JP3323904B2 - 印刷物の読み取り検査方法及びその装置 - Google Patents

印刷物の読み取り検査方法及びその装置

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JP3323904B2
JP3323904B2 JP32129295A JP32129295A JP3323904B2 JP 3323904 B2 JP3323904 B2 JP 3323904B2 JP 32129295 A JP32129295 A JP 32129295A JP 32129295 A JP32129295 A JP 32129295A JP 3323904 B2 JP3323904 B2 JP 3323904B2
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正人 木内
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、偽造、変造防止を
必要とする印刷物が有する曲画線の集合模様に、通常は
肉眼で識別できない潜像を施し、施した潜像を機械的に
検知することによって、真偽判別ができる印刷物の読み
取り検査方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】銀行券、株券、債券等の有価証券、各種
証明書及び重要書類等の印刷物において偽造、変造防止
策は重要な要素である。これら印刷物の偽造、変造防止
策は主に幾何学模様を多用化した図柄をデザインに用い
る方法と、印刷物に対し何等かの手段と作用を加えると
目視では認識できなかった潜像を現出するような方法が
ある。前者の代表的な例は、証券印刷物等のデザインに
広く用いられている地紋、彩紋模様、レリーフ模様等の
幾何学模様を用いたものであるが、前記幾何学模様を用
いた偽造、変造防止策としては、基本的に一定の画線幅
による曲画線の集合によって模様を構成しているもので
ある。これらの模様は印刷物のデザイン等の意匠性を加
味し、且つ写真製版装置による抽出または複写機では再
現されにくい色彩を用いたり、複雑な曲画線にして複写
機及びスキャナーの走査入出力に対し、モアレを発生さ
せたりすることで偽造防止策としての役割を高めている
が、最近では高機能化した写真製版装置または複写機の
出現によって充分な偽造、変造防止効果をもたらしてい
ないという欠点がある。
【0003】また前記の印刷物に対し何等かの手段と作
用を加える後者の代表的な例のうち、最も多く用いられ
ている偽造、変造防止策は、一般的にコピー防止画線と
称する一連の技術で、印刷物中に施された潜像が目視で
は認識できなく、複写機によって複写することにより潜
像が現出するもので、このような複写機による偽造防止
に適する印刷物においては、基紙表面に例えば85線
30%の網点である微細構成素子よりなる文字を表示し
た潜像を銀インキを用いて印刷し、次にこの潜像以外の
余白部に前記潜像より粗または密(例えば150線30
%)の網点で印刷を施すと共に、前記潜像の上面に彩紋
や地紋等の印刷模様を施す、複写による偽造防止に適す
る潜像入り印刷物(特開昭57−20395号公報)が
あり、また用紙の表面に網点で潜像を印刷し、万線で
潜像と同濃度の背景を同時印刷し、背景を含む潜像の上
面に装飾模様をコピーで再現されない程度の薄色の透明
性インキで重ね刷りすることにより、印刷物表面を体裁
よく仕上げ、コピーにかけると模様は見えなくなり、背
景は再現されると共に潜像は再現されず、背景と潜像の
濃度差が歴然となって複写物であることが一見して分か
る、複写防止に適する印刷物(特開昭60−79991
号公報)があり、更に150線10%の網点よりなる
潜像をそなえ、且つ潜像周囲の白地面に50〜60線1
0%程度の万線よりなる背景を備えた潜像版を用いて、
用紙の表面に濃色の印刷を施し、背景の万線と干渉した
時にモアレ模様を形成する平行線よりなる波形パターン
を備えたオーバープリント版を用いて、用紙表面に複写
機で再生されない淡色の重ね刷りを施すことにより、印
刷物の表面は肉眼を幻惑するモアレ模様が形成されるの
で潜像の存在は識別困難となり、複写機にかけると潜像
と波形パターンは再生されずに背景のみが再生されるの
で、潜像が背景と区別して認められる、印刷物における
複写防止用潜像カムフラージ法(特開昭60−8738
0号公報)等が開示されている
【0004】前記公報等による印刷物はいずれも網点も
しくは万線等の点及び線が一定周期で連続配置する画線
