コアの中心軸線
    に対して渦巻状に配置されており、前記開端部には環状
    のコイルが挿入されていることを特徴とする積層コア。
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DE102009038730B4 (de) * 2009-08-27 2014-03-13 Vacuumschmelze Gmbh & Co. Kg Blechpaket aus weichmagnetischen Einzelblechen, elektromagnetischer Aktor und Verfahren zu deren Herstellung sowie Verwendung eines weichmagnetischen Blechpakets
JP2012043969A (ja) * 2010-08-19 2012-03-01 Vacuumschmelze Gmbh & Co Kg 個別の軟磁性シートを含む合板積層物,電磁作動装置,それらの製造方法,及び軟磁性合板積層物の使用方法
JP2014160825A (ja) * 2014-02-26 2014-09-04 Vacuumschmelze Gmbh & Co Kg 個別の軟磁性シートを含む合板積層物,電磁作動装置,それらの製造方法,及び軟磁性合板積層物の使用方法

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