JP3323978B2 - 天井埋込型空気調和機の吸込グリル - Google Patents

天井埋込型空気調和機の吸込グリル

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JP3323978B2
JP3323978B2 JP04200196A JP4200196A JP3323978B2 JP 3323978 B2 JP3323978 B2 JP 3323978B2 JP 04200196 A JP04200196 A JP 04200196A JP 4200196 A JP4200196 A JP 4200196A JP 3323978 B2 JP3323978 B2 JP 3323978B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は天井埋込型空気調
和機の吸込グリルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、天井埋込型空気調和機(例えば
特開平6−307663号公報)では、図4に示すよう
に、ケーシングの下面パネル51の一部にスリットを多
数有する吸込グリル52を設けることにより、空気調和
機下面の外観を整えながら、室内の空気をスリットを通
してケーシング内部の吸込口へ吸い込むようにしてい
る。図5は吸込グリルの縦断面図を示す。この吸込グリ
ル52では、所定のピッチPで、波頭55を下方へと突
出させた逆V形の波形断面を有したパネルの波間にスリ
ット53を形成し、このスリット53に吸込空気を通す
ようにしている。各スリット53は、いずれも波間54
において波頭55を境として一方寄りに形成し、空気の
吸込み抵抗を増大させない限度において可及的にピッチ
Pを狭め、且つグリル厚さTを厚くし、加えて波頭55
及び波底56の付近にエッジ57を設けることにより、
吹出口58からの吹出空気が当たる位置に居るユーザー
Uからケーシングの内部が見えないようにして、空気調
和機下面のデザイン性を高めるようにしている(図4を
参照)。また同様にデザイン性向上の観点から、波頭5
5付近の表面に、小さな凹凸を出すシボ加工を施して高
級感を出すと共に天井面との調和を図ることが行われて
いた。さらに吸込グリル52の材質には、その成形性の
良さに着目してABS又はHIPSなどが選ばれてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
天井埋込型空気調和機を台所などのように油煙が発生す
る部屋に据え付けると、吸込グリル52には油が付着す
るから清掃が必要となる。その場合、ピッチPが狭いこ
と、グリル厚さTが厚いことなどデザイン性重視のため
に採用された構造のために、例えば波間54などのよう
に入りくんだ箇所に付着した汚れを拭き取ることができ
ず、徹底した清掃作業ができないという問題が生じる。
【0004】この発明は上記従来の欠点を解決するため
になされたものであって、その目的は、ピッチとグリル
厚さの寸法関係を見直すことにより、清掃作業が簡単且
つ確実に行えて台所などでの使用に最適な天井埋込型空
気調和機の吸込グリルを提供することにある。またエッ
ジや、シボ加工した面の細かい凹凸のなかに入り込んだ
汚れは拭き取り難いものであるから、これらの見直しに
より併せて清掃性の向上を進めることも目的とする。さ
らにABS又はHIPSは耐油性、耐洗剤性が劣り、油
や洗剤が付着すると割れるという欠点があるので、これ
を改善した吸込グリルを提供することも目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の吸込グ
リルは、複数の波を所定ピッチPで並設した天井埋込型
空気調和機の吸込グリルであって、上記波の下方突出端
を波頭5とすると共にこの波頭5の間に波底6を構成
し、上記波頭5を境にして、波底6をその一部を残して
切欠いて、吸込空気が通るスリット3を形成し、上記ピ
ッチPを、挿入される指先が上記波底6の切欠残部に
触し得るように波頭5の高さTの2倍以上に設定したこ
とを特徴としている。
【0006】この吸込グリルでは、挿入される指先が上
記波底6の切欠残部に接触するので、指Fに雑巾等をあ
てて波間4に挿入すれば、この雑巾等を波底6の切欠残
部まで入れることができ、これで一拭きすれば、この波
底6の切欠残部の汚れが取れる。
【0007】なおここで波頭5の高さTとは、図1に示
すように、波底6の外表面から波頭5までの距離を意味
する。
【0008】また、上記請求項1の吸込グリルでは、ピ
ッチPが十分に大きいから、雑巾等をあてた指Fが波間
4に挿入可能である。
【0009】さらに請求項の吸込グリルは、上記スリ
ット(3)間に設けられる残部の外表面の角部7に丸み
が付されたことを特徴としている。
【0010】この吸込グリルでは、エッジがなくなるか
ら、角部7全体に雑巾等が接触可能となる。
【0011】また請求項の吸込グリルは、請求項1
請求項の吸込グリルにおいて、表面が光沢仕上げさ
れていることを特徴としている。
【0012】この吸込グリルでは、表面に細かい凹凸が
ないので、全体に雑巾等が接触可能となる。
【0013】さらに請求項の吸込グリルは、請求項1
〜請求項の吸込グリルにおいて、材質がポリプロピレ
ンであることを特徴としている。
【0014】この吸込グリルでは、耐油性及び耐洗剤性
に優れているというポリプロピレンの特性が発揮される
から、割れが生じ難い。
【0015】
【発明の実施の形態】次にこの発明の天井埋込型空気調
和機の吸込グリルの具体的な実施形態について、図面を
参照しつつ詳細に説明する。図3はこの発明の一実施形
態の吸込グリルを備えた天井埋込型空気調和機の底面図
である。
【0016】図において、1はケーシングの下面パネル
であって、この下面パネル1においてケーシング内部の
吸込口に対応する部位には、スリット3を多数有する吸
込グリル2を設けている。この吸込グリル2の周囲に