群(以下、スクリーンパターンと称する)の粗密によっ
て潜像が施され、印刷面全体の模様が均一濃度を持った
スクリーンパターンとなっている。前記潜像が施された
印刷物を複写機によって複写した際、再生されない密構
成のスクリーンパターンと、再生される粗構成のスクリ
ーンパターンとは濃度差が生じて、再生される粗構成の
スクリーンパターンに対し再生されない密構成のスクリ
ーンパターンの潜像部分を現出するようにして、複写物
であることが一目瞭然となるようにしたものである。し
かし前記公報はいずれも印刷面全体が均一濃度を持った
スクリーンパターンという特徴から、肉眼視においても
同一印刷面上の異なるスクリーンパターンによって、ス
クリーン形状の違いによる異別感及びスクリーンパター
ンゆえに生ずる潜像の境界線との干渉部により、潜像の
存在を識別できてしまう欠点を有している。従って前記
欠点を解決する方法として、前記公報等はいずれも潜像
をカムフラージするために別の模様や薄色の透明イン
キ、淡色の重ね刷りを施しているが、前記方法は潜像を
識別しにくくする点では有効であるが、工程数が増え経
済的でないという欠点を有している。
【0005】そこで、本願発明者らは前記従来の技術が
有する欠点を解消する方法として、用紙表面に網点又
は万線等のパターンからなる潜像と、該潜像周囲に前記
潜像とは粗密が異なる白抜きの円形模様や、全面的なス
クリーンパターンに対する部分的なスクリーンパターン
の網点パーセントを増加した同心円模様等で、カムフラ
ージすることを特徴とする複写防止に適する印刷物(特
開平4−170569号公報)によって、潜像をカムフ
ラージするための別の模様や薄色の透明インキさらに
は、淡色の重ね刷りを施さず、かつ該潜像を施した潜像
模様が肉眼では識別されない印刷物を提供した。しか
し、前述のとおり前記〜の従来技術は何れもスクリ
ーンパターンにより潜像を施しているため、カムフラー
ジのために別の模様や薄色の透明インキさらには、淡色
の重ね刷りを必要としない、潜像を施した単色印刷画線
模様そのものを彩紋模様のごとく自由なデザイン化した
模様にしたり、装飾効果をもった美術的な印刷物にする
ことは不可能である。更に前記〜の従来技術の方法
はいずれも網点もしくは万線等の点及び線の粗密からな
るスクリーンパターンでなければならないため、地紋、
彩紋模様を多用している銀行券、株券、債券などの有価
証券等の既存製品に用いるには適さないという欠点があ
った。
【0006】従って、本願発明者らは更に前記〜に
記載の複写防止方法が有する欠点を充分補える方法とし
て、曲画線の集合模様を、潜像を施さない部分を一本
線、潜像を施した部分を二本線以上の画線で表現し、潜
像を施した部分の二本線以上の画線は、二本線以上の画
線の合計の画線幅が、潜像を施さない部分の一本線の画
線の画線幅と等しく、且つ、潜像を施さない部分の一本
線から分岐し、更に、潜像を施さない部分と潜像を施し
た部分の画線上の境界線が、曲画線の集合模様を構成す
る基本曲線と潜像の輪郭線の交点において基本曲線に接
する直線に対し、略直角に交わる直線となることを特徴
とする複写防止模様の作成方法及びその印刷物(特願平
6−206140号)を発明し出願した。更に、本願
出願と同日付けで、前記発明を更に改良した複写防止模
様の作成方法及びその印刷物を出願した。この発明の模
様を有する印刷物は、複写機によって複製すると、二本
線以上で表現した潜像を施した部分は複写機の解像度か
ら再生不能であり、一本線で表現した潜像を施さない部
分と濃淡差が生じることにより真偽判別が可能となる。
これにより、複写防止を必要とする銀行券、株券、債券
等の有価証券、各種証明書及び重要書類等の、地紋、彩
紋模様、レリーフ模様等の曲画線の集合模様に、カムフ
ラージのための重ね刷りも必要とせず、複写機による偽
造、変造防止効果を付与した複写防止模様の作成方法及
び印刷物を提供した。
【0007】また、前記〜の複写防止方法は画線が
単純なスクリーンパターンによって構成されているた
め、今日のデスク・トップ・パブリッシング(以下DT
Pと称する)技術の著しい進歩により、優れたDTPシ
ステムを所持した大掛かりな犯罪組織であれば、本物に
匹敵する偽造物を得ることができるが、本願発明者らに
よる前記の複写防止方法は前記〜の複写防止方法
に比べ高度な画線構成であるため、優れたDTPシステ
ムを用いたとしても、同じように潜像を有する複写防止
印刷物を作成することは困難である。しかし、不心得者
が前記の複写防止方法による印刷物が肉眼による潜像
の非視認性が高い特徴を利用し、始めから一本線の画線
