JP3324322B2 - 電気コネクタ - Google Patents

電気コネクタ

Info

Publication number
JP3324322B2
JP3324322B2 JP03444595A JP3444595A JP3324322B2 JP 3324322 B2 JP3324322 B2 JP 3324322B2 JP 03444595 A JP03444595 A JP 03444595A JP 3444595 A JP3444595 A JP 3444595A JP 3324322 B2 JP3324322 B2 JP 3324322B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fitting
core cable
caulking
mold base
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP03444595A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08213100A (ja
Inventor
敦 西尾
義一 阿部
伸弘 新堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
Priority to JP03444595A priority Critical patent/JP3324322B2/ja
Publication of JPH08213100A publication Critical patent/JPH08213100A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3324322B2 publication Critical patent/JP3324322B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多芯ケーブルが接続さ
れたコンタクト金具を内蔵するモールド基体を覆うよう
にカバーが被せられてなる電気コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電気コネクタとして、例えば、
実公平6−22940号公報には、多芯ケーブルの各芯
線のリード部がそれぞれ接続された所要本のコンタクト
金具と、このコンタクト金具が取着されたモールド基体
と、前記多芯ケーブルの先端部近傍に取り付けられた板
金製のカシメ金具と、前記モールド基体及びそれに連な
る前記多芯ケーブルにおける前記カシメ金具が取り付け
られた部位を覆うように組み付けられるカバーと、を具
備し、前記カシメ金具が、前記多芯ケーブルの先端部近
傍で概略楕円形状にかしめ加工されて圧着固定され、ま
た、前記カバーの内部に前記カシメ金具を収容するため
の矩形状空間を有する収容部が設けられ、前記カシメ金
具が前記収容部の対角線方向に位置して該収容部内に係
止されて収容された構成のものが提案されている。
【0003】この電気コネクタにおいては、概略楕円形
状のカシメ金具がカバーの収容部に係止されているの
で、このカシメ金具が、多芯ケーブルが後方に引っ張ら
れた場合にその引っ張り力をコンタクト金具には伝達さ
せないように働くとともに、多芯ケーブルに対する捩じ
り回転力をもコンタクト金具には伝達させないように働
き、その結果、比較的脆い、コンタクト金具と多芯ケー
ブルの各芯線との接続部分に大きな外力が作用すること
を阻止でき、断線等の不具合の発生を低減できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3
(A),(B)に示される如くに、上記のようにカシメ
金具70を多芯ケーブル80の先端部近傍に概略楕円形
状にかしめて圧着固定し、それをカバー90の内部に設
けられた矩形状空間を有する収容部92に対角線方向に
位置させて収容するようにされていることから、モール
ド基体60にカバー90を組み付ける際に、前記カシメ
金具70が前記収容部92前端に引っ掛かって該収容部
92内に収容させるのに難渋することが多く、カバー9
0のモールド基体60への組み付け作業に手間と時間が
かかるという問題があった。
【0005】かかる点に鑑み本発明は、コンタクト金具
と多芯ケーブルの各芯線との接続部分に大きな外力が作
用することを阻止できて断線、接触不良等の不具合の発
生を低減でき、しかも、カバーのモールド基体への組み
付け作業を簡単かつ容易に行うことができるようにされ
た電気コネクタを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係る電気コネクタは、多芯ケーブルの各芯
線のリード部がそれぞれ接続された所要本のコンタクト
金具と、このコンタクト金具が取着されたモールド基体
と、前記多芯ケーブルの先端部近傍に取り付けられた板
金製のカシメ金具と、前記モールド基体及びそれに連な
る前記多芯ケーブルにおける前記カシメ金具が取り付け
られた部位を覆うように組み付けられるカバーと、を具
備し、前記カシメ金具が、前記多芯ケーブルにかしめ加
工により圧着固定されたカシメ部とこのカシメ部から前
方に延設された二股部とからなっており、かつ、前記モ
ールド基体の幅方向の左右両側部に前記二股部が嵌挿さ
れる挿着部が設けられると共に、当該電気コネクタの接
続相手の電気コネクタが嵌合接続される嵌合部には、開
口が設けられ、前記接続相手の電気コネクタに備えられ
ているシールド端子が前記開口を介して前記カシメ金具
の前記二股部に接触せしめられてなる。
【0007】
【作用】上述の如くの構成とされた本発明に係る電気コ
ネクタにおいては、カシメ金具は多芯ケーブルに圧着固
定されるカシメ部に加えてそれより前方に延設された二
股部が設けられており、この二股部がモールド基体に設
けられた挿着部に嵌挿されるので、前記二股部を備えた
カシメ金具はモールド基体に対して回転不能な固定状態
にされる。
【0008】そのため、カシメ金具が圧着固定された多
芯ケーブルが後方に引っ張られた場合には、その引っ張
り力がコンタクト金具に伝達されるより先にカシメ金具
のカシメ部がカバーに係止されるので、その引っ張り力
がコンタクト金具には伝達されなくなるとともに、多芯
ケーブルが捩じられたりしても前記二股部がモールド基
体に固定されているため、その捩じり回転力がコンタク
ト金具には伝達されなくなり、その結果、コンタクト金
具と多芯ケーブルの各芯線との接続部分に大きな外力が
作用することを阻止でき、断線、接触不良等の不具合の
発生を低減できる。
【0009】また、カシメ金具は、カバーをモールド基
体に組み付ける前に、多芯ケーブルの先端部近傍に圧着