は、外見上は吸込グリル2と同一の形状をしているが、
スリット3が全く形成されていない意匠部分9が設けら
れている。11は空気の吹出口、12はこの吹出口11
に回動自在に設けられ、吹出空気を偏向させる水平フラ
ップである。
【0017】図1に示すように、吸込グリル2では、所
定ピッチPで、波頭5を下方へと突出させた概略逆U字
状の波形断面を有したパネルの波間4にスリット3を形
成し、このスリット3に吸込空気を通すようにしてい
る。各スリット3は、いずれも波間4において波頭5を
境にして一方寄りの部分を切欠することにより形成され
ている。すなわち、図1と図2から分かるように、複数
の波を上記所定ピッチで配設し、この波の下方突出端を
波頭5とすると共にこの波頭5の間に波底6を構成し、
上記波頭5を境にして、略水平状の波底6をその一部を
残して切欠いて、吸込空気が通るスリット3を形成する
ものである。
【0018】上記ピッチPは、波間4に指Fが入るよう
に波頭5の高さTの2倍以上、好ましくは3倍程度に設
定されている。ここで波頭5の高さTとは、波底6の外
表面から波頭5の最突出点までの距離を意味する。そし
て例えば、ピッチPを15mmとした場合、波頭5の高
さTは、約5mmとする。さらに波頭5及び波底6の付
近の角部7、7(スリット3を構成することによって形
成される残部の外表面の角部)には丸みRが付されてい
る。また波頭5付近を含めたその全体の表面が光沢仕上
げされている。さらに吸込グリルの材質をポリプロピレ
ンとしている。
【0019】上記構成の吸込グリルでは、図1に示すよ
うにピッチPが十分に大きくて、挿入される指先が上記
波底6の切欠残部に接触するので、指Fに雑巾等をあて
て波間4に挿入すれば、この雑巾等を波底6の切欠残部
まで入れることができ、これで一拭きすれば、この波底
6の切欠残部の汚れが取れる。また角部7、7にRを形
成することによりエッジがなくなるから、角部全体に雑
巾等が接触する。しかも光沢仕上げにより波頭5付近の
表面に細かい凹凸がないので、表面全体に雑巾等が接触
する。そのため、雑巾等で一拭きすれば、波間4の汚れ
が綺麗に取れることから、清掃作業が簡単且つ確実に行
える。また、吸込グリル2をポリプロピレンで成形した
から、耐油性及び耐洗剤性に優れ、割れが生じ難い。し
たがって特に台所などで使用する天井埋込型空気調和機
に採用するのに最適である。
【0020】
【発明の効果】以上のように請求項1の吸込グリルで
は、指に雑巾等をあてて一拭きすれば波間の汚れが取れ
るので、清掃作業が簡単且つ確実に行えることから、特
に台所などで使用する天井埋込型空気調和機に採用する
のに最適である。
【0021】また上記請求項1の吸込グリルでは、雑巾
等をあてた指が波間に挿入可能となるのに好ましい寸法
となり、実用性に優れる。
【0022】さらに請求項のようにすれば、エッジが
なくなった分だけ拭き取れる部分が増すから、清掃性を
更に向上できる。
【0023】また請求項のようにすれば、表面に細か
い凹凸がないので、清掃性を更に向上できる。
【0024】さらに請求項のようにすれば、耐油性及
び耐洗剤性の向上により、割れの発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の吸込グリルの一実施形態の縦断面図
であり、図3におけるA−A線拡大断面図である。
【図2】上記実施形態の吸込グリル周囲に形成された意
匠部分の縦断面図であり、図3におけるB−B線拡大断
面図である。
【図3】上記実施形態の吸込グリルを備えた天井埋込型
空気調和機の底面図である。
【図4】従来例を説明するための部屋の概略図である。
【図5】従来の吸込グリルの縦断面図である。
【符号の説明】
1 下面パネル 2 吸込グリル 3 スリット 4 波間 7 角部 P ピッチ T グリル厚さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西川 克巳 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社 滋賀製作所内 (72)発明者 内田 光陽 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社 滋賀製作所内 (56)参考文献 特開 平6−34156(JP,A) 実開 平5−74618(JP,U) 実開 平4−20922(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 1/00,13/32

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の波を所定ピッチ(P)で並設した
    天井埋込型空気調和機の吸込グリルであって、上記波の
    下方突出端を波頭(5)とすると共にこの波頭(5)の
    間に波底(6)を構成し、上記波頭(5)を境にして、
    波底(6)をその一部を残して切欠いて、吸込空気が通
    るスリット(3)を形成し、上記ピッチ(P)を、挿入
    される指先が上記波底(6)の切欠残部に接触し得るよ
    うに波頭(5)の高さ(T)の2倍以上に設定したこと
    を特徴とする天井埋込型空気調和機の吸込グリル。
  2. 【請求項2】 上記スリット(3)間に設けられる残部
    の外表面の角部(7)に丸みが付されていることを特徴
    とする請求項1の天井埋込型空気調和機の吸込グリル。
  3. 【請求項3】 表面が光沢仕上げされていることを特徴
    とする請求項1又は請求項2の天井埋込型空気調和機の
    吸込グリル。
  4. 【請求項4】 材質がポリプロピレンであることを特徴
    とする請求項1〜請求項3のうちいずれかの天井埋込型
    空気調和機の吸込グリル。
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