で作成することで、肉眼視においては近似的な画線、即
ち従来のような一本線で表現した画線を有する地紋、彩
紋模様の偽造物を作製する恐れは十分考えられる。
【0008】即ち、前記偽造物の特徴は、画線の潜像成
分を失っていることである。しかし、潜像はあくまでも
肉眼視において識別できないのが常識であるため、印刷
物を特に注意して観察しないと偽造物を本物として誤認
識する恐れがあり、不正行為がまかり通ってしまう危険
性を有している。従って、有効な真偽判別法はその偽造
物を複写機を用い通常の複写条件で複写を行うことであ
る。即ち、これら偽造物は複写機によって複写しても既
に画線の潜像成分を失っているため、本物の印刷物を複
写したように潜像が発現することはない。但し、偽造物
の真偽判別は、複写機による複写物を肉眼視によって確
認することから、一度に大量の確認作業を容易に行うに
は不十分であった。
【0009】このような問題の解決法として、真偽判別
において大量且つ高速処理できる機械読み取り検査方法
が広く採用されているが、今日の印刷物の機械読み取り
検査方法は、磁性インキ、赤外線反射吸収インキ、蛍光
インキ等の機能性インキや、印刷媒体を形成する繊維、
材質、薬品類等による素材を検知するといったこれらの
技術は、人間に感知できない特定の電磁波等に起因する
ものであり、印刷物を作製する上で材料適性に依存する
ものが多く、生産コスト面において経済性の見合う製品
にしか付与することができない。従って、印刷物の生産
コストを特に考慮しない方法は、可視できる一般印刷用
のインキのような印刷材料が適用可能な印刷物上の模様
に対する光学読み取り方法が望ましい。比較的適用が容
易な光学読み取り方法としては、OCR、OMR、バー
コード、二次元コード等が公知であるが、これらの光学
読み取り方法は符号化された印刷画像を用いなければな
らず、当然既存製品に用いる場合は、デザイン、仕様の
変更が要求される。また、これらの光学読み取り方法は
広く市中に出回っている方法でもあり、符号が印刷画線
として可視できるため、知能的犯罪者によって解読され
る危険性も予想され、偽造、変造防止方法としては不十
分である。従って、印刷物の材料適性に依存しない偽
造、変造防止方法で、例えば銀行券、株券、債券等の有
価証券、各種証明書及び重要書類等に適する複写防止適
性を有する模様を機械読み取りによって真偽判別できる
有効な検査方法の技術の開発が望まれている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の点に鑑
みなされたもので、曲画線の集合模様に、通常は肉眼で
識別できない潜像を施すことによって、カムフラージの
ための重ね刷りも必要とせず、複写機による偽造、変造
防止効果を有する複写防止印刷物の、地紋、彩紋模様に
施された目視では識別できない潜像を、画像処理によっ
て容易に検知することにより、印刷物の材料適性に依存
せず、かつ、一度に大量の真偽判別ができる印刷物の読
み取り検査方法及びその装置を提供することを目的とす
るものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
曲画線の集合模様を、潜像を施さない部分を一本線、潜
像を施した部分を二本線以上の画線で表現し、潜像を施
した部分の二本線以上の画線は、二本線以上の画線の合
計の画線幅が、潜像を施さない部分の一本線の画線の画
線幅と等しく、且つ、潜像を施さない部分の一本線から
分岐し、更に、前記潜像を施した部分の二本線以上で一
組となっている画線において、一組ごとの前記画線同士
が交差する部分で、両者一組ごとの前記画線同士を、両
者一組ごとの画線の画線間の内側の範囲内で削除し、潜
像を施さない部分と潜像を施した部分の画線上の境界線
が、曲画線の集合模様を構成する基本曲線と潜像の輪郭
線の交点で基本曲線に接する直線に対し、略直角に交わ
る直線となる複写防止模様を有する印刷物を対象とし
て、前記複写防止模様を光学式画像入力装置で画像とし
て入力し、入力して得た画像信号を画像処理によって2
値化し、2値化した画素の連結成分に収縮を行い、潜像
を施した部分の画線に対応した画素群が完全に除去でき
るまで収縮することによって、潜像を施さない部分の画
線に対応した部分にのみ2値画像を残存させ、残存した
2値画像形状の有無を確認することにより、真偽判別す
る印刷物の読み取り検査方法である。
【0012】第2の発明は、あらかじめ真偽判定部に記
録しておいた、潜像を施さない部分の画線に対応した位
置に残存する真正の2値画像形状と、前記画素群の除去
後の潜像を施さない部分の画線に対応した位置に残存す
る2値画像形状の適否を比較することにより、真偽判別
する印刷物の読み取り検査方法である。
【0013】第3の発明は、曲画線の集合模様を、潜像
を施さない部分を一本線、潜像を施した部分を二本線以
上の画線で表現し、潜像を施した部分の二本線以上の画
線は、二本線以上の画線の合計の画線幅が、潜像を施さ
ない部分の一本線の画線の画線幅と等しく、且つ、潜像
を施さない部分の一本線から分岐し、更に、前記潜像を
施した部分の二本線以上で一組となっている画線におい
て、一組ごとの前記画線同士が交差しようとする部分
で、両者一組ごとの前記画線同士を、両者一組ごとの画
線の画線間の内側の範囲内で削除し、潜像を施さない部
分と潜像を施した部分の画線上の境界線が、曲画線の集
合模様を構成する基本曲線と潜像の輪郭線の交点で基本
曲線に接する直線に対し、略直角に交わる直線となる複
写防止模様を有する印刷物を対象として、前記複写防止
模様を画像化するために画像入力を行うための光学式画
像入力部と、該光学式画像入力部で入力して得た画像信
号を2値化し、2値化した画像の収縮により、入力画像
上の潜像を施した部分の画線が対応する画素群の除去を
図る画像処理部と、該画像処理部で得られた潜像を施さ
ない部分の画線に対応した位置に残存する2値画像形状
を認識、又は比較、照合することにより真偽を判定する
真偽判定部と、該真偽判定部で判定された結果を表示す
る表示部よりなる印刷物の読み取り検査装置である。
【0014】第4の発明は、前記潜像を施した部分の二
本線以上の画線のうち、一本線の画線に対応する2値画
像の画像幅方向において、該画像幅が2画素以上の画素
によって構成するように、前記光学式画像入力部の解像
度を設定した前記印刷物の読み取り検査装置である。
【0015】第5の発明は、前記残存する2値画像形状
をCRTモニター上に顕像化することにより真偽判別す
る前記印刷物の読み取り検査方法である。
【0016】第6の発明は、前記複写防止模様の潜像を
施した画線が交差する部分と対置する部分に残存する小
数画素を、面積除去する前記印刷物の読み取り検査方法
である。
【0017】第7の発明は、前記複写防止模様の潜像を
施した画線が交差する部分と対置する部分に残存する小
数画素を除去するために、前記画像処理部に面積除去の
処理部を設けた前記印刷物の読み取り検査装置である。
【0018】第8の発明は、画像処理部において、前記
残存2値画像形状を有する画素の連結成分に膨張を行
い、新たな画素群を与えることにより、顕像の状態を更
に強調した画像としてCRTモニターに出力を可能とす
る前記印刷物の読み取り検査方法である。
【0019】第9の発明は、画像処理部において、前記
残存2値画像形状を有する画素の連結成分に膨張を行
い、新たな画素群を与えた可視像として出力するため
に、表示部にCRTモニターを設けた前記印刷物の読み
取り検査装置である。
【0020】第10の発明は、前記可視像をプリンター
により出力することにより真偽判別する前記印刷物の読
み取り検査方法である。
【0021】第11の発明は、前記可視像を出力し、真
偽判別するために表示部にプリンターを設けた前記印刷
物の読み取り検査装置である。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の印刷物の読み取り検査方
法及びその装置は、曲画線の集合模様を、潜像を施さな
い部分を一本線、潜像を施した部分を二本線以上の画線
で表現し、潜像を施した部分の二本線以上の画線は、二
本線以上の画線の合計の画線幅が、潜像を施さない部分
の一本線の画線の画線幅と等しく、且つ、潜像を施さな
い部分の一本線から分岐し、更に、前記潜像を施した部
分の二本線以上で一組となっている画線において、一組
ごとの前記画線同士が交差する部分で、両者一組ごとの
前記画線同士が、両者一組ごとの画線の画線間の内側の
範囲内で削除し、潜像を施さない部分と潜像を施した部
分の画線上の境界線が、曲画線の集合模様を構成する基
本曲線と潜像の輪郭線の交点で基本曲線に接する直線に
対し、略直角に交わる直線となる複写防止模様を有する
印刷物を、CCDカメラまたは光学式スキャナで画像と
して入力し、入力して得た画像信号を画像処理によって
2値化し、2値化した画素の連結成分に収縮を行い、潜
像を施した部分の画線に対応した画素群が完全に除去で
きるまで収縮することによって、潜像を施さない部分の
画線に対応した部分に画素群が残存したものを真正と
し、残存しないものを偽造と判定する。更に、除去後の
残存2値画像形状が、あらかじめ真偽判定部に記録して
おいた、潜像を施さない部分の画線に対応した位置に残
存する真正の2値画像形状と比較して、適正であるもの
を真正とし、不適正であるとしたものを偽造と判定す
る。また、残存した2値画像形状を有する画素の連結成
分に膨張を行うことによって、印刷物に施してあった潜
像が2値画像としてCRTモニターに可視像として写し
出すことができるから、目視でも容易に印刷物上の潜像
を視認でき、真偽判別ができる。更に、例えば偽造と判
定した場合の確認用など、必要に応じて前記可視像をプ
リンターにより出力できるから、より確実な真偽判別が
できる。
【0023】
【実施例】本発明による印刷物の読み取り検査方法は、
図1のシステムフローチャートに示すように、印刷物上
の複写防止模様を画像として入力する光学式画像入力部
と、2値化した画像の収縮処理を行い、入力画像上の潜
像を施した部分の画像が位置する画像情報の除去及び画
像の膨張処理を図る画像処理部と、潜像を施さない部分
に残存する2値画像形状を認識する、又は比較、照合す
る真偽判定部と、前記判定部での判定結果を表示した
り、必要に応じて前記2値画像形状をCRTモニターや
プリンターで可視像として表示する表示部からなる印刷
物の読み取り検査装置によって、検査対象である印刷物
上の複写防止模様の真偽を検査する方法であるが、本発
明の印刷物の読み取り検査装置に用いる光学式画像入力
装置(CCDカメラまたは光学式スキャナ)や画像処理
装置等の機器は特に限定するものではなく、汎用の機器
で可能である。又、真偽判定部での2値画像形状での認
識や比較照合のための画像処理方法は、一般的に用いら
れているパターン認識法やいき値法等により可能であ
る。以下、本発明を銀行券、株券、債券等の有価証券等
に多く用いられている、曲画線の集合模様である彩紋模
様を用いた例によって詳細に説明するが、本実施例によ
って何等限定されるものではない。
【0024】まず、本発明の印刷物の読み取り検査方法
に適する印刷物は、図2に示す従来の印刷物(1)が、
彩紋模様(2)の一本線の画線(3)によって形成され
ているのに対し、一例として図3に示すように、印刷物
(4)の彩紋模様(5)は潜像を施した部分(6)の二
本線の画線(7)と、潜像を施さない部分の一本線の画
線(8)によって構成している。潜像を施した部分の二
本線の画線(7)の各々の画線幅は58μmであり、潜
像を施さない部分の一本線の画線(8)は116μmの
画線幅を有しており、前記潜像を施した部分の二本線の
画線(7)の内間隔は50μmである。前記印刷物
(4)は、用紙に市販のコート紙(SKコート)を用
い、インキのレオロジー適性を、一般的な適性である粘
度99ポアズ、タック値4.4とした市販のオフセット
インキ(グレー)でオフセット印刷を行い、作製するも
のであり、画線のベタ濃度は0.36、紙地の濃度は
0.09である。
【0025】次に前記被検査体(印刷物)を、画像入力
部において2,200ppiで画像入力を行う。図4で
示す入力画像(9)を、図5に示す2値画像(10)に
変換する。本例では入力画像(9)を連続調画像で入力
し、入力画像の濃度レベルは0〜255段階(0は高濃
度で255は低濃度である。)のうち、画線の濃度レベ
ルは188、紙地の濃度レベルは255である。従って
2値化のしきい値を250に設定する。但し、本例では
入力画像(9)を連続調画像として入力しているが、高
解像度入力では画線と非画線(紙地)の境界を明瞭にと
らえるので、2値化のしきい値は画線と紙地が区別でき
るような設定を行えば良いため、必ずしも連続調画像で
入力しなくとも良い。従って2値化に際しては、画像処
理部のみで2値化するだけでなく、あらかじめ光学式画
像入力装置の入力できる画像濃度領域を固定して、画像
の入力時から既に2値状態となるように読み取っても良
い。
【0026】次に、本実施例の潜像を施した部分の画線
幅を58μmで画線設計しているので、この模様の入力
条件は前述のとおり2,200ppiであるので、入力
画線に対応する潜像を施した部分の画素は5〜8画素と
なるので、図6の画像中の潜像境界部の拡大図のように
2値画像(10)の単位画素(11)を、2値画像(1
0)の画素の連結成分の輪郭部(12)に対し、収縮に
よって3画素づつ一層ごとに画素を取り除き(図中の○
△×で示す画素)、入力画像上の潜像を施した部分の二
本線の画線(7)に対応する画素群(13)を除去す
る。これにより、入力画像上の潜像を施した部分の二本