固定されるとともに、その二股部がモールド基体に設け
られた挿着部に嵌挿されて固定保持されるので、カシメ
金具がカバーの組み付け作業に邪魔になることはなく、
カバーのモールド基体への組み付け作業を簡単かつ容易
に行うことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1及び図2は、それぞれ本発明に係る多極コ
ネクタの一実施例を示しており、図示例の電気コネクタ
10は、基本的には、多芯ケーブル1の各芯線2,2,
・・・のリード部2a,2a,・・・がそれぞれかしめ
加工により接続された所要本(ここでは9本)のコンタ
クト金具20,20,・・・と、このコンタクト金具2
0が取着されるモールド基体30と、前記多芯ケーブル
1の先端部近傍に取り付けられた導電性を有する板金製
のカシメ金具40と、前記モールド基体30及びそれに
連なる前記多芯ケーブル1における前記カシメ金具40
が取り付けられた部位を覆うように組み付けられるカバ
ー50と、を具備している。
【0011】前記カシメ金具40は、前記多芯ケーブル
1の先端部近傍に、かしめ加工により概略円筒状に折り
曲げられて圧着固定されるカシメ部42と、このカシメ
部42の両側部からそれぞれ前方に延設された「へ」の
字状の二股部43,43とからなっている。
【0012】前記多芯ケーブル1の各芯線2,2,・・
・のリード部2a,2a,・・・が接続されたコンタク
ト金具20が取着されるモールド基体30は、前記コン
タクト金具20のカシメ部21が取着される挿着部3
1,31,・・・が設けられるとともに、前記カバー5
0がそこを覆うように外嵌せしめられる基体部30a
と、その内部に前記コンタクト金具20の棒状のプラグ
部22が臨設され、その内外周に接続相手のコネクタが
嵌合接続される嵌合部30bと、前記基体部30aと嵌
合部30bとの境目に突設された鍔状部30cとからな
っている。
【0013】そして、本例においては、上記モールド基
体30の基体部30aの両側部に、それぞれ前記カシメ
金具40の二股部43,43が嵌挿される挿着部32,
32が設けられると共に、接続相手のコネクタが嵌合接
続される嵌合部30bには、開口33(図2)が設けら
れ、接続相手のコネクタに備えられているシールド端子
105が該開口33(図2)を介して前記カシメ金具4
0の二股部43,43に接触せしめられ、当該コネクタ
10及び接続相手のコネクタ廻りのノイズ等をシールド
被覆部材3を通じて効果的にグランドに落とすことがで
きるように構成されている。
【0014】また、前記カバー50には、前記多芯ケー
ブル1に圧着固定されているカシメ金具40のカシメ部
42が収容される断面矩形の収容部52が設けられると
ともに、多芯ケーブル1の挿通穴54が開穿されてい
る。
【0015】このような構成のもとで、本例の電気コネ
クタ10を組み立てるには、まず、例えば、多芯ケーブ
ル1をカバー50には通した状態で、多芯ケーブル1の
各芯線2のリード部2aにコンタクト金具20のカシメ
部21をかしめ加工によって圧着固定するとともに、多
芯ケーブル1のシールド被覆部材3の折り返し部分3a
に前記カシメ金具40のカシメ部42を圧着固定する。
【0016】次に、モールド基体30の挿着部32,3
2に前記カシメ金具40の二股部43,43を押し込ん
で保持させ、最後に、カバー50をモールド基体30に
押し込んで外嵌させて組み付ける。
【0017】上述の如くの構成とされた本例の電気コネ
クタ10においては、カシメ金具40はカシメ部42に
加えて二股部43,43が設けられており、この二股部
4343がモールド基体30に設けられた挿着部32,
32に取着されて保持されるので、カシメ金具40及び
多芯ケーブル1はモールド基体30に対して回転不能な
固定状態にされる。
【0018】そのため、カシメ金具40が圧着固定され
た多芯ケーブル1がカバー50から後方に引っ張られた
場合には、その引っ張り力がコンタクト金具20,2
0,・・・に伝達されるより先にカシメ金具40のカシ
メ部42がカバー50の収容部52(ケーブル挿通穴5
4部分)に係止されるので、その引っ張り力がコンタク
ト金具20,20,・・・には伝達されなくなるととも
に、多芯ケーブル1が捩じられたりしてもその回転が二
股部43,43で阻止され、その捩じり回転力がコンタ
クト金具20には伝達されなくなり、その結果、コンタ
クト金具20と多芯ケーブル1の各芯線2との接続部分
(かしめ部分)に大きな外力が作用することを阻止で
き、断線、接触不良等の不具合の発生を低減できる。
【0019】また、カシメ金具40は、カバー50をモ
ールド基体30に組み付ける前に、多芯ケーブル1の先
端部近傍に圧着固定されるとともに、その二股部43,
43がモールド基体30に設けられた挿着部32,32
に嵌挿されて固定保持されるので、カシメ金具40が収
容部52の前端に引っ掛かる等の不具合は生じず、カバ
ー組み付け作業に邪魔になることはなく、カバー50の
モールド基体30への組み付け作業を簡単かつ容易に行
うことができる。
【0020】なお、本発明は、雄型及び雌型のいずれの
電気コネクタにも適用でき、また、コンタクト金具等の
部品の型、形状等も上述の例に限られないことは勿論で
ある。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明に係る電気コネクタは、コンタクト金具と多芯ケーブ
ルの各芯線との接続部分に大きな外力が作用することを
阻止できて断線、接触不良等の不具合の発生を低減で
き、しかも、カシメ金具がカバーの組み付け作業に邪魔
になることはなく、カバーのモールド基体への組み付け
作業を簡単かつ容易に行うことができるという優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気コネクタの一実施例を示す分
解斜視図。
【図2】図1の電気コネクタの垂直方向に切断した一部
断面図。
【図3】従来の電気コネクタの問題点の説明に供される
図。
【符号の説明】
1 多芯ケーブル 2 芯線 10 電気コネクタ 20 コンタクト金具 30 モールド基体 32 挿着部 40 カシメ金具 42 カシメ部 43 二股部 50 カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−276176(JP,A) 実開 昭59−39884(JP,U) 実開 昭63−176274(JP,U) 実開 平1−95082(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/58 H01R 13/516 H01R 13/648 H01R 13/56 H01R 13/655