線の画線(7)は4つの輪郭部で構成されているのに対
し、入力画像上の潜像を施さない部分の画線(8)は2
つの輪郭部で構成されているので、入力画像上の潜像を
施さない部分の画線(8)に対応する画素群(14)の
一部が除去されずに、潜像を施さない部分の画線に対応
した部分にのみ2値画像が残存する。従って、前記2値
画像が残存したものを真正とし、残存しないものを偽造
と判定する。更に、潜像を施さない部分に残存する2値
画像形状は、前述した画素の連結成分の輪郭部(12)
に対し3画素づつ一層ごとに画素を取り除く方法である
限り、図7の模式図に示したような形状が真正なもので
あるから、あらかじめ前記した真正な2値画像形状を、
図1の真偽判定部の真正画像ファイルに保存しておき、
画像処理部から送られてくる被検査体の画像形状と比
較、照合することにより、本発明に適応する画線構成と
類似した偽造品の真偽判別も可能となる。
【0027】また、本発明は、銀行、入国管理審査等の
窓口業務においては、検査担当者立会いによる目視の検
査も真偽判別における重要な要素であるため、印刷物の
読み取り検査を、潜像の顕像化を目視で確認することに
よって行うことも可能としているが、前記潜像を施さな
い部分の画線(8)に対応した部分に2値画像(15)
が得られ、真偽判別が可能となった段階で、前記印刷物
(4)の彩紋模様(5)を仮に可視化した場合は、図8
に示すように施した潜像が顕像化した状態となる。*こ
のような、本発明に用いる被検査体(印刷物)の画線の
特徴は、曲画線の集合模様を、潜像を施さない部分を一
本線、潜像を施した部分を二本線以上の画線で表現し、
潜像を施した部分の二本線以上の画線は、二本線以上の
画線の合計の画線幅が、潜像を施さない部分の一本線の
画線の画線幅と等しく、且つ、潜像を施さない部分の一
本線から分岐し、更に、前記潜像を施した部分の二本線
以上で一組となっている画線において、一組ごとの前記
画線同士が交差する部分で、両者一組ごとの前記画線同
士を、両者一組ごとの画線の画線間の内側の範囲内で削
除することにより、本発明の複写防止模様を全体で見た
際、前記模様中の曲画線に交差する部分が存在するよう
に見えても、実際には潜像を施した部分においては画線
同士の交差が存在していない。従って、交差した部分の
高濃度化並びに多画素化が防止されているので、2値化
し収縮したのち、図3の潜像を施した部分の二本線の画
線(7)が交差する部分(16)と対置する部分で除去
できなかった図8の残存画素群(16' )の数は、前記
潜像を施した部分の二本線以上で一組となっている画線
において、一組ごとの前記画線同士が交差する部分で、
両者一組ごとの前記画線同士が、両者一組ごとの画線の
画線間の内側の範囲内で削除しない印刷物を2値化し収
縮する、先に発明し出願した複写防止模様の作成方法に
よる残存画素群の除去量に比べて顕著に少ないのが特徴
であり、これにより更に検査における視認性を高めるこ
とも可能である。
【0028】そこで、視認性を有効に作用させるため
に、図1に示す面積除去の処理部で小数画素で形成され
る残存画素群(16' )の除去を行う。これにより、図
9のように潜像を施した部分が完全に除去された2値画
像(15)を得ることができる。更に、真偽判定者が一
見して本物か偽物かを容易に認識できるように、図10
の潜像境界部の拡大図で示す、前記2値画像(15)の
画素の連結成分の輪郭部(17)に対し、均等に新たに
任意の数の画素(18)を与えて膨張処理を施す。(本
実施例では6画素)これによって図3の印刷物(4)に
施してあった潜像が、図11のような膨張画像(19)
即ち潜像が顕像の2値画像となり、CRTモニターに出
力することにより、真偽判別を容易に行うことができ
る。更に、例えば偽造と判定した場合の確認用など、必
要に応じて前記顕像の2値画像をプリンターにより出力
できるから、窓口業務の検査担当者が容易に真偽判別す
ることができ、前述した機械による真偽判別と目視によ
る真偽判別の二重確認を可能にしている。
【0029】
【発明の効果】従来の印刷物の真偽判別において、大量
且つ高速処理できる機械読み取り検査方法としては、磁
性インキ、赤外線反射吸収インキ、蛍光インキ等の機能
性インキや、印刷媒体を形成する繊維、材質、薬品類等
による素材を検知するといった材料適性に依存したもの
であったが、本発明の印刷物の読み取り検査方法は、一
般的に用いられている印刷用インキに適用可能な印刷材
料に印刷された模様に対する光学読み取り方法であり、
銀行券、株券、債券等の有価証券、各種証明書及び重要
書類等の地紋、彩紋模様、レリーフ模様等の曲画線の集
合模様に、潜像が施されているのを識別できない特徴を
有効に活用し、複写機による偽造物作製の抑止効果だけ
でなく、容易に印刷物上の潜像を検知できる読み取り検
査方法及びその装置によって、印刷物の材料適性に依存
せず、かつ、一度に大量の真偽判別が可能となる。これ
により複写防止適性を有し、且つ読み取り検査によって
真偽判別できる印刷物は、本発明の読み取り検査方法に
よって、安易に複写機で偽造するといった単純犯罪だけ
でなく、組織化した偽造グループのような高度な犯罪に
対し、一層向上した偽造、変造防止効果がある。また、
印刷物中の潜像を顕像化した画像をCRTモニターに出
力することにより銀行、入国管理審査等の窓口業務の検
査担当者が容易に真偽判別でき、機械による真偽判別と
目視による真偽判別の二重確認を可能にしている。更
に、例えば偽造と判定した場合の確認用など、必要に応
じて前記顕像化した画像をプリンターにより出力できる
から、より確実な真偽判別ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の印刷物の読み取り検査装置のシステ
ムフローチャートを示す。
【図2】 従来の彩紋模様を有する印刷物及び前記模様
の拡大図を示す。
【図3】 本発明の複写防止彩紋模様を有する印刷物及
び前記模様の拡大図を示す。
【図4】 印刷物の読み取り検査装置で入力した画像を
示した図。
【図5】 入力画像から変換した2値画像を示した図。
【図6】 画像中の潜像境界部の拡大図を示す。
【図7】 画素が残存した状態の模式図を示す。
【図8】 残存画素群があるまま潜像が除去された2値
画像を示した図。
【図9】 残存画素群と潜像が完全に除去された2値画
像を示した図。
【図10】 潜像が除去された2値画像に膨張処理を行
った潜像境界部の拡大図を示す。
【図11】 潜像が除去された2値画像に膨張処理を行
った2値画像を示した図。
【符号の説明】
1 従来の彩紋模様を有する印刷物 2 従来の彩紋模様 3 従来の印刷物の彩紋模様の画線 4 潜像を施した彩紋模様の印刷物 5 潜像を施した彩紋模様 6 潜像を施した部分 7 潜像を施した部分の画線 8 潜像を施さない部分の画線 9 入力画像 10 入力画像の2値画像 11 2値画像の単位画素 12 2値画像の画素の連結成分の輪郭部 13 潜像を施した部分の画線に対応する画素群 14 潜像を施さない部分の画線に対応する画素群 15 潜像を施さない部分の画線に対応する2値画像 16 潜像を施した画線が交差する部分 16’ 潜像を施した画線が交差する部分の残存画素群 17 潜像を施さない部分の画線に対応する2値画像
の画素の連結成分の輪郭部 18 膨張処理で生ずる画素群 19 膨張画像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07D 7/00 - 7/20 B41M 3/00,3/14 B42D 15/00 G06T 1/00,7/00 G06G 21/04

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曲画線の集合模様を、潜像を施さない部
    分を一本線、潜像を施した部分を二本線以上の画線で表
    現し、潜像を施した部分の二本線以上の画線は、二本線
    以上の画線の合計の画線幅が、潜像を施さない部分の一
    本線の画線の画線幅と等しく、且つ、潜像を施さない部
    分の一本線から分岐し、更に、前記潜像を施した部分の
    二本線以上で一組となっている画線において、一組ごと
    の前記画線同士が交差する部分で、両者一組ごとの前記
    画線同士を、両者一組ごとの画線の画線間の内側の範囲
    内で削除し、潜像を施さない部分と潜像を施した部分の
    画線上の境界線が、曲画線の集合模様を構成する基本曲
    線と潜像の輪郭線の交点で基本曲線に接する直線に対
    し、略直角に交わる直線となる複写防止模様を有する印
    刷物を対象として、前記複写防止模様を光学式画像入力
    装置で画像として入力し、入力して得た画像信号を画像
    処理によって2値化し、2値化した画素の連結成分に収
    縮を行い、潜像を施した部分の画線に対応した画素群が
    完全に除去できるまで収縮することによって、潜像を施
    さない部分の画線に対応した部分にのみ2値画像を残存
    させ、残存した2値画像形状の有無を確認することによ
    り、真偽判別することを特徴とする印刷物の読み取り検
    査方法。
  2. 【請求項2】 あらかじめ真偽判別部に記録しておい
    た、潜像を施さない部分の画線に対応した位置に残存す
    る真正の2値画像形状と、前記画素群の除去後の潜像を
    施さない部分の画線に対応した位置に残存する2値画像
    形状の適否を比較することにより、真偽判別することを
    特徴とする前記請求項第1項記載の印刷物の読み取り検
    査方法。
  3. 【請求項3】 曲画線の集合模様を、潜像を施さない部
    分を一本線、潜像を施した部分を二本線以上の画線で表
    現し、潜像を施した部分の二本線以上の画線は、二本線
    以上の画線の合計の画線幅が、潜像を施さない部分の一
    本線の画線の画線幅と等しく、且つ、潜像を施さない部
    分の一本線から分岐し、更に、前記潜像を施した部分の
    二本線以上で一組となっている画線において、一組ごと
    の前記画線同士が交差する部分で、両者一組ごとの前記
    画線同士を、両者一組ごとの画線の画線間の内側の範囲
    内で削除し、潜像を施さない部分と潜像を施した部分の
    画線上の境界線が、曲画線の集合模様を構成する基本曲
    線と潜像の輪郭線の交点で基本曲線に接する直線に対
    し、略直角に交わる直線となる複写防止模様を有する印
    刷物を対象として、前記複写防止模様を画像化するため
    に画像入力を行うための光学式画像入力部と、該光学式
    画像入力部で入力して得た画像信号を2値化し、2値化
    した画像の収縮により、入力画像上の潜像を施した部分
    の画線が対応する画素群の除去を図る画像処理部と、該
    画像処理部で得られた潜像を施さない部分の画線に対応
    した位置に残存する2値画像形状を認識、又は比較、照
    合することにより真偽を判別する真偽判定部と、該真偽
    判定部で判定された結果を表示する表示部よりなること
    を特徴とする印刷物の読み取り検査装置。
  4. 【請求項4】 前記潜像を施した部分の二本線以上の画
    線のうち、一本線の画線に対応する2値画像の画線幅方
    向において、該画線幅が2画素以上の画素によって構成
    するように、前記光学式画像入力部の解像度を設定した
    ことを特徴とする前記請求項第3項記載の印刷物の読み
    取り検査装置。
  5. 【請求項5】 前記残存する2値画像形状をCRTモニ
    ター上に顕像化することにより真偽判別することを特徴
    とする前記請求項第1項、第2項記載の印刷物の読み取
    り検査方法。
  6. 【請求項6】 前記複写防止模様の潜像を施した画線が
    交差する部分と対置する部分に残存する小数画素を、面
    積除去することを特徴とする前記請求項第1項、第2
    項、第5項記載の印刷物の読み取り検査方法。
  7. 【請求項7】 前記複写防止模様の潜像を施した画線が
    交差する部分と対置する部分に残存する小数画素を除去
    するために、前記画像処理部に面積除去の処理部を設け
    たことを特徴とする前記請求項第3項、第4項記載の印
    刷物の読み取り検査装置。
  8. 【請求項8】 画像処理部において、前記残存2値画像
    形状を有する画素の連結成分に膨張を行い、新たな画素
    群を与えることにより、顕像の状態を更に強調した画像
    としてCRTモニターに出力を可能とすることを特徴と
    する前記請求項第1項、第2項、第5項、第6項記載の
    印刷物の読み取り検査方法。
  9. 【請求項9】 画像処理部において、前記残存2値画像
    形状を有する画素の連結成分に膨張を行い、新たな画素
    群を与えた可視像として出力するために、表示部にCR
    Tモニターを設けたことを特徴とする前記請求項第3
    項、第4項、第7項記載の印刷物の読み取り検査装置。
  10. 【請求項10】 前記可視像をプリンターにより出力す
    ることにより真偽判別することを特徴とする前記請求項
    第1項、第2項、第5項、第6項、第8項記載の印刷物
    の読み取り検査方法。
  11. 【請求項11】 前記可視像を出力し、真偽判別するた
    めに表示部にプリンターを設けたことを特徴とする前記
    請求項第3項、第4項、第7項、第9項記載の印刷物の
    読み取り検査装置。
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