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多芯ケーブルの各芯線のリード部がそれ
    ぞれ接続された所要本のコンタクト金具と、このコンタ
    クト金具が取着されたモールド基体と、前記多芯ケーブ
    ルの先端部近傍に取り付けられた板金製のカシメ金具
    と、前記モールド基体及びそれに連なる前記多芯ケーブ
    ルにおける前記カシメ金具が取り付けられた部位を覆う
    ように組み付けられるカバーと、を具備し、前記カシメ
    金具が、前記多芯ケーブルにかしめ加工により圧着固定
    されたカシメ部とこのカシメ部から前方に延設された二
    股部とからなっており、かつ、前記モールド基体の幅方
    向の左右両側部に前記二股部が嵌挿される挿着部が設け
    られると共に、当該電気コネクタの接続相手の電気コネ
    クタが嵌合接続される嵌合部には、開口が設けられ、前
    記接続相手の電気コネクタに備えられているシールド端
    子が前記開口を介して前記カシメ金具の前記二股部に接
    触せしめられてなる電気コネクタ。
JP03444595A 1995-01-31 1995-01-31 電気コネクタ Expired - Fee Related JP3324322B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03444595A JP3324322B2 (ja) 1995-01-31 1995-01-31 電気コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03444595A JP3324322B2 (ja) 1995-01-31 1995-01-31 電気コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08213100A JPH08213100A (ja) 1996-08-20
JP3324322B2 true JP3324322B2 (ja) 2002-09-17

Family

ID=12414452

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03444595A Expired - Fee Related JP3324322B2 (ja) 1995-01-31 1995-01-31 電気コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3324322B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08213100A (ja) 1996-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3365550B2 (ja) シールド端子
JP2504704B2 (ja) 同軸ケ―ブル用コネクタと結線方法
US7371114B2 (en) Resilient plug and a watertight connector
US10622731B2 (en) Miniaturized cable connector assembly
JP3097816B2 (ja) シールド線のシースずれ防止構造
CA2502172A1 (en) Shielded electrical jack connector
JPH11126656A (ja) シールドコネクタ
US5975955A (en) Shielded electrical connector assembly with grounding system
EP0881717B1 (en) Electric plug connector
US5433633A (en) Electromagnetically shielded connector
JP3324322B2 (ja) 電気コネクタ
JP4248669B2 (ja) L形同軸プラグコネクタ
JP2955553B1 (ja) 同軸コネクタ
JP3174236B2 (ja) シールドコネクタの編組接続構造
JP3344622B2 (ja) シールド電線用コネクタ
JP3824269B2 (ja) 電線用コネクタ
JP3465399B2 (ja) 電気コネクタ
JP3477911B2 (ja) 同軸コネクタ
JP3406460B2 (ja) シールド電線のコネクタ装置
JP3108057B2 (ja) シールドコネクタ
JP2001185293A (ja) コネクタアッセンブリの組み立て方法
JP2592651Y2 (ja) シールドコネクタ用カバー
JPH08213099A (ja) 電気コネクタ
JP3931398B2 (ja) 電気コネクタ
JP3005745B2 (ja) 外部電源ジャックおよびその組立方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080705

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080705

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110705

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees